JP4065563B2 - X線像撮像装置 - Google Patents
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Description
この発明は、画像電気信号を取り出すカメラを内蔵するX線像撮像装置に関し、特に画像を回転する機能を有するカメラ部の改良に関する。
背景技術
X線像撮像装置は、人体や物体の内部を調べるために有用であり、人体や物体に照射されたX線の透過濃度分布またはX線像を可視光像に変換した後、さらに、電気的画像信号に変換して、例えば、モニタ装置に、X線の透過濃度分布またはX線像をリアルタイムで表示または画像情報をコンンピュータ等の記憶装置に保存して利用するものである。
X線像撮像装置は、X線を発生するX線発生器と、対象物を通過したX線発生器からのX線すなわちX線像を可視光像に増強して変換するX線像増強管と、X線像増強管により可視光像に変換された出力像を、モニタ装置にX線像増強管により可視光像に変換された出力像を表示させるために、X線像増強管の出力像を撮像して電気的画像信号を出力するカメラを用いてリアルタイムでモニタ可能とするモニタ装置を有している。
X線発生器から放射されたX線は、対象物を通過し、X線像としてX線像増強管に入射する。X線像は、X線像増強管により増強され、さらに可視光像に変換されて、出力像としてX線像増強管の出力面に表示される。
X線像増強管の出力面の出力像は、レンズを介してカメラの撮像素子の撮像面に投影される。撮像素子の撮像面に投影された像は、撮像素子により電気的画像信号に変換され、モニタ装置に表示される。
X線像の撮像装置においては、X線発生器と被写体を挟んで配置したX線像増強管およびカメラを含む撮像装置を、被写体の回りの任意の方向および位置に移動させる。
このようなX線像撮像装置においては、被写体の回りを回転する方角と逆方向に、カメラを回転させて観察者が画像の位置を任意の方向に回転させて画像の方向を修正することが必要となる。
上述したX線像撮像装置において、カメラを回転させる方法としては、カメラとカメラを駆動する回路とカメラから得られる映像信号を処理する信号回路を含む基板を円盤状のフランジに固定し、X線像増強管に固定されたレンズの支持枠に、ベアリングによりフランジを固定することで、X線像増強管に対してカメラを回転させる方法がある。
しかしながら、この方法では、撮像素子を含むカメラが回転されることにより、基板に取り付けられた信号線および電源線に、捩れが生じる問題がある。この場合、信号線および電源線が捩じ切れることがないよう回転角度が制限される。このことは、対象物を観察する際に、カメラを逆方向に回転させなければ所定の回転位置に到達しない等の理由により、観察のための時間が増大される問題がある。
第15図は、今日利用されている画像回転可能なX線像撮像装置の一例を示す概略図である。
第15図に示されるように、X線像撮像装置101は、被撮影対象物を通過したX線発生器からのX線すなわちX線像を可視光像に増強して変換するX線像増強管111、X線像増強管111の出力面113側に固定され、出力面に出力された出力像を撮像して画像信号に変換して図示しないモニタ装置に映像を出力させるための撮像装置としてのカメラ121を有する。
X線像増強管111が収容されたハウジング115の出力側に、支持枠123aが固定されている。
カメラ121は、支持枠123aによりX線像増強管111の出力像114に対して所定の間隔で固定されたレンズ123、円盤状に形成され、回転可能な回路基板125の結像位置に位置されたCCD撮像素子127、回路基板125を回転するモータ129、並びに、回路基板125を経由して出力される撮像素子127の出力信号を外部に案内し、撮像素子127を駆動する電源を供給する信号伝達機構131により構成される。このとき、撮像素子127は、支持枠123aに固定された支持枠125aに回転可能に保持された回路基板125により、レンズ123を通過した可視光像の中心軸Aを回転軸として回転可能となる。
信号伝達機構131は、撮像素子127および回路基板125を、レンズ123を通過した可視光像の中心を回転軸として回転させるギヤ133、支持枠125aと同心円状に、支持枠125aに挿入された補助枠125bに対してベアリング135により回転可能に装着され、撮像素子127から出力された出力信号を外部に出力する電極ドラム137、並びに円筒状の支持枠125aの補助枠125bに固定され、電極ドラム137の複数のリング電極136と信号線および電源線を電気的に接続する複数のブラシ139を有している。なお、電極ドラム137は、回路基板125およびギヤ133が回転される際の回転中心すなわちレンズ123を通過した可視光像の中心軸Aに、同軸に配置される。
第15図に示したX線像撮像装置101によれば、回路基板125を経由して出力される撮像素子127の出力信号は、信号伝達機構131の電極ドラム137とブラシ139により撮像素子127から図示しない外部装置に出力される。
この構成によれば、回路基板125に取り付けられる信号線あるいは電源線の影響による撮像素子127の回転角の制限は回避される。
しかしながら、第15図に示した例では、電極ドラム137を用いることにより、カメラすなわちカメラ121の回転軸方向の長さが増大する問題がある。
