JP3577018B2 - 車両のフロントグリル周りの吸気構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のフロントグリル周りの吸気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両前部のフロントグリルから取入れた走行風を吸気ダクトを介してエンジン用エアクリーナへ導くようにした吸気構造としては、種々の型式のものが実用化されたおり、例えば実開平5−34019号公報「車両吸気ダクトの吸気取入構造」(以下、「従来の技術」と言う)が知られている。
【0003】
上記従来の技術は、同公報の図2、図3及び図6に示される通り、車体1(符号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)の前部にクロスメンバとしてのシュラウドアッパー3を設け、シュラウドアッパー3の下にラジエータ4を配置し、シュラウドアッパー3のすぐ前に車幅方向に細長い水平状のシールボード5を配置し、シュラウドアッパー3のすぐ後にエンジン用吸気取入ダクト9の吸気取入口10を配置した吸気取入構造である。
【0004】
シールボード5は、シールボード右分割体5Aとシールボード左分割体5Bとに左右2分割した部材であって、シールボード右分割体5Aとシールボード左分割体5Bの各端部同士を車体中央で上下にオーバラップさせ、オーバラップした部分の上下間の隙間を空気通路22としたものである。
【0005】
ラジエータ4の前を覆ったグリル部から取入れた空気流(走行風)は、シールボード5の下方を通り、シールボード5の左右両側及び空気通路22からシールボード5の上方へ方向転換し、吸気取入口10からエンジン用吸気取入ダクト9へ流れる。上記従来の技術は、このようにして、エンジンに供給する空気量を確保できるとともに、空気流に混じっている水滴等の異物を分離できるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の技術は、シールボード右分割体5Aとシールボード左分割体5Bを用いて端部同士を上下にオーバラップさせる構造なので、部品数が多く構造が複雑である。
【0007】
そこで本発明の目的は、少ない部品数で簡単な構造によって、フロントグリルからエンジン用吸気ダクトに取入れる走行風の風量を確保できるとともに、走行風に混じっている異物を分離できる吸気構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車両前部にエンジン用ラジエータを配置し、このエンジン用ラジエータの前をフロントグリルで覆った車両において、エンジン用ラジエータの上にエンジン用吸気ダクトの吸気口を配置し、この吸気口を車幅中心から左又は右にオフセットさせるとともにフロントグリル側へ向け、このフロントグリルのうち吸気口に臨む部分の全体にわたって閉塞した閉塞部を一体に設けたことを特徴とする車両のフロントグリル周りの吸気構造である。
【0009】
車両を走行させることで、フロントグリルから走行風を取入れることができる。フロントグリルのうち吸気口に臨む部分の全体にわたって閉塞したので、フロントグリルから吸気口へ走行風が直接入ることはない。フロントグリルのうち閉塞部の無い部分から取入れた走行風は、車幅中心から左又は右にオフセットされた吸気口に方向転換して入る。このように走行風を方向転換させてから吸気口に入れるようにしたので、走行風に混じっている水滴等の異物を極力分離することができる。しかも、フロントグリルから吸気口までの走行風の通過抵抗を極力低減させることができるので、エンジン用吸気ダクトに取入れる走行風の風量を確保することができる。
さらには、フロントグリルに閉塞部を一体に設けたので、走行風の流れを転換するための部材を新たに設ける必要はない。従って、車両のフロントグリル周りの吸気構造を少ない部品数で簡単な構造にすることができる。
【0010】
