JP3637478B2 - 自動包装システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の錠剤や小球状或は円盤状等に成形した各種食品類や加工物と言った充填物を、計数しながら一定の数量ずつシール包装することができる自動包装システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば錠剤等の充填物(以下単に充填物と言う)を一定数ずつ自動包装機を用いてシール包装する場合、従来は、供給フイーダーから回転盤に充填物を送り込み、この回転盤に供給数に合せて凹設した各嵌込穴に充填物を嵌込むことによって定数化し、これをシューターを通してバケットコンベヤの各バケットに供給しながら順次自動包装機に送り込むことにより、シール包装していた。
【0003】
図9は上記の自動包装機で使用していた従来の回転盤NXの平面図、図10はこの回転盤NXを用いた従来の計数供給装置STの構成を示した側面図であって、図9に於いてNR…は回転盤NXの上面回転方向に並べて凹設した充填物RT…用の嵌込穴で、図面には6個の嵌込穴NR…を1つの組として複数組設けた6個供給用の回転盤NXが示されているが、この供給数は実施の一例であることは勿論である。
【0004】
また、図10に於いてSAとSBは上記回転盤NXから間欠的に送られて来る6個1組の充填物RT…を下側の排出口SCに向けて送り込むシューターで、CVは排出口SCから供給される計6個1組の充填物RT…を各バケットCT…に収容して自動包装機MPに送り込むバケットコンベヤである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記図面に記載した従来の計数供給装置STは、充填物RT…の供給数を変更する場合に、その都度回転盤NXを供給数に合った数の嵌込穴NR…を設けたものに交換する必要があって、使用操作が頗る複雑で且つコストが高くなる問題があり、加えて、全ての嵌込穴NR…に充填物RTが嵌込まれない場合があって、充填物RTの数が足りない欠品等の問題が多く発生していた。
【0006】
加えて、自動包装機MPの高速化が進んでいる最近、上記回転盤NXを用いた計数供給装置STでは、自動包装機MPの包装スピードに充填物RTの供給スピードが間に合わずに、空袋や数量不足のシール袋がシール成形されてしまう問題もあった。
【0007】
従って本発明の技術的課題は、錠剤等の充填物を決められた数量ずつ供給する場合に、充填物の数の変更に簡単に対応でき、而かも、決められた数の充填物を確実に供給できると共に、充填物の供給スピードをアップすることを可能にすることによって、計数充填の信頼性が高く、また、高速化を可能にした自動包装システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0009】
バケットコンベヤの搬送ラインに沿って並設された複数の計数供給装置と、当該複数の計数供給装置から排出された錠剤等の充填物を受け取り、自動包装機に搬送するバケットコンベヤと、搬送されたバケット毎の充填物をシール包装する自動包装機と、当該複数の計数供給装置と接続され、これ等の計数供給装置をコントロールするパソコン等の制御装置と、で構成された自動包装システムにおいて、
【0010】
(1) 前記請求項1に係る発明では、前記複数の計数供給装置は、供給フィーダーから送られてくる錠剤等の充填物を計数センサーで計数し、バケットコンベヤの各バケットが所定の受け入れ位置にくると排出用センサーがこれを検知して排出シャッターを開いて計数済みの充填物を各バケットに排出し、前記パソコン等の制御装置は、複数の計数供給装置からバケットコンベヤの各バケットに排出された錠剤等の充填物の供給数をトータル的に監視し、1台目の計数供給装置の動作不良により供給数に不足が生じた場合、並設した次位或いは次位以降の計数供給装置がその不足数を補充するように制御することを特徴としている。
【0011】
(2) また、前記請求項2に係る発明では、前記複数の計数供給装置は、供給フィーダーから送られてくる錠剤等の充填物を計数センサーで計数し、バケットコンベヤの各バケットが所定の受け入れ位置にくると排出用センサーがこれを検知して排出シャッターを開いて計数済みの充填物を各バケットに排出し、前記パソコン等の制御装置は、複数の計数供給装置からバケットコンベヤの各バケットに排出された錠剤等の充填物の供給数をトータル的に監視し、前記バケットコンベヤが高速に作動した結果、1台目の計数供給装置の供給数に不足が生じた場合、並設した次位或いは次位以降の計数供給装置がその不足数を 補充するように制御することを特徴としている。