また、カメラ121としては、どの回転位置においても画像を表示画面の中心に表示させるため、レンズ123によるX線像増強管111の出力像114の結像中心と撮像素子127の撮像面の中心とが一致することが必要となることから、撮像素子127が回転されることで定義される回転軸と撮像素子127の撮像面の中心が一致されなければならない。さらに、画像の周辺部で解像度が低下しないようにするために、レンズ123による出力像114の結像面を撮像素子127の撮像面に傾きなく一致させることが必要となる。そのために、レンズ123の中心軸と撮像素子127が回転されることで定義される軸が傾きなく一致していることが要求される。このことから、電極ドラム137とベアリング135およびベアリング135と支持枠125aの補助枠125bを結合する場合、それぞれの傾きおよび偏心が許容値に収まるよう、組み立てる必要がある。このことは、また、電極ドラム137、支持枠125a並びに支持枠123aのそれぞれに、高い加工精度を必要とする。従って、組立コストおよび部品コストが増大される問題がある。
この発明の目的は、部品コストおよび組立コストが低く、対象物が回転される場合であっても回転角度の制限がなく、さらに小型のカメラを有するX線像撮像装置を提供することにある。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、X線像を電子像に変換したうえ出力スクリーンで可視光像に変換するX線像増強管と、このX線像増強管が内部に固定され、上記出力スクリーンに対応する位置に開口を有するボトムプレート有するハウジングと、上記ハウジングのボトムプレートに連結されたカメラフランジと、このカメラフランジ側に設けられ、上記X線像増強管の出力可視光像を所定位置に結像させる光学レンズ構体と、この光学レンズ構体による結像位置に配置された方形受像面を有する固体撮像素子と、この固体撮像素子が取り付けられているとともに、上記固体撮像素子を駆動する駆動回路および画像処理回路が設けられた回路基板と、上記回路基板に電源の供給および信号を伝達するための複数のスリップリング電極を有するスリップリング用電極基板と、上記固体撮像素子を含む回路基板および上記スリップリング用電極基板を回転させるベアリングを含む回転機構とを具備するX線像撮像装置において、
上記複数のスリップリング電極は上記スリップ用電極基板の基板面に同心状に配置されており、上記カメラフランジに上記ベアリングを介して円筒状の回転フランジが回転可能に取り付けられ、該回転フランジの上記X線像増強管の出力スクリーン側に上記光学レンズ構体が固定されるとともに反対側に上記固体撮像素子を含む回路基板およびスリップリング用電極基板が回転中心軸Aに対してそれぞれ略垂直に固定されて上記光学レンズ構体および固体撮像素子を含む回路基板およびスリップリング用電極基板が一体になって回転される構成になっており、
上記回転機構は、駆動源としてのモータを有し、このモータおよび上記光学レンズ構体の主要部は、いづれも上記カメラフランジとボトムプレートとの間の空間に配置されていることを特徴とするX線像撮像装置である。
さらにこの発明は、X線像を電子像に変換したうえ出力スクリーン17aで可視光像に変換するX線像増強管13と、このX線像増強管が内部に固定され、上記出力スクリーンに対応する位置に開口を有するボトムプレート42aを有するハウジング42と、上記ハウジングのボトムプレートに連結されたカメラフランジ43と、このカメラフランジ側に設けられ、上記X線像増強管の出力可視光像を所定位置に結像させる光学レンズ構体33と、この光学レンズ構体による結像位置に配置された方形受像面を有する固体撮像素子37と、この固体撮像素子が取り付けられているとともに、上記固体撮像素子を駆動する駆動回路および画像処理回路が設けられた回路基板55と、上記回路基板に電源の供給および信号を伝達するための複数のスリップリング電極57aを有するスリップリング用電極基板57と、上記固体撮像素子を含む回路基板および上記スリップリング用電極基板を回転させるベアリング45を含む回転機構とを具備するX線像撮像装置において、
上記複数のスリップリング電極57aは上記スリップ用電極基板57の基板面に同心状に配置されており、上記カメラフランジ43に上記ベアリング45を介して円筒状の回転フランジ47が回転可能に取り付けられ、該回転フランジ47の上記X線像増強管13の出力スクリーン17a側に上記光学レンズ構体33が固定されるとともに反対側に上記固体撮像素子37を含む回路基板55およびスリップリング用電極基板57が回転中心軸Aに対してそれぞれ略垂直に固定されて上記光学レンズ構体および固体撮像素子を含む回路基板およびスリップリング用電極基板が一体になって回転される構成になっており、
上記光学レンズ構体33は、シリンドリカルレンズ系33cからなるアナモフィックレンズ33を備え、上記固体撮像素子37は長方形の受像面37aを有し、上記アナモフィックレンズにより上記X線像増強管13の出力スクリーン17aの出力可視光像の一方向を圧縮または伸張して楕円形状の像として上記固体撮像素子の受像面に相互の長径方向を一致させて結像するもので、
