JP4144979B2 - 建物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建物に係り、特に育児や家事または高齢者の介護を、複数の世帯で協力し合って行うことが可能な建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の標準型の住宅(nLDK型の住宅:nは1以上の整数)は、夫婦と子供からなる核家族、特に子育て期間中の核家族を前提として設計されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近になって高齢化が進み、世帯構成員の少ない家族では、高齢者の介護が大きな負担となっている。また、女性の社会進出に伴い、子供のいる共働き家族が増加しているが、家事や子育てを主に女性が行っているケースが多く、女性に大きな負担がかかっている。このような状況において、高齢者の介護や子育てに対する負担を減らすことが課題となっており、この課題を解決するためには、従来の標準型の住宅では対応しきれなくなっている。
【0004】
また、家族のライフスタイルの多様化や、ライフステージの変化の中で、個々の多様な住要求に柔軟に対応しながら、同時に、家族意識も形成することが可能な住宅が求められている。
【0005】
本発明の目的は、子育てや高齢者の介護、または家事などを協力して行い、各人にかかる負担を軽減させることが可能な建物を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、家族のライフスタイルの多様化や、ライフステージの変化に対応可能な建物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明の請求項1による建物によれば、第1の独立した居住空間と、第2の独立した居住空間と、第1の独立した居住空間と第2の独立した居住空間との間に位置する建物の外部に連通した連通部と、を備えた建物であって、前記連通部には、前記第1の独立した居住空間と前記第2の独立した居住空間とに出入りできる出入口が設けられ、前記連通部の一部を中間スペースとして、該中間スペースを介し、前記第1の独立した居住空間の一部と前記第2の独立した居住空間の一部とを連続させ仕切って独立した空間として構成可能なコネクテッドスペースとし前記コネクテッドスペースを構成する中間スペースは、前記連通部と出入可能な仕切によって区切られ、前記コネクテッドスペースを構成する中間スペースの連通部と出入可能な仕切が形成された面と異なる面であって、中間スペースと前記第1の独立した居住空間と前記第2の独立した居住空間との境の面は、取り外し可能な仕切によって区切られていること、により解決される。
【0008】
このように、本発明の建物では、第1の独立した居住空間と、第2の独立した居住空間と、第1の独立した居住空間と第2の独立した居住空間との間に位置する建物の外部に連通した連通部と、を備えた建物であって、前記連通部には、前記第1の独立した居住空間と前記第2の独立した居住空間とに出入りできる出入口が設けられ、前記連通部の一部を中間スペースとして、該中間スペースを介し、前記第1の独立した居住空間の一部と前記第2の独立した居住空間の一部とを連続させ仕切って独立した空間として構成可能なコネクテッドスペースしている。よって、連続させ仕切って独立した空間であるコネクテッドスペースを、第1の独立した居住空間と、第2の独立した居住空間との共有空間とすることにより、第1の独立した居住空間にいる人と、第2の独立した居住空間にいる人で、共有空間において共通の活動や作業を行うことが可能となる。
【0009】
また、前記第1の独立した居住空間と前記第2の独立した居住空間と前記連通部は、階層化された複数の面を含んでいる。これにより、第1の独立した居住空間及び第2の独立した居住空間に、区切られた様々な空間を形成し、居住者の多様なライフステージに対応することが可能となる。なお、階層化された複数の面は、少なくとも前記連通部に設けられた昇降手段により連結されている。
【0010】
また、前記第1の独立した居住空間、前記第2の独立した居住空間、前記連通部、前記コネクテッドスペース、前記昇降手段のうち少なくとも一つは組立部材から形成すると好適である。
【0011】
組立部材とは、具体的には実施例に示すような部屋ユニット,階段ユニット,通路ユニット,間仕切ユニットであり、特に第1の独立した居住空間または第2の独立した居住空間を、複数のユニットから形成することにより、第1の独立した居住空間または第2の独立した居住空間に、独立性の高い複数の固有の空間を確保することが可能となる。
【0012】
またこのとき、それぞれの部屋ユニットについて連通部に面するように配置することにより、各ユニットから連通部への出入りが容易になるため、外部との自由な行き来が可能となり、外部サービス等の利用がたやすくなる。外部サービスを利用することにより、家事による負担をさらに軽減させることが可能となる。
【0013】
また、前記組立部材またはその一部は移動可能に形成されていると好適である。特に、組立部材としてのユニットを構成する部材の一部、例えば部屋ユニットの間仕切材や壁材が移動可能とされていることにより、居住者のライフスタイルやライフステージに応じて居住空間の間取りを変更することができる。例えば、間仕切材を引き出して居室内を2つの空間に間仕切ったり、或いは部屋ユニットの外壁の一部を取り外して、隣接する居室同士を連通する一つの居室とする。なお、前記第1の独立した居住空間または第2の独立した居住空間は一つ以上の個室を備えている。そして、前記個室は、隣接する個室と水平方向または垂直方向に連結可能とされていると好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の建物として、多世帯が同居する住宅Hを例として説明する。住宅Hは、第1の独立した居住空間10と、第2の独立した居住空間20と、これら第1の独立した居住空間10と第2の独立した居住空間20との間に位置する連通部30を備えている。