さらに請求項1は、フロントグリルから取入れた走行風を前記吸気口へ導くべく、閉塞部、エンジン用ラジエータと吸気口との間の下部カバー、吸気口の上の上部カバー及び吸気口の後の後部カバーで囲った導風空間を設け、フロントグリル、下部カバー、上部カバー及び後部カバーは樹脂成形品であり、上部カバー及び後部カバーは、車体フレームの前部上部で車幅方向に延びたアッパクロスメンバよりも前に配置し、このアッパクロスメンバに上部カバー及び後部カバーの両方を取付けたことを特徴とする。
【0011】
閉塞部を一体に設けたフロントグリル、下部カバー、上部カバー並びに後部カバーは、導風空間を構成するだけなので、比較的小さい荷重で変形し得るものであり、変形可能量は比較的大きい。
車両が前方の障害物に衝突したときに、フロントグリルやカバーは衝突エネルギーによって変形し得る。変形することで、衝突エネルギーをある程度吸収して、緩和することができる。従って、エンジンルーム内の各種機器を障害物から保護することができるとともに、障害物への衝撃も緩和することができる。
【0012】
請求項2は、下部カバーのうち、導風空間に臨む面を凹凸面とすることで、走行風に混じった雨水や塵等の異物を凹凸面で分離するように構成したことを特徴とする。
導風空間内を車幅方向へ流れる走行風に混じった雨水や塵等の異物を凹凸面で分離することができる。従って、走行風に混じった異物を分離する効果を、より高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0014】
図1は本発明に係る車両のフロントグリル周りの吸気構造の斜視図(その1)であり、車両10の前部に且つ車幅中央にエンジン用ラジエータ30を配置し、このラジエータ30の前をフロントグリル40で覆った構成を正面から見た図である。ラジエータ30はフロントバルクヘッド21の前に配置し、車両10を走行させたときの走行風を、前方からフロントグリル40を介して取入れるようにしたものである。
【0015】
フロントバルクヘッド21は車体フレーム20の前部部材であって、前部上部で車幅方向に延びたアッパクロスメンバ22と、前部下部で車幅方向に延びたロアクロスメンバ23と、アッパ・ロアクロスメンバ22,23間に掛け渡した左右のサイドステイ24,24とからなる。
【0016】
図2は本発明に係る車両のフロントグリル周りの吸気構造の正面図であり、このフロントグリル40のうち、右半分側、すなわち図の左側に上下4つの導風口(上から順に第1右導風口41、第2右導風口42、第3右導風口43及び第4右導風口44)を開け、車幅中心CL位置に上下2つの導風口(上から順に第1中央導風口45及び第2中央導風口46)を開け、左半下半分側、すなわち図の右側における下半部に2つの導風口(上から順に第1左導風口47及び第2左導風口48)を開けたことを示す。
フロントグリル40のうち左上部分は導風口を設けずに閉塞することで、この閉塞部分を閉塞部49としたものである。本発明は、このようにしてフロントグリル40に閉塞部49を設けたことを特徴とする。
【0017】
図3は本発明に係る車両のフロントグリル周りの吸気構造の斜視図(その2)であり、フロントグリル40(図1参照)を外した構成を正面から見た図である。さらに、ラジエータ30の上にエンジン用吸気ダクト50の吸気口51を配置し、この吸気口51を車幅中心から左(図の右)にオフセットさせるとともにフロントグリル40側、すなわち前方へ向けたことを示す。
吸気ダクト50は、吸気口51から取入れた走行風Ai(外気、空気流)を図示せぬエンジン用エアクリーナへ導く通風路である。
【0018】
この吸気構造は、ラジエータ30と吸気口51との間に下部カバー60を設け、吸気口51の上に上部カバー70を設け、吸気口51の後に後部カバー80を設けたものである。
下部カバー60は、ラジエータ30を図のように正面から見たときに、吸気口51のある左半分(すなわち図の右半分)にわたって、ラジエータ30の上を覆う短いほぼ水平な平板であり、吸気口51の下でラジエータ30の上からフロントグリル40側へ延びる。
【0019】