上記光学レンズ構体33は、複数のレンズで構成される単焦点レンズ系33dおよび2以上のシリンドリカルレンズを含むシリンドリカルレンズ系33cを備え、上記シリンドリカルレンズ系の1又は複数枚のレンズが他のレンズに対して光軸方向に沿って任意の位置又は一定の位置に移動可能に構成されていることを特徴とするX線像撮像装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例が適用されるX線像増強管の出力面の出力像を撮像するX線像撮像装置を示す概略図、
第2図は、第1図に示したX線像撮像装置における撮像装置とX線像形成ユニット保持装置の回転の方向を示す概略図、
第3図は、第1図に示したX線像撮像装置のX線像増強管と撮像装置とを詳細に示す断面図、
第4図は、第3図に示したようにX線像増強管に固定される撮像装置を詳細に説明する部分拡大図、
第5図は、第4図に示した撮像装置の撮像素子とスリップリングのそれぞれの状態を示す概略図、
第6図は、第4図に示した撮像装置の撮像素子の受像面とアナモフィックレンズを通ったX線像増強管の出力面の出力像の関係を示す模式図、
第7図は、第1図に示した撮像装置の撮像素子の撮像面の形状とレンズの倍率の関係を示す概略図、
第8図は、第4図に示した撮像装置の撮像素子の受像面とアナモフィックレンズを通ったX線像増強管の出力面の出力像の収差の関係を示す模式図、
第9図は、第4図に示した撮像装置のカメラとレンズとの固定方法を説明する概略図、
第10図は、第9図に示したカメラとレンズの固定方法をより詳細に説明する部分拡大図、
第11図は、第1図に示した撮像装置の別の実施例を示す概略断面図、
第12図は、この発明の他の実施例が適用されるX線像増強管の出力面の出力像を撮像するX線像撮像装置を示す概略図、
第13A図、第13B図および第13C図は、それぞれ、第12図に示したX線像撮像装置のカメラに組み合わせられるレンズの位置調整の関係を示す模式図、第14図は、X線像増強管およびカメラの組み立て図、および、
第15図は、周知のX線像撮像装置の撮像装置の一例を示す概略図である。
発明の詳細な説明
以下、図面を参照して、この発明の実施例について詳細に説明する。
第1図は、この発明の実施例が適用されるX線像撮像装置の一例を示す概略図である。
第1図に示されるように、X線像撮像装置1は、X線を発生するX線発生器11と、被検体Oを通過したX線発生器11からのX線すなわちX線像を可視光像に増強して変換するX線像増強管13と、X線像増強管13を介して可視光像に変換された出力像を、フィルムまたは写真のような記録媒体を用いることなくモニタ可能とするモニタ装置21、並びに、モニタ装置21に対してX線像増強管13により可視光像に変換された出力像を表示させるために、X線像増強管13の出力像を撮像して電気的画像信号を出力するカメラ31を有している。
X線像増強管13の出力スクリーン17aの出力像は、カメラ31のアナモフィックレンズ系33によりカメラ35のCCD撮像素子37の長方形の撮像面に投影される。撮像素子37の撮像面に投影された可視光像は、撮像素子37により画像信号に変換され、画像処理装置39により所定の画像処理が施されて、モニタ装置21に表示される。
ところで、X線像撮像装置1は、第2図に示すようにX線発生器11、被検体Oの反対側に配置したX線像増強管13およびカメラ31を回転軸Aを中心として回転させることにより被検体Oを様々な方向から観察可能に構成されている。
X線発生器11とカメラ31は、C字型のCアーム19によって接続されている。X線発生器11とカメラ31は、Cアーム19を回転させることにより任意の方向から被検体Oを撮像可能になっている。
このように、X線像増強管11を回転可能なX線像撮像装置1においては、被検体Oの状態をさまざまな方向から観察するために、X線像増強管13およびX線発生器11を一体的に保持するCアーム19を矢印αの方向に回転させた場合、レンズ33により撮像素子37に投影されるX線像増強管13の出力像を、被検体Oが直立した状態となるようモニタ装置21に出力させるために、X線像増強管13が回転された量に合わせて撮像素子37すなわちカメラ31が矢印βの方向に逆回転させる。
第3図は、第1図および第2図に示したX線像撮像装置1のX線像増強管13とカメラ31が一体に組み立てられたX線像撮像ユニット41を説明する断面図である。
第1図および第2図に示したX線像撮像装置1のX線像増強管13とカメラ31は、この第3図に示されるように、X線像増強管13のハウジング42に、一体的に組み立てられている。
X線像増強管13は、真空外囲器14の一端部に、例えば、アルミニウム製の入力窓15の内側に形成された入力スクリーン15aを有している。この入力スクリーン15aと対向する真空外囲器14の他端部の出力ガラス基板17の内面には、上述したカメラ31が撮像可能な可視光像を出力する出力蛍光スクリーン17aが形成されている。
入力スクリーン15a出力スクリーン17aとの間には、第1ないし第3の集束電極18a,18bおよび18c、ならびに陽極19が配置されている。
