JP3727060B2 - 濃厚物質ポンプ用の液圧制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液圧シリンダによって駆動可能な少なくとも一つの送出しシリンダを備えた、請求の範囲第1項の上位概念の特徴に係わる、濃厚物質ポンプ用の液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような液圧制御装置は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第38338145号明細書によって、双シリンダ型濃厚物質ポンプと関連して知られている。1個ずつの液圧線形シリンダによって駆動されるこの濃厚物質ポンプの送出しシリンダはプッシュプル式に作動する。すなわち、一方のシリンダが送出しを行い、他方のシリンダに、いわゆる吸込みストローク運動で、送出し物質、例えばコンクリートが充填される。両送出しシリンダの送出し室を、送出し物質を含む貯蔵容器に対して交互に開放することと、送出し室を送出し管に交互に接続することとは、転轍管によって行われる。この転轍管はそれを切換えることによって貯蔵容器に連通する送出しシリンダの入口弁の機能と、送出しストローク運動を行う送出しシリンダのための出口弁の機能を有する。この送出しストローク運動を行う送出しシリンダの送出し室はS形の転轍管によって送出し管に接続されている。この転轍管を択一的な両送出し通路に切換え制御するために、反対方向に作用する液圧線形シリンダが設けられている。このシリンダのピストンは転轍管を介して互いに連結可能である。この転轍管は両線形シリンダの底側の制御室の交互の圧力付勢と圧力付勢解除によって切換え制御可能である。
【0003】
転轍管を介して交互に送出しシリンダの送出し室に接続可能な送出し管は、転轍管が切換え制御される間、出口弁の機能を有する遮断機構によって、転轍管に対して遮断可能である。この遮断機構はシート弁として形成されている。このシート弁は液圧制御シリンダの底側の圧力付勢によってその遮断位置にもたらすことが可能である。この遮断位置では、送出し管が転轍管に対して遮断されている。底側の制御室を圧力供給装置のタンクに接続して圧力付勢解除した後、この弁は、送出し運転時にその都度の送出しシリンダの送出し室に生じる圧力によって、転轍管を送出し管に接続するその開放位置にもたらすことが可能である。公知の濃厚物質ポンプの送出し運転を制御するために、端位置送出器の液圧的または電気的出力信号に応答するシーケンス制御装置が設けられている。端位置送出器は送出しシリンダの駆動シリンダの位置と、転轍管用の制御シリンダの位置と、遮断機構の制御シリンダの位置を監視する。シーケンス制御装置により、転轍管が両送出しシリンダの送出し運転と充填運転に適した機能位置へもたらされた後で初めて、送出しシリンダが送出しストローク運動または充填ストローク運動を実施するよう制御される。遮断機構の閉鎖運動の方向に制御シリンダの圧力付勢を行う流路は、逆止弁を経て案内されている。制御シリンダの底側の駆動室から圧力媒体を流出させる付勢解除通路は、圧力制限弁を経て案内されている。この圧力制限弁は逆止弁に対して並列に配置されている。送出し運転時に圧力が調節可能な値を上回るや否や、圧力制御弁はその開放位置に操作される。これにより、それぞれ送出し運転時に作動する送出しシリンダの送出し室内の圧力が、送出し管内の圧力にほぼ一致するときに初めて、遮断機構が開放する。これにより、送出し室内で送出し物質の所望の予備圧縮が達成され、送出し室と送出し管の間の圧力差によって生じるポンプの騒がしい運転を防止することができる。
【0004】
遮断機構を上述のように切換えることにより、底側の駆動室の圧力は圧力制限弁の調節によって設定された圧力閾値を下回ることが不可能である。これは、ポンプ運転の過程で摩擦状態が変化せず、予備圧縮圧力が遮断機構に作用する反対向きの圧力に抗して遮断機構を開放するのに充分でないという欠点がある。この場合、遮断機構は所定の開放位置に達しないで、動的な圧力つりあい位置、すなわちその閉鎖位置と最大開放横断面積の位置の間の位置に留まる。この位置は特に、弁体を備えた制御シリンダのピストンロッドが軸方向に通過する弁室から、側方に分岐するように送出し管を普通に配置した構造の場合には、弁体が送出し管の開口部の範囲に位置するような位置である。これは流れ技術的には、ピストンが端位置へ更に摺動可能である場合よりもはるかに望ましくない。このピストンの端位置では、送出し管の開口部が完全に開放している。その結果、送出しシリンダの駆動シリンダのために非常の多量の駆動エネルギーが必要になる。これに加えて、遮断機構の制御ピストンがそのつりあい位置に達する位置が、駆動系の摩擦状態に依存する。それによって、必要な予備圧縮圧力と遮断機構を開放するために必要な圧力との間に、一義的な関係が生じないので、特に摩擦状態が長い運転時間の経過につれて変化し、ポンプの回転が益々騒がしくなる。この状態は圧力制限弁の応答閾値を低下させることによって弱めることができるが、これは面倒である。
【0005】
他方において、例えば遮断機構を開放するために制御シリンダのロッド側の駆動室を圧力で付勢することによって、遮断機構の“能動的な”開放を達成すると、予備圧縮圧力と遮断機構の開放圧力の相関関係はもはや無くなり、少なくともほぼ送出し管内の圧力のときに、遮断機構が開放するように、ポンプとその制御弁を同調させることが困難である。この遮断機構の開放時期は、送出し運転から充填運転へシリンダを切換える際の圧縮衝撃または膨張衝撃を避けるために、重要である。更に、このような遮断機構の能動的な開放は多大の液圧回路技術的なコストを必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の課題は、制御装置の構造が簡単であるにもかかわらず、ポンプの運転の振動が大幅に小さくなるように、濃厚物質ポンプ用の冒頭に述べた種類の液圧制御装置を改良することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明によれば、液圧シリンダによって駆動可能な少なくとも一つの送出しシリンダを具備し、この送出しシリンダの送出し室が液圧操作可能な入口弁と液圧操作可能な出口弁とを介して貯蔵容器と送出し管とに交互に接続可能であり、送出しシリンダのピストンが送出し室の容積を増大する方向に摺動する送出しシリンダの充填相では、入口弁が開放し、出口弁が閉じており、送出しシリンダのピストンが送出し室の容積を減少する方向に駆動される送出しシリンダの送出し相では、出口弁が開放し、入口弁が閉じており、更に、入口弁と出口弁のサイクル的に正しい切換えとポンプ駆動装置の切換えを行うシーケンス制御装置を具備し、このシーケンス制御装置が出口弁に作用する切換え制御装置を含み、送出しシリンダの駆動液圧シリンダを送出しストローク運動を行うよう切換えた後で、送出し室内の圧力と送出し管内の圧力とが同一の圧力値に達するまでは切換え制御装置が出口弁を遮断位置に保持し、前記同一の圧力値に達してから、出口弁が流過位置に切換えられ、この切換えが制御シリンダ圧力室の弁制御による圧力付勢解除によって行われ、この制御シリンダ圧力室の圧力付勢時に出口弁がその遮断位置に保持される、濃厚物質ポンプ用液圧制御装置において、前記切換え制御装置が、出口弁を操作するために設けられた制御シリンダの制御シリンダ圧力室の圧力付勢解除を行う圧力付勢解除弁を有し、この圧力付勢解除弁は、送出しシリンダの駆動シリンダを圧力付勢するために発生する圧力に応じて電気的または液圧的に開閉制御可能であり、送出し室内の圧力と送出し管内の圧力とが同一の圧力値に達し且つ駆動シリンダ内の圧力が調節可能な最小値に達してから圧力付勢解除弁を流過位置に切換えて圧力媒体を制御シリンダの制御シリンダ圧力室から流出させ、出口弁に開放ストロークを実施させることにより、送出し相を実施するようにしたことによって解決される。
【0008】
出口弁をこのように切換えることによって、弁の開放に影響を与える摩擦作用がほとんど除去され、そして送出しシリンダの送出し室内の圧力が送出し管内の圧力に非常に近づくときに出口弁が開放することが簡単に達成される。これはポンプの運転を静粛にする。この場合、運転開始時に駆動シリンダ内の圧力最小値を一回調節するだけで充分であり、送出し物質の所定の性質の場合、運転中、上記の所望の運転条件が得られる。
【0009】
開放時に直ちにその最大流過横断面積の位置に移行する流過弁として、あるいは制御圧力の増大につれて益々大きな開放横断面積を開放する比例弁として、圧力付勢解除弁を択一的に形成することにより、いろいろな切換え特性が得られる。この切換え特性はポンプの使用目的に応じてポンプの回転を静かにするように利用可能である。この場合、前記の弁に対して並列にそれぞれ一つの逆止弁が配置されている。この逆止弁は、制御シリンダ側とこれとは逆の側とにそれぞれ接続部を有し、制御シリンダ側の接続部を介して、制御シリンダの制御シリンダ圧力室内の圧力であって制御シリンダ側とは逆の側よりも高い圧力によって遮断方向に付勢され、制御シリンダ側とは逆の側の接続部を介して、制御シリンダの制御シリンダ圧力室内の圧力よりも高い圧力によって開放方向に付勢されている。
【0010】
本発明による制御装置の好ましい実施形では、並列に接続配置された逆止弁を備えたこのような圧力制御の流過弁の代わりに、流過弁と逆止弁の機能を行う、遠隔制御される逆止弁を設けることができる。この逆止弁は、制御シリンダの制御シリンダ圧力室内の圧力であって該逆止弁の制御シリンダ圧力室とは逆の側よりも高い圧力によって遮断方向に付勢され、そして遠隔制御により、送出しシリンダの駆動シリンダ内の圧力によってその最大開放横断面積に相当する開放位置に達する。
【0011】
