JP3662679B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば、画像メモリを搭載し、電子ソート機能を有して画像の形成を行うデジタル複写機等の画像形成装置と画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像メモリを搭載し、電子ソート機能を有するデジタル複写機においては、光学的手段によって読取った画像を、いったん画像メモリに蓄えてから、レーザープリント・エンジンの動作タイミングに同期させて画像メモリからつぎつぎと読出してプリントアウトを行うという構成をとっている。
【0003】
このような構成をとるため、デジタル複写機は、従来のアナログ複写機に対して、たとえば次のような状況で大きな利点がある。
はじめに、ユーザが操作パネルを操作して電子ソート・コピーを行う。例えば、10ページの原稿を20部電子ソートでコピーしたい場合、毎分20枚のコピー速度をもつデジタル複写機では、原稿10枚をただちにスキャンし終わって画像メモリに蓄積してしまうが、全ての複写(プリントアウト)が終わるまでに約10分かかる。ただし、原稿はスキャンし終わってしまうから、スキャナ部分は使用可能な状態にある。
【0004】
アナログ複写機の場合、次のコピーをしたいユーザは、現在の動作中のコピー(前ユーザのコピージョブ)がすべて終わるまでずっと待っていなければならないが、デジタル複写機の場合には、現在プリントアウト中であっても、何らかの設定手段を設ければ次の新しいコピージョブを予約することができる。
【0005】
そしてアナログ複写機では、原稿1枚につきユーザが所望する部数分コピーを行わなければならず、しかもそれをソータビンを使って物理的に仕分けする機能(機構)も必要であった。
【0006】
これに対し、デジタル複写機では、以下の利点がある。
1.原稿を全て先に読み込んでしまうため、原稿を早く開放することができる。逆に言えば、従来のアナログ複写機は、プリントの際に原稿スキャンを必ず必要とするため、プリント動作中に原稿を開放することが物理的に不可能である。
2.物理的に仕分けする必要がないため、複数のソータビンを必要としない。したがって、ソータビンの駆動時に生じる大きな騒音がないほか、フィニッシング・オプションの機構が簡単ですむ。
3.コピーセットが1部づつ出来上がるため、その都度仕上がりを確認することができ、途中での停止や変更が容易である(従来のアナログ複写機では、最後の1枚にプリントを終えるまで仕上がりを確認できないため、途中での停止や変更は事実上できない)。
4.原稿を先に読み込んでしまうため、スキャナを開放することができる。すなわち、次のコピーに対する読み込み動作が可能である。
【0007】
しかしながら、従来のデジタル複写機では、原稿の読み込みが終わってスキャナ系が開放されるため、次のコピージョブを予約できるという大きな利点が期待できるにも関わらず、項目4で述べたような「先行入力」機能を持たせることができなかった。
【0008】
この主な理由は、下記の理由による。
原稿読み込みが完了してプリントが始まった場合、操作系を次のユーザに開放すると、現在プリント中のジョブ(以下、第1ジョブと記述する)の内容を確認する手段がない。なお、従来のデジタル複写機では、ジョブが終了するまで設定内容を操作パネルに表示し続けるため、ユーザはいつでもジョブの設定内容を確認することができた。
【0009】
また、原稿読み込みが完了してプリントが始まった場合、操作系を次のユーザに開放すると、第1ジョブを停止、中断、またはキャンセルする手段がない。これに対し、従来のデジタル複写機では操作パネル上で、ユーザはいつでもジョブの中断とキャンセルが可能であった。
【0010】
さらに第1ジョブが進行中、スキャナが開放されれば次のジョブ(以下、第2ジョブと記述する)のスタートが可能であるが、用紙ジャム等の障害が発生した場合、ジャム解除のためのガイド表示を行わなければならないが、その手段がない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、画像形成装置としてのデジタル複写機において、複写動作中にスキャナの原稿読み込みが終わり、スキャナが開放され使用可能な状態になったら、次のコピージョブが予約できるという大きな利点が期待できるにも関わらず、前コピージョブの設定内容確認、停止または中断、障害発生時のジャム解除ガイド表示等の手段がないため、スキャナによる次の原稿読み込みができないという問題があった。
【0012】