X線発生器11から放射されたX線は、被検体Oを通過し、X線像としてX線像増強管13の入力スクリーン15aに入力される。X線像は、入力スクリーン15aで電子像に変換され、第1ないし第3の集束電極18a,18bおよび18cならびに陽極19により加速・集束されるとともに出力スクリーン17aにより可視光像に変換される。
X線像増強管13は、例えば、入力窓15の近傍の外周部と出力ガラス17の近傍の外周部で、ハウジング42に、絶縁体42bおよび複数の支柱42cにより、強固に固定されている。
ハウジング42の出力側の端部は、出力ガラス17に対応する中心部が所定の直径の開口を有する機械的強度の強いボトムプレート42aで構成されている。
ボトムプレート42aの裏面には、カメラ31が取り付けられている。
ボトムプレート42aの後部には、強度の強い金属円盤からなるカメラフランジ43が6本の支柱49で固定されている。カメラフランジ43の中央部には、外周の一部がギヤ47aになっている回転フランジ47がベアリング45を介して回転可能に保持されている。回転フランジ47の前方には、アナモフィックレンズ33が固定され、後方には、スリップリング用電極基板57およびCCD撮像素子37が固定された回路基板55が一体的に固定されている。これらは、カメラフランジ43に固定されたモータ51によりエンドレスに回転可能になっている。
電極基板57の複数のスリップリング、それに接する複数のブラシ56を介して回路基板55と、外部ケーブル58に接続されるモニタ等の外部機器との間の電源や信号が伝達される。カメラ31は、シールドケース35で覆われている。なお、ハウジング42の一部を通して、高圧電源ケーブル42dがX線像増強管に接続されている。
上述したように、カメラ31は、レンズ33とレンズ33を通った出力像の結像位置に配置された撮像素子37を有し、出力蛍光スクリーン17aを出射された可視光像を電気信号に変換する。
さらに、第4図により、詳細に説明する。
レンズ33は、ボトムプレート42aによりX線像増強管13の出力スクリーン17aに対して所定の距離に固定されるカメラフランジ43の概ね中央にベアリング45を介して回転可能に保持された回転フランジ47により、X線像増強管13の出力スクリーン17aを通る中心軸Aの回りを回転可能に保持されている。
また、レンズ33は、外部からの制御信号により図示しない絞りモータにより開口径を調整可能な電動絞り33a、詳述しない複数のレンズ、並びに、外部からの制御信号により図示しないズームモータを介してレンズ相互の間隔を変化することにより倍率を調整可能な電動ズーム機構33bを含む、電動ズームレンズである。
カメラフランジ43には、第5図を用いて後段に詳述するスリップリング電極と接触可能で、以下に示す回転フランジ47が回転された場合であってもスリップリング電極との間に電気的導通を可能とし、しかも、回転フランジ47が回転される回転量に制限を与えることない複数の接触ブラシ56が配置されている。なお、それぞれのブラシ56は、回転軸Aを中心として定義される同心円上の所定の位置に配置される。
カメラフランジ43の中央には、以下に示す回路基板55に固定された撮像素子37の中心を、レンズ33を通る軸線すなわち回転軸Aに一致させて保持する6本の支柱49により固定されている。
支柱49が配置される位置を結んだ円の内側には、回転フランジ47のギヤ47aと噛み合うように、モータ51の回転を回転フランジ47および回転フランジ47と接続されたレンズ33に伝達するギヤ53が、配置されている。
回転フランジ47には、撮像素子37と、撮像素子37を駆動する図示しない駆動回路、及び撮像素子37で光電変換された映像信号を処理する画像処理回路を含む回路部39が設けられた回路基板55が固定されている。
回転フランジ47の筒状部あって、ギヤ47aと回路基板55との間には、複数のスリップリング電極57aを有する電極基板57が、配置されている。これら、回路基板55及び電極基板57は、これらの間に配置された4個の絶縁スペーサ58a及び同数のねじ58bにより、回転フランジ47に、所定間隔をおいて、強固に固定されている。
電極基板57は、第5図に示すように、回転軸Aを中心とした同心円状の複数の電極すなわちスリップリング電極57aを有している。これらスリップリング電極57aには、回路基板55からの信号線及び電源線やレンズ33の電動絞り33aおよび電動ズーム機構33bの駆動信号線等59が、接続される。
撮像素子37が中央に固定された回路基板55および電極基板57は、回転フランジ47を支持体として、一体的に組み立てられる。
この構造により、カメラフランジ43に固定されたモータ51の回転は、噛み合ったギヤ53及び47aに伝達され、回路基板55および電極基板57が、任意の方向及び任意の角度に、エンドレスに回転される。この場合、回路基板55あるいはレンズ33に供給する電源および撮像素子37から出力される映像信号は、電極基板57のスリップリング電極57aおよびブラシ56により、回転フランジ47の回転角度に制限されることなく、確実に受け渡される。
また、レンズ33と撮像素子37は、回転フランジ47の筒状部により一体に回転されることから、X線像増強管13の概ね円形の出力蛍光スクリーン17aから概ね円形に出力される出力像の全域が、撮像素子37の撮像面に入射される。この場合、レンズ33を通る軸線すなわち回転軸Aと撮像素子37の撮像面の中心がずれることもない。