送出しシリンダの駆動シリンダは第1の端位置送出器を備えている。駆動シリンダのピストンが送出しシリンダの送出しストロークの終端相においてその端位置のすぐ近くに達するときに、この第1の端位置送出器は端位置信号パルスを発する。送出しシリンダの駆動シリンダは第2の端位置送出器を備え、駆動シリンダのピストンが送出しシリンダの充填ストロークの終端相においてその端位置のすぐ近くに達するときに、この第2の端位置送出器は端位置信号パルスを発する。端位置送出器の端位置信号パルスによって、操作制御弁がその都度切換えられ、入口弁と出口弁とに操作要素として付設された液圧シリンダの圧力付勢と圧力付勢解除は、前記操作制御弁を介してその都度プッシュプル式に達成される。それによって出口弁が開放するときに、両送出しシリンダのその都度一方で入口弁が閉じ、そして他方の送出しシリンダでその入口弁と出口弁の閉鎖および開放運動が逆の順序で行われる。入口弁がその遮断位置に達するときに出力パルスを発生する少なくとも一つの端位置送出器と、入口弁の最も広い開放位置に関連する出力信号を発生する他の端位置送出器が設けられている。弁位置に従属するこの端位置送出器の出力信号は主滑り弁の切換えを行い、この主滑り弁は送出しシリンダの送出し相と充填相を制御する。この場合、制御装置の有利な実施形では、弁位置を検出するために設けられた他の端位置送出器が、出口弁に付設されている。出口弁の閉鎖制御および開放制御のために設けられた液圧シリンダのピストンが、出口弁の遮断状態を伴うその端位置に達したときに、前記他の端位置送出器がその出力信号を発生する。これにより、端位置送出器を用いて、濃厚物質ポンプの確実なシーケンス制御を簡単に行うことができる。このシーケンス制御は、端位置送出器として液圧式パルス送出器を使用し、このパルス送出器によって制御される弁が圧力制御される弁として形成されているときに、純液圧式制御として実施することができる。更に、端位置送出器が電気的または電子的位置センサとして形成され、この位置センサによって制御可能な弁が電磁弁として形成されているときには、シーケンス制御は電気式シーケンス制御として実施することができる。
【0012】
液圧制御装置は、制御されて主滑り弁を切換えることによってプッシュプル式に駆動可能な送出しシリンダを有する、双シリンダポンプとして形成された濃厚物質ポンプにも適している。この送出しシリンダの送出し室は適当なプッシュプル式で1個ずつの入口弁を介して貯蔵容器に接続可能であり、1個ずつの出口弁を介して共通の1本の送出し管に接続可能である。この場合駆動シリンダをプッシュプル式に制御するシーケンス制御によっても行われる、入口弁と出口弁のプッシュプル操作は、切換えシリンダとしての液圧差動シリンダによって達成され、この差動シリンダの底側またはロッド側を圧力付勢することによって、この弁がその閉鎖位置または開放位置に操作可能である。この場合、この切換えシリンダの圧力付勢は、操作制御弁に接続された2本の制御管を介して行われ、この制御管はいわば“補完的な”論理回路で、入口弁の各々一つの制御シリンダの底側の制御室と、他方の入口弁のロッド側の制御室に接続されている。
【0013】
このような濃厚物質ポンプの場合、機能の進行の制御は次のようにすることによって簡単に達成可能である。すなわち、操作制御弁を切換えるために必要な出力信号が端位置パルス送出器によって発せられ、この端位置パルス送出器が1個ずつの送出しシリンダのために設けられた駆動シリンダに付設され、かつこの駆動シリンダのピストンが送出しストロークの終端相または充填ストロークの終端相に対応する端位置に達したときに、一つずつの信号を発し、プッシュプル運転で行われる、両送出しシリンダの駆動シリンダの駆動制御が主滑り弁を介して達成され、この主滑り弁の切換え制御のために必要な制御信号が端位置送出器によって発生し、この端位置送出器が入口弁の切換えのために設けられた液圧シリンダに付設され、かつこの液圧シリンダのピストンがそれぞれ、各弁の閉鎖位置に対応する端位置に達したときに、その都度端位置パルスを発することによって簡単に達成可能である。
【0014】
双シリンダ型濃厚物質ポンプのために合目的に設けられた切換え装置 − この切換え装置によって、ポンプが、濃厚物質を送出し管から貯蔵容器に戻す戻し運転に簡単に切換えられる − は、次のようにすることによって簡単に実現可能である。すなわち、出口弁の切換え制御装置がそれぞれ、出口弁の制御シリンダの制御室と両制御管との間で切換えられ、出口弁の制御シリンダの制御室を圧力で付勢することによって、この弁が閉鎖位置に切換えられ、制御管を圧力付勢することによって、同じ送出しシリンダに所属する入口弁がその開放位置に制御可能であり、出口弁の両切換えシリンダのために、各々1個の運転方法切換え弁が設けられ、この運転方法切換え弁が普通の送出し運転に対応する、ばねでセンタリングされた基本位置で、出口弁の切換えシリンダのロッド側の制御室を圧力供給装置のタンクに接続し、この基本位置に代わるその流過位置で、出口弁のロッド側の制御室をそれぞれ、同じ送出しシリンダの入口弁をその遮断位置に制御する両制御管に接続することによって、簡単に実現可能である。
【0015】
比較的に低い送出し圧力の場合にも、切換え装置の実現を確実にするために、濃厚物質ポンプの両駆動シリンダを交互に圧力付勢および圧力付勢解除する主滑り弁をサイクル的に正しく切換えるために利用される、入口弁の閉鎖によって発せられる端位置パルス信号が、時間遅延素子を経て主滑り弁の切換え機構に供給され、この端位置パルス信号によって、主滑り弁の切換え機構が操作可能である。
【0016】
この主滑り弁が圧力制御される弁として形成され、この弁が二つの制御室を交互に圧力付勢することによってその択一的な機能位置の間で切換え可能であるときには、このような時間遅延素子は簡単な絞り個所として形成可能である。この絞り個所は、パルス送出器から制御室に通じるパルス信号通路に設けられている。その際、前記の時間遅延が濃厚物質ポンプの戻し運転時にのみ働き、従って絞り個所を戻し運転のために利用される運転方向切換え弁の流過路に設けることで充分である。この流過路を介して、戻し運転中、端位置圧力パルスが主滑り弁の制御室に導かれる。
【0017】
いかなる場合でも、運転方法切換え弁のこのような絞り個所の代わりに、またはこのような絞り個所に付加して、パルス信号路の絞り個所を設けると有利である。このパルス信号路の絞り個所は、調節可能な絞りによって形成されている。それによって、主滑り弁の確実な切換えの観点から、その流れ抵抗を調節することができる。
【0018】
双シリンダ型濃厚物質ポンプの場合には、その都度送出しを行うシリンダを共通の1本の送出し管に接続するため、および他のシリンダをポンプの貯蔵容器に接続するために、S形転轍管が設けられている。この転轍管の出口側は駆動シリンダと転轍管自体を切換える間、遮断機構によって送出し管に対して遮断可能である。この遮断機構を駆動するために、差動シリンダが設けられている。この差動の底側を圧力付勢することによって、差動シリンダのピストンロッドのピストンから離れた端部に設けられた遮断機構は、その閉鎖位置に達することができる。この双シリンダ型濃厚物質ポンプの場合には、ポンプ、入口弁および遮断機構の駆動シリンダの正しい制御のために設けられた液圧シーケンス制御は、次のようにすることによってきわめて簡単に実現することができる。すなわち、液圧的に直列に接続された閉鎖制御弁と開放制御弁とを含む組み合わせ弁が設けられ、この組み合わせ弁が切換え制御装置の制御入力部に接続された第1の出力部を備え、この制御入力部を介して、遮断機構を閉鎖するための差動シリンダの底側の制御室の圧力付勢が行われ、かつ遮断機構を開放するためのこの制御室の圧力付勢解除が行われ、組み合わせ弁が更に第2の出力部を備え、この出力部が遮断機構に付設された第1の運転方法切換え弁を介して、遮断機構の切換えシリンダのロッド側の制御室に接続可能であり、この場合、両開閉制御弁を一つずつ個別的に切換えることによって、圧力が組み合わせ弁の両出力部で切換え可能であることによってきわめて簡単に実現することができる。
【0019】
遮断機構に付設された第2の運転方法切換え弁 − ポンプの戻し運転に対応するその機能位置において、高い制御圧力が遮断機構の他の運転方法切換え弁に持続的に作用している − によって、遮断機構の入口制御弁と出口制御弁のいわばバイパスが作られる。このバイパスを介して、ポンプの戻し運転時に、差動シリンダが遮断機構の開放位置に対応する圧力付勢状態に持続的に保持されている。
【0020】
遮断機構の閉鎖位置を達成するための出力信号 − この出力信号によって、制御圧力を転轍管の切換えシリンダに供給する制御圧力供給制御弁が制御可能である − を発生する端位置送出器によって、遮断機構が閉じた後初めて、転轍管と駆動シリンダの切換えが行われることが、簡単に保証される。圧力供給装置のポンプが負荷を感知する可変容量形ポンプとして形成されている場合には、遮断機構の端位置送出器の出力信号によって、ポンプの運転相を最大送出し出力に制御することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1に図示した、全体を10で示す濃厚物質ポンプ、例えばコンクリートポンプは、単一シリンダポンプとして形成されている。この単一シリンダポンプの送出しシリンダ11は線形の駆動シリンダ12によって駆動可能である。この駆動シリンダのピストン13はピストンロッド14を介して送出しシリンダ11のピストン16に固定連結されている。送出しシリンダ11のピストン16は送出し室17の片側の可動画成部を形成している。送出し室は、全体を18で示した入口弁によって、送り出し物質を含む貯蔵容器19に連通可能であるかまたはこの貯蔵容器に対して遮断可能であり、更に全体を21で示した出口弁によって送出し管22に連通可能であるかまたはこの送出し管に対して遮断可能である。