【0015】
第1の独立した居住空間10と、第2の独立した居住空間20は、階層化された複数の面としての、1階フロアーFと、2階フロアーFと、3階フロアーFを備えている。1階フロアーFと、2階フロアーFと、3階フロアーFは、連通部30に設けられた昇降手段としての階段Sにより連結されている。なお、昇降手段は、必要に応じて、連通部以外の場所に設けられることもある。
【0016】
1階フロアーFには、第1の独立した居住空間10を構成する居住スペース11と、第2の独立した居住空間20を構成する居住スペース21と、連通部30を構成する通路31が設けられている。
【0017】
2階フロアーFには、第1の独立した居住空間10を構成する居住スペース12と、第2の独立した居住空間20を構成する居住スペース22と、連通部30を構成する通路32が設けられている。
【0018】
3階フロアーFには、第1の独立した居住空間10を構成する居住スペース13と、第2の独立した居住空間20を構成する居住スペース23と、連通部30を構成する通路33が設けられている。
【0019】
本例の住宅Hには、例えば居住者の入居当時では、2階フロアーFと、3階フロアーFに、第1の独立した居住空間10の一部と、第2の独立した居住空間20の一部とを、連通部30の一部を介して連続させた空間とした、コネクテッドスペースC,Cが設けられている。2階フロアーFのコネクテッドスペースCは、第1の独立した居住空間10の一部としての居住スペース12の居室12cと、第2の独立した居住空間20の一部としての居住スペース22の居室22cとを、連通部30の一部としての通路32の中間スペース32aを介して、連続した空間とすることにより形成されている。
【0020】
また、3階フロアーFのコネクテッドスペースCは、第1の独立した居住空間10の一部としての居住スペース13の居室13cと、第2の独立した居住空間20の一部としての居住スペース23の居室23cとを、連通部30の一部としての通路33の中間スペース33aを介して、連続した空間とすることにより形成されている。
【0021】
上記コネクテッドスペースC,Cは、住宅Hに居住する二世帯の共有空間として利用されている。2階フロアーFのコネクテッドスペースCでは、居室12cと居室22cを、それぞれダイニングルームとして使用し、二世帯で一緒に食事の準備をすることにより家事の分担をしたり、二世帯一緒に食事をとることで家族同士のコミュニケーションをとることが可能となっている。
【0022】
また、3階フロアーFのコネクテッドスペースCは、居室13cと居室23cを、それぞれ子供たちのプレイルームとして使用している。これにより、複数世帯の子供たちの世話を、一箇所で同時に行うことができる。
【0023】
さらに、高齢者の充実した暮らしを実現し、また高齢者の介護を複数世帯で協力して行うためのコネクテッドスペースを設けることもある。例えば、住宅Hに入居してから40年目には、2階フロアーFに、コネクテッドスペースCが設けられる。コネクテッドスペースCは、第1の独立した居住空間10の一部としての居住スペース12の居室12b,居室12cと、第2の独立した居住空間20の一部としての居住スペース22の居室22b,22cとを、連通部30の一部としての通路32の中間スペース32aを介して連続した空間とすることにより形成されている。
【0024】
上記コネクテッドスペースCは、高齢者の居室12b,12cと、子供世帯の居間22cやダイニングルーム22bを連続した空間とすることにより形成されている。このコネクテッドスペースCは、高齢者同士のコミュニケーションの場となる。また、コネクテッドスペースCでは、子供世帯が高齢者を手伝いながら食事の準備をしたり、身の回りの世話をする場として利用される。
【0025】
このように、本例の住宅Hでは、居住世帯の家族構成やライフステージに対応して、住宅H内の所望の箇所に、複数世帯の住居の一部を融合させた共有空間としてのコネクテッドスペースCを設け、家事や子育て、或いは高齢者の世話や介護を、複数の世帯で協力し、互いに助け合いながら生活できるように構成されている。
【0026】
さらに、本例の住宅Hの、第1の独立した居住空間10、第2の独立した居住空間20、連通部30、これらを連続させたコネクテッドスペースC、1階フロアーF〜3階フロアーFを連結する階段Sは、組立部材としての部屋ユニット,階段ユニット,通路ユニット等から構成されている。
【0027】
第1の独立した居住空間10と、第2の独立した居住空間20は、それぞれ、部屋ユニットを組み合わせることにより形成されている。部屋ユニットは、連通部30に面するように配設され、それぞれ個室として使用される。また、それぞれの部屋ユニットに出入口を確保し、連通部30に面して配置することにより、それぞれの部屋ユニットからの連通部30への出入りが可能となる。よって、居住者が互いに気兼ねすることなく、外部への出入りをすることができる。また、宅配などの外部サービス受けるときも、各ユニットへの出入りが自由であるため、気軽に外部サービスを利用することが可能となる。
【0028】
また、部屋ユニットのそれぞれに連通部30に通じる出入口が確保されており、連通部30に出入りするのに他の部屋を通る必要がないため、部屋ユニット内に配設する家具や間仕切りなどについても、配置位置の制限が少なく、所望の位置に配設することが可能となる。
【0029】