なお、回路基板55および電極基板57は、中心軸Aを垂直に横切る方向の比較的薄い円盤を近接して取り付けてあり、レンズ33は、回転フランジ47の前方に固定されているので、X線像撮像装置の大きさすなわち軸方向の長さは、第15図に示した従来の装置よりも短く抑えられる。
さらに、カメラ31が回転される際の回転軸Aとレンズ33の中心軸すなわち光軸を一致させるために要求される高い部品加工精度は、回転フランジ47についてのみ適切に確保されることで、十分な組み立て精度が得られることから、コストが低減される。
なお、X線像増強管13の出力スクリーン17aの大きさが、例えば直径30mmであって、CCD撮像素子37の受光面の大きさが、例えば一辺が17mmで、縦横比が4:3である場合に、出力スクリーン17aからレンズ33の前端までの距離をEとし、レンズ33の後端からCCD撮像素子37の撮像面37aとの間の距離とFとすると、F=E/2に設定される。そのため、撮像素子側のレンズ焦点深度は、浅いがレンズ33および撮像素子37がともに回転フランジ47に固定されて一緒に回転するので、光学軸の変化が起こらず、かつ焦点の狂いも生じにくいという利点がある。
次に、アナモフィックレンズ33とカメラ31の撮像素子37の関係について詳細に説明する。
第6図を参照すれば、X線像増強管13の出力スクリーン17aから出力された光学像Pは、アナモフィックレンズ33のシリンドリカルレンズ33cにより垂直方向に圧縮され、楕円形光学像Cとして固体撮像素子37の水平方向に長い長方形の撮像面37aに、投影される。
第1図に示したアナモフィックレンズ33は、1枚または複数枚のシリンドリカルレンズ系33cと単焦点レンズ系33dで構成されている。このアナモフィックレンズ33は、第7図に示すように、撮像素子37の長方形の撮像面37aの外縁に内接するように、X線像増強管13の概ね円形の出力像Pを投影するために、撮像素子37の撮像面の短辺方向Qを縮小する。
次に、第8図を用いて、垂直方向を圧縮してCCDの長方形の撮像面に投影することにより、シリンドリカルレンズ系による収差の影響を低減することができることについて説明する。
シリンドリカルレンズ系による収差は、画像の倍率を変更する方向については大きく、これに垂直な方向では小さい。ここで、シリンドリカルレンズ系を用いたアナモフィックレンズにより真円形の像を楕円形の像に変換して固体撮像素子の撮像面に結像させるには、第8図に示すように2通りの方法がある。
一つは、シリンドリカルレンズ系の作用がない場合に撮像面37aの上下に接するように真円形像Bを結像させ、シリンドリカルレンズ系の作用によりその水平方向に像を拡大して楕円形像Aとする方法であり、もう一つは、本実施例のように、撮像面37aの左右に接するように真円形像Pをシンドリカルレンズ系により垂直方向に像を圧縮する方法である。
シリンドリカルレンズ系を有するアナモフィックレンズでは、このどちらの方法も実現できるが、前述の方法では、像を拡大する水平方向の結像に収差が発生して水平解像度が悪化し、後述の方法では、垂直方向に収差が生じる。
ところで、通常、X線像撮像装置1のテレビジョン方式はNTSC方式であり、走査線の本数は525本に規格化されている。
このうち有効画面に現れる走査線は概ね485本程度であるため、これに対応する固体撮像素子の有効撮像面の垂直方向にはおよそ485個の画素が並んでいる。一方、有効撮像面の水平方向の画素数は、X線像撮像装置に多く使用されるいわゆる40万画素CCD固体撮像素子では768個であり、中心部ではこの水平方向のすべての画素が利用される。固体撮像素子カメラの解像度はこの画素数により決定されるため、垂直解像度は水平解像度に比べて悪い。これはテレビ方式がPAL方式でも、SECAM方式でも同様である。例えば、NTSC方式の固体撮像素子カメラでの解像度は、X線像増強管の出力像の直径が15mmの場合、出力スクリーン上の水平解像度は(768/15)=51.2本/mmであり、垂直解像度は(485/15)=32.3本/mmで、垂直解像度は水平解像度より4割近く悪い。従って、CCD固体撮像素子の撮像面に投影される画像の垂直解像度は、水平解像度よりも4割近く悪くても実質的に許容されることになる。
以上のように、収差により解像度の悪化する方向を固体撮像素子の垂直方向とすることで、シリンドリカルレンズによって発生する垂直方向の収差による垂直解像度の劣化は、水平方向の4割まで許容できる。このことから、本発明によるシリンドリカルレンズ系による収差は事実上無視できることになる。そのため、この影響はは複数枚のレンズを付加してで補正する必要がなく、アナモフィックレンズ系は1枚のシリンドリカルレンズで構成することもできることを意味している。
なお、アナモフィックレンズにより投影される像の収差は、単焦点レンズ系によっても発生し、これは全方向に等しく発生する。従って単焦点レンズ系は収差は小さいことが必要であるが、複数枚の球面レンズで構成する収差の小さい単焦点レンズ系の設計は容易である。また球面レンズにより構成された単焦点レンズは低価格である。
X線像増強管13の真円形の出力像PをCCD撮像素子の長方形の撮像面に楕円形像Cとして結像させる場合には、第7図に示したように、楕円形像Cを、撮像面37aの水平方向すなわち長辺方向と楕円形像Cの長軸方向とを正確に一致させる必要がある。
