JP3732011B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シークレット機能を使用してデータの保護が行える手段を備えた情報処理装置に関するもので、特にデータの保護手段として一種類のみでなく、データのシークレットレベルに応じて保護の種類が変えられる手段を備えた情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙の手帳を使用する場合には、一般に競合メーカの情報は、別なページに記載するなどして対応することが多々あったが、それでも、予定やアポイントを記載するスケジュールの場合には、同一のページに記載しないと意味をなさないため、使用上煩雑であった。
【0003】
上記紙の手帳を電子化しさらにプラスアルファの機能を搭載した電子手帳や携帯情報端末では、データの関連付けができるため、検索機能を用いることによって多少なりとも必要なときに情報の取り出しができるようになった。さらに、置き忘れなどを考慮して、パスワードを入力しないと情報を見ることができなくする「シークレット機能」を備えている。
【0004】
しかし、上記「シークレット機能」では、パスワードによって保護できる情報は一通りでしかなく、つまり色々な使用場面における最大公約数的な機能で構成されているだけである。
【0005】
例えば、「シークレット機能」を使用すると、必要な場合にその都度、パスワードを入力する。また、通常パスワードの種類は1種類であるため、自分の覚えやすい文字列を記憶しておけばよい。さらに、上記の電子手帳や携帯情報端末に記憶されているデータに対しては、1件単位で「シークレットにするしない」が設定可能であるため、シークレットにしておきたいデータに対してのみ「シークレット」とすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電子手帳や携帯情報端末のシークレット機能の技術においては、なお以下のような問題を有している。
【0007】
上記の「シークレット機能」においては、「シークレット機能」を解除したい場合にその都度、パスワードを入力しなければならない、煩雑さがある。また、通常パスワードは1種類であるため、パスワードを入力して、「シークレット」を解除した場合、データの表示において隠しておいて見せたくないデータまで表示してしまう問題が存在している。
【0008】
具体的には、従来のシークレット機能では、保護している間は、登録されているデータが全く見えなくなってしまう。例えば、スケジュール管理を行う場合には、スケジュールデータを保護してしまうと、毎回保護解除してから入力するようにでもしない限り、保護されて表示されないスケジュールとダブルブッキングしてしまう。これは、単に表示されないからというだけではなく、新たに入力されたスケジュールが、過去に入力した別なスケジュールと重複しているかという判定でさえも、保護されたデータを除外して判定してしまうのが、一般的であり、さらに、表示されていないデータと重複している旨をユーザに警告表示しても、ユーザにとっては、ピンとこないからである。一方、データに保護をかけていなければ、紛失したときはもとより、多種多様な場合において情報の漏洩等の問題を招いてしまう。
【0009】
例えば、図19に示すように、図19(c)は表示保護が行われていない場合あるいは表示保護が解除された場合を示すもので、データd1からd9までがスケジュールデータとして登録されている。図19(a)は、これらのデータに対して社内関連のデータであるデータd1、d4、d5、d8をシークレット機能にて非表示にした場合の画面であり、さらに図19(b)は、データd1からd9までのすべてのデータに対してシークレット機能にて非表示にした場合の画面である。
【0010】
このように図19(a)の場合には第3者に対して社内の秘密事項に関しては表示保護がなされているが、社外との打ち合わせに関しては保護しきれていない。さらに、それらをも保護しようとすると図19(b)のようになりこれでは何の予定が設定されているのか全くわからない状況となってします。
【0011】
さらに、これらの場合の表示保護用のパスワードの入力画面は、図5の(b)に示すような1つの入力欄が設けられているだけである。
【0012】
これらの場合の表示の処理シーケンスとしては、図20に示すように、データを表示する場合に表示保護が指定されているか否かをチェックし(S103’)、指定されている場合には何もせずに、この処理シーケンスを抜けてしまう。一方、指定されていない場合にはデータを表示し(S105’)て、この処理シーケンスを抜けてしまう。
【0013】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、データを“分類”ごとに“個別”に保護できる分類別保護機能と、保護されたデータも本来の意味合いが類推できるあらかじめ登録済みの“分類名”を“簡略表示”することにより、本来の内容を隠したままでも、内容をある程度推察することが可能な表示を実現する表示マスク機能と、さらに上記分類別保護機能は複数の分類ごとにパスワードの設定ができ、そのパスワードが簡単に取り扱える機能を有する、具体的には、毎回保護解除する必要なしに、データをあたりさわりのない本来の意味合いが類推できる“分類名”を“簡略表示”することで、第3者には、内容自体を把握できないようにしておきながらも、使っている本人には、何が書いてあるのか推察できることで情報の保護が行われ、また必要であれば、保護解除してやることにより、実際の具体的内容を表示することができ、さらに状況に応じて必要な部分(分類)だけを保護解除できる、機能を備えた情報処理装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、入力された情報に対して、パスワードの入力、登録、照合の処理を行う情報の保護機能を備えた情報処理装置において、
情報を分類ごとに個別に分類名を設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された分類名を記憶する分類名記憶手段と、
前記保護機能で保護された情報に対応する分類名を抽出する分類名抽出手段と、
前記入力された情報を前記分類名抽出手段で抽出された情報の分類名に置き換えて表示する表示マスク手段とを有し、
前記パスワードで情報の保護がされている場合、前記表示マスク手段により分類名を表示することを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1記載の情報処理装置において、前記情報に付けられた分類名ごとに、異なるパスワードを設定できることを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項2記載の情報処理装置において、前記分類名ごとに設けられたパスワードを1度に1つあるいは複数入力することにより、該入力したパスワードが対応して設定されている分類名が付された全情報の保護を解除できることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における情報処理装置の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0022】