そこで、この発明は、複写動作中でも、スキャナの原稿読み込みが終了して使用可能な状態になった際、次の原稿読み込みを可能とすることのできる画像形成装置と画像形成方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像形成装置は、一連の原稿の画像を読み取って画像形成する第1ジョブを操作設定する第1の操作手段と、この第1の操作手段で操作設定された第1ジョブに基づいて上記一連の原稿の画像を読み取る読取手段と、この読取手段で読み取られた一連の画像情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された一連の画像情報を上記第1ジョブに基づいて画像を形成する画像形成手段と、上記読取手段で一連の原稿の画像が読み取られた際、次の一連の原稿の画像を読み取って画像形成する第2ジョブを操作設定する第2の操作手段と、この第2の操作手段での第2ジョブの操作設定中に、上記第1ジョブに基づいて画像形成する画像形成手段で紙ジャムが発生した際、当該第2ジョブの操作設定を継続させると共に当該第2の操作手段からのスタートキー押下を無効とする制御を行う第1の制御手段と、上記第2の操作手段から操作設定された第2ジョブの実行開始後、上記第1ジョブに基づいて画像形成する画像形成手段で紙ジャムが発生した場合、上記第2ジョブに基づいて上記次の一連の原稿の画像読み取りは継続する制御を行う第2の制御手段とから構成されている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の全体構成を概略的に示すものである。このデジタル複写機1は読取手段としてのスキャナ2及び画像形成手段としてのプリンタ3を備え、上部に自動原稿送り装置(ADF)4を装着している。
【0027】
自動原稿送り装置4は、筐体としてのカバー本体21の後端縁部が、装置本体の上面後端縁部に図示しないヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられており、必要に応じて自動原稿送り装置4全体を回動変位させて原稿台5上を開放し得る構成となっている。カバー本体21の上面やや右方向部位には、複数枚の原稿を一括保持し得る原稿給紙台22が設けられている。装置の一端側には、原稿を順次一枚ずつ取出し原稿台5の一端側(図中左端側)に供給する給送手段23が設けられている。給送手段23は、原稿を取出すためのピックアップローラ27、原稿をピックアップローラ27に押付けるウエイト板28、原稿給紙台22への原稿のセット状態を検知する原稿検知センサとしてのエンプティセンサ29等が配設されている。さらに、ピックアップローラ27の原稿取出し方向には、給紙ローラ32が配置され、確実に原稿が一枚ずつ給送されるようになっている。原稿台5の上面には、これを覆う原稿搬送ベルト37が張設されている。原稿搬送ベルト37は、一対のベルトローラ40、40に掛渡された外表面が白色の幅広無端ベルトからなり、ベルト駆動機構(図示しない)によって正逆両方向に走行し得る構成となっている。また、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、ベルト面を原稿台5上に押さえ付けるための複数のベルト押えローラ41…および自動原稿送り装置の開閉状態を検知するセットスイッチ(図示せず)が設けられている。そして、前記給送手段23によって給送された原稿を、原稿台5の一端側(左端側)から他端側(右端側)に搬送する。装置の右側部位に排紙手段38が設けられ、排紙手段38は、搬送ローラ44と、この搬送ローラ44に原稿を押付けるピンチローラ45と、排紙方向に送られる原稿の後端を検出する原稿検出手段としての排紙センサ46等が設けられている。原稿排出路の下流側には、排紙ローラ48が配設されている。また、原稿排出路には、原稿を表裏逆にして原稿台5に導くためにゲート82が設けられ、原稿を両面複写可能としている。
【0028】
スキャナ2は、光源としての露光ランプ6、ミラー15を設置した第1キャリッジ7、光路を折曲げるミラー8a,8bを設置した第2キャリッジ9、レンズ10、反射光を受光するCCDセンサ11、これらを各部の位置を変更する駆動系(図示しない)、およびCCDセンサ11の出力つまり画像データ(情報)をアナログデータからデジタルデータに変換するA/D変換部(図示せず)により構成されている。上記第1、第2キャリッジ7、9は、互いにタイミングベルト(図示しない)で結ばれており、第2キャリッジ9は第1キャリッジ7の1/2の速さで同じ方向に移動するようになっている。これにより、レンズ10までの光路長が一定になるように走査できるようになっている。上記レンズ10は、焦点距離固定で、変倍時に光軸方向へ移動されるようになっている。CCDセンサ11は、原稿の1画素がCCDセンサの1つの素子に対応している。CCDセンサ11の出力はA/D変換部へ出力されるようになっている。第1、第2キャリッジ7、9、ミラー12a、12bの移動は、それぞれステッピングモータ(図示しない)により行われるようになっている。上記第1、第2キャリッジ7、9は、上記ステッピングモータの回転軸に連結されたドライブプーリ(図示しない)とアイドルプーリ(図示しない)間に掛渡されたタイミングベルト(図示しない)の動作に応じて移動されるようになっている。上記レンズ10は、対応するステッピングモータ(図示しない)によりスパイラルシャフト(図示しない)が回転し、このスパイラルの動きによって光軸方向へ移動されるようになっている。