そこで、第9図および第10図は、これを容易に微調整する構造を示すものである。すなわち、アナモフィックレンズ33を内蔵するレンズ本体61は、取付け金具62を介してカメラ31に固定される。そして、このレンズ本体61は取付け金具62に対して任意の角度に回転でき、固定ねじ63により固定できるようになっている。また、取付け金具62は、C−マウントと呼ばれる規格化されたねじ64により、回転フランジ47の対応する雌ねじ部分に捩じ込まれて取付けられる。
レンズ本体61をカメラ32に取付けるには、前もってレンズ本体61に取付け金具62を装着しておき、これを回転フランジ47のレンズ取付け部にねじ込む。この時点では、固体撮像素子37に対するアナモフィックレンズ33の角度は不定である。次に、X線像撮像装置1の全体を構成して動作させ、テレビモニタ上の画像を観測して真円形の画像が再現される位置にレンズ本体61を回転させて微調整し、正確に真円形の画像が表示される位置で固定ねじ63を締め付けて固定する。
例えば、撮像面37aの縦横比が3:4の場合は、楕円形光学像は長軸すなわち水平方向の軸を短軸すなわち垂直方向の軸の4/3倍で、撮像面37aの上下左右の面縁に接するように投影される。そして、カメラ31から得られる楕円形に歪んだ映像信号は、画像処理装置39で水平方向についてのみ圧縮処理され、CRTテレビモニタ21に元のX線像増強管の出力光学像と同じ真円形の映像として表示されるようになっている。
なお、画像処理装置39を経由せず、偏向サイズを1対1の比率にしたCRTテレビモニタ21に直接供給して真円形の画像を表示させるようにしてもよい。これは、単にCRTテレビモニタ21の水平偏向の振幅を縮小するのみで実現できる。
上記の実施例では、アナモフィックレンズ本体の全体をカメラへの取付け金具に対して回転できる構造であるが、それに限らず、例えばアナモフィックレンズ系の中の一方向のみの倍率に作用する1枚または複数枚で構成されるレンズのみを回転できる構造としても同様の結果が得られる。
なお、レンズ本体とカメラとの接続には、ねじ込み方式に限定されないことは当然である。このように、アナモフィックレンズ系をカメラへ固定した状態でレンズ本体の全体またはレンズ系の一部を任意の方向に回転できるように構成することにより、レンズの倍率の異なる直交する2方向を固体撮像素子の水平、垂直方向に精密に一致させることができる。そのため、固体撮像素子カメラおよびレンズの取付け部には、特定の専用取付け機構を設ける必要がない。例えばねじ込み式の取付け機構にすることで、安価にできる。また、固体撮像素子のカメラへの組み込みは、レンズ取付け部に対する回転方向について特別の精度を必要とせず、カメラは簡易に製造できる。また、アナモフィックレンズ系および固体撮像素子カメラの取付けを、一般のレンズおよびカメラに広く採用されているC−マウントと呼ばれる規格化されたねじ方式にすることができ、一般用途の安価な固体撮像素子カメラに組み込んで比較的安価なX線像撮像装置を構成することができる。
上記実施例では、アナモフィックレンズ33のシリンドリカルレンズ33は、1枚のシリンドリカルレンズにより構成されているが、複数枚のシリンドリカルレンズで構成することもできる。また、シリンドリカルレンズ33cと、単焦点レンズ系33dのすべての構成レンズを1つの筺体内に配置して一体化したものであるが、各々を分離してもよい。なお、アナモフィックレンズ33にシリンドリカルレンズを使用することにより、高価なプリズムレンズを用いたアナモフィックレンズ系よりも小型で安価なアナモフィック光学装置を構成することができる。
第11図は、第4図に示したカメラの別の実施の形態を示す概略図である。なお、第4図に示した構成と同一の構成には同一の符号を附して詳細な説明を省略する。第11図に示すカメラ31は、1枚の基板55にCCD撮像装置37、回路部39およびスリップリング57aを設けたものである。
この構造によれば、カメラの軸方向の長さを短縮でき、X線像撮像装置をよりコンパクトにできる。
第12図ないし第14図に示す実施例は、単一のカメラ31によって出力蛍光スクリーンの直径が異なる複数種類のX線像増強管と組み合わせてCCD撮像素子に、同一または略同一の画像を投影させることができるX線像撮像装置である。
一般に数多く使用されているX線像増強管は、その真円形の出力光学像の直径が、15mm、20mm、25mm、30mmというように、多種類存在する。また、CCD撮像素子などの固体撮像素子も、2/3インチ、1/2インチ、1/3インチフォーマットサイズ等、多数のサイズの撮像面を持つ素子がある。
従って、組み合わせるX線像増強管と固体撮像素子により、縮小率が異なるアナモフィック光学系装置が多数必要となる。前述の実施例のアナモフィック光学系では、その縮小率を変更するには、3つのレンズ系の内その1つのレンズ系を交換する必要がある。最近は、光学装置、固体撮像素子及びその信号処理回路素子をX線像増強管のハウジング内に一体的に組込んで、コンパクト化及び無調整化するようになっているので、これらの部品を多種類用意して種々組合わせることは望ましくない。