まず、本発明の情報処理装置の基本概念及びその構成について説明する。
【0023】
本発明における情報処理装置の基本概念としては、以下の点である。
【0024】
[従来の課題点]
社内と社外、ビジネスとプライベート、得意先A社の情報とB社の情報など、個人で手にする情報には互いに見せたくない(見せる訳にはいかない)という関係が存在している。しかし、個人で情報を持ち歩く「手帳」や「携帯情報端末」では、こういった情報も1つの端末に入れた状態で持ち運ぶため、こういった情報の管理が、しばしば問題になってしまう。特にスケジュールなどの管理では、相手に知られたくない予定がある場合でも、その有無を知ることができないと、全く意味を成さないので、やむを得ず混在して記入するしかなかった。
【0025】
したがって、厳密には、スケジュールの確認や追記は人に見られないように行う必要が生じ、大変煩わしかった。また、情報が保護されている時には、その内容は全く表示されておらず、保護を解除しない限り、どんな情報が保存されているのか推察することもできなかった。さらに、パスワードを解除した時点では、すべての情報が見ることができてしまうので、入力中の画面を見られたら同じであり、何の解決にもなっていなかった。
【0026】
[解決策]
1)情報が保護されている時には、その内容は全く表示されておらず、保護を解除しない限り、どんな情報が保存されているのか推察することもできなかったのを、データを“分類”ごとに“個別”に保護できる分類別保護機能と、保護されたデータも本来の意味合いが類推できるあらかじめ登録済みの“分類名”を“簡略表示”することにより、本来の内容を隠したままでも、内容をある程度推察することが可能な表示を実現する表示マスク機能と、を備えることで、毎回保護解除する必要なしに、データをあたりさわりのない本来の意味合いが類推できる“分類名”を“簡略表示”することで、第3者には、内容自体を把握できないようにしておきながらも、使っている本人には、何が書いてあるのか推察できることで情報の保護が行われる。
【0027】
2)情報が保護されている時には、常にパスワードなどの入力を必要としたのを、使用する分類名を切り替えるだけで保護解除を行えるようにしたので、切り替えが簡単に行える。自分で携帯して使っている分には、自分の操作を覗かれることはあっても、他人が操作しているわけではないので、それで十分であるが、そういった簡単な手段は今まで実現していなかった。
【0028】
3)情報の保護に関して、複数の保護機能を併せ持つものすら存在していなかったが、1回のパスワードの入力で、複数に分類された情報の保護を解除できるものは存在していなかった。それを1回のパスワードの入力で、複数に分類された情報の保護を解除できるようにしたので、編集時の手間が少なくて済む。
【0029】
4)情報の保護に関して、複数の保護機能を併せ持つものすら存在していなかったが、1度に複数のパスワードを入力でき、複数に分類された情報の保護を解除できるものは存在していなかった。そこで、1度に複数のパスワードを入力でき、複数に分類された情報の保護を解除できるようにしたので、情報の確認や編集を行う時の手間が少なくて済む。
【0030】
5)情報の保護に関して、複数の保護機能を併せ持つものすら存在していなかったが、複数のパスワードを続けて入力しても、個別のパスワードとして認識し、他の人から見ればあたかも1つのパスワードのように見せかけながら、複数に分類された情報の保護を解除できるものは存在していなかった。そこで、1回のパスワードの入力で、複数に分類された情報の保護を解除できるようにしたので、情報の確認や編集を行う時の手間が少なくて済むのはもちろんだが、パスワード入力をしているところを、他の人から見られても、複数のパスワードであるにもかかわらず、あたかも1つのパスワードのように見えてしまう上、どこが境目かわからないようにした。つまり、覗いているだけの人にとって全部覚えるには長すぎることから、セキュリティを維持しつつ、簡単に保護解除できるようにした。
【0031】
6)情報の保護に関して、複数の保護機能を併せ持つものすら存在していなかったが、複数のパスワードの前後に全く関係ない情報を併せて続けて入力しても、個別のパスワードとして認識し、他の人から見ればあたかも1つのパスワードのように見せかけながら、複数に分類された情報の保護を解除できるものは存在していなかった。そこで、パスワードの前後の文字を(任意の長さで)パスワードとして認識させない機能を有することで、通常、パスワードの先頭から(もしくは後ろから)覚えようとする人の心理に反し、常にパスワードの先頭部分は全く関係ない文字を入れておいた上で続けてパスワードを入力できるので、万が一、パスワード入力中を幾度となく覗き込まれてしまっても、容易にパスワードを推察されることができないためセキュリティが強化できる。
【0032】
7)情報の保護に関して、複数の保護機能を併せ持つものすら存在していなかったが、複数のパスワードの前後及びパスワードの間に全く関係ない情報を併せて続けて入力しても、個別のパスワードとして認識し、他の人から見ればあたかも1つのパスワードのように見せかけながら、複数に分類された情報の保護を解除できるものは存在していなかった。そこで、パスワードの前後及び間に文字を(任意の長さで)パスワードとして認識させない機能を有することで、通常、パスワードの先頭から(もしくは後ろから)覚えようとする人の心理に反し、常にパスワードの先頭部分は全く関係ない文字を入れておいた上で続けてパスワードを入力できるので、万が一、パスワード入力中を幾度となく覗き込まれてしまっても、容易にパスワードを推察されることができないためセキュリティが強化できる。
【0033】
次に、本発明における情報処理装置の基本構成に関して説明する。
【0034】
図1は、本発明における情報処理装置の外観を示した斜視図である。
【0035】
図1に示すように、1は本装置の本体キャビネット部であり、2は表示部と透明なタブレットを一体とした入出力部であり、図示していない外部との、例えばIR通信、無線通信、ケーブル通信等の通信部やペン保持部等を有し、内部には上記入出力部2、上記図示していない外部との通信部、インターフェース等を制御する各種制御回路及び電源部等を内蔵している。また、3は蓋部であり、本体キャビネット部1の背面にヒンジにて接続されており、入出力部2を覆うように回動し、持ち運び時に入出力部2を保護する役目を果たしている。
【0036】
図2は、表示部と透明なタブレットを一体とした入出力部2の分解斜視図である。
【0037】
この入出力部2は、液晶表示部201と、モード(アプリケーション)選択キー202と、機能選択キー203と、座標入力手段としての透明タブレット204と、を備えている。また、この入出力部2には上記以外に情報の入力手段として図示していないが数字あるいは文字入力キーを備えていてもよい。
【0038】
液晶表示部201は、薄型で文字を表示可能なマトリックス方式のものであり、必要に応じてカラー液晶のものであったり、あるいはバックライトを背面に設けた構成であってもよい。
【0039】