さらに、上記部屋ユニットまたはその一部、より具体的には、部屋ユニットを構成する柱部材や梁部材及び壁パネルの一部は、移動可能に形成されている。そして、これらの部材のうち、例えば壁パネルを移動させることにより、部屋空間を仕切ったり、或いは連通させることができ、居住者のライフスタイルやライフステージに合わせて、適切な間取りとすることが可能となる。
【0030】
以上のように、本発明の住宅Hは、第1の独立した居住空間10と、第2の独立した居住空間20と、連通部30を備えており、必要に応じて、第1の独立した居住空間10の一部と、第2の独立した居住空間20の一部と、連通部30の一部からなる中間スペースとを連通させて、コネクテッドスペースCを形成し、このコネクテッドスペースCを利用して、居住者同士で協力して子育てをしたり、家事を分担したり、或いは高齢者の介護などを行うことが可能となる。
【0031】
また、第1の独立した居住空間10や、第2の独立した居住空間20は、居住者のライフスタイルやライフステージに合わせて分割され、各居住者に常に適切な空間を提供することができる。また、第1の独立した居住空間10及び第2の独立した居住空間20は、複数のフロアーからなり、場所によって、個室性や利便性の異なる居室が設けられている。したがって、これら居室の特性を考慮しながら部屋割りを変えていき、1つの住宅に何世代にも渡って暮らし続けることができる。このようにして、愛着ある土地や地域に住み続けることが可能となる。
【0032】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0033】
本例では建物として、二世帯が生活する住宅を例として説明する。図1乃至図14は本実施例の住宅を示すものであり、図1は住宅の断面図、図2は図1のA視図、図3は第1期の居住者の構成を示すグラフ図、図4は第1期の住宅の1階平面図、図5は第1期の住宅の2階平面図、図6は第1期の3階平面図、図7はライフステージの第2期における変遷を示す説明図、図8は第2期の住宅の1階平面図、図9は第2期の住宅の2階平面図、図10は第2期の3階平面図、図11はライフステージの第3期における変遷を示す説明図、図12は第3期の住宅の1階平面図、図13は第3期の住宅の2階平面図、図14は第3期の3階平面図である。
【0034】
本例の住宅Hは、親族世帯を対象として設計されている。より具体的には、居住世帯として姉世帯と、妹世帯の二世帯を設定した。本例の住宅Hは、前記二世帯の同居を核とし、状況に応じて、親族者や非親族者を受け入れるものである。
【0035】
本例では、円満な協力関係を保ち易い間柄として、姉妹世帯を設定した。しかし、居住者の属性としてはこれに限らず、同年代の同じライフステージ上にあり、共通の生活上の課題を互いに協力し合えるのであれば、兄弟或いは兄妹世帯の同居、或いはいとこ世帯の同居など、他の親族世帯の組合せであっても良い。また、必ずしも血縁によるものではなく、互いに協力しながら生活することに意味を感じる人々であれば非親族世帯の同居であっても良いものとする。
【0036】
本例の住宅Hは、入居者である姉世帯及び妹世帯が、個々の生活の独立性を確保しながら、必要なときには助け合うことが可能な構成となっている。また、姉世帯及び妹世帯のライフステージに応じて、最適な間取りとすることが可能である。本例では、姉世帯及び妹世帯の入居当初を第1期、入居年から20年目までを第2期、20年目から40年目までを第3期とし、それぞれのライフステージに応じた住宅H内の間取りを示す。
【0037】
なお、本例の住宅Hの建設地としては、二世帯同居で金銭的に恵まれている点を活かして、交通の便の良い土地、生活環境の良い土地とする。建設地としては、例えば大都市圏の郊外を選択し、許容建蔽率及び容積率において最大限に設計し、より広い住空間を確保できる構成とする。
【0038】
次に、住宅Hの構成について説明する。本例の住宅Hは、図2に示すように、連通部30を挟んで、左右に、第1の独立した居住空間としての第1の棟10と、第2の独立した居住空間としての第2の棟20が形成されている。本例の住宅Hでは、第1の棟10には主に妹世帯の家族の居室が設けられ、第2の棟20には主に姉世帯の家族の居室が設けられている。
【0039】
図1に示すように、住宅Hは、それぞれ、1階フロアーFと、2階フロアーFと、3階フロアーFを備えている。
【0040】
第1の独立した居住空間10と第2の独立した居住空間20は、内部に居住スペースを有する部屋ユニットからなり、また連通部30はこれら部屋ユニットの間に位置する通路ユニットからなり、これら部屋ユニットと、通路ユニットとを組合せることにより住宅Hが形成されている。ユニットは、四隅に配置された柱と、柱を連結する梁を有し、柱と梁で骨組みを形成している。そして、この骨組みに対して面が取り付けられている。面としては、例えば、外壁材、内壁材、床面材、天井面材、間仕切材などが用いられる。なお、部屋ユニットは、それぞれが連通部30に面するように配設される。
【0041】
上記部屋ユニット及び通路ユニットの一部は、可動可能に構成されている。特に、内壁材、床面材、天井面材、間仕切材を可動可能とすることにより、隣接する部屋間の内壁材を取り払って、2つの部屋を連通させたり、或いは、部屋と連通部との間に位置する内壁材を取り払って連通させることができる。このように、居住者のライフステージの移り変わりに応じて、自由に間取りの変更を行うことが可能となる。
【0042】
次に、姉世帯と妹世帯からなる二世帯の、ライフステージ第1期における、居住者の構成及び住宅Hの間取りについて説明する。ライフステージの第1期とは、住宅Hへの入居当初の時期を示すものである。図3は、二世帯のライフステージの第1期における居住者の構成、図4乃至図6は、二世帯のライフステージの第1期における住宅Hの各フロアーの平面図である。
【0043】
図3に示すように、第1期の居住者は、姉世帯(夫40歳,妻(姉)40歳,第1子(男)10歳,第2子(女)8歳)、妹世帯(夫35歳,妻(妹)33歳,第1子(男)3歳,第2子(女)2歳,第3子(男)2歳)、従妹(25歳)から構成されている。