【0029】
60はレーザダイオードで、このレーザダイオード60に対応してコリメートレンズ62、ポリゴンミラー(多面反射鏡)64、レンズ66、反射鏡68,70、レンズ72が配置され、露光装置52からレーザ光を感光体ドラム50に照射するようになっている。
【0030】
プリンタ3は、たとえばレーザ光学系と転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合せている。すなわち、プリンタ3は、装置内のほぼ中央部に回転自在に軸支された像担持体としての感光体ドラム50を有し、この感光体ドラム50の周囲には、露光装置52、現像装置54、転写チャージャ55、剥離チャージャ56、PCCチャージャ57、除電ランプ58及び帯電チャージャ59が順に配置されている。感光体ドラム50は、帯電チャージャ59によって一様に帯電されるようになっているとともに、スキャナ2からレーザ光を出力して前記感光体ドラム50上に原稿の画像を結像し、静電潜像が形成されるようになっている。
【0031】
そして、前記感光体ドラム50上に形成された静電潜像は、現像装置54により現像され、後述する給紙手段としての給紙カセット30から給紙ローラ20、アライニングローラ25を介して送紙されるコピ−用紙P上に現像画像を転写チャージャ55により転写される。この転写チャージャ55による転写後のコピ−用紙Pは、ACコロナ放電による剥離チャージャ56により剥離されて、搬送ベルトを介して定着器71に搬送され、この定着器71によって現像画像が溶融定着されたコピ−用紙Pは、排紙ロ−ラ対73により排紙トレイ74aを有するユニット74に排出される。ユニット74は排紙ローラ対73から排出されるコピー用紙Pをフェイスダウンするローラ対74bを有し、さらユニット74の上部にステープルソートモードの際に1部毎にステープルするステープラ74cを有している。
【0032】
一方、前記コピ−用紙Pへの現像画像の転写・剥離後の感光体ドラム50上に残留した現像剤は、PCCチャージャ57により清掃され、除電チャージャ58により感光体ドラム50上の電位を一定のレベル以下にして、次のコピ−動作を可能にしている。
【0033】
なお、コピ−用紙Pの両面に印刷する両面コピ−の場合には、前述した定着器71によって現像画像が溶融定着されたコピ−用紙Pは搬送路75aを介して搬送された後、トレイ75bに蓄積される。このトレイ75bに蓄積された片面印刷済みの用紙Pは搬送路75cを介して前述した転写チャ−ジャ55に搬送され、印刷されていない他方の面に現像画像が転写される。また、トレイ75bの下部には、光反射型の紙センサ75dが設けられ、トレイ75b上にスタックされる用紙の有無が検知される。
【0034】
また、搬送路75a、トレイ75b、搬送路75c、及び紙センサ75dとから自動両面反転機構としての自動両面装置(ADD)75が構成されている。
また、図中30は前記装置本体1のフロント側より着脱自在に上下複数段に装着された給紙手段としての給紙カセットである。この給紙カセット30は、コピー用紙Pが収納された筐体であるカセットケース31からなり、このカセットケース31の取出し端部は、用紙取出し方向に向け傾斜させてなる構成を有する。そして、前記給紙カセット30のカセットケース31内に収納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ81にて最上層からピックアップされて取り出されるようになっている。このピックアップローラ81にて取り出されて前記カセットケース31の取出し端部側に送り込まれたコピー用紙Pは、前記カセットケース31の取出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ84と分離ローラ(または分離パッド)85とからなる用紙分離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ3に向け搬送されるようになっているものである。
【0035】
次に、図2乃至図6を参照してデジタル複写機1の制御系について説明する。図2はデジタル複写機1の制御系の全体構成を、図3はスキャナ部を、図4は制御手段(SMCPU)を、図5はプリンタ部を、図6はファクシミリ部を示す。