透明タブレット204は、上記液晶表示部201の大きさを有しており、例えば、透明なシート2枚の内側に透明電極を設け、通常状態において各々の電極が接触しないように小さな突起状のスペーサーが規則正しく印刷されており、指あるいはペン等にてタッチして指示することで上記2枚の透明シートに設けられた透明電極が接触し、選択された位置を検出する仕組みとなっている。この透明タブレット204には、上記液晶表示部201の上部にモード(アプリケーション)選択キー202が、下部に機能選択キー203が、それぞれ貼られた状態で構成されている。
【0040】
モード(アプリケーション)選択キー202は、モードつまりアプリケーションキーを表示したフィルムであり、機能選択キー203は、ファンクションキーを表示したフィルムであり、上記液晶表示部201と透明タブレット204との間に挿入されているもので、使用頻度の高い機能が分かりやすいイメージやアイコンやシンボル等で印刷されている。
【0041】
モード(アプリケーション)選択キー202は、例えばスケジュールを管理するスケジュールモード、電話番号を管理するアドレス帳モード、テキスト形式や手書き形式のメモ・文章を管理するメモ・レポートモード、電卓による計算を行う電卓モード、世界各地の時刻などを確認できる世界時計モード等の各種アプリケーションモードから使用者が任意のモードを選択するためのキーである。
【0042】
機能選択キー203は、上記モード(アプリケーション)選択キーにて任意に選択されたモードにおいて、電源をOFFする機能、メニューを選択する機能、処理を中止・クリアする機能、カーソルやスクロールの制御を行う機能などのオペレーション上共通に使用される機能を使用者が選択するためのキーである。
【0043】
以下に、本発明の情報処理装置に関して実施例にて詳細に説明する。
【0044】
ここでは、対象アプリケーションとしてスケジュールの場合について説明を行う。
【0045】
図3は、本発明における情報処理装置をスケジュール管理装置として想定した場合の機能ブロック図である。
【0046】
この装置1のシステムは、入出力部2、タブレット制御部4、液晶駆動回路部5、コモン回路部6、セグメント回路部7、中央制御部8、RTC9、ROM10、RAM11から構成されている。
【0047】
入出力部2は、上記図2で説明したように液晶表示部201と透明タブレット204を中心に構成されている。
【0048】
タブレット制御部4は、透明ダブレット204から座標情報を取り出すために制御をつかさどるもので、透明タブレット204の一方の透明シートに設けられている透明電極と、他方の透明シートに設けられている透明電極とに接続されており、指やペン等で指示された位置を上記透明電極の接触により検出する。
【0049】
液晶駆動回路部5は、液晶を点灯させるドット位置等をビットマップとして記憶しており、必要に応じてコモン回路6、セグメント回路7に信号を送る。
【0050】
コモン回路6とセグメント回路7は、上記液晶駆動回路部5からの信号によって液晶表示部201に表示を行わせる。
【0051】
中央制御部8は、本装置1全体の制御を行う部分であり、日付の比較処理等を行う比較部801、特定の日よりある日付の算出処理等を行う演算部802、読み取られた座標値を命令に変換する座標・命令変換部803、その命令に基づいてカレンダーを表示するためのカレンダー表示情報を作成し、液晶駆動回路部5に送出するカレンダー表示部804が含まれており、各種命令により入力情報または出力情報を制御する。
【0052】
RTC9は、図示していないクロック信号に基づいて現在の時刻を計時して出力したり、アラーム機能やタイマーカウンタとして使用したり、あるいはブザーを鳴らすための出力信号としても使用される。
【0053】
ROM10は、上記中央制御部8、つまり本装置1の動作を制御するための制御プログラムが記憶されているプログラムエリア101、カレンダーを作成するときに必要な月別の日にち等の情報を記憶しているカレンダー情報エリア102、液晶表示部201に表示する文字のフォントを記憶しているフォント情報エリア103を有している。さらに、入出力部2の液晶表示部201の表示内容の位置と、モード(アプリケーション)選択キー202と機能選択キー203の各キーの位置とを座標として記憶している座標情報エリア104を有している。そのため、座標情報エリア104の記憶内容は、タブレット制御部4にて検出された座標がどのキーやどの位置に対応しているのかを判断するために使用される。
【0054】
RAM11は、使用者が入出力部2より入力した年月日・時刻・予定内容をスケジュール情報として記憶する第1記憶部としてスケジュール情報エリア111、このスケジュール内容を一時的に保持する第2記憶部としてのバッファエリア113、情報の保護を行うためのパスワード登録エリア112、入力されているXY座標値を記憶する座標記憶エリア115、年月日を保持する日付記憶エリア116、座標の入力設定を通常か、曜日単位であるかを切り替えるためのフラグを記憶する切り替え用フラグ118等を有している。なお、バッファエリア113が保持する内容は、液晶表示部201に表示されたカレンダーを使用者が透明タブレット204を指やペン等で指示したときに、その座標を読み込み、その座標に基づいて中央制御部8が特定したスケジュール内容等である。また、日付記憶エリア116が保持する内容は、液晶表示部201に表示されたカレンダーを使用者が透明タブレット204を指やペン等で指示したときに、その座標を読み込み、その座標より算出された年月日である。また、透明タブレット204は、連続的に入力した状態でペン等を他の日付に移動させると、上記バッファエリア113の内容は変換しないが、日付記憶エリア116の内容はペン等を他の日付に移動することにより更新される。
【0055】
次に、スケジュールにおけるデータの表示画面、入力画面、及び分類名の表示シーンの切り替え画面について説明する。
【0056】
なお、これ以降本文及び図面の記載において、“分類”あるいは“分類名”のことを“シーン”と記載することがある。通常、映像等において“シーン”とは、場面や一コマを表しているが、本発明においては入出力表示部に表示された情報の表示画面あるいはその情報の属する分類のことを“シーン”という言葉を使用することとする。
【0057】
図4は、本発明における保護機能を用いた場合のスケジュールデータの画面表示例である。
【0058】
図4(a)は、全シーンの表示保護を解除した状態であり、つまり何も表示保護を行っていない状態でもある。そのため、データd1からd9までのすべてのスケジュールデータがそのまま表示されている。そのため、従来の表示画面においてもこの状態は存在していた。この図4(a)の画面は、下記の図5で説明するパスワード入力画面にてパスワードが入力されて照合OKとなった場合に表示される画面状態でもある。
【0059】
図4(b)は、本発明の表示マスクを使用した状態であり、データd1からd9までのスケジュールデータに対して、秘密にしておきたいため各々の対応した分類名(タイトル名)、つまりシーン名が付けられている。図4(b)は、d2、d9のデータが表示保護解除された場合の例であり、それ以外のデータは表示保護がされた状態である。d1、d4、d5、d8の社内に関係するデータにはシーン名として“社内”が表示され、d3のデータには“IGM”が表示され、d6、d7のデータには“プライベート”が表示されている。この図4(b)の画面は、下記図6で説明する表示シーンの切り替え(ON/OFFの設定切り替え)によって表示される画面状態である。