【0012】
上記(1)で述べた請求項1に係る手段によれば、複数の計数供給装置が、計数センサーで計数された錠剤等の充填物をバケットコンベヤの各バケットに排出することができ、また、パソコン等の制御装置は、複数の計数供給装置が各バケットに排出する充填物の供給数をトータル的に監視して、1台目の計数供給装置の動作不良が原因で供給数に不足が生じた場合には、次位或いは次位以降の計数供給装置にその不足数を補充するように制御するため、決められた数の充填物を確実に供給して、計数充填の信頼性を高めることを可能にする
【0013】
上記(2)で述べた請求項2に係る手段によれば、前記バケットコンベヤが高速に作動した結果、1台目の計数供給数に不足が生じた場合でも、パソコン等の制御装置が、次位或いは次位以降の計数供給装置にその不足分を補充させるため、充填物供給のスピードアップを可能にして、自動包装機によるシール包装の高速化を可能にする
【0014】
以上の如くであるから、上記(1)と(2)の手段によって上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る自動包装システムの実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明に係る自動包装システムの平面図で、図2はその側面図、図3は本発明で用いる計数供給装置の側面図、図4は計数供給装置の要部を拡大して示した正断面図であって、図1と図2に於いてXは機台、MPは機台Xの一側に設けた公知の自動包装機、CVは機台Xの上面中央に設けたバケットコンベヤ、CT…はそのバケットで、これ等の各バケットCT…が自動包装機MPに対して決められた数の充填物RT…(図3)を送り込む仕組に成っている。
【0016】
1−A,1−B,1−C,1−D,1−E,1−F,1−Gは、上記バケットコンベヤCVの搬送ラインに沿わせた状態で上記機台Xの上面に並べて設けた錠剤等用計数供給装置を示し、また、1…と3…は各装置1−A〜1−G毎に設けた回転円盤と充填物RT…の供給フイーダー、2…はこれ等各装置1−A〜1−Gを機台X上に支持する支持フレームであって、次に、上記の各錠剤等用計数供給装置1−A〜1−Gの具体的な構成を図3及び図4の記載に従って説明する。
【0017】
上述した各回転円盤1…には、図3に示すようにその外周縁に充填物RTの落下を防止する保護カバー1Gが設けられ、且つ、その全体が支持フレーム2に対して上向きに傾斜した状態に取付けられている。即ち、1Xは取付軸2Aによって支持フレーム2に角度調節自在に取付けた支持ブラケット、1Sはこの支持ブラケット1Xに取付けた円盤回転用モータ(図示省略)の回転軸で、上記の回転円盤1はこの回転軸1Sに取付けられて回転する仕組に成っている。
【0018】
更に上記各回転円盤1の上面には、図5に示すように上記供給フイーダー3から送られて来る充填物RT…嵌め込んで回転移送する多数の嵌込穴1R…が、回転方向に間隔をあけて並設されていて、充填物RTを嵌め込んだ嵌込穴1Rが図3に示した供給口1Zの位置に来ると、各嵌込穴1Rの底面が開放されて嵌め込まれていた充填物RTを下方に落下すると共に、この落下(供給)する充填物RTの数を供給口1Zに設けた計数センサー4が計数するように構成されている。
【0019】
図3と図4に於いて、5は上記供給口1Zから落下して来る充填物RTを受入れる受入口で、全体を略筒状に形成したこの受入口5の内部は、分岐点6を中心にして左右二又の分岐筒6A,6Bに分岐形成され、且つ、分岐点6の上側部には上記の供給口1Zから落下して来る充填物RTを、左右いずれかの分岐筒6A,6Bに振り分けて落下させる振り分けガイド板7(振り分け装置)が設けられている。
【0020】
更に図中、7Aは上記の振り分けガイド板7を左右に振り分け回動する回動軸、7Mはリンクレバー7C及び7B等の連動機構を介して上記の回動軸7Aを回動して、上記の振り分けガイド板7を左右に振り分け回動する振り分け装置用モータで、上記各部材によって構成される振り分け装置の全体は、支持アーム1F及び支持板1Eを用いて上述した支持ブラケット1Xの上側部に支持されている。
【0021】