【0044】
第1期では、姉夫婦が在宅で仕事をしており、妹は専業主婦、妹の夫はフルタイムの勤め人と設定されている。従妹は、通勤を考慮して、会社に近い住宅Hに間借りしているものと設定されている。
【0045】
図4に示すように、第1期における住宅Hの1階フロアーFは、1階通路31を挟んで、第1の棟10には居住スペース11が、第2の棟20には居住スペース21が設けられている。居住スペース11及び居住スペース21は、それぞれ1つの部屋ユニットを配置することにより形成されており、部屋ユニットは通路31を挟んで、通路31側に出入口が面するように配置されている。第1期では、居住スペース11内の居室11aは、姉夫婦のオフィスとして使用されている。また、居住スペース21には、従妹の居室21aと、居住者全員で共有する居室21bが設けられている。
【0046】
また、上記居住スペース内の各居室の出入口についても、全て通路31に面しており、自由に出入できるように構成されている。特に、居室21aは、住宅Hの中で、最も外部へ出やすく、独立性の高い部屋であるため、従妹の部屋とされている。居室21aに居住していることにより、例えば夜遅い時間でも、二世帯に迷惑をかけることなく、外部から出入りすることが可能である。このように、全ての居室を通路に面して配置することにより、生活時間帯の異なる世帯同士が、互いに気兼ねすることなく同居することができる。
【0047】
さらに、1階フロアーFには、駐車場11c,21cが設けられている。駐車場11c,21cは、通路31を挟んで、それぞれの世帯用に設けられており、本例では2台の車が駐車できるように構成されている。
【0048】
1階フロアーFの通路31には、昇降手段として、2階フロアーFへ通じる階段Sが設けられている。階段Sは、上下階への動線として、両世帯で共用されるものである。なお、階段Sは、両世帯の居住スペースのあるフロアに通じているため、階段入り口に鍵付きのドアを設けた構成としても良い。また、階段Sを取り外し可能なユニットとし、居住者の構成や年齢に応じて、他の昇降手段、例えばホームエレベータやエスカレータ等に変更可能としておくと好適である。
【0049】
次に、第1期における住宅Hの2階フロアーFについて説明する。2階フロアーFには、通路32を挟んで、居住スペース12,居住スペース22が設けられている。居住スペース12および居住スペース22は、それぞれ2つの部屋ユニットから形成されている。
【0050】
居住スペース12には、妹世帯のプライベートな居室が設けられている。居住スペース12には、4つの居室12a,12b,12c,12dが設けられており、居室12a,12bは妹夫婦の寝室として、居室12cは妹世帯のダイニングルームとして、居室12dは妹世帯のキッチンとして使用されている。
【0051】
また、居住スペース22には、姉世帯のプライベートな居室が設けられている。居住スペース22には、4つの居室22a,22b,22c,22dが設けられており、居室22a,22bは姉夫婦の寝室として、居室22cは姉世帯のダイニングルームとして、居室22dは姉世帯の居間として使用されている。
【0052】
さらに、第1期における住宅Hの2階フロアーFには、コネクテッドスペースCが設けられている。コネクテッドスペースCは、図5において斜線で示したスペースである。コネクテッドスペースCは、妹世帯の居住スペース12と、姉世帯の居住スペース22の一部を連結させて形成されるスペースであり、2階通路32の一部からなる中間スペース32aと、妹世帯のダイニングルーム(居室12c)と、姉世帯のダイニングルーム(居室22c)とから構成されている。
【0053】
すなわち、妹世帯のダイニングルーム(居室12c)と、姉世帯のダイニングルーム(居室22c)とが、2階通路32の一部(中間スペース32a)を介して連通しており、互いに行き来できるように構成されている。
【0054】
コネクテッドスペースCは、ドアDを備えた間仕切ユニットにより通路32から仕切られており、居住者はドアDを通じて、通路32からコネクテッドスペースCへ出入りする。ドアDを通過すると、先ず、中間スペース32aに入り、中間スペース32aから間仕切材Pを通過して、妹世帯のダイニングルーム(居室12c)、または姉世帯のダイニングルーム(居室22c)へ入室できるように構成されている。間仕切材Pとしては、例えば間仕切パネル、引き戸などが用いられる。
【0055】
なお、妹世帯のダイニングルーム(居室12c)と妹世帯のキッチン(居室12d)の間、または姉世帯のダイニングルーム(居室22c)と姉世帯の居間(居室22d)との間には、ドアや間仕切りが配設されておらず、コネクテッドスペースCから行き来し易い空間となっている。
【0056】
また、妹世帯のダイニングルーム(居室12c)と妹世帯の寝室(居室12a,12b)の間、または姉世帯のダイニングルーム(居室22c)と姉世帯の寝室(居室22a,22b)との間には、間仕切材Pとしての引き戸が設けられており、居室12a,12bまたは居室22a,22bの個室性が確保されるように構成されている。この引き戸は、居室12a,12bまたは居室22a,22bのより高い個室性を確保するために鍵付きの引き戸としても良い。
【0057】
さらに、妹世帯のキッチン(居室12d)には階段Sが、姉世帯の居間(居室22d)には階段Sが設けられている。妹世帯のキッチン(居室12d)に設けられた階段Sを昇ると、3階フロアーFの妹世帯の子供の寝室(居室13d)に到達し、姉世帯の居間(居室22d)に設けられた階段Sを昇ると、3階フロアーFの姉世帯の第2子の寝室(居室23d)に到達する。
【0058】