上部カバー70は、車幅方向全体にわたってラジエータ30の上並びに吸気口51の上を覆うほぼ水平な細長い平板であり、吸気口51の上でフロントグリル40側へ延びる。
後部カバー80は、下部カバー60の後部で下部カバー60と同様に左半分のみ設けた第1後部カバー81と、第1後部カバー81の右隣に右半分のみ設けた第2後部カバー85とを、横1列に並べたものである。
図中、31はラジエータ30給液口、72,73は点検口である。
【0020】
ここで一旦図2に戻って説明を続ける。図2は、フロントグリル40のうち吸気口51に臨む部分の全体にわたって閉塞した上記閉塞部49を設けたことを示す。吸気口51の前を閉塞部49で囲うことができる。
【0021】
図4は図2の4−4線断面図であり、フロントグリル40周りのうち右半分側の縦断面構造を示す。
この図は、アッパクロスメンバ22の上から前方へ上部カバー70を延し、この上部カバー70の前端にフロントグリル40の上端を嵌合にて取外し可能に結合し、上部カバー70の前後方向途中で上部カバー70の下面近傍からラジエータ30の上部へ向って第2後部カバー85を延したことを示す。第2後部カバー85は、図示せぬエンジンの放熱を遮るための遮熱カバーの役割を兼ねる。図中、95はフードである。
【0022】
図5は図2の5−5線断面図であり、フロントグリル40周りのうち車幅中心の縦断面構造を示す。この図も上記図4と同様の構成であることを示す。図中、96はステーである(図2も参照)。
【0023】
図6は図2の6−6線断面図であり、フロントグリル40周りのうち左半分側の縦断面構造を示す。この図は、アッパクロスメンバ22の上に上部カバー70をクリップ71で取外し可能に取付けたこと、及び、下部カバー60の前端をフロントグリル40の背面近傍まで延したことを示す。下部カバー60の前端は、第1左導風口47よりも上位にある。
下部カバー60は、後端に第1後部カバー81の下端を一体に形成した一体成形品である。第1後部カバー81は、ラジエータ30の上を覆いつつ後上方へ向って延び、さらに、上部カバー70の前後方向途中の下面近傍まで延びる。このような第1後部カバー81は、図示せぬエンジンの放熱を遮るための遮熱カバーの役割を兼ねる。
【0024】
図7は図2の7−7線断面図であり、フロントグリル40周りのうち吸気口51部分の縦断面構造を示す。
この図は、上述のようにラジエータ30の上に吸気口51を配置し、この吸気口51をフロントグリル40側へ向け、このフロントグリル40のうち吸気口51に臨む部分の全体にわたって閉塞した閉塞部49を設けたことを示す。
第1後部カバー81は、上後端をアッパクロスメンバ22の上まで延し、ボルト82にて取外し可能に取付ける。
【0025】
本発明は、フロントグリル40から取入れた走行風Aiを吸気口51へ導くべく、閉塞部49、下部カバー60、上部カバー70及び第1後部カバー81(後部カバー80)で囲った導風空間91を設けたことを特徴とする。
閉塞部49を一体に形成したフロントグリル40、下部カバー60、上部カバー70、第1後部カバー81及び第2後部カバー85(図4参照)は、薄肉の部材であって、しかもポリプロピレン樹脂等の樹脂成形品であり、比較的変形が容易である。
【0026】
ここで一旦図3に戻って説明を続ける。図3は、下部カバー60のうち、導風空間91に臨む面61(上面61)を凹凸面とすることで、走行風Aiに混じった雨水や塵等の異物を凹凸面で分離するようにしたことを示す。具体的には、下部カバー60の上面61に、前後に延びる複数の凸条62・・・を車幅方向に一定ピッチで配列する。このようにして、下部カバー60の上面61を車幅方向に波形(コルゲート状)に形成した。
【0027】
次に、上記構成のフロントグリル40周りの吸気構造の作用について図1、図2、図3及び図7に基づき説明する。
図1において、車両10を走行させることで、フロントグリル40の第1・第2・第3・第4右導風口41〜44、第1・第2中央導風口45,46、第1・第2左導風口47,48から走行風Aiを取入れることができる。フロントグリル40のうち吸気口51(図2参照)に臨む部分の全体にわたって閉塞したので、フロントグリル40から吸気口51へ走行風Aiが直接入ることはない。