この実施例は、以上の課題を解決するものであり、特定のレンズ構成のアナモフィック光学装置のままで像倍率を変更できるX線撮像装置を提供することを目的とする。そのために、複数のレンズで構成される単焦点レンズ系、2以上のレンズで構成されるシリンドリカルレンズ系を備えてアナモフィック光学装置を構成し、そのシリンドリカルレンズ系の1または複数のレンズを他のレンズに対して光軸方向に沿って任意の位置または一定の位置に移動させるように構成したX線撮像装置である。
ここで、アナモフィックレンズ33は、X線像増強管側に2枚のシリンドリカルレンズ32a、32bからなるシリンドリカルレンズ系32が配置され、固体撮像素子側に複数枚の球面レンズからなる単焦点レンズ系33dが配置される。そして、2枚のシリンドリカルレンズの内のX線像増強管側の1枚のシリンドリカルレンズ32aは、他のレンズに対して光軸方向に沿って移動することができる構造になっている。
アナモフィックレンズ33は、シリンドリカルレンズ系32内の1枚のレンズを動かすことにより単焦点レンズ系33dとは独立にシリンドリカルレンズ系32のレンズ作用を変更することができる。従って、シリンドリカルレンズ系と単焦点レンズ系のレンズ作用を受ける方向のみのレンズ作用を変更し、結像位置を単焦点レンズ系のみのレンズ作用で結像する位置と合わせることが可能である。
第13図は、このアナモフィックレンズ33を使用したときの各レンズ、X線像増強管13の出力画像Pa,Pb,Pc及び固体撮像素子37の撮像面37aの位置及び像径の関係を示している。同図の(a)は、X線像増強管13の出力光学像Paの直径が25mmの場合、同図の(b)は、同Pbが20mmの場合、同図の(c)は、同Pcが15mmの場合を示している。なお、いずれの場合も固体撮像素子の撮像面37aのサイズは同じである。
各々の場合で、X線像増強管の出力光学像と固体撮像素子撮像面との距離をD1a,D1b,D1c、固体撮像素子の撮像面とレンズ33との距離をD2a,D2b,D2c、2枚のシリンドリカルレンズ32a,32bの間の距離をD3a,D3b,D3c、X線像増強管とそれに近いシリンドリカルレンズ32aとの距離をのD4a,D4b,D4cとして、それらを変えることができるようになっている。ただし、固体撮像素子側のシリンドリカルレンズ32bと単焦点レンズ系33の位置関係及びそれらの間の距離は変わらない。
そして、各距離を変えることにより、固体撮像素子の撮像面37aに同じ大きさの楕円形の像Cとして結像させることができる。
つまり、X線像増強管の出力光学像Pの直径が25mm、20mm、15mmのどの場合にも同じ大きさの固体撮像素子の撮像面18aに同じ大きさの楕円形の像Cとして結像される。
これらの場合の第13図の各距離は、例えば、
D1a>D1b>D1c、
D2a<D2b<D2c、
D3a>D3b>D3c、および、
D4a>D4b>D4c、となる。
第14図は、X線像増強管、アナモフィックレンズ、及び固体撮像素子の組み合わせ状態、それにより各距離を変える機構の具体例を示している。X線像増強管側のシリンドリカルレンズ32aは、支持構造体71に支持され、これは筺体72に沿って光軸方向に沿って移動可能に支持されている。これによりシリンドリカルレンズ32aと32b間の距離D3を調整できる。図では移動するための構造は省略してある。
また、固体撮像素子側のシリンドリカルレンズ32bと単焦点レンズ系33dを構成するレンズは支持構造体73に支持され、これらは一緒に筺体72に沿って光軸方向に沿って移動可能に支持されている。
アナモフィックレンズ33の筺体72の回転フランジとの接続部には雄ねじが設けられ、回転フランジ47の接続部には雌ねじが設けられて接続されている。
固体撮像素子の撮像面とアナモフィックレンズ33との距離D2は、リング状スペーサ74を筺体72と回転フランジ47の間に入れることにより大まかに定められる。そしてさらに、筺体内で支持構造体73を移動することにより精密に距離を調整することができるようになっている。また、X線像増強管の出力蛍光スクリーン17aと固体撮像素子37の撮像面37aとの距離は、ボトムプレート42aとカメラフランジ43の間に設け両者を接続する支柱49の長さにより調整することができるようになっている。
X線撮像装置に使用するX線像増強管の出力像径または固体撮像素子の撮像面サイズが、数種類に限られるときは、シリンドリカルレンズの移動する位置を数種の位置に限って移動し固定できるようにすることで調整を省くことができる。以上のようにして、このアナモフィックレンズ33はシリンドリカルレンズ系の1枚のレンズを他のレンズに対して光軸方向に沿って移動することにより、異なる倍率で同じ大きさの楕円形像として固体撮像素子の撮像面に結像させることが可能である。したがって、単一の光学レンズ及び撮像素子の構成で、種々のX線像増強管出力像径に対応することができる。
なお、以上は固体撮像素子の撮像面のサイズが同じ場合についての説明であるが、固体撮像素子の撮像面のサイズが異なる場合も、上述のようにレンズ系と像の位置関係を変えることにより対応可能である。
以上説明したようにこの実施例によれば、単一の光学レンズ系で、出力像径の異なるX線像増強管、又は撮像面サイズの異なる固体撮像素子に対応して使用することができる。したがって、多数の倍率が異なるアナモフィック光学系装置を必要とせず、総合的に低価格のX線撮像装置を実現できる。