このように、住宅Hでは、階段S及びSにより、両世帯の母親がすぐに子供の寝室に上がれるように構成されており、幼少期の子供のいる二世帯にとって、便利な造りとなっている。
【0059】
なお、上記階段S, Sは、ユニット式であり、2階フロアーFの部屋ユニットの天井面材(3階フロアーFの部屋ユニットの床面材)の一部を取り外し、取り外した部分に階段ユニットを組み込むことにより形成されている。これは、各世帯のライフステージに応じて、各居室を連結する階段が必要な時期と、必要でない時期があるためで、ライフステージに応じて階段S, Sの取り外しが可能となっている。
【0060】
次に、第1期における住宅Hの3階フロアーFについて説明する。図6の平面図に示すように、住宅Hの3階フロアーFは、階段Sにより1階フロアーF及び2階フロアーFと連結され、また、妹世帯のキッチン(居室12d)に設けられた階段Sと、姉世帯の居間(居室22d)に設けられた階段Sとにより、2階フロアーFと連結されている。
【0061】
3階フロアーFには、3階通路33を挟んで、主に妹世帯が使用する居住スペース13と、主に姉世帯が使用する居住スペース23が設けられている。居住スペース13び居住スペース23は、それぞれ2つの部屋ユニットから形成されている。
【0062】
居住スペース13には、主に、子育てのための居室が設けられており、4つの居室13a,13b,13c,13dが設けられている。居室13aは姉世帯と妹世帯で共有するゲストルームとして、居室13b,13cは妹世帯の子供のプレイルームとして、居室13dは妹世帯の子供の寝室として使用されている。
【0063】
また、居住スペース23には、4つの居室23a,23b,23c,23dが設けられている。居室23aは姉世帯の第1子の寝室として、居室23bは姉世帯の子供の勉強部屋として、居室23cは姉世帯の子供のプレイルームとして、居室23dは姉世帯の第2子の寝室として使用されている。
【0064】
さらに、第1期における住宅Hの3階フロアーFには、コネクテッドスペースCが設けられている。コネクテッドスペースCは、図6において斜線で示したスペースである。コネクテッドスペースCは、姉世帯と妹世帯とで共用するスペースであり、3階通路33の一部である中間スペース33aと、妹世帯の子供のプレイルーム(居室13c)と、姉世帯の子供のプレイルーム(居室23c)とから構成されている。
【0065】
すなわち、妹世帯の子供のプレイルーム(居室13c)と、姉世帯の子供のプレイルーム(居室23c)とが、3階通路33の一部(中間スペース33a)を介して連通しており、互いに行き来できるように構成されている。
【0066】
コネクテッドスペースCは、ドアDを備えた間仕切ユニットにより通路33から仕切られており、居住者はドアDを通じて、通路33からコネクテッドスペースCへ出入りする。ドアDを通過すると、先ず、中間スペース33aに入り、中間スペース33aから間仕切材Pを通過して、妹世帯の子供のプレイルーム(居室13c)、または姉世帯の姉世帯の子供のプレイルーム(居室23c)へ入室できるように構成されている。間仕切材Pとしては、例えば間仕切パネル、引き戸などが用いられる。
【0067】
妹世帯の子供のプレイルーム(居室13c)と、同じく妹世帯の子供のプレイルーム(居室13b)の間には、カーテンなどの間仕切り材Pが設けられており、比較的開けやすい構成とされている。一方、姉世帯の子供のプレイルーム(居室23c)と姉世帯の子供の勉強部屋(居室23b)との間には、間仕切り材Pとしての引き戸設けられており、勉強部屋の個室性が確保されるように構成されている。
【0068】
次に、二世帯のライフステージの第2期における、居住者の構成及び住宅Hの間取りについて説明する。ライフステージの第2期とは、入居当初から入居20年目までの期間を示すものである。図7は、二世帯のライフステージの第2期における変遷を示す説明図、図8乃至図10は、二世帯のライフステージの第2期における住宅Hの各フロアーの平面図である。
【0069】
図7に示すように、第2期には、姉世帯の第1子は結婚して独立した。また、妹世帯では、第1子が就職により転居した。さらに、姉妹の母が夫に先立たれ、同居するようになった。そして、図7には示されていないが、姉世帯の第2子が在宅の仕事を開始し、住宅H内に住居兼仕事場を持つようになった。
【0070】
上記のような変遷を経て、入居から20年後には、住宅Hの居住者は、姉世帯(夫60歳,妻60歳,第2子(女)28歳)、妹世帯(夫55歳,妻53歳,第2子(女)22歳,第3子(男)22歳)、母(83歳)となる。
【0071】
図8乃至図10において、入居から20年後の住宅Hの間取りを示す。図8に示すように、第2期における住宅Hの1階フロアーFには、居住スペース11内に姉夫婦のオフィス(居室11a)が設けられている。また、居住スペース21の居室21aには、従妹に代わって、姉妹の母が入居している。居室21bは、第1期と同様に、居住者全員で共有している。
【0072】
第2期における住宅Hの2階フロアーFは、第1期と同様に、各世帯のプライベートな居室が設けられている。図9に示すように、居住スペース12には4つの居室が設けられている。
【0073】
居住スペース12の4つの居室は、第1期と比べて居住者や部屋の使用目的が変わっているが、説明の便宜上、第1期と同様に、図中上から居室12a,12b,12c,12dとして説明する。
【0074】
第2期では、居室12aを妹世帯の夫の寝室として、居室12bを妹の寝室として、居室12cを妹世帯の居間として、居室12dを妹世帯のダイニングルームとして使用している。
【0075】
居住スペース22にも、4つの居室が設けられている。居住スペース22の4つの居室についても、第1期と比べて居住者や部屋の使用目的が変わっているが、説明の便宜上、第1期と同様に、図中上から居室22a,22b,22c,22dとして説明する。