【0022】
駆動シリンダ12は複動シリンダとして形成されている。このシリンダの底側の駆動圧力室23とロッド側の駆動圧力室24は、圧力供給装置28の高圧(P)供給接続部26と還流(T)接続部に交互に接続可能である。圧力供給装置は、駆動シリンダ12によって形成された液圧式負荷回路と、シーケンス制御によって入口弁18と出口弁21を制御する、全体を29で示した制御回路とに圧力を供給するために使用される。制御回路の還流(Tx)−接続部31と、負荷回路の還流接続部27は、圧力供給装置28のタンク32に直接接続されている。制御回路29の制御圧力(Px)接続部33は、可変容量形ポンプ、例えばアキシャルピストン斜板ポンプとして形成された圧力供給装置28の高圧ポンプ36の圧力出口34に直接接続されている。高圧ポンプ36の高圧出口34と、負荷回路の高圧(P)供給接続部26との間には、調節可能な絞り37が接続配置されている。この絞りは負荷回路を生じる。この負荷回路は絞り37によって調節可能である。
【0023】
それぞれ一つの供給相と送出し相を含む周期的に繰り返されるポンプサイクルの、送出し室17の容積を増大する供給相と送出し室17の容積を減少する送出し相の方向に、駆動シリンダピストン13とこの駆動シリンダピストンに固定連結された送出しシリンダピストン16の運動を制御するために、図示実施例では、液圧式のパイロット制御の4/3方向制御弁として形成された主滑り弁38が設けられている。この主滑り弁は“中央の”基本位置Oと第1の流過位置Iと第2の流過位置IIを有する。この基本位置では、駆動シリンダ12の駆動圧力室23,24が圧力供給装置28のタンク32に通じていて圧力負荷解除され、高圧供給接続部26に対して遮断されている。第1の制御室39に制御圧力Pxを込めるときに占める第1の流過位置Iでは、負荷回路の高圧供給接続部26が駆動シリンダ12の底側の駆動圧力室23に接続され、そのロッド側の駆動圧力室24が圧力供給装置28のタンク32に接続されている。それによって、送出しシリンダピストン16は送出し室17の容積を減少する方向に、すなわち矢印41の方向に駆動される。第2の制御室42に制御圧力Pxを加えるときに示す第2の流過位置IIでは、駆動シリンダ12の底側の駆動圧力室23が圧力供給装置28のタンク32に通じていて圧力付勢解除され、駆動シリンダ12のロッド側の駆動圧力室24が、負荷回路の高圧供給接続部26に生じる供給圧力によって付勢されている。それによって、送出しシリンダ11のピストン16は、送出し室17の容積を拡大する方向に、すなわち矢印43の方向に駆動される。
【0024】
濃厚物質ポンプ10の運転中に周期的に行われる、駆動シリンダ12と送出しシリンダ11のピストン13,16の運動の逆転は、第1の液圧式端位置送出器44の圧力出力パルスと、第2の液圧式端位置送出器46の圧力出力パルスとによって開始される。この第1の液圧式端位置送出器44は、駆動シリンダ12のピストン13が送出しシリンダ11近くの点線で示す端位置に達したときに、高圧パルスを発生する。第2の液圧式端位置送出器46は、駆動シリンダ12のピストン13がその底近くの端位置に達したときに、高圧制御パルスを発生する。この場合、端位置送出器44,46のこの圧力出力パルスにより、先ず最初に入口弁18と出口弁21の必要に即した切換え制御が開始され、その後初めてこの弁がポンプサイクルのその都度の相、すなわち供給相または送出し相に適した開放位置または閉鎖位置を占め、主滑り弁38が切換えられる。
【0025】
端位置パルス送出器44,46は圧力制御される単路弁として形成されている。この単路弁は駆動シリンダのピストン13が通過可能でかつこのピストンのその都度の端位置で再び開放可能なセンサ入力部47または48を備えている。このセンサ入力部は駆動シリンダ12のピストン13が“通過可能で”かつこのピストン13のその都度の端位置で再び開放可能である。単路弁は更に、基準入力部49または51を備えている。この基準入力部は両方共ピストン13が通過不可能であり、第1の端位置パルス発生器44の場合送出しシリンダの側で基準入力部49が駆動シリンダ12のロッド側の圧力室24に接続され、そして第2の端位置パルス発生器46の場合底側で基準入力部51が駆動シリンダ12の底側の圧力室23に接続されている。基準入力部49とセンサ入力部47の間、あるいは基準入力部51とセンサ入力部48の間に、運転圧力Pに対応する圧力差が生じるときにのみ、端位置パルス発生器44,46はそのパルス出力部50または55から圧力パルスを発生する。
【0026】
図示実施例の場合、入口弁18と出口弁21はきのこ形弁として形成されている。この弁をプッシュプル操作するために、差動シリンダとして形成された複動の液圧シリンダ52または53がそれぞれ一つずつ設けられている。入口弁18がその遮断位置にあり、出口弁21が開放し、そしてこの出口弁がその遮断位置に切換えられ、入口弁18が開放するように、液圧シリンダ52,53を同時に操作するために、制御回路29の範囲には、端パルス発生器44,46の端位置圧力パルスによって圧力制御されて切換え可能な操作制御弁54が設けられている。
【0027】
この操作制御弁54は4/2方向制御弁として形成されている。この弁をその二者択一的な流過位置I,IIの間で切換えることにより、制御回路の制御接続部56,57は制御圧力レベルPxまたはタンクレベルに交互に切換え可能である。図示において上側の制御接続部56は第1の制御管58を介して、入口弁18を操作するために設けられた差動シリンダ52の底側の制御室59に接続されている。この差動シリンダを圧力付勢することにより、入口弁18は、貯蔵容器19を送出し室17に対して遮断するその閉鎖位置に達する。制御接続部56は更に、第1の制御管58から分岐する制御管58′を介して、出口弁21を操作するための差動シリンダ53のロッド側の制御室61に接続されている。差動シリンダ53を圧力付勢することにより、出口弁21は、送出し室17を送出し管22に接続するその開放位置に達する。
【0028】
制御回路29の他の制御接続部57は第2の制御管62を介して、入口弁18を操作するために設けられた差動シリンダ52のロッド側の制御室63に接続されている。この差動シリンダを圧力付勢することにより、入口弁18は、貯蔵容器19と送出し室17を接続するその開放位置に達する。制御接続部57は更に、全体を64で示した切換え制御装置を介して、出口弁21を操作するために設けられた差動シリンダ53の底側の制御シリンダ圧力室66に接続されている。この差動シリンダ53を制御圧力Pxで圧力付勢することにより、出口弁21は、送出しシリンダ11の送出し室17を送出し管22に対して遮断するその閉鎖位置に達する。
【0029】
次に詳細に説明する切換え制御装置64は、出口弁21の駆動−差動シリンダ53の底側の制御シリンダ圧力室66の圧力を込めると同時に、入口弁18の駆動−差動シリンダ52のロッド側の制御室63に圧力を込める働きをする。しかし、ポンプ10が送出し運転のとき、すなわち材料流れが貯蔵容器19から送出し管22へ脈動案内されるときは、少なくとも送出し管22内の圧力にほぼ一致する圧力が送出し室17内に発生したときに初めて、出口弁21が開放する。
【0030】
駆動シリンダ12の運動制御のために設けられた主滑り弁38の切換えは、構造や機能が駆動シリンダ12の端位置パルス発生器44,46に類似した端位置圧力パルス発生器67,68の端位置圧力パルスによって行われる。この端位置圧力パルス発生器67,68は変形例では両方共、入口弁18を切り換えるために設けられた差動シリンダ52に設けられ、その制御室59,63内の圧力に応答する。この場合、ポンプ10が送出し運転中にあるときに、主滑り弁38は端位置パルス発生器67 − 入口弁18がその遮断位置に達するときに出力バルスを発生する − の出力パルスによって、その第1の制御室39を圧力付勢することによりその機能位置Iに切換えられる。この機能位置では、運転圧力供給接続部26の圧力は、駆動シリンダ12の底側の駆動圧力室23に圧力が込められ、そのロッド側の圧力室24は圧力供給装置のタンク32に接続されている。それによって、駆動シリンダ12と送出しシリンダ11のピストン13,16は送出し方向41に付勢される。入口弁18を切換えるために設けられた差動シリンダ52の第2の端位置パルス発生器68の出力パルスにより、ポンプ10の送出し運転中、主滑り弁38の第2の制御室42が圧力付勢され、それによってこの主滑り弁はその機能位置IIに切換えられる。この機能位置では、駆動シリンダ12の底側の駆動圧力室23が圧力供給装置28のタンク32に接続されて圧力が抜ける。その代わりに、駆動シリンダ12のロッド側の駆動圧力室24が運転圧力Pで付勢される。それによって、駆動シリンダ12と送出しシリンダ11のピストン13,16が送出し室17の圧力込め相に対応する移動方向43に付勢される。
【0031】
送出しシリンダピストン16のこの移動相において、入口弁18が開放し、出口弁21が閉じている。
【0032】
前記の濃厚物質ポンプ10とその制御装置の機能を一層詳細に説明するために、今、送出し運転に対応する出発状態にあると仮定する。この出発状態では、送出しシリンダ11のピストン16が、その機能位置Iにある主滑り弁38 − この主滑り弁は予め、入口弁18が閉鎖位置に達したときに端位置パルス送出器67によって発生する端位置圧力パルスによってこの機能位置Iに切換えられている − を介して、調節可能な絞り37の下流側に生じる運転圧力Pによって付勢されている。一方、駆動シリンダ12のロッド側の駆動圧力室24は圧力負荷解除されている。入口弁18は実線で示したその遮断位置を占め、出口弁21はその実線で示した開放位置を占める。この場合、これに関して必要な、操作シリンダ52の底側の制御室59の制御圧力付勢と、ロッド側の制御室63の圧力付勢解除、並びに出口弁の切換えシリンダ53のロッド側の制御室の制御圧力付勢と、底側の制御シリンダ圧力室66の圧力付勢解除とは、操作制御弁54をその機能位置Iに切換えることによって達成される。この操作制御弁の切換えは、駆動シリンダピストン13の底側の端位置を通過するときに達成され、端位置パルス送出器46の出力パルスによって開始される。