【0060】
図5は、表示シーン(分類名)の切り替えを行うためのパスワードの入力画面である。
【0061】
図5(a)は、表示保護が設定されているデータすべてに対して全シーン(分類名)の解除を行うためのパスワードの入力欄と、任意の表示保護が設定されているデータに対してシーン1からシーン4までの複数のシーン(分類名)の解除を行うためのパスワードの入力欄のように、複数のパスワードの入力欄が設けられた入力画面である。
【0062】
図5(b)は、パスワードの入力欄は1つしか設けられていない場合の入力画面である(これは従来でも存在していた入力画面である)。
【0063】
なお、この図5(a)、(b)のパスワードの入力画面は、表示保護解除時の入力のために使用される画面だけでなく、各表示シーンに対してパスワードを登録する場合にも使用される画面でもある。これらの照合解除用の入力画面及び登録用の入力画面は、本装置において図示していないメニューキーをタッチすることにより、メニュー画面が表示され、そのメニュー内に設けられている1つの機能を選択することで実行できるものとする。
【0064】
図6は、スケジュールデータの入力画面である。
【0065】
図6(a)は、スケジュールデータの入力画面であり、シーンのエリアをタッチすることによって、シーンの切り替えが行える。つまり、シーンのエリアの下向き三角印(▼)をタッチすることで、あらかじめ登録されているシーン名(分類名)がサブメニューとして表示され、それを選択することでシーン名(分類名)の設定が行える。図6(a)の入力画面へは、例えば通常のスケジュールデータの入力画面において、[シーン]といったボタンを設けておき、それをタッチすることによってこの画面に遷移するようにしてもよい。あるいは既に登録されているデータに対しては、そのデータを表示している状態で、メニュー等の共通キーから各種メニュー項目を表示し、その中に設けられている、例えば“シーン名(分類名)設定”といった項目を選択することによってこの画面に遷移するようにしてもよい。
【0066】
図6(b)は、シーン名(分類名)の有効無効の設定切り替えを行う画面である。
【0067】
図示されているように、シーン1からシーン5までのシーン名(分類名)が表示され、この画面で各シーンの左端にある各シーンのチェックBOXをチェックすることによって、該当シーンに対しての表示保護の設定解除がなされる。この場合は、スケジュールデータでシーン1、シーン2、シーン3を設定しているデータは表示保護が行われる。つまり、図4(a)においては、データd3を除くd1からd9までの8個のデータが表示保護される。図6(b)の設定切り替え画面へは、メニュー等の共通キーから各種メニュー項目を表示し、その中に設けられている、例えば“表示シーン名(分類名)の切り替え”といった項目を選択することによってこの画面に遷移するようにしてもよい。
【0068】
図6(c)は、上記シーン名(分類名)の名称入力を行う画面である。
【0069】
図示されているように、シーン1の入力欄にはカーソルが表示されており、ここに入力することによって、例えば図6(b)のようなシーン名(分類名)が表示されるようになる。図6(c)の名称入力画面へは、メニュー等の共通キーから各種メニュー項目を表示し、その中に設けられている、例えば“表示シーン名(分類名)の名称入力”といった項目を選択することによってこの画面に遷移するようにしてもよい。
【0070】
図7は、上記図4(a)のデータd1からd8までの入力されて登録されたデータ構造を表したものである。
【0071】
図示しているこれらのデータは、スケジュール情報エリア111に1データに対してひとつのブロック形式で記憶した場合の一例である。1ブロックは、スケジュールの日付である年月日のエリアと、時刻(時分)である開始時刻と終了時刻のエリアと、予定内容のエリアと、表示保護用のシーン番号(シーンフラグ)のエリアとから構成されている。例えば、図7のシーンフラグの値は、図6(b)を用いていることから、シーン番号1はプライベート、シーン番号2は社内、シーン番号3は山下、シーン番号4はIGMとなる。
【0072】
次に、以上の画面操作及び本装置での制御を行うための処理シーケンスについて説明する。
【0073】
まずはじめに以下の各処理シーケンスのフローチャートで使用される変数名等を最初に表1で定義しておく。
【0074】
【表1】
【0075】
各処理シーケンスに関してフローチャートを用いて説明する。
【0076】
(表示マスク例)
図8は、表示しようとするデータの属性、つまりシーンフラグを判断して表示マスクをかけるか否かを判断する処理のフローチャートである。
【0077】
S101)表示しようとするデータのシーン番号を読み取る。
【0078】
S102)生のデータを表示内容用のバッファに設定する。
【0079】
S103)該当データが表示保護されているか否かをチェックする(シーンフラグの値にて判断する)。表示保護が指定されている場合は、処理ステップS105へ進み、指定されていない場合は処理ステップS104へ進む。
【0080】
S104)表示保護が指定されていないため、シーン番号を無効番号(0)に切り替える。
【0081】
S105)シーン番号にしたがって、データを表示する。例えば、シーン番号が無効番号(0)の場合には、生のデータを表示し、それ以外の場合には、該当するシーン番号のシーン名(分類名)を表示する。
【0082】
上記処理シーケンスによって上記図4の(a)が表示される(本例は上記[解決策](1)に相当する)。
【0083】
(表示保護の解除例0)
図9は、各データが所持しているシーンフラグをON/OFFすることによって、該当するデータに対して表示保護の設定解除を行う処理のフローチャートである。
【0084】
S151)シーン番号をカウントするチェックカウンタを初期化する。
【0085】
S152)シーン番号をカウントするチェックカウンタ値のシーン番号に対して、分類名が登録されているか否かをチェックする。もし登録されていない場合は、つまりこれ以上分類名が登録されていない場合には本処理を終了する。
【0086】
S153)使用者によって、各シーンごとに表示保護のON/OFFが指定される。例えば、デフォルトとして、全シーンOFF状態であってもよい。
【0087】
S154)上記で指定された結果をシーンフラグに設定する。
【0088】
S155)シーン番号をカウントするチェックカウンタを更新する。その後、上記処理ステップS152に戻る。
【0089】
上記処理シーケンスによって上記図6の(b)が表示される(本例は上記[解決策](2)に相当する)。
【0090】
(表示保護の解除例1)
図10は、パスワードによる表示保護を解除するための処理、つまり全モードを解除するための処理のフローチャートである。
【0091】
S201)全モード解除用のパスワードが登録されているか否かをチェックする。登録されていない場合には下記図11の処理ステップS207へ進む。