【0036】
上記デジタル複写機1の制御系は、全体は大きく2つのブロックより成り、スキャナ部313、プリンタ部315との間を画像処理部314で繋ぎ、ファクシミリ機能としてのファクシミリ(FAX)部312を有するデジタル複写機1を構成する基本部301と、この基本部301からの画像データを受け取り記憶し、その記憶した画像データを再び基本部301に転送することでメモリコピーを実現する記憶手段としてのページメモリ部302とから構成される。
【0037】
基本部301とページメモリ部302は制御データをやりとりする基本部システムインタフェース316、画像データをやりとりする基本部画像インタフェース317とで接続されている。
【0038】
次に、基本部301は入力手段(スキャナ)313、出力手段(プリンタ)315、画像処理手段(画像処理部)314、ファクシミリ部312、およびこれらを制御する制御手段(SMCPU)311から構成される。
【0039】
図4に示すように制御手段(基本部CPU)311のメインCPU100には、ROM102、RAM104、画像メモリ106、タイマメモリ108、暗証コードメモリ110、タイマ112、内部インタフェース122、外部インターフェース124を接続している。内部インタフェース122には操作パネル114が接続され、操作パネル114にはLCD表示器93、テンキー105、LED表示器88、スタートキー101等が配置されている。外部インターフェース124は、ユニット74と外部装置138とに接続されている。
【0040】
ここで、画像情報の記憶・呼び出し等はメインCPU100によって行われる。
例えば、暗証コ―ドと画像情報を記憶する場合、スキャナCPU160の制御でスキャナ2によって読み込まれた画像情報はメインCPU100の指示により記憶手段としての画像メモリ106に記憶される。メインCPU100の指示は、操作パネル114からの入力(キ―入力)によってモ―ドが決定され行われる。
【0041】
次に、図3を参照してスキャナ部313の詳細な構成について説明する。スキャナ部313のスキャナCPU160には、露光ランプ6を制御するランプ制御部164、走査モータ166を制御するモータドライバ168、原稿サイズ検知センサ169を含むセンサ、スイッチ、ソレノイド類170を駆動制御する駆動部172に接続してこれらを制御し、また、光電素子としてのCCDセンサ11からの画像情報について画像処理するためのA/D変換回路176、解像度変換回路178、シェーディング補正回路179、画質改善回路180、2値化回路182に接続して、これらを制御する。
【0042】
次に、図5を参照してプリンタ部315について詳細に説明する。プリンタ部315において、プリンタCPU190には、メインモータ192を駆動するメインモータドライバ194、紙サイズ検知センサ195を含むセンサ、スイッチ、ソレノイド類196を駆動制御する駆動部198、定着器71の定着ランプ200を制御する定着ランプ制御部202、帯電チャ−ジャ59、転写チャージャ55、剥離チャージャ56、PCCチャージャ57を制御する高圧出力制御部212、除電ランプ58を制御する除電ランプ制御部216、給紙ローラ20、ピックアップローラ81用の給紙モータ222を制御する給紙制御部224、レーザダイオード60、及びポリゴンモータ228用のレーザ駆動回路230を制御する変調回路232が接続されている。プリンタCPU190は、それぞれ接続されている各部を制御する。高圧出力制御部212と帯電チャ−ジャ59、転写チャージャ55、剥離チャージャ56、PCCチャージャ57との間には、それぞれ高圧トランス59a,55a,56a,57aが設けられている。
【0043】
次に、ペ−ジメモリ部302について図2を参照して説明する。ページメモリ部302は、基本部301およびからのページメモリ323へのアクセスを制御し、通信メモリ305を内蔵するシステム制御手段304、画像データを一時的に記憶しておく記憶手段(PM:ページメモリ)323、ページメモリ323のアドレスを生成するアドレス制御部306、ページメモリ部302内の各デバイス間のデータ転送を行う画像バス320、ページメモリ部302内の各デバイスとシステム制御手段304との間の制御信号の転送を行う制御バス321、画像バス320を介してページメモリ323と他のデバイスとのデータ転送を行うときのデータ転送を制御するデータ制御手段307、基本部画像インタフェース317を介して基本部301と画像データを転送するときに画像データをインタフェースする画像データI/F手段308、解像度の異なる機器に画像データを送信するときに画像データを他の機器の解像度に変換したり、解像度の異なる機器から受信した画像データを基本部301のプリンタ部315の解像度に変換したり、2値画像データの90度回転処理を実行する解像度変換/2値回転手段325、ファクシミリ送信や光ディスク記憶のように画像データを圧縮して送信したり、記憶したりするデバイスのために入力した画像データを圧縮したり、圧縮された形態の画像データを可視化プリントするために伸長する圧縮伸長手段324、画像データI/F手段308に接続され、プリンタ部315から画像データを出力するときに画像データを90度あるいは−90度回転して出力するときに使用する多値回転メモリ309で構成される。