【0033】
ポンプサイクルの送出し相の経過において停止状態 − この停止状態では運転圧力Pと送出し管22内の圧力は所定の値を有する − に相当する、図1に図示したこの出発状態から、駆動シリンダ12のピストン13は、その送出しシリンダ側の端位置の近くに達する。この場合、ピストンがこの端位置に達する直前に、第1の端位置パルス送出器44は切換えパルスを発生する。この切換えパルスにより、予めその機能位置Iに係止されている操作制御弁54はその機能位置IIに切換えられる。この機能位置IIでは、制御接続部57に制御圧力Pxが発生し、制御回路29の制御接続部56はタンク32に通じ、圧力付勢解除されている。それによって、駆動シリンダピストン13がその送出しシリンダ側の端位置の方へ移動する間、入口弁18の切換えシリンダ52のロッド側の制御室63は第2の制御管62を介して制御圧力Pxで付勢され、出口弁21の切換えシリンダ53の底側の制御シリンダ圧力室66は切換え制御装置64を介して制御圧力Pxで付勢され、そして入口弁18の切換えシリンダ52の底側の制御室59と、出口弁21の切換えシリンダ53のロッド側の制御室61は第1の制御管58を介して圧力付勢解除される。それによって、入口弁18が開放し、出口弁21が閉じる。入口弁と出口弁のこの切換え過程は非常に迅速に行われる。
【0034】
入口弁18の切換えシリンダ52のピストン69が入口弁18の最大横断面積に相当する端位置に達すると、底側の端位置パルス送出器68の端位置出力パルスが発生し、この出力パルスによって主滑り弁38がその機能位置IIに切換えられる。この機能位置では、駆動シリンダ12の底側の駆動圧力室23が圧力付勢解除され、そのロッド側の駆動圧力室24が運転圧力Pによって付勢される。今や、送出しシリンダピストン16は矢印43の方向に行われるその供給ストローク運動を行う。この供給ストローク運動では、送出し物質が貯蔵容器19から、拡大する送出し室17に流入する。この送出し室は出口弁21が閉じているため、送出し管22に対して遮断されている。
【0035】
駆動シリンダ12のピストン13をその底側の端位置に近づけることによって、すなわちこの端位置に達する直前に、駆動シリンダ12の第2の端位置パルス送出器46が出力パルスを発生する。この出力パルスにより、操作制御弁54は再びその機能位置Iに切換えられて戻る。この機能位置Iでは、高い制御圧力Pxが再び制御接続部56に発生し、第1の制御管58を経て再び入口弁18の切換えシリンダの底側の制御室59に達し、かつ制御管58′を経て出口弁21の切換えシリンダ53のロッド側の制御室61に達する。入口弁18の切換えシリンダ52のロッド側の制御室63が第2の制御管62を介して供給装置28の無圧のタンク32に接続され、操舵制御弁54が再びタンクに直接接続されるので、入口弁18は直ちに再び、貯蔵容器19を送出し室17に対して遮断するその閉鎖位置に移行する。この場合、この閉鎖位置に達することにより、ロッド側の端位置パルス送出器67が圧力出力パルスを発生する。このパルスにより、主滑り弁38が再び、駆動シリンダ13の送出し運転に対応する機能位置Iに切換えられる。それによって、矢印41の方向に行われる、送出しシリンダ11のピストン16の送出しストローク運動が開始される。
【0036】
操作制御弁54をその機能位置Iに切り換えると同時に遮断位置に達する入口弁18と異なり、出口弁21は遅れて開放する。すなわち、切換え制御装置64の作用により、送出し室17内の圧力P1と送出し管22内の圧力P2とが同一の圧力値に達し且つ駆動シリンダ12内の圧力が調節可能な最小値に達してから初めて出口弁21は開放する。その後初めて、出口弁21の制御シリンダ53の底側の制御シリンダ圧力室66から、圧力媒体がタンク28に流出し得る。
【0037】
図示実施例では、切換え制御装置64は圧力弁71と、この圧力弁に対して並列に接続配置された逆止弁73とを備えている。この圧力弁71は、予圧縮力を調節可能な弁ばね72によって、その遮断位置に押され、送出し運転時に駆動シリンダ12の底側の駆動圧力室23に発生する運転圧力Pによって、開放方向に付勢される。この運転圧力Pは例えば、主滑り弁38と駆動シリンダ12の間の検出個所79で検出可能である。逆止弁73の並列接続部は、出口弁21の制御シリンダ53の底側の接続部と第2の接続管62との間に接続配置されている。逆止弁73は出口弁21の制御シリンダ53の底側の制御シリンダ圧力室66内の圧力であって制御シリンダ53側とは逆の側よりも高い圧力によって遮断方向に付勢され、第2の制御管62内の圧力であって制御シリンダ圧力室66内の圧力よりも高い圧力によって流過方向に付勢されている。圧力弁71の開放制御のために利用される圧力は、高圧ポンプ36の出口34で直接検出可能であるかあるいはこの出口と駆動シリンダ12の間の“どこかで”、または駆動シリンダ12の底側の駆動圧力室に接続された圧力管のどこかで検出可能である。弁ばね72の予圧縮力を調節することにより、“開放圧力” − この開放圧力で圧力弁71がその開放位置に達する − が調節可能である。この場合、送出しシリンダ11のピストン16の送出しストローク運動の開始時に送出し室17に発生する圧力P1が、送出し管22内の圧力P2と同一の圧力値になったとき、且つ駆動シリンダ12内の圧力が調節可能な前記最小値に達したときに圧力弁71が開放するよう(前記開放圧力に達するよう)弁ばね72の予圧縮力を調節するのが合目的である。これが弁ばね72の予圧縮力を調節することによって達成されると、最適の静かなポンプ運転が達成される。なぜなら、出口弁21が開放するときに送出し管22から送出し室17への逆流または送出し管22に通じる送出し室17の急激な減圧が生じないからである。この急激な減圧は、ポンプ10の不所望な騒音発生および摩耗を促進する振動につながる。
【0038】
切換え制御装置64としての、最低開放圧力を上回った後で増大する運転圧力Pによって増大する開放横断面積を開放する圧力弁71と、この圧力弁に対して並列に接続された逆止弁73との代わりに、図1aに詳しく示すように切換え制御装置を圧力遠隔制御される逆止弁73′として形成することができる。この逆止弁は図1の切換え制御装置64の逆止弁73の機能と圧力弁71の機能を一つの構成要素に合一している。逆止弁73’は制御シリンダ53の制御シリンダ圧力室66内の圧力であって該逆止弁73’の制御シリンダ圧力室66とは逆の側よりも高い圧力によって遮断方向に付勢され、遠隔制御により、送出しシリンダ11の駆動シリンダ12内の圧力によってその開放位置に切換え可能である。切換え制御装置64と異なり、遠隔制御される逆止弁73′は、開放するや否や直ちに最大開放面積を有する開放状態を占めることにより、“階段状の”切換え特性を有する。
【0039】
出口弁21の開放に対して影響を与えるために、減圧器74が適している。この減圧器により、駆動シリンダ12の底側の駆動圧力室23内の運転圧力Pまたはポンプサイクルの送出し相の進行に従って送出し室17内に発生する圧力P1に対する、場合によっては調節変更可能な所定の最小比iminで、圧力P3が調節可能である。この圧力P3は、出口弁21の開放を補助するために、出口弁21の制御シリンダ53のロッド側の制御室61に込められる。減圧器74は制御管58′を介して第1の制御管58に接続されている。
【0040】
入口弁18の切換えシリンダ52のピストン69がその底側の端位置に達するときに、主滑り弁38の切換えのためのパルスを発生する、入口弁18に付設された端位置パルス送出器68の代わりに、破線で記入しているように、出口弁21に付設した端位置パルス送出器68′を使用することができる。この端位置パルス送出器は、出口弁21が閉鎖位置に達するときに、主滑り弁38の切換えのために利用可能な出力パルスを発生する。出口弁21と入口弁18の制御シリンダ53,52の液圧制御に従って、通常は、入口弁18が開放位置に達すると同時に、出口弁が閉鎖位置に達しなければならない。しかし、入口弁18が開放位置に達するのよりも少しだけ、出口弁21が遅れて閉鎖位置に達してもよいので、出口弁21が閉鎖位置に達したことを示す、この出口弁に付設された端位置パルス送出器68′の出力パルスを、主滑り弁38の切換えのために利用すると、非常に合目的である。それによって、シーケンス制御の進行に従って、出口弁21がこの閉鎖位置に達したときに初めて、主滑り弁38を確実に切り換えることができる。
【0041】
必要なときに濃厚物質ポンプ10を戻し運転方法 − この戻し運転方法では、送出し物質が送出し管22から貯蔵容器19に送られて戻される − でも使用できるようにするために、第1の運転方法切換え弁76と第2の運転方法切換え弁77が設けられている。この第1の運転方向切換え弁76は操作制御弁54と両制御管58,62の間に接続配置されている。第2の運転方法切換え弁を介して、端位置パルス送出器67,68または68′の出力パルスを、主滑り弁38の制御室39,42に供給可能である。
【0042】
運転方法切換え弁76,77は4/2方向制御弁として形成されている。この方向制御弁は送出し運転に対応するばねでセンタリングされた基本位置0を有し、一緒の電気的または手動の操作によって、“励起した”機能位置Iに切換え可能である。この機能位置では、送出し物質が戻し管22から貯蔵容器19に戻されるように、入口弁18と出口弁21の切換え過程が駆動シリンダ12と送出しシリンダ11の作動ストロークと同期する。
【0043】