【0092】
S202)パスワードは登録されているため、使用者は照合するためのパスワードを入力する。
【0093】
S203)上記処理ステップS202で入力されたパスワードを一時的に記憶する。
【0094】
S204)既に登録されているパスワードを読み出す。
【0095】
S205)入力されたパスワードと既に登録されているパスワードとを比較照合する。照合不一致の場合は、下記図11の処理ステップS207へ進む。
【0096】
S206)照合一致のため、すべてのシーンの表示保護設定を解除する。その後、本処理を終了する。
【0097】
上記処理シーケンスは、上記図5(b)の1つしか入力欄を設けていないパスワード入力画面においてなされてもよいし、また図5(a)のように複数の入力欄を設けたパスワード入力画面においてなされてもよい(本例は上記[解決策](3)に相当する)。
【0098】
(表示保護の解除例2)
図11は、パスワードによる表示保護を解除するための処理、つまり個別モードを解除するための処理のフローチャートである。
【0099】
S207)シーン番号をカウントするチェックカウンタを初期化する。
【0100】
S208)シーン番号をカウントするチェックカウンタ値が示すシーン番号のパスワードが登録されているか否かをチェックする。もし登録されていない場合は本処理を終了する。
【0101】
S209)表示保護を解除したいシーンに対して、各シーンごとにパスワードを入力する。
【0102】
S210)上記処理ステップS209で入力されたパスワードをシーンごとに記憶する。
【0103】
S211)シーン番号をカウントするチェックカウンタ値が示すシーン番号の入力欄にパスワードが入力されているか否かをチェックする。
【0104】
S212)既に登録されている該当するチェックカウンタ値が示すシーン番号のパスワードを読み出す。
【0105】
S213)入力されたパスワードと既に登録されているパスワードとを比較照合する。照合不一致の場合は、処理ステップS215へ進む。
【0106】
S214)照合一致のため、該当するシーン番号のシーンの表示保護設定を解除する。
【0107】
S215)シーン番号をカウントするチェックカウンタを更新する。
【0108】
S216)更新されたカウンタ値のシーン番号に対してパスワードが登録されているか否かをチェックする。もし、登録されている場合には処理ステップS211に戻り、もうこれ以上パスワードが登録されていない場合には本処理を終了する。
【0109】
本処理は上記図10の(表示保護の解除例1)の続きであってもよいし、これ単独であってもよい。
【0110】
また、上記処理シーケンスは、上記図5(a)のように複数の入力欄を設けたパスワード入力画面においてなされてもよい。
【0111】
なお、本処理は処理ステップS208で先頭のシーン番号のパスワードが登録されているか否かをチェックし、もし登録されていない場合には処理を終了する方向で説明したが、この方法に限定されず、複数のシーン番号に対してそのいずれかにパスワードが設定されていることを想定して、処理シーケンスの最初にすべてをチェックしいずれかにパスワードが設定されているか否かをチェックする方法であってもよい(本例は上記[解決策](4)に相当する)。
【0112】
(表示保護の解除例3)
図12は、パスワードによる表示保護を解除するための処理、つまり1つのシーンに関して複数のパスワードが設定できてそれを解除するための処理のフローチャートである。
【0113】
ここでは、図5(b)のようにパスワードの入力欄を1つしか設けていない場合を想定し、その入力欄に複数のパスワードを続けて入力する場合の処理について説明する。
【0114】
S220)シーン番号をカウントするチェックカウンタを初期化する。
【0115】
S221)シーン番号をカウントするチェックカウンタ値が示すシーン番号のパスワードが登録されているか否かをチェックする。もし登録されていない場合は本処理を終了する。
【0116】
S222)パスワードを入力する。
【0117】
S223)上記処理ステップS222で入力されたパスワードを一時的に記憶する。
【0118】
S224)既に登録されている該当するチェックカウンタ値が示すシーン番号のパスワードを読み出す。
【0119】
S225)入力されて一時的に記憶されているパスワードの中に既に登録されているパスワードが含まれているか否かをチェックする。含まれていない場合は、処理ステップS228へ進む。
【0120】
S226)含まれているため、該当するシーン番号のシーンの表示保護設定を解除する。
【0121】
S227)一時記憶から該当するパスワードの部分を取り除く。
【0122】
S228)シーン番号をカウントするチェックカウンタを更新する。
【0123】
S229)更新されたカウンタ値のシーン番号に対してパスワードが登録されているか否かをチェックする。もし、登録されている場合には処理ステップS224に戻り、もうこれ以上パスワードが登録されていない場合には本処理を終了する。
【0124】
なお、本処理では図5(b)のようにパスワードの入力欄を1つしか設けていない場合は想定して記載したが、それに限定されなくてもよい。例えば図5(a)のように複数のパスワード入力欄があり、その各々の入力欄に対して、上記方法を適用するものであってもよい(本例は上記[解決策](5)に相当する)。
【0125】
(表示保護の解除例4)
図13は、パスワードによる表示保護を解除するための処理、つまり複数のシーンに関して1つのパスワードが設定できてそれを解除するための処理のフローチャートである。
【0126】
ここでは、図5(b)のようにパスワードの入力欄を1つしか設けていない場合を想定し、その入力欄に1つのパスワードを入力することによって、そのパスワードを含んでいるシーンに対して表示保護の解除を行う場合の処理について説明する。
【0127】
S230)シーン番号をカウントするチェックカウンタを初期化する。
【0128】
S231)シーン番号をカウントするチェックカウンタ値が示すシーン番号のパスワードが登録されているか否かをチェックする。もし登録されていない場合は本処理を終了する。
【0129】
S232)パスワードを入力する。
【0130】
S233)上記処理ステップS232で入力されたパスワードを一時的に記憶する。
【0131】
S234)既に登録されている該当するチェックカウンタ値が示すシーン番号のパスワードを読み出す。
【0132】
S235)入力されて一時的に記憶されているパスワードの中に既に登録されているパスワードが含まれているか否かをチェックする。含まれていない場合は、処理ステップS238へ進む。
【0133】
S236)含まれているため、該当するシーン番号のシーンの表示保護設定を解除する。
【0134】
S238)シーン番号をカウントするチェックカウンタを更新する。
【0135】
S239)更新されたカウンタ値のシーン番号に対してパスワードが登録されているか否かをチェックする。もし、登録されている場合には処理ステップS234に戻り、もうこれ以上パスワードが登録されていない場合には本処理を終了する。
【0136】