また、8は上部側に上記左右の分岐筒6A,6Bに通じる左右の分岐通路8A,8Bを設け、下部側には左右の分岐通路8A,8Bを1本にまとめた排出口8Xを設けた構成の分岐供給筒で、各分岐通路8A,8Bの内部には各モータ9M,10Mの回動シャフト9A,10Aに取付けた計数シャッター9,10が設けられていて、各モータ9M,10Mによって分岐通路8A,8Bを交互に(順番に)開閉するように構成されている。
【0022】
更に図中、11は上記排出口8Xを開閉する排出シャッター、11Mは作動レバー11Aを介してこの排出シャッター11を開閉作動するモータで、上述した分岐供給筒8や各モータ9M,10M,11Mを始めとする各部材は、保持板2V,2Wによって上記支持フレーム2の前面側に支持されていて、上記の左右いずれかの分岐筒6A,6B並びに分岐通路8A,8Bを通って送られて来る充填物RTを、上記排出口8XからバケットコンベヤCVの各バケットCT…に落し込むことができるように構成されている。
【0023】
図7は、上述した錠剤等用計数供給装置1−A〜1−Gの電気的構成を説明したブロック図であって、図中、20は制御部の中心を成すCPU、21はシステムプログラムを格納したメモリ、23はこれ等CPU20とメモリ21の間にバス22を介して接続したインターフエイス回路で、このインターフエイス回路23には、上述した計数センサー4と、振り分け装置用モータ7Mと、左右の計数シャッター9,10用のモータ9M,10Mと、排出シャッター用モータ11Mと、バケットコンベヤ用モータCMと、排出シャッター用モータ11Mを作動する排出用センサーCSが接続されていて、夫々がメモリ21に格納されたシステムプログラムによって制御作動される仕組に成っている。
【0024】
尚、上記の排出用センサーCSは、バケットコンベヤCVのバケットCTが受入れ位置に移送されて来ると、これを検知して上記排出シャッター用モータ11Mを駆動し、排出シャッター11を開いて排出口8Xから充填物RTをバケットCTに送り込むことができるように構成されている。
【0025】
図6は、CPU20の監視下でメモリ21に格納されたシステムプログラムに従って制御作動される上記各部材、即ち、計数センサー4、振り分け装置のガイド板7(具体的には振り分け装置用モータ7M)と、左右の計数シャッター9,10(具体的には各シャッター用モータ9M,10M)と、排出シャッター8X(具体的には排出シャッター用モータ11M)の作動タイミングを明示したタイムチャートである。
【0026】
このタイムチャートの記載から明らかなように、本発明ではいずれか一方の分岐通路8A又は8Bに計6個(この数は計数センサー4の操作によって任意に設定可能である)の充填物RT…が溜ると、いずれかの計数シャッター9又は10が開いて充填物RT…を排出口8Xに送り込み、次いで、上記排出用センサーCSからの信号によって排出シャッター11を開いて充填物RT…をバケットコンベヤCVのバケットCTに供給する一方、この間、振り分けガイド板7が送られて来る充填物RT…を他方の分岐通路8B又は8Aに振り分けて、設定数に達すると計数シャッター10又は9を開いて充填物RT…を排出口8Xに送り込むため、この動作の繰返しによって決められた数の充填物RT…を殆んど連続した状態で各バケットCT毎に供給することができる。
【0027】
更に本発明では、上記バケットコンベヤCVの搬送ラインに沿わせて並設した各錠剤等用計数供給装置1−A〜1−G、図8に示すようにパソコン等の制御装置30に接続されていてこの制御装置30が各バケツトCTに対する充填物RT…の供給数(計数センサー4で数を確認する)をトータル的に監視するため、例えば、1台目の計数供給装置1−Aで供給数に不足が生じた場合や、供給が間に合わなかった場合は、2台目の計数供給装置1−B或はそれ以降の計数供給装置1−C…がフオローするため、全てのバケツトCT…に対して決められた数の充填物RT…を送り込むことができるものであって、従って、バケットコンベヤCVの高速化を可能と成し、その結果を、図1並びに図2に示した自動包装機MPの高速運転、即ち、シール包装のスピードアップを可能にする。
【0028】
また、図1並びに図2に示すように複数台(図示の台数は実施の一例である)の錠剤等用計数供給装置1−A〜1−Gを並設した場合には、複数種の決められた数の充填物RT…を各バケツトCT…毎に供給してこれを自動包装機MPでシール包装できるため、例えば、複数種の薬剤等を決められた数だけ混ぜて1つの袋にシール包装することができる。
【0029】