【0044】
次に、ファクシミリ部312について図6を参照して説明する。ファクシミリ部312は、公衆回線に接続され、アナログ回線接続のための変復調装置であるモデム242、2値画像データの符号化/復号化装置であるCODEC244,246、通信制御プログラム用のEPROM248、画像データの記憶手段であってバッテリ250にバックアップされた疑似SRAM252、画像データの各種処理を行う際に用いられるワークRAM254、増設メモリ256、及びファクシミリ受信データを画像処理部314に出力するインタフェース用のASIC258とから構成されている。
【0045】
図7は、操作パネル114の構成を示すものである。すなわち、操作パネル114は、フィニッシャーキー82、表示パネル83、給紙カセット30の選択手段としてのカセット選択キー86、案内キー87、LED表示器88、ズーム/100%キー90、原稿サイズキー91、用紙サイズキー92、LCD表示器93、自動濃度キー94、マニュアル濃度キー95、予熱キー96、割り込みキー97、オールクリアキー98、クリア/ストップキー99、スタートキー101、及びテンキー105とから構成されている。
【0046】
フィニッシャーキー82は、ソートモード、グループモード、ステイプルモードを選ぶときに使用する。
表示パネル83は、各種の絵文字が点滅・表示され、複写機の状態を表わす。
【0047】
カセット選択キー86は、選択されているカセットが希望のサイズでないとき、このキーを押して別のカセットを選ぶことができる。
案内(INFO)キー87は、操作ガイドキーとして押下されると、操作手順を示すメッセージが表示され、機能設定後に押すと設定内容を確認することができる。
【0048】
LED表示器88は、発光ダイオード(LED)によって、倍率、枚数、コピー動作等の各種案内を表示する。
ズーム/100%キー90は、「25%<」キーを押すと、コピー倍率は1%きざみで25%まで小さくなる。「>400%」キーを押すと、コピー倍率は1%きざみで400%まで大きくなる。「100%」キーを押すと等倍(100%)に戻る。
【0049】
原稿サイズキー91は、原稿サイズをセットするときに使用する。用紙サイズを選択して原稿サイズを指定すると、コピー倍率が自動的にセットされる。
用紙サイズキー92は、用紙サイズを選択するときに使用する。
【0050】
表示設定手段としてのLCD表示器93は、グラフィック液晶とタッチパネルとから構成され、デジタル複写機1の状態、操作手順およびユーザに対する各種の指示を文字と絵で表示する。表示手段としてのLCD表示器93は、タッチパネルを内蔵し、機能の設定も行うことができる。
【0051】
自動濃度キー94は、自動濃度を選択すると、デジタル複写機1が自動的に原稿の濃淡を検出して最適コピー濃度を選択する。
マニュアル濃度キー95は、マニュアル濃度では希望するコピー濃度を選ぶことができる。「うすく」キーを押して濃度を5段階でうすくでき、「こく」キーを押して5段階でこくできる。
【0052】
予熱キー96は、このキーを押すと、予熱(節電)状態に入りすべての表示ランプが消える。再びコピーをとるときは、もう一度このボタンを押す。
割り込みキー97は、連続コピーの途中で、割り込みコピーをとりたいときに使用する。
【0053】
オールクリアキー98は、このキーを押すと、選択したモードがすべてクリアされ、標準状態に戻る。
クリア/ストップキー99は、コピー枚数を訂正するとき、またはコピー動作を停止させるときに使用する。
【0054】
スタートキー101は、コピーを開始するときに押す。
テンキー105は、コピーしたい枚数をセットするときに使用する。コピー枚数は1〜999枚までセットできる。
【0055】
本発明は、複写動作中でもスキャナ2の原稿読み込みが終了して使用可能な状態になった際に次の原稿読み込みを可能とするもので、このようなスキャナ2の「先行入力」機能を実現するものである。そこで、現在コピー動作中のジョブである第1ジョブと、スキャナ2における第1ジョブでの使用終了で使用可能状態となった際に行われるジョブである第2ジョブとを、それぞれの設定、操作を操作パネル114上で別々に設ける。