なお、本処理では図5(b)のようにパスワードの入力欄を1つしか設けていない場合は想定して記載したが、それに限定されなくてもよい。例えば図5(a)のように複数のパスワード入力欄があり、その各々の入力欄に対して、上記方法を適用するものであってもよい(本例は上記[解決策](5)に相当する)。
【0137】
(表示保護の解除例5)
図14は、パスワードによる表示保護を解除するための処理、つまり任意のシーンを解除するために無効文字を含めたパスワードが設定できてそれを解除するための処理のフローチャートである。
【0138】
ここでは、図5(b)のようにパスワードの入力欄を1つしか設けていない場合を想定し、その入力欄に複数のパスワードを続けて入力する場合の処理について説明する。
【0139】
S220)シーン番号をカウントするチェックカウンタを初期化する。
【0140】
S221)シーン番号をカウントするチェックカウンタ値が示すシーン番号のパスワードが登録されているか否かをチェックする。もし登録されていない場合は本処理を終了する。
【0141】
S222)パスワードを入力する。
【0142】
S223)上記処理ステップS222で入力されたパスワードを一時的に記憶する。
【0143】
SA220)上記で一時記憶した文字列の長さを先頭からの無効文字列の長さとチェックする。その結果、短い場合は本処理を終了する。
【0144】
SA221)チェックの結果正規の長さより長いため、一時記憶していた文字列の先頭からあらかじめ規定していた長さ分削除し、再度記憶する。
【0145】
SA222)上記一時記憶している文字列の長さを末尾からの無効文字列の長さとチェックする。その結果、短い場合は本処理を終了する。
【0146】
SA223)チェックの結果正規の長さより長いため、一時記憶していた文字列の末尾よりあらかじめ規定していた長さ分削除し、再度記憶する。
【0147】
S224)既に登録されている該当するチェックカウンタ値が示すシーン番号のパスワードを読み出す。
【0148】
S225)上記で一時的に記憶されているパスワードの中に既に登録されているパスワードが含まれているか否かをチェックする。含まれていない場合は、処理ステップS228へ進む。
【0149】
S226)含まれているため、該当するシーン番号のシーンの表示保護設定を解除する。
【0150】
S227)一時記憶から該当するパスワードの部分を取り除く。
【0151】
S228)シーン番号をカウントするチェックカウンタを更新する。
【0152】
S229)更新されたカウンタ値のシーン番号に対してパスワードが登録されているか否かをチェックする。もし、登録されている場合には処理ステップS224に戻り、もうこれ以上パスワードが登録されていない場合には本処理を終了する。
【0153】
なお、本処理では図5(b)のようにパスワードの入力欄を1つしか設けていない場合は想定して記載したが、それに限定されなくてもよい。例えば図5(a)のように複数のパスワード入力欄があり、その各々の入力欄に対して、上記方法を適用するものであってもよい(本例は上記[解決策](6)、(7)に相当する)。
【0154】
また、ここでは、上記図12の場合の1つのシーンに関して複数のパスワードが設定できてそれを解除するための処理について記載したが、それに限定されるものではない。例えば、上記図13の場合においても適用できる。
【0155】
次に、上記表示保護の解除の処理で使用されているパスワードのチェック方法に関して説明する。
【0156】
(パスワード・チェック例1)
図15は、パスワード・チェックの処理で、決められた長さの文字列を前後に付加した場合の処理のフローチャートである。
【0157】
ここでは、入力されたパスワードの前後にパスワードとは全く無関係な文字が入力されていても、登録されているパスワードが含まれていれば、入力されたパスワードが登録されているパスワードを同じであったと判定する。ただし、このときのパスワードの文字列はその中に他の文字を含まない連続したものでなければならない。
【0158】
この処理は、上記図12(任意の長さの文字列を前後に付加した場合)と図14(決められた長さの文字列を前後に付加した場合)のパスワードの比較照合処理で使用される。
【0159】
S300)入力されて一時記憶された文字列の文字数と、あらかじめ登録されているパスワードの文字数とを設定する。
【0160】
S301)各文字数のチェック用カウンタ及びチェック結果フラグを初期化する。
【0161】
S302)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタを更新する。
【0162】
S303)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合は本処理を終了する。
【0163】
S304)登録パスワードの文字数のカウンタを更新する。
【0164】
S305)登録パスワードの文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合は本処理を終了する。
【0165】
S306)チェック結果フラグを初期化する。
【0166】
S307)一時記憶用のカウンタの値が指している文字と登録パスワードのカウンタの値が指している文字を比較照合する。もし、照合不一致の場合は本処理を終了する。
【0167】
S308)照合一致のため、OKの結果をチェック結果フラグに設定する。
【0168】
以上の処理を一時記憶用の文字列あるいは登録パスワードの文字列のカウンタが各々の規定値を越えるまで繰り返し行われる。
【0169】
具体的には、パスワード1=“ひらけ”、パスワード2=“ごま”、…で登録されている場合、パスワードの解除の際に“ひらけごま”と入力した場合にはパスワード1が入力されたものと認識されるが、“すぐひらけよ”や“とってもひどいものだらけ”と入力した場合にはパスワード1とは認識されない。
【0170】
(パスワード・チェック例2)
図16は、パスワード・チェックの処理で、決められた長さの文字列を前後に付加した場合の処理のフローチャートである。
【0171】
ここでは、入力されたパスワードの中の前後にパスワードとは全く無関係な文字が入力されていても、登録されているパスワードが含まれていれば、入力されたパスワードが登録されているパスワードを同じであったと判定する。ただし、このときのパスワードの文字列はその中に他の文字を含まない連続したものでなければならない。
【0172】
この処理は、上記図12(任意の長さの文字列を前後に付加した場合)のパスワードの比較照合処理で使用される。
【0173】
S310)入力されて一時記憶された文字列の文字数と、あらかじめ登録されているパスワードの文字数とを設定する。
【0174】
S311)各文字数のチェック用カウンタ及びチェック結果フラグを初期化する。
【0175】
S312)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタを更新する。
【0176】
S313)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合はこれ以上比較するものがないため本処理を終了する。