【0076】
居室22aは姉世帯の夫の書斎として、居室22bは姉夫婦の寝室として、居室22cは姉世帯のダイニングルームとして、居室22dは姉世帯の居間として使用される。
【0077】
2階フロアーFには、第1期と同様に、コネクテッドスペースCが設けられている。第2期における2階フロアーFのコネクテッドスペースをCとする。コネクテッドスペースCは、図9において斜線で示したスペースである。コネクテッドスペースCは、2階通路32の一部からなる中間スペース32aと、妹世帯の居間(居室12c)と、姉世帯のダイニングルーム(居室22c)とから構成されている。第2期の2階フロアーFに設けられたコネクテッドスペースCは、共同作業の場というよりはむしろ、子育てが終わって自由な時間の持てるようになった姉と妹にとっての交流の場として使用される。
【0078】
コネクテッドスペースCは、ドアDを備えた間仕切ユニットにより通路33から仕切られており、居住者はドアDを通じて、通路33からコネクテッドスペースCへ出入りする。ドアDを通過すると、先ず、中間スペース33aに入り、中間スペース33aから間仕切材Pを通過して、妹世帯の居間(居室12c)、または姉世帯のダイニングルーム(居室22c)へ入室できるように構成されている。間仕切材Pとしては、例えば間仕切パネル、引き戸などが用いられる。
【0079】
なお、妹世帯の居間(居室12c)と妹世帯のダイニングルーム(居室12d)の間、または姉世帯のダイニングルーム(居室22c)と姉世帯の居間(居室22d)との間には、ドアや間仕切りが配設されておらず、コネクテッドスペースCから行き来し易い空間となっている。
【0080】
また、妹世帯の居間(居室12c)と妹の寝室(居室12b)の間、または姉世帯のダイニングルーム(居室22c)と姉夫婦の寝室(居室22b)との間には、間仕切材Pとしての引き戸が設けられており、居室12bまたは居室22bの個室性が確保されるように構成されている。この引き戸は、居室12a及び居室22bのより高い個室性を確保するために鍵付きの引き戸としても良い。
【0081】
次に、第2期における住宅Hの3階フロアーFについて説明する。図10の平面図に示すように、住宅Hの3階フロアーFは、第1期と異なり、通路31,32,33を連結する階段Sのみで、1階フロアーF及び2階フロアーFと連結されている。
【0082】
第2期の住宅Hに、第1期のように、妹世帯のキッチン(居室12d)に設けられた階段Sと、姉世帯の居間(居室22d)に設けられた階段Sがない理由は、両世帯の子供が成長し、母親が子供の寝室の様子を見に行く必要がなくなったことによる。
【0083】
3階フロアーFには、3階通路33を挟んで、居住スペース13, 居住スペース23が設けられている。居住スペース13,23には、主に、成長した子供の居室が設けられている。
【0084】
居住スペース13には、3つの居室が設けられている。居住スペース13の3つの居室は、第1期と比べて間取りや部屋の使用目的が変わっているが、説明の便宜上、第1期と同様に、図中上から居室13a,13b,13cとして説明する。
【0085】
居室13aは妹世帯の第3子の寝室として、居室13bは姉世帯と妹世帯で共有するダイニングルームとして、居室13cは妹世帯の第2子の寝室として使用している。
【0086】
居室13aについては、第1期と比べて間取りが大きく変化している。これは、第1期では居室13aを共用ゲストルームとして用いていたのに対して、第2期では第2子の寝室として使用しているため、ベッドなどの家具を配置する関係から、第1期よりも広さが必要となったためである。このときは、第2期において、居室13aの真中あたりで部屋を仕切っていた内壁材または間仕切材を部屋のすみまで移動させ、居室13aの全てを使用する。
【0087】
また、居室13bも、第1期の間取りを変更することにより広めに形成されている。第1期では、部屋を区切って、居室13bと居室13cとして使用していたのに対して、第2期では、部屋を区切っていた間仕切材を取り除いて、一つの広い居室としている。居室13bは前記したように、姉世帯と妹世帯で共有するダイニングルームとして使用されている。
【0088】
居住スペース23には3つの居室が設けられている。居住スペース23の居室についても、第1期と比べて間取りや部屋の使用目的が変わっているが、説明の便宜上、第1期と同様に、図中上から居室23a,23b,23cとして説明する。
【0089】
居室23a,23bは姉世帯の第2子の居間及びダイニングルームとして、居室23cは姉世帯の第2子の仕事部屋として使用されている。居室23cは、第1期の間取りを変更することにより広めに形成されている。
【0090】
居室23cについては、第1期では、部屋を区切って、居室23cと居室23dとして使用していたのに対して、第2期では、部屋を区切っていた間仕切材を取り除いて、一つの広い居室としている。
【0091】
なお、第2期の3階フロアーFには、コネクテッドスペースは設けられていない。これは、3階フロアーFは、小さな子供もおらず、また高齢の親も抱えていない、比較的若年の成人によって使用されており、互いに協力して行うこと、例えば子育てや高齢者の世話などがないためである。
【0092】
次に、二世帯のライフステージの第3期における、居住者の構成及び住宅Hの間取りについて説明する。ライフステージの第3期とは、入居後20年から40年までの20年間を示すものである。図11は、二世帯のライフステージの第3期における変遷を示す説明図、図12乃至図14は、二世帯のライフステージの第3期における住宅Hの各フロアーの平面図である。
【0093】
図11に示すように、第3期には、姉世帯、妹世帯ともに夫が亡くなっている。また、姉は高齢のため、1階フロアーFに構えていたオフィスを閉じている。さらに、姉世帯の第1子は、第2期において結婚し転居していたが、子供(すなわち姉の孫)が学校に入ったことから、通学の便を考えて再び同居することになった。
