JP4257612B2 - 録音装置及び録音装置の調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、録音装置及び録音装置の調整方法に関し、例えば撮像結果を光ディスクに記録する携帯型のビデオカメラに適用することができる。本発明は、外部マイクロホンによる音声信号を記録する場合には、この外部マイクロホンより取得される外部マイクロホン用の補正用パラメータにより対応する補正回路の特性を設定することにより、外部マイクロホンを用いた録音でも、簡易かつ確実に所望する収音特性により音声信号を取得して記録することができるようにする。
従来、撮像結果及び音声信号を光ディスクに記録する携帯型のビデオカメラでは、内蔵のマイクロホンで取得した音声信号を5.1チャンネルのマルチチャンネルにより光ディスクに記録するものが提供されている。
このようなビデオカメラでは、複数のマイクロホンにより様々な方向からの音声信号を取得し、これらの音声信号の演算処理により、5.1チャンネルの音声信号を生成する物がある。また各マイクロホンの特性、各マイクロホンの音声信号を処理する信号処理回路の特性が工場出荷時に調整され、これにより各マイクロホンから得られる音声信号の収音特性を基準の収音特性に設定して高い臨場感により5.1チャンネルの音場を作成することができるように設定されている。なおここで収音特性は、このようなマルチチャンネルによる音場の作成に影響を与える音声信号の各種特性であり、指向性、周波数、感度等の各種特性である。
ここでこの工場出荷時の調整では、事前に、マイクロホンより出力される音声信号の収音特性から補正に必要な特性が求められ、この補正に必要な特性を確保することができるように、信号処理回路に設けられた補正回路に補正用パラメータが設定され、又は回路調整用のプログラムに補正用パラメータが設定される。これによりこの種のビデオカメラは、各マイクロホンからの音声信号の収音特性が基準の収音特性に設定されて、各マイクロホンのばらつき等が補正される。
このようなマイクロホンの特性の補正に関して、例えば特開平6−292293号公報等に、種々に手法が提案されている。
ところでこのようなビデオカメラでは、内蔵のマイクロホンに代えて、ユーザーの所望する外部マイクロホンにより音声信号を記録する場合もある。しかしながらこのような外部マイクロホンは、内蔵のマイクロホンとは特性が異なる場合が多い。これにより単に内蔵のマイクロホンに代えて外部マイクロホンで音声信号を取得したのでは、所望の収音特性により音声信号を取得できない問題があり、これにより臨場感の高い音場による音声信号を記録することが困難になり、結局、使用する外部マイクロホンが制約されることになる。
この問題を解決する1つの方法として、外部マイクロホンに応じてビデオカメラを調整することが考えられる。すなわち図14に示すように、ビデオカメラ1に外部マイクロホン2を接続した状態で、所定の特性調整位置に外部マイクロホン2及び音源Sを配置し、この音源Sにより基準信号を再生して外部マイクロホン2により収音する。ここで外部マイクロホン2は、音圧の変化を音声信号に変換する機械電気変換部であるマイクホンユニット(M1)3と、このマイクホンユニット3から出力される音声信号を増幅等する周辺回路(A1)4により構成される。なおマイクホンユニット3の種類によっては、マイクホンユニット3を駆動する駆動回路がさらに周辺回路4に設けられる。これに対してビデオカメラ1は、外部マイクロホン2より出力される音声信号の特性を補正する補正回路5と、この補正回路5によって特性が補正された音声信号を処理する信号処理回路(D)6等が設けられており、この調整では、この信号処理回路6から出力される音声信号S1が所望する収音特性となるように、補正回路5の特性(C1)を設定する。なお補正回路5は、音声信号を増幅する増幅回路、音声信号をアナログディジタル変換処理して音声データを出力するアナログディジタル変換回路、音声データの周波数特性を設定するフィルタ回路等により構成される。信号処理回路6は、他のマイクロホンより得られる音声データとの間の演算処理により音声信号の指向性を所望する指向性に設定する等の処理を実行する。