【0177】
S314)一時記憶用のカウンタの値が指している文字と登録パスワードのカウンタの値が指している文字を比較照合する。もし、照合不一致の場合は処理ステップS312に戻る。
【0178】
S315)照合一致のため、OKの結果をチェック結果フラグに設定する。
【0179】
S316)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタを更新する。
【0180】
S317)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合はこれ以上比較するものがないため本処理を終了する。
【0181】
S318)登録パスワードの文字数のカウンタを更新する。
【0182】
S319)登録パスワードの文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合はこれ以上比較するものがないため本処理を終了する。
【0183】
S320)チェック結果フラグを初期化する。
【0184】
S321)一時記憶用のカウンタの値が指している文字と登録パスワードのカウンタの値が指している文字を比較照合する。もし、照合不一致の場合は処理ステップS316に戻る。
【0185】
S322)照合一致のため、OKの結果をチェック結果フラグに設定する。
【0186】
以上の処理を一時記憶用の文字列あるいは登録パスワードの文字列のカウンタが各々の規定値を越えるまで繰り返し行われる。
【0187】
具体的には、パスワード1=“ひらけ”、パスワード2=“ごま”、…で登録されている場合、パスワードの解除の際に“ひらけごま”や“すぐひらけよ”と入力した場合にはパスワード1が入力されたものと認識されるが、“とってもひどいものだらけ”と入力した場合にはパスワード1とは認識されない。
【0188】
(パスワード・チェック例3)
図17は、パスワード・チェックの処理で、入力された文字列の中のを前後及び間に無効文字列を付加した場合の処理のフローチャートである。
【0189】
ここでは、入力されたパスワードの中の前後及び間にパスワードとは全く無関係な文字が入力されていても、登録されているパスワードが含まれていれば、入力されたパスワードが登録されているパスワードを同じであったと判定する。
【0190】
この処理は、上記図12(任意の長さの文字列を前後に付加した場合)のパスワード比較照合処理で使用される。
【0191】
S310)入力されて一時記憶された文字列の文字数と、あらかじめ登録されているパスワードの文字数とを設定する。
【0192】
SA311)各文字数のチェック用カウンタ及びチェック結果フラグを初期化する。
【0193】
S316)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタを更新する。
【0194】
SA317)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合にはこれ以上比較するものがないため処理ステップSA323に進む。
【0195】
S318)登録パスワードの文字数のカウンタを更新する。
【0196】
SA319)登録パスワードの文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合にはこれ以上比較するものがないため処理ステップSA323に進む。
【0197】
S321)一時記憶用のカウンタの値が指している文字と登録パスワードのカウンタの値が指している文字を比較照合する。もし、照合不一致の場合は処理ステップS318に戻る。
【0198】
SA322)照合一致のため、OKの結果をチェック結果フラグをチェック一致回数の控えとして加算更新する。その後、処理ステップS316に戻る。
【0199】
SA323)チェック結果フラグの一致回数の控えが登録パスワードの文字数の規定値に一致しているか否かをチェックする。
【0200】
SA324a)一致している場合は、その結果をチェック結果フラグにOKとして設定する。その後、本処理を終了する。
【0201】
SA324a)不一致の場合は、その結果をチェック結果フラグにNGとして設定する。その後、本処理を終了する。
【0202】
以上の処理を一時記憶用の文字列あるいは登録パスワードの文字列のカウンタが各々の規定値を越えるまで繰り返し行われる。
【0203】
具体的には、パスワード1=“ひらけ”、パスワード2=“ごま”、…で登録されている場合、パスワードの解除の際に“ひらけごま”や“すぐひらけよ”や、さらには、“とってもひどいものだらけ”と入力した場合でもパスワード1として認識される。
【0204】
(パスワード・チェック例4)
図18は、パスワード・チェックの処理で、入力されたパスワードが登録されているものと全く同じかどうかを判定する場合の処理のフローチャートである。
【0205】
ここでは、入力されたパスワードの中の登録されているパスワードが含まれていれば、入力されたパスワードが登録されているパスワードを同じであったと判定する。
【0206】
この処理は、上記図10(全モード解除の場合)と図11(個別モード解除の場合)のパスワードの比較照合処理で使用される。
【0207】
S310)入力されて一時記憶された文字列の文字数と、あらかじめ登録されているパスワードの文字数とを設定する。
【0208】
SB311)各文字数のチェック用カウンタ及びチェック結果フラグを初期化する。
【0209】
SB312)登録パスワードの文字数のカウンタを更新する。
【0210】
SB313)登録パスワードの文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合はこれ以上比較するものがないため本処理を終了する。
【0211】
SB314)一時記憶用のカウンタの値が指している文字と登録パスワードのカウンタの値が指している文字を比較照合する。もし、照合不一致の場合は処理ステップSB323に進む。
【0212】
S315)照合一致のため、OKの結果をチェック結果フラグに設定する。
【0213】
S316)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタを更新する。
【0214】
S317)一時記憶用の文字列の文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合はこれ以上比較するものがないため本処理を終了する。
【0215】
S318)登録パスワードの文字数のカウンタを更新する。
【0216】
S319)登録パスワードの文字数のカウンタは規定値を越えているか否かをチェックする。もし、越えている場合はこれ以上比較するものがないため本処理を終了する。
【0217】
S320)チェック結果フラグを初期化する。
【0218】
S321)一時記憶用のカウンタの値が指している文字と登録パスワードのカウンタの値が指している文字を比較照合する。もし、照合不一致の場合は処理ステップSB323に進む。
【0219】
S322)照合一致のため、OKの結果をチェック結果フラグに設定する。その後、処理ステップS316に戻る。
【0220】