可変容量形ポンプと仮定した、圧力供給装置28の高圧ポンプ36は、構造と機能が知られている、略示した調節機構78を備えている。この調節機構は負荷を感知する高圧ポンプ36の運転を次のように行う。すなわち、濃厚ポンプの運転中、絞り37を経て流れる圧油流れが時間当たり一定になるように行う。これは、ポンプサイクルの送出し相と供給相の間、濃厚ポンプ10を一定の材料流れに調整することに相当する。この調整はその都度の運転圧力に依存して行われる。この運転圧力は駆動圧力室のすぐ近くで検出個所79,81で検出され、シャトル逆止弁78と調整弁83を介して調節機構78に供給される。この調整弁83は図示実施例では圧力制御される3/2方向制御弁として形成されている。この方向制御弁のばねでセンタリングされた基本位置0は、流過位置である。この流過位置では、シャトル逆止弁82を経て調整弁83に案内される運転圧力が、調節機構78へ更に案内される。駆動シリンダ12の端位置圧力パルス発生器44,46の端位置出力パルスは、他のシャトル逆止弁84を介して調整弁83の制御室86に供給される。この端位置出力パルスにより、調整弁は、駆動シリンダ12の運動切換え過程の間、基本位置0の代わりのその機能位置Iに切換えられる。この機能位置では、最大制御圧力Pxが調節機構78に作用するので、この運動逆転相では、可変容量形ポンプが最大送出し出力で作動する。
【0044】
駆動シリンダ12の端位置パルス送出器44,46と操作制御弁54との“間の”第1の運転方法切換え弁76の破線で記入した回路装置は、操作制御弁54と制御ユニット29の制御接続部56,57との“間の”第1の運転方法切換え弁76の実線で示した回路装置と機能的に同等である。それにより、運転方法切換え弁76の基本位置において、送出しシリンダ側の第1の端位置パルス送出器44の端位置信号出力部50は操作制御弁54の制御室87に接続されている。この制御室を圧力付勢することにより、操作制御弁54はその機能位置IIに切換えられる。運転方法切換え弁の基本位置では更に、パルス出力部55が操作制御弁54の制御室88に接続されている。この制御室88を圧力付勢することにより、操作制御弁54はその機能位置Iに切換えられる。
【0045】
主滑り弁38、操作制御弁54、運転方法切換え弁76,77、両シャトル逆止弁82,84およびポンプ調整弁83を含む液圧回路装置は、きわめて合目的な実施形では、全体を90で示した液圧ブロックにまとめられている。この液圧ブロックは図1に基づいて詳細に説明した構造により、双シリンダ型濃厚物質ポンプの場合に圧力供給および弁制御のために利用することが可能である。この双シリンダ型濃厚物質ポンプは例えば、図1に基づいて説明する種類の、プッシュプル方式で作動する二つのポンプを含むポンプである。送出し室17から延びるこのポンプの送出し管22は、いわゆる“転轍管構造”をして、更に延びる図示していない唯一の送出し管に開口している。この送出し管の中を、材料流れが充分に連続的に流れる。
【0046】
二つの駆動シリンダ12と、この駆動シリンダによって駆動され、それぞれ一つの入口弁と出口弁とそれぞれ一つの切換え制御装置を備えた送出しシリンダ11とを含むこの種のポンプ10′は、図2において、簡略化するために、その両駆動シリンダ12/1,12/2、入口弁を開閉する複動の差動シリンダ52/1,52/2、出口弁の開閉運動を行う差動シリンダ53/1,53/2およびこの差動シリンダに付設された切換え制御装置64/1,64/2によって示してある。
【0047】
図1,2の要素について同じ参照符号を使用してる場合には、これは構造や機能が同一およびまたは類似であることと、同時にこれに関して上述の説明部分の参照を含むことを示す。
【0048】
両駆動シリンダ12/1,12/2の底側の駆動圧力室23/1,23/2はそれぞれ個別的に、液圧ブロック90の出力接続部81または79に接続される。この出力接続部は運転中主滑り弁38の切換えによって代わる運転圧力レベルまたはタンクレベルにある。出力接続部は更に、検出個所を形成している。この検出個所で、シャトル逆止弁82によってその都度の運転圧力が検出され、調整弁83を経て可変容量形ポンプ36の調節機構78に供給される。両駆動シリンダ12/1,12/2のロッド側の両駆動圧力室24/1,24/2は、横方向管91を介して常に互いに連通状態に保持されている。念のために述べると、濃厚物質ポンプ10′の機能的に同等の実施形では、駆動シリンダ12/1,12/2の底側の駆動圧力室23/1,23/2の代わりに、そのロッド側の駆動圧力室24/1,24/2が液圧ブロック90の出力接続部81または79に接続され、その代わりにその底側の駆動圧力室23/1,23/2は、機能的に横方向管91に一致する“シーソー油管”によって互いに接続可能である。
【0049】
説明のためにのみ軸線平行に配置して示した駆動シリンダ12/1,12/2の共通の送出し方向41に見て、左側の駆動シリンダ12/2は、構造と機能が端位置パルス送出器44,46に一致する圧力パルス送出器を備えている。この圧力パルス送出器の信号出力部55,50は、液圧ブロック90の適当に示した接続個所に接続され、そこから端位置出力パルスがシャトル逆止弁84を経て調整弁83の制御室86に供給される。この調整弁はこのパルスによって次のような機能位置に切換えられる。すなわち、ポンプ36が調節機構78によって最大送出し出力に調節される機能位置に切換えられる。この端位置パルス送出器44,46の出力パルスは、第1の運転方法切換え弁76を経て操作制御弁54の制御室87,88に案内され、この操作制御弁の切換えのために利用される。入口弁と出口弁は図1の実施例の場合と同様に、その切換えシリンダ52/1,52/2または53/1,53/2の底側の制御室が高い制御圧力Pxで付勢され、そのロッド側の制御室の圧力が解除されるときに、その遮断位置を占めるように形成されている。
【0050】
操作制御シリンダ54の圧力レベル、すなわち制御圧力Pxまたはタンク圧力レベルを切換えることによって連通可能である、液圧ブロック90の制御接続部56,57には、それぞれ一つの制御管92または93が接続されている。この制御管を介して、入口弁と出口弁をプッシュプル方式で制御可能である。制御接続部56は、操作制御弁54の機能位置Iにおいて高い制御圧力レベルPxにあり、操作制御弁54の機能位置IIにおいて圧力供給装置28のタンク32に接続されている。この制御接続部に接続された第1の制御管92は、濃厚物質ポンプ10′の“左側の”送出しシリンダの入口弁の切換えシリンダ52/2のロッド側の制御室63/2と、濃厚物質ポンプ10′の“右側の”送出しシリンダの入口弁の切換えシリンダ52/1の底側の制御室59/1とに液圧的に直接接続され、そして切換え制御装置64/2を介して“左側の”送出しシリンダの出口弁の制御シリンダ53/2の底側の制御室66/2に液圧的に接続されている。
【0051】
液圧ブロック90の他の制御出力部57に接続された第2の制御管93は、左側の送出しシリンダの入口弁の切換えシリンダ52/2の底側の制御室59/2と、右側の送出しシリンダの入口弁の切換えシリンダ52/1のロッド側の制御室63/1とに直接送出し、そして切換え制御装置64/1を介して右側の送出しシリンダの出口弁の制御シリンダ53/2の底側の制御室66/1に送出す。切換え制御装置64/1,64/2の制御管側の接続部は89/1と89/2によって示してあり、その制御室側の接続部は95/1と95/2によって示してある。
【0052】
それぞれ個別的に設けられた運転方法切換え弁94,96の出口弁の切換えシリンダ53/1,53/2のための、濃厚物質ポンプ10′の普通の送出し運転に対応する基本位置0において、両切換えシリンダ53/1,53/2のロッド側の制御室61/1,61/2は、圧力供給装置28のタンク32に接続されている。
【0053】
両入口弁の切換えシリンダ52/1,52/2はそれぞれ一つの“ロッド側の”端位置(圧力)パルス送出器67/1,67/2を備えている。この端位置(圧力)パルス送出器は、その構造と機能が図1の実施例の端位置パルス送出器67,68に一致しており、切換えシリンダ52/1,52/2のピストンがその都度の入口弁の閉鎖位置に対応するその端位置に達したときにそれぞれ、圧力出力パルスを発生する。
【0054】
基本位置0にある第2の運転方法切換え弁77を介して交互に主滑り弁38の制御室39,42に案内される端位置パルス送出器67/1,67/2の圧力出力パルスにより、この主滑り弁38が、ポンプ10′の送出し運転中、それぞれ機能位置IまたはIIに切換えられる。この機能位置では、送出しシリンダが送出し物質を貯蔵容器から送出し管に押しのけ、その入口弁18が遮断位置を占める。
【0055】
液圧ブロック90の第1の運転方法切換え弁76を介して、端位置パルス送出器44,46の信号出力部55,50が、図2に示した回路装置内の操作制御弁54の一つずつの制御室87,88に接続される。
【0056】
ポンプ10′の戻し運転では、送出し物質が送出し管から貯蔵容器に送り出されて戻される。ポンプ10′が戻し運転で作動するときには、操作制御弁54と主滑り弁38に付設された運転方法切換え弁76,77と、出口弁に付設された運転方法切換え弁94,96とが、図示の基本位置0から、その代わりの機能位置Iに切換えられる。これは手動または電気的に制御して行うことができる。すべての運転方法切換え弁76,77,94および96が同時に切換えられると合目的である。
【0057】
出口弁の切換えシリンダ53/1,53/2のロッド側の制御室61/1,61/2がその運転方法切換え弁94,96を介して圧力供給装置のタンク32に持続的に接続保持されているポンプ10′の送出し運転と異なり、材料が送出し管からポンプの貯蔵容器に逆流するポンプ10′の戻し運転では、ロッド側の制御室61/1,61/2が制御管92,93を介して、高い制御圧力Pxによって交互に付勢される。すなわち、その開放位置へ“能動的に”制御される。