このようにすれば、図15に示すように、外部マイクロホン2を使用する場合でも、所望の収音特性により音声信号を取得することができ、これにより臨場感の高い音場を形成することができる。
しかしながらこの場合、調整に手間を要し、またユーザーによっては、このような調整作業を実行できない場合もある。またこのような調整機構を外部マイクロホン側に設ける方法も考えられるが、この場合も、同様の欠点がある。
特開平6−292293号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、外部マイクロホンを用いた録音でも、簡易かつ確実に所望する収音特性により音声信号を取得して記録することができる録音装置及び録音装置の調整方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため請求項1の発明は、複数のマイクロホンにより音声信号を取得して記録媒体に記録する録音装置に適用して、前記音声信号を出力する複数の内蔵マイクロホンと、前記内蔵マイクロホン用の補正用パラメータにより特性を切り換え、前記内蔵マイクロホンによる音声信号の特性を基準の特性に補正して出力する補正回路と、前記補正回路から出力される前記音声信号を前記記録媒体に記録する記録手段とを備え、前記補正回路は、前記複数の内蔵マイクロホンの全部の音声信号又は一部の音声信号に代えて、外部マイクロホンによる音声信号を前記補正回路に入力して前記記録媒体に記録する場合、前記外部マイクロホンより取得される外部マイクロホン用の補正用パラメータにより対応する前記補正回路の特性を設定することにより、前記外部マイクロホンによる音声信号を前記基準の特性に補正して出力する。ここで前記内蔵マイクロホンの音声信号を記録する場合には、内蔵の感度調整抵抗と内蔵の基準抵抗とで基準電圧を分圧して生成される分圧電圧により前記内蔵マイクロホンの補正用パラメータを取得し、前記外部マイクロホンによる音声信号を記録する場合には、前記内蔵の感度調整抵抗に代えて前記外部マイクロホンに内蔵の感度調整抵抗を前記基準抵抗に接続して生成される前記分圧電圧により前記外部マイクロホンの補正用パラメータを取得する
また請求項の発明は、複数のマイクロホンにより音声信号を取得して記録媒体に記録する録音装置の調整方法に適用して、前記録音装置は、前記音声信号を出力する複数の内蔵マイクロホンと、前記内蔵マイクロホン用の補正用パラメータにより特性を切り換え、前記内蔵マイクロホンによる音声信号の特性を基準の特性に補正して出力する補正回路と、前記補正回路から出力される前記音声信号を前記記録媒体に記録する記録手段とを備え、前記調整方法は、前記複数の内蔵マイクロホンの全部の音声信号又は一部の音声信号に代えて、外部マイクロホンによる音声信号を前記補正回路に入力して前記記録媒体に記録する場合、前記外部マイクロホンより取得される外部マイクロホン用の補正用パラメータにより対応する前記補正回路の特性を設定することにより、前記外部マイクロホンによる音声信号を前記基準の特性に補正して前記記録媒体に記録する。ここで前記内蔵マイクロホンの音声信号を記録する場合には、内蔵の感度調整抵抗と内蔵の基準抵抗とで基準電圧を分圧して生成される分圧電圧により前記内蔵マイクロホンの補正用パラメータを取得し、前記外部マイクロホンによる音声信号を記録する場合には、前記内蔵の感度調整抵抗に代えて前記外部マイクロホンに内蔵の感度調整抵抗を前記基準抵抗に接続して生成される前記分圧電圧により前記外部マイクロホンの補正用パラメータを取得する
請求項1又は請求項3の構成によれば、外部マイクロホンによる音声信号にあっても、その特性を基準の特性に設定して録音することができる。またこの基準の特性への設定にあっては、簡易かつ確実に設定することができる。これにより外部マイクロホンを用いた録音でも、簡易かつ確実に所望する収音特性により音声信号を取得して記録することができる。
本発明によれば、外部マイクロホンを用いた録音でも、簡易かつ確実に所望する収音特性により音声信号を取得して記録することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例の構成