SB323)照合不一致のため、NGの結果をチェック結果フラグに設定する。その後、本処理を終了する。
【0221】
以上の処理を一時記憶用の文字列あるいは登録パスワードの文字列のカウンタが各々の規定値を越えるまで繰り返し行われる。
【0222】
具体的には、パスワード1=“ひらけ”、パスワード2=“ごま”、…で登録されている場合、パスワードの解除の際に“ひらけごま”や“すぐひらけよ”と入力した場合にはパスワード1が入力されたものと認識されるが、“とってもひどいものだらけ”と入力した場合にはパスワード1とは認識されない。
【0223】
なお、以上の説明においては対象アプリケーションとしてはスケジュールの場合について記載したが、それに限定されず、例えば、アドレス帳、メモ・文章等のレポート、アクションリスト等の個人情報を管理するものであってもよい。
【0224】
以上、ここまで挙げた実施形態における情報処理装置は、上記実施例における各処理シーケンス等を含めた処理方法に基づいて処理が実行されるものである。そのため、上記データの表示保護を含めたシークレット機能の処理を行うための処理プログラムは装置内のROM、RAMまたは記憶媒体に記憶されている。あるいは分離可能な外付けの記憶装置に格納されていてもよい。それらは例えば、CD−ROM、MD、DVD等の光ディスク、フロッピーディスク、ICカード等の記録媒体に格納されていてもよい。このような分離可能な情報記録媒体の場合には、装置1本体に装着された場合、装置1本体のインストーラにより装置1本体にダウンロードされてRAM等に格納される方法であってもよい。
【0225】
このプログラムを起動することによって、本発明の情報処理装置によるシークレット機能の処理がなされるものとする。
【0226】
以上、ここまでに挙げた内容は、本発明の主旨を変えない限り前記記載内容に限定されるものではない。
【0227】
【発明の効果】
本発明における情報処理装置では、各請求項において以下の効果がそれぞれ得られる。
【0228】
本発明の請求項1においては、第3者には、内容自体を把握できないようにしておきながらも、使っている本人には、何が書いてあるのか推察できることで情報の保護が実現できる効果を有している。
【0229】
本発明の請求項2、3においては、複数の保護機能を併せ持つことで情報の保護を解除できるようにし、さらに1度に複数のパスワードを入力できて複数に分類された情報の保護を解除できるようにしたので、情報の確認や編集を行う時の手間が少なくて済む効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報処理装置の外観斜視図である。
【図2】本発明による情報処理装置の液晶表示部の構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明による情報処理装置の全体構成を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた表示画面の一例を説明するための表示画面図である。
【図5】本発明による情報処理装置の保護機能を用いたパスワード入力画面の一例を説明するための表示画面図である。
【図6】本発明による情報処理装置のデータ入力画面の一例を説明するための表示画面図である。
【図7】本発明による情報処理装置の入力されたデータ構造の一例を説明するためのデータ構造図である。
【図8】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の表示マスクの処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の別の表示保護解除の処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の表示保護解除の処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の別の表示保護解除の処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の別の表示保護解除の処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の別の表示保護解除の処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の別の表示保護解除の処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合のパスワード・チェックの処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の別のパスワード・チェックの処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図17】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の別のパスワード・チェックの処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図18】本発明による情報処理装置の保護機能を用いた場合の別のパスワード・チェックの処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【図19】従来の情報処理装置の保護機能を用いた画面表示の一例を説明するための表示画面図である。
【図20】従来の情報処理装置の保護機能を用いた場合の表示マスクの処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 本体キャビネット部
2 入出力部
3 蓋部
201 液晶表示部
204 透明タブレット
4 タブレット制御部
5 液晶駆動回路部
6 コモン回路部
7 セグメント回路部
8 中央制御部(CPU)
9 RTC
10 ROM
11 RAM
Claims (3)
- 入力された情報に対して、パスワードの入力、登録、照合の処理を行う情報の保護機能を備えた情報処理装置において、
情報を分類ごとに個別に分類名を設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された分類名を記憶する分類名記憶手段と、
前記保護機能で保護された情報に対応する分類名を抽出する分類名抽出手段と、
前記入力された情報を前記分類名抽出手段で抽出された情報の分類名に置き換えて表示する表示マスク手段とを有し、
前記パスワードで情報の保護がされている場合、前記表示マスク手段により分類名を表示することを特徴とする情報処理装置。 - 前記情報に付けられた分類名ごとに、異なるパスワードを設定できることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記分類名ごとに設けられたパスワードを1度に1つあるいは複数入力することにより、該入力したパスワードが対応して設定されている分類名が付された全情報の保護を解除できることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
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