【0058】
出口弁をその遮断機能位置へ切換えることは、ポンプ10′の送出し運転の場合と同様に行われる。すなわち、入口弁の切換えと同期して、かつ送出し物流流れの逆転をもたらす順序で、切換え制御装置64/1,64/2を介して、出口弁の底側の制御室66/1,66/2を圧力付勢することによって行われる。
【0059】
特に戻し運転方法において、入口弁と出口弁が送出し運転に対して“逆の”材料流れ方向に適したその切換え位置に達した後初めて、主滑り弁が切換えられるようにするために、液圧制御ブロック90の制御接続部97,98に通じるパルス信号管99,101は、調節可能な絞り102,103を備えている。この制御接続部97,98には、第2の運転方法切換え弁を介して主滑り弁38の制御室39,42が接続されている。パルス信号管を経て、入口弁の切換えシリンダ52/1,52/2の端位置パルス送出器67/1,67/2の制御パルスが制御ブロック90に案内される。絞り102,103を適当に調節することにより、入口弁と出口弁の切換えに対して、主滑り弁の切換えを遅らせることができる。これは特に戻し運転方法にとって重要である。この戻し運転方法では、出口弁が − 交互に − 送出し管に発生する材料圧力に抗して開放しなければならず、出口弁の開放が送出しシリンダの送出し運転によって補助されないからである。
【0060】
パルス信号管99,101の調節可能な絞り102,103の代わりにまたはこの絞りに付加して、第2の運転方法切換え弁77の、逆転運転で使用される流過通路104,106が絞り107または108を備えていてもよい。この絞りは勿論、固定絞りとして簡単に形成可能である。
【0061】
この機能を有する調節可能な絞り102,103または固定絞り107,108は、図1の実施例の場合にも設けることができる。
【0062】
他の実施例を説明するために、図3を参照されたし。図3は双シリンダ型ポンプとして形成された濃厚物質ポンプ10″を示している。この濃厚物質ポンプは、駆動シリンダ12/1,12/2の制御および液圧ブロックを用いたそのプッシュプル制御については、図2の実施例と同じであるが、図示していない送出しシリンダの送出し室を共通の1本の送出し管22に周期的に交互に接続するために、揺動可能なS形管112を有するそれ自体公知の構造の略示した転轍管111が設けられている点が、図2に実施例と異なっている。このS形管は送出し管22に持続的に連通接続され、その一方の揺動位置で一方の送出しシリンダの送出し室に連通接続され、そのとき他方の送出しシリンダの送出し室は貯蔵容器に接続されおり、そして他方の揺動位置においてS形管はこの送出しシリンダの送出し室に接続される。
【0063】
転轍管111の揺動駆動装置として、反対方向に作用する2個の切換えシリンダ113/1,113/2が設けられている。この切換えシリンダのピストンがS形管112に形状補完的に枢着連結されている。従って、その駆動室114/1または114/2を交互に圧力付勢または圧力付勢解除すると、切換えシリンダは1個の複動液圧シリンダのように作動する。転轍管切換えシリンダ113/1,113/2とS形管112の運動力学的な連結は、次のように行われる。すなわち、左側の切換えシリンダ113/2の駆動室114/2が高い圧力で付勢され、右側の切換えシリンダ113/1の駆動室114/1が圧力付勢解除されているときに、左側の送出しシリンダの送出し室がS形管112を介して送出し管22に接続され、そしてその逆も成り立つように行われる。
【0064】
転轍管111の切換えシリンダ113/1,113/2の切換え制御は、図2の実施例の入口弁の切換えシリンダ52/1,52/2の制御と同様に行われる。この場合、この実施例に基づいて説明した、同じ構造および同じ機能を有する液圧制御ブロック90は、図3の実施例の場合に、切換えシリンダ113/1,113/2の制御について利用される。
【0065】
図1,2,3の機能要素に同じ参照符号が付けてある場合には、これは構造や機能が同一およびまたは類似であることと、その都度上述の説明部分の参照を含むことを示す。
【0066】
切換えシリンダ113/1,113/2は端位置パルス送出器67/1,67/2に機能的に一致する圧力出力部117/1,117/2を有する。この圧力出力部は、それぞれの切換えシリンダピストンの底から離れた端位置において、駆動室114/1または114/2に開放し、それによって駆動室114/1,114/2に込められる制御圧力のレベルの圧力信号を発生する。それによって、主滑り弁38はその択一的な機能位置I,IIの間で切換え可能である。
【0067】
送出し管22は図1の出口弁21に類似形成された遮断機構121によって、転轍管切換え過程が持続するようS形管に対して遮断可能である。この場合、遮断機構121を駆動するために設けられた差動シリンダ118が端位置パルス送出器119を備えている。この端位置パルス送出器は、差動シリンダ118の底側の制御室122を制御圧力Pxで圧力付勢した後、遮断機構121が送出し管22に対してS形管112を遮断するその端位置に達するときに、その出力圧力パルスを発する。
【0068】
遮断機構121の差動シリンダ118を正しく制御するために、閉鎖制御弁123、開放制御弁124、および4/2方向制御弁として形成された2個の運転方法切換え弁126,127が設けられている。この運転方法切換え弁のばねでセンタリングされた基本位置0は濃厚物質ポンプ10″の普通の送出し運転に対応し、その代わりの機能位置Iは戻し運転に対応している。更に、転轍管駆動装置113/1,113/2のための圧力で制御される供給制御弁128が設けられている。この供給制御弁は、遮断機構121の差動シリンダの端位置パルス送出器119の端位置圧力パルスを待っているときにのみまたは待っている間、ポンプ36の高圧出口34を、液圧シーケンス制御の液圧ブロック90の制御圧力接続部33に接続する。これにより、時間が定められる。この時間内で、転轍管111が切換えられる。この場合、この時間内で、高圧ポンプ36が調整弁83を介して最大送出し出力に調節される。手動でまたは電気的に制御されて切換え可能な他の運転方法切換え弁として、供給制御弁128に対して液圧的に並列に接続配置された2/2方向制御弁128′が設けられている。この方向制御弁は送出し運転に相当する遮断位置Iと、戻し運転に相当する流過位置IIを有する。この流過位置では、高圧ポンプ36の圧力出口34が液圧ブロック90の制御接続部33に接続されている。このような2/2方向制御弁をポンプ36の高圧出口34と供給制御弁128の制御室との間に挿入すると、前記と同じ機能を発揮する。
【0069】
図2の実施例に付加して設けられたこの弁の機能的な調和について、次に、濃厚物質ポンプ10″の作動サイクルに基づいて一層詳しく説明する。
【0070】
濃厚物質ポンプ10″の“右側の”送出しシリンダがその送出しストローク運動を行い、従ってその駆動シリンダ12/1のピストン13/1が矢印41の方向に“右側へ”移動するという状況から出発する。この状況では、転轍管111の右側の切換えシリンダ113/1の駆動室114/1が圧力で付勢され、右側の送出しシリンダの送出し室が転轍管111のS形管112を介して送出し管22に接続されている。この場合、遮断機構121は開放している。すなわち、遮断機構121の底側の駆動室122が、この駆動室に接続された切換え制御装置64または64′、この切換え制御装置に接続された制御管129、開放制御弁124および閉鎖制御弁123を介して、圧力供給装置28のタンク32に通じて付勢解除されている。開放制御弁と閉鎖制御弁はその図示機能位置にある。
【0071】
この状況の前に、右側の切換えシリンダ113/1の圧力出口117/1で端位置信号が送出されている。この端位置信号によって、開放制御弁124は、その流過通路が“平行に”延長するその図示機能位置Iに切換えられ、液圧ブロック90の主滑り弁38はその流過通路が“交叉して”延びるその機能位置IIに切換えられている。更に、濃厚物質ポンプ10″の左側の駆動シリンダ12/2の送出しストロークの端部に応答する端位置パルス送出器44の端位置パルスが既に送出されている。この端位置パルス送出器の出力信号によって、閉鎖制御弁123は、切換え記号でその制御通路が“交叉して”延びる図示機能位置IIに切換えられ、操作制御弁54は、切換え信号でその流過通路が“平行に”延長するその図示機能位置Iに切換えられている。この弁機能位置の結果、仮定した出発状況が生じる。この出発状況では、右側の送出しシリンダがその送出しストローク運動を、左側の送出しシリンダがその充填ストローク運動を行っている。
【0072】
右側の送出しシリンダの送出し相または左側の送出しシリンダの充填相が更に進むと、左側の送出しシリンダの駆動シリンダ12/2のピストンはその底近くの端位置に達する。それによって、この端位置を検出する端位置パルス送出器46は圧力出力パルスを放つ。この圧力出力パルスによって、操作制御弁54は切換え記号でその流路が交叉して延びるその機能位置IIに切換えられ、閉鎖制御弁はその流路が平行に延長するその機能位置Iに切換えられる。
【0073】