図1は、本発明の原理構成の説明に供するビデオカメラのブロック図である。このビデオカメラ11は、外部マイクロホン12の接続により、外部マイクロホン12に設けられた補正用パラメータ(P)13により補正回路5の特性を設定する。
これによりこのビデオカメラ11では、図2に示すように、内蔵マイクロホンを使用する場合には、ビデオカメラ11に設けられた内蔵マイクロホンユニット14による音声信号が、内蔵マイクロホン用の周辺回路15により処理された後、この内蔵マイクロホン用の特性(C0)により補正回路5で特性が補正されて基準の収音特性に設定され、処理回路6により処理される。これに対して外部マイクロホン12を接続した場合には、補正回路5の特性が補正用パラメータ(P)13による特性(C1)に切り換えられ、外部マイクロホン12により取得された音声信号がこの特性により補正されて基準の収音特性に設定され、処理回路6により処理される。
ここで図14との対比により図3に示すように、外部マイクロホン12は、工場出荷時の調整作業において、特性調整用の試験装置18に接続されて、音源Sによる基準信号の音声信号を試験装置18に出力する。ここでこの試験装置18は、ビデオカメラ11における標準の設定による補正回路5、処理回路6が設けられ、この調整作業では、この処理回路6から出力される音声信号S1の基準の収音特性となるように、補正回路5の特性C1が調整され、補正回路5の特性をこの特性C1に設定する補正のパラメータ(P)13が外部マイクロホン12に設定される。
これにより図4に示すように、ビデオカメラ11では、外部マイクロホン12による音声信号の収音特性を、内蔵マイクロホンによる音声信号と同様の収音特性により取得して処理することができ、これにより高い臨場感による音場を形成可能に音声信号を記録する。
図5は、この実施例1に係る具体的なビデオカメラの構成を示すブロック図である。このビデオカメラ21では、この外部マイクロホン用の補正用パラメータPを、電圧値により取得する。
すなわちこのビデオカメラ21において、補正回路25は、音声信号の感度を増幅器により補正して処理回路6に出力する。この増幅器は直流電圧制御型の可変利得増幅器であり、抵抗直列回路による抵抗分圧により生成された感度調整電圧値に応じてその増幅率が変化し、これにより音声信号の感度が調整される。もしくは、補正回路25内の増幅器が直流電圧制御型の可変利得増幅器ではなく、レジスタ設定によるデジタル制御型の可変利得増幅器の場合でも、図示しないマイクロコンピュータにより、抵抗直列回路による抵抗分圧により生成された感度調整電圧値をアナログデジタル変換し、デジタル化された感度調整電圧データから相当するゲインを与えるパラメータ値をレジスタに書き込む構成をとる。
この補正回路25は、この抵抗直列回路の一端に入力される感度調整電圧が、基準電圧Vppに接続される基準抵抗Rと、この基準抵抗Rに接続される感度調整抵抗rによる抵抗分圧により作成され、これにより図6に示すように、感度調整抵抗rの設定により感度を調整できるように構成される。なおこの図6において、アナログディジタル変換処理結果(AD output )は、所定の基準電圧をアナログディジタル変換回路に入力した場合の、8ビット及び12ビットによるアナログディジタル変換処理結果を示すものであり、これにより基準抵抗Rに対して感度調整抵抗rの比率を増大させることにより、感度が増大していることが判る。
この補正回路25は、内蔵マイクロホンユニット14による音声信号を処理する場合と、外部マイクロホン23による音声信号を処理する場合とで、この感度調整抵抗rが切り換えられる。また内蔵マイクロホンユニット14による音声信号を処理する場合は、この内蔵マイクロホンユニット14の感度に対応する感度調整抵抗rが基準抵抗Rに接続され、これによりこの内蔵マイクロホンユニット14による音声信号の感度を所望の基準感度に調整して処理回路6に出力する。これに対して外部マイクロホン23による音声信号を処理する場合、外部マイクロホン23の接続により、内蔵マイクロホンユニット14の感度調整抵抗rに代えて、この外部マイクロホン23に設けられた感度調整抵抗rが基準抵抗Rに接続され、これによりこの外部マイクロホン23による音声信号の感度を基準感度に調整して処理回路6に出力する。これによりこのビデオカメラ21では、この感度調整抵抗rによる感度調整電圧により、補正回路25に補正用パラメータが与えられる。また、補正回路25内の増幅器がレジスタ設定によるデジタル制御型の可変利得増幅器の場合は、内蔵マイクロホンユニット14の感度調整電圧値をデジタルデータに変換された値をメモリ等に保存しておき、抵抗直列回路は外部マイクロホン23の感度調整電圧を生成する専用回路として使用することで、感度調整データの切り替えをプログラムとして実装することも可能であり、この場合切り替え回路のハードウェアを省略することができる。