なお、今日では、受像面が概ね正方形に形成されたCCDセンサも開発されており、この場合には、アナモフィックレンズを用いなくともよい。
以上説明したように、この発明のX線像撮像装置は、レンズと、撮像素子と、撮像素子を駆動する回路と、撮像素子から得られる映像信号を処理する回路が配設された基板とが一体的に回転可能に形成されたカメラを有し、X線像増強管とX線発生器が対象物の回りを回転された場合であっても、出力面に出力された出力像を、必要に応じて直立像としてモニタ装置に表示できる。なお、上述した構成によれば、X線像増強管、レンズおよび撮像素子の中心のずれがほとんどなく、また、ピントのずれも生じないX線像撮像装置が低コストで提供される。
Claims (2)
- X線像を電子像に変換したうえ出力スクリーン17aで可視光像に変換するX線像増強管13と、このX線像増強管が内部に固定され、上記出力スクリーンに対応する位置に開口を有するボトムプレート42aを有するハウジング42と、上記ハウジングのボトムプレートに連結されたカメラフランジ43と、このカメラフランジ側に設けられ、上記X線像増強管の出力可視光像を所定位置に結像させる光学レンズ構体33と、この光学レンズ構体による結像位置に配置された方形受像面を有する固体撮像素子37と、この固体撮像素子が取り付けられているとともに、上記固体撮像素子を駆動する駆動回路および画像処理回路が設けられた回路基板55と、上記回路基板に電源の供給および信号を伝達するための複数のスリップリング電極57aを有するスリップリング用電極基板57と、上記固体撮像素子を含む回路基板および上記スリップリング用電極基板を回転させるベアリング45を含む回転機構とを具備するX線像撮像装置において、
上記複数のスリップリング電極57aは上記スリップ用電極基板57の基板面に同心状に配置されており、上記カメラフランジ43に上記ベアリング45を介して円筒状の回転フランジ47が回転可能に取り付けられ、該回転フランジ47の上記X線像増強管13の出力スクリーン17a側に上記光学レンズ構体33が固定されるとともに反対側に上記固体撮像素子37を含む回路基板55およびスリップリング用電極基板57が回転中心軸Aに対してそれぞれ略垂直に固定されて上記光学レンズ構体および固体撮像素子を含む回路基板およびスリップリング用電極基板が一体になって回転される構成になっており、
上記回転機構は、駆動源としてのモータ51を有し、このモータおよび上記光学レンズ構体33の主要部は、いづれも上記カメラフランジ43とボトムプレート42aとの間の空間に配置されていることを特徴とするX線像撮像装置。 - X線像を電子像に変換したうえ出力スクリーン17aで可視光像に変換するX線像増強管13と、このX線像増強管が内部に固定され、上記出力スクリーンに対応する位置に開口を有するボトムプレート42aを有するハウジング42と、上記ハウジングのボトムプレートに連結されたカメラフランジ43と、このカメラフランジ側に設けられ、上記X線像増強管の出力可視光像を所定位置に結像させる光学レンズ構体33と、この光学レンズ構体による結像位置に配置された方形受像面を有する固体撮像素子37と、この固体撮像素子が取り付けられているとともに、上記固体撮像素子を駆動する駆動回路および画像処理回路が設けられた回路基板55と、上記回路基板に電源の供給および信号を伝達するための複数のスリップリング電極57aを有するスリップリング用電極基板57と、上記固体撮像素子を含む回路基板および上記スリップリング用電極基板を回転させるベアリング45を含む回転機構とを具備するX線像撮像装置において、
上記複数のスリップリング電極57aは上記スリップ用電極基板57の基板面に同心状に配置されており、上記カメラフランジ43に上記ベアリング45を介して円筒状の回転フランジ47が回転可能に取り付けられ、該回転フランジ47の上記X線像増強管13の出力スクリーン17a側に上記光学レンズ構体33が固定されるとともに反対側に上記固体撮像素子37を含む回路基板55およびスリップリング用電極基板57が回転中心軸Aに対してそれぞれ略垂直に固定されて上記光学レンズ構体および固体撮像素子を含む回路基板およびスリップリング用電極基板が一体になって回転される構成になっており、
上記光学レンズ構体33は、シリンドリカルレンズ系33cからなるアナモフィックレンズ33を備え、上記固体撮像素子37は長方形の受像面37aを有し、上記アナモフィックレンズにより上記X線像増強管13の出力スクリーン17aの出力可視光像の一方向を圧縮または伸張して楕円形状の像として上記固体撮像素子の受像面に相互の長径方向を一致させて結像するもので、
上記光学レンズ構体33は、複数のレンズで構成される単焦点レンズ系33dおよび2以上のシリンドリカルレンズを含むシリンドリカルレンズ系33cを備え、上記シリンドリカルレンズ系の1又は複数枚のレンズが他のレンズに対して光軸方向に沿って任意の位置又は一定の位置に移動可能に構成されていることを特徴とするX線像撮像装置。
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