尚、図面には二又に分岐した分岐通路8A,8Bが記載されているが、これは実施の一例であって、分岐通路を三本又はそれ以上の数に分岐して、各通路に充填物RTを順番に振り分けて送り込み、各通路から順次充填物RT…を排出口8Xに送り込んで供給するようにしてもよく、その選択は任意とする。
【0030】
【発明の効果】
以上述べた次第で、本発明に係る自動包装システムによれば、計数供給装置が決められた数の充填物を確実に供給するため、欠品等の問題が発生することがなく、また、供給する充填物の数を変更する場合も、従来のように回転盤を交換する必要がなく、計数センサーを調整するだけで極めて簡単に加減調節することができるため、供給スピードのアップと計数充填の信頼性を高めることができるものであって、例えば、錠剤等の充填物を高速にて正確に、且つ、自動的にシール包装する場合に用いて、洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動包装システムの平面図である。
【図2】 図1に示した自動包装システムの側面図である。
【図3】 本発明で用いる錠剤等用計数供給装置の側面図である。
【図4】 本発明で用いる錠剤等用計数供給装置の要部を拡大して示した正断面図である。
【図5】 回転円盤の平面図である。
【図6】 計数供給装置の動作を説明したタイムチャートである。
【図7】 計数供給装置の電気的構成を説明したブロック図である。
【図8】 計数供給装置の全体を明示した構成図である。
【図9】 従来の回転盤の平面図である。
【図10】 従来の錠剤計数供給装置の構成を説明した側面図である。
【符号の説明】
1−A〜1−G 錠剤等用計数供給装置
1 回転円盤
1R 嵌込穴
1Z 供給口
3 供給フイーダー
RT 錠剤等の充填物
4 計数センサー
5 受入口
7 振り分けガイド板(振り分け装置)
8A,8B 分岐通路
8X 排出口
9,10 計数シャッター
11 排出シャッター
30 パソコン等の制御装置
CV バケツトコンベヤ
CT バケット
MP 自動包装機

Claims (2)

  1. バケットコンベヤの搬送ラインに沿って並設された複数の計数供給装置と、
    当該複数の計数供給装置から排出された錠剤等の充填物を受け取り、自動包装機に搬送するバケットコンベヤと、
    搬送されたバケット毎の充填物をシール包装する自動包装機と、
    当該複数の計数供給装置と接続され、これ等の計数供給装置をコントロールするパソコン等の制御装置と、で構成された自動包装システムにおいて、
    前記複数の計数供給装置は、供給フィーダーから送られてくる錠剤等の充填物を計数センサーで計数し、バケットコンベヤの各バケットが所定の受け入れ位置にくると排出用センサーがこれを検知して排出シャッターを開いて計数済みの充填物を各バケットに排出し、
    前記パソコン等の制御装置は、複数の計数供給装置からバケットコンベヤの各バケットに排出された錠剤等の充填物の供給数をトータル的に監視し、1台目の計数供給装置の動作不良により供給数に不足が生じた場合、並設した次位或いは次位以降の計数供給装置がその不足数を補充するように制御することを特徴とする自動包装システム
  2. バケットコンベヤの搬送ラインに沿って並設された複数の計数供給装置と、
    当該複数の計数供給装置から排出された錠剤等の充填物を受け取り、自動包装機に搬送するバケットコンベヤと、
    搬送されたバケット毎の充填物をシール包装する自動包装機と、
    当該複数の計数供給装置と接続され、これ等の計数供給装置をコントロールするパソコン等の制御装置と、で構成された自動包装システムにおいて、
    前記複数の計数供給装置は、供給フィーダーから送られてくる錠剤等の充填物を計数センサーで計数し、バケットコンベヤの各バケットが所定の受け入れ位置にくると排出用センサーがこれを検知して排出シャッターを開いて計数済みの充填物を各バケットに排出し、
    前記パソコン等の制御装置は、複数の計数供給装置からバケットコンベヤの各バケットに排出された錠剤等の充填物の供給数をトータル的に監視し、前記バケットコンベヤが高速に作動した結果、1台目の計数供給装置の供給数に不足が生じた場合、並設した次位或いは次位以降の計数供給装置がその不足数を補充するように制御することを特徴とする自動包装システム
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