その結果先ず最初に、遮断機構121がその遮断位置に達する。なぜなら、制御管129が高い制御圧力で付勢されるからである。この制御圧力は切換え制御装置64または64′を経て、遮断機構121の差動シリンダ118の底側の駆動室122に込められる。その結果更に、遮断機構121がその遮断位置に達することによって、遮断機構121の差動シリンダ118の端位置パルス送信器119が遮断機構121の閉鎖位置を示すその圧力出力パルスを発生する。この圧力出力パルスによって、供給制御弁128は切換え記号でその流路が交叉して延びるその機能位置IIに切換えられる。この切換え位置では、高い制御圧力Pxが操作制御弁54に近づく。この操作制御弁はその機構位置IIで、転轍管111の左側の切換えシリンダ113/2の駆動室114/2に接続される。それによって、転轍管は左側の送出しシリンダの送出し室を送出し管22に接続する、そのS形管122の位置に切換えられる。この切換えの実施によって、転轍管の左側の切換えシリンダ113/2の圧力出口117/2に、圧力出力信号が発生する。この圧力出力信号によって、開放制御弁124は切換え記号でその流路が交叉して延びる機能位置IIに切換えられ、同時に主滑り弁38は切換え記号でその流路が平行に延びる機能位置Iに切換えられる。開放制御弁124の切換えによって、遮断機構122の差動シリンダ118の駆動室122が再び圧力付勢解除されるので、遮断機構121は再び開放可能である。そして、機能位置Iにある主滑り弁38を経て、運動圧力Pが濃厚物質ポンプ10″の左側の駆動シリンダ12/2の底側の駆動室23/2に込められる。それによって、左側の送出しシリンダが送出し運転を行い、右側の送出しシリンダ12/1が充填ストローク運動を行う。
【0074】
上記の作用は、左側の送出しシリンダの駆動シリンダ12/2のピストンがその底から離れた端位置の近くに達し、この端位置に応答する端位置圧力パルス送出器44が圧力パルスを発するや否や、繰り返される。
【0075】
戻し運転方法 − この戻し運転方法では濃厚物質が送出し管22から貯蔵容器に戻される − への図3の濃厚物質ポンプ10″の切換えは、運転方法切換え弁76,77,126,127を、切換え記号でその流路が交叉して延びる、ばねでセンタリングされたその基本位置0から、切換え記号でその流路が平行に延びる機能位置Iに切換え、同時に2/2方向制御弁として形成された運転方法切換え弁128′をその流路位置IIに切換えることによって行われる。この場合、転轍管111に付設された運転方法切換え弁127,127の切換えにより、濃厚物質ポンプ10″の戻し運転方法において遮断機構121はその開放位置を持続して占める。なぜなら、この運転方法でバイパス弁として作用する運転方法切換え弁127 − この切換え弁の機能位置Iでは閉鎖制御弁と開放制御弁がバイパス通路によって架橋されている − と、機能位置Iにある、転轍管111に付設された第2の運転方法切換え弁126とを介して、遮断機構121の差動シリンダ118のロッド側の制御室131が高い制御圧力Pxによって持続的に付勢保持され、底側の制御室122が圧力供給装置の無圧のタンク32に接続されて付勢解除され、そして2/2方向制御弁128′をその流過位置IIに切換えることによって、転轍管111の切換えシリンダ113/1,113/2への圧力供給が確実に行われるからである。
【0076】
上記において、濃厚物質ポンプ10,10′,10″の送出し運転および戻し運転をシーケンス制御するための端位置パルス送出器と弁は、液圧式パルス送出器およびこのパルス送出器によって液圧制御可能な弁として形成されているが、その代わりに電気的なパルス送出器と電気的に制御可能な弁を合目的に使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液圧制御装置を備えた単一シリンダ型濃厚物質ポンプの液圧回路図である。
【図1a】液圧制御装置の範囲内に設けられた出口弁用切換え制御装置の、図1の実施例の代わりの実施形を示す図である。
【図2】双シリンダ型濃厚物質ポンプ用の本発明による液圧制御装置の他の実施例の液圧回路図であり、各々の送出しシリンダのために入口弁と出口弁が1個ずつ設けられている。
【図3】送出しシリンダを共通の1本の送出し管に接続するためのS形転轍管を備えた双シリンダ型濃厚物質ポンプ用の本発明による液圧制御装置の液圧回路図である。
Claims (15)
- 液圧シリンダ(12)によって駆動可能な少なくとも一つの送出しシリンダ(11)を具備し、この送出しシリンダの送出し室(17)が液圧操作可能な入口弁(18)と液圧操作可能な出口弁(21)とを介して貯蔵容器(19)と送出し管(22)とに交互に接続可能であり、送出しシリンダ(11)のピストン(16)が送出し室(17)の容積を増大する方向に摺動する送出しシリンダ(11)の充填相では、入口弁(18)が開放し、出口弁(21)が閉じており、送出しシリンダ(11)のピストン(16)が送出し室(17)の容積を減少する方向に駆動される送出しシリンダの送出し相では、出口弁(21)が開放し、入口弁(18)が閉じており、更に、入口弁(18)と出口弁(21)のサイクル的に正しい切換えとポンプ駆動装置の切換えを行うシーケンス制御装置を具備し、このシーケンス制御装置が出口弁(21)に作用する切換え制御装置(64)を含み、送出しシリンダ(11)の駆動液圧シリンダ(12)を送出しストローク運動を行うよう切換えた後で、送出し室(17)内の圧力(P1)と送出し管(22)内の圧力(P2)とが同一の圧力値に達するまでは切換え制御装置が出口弁(21)を遮断位置に保持し、前記同一の圧力値に達してから、出口弁(21)が流過位置に切換えられ、この切換えが制御シリンダ圧力室(66)の弁制御による圧力付勢解除によって行われ、この制御シリンダ圧力室(66)の圧力付勢時に出口弁(21)がその遮断位置に保持される、濃厚物質ポンプ用液圧制御装置において、
前記切換え制御装置(64;64’)が、出口弁(21)を操作するために設けられた制御シリンダ(53)の制御シリンダ圧力室(66)の圧力付勢解除を行う圧力付勢解除弁(71)を有し、この圧力付勢解除弁(71)は、送出しシリンダ(11)の駆動シリンダ(12)を圧力付勢するために発生する圧力に応じて電気的または液圧的に開閉制御可能であり、送出し室(17)内の圧力(P1)と送出し管(22)内の圧力(P2)とが同一の圧力値に達し且つ駆動シリンダ(12)内の圧力が調節可能な最小値に達してから圧力付勢解除弁(71)を流過位置に切換えて圧力媒体を制御シリンダ(53)の制御シリンダ圧力室(66)から流出させ、出口弁(21)に開放ストロークを実施させることにより、送出し相を実施するようにしたことを特徴とする濃厚物質ポンプ用液圧制御装置。 - 圧力付勢解除弁(71)が圧力制御される流過弁(71)として形成され、この流過弁に対して並列に逆止弁(73)が配置され、この逆止弁が制御シリンダ(53)側とこれとは逆の側とにそれぞれ接続部を有し、制御シリンダ(53)側の接続部を介して、制御シリンダ(53)の制御シリンダ圧力室(66)内の圧力であって制御シリンダ(53)側とは逆の側よりも高い圧力によって遮断方向に付勢され、制御シリンダ(53)側とは逆の側の接続部を介して、制御シリンダ(53)の制御シリンダ圧力室(66)内の圧力よりも高い圧力によって開放方向に付勢されていることを特徴とする請求の範囲第1項の液圧制御装置。
- 圧力付勢解除制御弁(71)が比例弁として形成され、この比例弁に対して並列に逆止弁(73)が配置され、この逆止弁が、制御シリンダ(53)側とこれとは逆の側とにそれぞれ接続部を有し、制御シリンダ(53)側の接続部を介して、制御シリンダ(53)の制御シリンダ圧力室(66)内の圧力であって制御シリンダ(53)側とは逆の側よりも高い圧力によって遮断方向に付勢され、制御シリンダ(53)側とは逆の側の接続部を介して、制御シリンダ(53)の制御シリンダ圧力室(66)内の圧力よりも高い圧力によって開放方向に付勢され、出口弁(21)が開放ストロークを実施するために制御されたときに圧力媒体が圧力付勢解除弁(71)だけを介して制御シリンダ(53)の制御シリンダ圧力室(66)から流出するようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項の液圧制御装置。
- 圧力付勢解除弁が遠隔制御の逆止弁(73′)として形成され、この逆止弁が制御シリンダ(53)の制御シリンダ圧力室(66)内の圧力であって該逆止弁(73’)の制御シリンダ圧力室(66)とは逆の側よりも高い圧力によって遮断方向に付勢され、遠隔制御により、送出しシリンダ(11)の駆動シリンダ(12)内の圧力によってその開放位置に切換え可能であることを特徴とする請求の範囲第1項の液圧制御装置。
- 単一シリンダポンプとして形成された濃厚物質ポンプ(10)のための、請求の範囲第1〜4項のいずれか一つの液圧制御装置において、送出しシリンダ(11)の駆動シリンダ(12)が電気式または液圧式の第1の端位置送出器(44)を備え、駆動シリンダ(12)のピストン(13)が送出しシリンダ(11)の送出しストロークの終端相においてその端位置に達したときに、この第1の端位置送出器が端位置信号パルスを発し、送出しシリンダの駆動シリンダが第2の端位置送出器(46)を備え、駆動シリンダ(12)のピストン(13)が送出しシリンダの充填ストロークの終端相においてその端位置に達したときに、この第2の端位置送出器が端位置信号パルスを発し、端位置送出器(44,46)の端位置信号パルスによって、操作制御弁(54)がその都度切換えられ、入口弁(18)と出口弁(21)に操作要素として付設された液圧シリンダ(52,53)の圧力付勢と圧力付勢解除が、前記操作制御弁(54)を介してその都度プッシュプル式に行なわれること、入口弁(18)がその遮断位置に達するときに出力パルスを発生する少なくとも一つの端位置送出器(67)と、入口弁の最も広い開放位置に関連する出力信号を発生する他の端位置送出器が設けられ、弁位置に従属するこの端位置送出器(67,68または68′)の出力信号が主滑り弁(38)の切換えを行い、この主滑り弁が送出しシリンダ(11)の送出し相と充填相を制御することを特徴とする液圧制御装置。
- 弁位置を検出するために設けられた他の端位置送出器が、出口弁(21)に付設され、出口弁(21)の閉鎖制御および開放制御のために設けられた液圧シリンダ(53)のピストンが、出口弁(21)の遮断状態を伴うその端位置に達したときに、前記他の端位置送出器がその出力信号を発生することを特徴とする請求の範囲第5項の液圧制御装置。