【0028】
フロントグリル40のうち第1・第2右導風口41,42並びに第1中央導風口45から(すなわち閉塞部49の無い部分から)取入れた走行風Aiは、図3に示すようにラジエータ30の上部、上部カバー70並びに第2後部カバー85で囲まれた導風路に導かれて車幅方向左側へ方向転換した後に、導風空間91に導かれて吸気口51側へ向う。
【0029】
導風空間91は、図7に示すように閉塞部49、下部カバー60、上部カバー70及び第1後部カバー81で囲まれた、側面視で概ね閉塞された空間である。この閉塞空間に吸気口51が開いているので、走行風Aiは再び方向転換して吸気ダクト50に流れる。この結果、走行風Aiは図示せぬエンジン用エアクリーナへ流れる。
【0030】
このように走行風Aiを方向転換させてから吸気口51に入れるようにしたので、走行風Aiに混じっている水滴等の異物を極力分離することができる。しかも、フロントグリル40から吸気口51までの走行風Aiの通過抵抗を極力低減させることができるので、吸気ダクト51に取入れる走行風Aiの風量を確保することができる。
【0031】
さらには、フロントグリル40に閉塞部49を一体に設けたので、走行風Aiの流れを転換するための部材を新たに設ける必要はない。従って、フロントグリル40周りの吸気構造を少ない部品数で簡単な構造にすることができる。
【0032】
さらにまた、ラジエータ30の上に吸気口51を配置し、この吸気口51をフロントグリル側へ向けたので、ラジエータ30を冷却後の暖かい空気を吸気口51から吸うことはない。従って、吸気口51からエンジンへ常に冷たい外気を入れることができるので、エンジンの性能を十分に発揮させることができる。
【0033】
さらには、ラジエータ30と吸気口51との間に下部カバー60を設け、この下部カバー60の前端をフロントグリル40の背面近傍まで延すとともに、第1左導風口47よりも上位に配置したので、第1左導風口47側から入った走行風Aiと共に水滴や塵、泥などの異物が舞上がって吸気口51に入る心配はない。
【0034】
また、図3に示すように、下部カバー60のうち、導風空間91に臨む面61を凹凸面としたので、導風空間91内を車幅方向へ流れる走行風Aiに混じった雨水や塵等の異物を凹凸面で分離することができる。従って、走行風Aiに混じった異物を分離する効果を、より高めることができる。
【0035】
また、図7に示すように、導風空間91を構成するための部材、すなわち閉塞部49を一体に形成したフロントグリル40、下部カバー60、上部カバー70並びに第1後部カバー81や、第2後部カバー85(図4参照)は、比較的変形が容易である。
これらの部材40,60,70,81で導風空間91を構成するだけなので、部材40,60,70,81は比較的小さい荷重で変形し得るものであり、変形可能量は比較的大きい。
車両10が前方の障害物に衝突したときに、部材40,60,70,81は衝突エネルギーによって変形し得る。変形することで、衝突エネルギーをある程度吸収して、緩和することができる。従って、エンジンルーム92内の各種機器を障害物から保護することができるとともに、障害物への衝撃も緩和することができる。
【0036】
なお、上記実施の形態において、吸気口51を車幅中心から右にオフセットさせてもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、エンジン用ラジエータの上にエンジン用吸気ダクトの吸気口を配置し、この吸気口を車幅中心から左又は右にオフセットさせるとともにフロントグリル側へ向け、このフロントグリルのうち吸気口に臨む部分の全体にわたって閉塞した閉塞部を一体に設けたので、フロントグリルから吸気口へ走行風が直接入ることはない。フロントグリルのうち閉塞部の無い部分から取入れた走行風は、車幅中心から左又は右にオフセットされた吸気口に方向転換して入る。このように走行風を方向転換させてから吸気口に入れるようにしたので、走行風に混じっている水滴等の異物を極力分離することができる。しかも、フロントグリルから吸気口までの走行風の通過抵抗を極力低減させることができるので、エンジン用吸気ダクトに取入れる走行風の風量を確保することができる。