【0094】
また、姉世帯の第2子が結婚し、子供が生まれた。妹世帯でも、第2子が結婚し、二人の子供をもうけている。また、妹世帯の第3子は、結婚により一度転居していたが、再び同居することになった。さらに、住宅H内の空きスペースを妹の友人に賃貸している。
【0095】
上記のような変遷を経て、入居から40年後には、居住者は、姉世帯(妻80歳, 第1子(男)50歳,第1子の妻,第1子の第1子,第2子(女)48歳,第2子の夫,第2子の第1子)、妹世帯(妻73歳,第2子(女)42歳, 第2子の夫,第2子の第1子,第2子の第2子,第3子(男)42歳,第3子の妻)、妹の友人(73歳)となる。
【0096】
図12乃至図14において、入居から40年後の住宅Hの間取りを示す。図12に示すように、第2期における住宅Hの1階フロアーFでは、第1期および第2期に姉夫婦のオフィスとして使用していた居室を間仕切材によって区切り、間取りを変えて居室11a,11bとし、居室11aを妹世帯の第3子夫婦の寝室として、居室11bを妹世帯の第3子夫婦の居間として使用している。
【0097】
また、居住スペース21の2つの居室21a,21bについては、居室21aを全世帯共有のゲストルームとして、居室21bを姉世帯の第2子の仕事場として使用している。
【0098】
第3期における住宅Hの2階フロアーFは、各世帯のプライベートな居室が設けられている。図13に示すように、居住スペース12には4つの居室が設けられている。
【0099】
居住スペース12の4つの居室は、第1期、第2期と比べて居住者や部屋の使用目的が変わっているが、説明の便宜上、第1期、第2期と同様に、図中上から居室12a,12b,12c,12dとして説明する。
【0100】
第3期では、居室12aを妹の友人の寝室として、居室12bを友人のダイニングルームとして、居室12cを妹世帯のダイニングルームとして、居室12dを妹の寝室として使用している。
【0101】
また、居住スペース22にも4つの居室が設けられている。居住スペース22の4つの居室についても、第1期、第2期と比べて居住者や部屋の使用目的が変わっているが、説明の便宜上、第1期、第2期と同様に、図中上から居室22a,22b,22c,22dとして説明する。
【0102】
第3期では、居室22aを姉世帯の第2子の寝室として、居室22bを姉世帯の第2子のダイニングルームとして、居室22cを姉世帯の第2子の居間として、居室22dを姉の寝室として使用している。
【0103】
2階フロアーFにはコネクテッドスペースCが設けられている。第3期における2階フロアーFのコネクテッドスペースCは、2階通路32の一部からなる中間スペース32aと、友人のダイニングルーム(居室12b)と、妹のダイニングルーム(居室12c)と、姉世帯の第2子のダイニングルーム(居室22b)と、姉世帯の第2子の居間(居室22c)から構成されている。
【0104】
コネクテッドスペースCは、ドアDを備えた間仕切ユニットにより通路33から仕切られており、居住者はドアDを通じて、通路33からコネクテッドスペースCへ出入りする。なお、友人のダイニングルーム(居室12b)と友人の寝室(居室12a)の間、または妹のダイニングルーム(居室12c)と妹の寝室(居室12d)との間、姉世帯の第2子のダイニングルーム(居室22b)と姉世帯の第2子の寝室(居室22a)の間、姉世帯の第2子の居間(居室22c)と姉の寝室(居室22d)の間には、ドアが設けられており、各寝室の個室性が確保されるように構成されている。
【0105】
このように、第3期における2階フロアーのコネクテッドスペースCは、高齢者である姉と妹と妹の友人の3人の居室を連通したスペースとすることにより形成されている。コネクテッドスペースCは、高齢者同士が交流したり、或いは互いに協力しあって生活したり、また若い世帯が高齢者の世話をする場として使用される。
【0106】
次に、第3期における住宅Hの3階フロアーFについて説明する。図14の平面図に示すように、住宅Hの3階フロアーFは、第2期と同様に、通路31,32,33を連結する階段Sのみで、1階フロアーF及び2階フロアーFと連結されている。
【0107】
3階フロアーFには、3階通路33を挟んで、居住スペース13, 居住スペース23が設けられている。居住スペース13には4つの居室が設けられており、居住スペース23には5つの居室が設けられている。
【0108】
居住スペース13の居室は、第1期、第2期と比べて間取りや部屋の使用目的が変わっているが、説明の便宜上、第1期、第2期と同様に、図中上から居室13a,13b,13c,13dとして説明する。
【0109】
第3期では、居室13a,13bは妹世帯の第2子の夫婦寝室として、居室13cは妹世帯の第2子の居間として、居室13dは妹世帯の第2子のダイニングルームとして使用されている。
【0110】
居室13c,13dについては、第2期では、間仕切材で区切られていたが、第3期ではこの間仕切材を取り除いて、居室13cと居室13dを一つの広い空間としている。そして、居室13a,13b側を間仕切材で区切り、寝室として使用されている居室13a,13bの個室性を確保している。
【0111】
また、居住スペース23には5つの居室が設けられている。居住スペース23の居室についても、第1期、第2期と比べて間取りや部屋の使用目的が変わっているが、説明の便宜上、第1期、第2期と同様に、図中上から居室23a,23b,23c,23d,23eとして説明する。
【0112】
第3期では、居室23aは姉世帯第1子の子供の寝室として、居室23bは姉世帯第1子の子供のダイニングルームとして、居室23c,23d,23eは妹世帯第2子の二人の子供の居間及び寝室として使用している。