- 双シリンダポンプとして形成された濃厚物質ポンプ(10′)を具備し、この濃厚ポンプが制御されて主滑り弁(38)を切換えることによってプッシュプル式に駆動可能な送出しシリンダを備え、この送出しシリンダの送出し室が1個ずつの入口弁を介して貯蔵容器に接続可能であり、かつ1個ずつの出口弁を介して送出し管に接続可能であり、この場合駆動シリンダをプッシュプル制御するシーケンス制御によっても行われる、入口弁と出口弁のプッシュプル操作が、切換えシリンダとしての液圧差動シリンダ(52/1,52/2,53/1,53/2)によって達成され、この差動シリンダの片側を圧力付勢することによって、それぞれの弁の閉鎖位置が得られ、差動シリンダの反対側を圧力付勢することによって、それぞれの弁の開放位置が得られ、入口弁の操作制御が2本の制御管(92,93)を介して行われ、この制御管の一方が高い制御圧レベルにあり、他方が圧力供給装置(28)のタンク(32)に接続され、この制御管(92,93)内の圧力レベルが操作制御弁(54)によって切換え可能であり、この一方の制御管が一方の制御シリンダの底側の制御室に接続され、かつ他方の制御シリンダのロッド側の制御室に接続され、この他方の制御シリンダの底側の制御室に他方の制御管が接続され、この制御管が更に、最初に述べた切換えシリンダのロッド側の制御室に接続されている、請求の範囲第1〜4項のいずれか一つの液圧制御装置において、操作制御弁(54)を切換えるために必要な出力信号が端位置パルス送出器(44,46)によって発せられ、この端位置パルス送出器が1個ずつの送出しシリンダのために設けられた駆動シリンダ(12/1または12/2)に付設され、かつこの駆動シリンダ(12/1または12/2)のピストンが送出しストロークの終端相または充填ストロークの終端相に対応する端位置に達したときに、一つずつの信号を発し、プッシュプル運転で行われる、両送出しシリンダの駆動シリンダ(12/1または12/2)の駆動制御が主滑り弁(38)を介して達成され、この主滑り弁の切換え制御のために必要な制御信号が端位置送出器(67/1,67/2)によって発生し、この端位置送出器が入口弁の切換えのために設けられた液圧シリンダ(52/1,52/2)に付設され、かつこの液圧シリンダのピストンがそれぞれ、各弁の閉鎖位置に対応する端位置に達したときに、その都度端位置パルスを発することを特徴とする液圧制御装置。
- 運転方法切換え装置を具備し、この運転方法切換え装置によって、ポンプ(10′)が戻し運転に切換え可能であり、この戻し運転時に濃厚物質が送出し管(22)から貯蔵容器に戻される、請求の範囲第7項の液圧制御装置において、出口弁の切換え制御装置(64;64′)がそれぞれ、出口弁の切換えシリンダの制御室と制御管との間で切換えられ、出口弁の切換えシリンダの制御室を圧力で付勢することによって、弁が閉鎖位置に切換えられ、制御管を圧力付勢することによって、同じ送出しシリンダに所属する入口弁がその開放位置に制御可能であり、出口弁の両切換えシリンダ(53/1,53/2)のために、各々1個の運転方法切換え弁(94,96)が設けられ、この運転方法切換え弁が普通の送出し運転に対応する、ばねでセンタリングされた基本位置で、切換えシリンダ(53/1,53/2)のロッド側の制御室(61/1,61/2)を圧力供給装置(28)のタンク(32)に接続し、この基本位置に代わるその流過位置で、出口弁の切換えシリンダ(53/1,53/2)のロッド側の制御室(61/1,61/2)をそれぞれ、同じ送出しシリンダの入口弁をその遮断位置に制御する両制御管(92または93)に接続することを特徴とする液圧制御装置。
- 濃厚物質ポンプ(10′)の両駆動シリンダ(12/1,12/2)を交互に圧力付勢および圧力付勢解除する主滑り弁(38)をサイクル的に正しく切換えるために利用される、入口弁の閉鎖によって発せられる端位置パルス信号が、時間遅延素子(102,103;104,106)を経て主滑り弁(38)の切換え機構(39,42)に供給され、この端位置パルス信号によって、主滑り弁の切換え機構が操作可能であることを特徴とする請求の範囲第7項または第8項の液圧制御装置。
- 主滑り弁(38)が圧力制御される弁として形成され、この弁が二つの制御室(39,42)を交互に圧力付勢することによって二つの機能位置の間で切換え可能であり、この機能位置において、ポンプ(10′)の駆動シリンダ(12/1,12/2)の一方が圧力付勢され、他方が圧力付勢解除され、入口弁の切換えシリンダ(52/1,52/2)の端位置送出器(67/1,67/2)が液圧パルス送出器として形成され、切換えシリンダのピストンが入口弁の遮断位置に対応する端位置に達したときに、この液圧パルス送出器が高い圧力レベルの圧力パルスを発し、この圧力レベルを主滑り弁(38)の制御室(39,42)の一つずつに込めることができ、時間遅延素子がパルス送出器(67/1,67/2)から制御室(39,42)に通じるパルス信号通路の絞り個所として形成されていることを特徴とする請求の範囲第9項の液圧制御装置。
- 主滑り弁(38)の制御室(39,42)に通じる端位置パルス用のパルス信号通路が、運転方法切換え弁(77)を経て案内され、この運転方法切換え弁の基本位置(0)が普通の送出し運転に対応し、その代わりの機能位置(I)がポンプの戻し運転に対応し、絞り個所(104,106)が戻し運転のために利用される運転方法切換え弁(77)の流過通路内に設けられていることを特徴とする請求の範囲第10項の液圧制御装置。
- パルス信号通路の絞り個所が調節絞り(102,103)によって形成されていることを特徴とする請求の範囲第10項または第11項の液圧制御装置。
- その都度送出し運転を行う送出しシリンダを送出し管(22)に接続することと、貯蔵容器に通じる他の送出しシリンダを開放することとを交互に行うための転轍管(111)、転轍管(111)の切換えを行うや否や出力信号を発生する端位置信号送出器、転轍管(111)の切換えの間、この転轍管に対して送出し管(22)を遮断可能である遮断機構(121)、および差動シリンダ(118)として形成された、遮断機構(121)のための閉鎖および開放駆動装置を具備し、この遮断機構が差動シリンダ(118)のピストンロッドの自由端に設けられ、かつこの差動シリンダ(118)の底側の駆動室(122)が切換え制御装置(64;64′)を介して圧力で付勢されるときに、その遮断位置に達し、これと交互に、この底側の駆動室(122)が切換え制御装置(64;64′)を介して圧力供給装置(28)のタンク(32)に通じて圧力付勢を解除されるときに、その開放位置に達し、
更に、遮断機構(121)がその閉鎖位置に達するときに、パルス信号を発生する端位置パルス送出器(119)、および運転方法切換え弁(76,77,126,127)を具備し、この運転方法切換え弁の基本位置がそれぞれ、普通の送出し運転に対応する流過位置であり、それに代わる機能位置が戻し運転に対応し、この戻し運転でポンプ(10′)が濃厚物質を送出し管から貯蔵容器に戻す、双シリンダ型濃厚物質ポンプのための、請求の範囲第1〜4項のいずれか一つの液圧制御装置において、
送出しシリンダのための駆動シリンダ(12/1,12/2)の圧力付勢制御と、転轍管(111)の切換え制御と、切換え制御装置(64;64′)の制御入力部の圧力付勢および圧力付勢解除によって行われる遮断機構(121)の制御とをシーケンス制御するため、直列に接続された閉鎖制御弁(123)と開放制御弁(124)とを含む組み合わせ弁が設けられ、この組み合わせ弁が切換え制御装置(64;64′)の制御入力部(133)に接続された第1の出力部を備え、この制御入力部を介して、遮断機構(121)を閉鎖するための底側の制御室(122)の圧力付勢が行われ、かつ遮断機構(121)を開放するためのこの制御室(122)の圧力付勢解除が行われ、組み合わせ弁が更に第2の出力部を備え、この出力部が遮断機構(121)に付設された第1の運転方法切換え弁(126)を介して、遮断機構(121)の切換えシリンダ(118)のロッド側の制御室(131)に接続可能であり、この場合、閉鎖制御弁(123)と開放制御弁(124)のいずれかを切換えることによって、圧力が組み合わせ弁の両出力部で切換え可能であることを特徴とする液圧制御装置。 - 遮断機構(121)に付設された第2の運転方法切換え弁(127)が設けられ、ポンプ(10″)の戻し運転に対応する、第2の運転方法切換え弁の機能位置において、高い制御圧力(Px)が遮断機構(121)の他の運転方法切換え弁(126)を介して制御室(131)に持続的に作用していることを特徴とする請求の範囲第13項の液圧制御装置。
- 遮断機構(121)を切換えるために設けられた差動シリンダ(118)が端位置送出器(119)を備え、この端位置送出器が濃厚物質ポンプ(10″)の送出し運転で、その都度遮断機構(121)が閉鎖位置に達することを示す出力信号を発生し、この出力信号によって供給制御弁(128)が制御可能であり、この供給制御弁を介して、高い制御圧力が転轍管(111)の切換えシリンダ(113/1,113/2)の圧力供給部を制御するための操作制御弁(54)に供給可能であり、供給制御弁(128)に対して並列に配置された切換え制御弁(128′)が設けられ、この切換え制御弁が2/2方向制御弁として形成され、濃厚物質ポンプ(10″)の送出し運転に対応するこの方向制御弁の基本位置が遮断位置であり、戻し運転に対応する機能位置が流過位置であり、この流過位置で高い制御圧力が操作制御弁(54)に供給されることを特徴とする請求の範囲第13項または第14項の液圧制御装置。
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