【0056】
具体的には、操作パネル114上で第1ジョブと第2ジョブの操作系が全く別々であることを示すために2つの操作系が用意されている。すなわち、操作パネル114は、従来のアナログ複写機で伝統的に用いられてきたテンキー105、スタートキー101等のハードキーとLED表示器88によるハードコンパネ89による第1の操作系と、グラフィック液晶とタッチパネルによるLCD表示器93による第2の操作系とから構成されている。
【0057】
設定手段としてのハードコンパネ89は、操作パネル114のLCD表示器93を除くハードキー群、すなわち、フィニッシャーキー82、カセット選択キー86、案内キー87、LED表示器88、ズーム/100%キー90、原稿サイズキー91、用紙サイズキー92、自動濃度キー94、マニュアル濃度キー95、予熱キー96、割り込みキー97、オールクリアキー98、クリア/ストップキー99、スタートキー101、及びテンキー105で構成される。
【0058】
従来、このようにハードキー+LED表示器とLCD表示器とが混在する操作パネルそのものは存在したが、その場合、複写機の操作はハードキー+LED表示器で行い、ファクシミリやその他の拡張機能はLCD表示器で行うというのが一般的であった。
【0059】
本発明は、LCD表示器93を多重化する複写ジョブのために用いるという点がポイントであり、第1ジョブの開始後、すなわち、第1ジョブのコピー動作スタート後の操作パネル114におけるハードコンパネ89とLCD表示器93とによる操作に特徴がある。
【0060】
図8は、コピー動作スタート後の操作を示すものである。
メインCPU100は、コピー動作スタート後の操作の基本方針として、第1ユーザ、すなわち第1ジョブがLCD表示器93から操作するようにし、第2ユーザ、すなわち第2ジョブがハードコンパネ89から操作するようにし、以下の制御を行う。
【0061】
第1ジョブの原稿読み込み中の操作環境は、ハードコンパネ89の操作が有効になり、割り込みキー97、クリア/ストップ(C/S)キー99以外は受け付けず、クリア/ストップキー99の押下で読み込み停止となる。
【0062】
第1ジョブのプリント開始後の操作環境は、30秒間はどのキーも受付け、クリア/ストップキー99では印刷停止とし、30秒後はLED表示器88を「予約コピーできます」の表示とし、「拡張予約」を点灯し、ハードコンパネ89が第2ユーザのために操作有効とする。また、第1ユーザには、操作環境がハードコンパネ89からLCD表示器93へ移る。
【0063】
プリント動作中に第1ユーザが自分のジョブ(第1ジョブ)を変更したいときの操作環境は、LCD表示器93で操作、変更する。
プリント動作中に第2ユーザが自分のジョブ(第2ジョブ)を設定入力したいときには、そのまま、ハードコンパネ89が有効となる。
【0064】
第2ジョブがスタートした後の操作環境は、ハードコンパネ89が第2ユーザ、LCD表示器93が第1ユーザに解放される。
第2ユーザが自分のジョブ(第2ジョブ)を入力してスタート予約した後、設定内容を変更したいときの操作環境は、そのまま、ハードコンパネ89で行い、クリア/ストップキー99を押下すると第2ジョブが停止し、LCD表示器93に表示されている印刷停止アイコン押下で第1ジョブが停止する。
【0065】
第2ジョブの操作中に第1ジョブで紙ジャムが起こった場合、紙ジャムがLED表示器88に表示され、操作には影響がないがスタートキー101が押下されても無効とされて警告が表示される。
【0066】
第2ジョブ実行開始後に第1ジョブで紙ジャムが起こった場合、紙ジャムがLED表示器88に表示されるが第2ジョブの読み込みには影響がない。
第2ジョブ実行開始後に自動原稿送り装置(ADF)4で紙ジャムが起こった場合(つまり第2ジョブ)、紙ジャムがLED表示器88に表示されるが第1ジョブには影響がない。
【0067】
第2ジョブ実行開始後に第1ジョブで紙なしが起こった場合、紙なしがLED表示器88に表示され、第2ジョブと給紙ソースが違う場合には、第2ジョブには影響がない。つまり、第1ジョブが停止中にも第2ジョブが優先してプリントされる。ただし、第1ジョブがステイプルをともなうジョブである場合は、第2ジョブのプリントも当該用紙の紙補給が行われない限り開始しない。
【0068】
第2ジョブの操作中に紙なしが起こった場合、紙なしがLED表示器88に表示されるが操作には影響がない。ただし、当該紙サイズを選択してスタートキー101を押下しても無効となり警告が表示される。当該サイズ以外の用紙を選択してプリントを開始した場合は予約可能である。
【0069】