【0113】
第2期では、第2子のアトリエとして使用されていた居室23cを、第3期では間仕切材で3つの空間に区切り、居室23c,23d,23eとして使用している。
【0114】
なお、第3期の3階フロアーFには、コネクテッドスペースCが設けられている。コネクテッドスペースCは、姉世帯の第2子の世帯が使用するスペースであり、2階通路32の一部からなる中間スペース32aと、姉世帯第2子の居間(居室13c)と、子供部屋(居室23c)とから構成されている。
【0115】
第3期は、姉世帯の第2子にとって子育て期であるため、親子で共有するコネクテッドスペースCが設けられていることにより、親子の対話の機会が増え、子供の成長に好ましい環境を形成することが可能となる。
【0116】
上記実施例に示したように、本発明の住宅Hは、第1の独立した居住空間10と、第2の独立した居住空間20と、連通部30を備えており、必要に応じて、第1の独立した居住空間10の一部と、第2の独立した居住空間20の一部と、連通部30の一部からなる中間スペースとを連通させて、コネクテッドスペースCを形成し、このコネクテッドスペースCを利用して、居住者同士で協力して子育てをしたり、家事を分担したり、或いは高齢者の介護などを行うことが可能となる。
【0117】
【発明の効果】
以上のように、本発明の建物は、2世帯が生活する2つの居住空間が通路を挟んで配置されており、この通路を介して居住世帯の一部を連続させ、2世帯で共有するコネクテッドスペースを形成することが可能に構成されている。このような構成により、それぞれの世帯の構成員が少ない場合でも、コネクテッドスペースを利用し協力しながら子育てや高齢者の介護などを行うことができ、一人一人にかかる負担が軽減される。
【0118】
また、居住空間を形成するために組立部材としての部屋ユニットを使用し、それぞれの部屋ユニットの出入口が通路側になるように配置することにより、各世帯が独立性の高い空間を確保し、互いに干渉せずに生活することができる。したがって、外部サービスなどもたやすく利用することができ、家事を軽減させることが可能となる。
【0119】
なお、組立部材の一部、例えば部屋ユニットの内壁材などを可動可能としたり、部屋ユニット内に可動可能な間仕切りパネルを使用することにより、隣接するユニット同士を所望の箇所で連結させたり、居室内を自由に分割することが可能となり、居住者のライフスタイルやライフステージに応じて適切な間取りとしたり、コネクテッドスペースを所望の場所に形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物としての住宅を示す断面図である。
【図2】図1のA視図である。
【図3】第1期の居住者の構成を示すグラフ図である。
【図4】第1期の住宅の1階平面図である。
【図5】第1期の住宅の2階平面図である。
【図6】第1期の住宅の3階平面図である。
【図7】ライフステージの第2期における変遷を示す説明図である。
【図8】第2期の住宅の1階平面図である。
【図9】第2期の住宅の2階平面図である。
【図10】第2期の住宅の3階平面図である。
【図11】ライフステージの第3期における変遷を示す説明図である。
【図12】第3期の住宅の1階平面図である。
【図13】第3期の住宅の2階平面図である。
【図14】第3期の住宅の3階平面図である。
【符号の説明】
10 第1の棟(第1の独立した居住空間
20 第2の棟(第2の独立した居住空間
30 連通部
11,12,13,21,22,23 居住スペース
31,32,33 通路
C コネクテッドスペース(連続することが可能な空間)
D ドア
1階フロアー
2階フロアー
3階フロアー
H 住宅(建物)
P 間仕切材
S 階段(昇降手段)

Claims (7)

  1. 第1の独立した居住空間と、第2の独立した居住空間と、第1の独立した居住空間と第2の独立した居住空間との間に位置する建物の外部に連通した連通部と、を備えた建物であって、
    前記連通部には、前記第1の独立した居住空間と前記第2の独立した居住空間とに出入りできる出入口が設けられ
    前記連通部の一部を中間スペースとして、該中間スペースを介し、前記第1の独立した居住空間の一部と前記第2の独立した居住空間の一部とを連続させ仕切って独立した空間として構成可能なコネクテッドスペースとし
    前記コネクテッドスペースを構成する中間スペースは、前記連通部と出入可能な仕切によって区切られ、前記コネクテッドスペースを構成する中間スペースの連通部と出入可能な仕切が形成された面と異なる面であって、中間スペースと前記第1の独立した居住空間と前記第2の独立した居住空間との境の面は、取り外し可能な仕切によって区切られていることを特徴とする建物。
  2. 前記第1の独立した居住空間と前記第2の独立した居住空間と前記連通部は、階層化された複数の面を含むことを特徴とする請求項1記載の建物。
  3. 前記階層化された複数の面は、少なくとも前記連通部に設けられた昇降手段により連結されていることを特徴とする請求項2記載の建物。
  4. 前記第1の独立した居住空間、前記第2の独立した居住空間、前記連通部、前記コネクテッドスペース、前記昇降手段のうち少なくとも一つは、組立部材から形成されたことを特徴とする請求項1乃至3いずれか一つに記載の建物。
  5. 前記組立部材またはその一部は移動可能に形成されていることを特徴とする請求項4記載の建物。
  6. 前記第1の独立した居住空間または第2の独立した居住空間は一つ以上の個室を備えたことを特徴とする請求項1記載の建物。
  7. 前記個室は、隣接する個室と水平方向または垂直方向に連結可能とされたことを特徴とする請求項6記載の建物。
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