さらには、フロントグリルに閉塞部を一体に設けたので、走行風の流れを転換するための部材を新たに設ける必要はない。従って、車両のフロントグリル周りの吸気構造を少ない部品数で簡単な構造にすることができる。
【0038】
さらに請求項1は、フロントグリルから取入れた走行風を前記吸気口へ導くべく、閉塞部、エンジン用ラジエータと吸気口との間の下部カバー、吸気口の上の上部カバー及び吸気口の後の後部カバーで囲った導風空間を設け、フロントグリル、下部カバー、上部カバー及び後部カバーは樹脂成形品であり、上部カバー及び後部カバーは、車体フレームの前部上部で車幅方向に延びたアッパクロスメンバよりも前に配置し、このアッパクロスメンバに上部カバー及び後部カバーの両方を取付けたことを特徴とする。
閉塞部を一体に設けたフロントグリル、下部カバー、上部カバー並びに後部カバーは、導風空間を構成するだけなので、比較的小さい荷重で変形し得るものであり、変形可能量は比較的大きい。
車両が前方の障害物に衝突したときに、フロントグリルやカバーは衝突エネルギーによって変形し得る。変形することで、衝突エネルギーをある程度吸収して、緩和することができる。従って、エンジンルーム内の各種機器を障害物から保護することができるとともに、障害物への衝撃も緩和することができる。
【0039】
請求項2は、下部カバーのうち、導風空間に臨む面を凹凸面としたので、導風空間内を車幅方向へ流れる走行風に混じった雨水や塵等の異物を凹凸面で分離することができる。従って、走行風に混じった異物を分離する効果を、より高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両のフロントグリル周りの吸気構造の斜視図(その1)
【図2】本発明に係る車両のフロントグリル周りの吸気構造の正面図
【図3】本発明に係る車両のフロントグリル周りの吸気構造の斜視図(その2)
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図2の6−6線断面図
【図7】図2の7−7線断面図
【符号の説明】
10…車両、30…エンジン用ラジエータ、40…フロントグリル、49…閉塞部、50…エンジン用吸気ダクト、51…吸気口、60…下部カバー、61…下部カバーのうち導風空間に臨む面、70…上部カバー、80…後部カバー、81…第1後部カバー、85…第2後部カバー、91…導風空間、Ai…走行風、CL…車幅中心。
Claims (2)
- 車両前部にエンジン用ラジエータを配置し、このエンジン用ラジエータの前をフロントグリルで覆った車両において、前記エンジン用ラジエータの上にエンジン用吸気ダクトの吸気口を配置し、この吸気口を車幅中心から左又は右にオフセットさせるとともに前記フロントグリル側へ向け、このフロントグリルのうち吸気口に臨む部分の全体にわたって閉塞した閉塞部を一体に設け、
前記フロントグリルから取入れた走行風を前記吸気口へ導くべく、前記閉塞部、前記エンジン用ラジエータと前記吸気口との間の下部カバー、吸気口の上の上部カバー及び吸気口の後の後部カバーで囲った導風空間を設け、
前記フロントグリル、前記下部カバー、前記上部カバー及び前記後部カバーは樹脂成形品であり、
前記上部カバー及び前記後部カバーは、車体フレームの前部上部で車幅方向に延びたアッパクロスメンバよりも前に配置し、このアッパクロスメンバに前記上部カバー及び前記後部カバーの両方を取付けたことを特徴とする車両のフロントグリル周りの吸気構造。 - 前記下部カバーのうち、前記導風空間に臨む面を凹凸面とすることで、走行風に混じった雨水や塵等の異物を凹凸面で分離するように構成したことを特徴とする請求項1記載の車両のフロントグリル周りの吸気構造。
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