第1ジョブが終了した後の操作環境(次の第3ジョブを待つ状態)は、「拡張予約」のLED表示器88が点灯され、表示は「予約できます」となり、ハードコンパネ89を解放する(第2ジョブについての操作はLCD表示器93に移る)。
【0070】
次に、このような構成においてデジタル複写機1の先行入力機能の動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、メインCPU100は、ハードコンパネ89からの操作を有効にする(ST1)
メインCPU100は、ハードコンパネ89から第1ジョブとしてのコピー枚数等の各種設定が設定入力されてスタートキー101が押下された際(ST2)、ハードコンパネ89の必要キー(割り込みキー97、クリア/ストップキー99)以外を無効、禁止としてスキャナ部313によるスキャナ2からの原稿読み込み動作を開始し、読み込んだ画像情報を画像メモリ106に記憶する(ST3)。
【0071】
スキャナ2の原稿読み込み動作が終了した際(ST4)、メインCPU100は、LCD表示器93にハードコンパネ89から設定入力されたコピー枚数等の第1ジョブの内容を表示するとともに、第1ジョブを設定入力したユーザのためにLCD表示器93で第1ジョブの停止、中断、キャンセル、障害発生に対するジャム解除のためのガイド表示等の操作を有効とし(ST5)、ここで、ハードコンパネ89を第2ジョブ向けの操作に有効とする(ST6)。
【0072】
図10は、第1ジョブが表示されたLCD表示器93の表示例を示すもので、上段にはコピー倍率「100%」、「コピーしています」等の設定動作状態が表示され、中段には設定された内容として原稿枚数「5」、プリント部数「3/7」が表示され、下段には第1ジョブに対する「中断」キー、「キャンセル」キーが表示されている。
【0073】
続いて、メインCPU100は、プリント動作を開始し、画像メモリ106に記憶した第1ジョブの画像情報を読み出し、第1ジョブの設定内容に対応してプリンタ部315によりプリンタ3から印刷出力する(ST7)。
【0074】
このプリント動作中に、ハードコンパネ89から第2ジョブとしての各種設定が設定入力されてスタートキー101が押下された際(ST8)、メインCPU100は、ハードコンパネ89の必要キーである割り込みキー97、クリア/ストップキー99以外を無効、禁止としてスキャナ部313によるスキャナ2からの原稿読み込み動作を開始し、読み込んだ画像情報を画像メモリ106に記憶する(ST9)。
【0075】
スキャナ2の原稿読み込み動作が終了した際(ST10)、メインCPU100は、画像メモリ106に記憶した第1ジョブの画像情報のプリンタ部315によるプリンタ3からの印刷出力が終了したか否かを確認する(ST11)。
【0076】
第1ジョブの印刷出力が終了した場合、メインCPU100は、LCD表示器93にハードコンパネ89から設定入力された第2ジョブの内容を表示するとともに、第2ジョブを設定入力したユーザのためにLCD表示器93で第1ジョブの停止、中断、キャンセル、障害発生に対するジャム解除のためのガイド表示等の操作を有効とし(ST12)、ここで、ハードコンパネ89を次のジョブ向けの操作に有効とする(ST13)。
【0077】
以上説明したように上記発明の実施の形態によれば、コピー動作中でもスキャナで原稿読み込みが終わって使用可能な状態になっている場合に、次の原稿読み込みが可能な「先行入力」機能を実現することができる。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、複写動作中でも、スキャナの原稿読み込みが終了して使用可能な状態になった際、次の原稿読み込みを可能とすることのできる画像形成装置と画像形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置に係るデジタル複写機の断面図。
【図2】画像形成装置のシステム構成図。
【図3】スキャナ部の構成を示すブロック図。
【図4】SMCPUの構成を示すブロック図。
【図5】プリンタ部の構成を示すブロック図。
【図6】ファクシミリ部の構成を示すブロック図。
【図7】操作パネルの構成を示す図。
【図8】コピー動作スタート後の操作を示す図。
【図9】デジタル複写機の先行入力機能の動作を説明するためのフローチャート。
【図10】操作パネルにおけるLCD表示器の表示例を示す図。
【符号の説明】
2…スキャナ
3…プリンタ
88…LED表示器
89…ハードコンパネ
93…LCD表示器
98…オールクリアキー
99…クリア/ストップキー
100…メインCPU
101…スタートキー
114…操作パネル
312…ファクシミリ部
313…スキャナ部
314…画像処理部
315…プリンタ部
Claims (4)
- 一連の原稿の画像を読み取って画像形成する第1ジョブを操作設定する第1の操作手段と、
この第1の操作手段で操作設定された第1ジョブに基づいて上記一連の原稿の画像を読み取る読取手段と、
この読取手段で読み取られた一連の画像情報を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された一連の画像情報を上記第1ジョブに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
上記読取手段で一連の原稿の画像が読み取られた際、次の一連の原稿の画像を読み取って画像形成する第2ジョブを操作設定する第2の操作手段と、
この第2の操作手段での第2ジョブの操作設定中に、上記第1ジョブに基づいて画像形成する画像形成手段で紙ジャムが発生した際、当該第2ジョブの操作設定を継続させると共に当該第2の操作手段からのスタートキー押下を無効とする制御を行う第1の制御手段と、
上記第2の操作手段から操作設定された第2ジョブの実行開始後、上記第1ジョブに基づいて画像形成する画像形成手段で紙ジャムが発生した場合、上記第2ジョブに基づいて上記次の一連の原稿の画像読み取りは継続する制御を行う第2の制御手段と、
を具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 上記第2の制御手段は、上記第2ジョブに基づく上記次の一連の原稿の画像読み取りで当該原稿の紙ジャムが発生した場合、上記第1ジョブに基づく画像形成動作は継続する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 一連の原稿の画像を読み取って画像形成する第1ジョブを操作設定する第1の操作手段と、
この第1の操作手段で操作設定された第1ジョブに基づいて上記一連の原稿の画像を読み取る読取手段と、
この読取手段で読み取られた一連の画像情報を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された一連の画像情報を上記第1ジョブに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
上記読取手段で一連の原稿の画像が読み取られた際、次の一連の原稿の画像を読み取って画像形成する第2ジョブを操作設定する第2の操作手段と、
この第2の操作手段での第2ジョブの操作設定中に、上記第1ジョブに基づいて画像形成する画像形成手段で紙なしが発生した際、当該紙なしの発生した用紙サイズが選択されていた場合は当該第2ジョブの操作設定を継続させると共にスタートキー押下を無効とし、当該紙なしの発生した用紙サイズ以外の用紙が選択された場合は当該第2ジョブの操作設定を継続させる制御を行う制御手段と、
を具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 上記制御手段は、上記画像形成手段で画像を形成する用紙の紙なしが発生した給紙ソースと異なる給紙ソースを用いる第2ジョブの場合、当該第2ジョブに基づく画像形成動作を制御することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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| JP21474196A JP3662679B2 (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 画像形成装置 |
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| JP21474196A JP3662679B2 (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 画像形成装置 |
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Family Applications (1)
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| JP (1) | JP3662679B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-14 JP JP21474196A patent/JP3662679B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH1065841A (ja) | 1998-03-06 |
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