このビデオカメラ21は、このような内蔵マイクロホンユニット14から処理回路6までの構成が、複数統設けられ、これによりマイクロホンの感度を補正して、内蔵マイクロホンユニット14及び又は外部マイクロホン23により様々な方向からの音声信号が取得される。さらにこれらの音声信号の演算処理により5.1チャンネルによる音声信号が生成され、図示しない記録部によりこの5.1チャンネルの音声信号が撮像結果と共に光ディスクに記録する。
(2)実施例の動作
以上の構成において、この実施例1に係るビデオカメラ21では、複数の内蔵マイクロホンユニット14により、様々な方向からの音声信号が取得され、この音声信号がそれぞれ周辺回路15、補正回路25、処理回路6により処理された後、演算処理されて5.1チャンネルの音声信号が生成され、この音声信号が撮像結果と共に光ディスクに記録される。
ビデオカメラ21では、この内蔵マイクロホンユニット14に係る各処理系統において、内蔵マイクロホンユニット14による音声信号の感度が可変利得増幅器の利得制御に使用される感度調整電圧生成用の感度調整抵抗rの設定により調整され、これにより基準の収音特性に補正されて5.1チャンネルの音声信号に変換される。これによりビデオカメラ21では、補正回路25の特性を設定する補正用パラメータPが感度調整抵抗rによる感度調整電圧により提供されて、内蔵マイクロホンユニット14による音声信号の特性が基準特性に補正され、高い臨場感により音場を形成可能に5.1チャンネルの音声信号を記録することができる。
特に、このようなマルチチャンネルによる音声信号の録音においては、各方向のマイクロホンで感度が相違する場合には、音像の定位が著しく劣化し、これにより音場が不自然に形成される。これによりこの実施例のように、各内蔵マイクロホンユニット14による音声信号の感度を補正するようにして、高い臨場感による音場を形成することができる。
これに対して、例えば内蔵マイクロホンユニットの一部を外部マイクロホン23に換えて使用する場合、さらにはすべての内蔵マイクロホンユニットを外部マイクロホン23に換えて使用する場合、このビデオカメラ21では、この外部マイクロホン23の接続により、各外部マイクロホン23に設けられた感度調整抵抗rが内蔵マイクロホンユニット14の感度調整抵抗rに代えて基準抵抗Rに接続され、これにより補正回路25の特性の設定に係る補正用パラメータPが感度調整電圧により提供される。ビデオカメラ21では、これにより補正回路25の特性が切り換えられ、外部マイクロホン23による音声信号の特性が基準の収音特性に補正される。
これによりこのビデオカメラ21では、内蔵マイクロホンユニット14に対する外部マイクロホン23の感度が補正されて、さらには外部マイクロホン12間の感度のばらつきが補正されて、所望する収音特性により外部マイクロホン23による音声信号が5.1チャンネルの音声信号に変換される。これによりビデオカメラ21では、外部マイクロホン23を用いた録音でも、簡易かつ確実に所望する収音特性により音声信号を取得することができ、この場合も高い臨場感により音声信号を記録することができる。
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、外部マイクロホンによる音声信号を記録する場合には、この外部マイクロホンより取得される外部マイクロホン用の補正用パラメータにより対応する補正回路の特性を設定することにより、外部マイクロホンを用いた録音でも、簡易かつ確実に所望する収音特性により音声信号を取得して記録することができる。
これによりビデオカメラの設計時には予定されていない外部マイクロホン等を柔軟に対応して高い臨場感により音声信号を録音することができ、またこのような後発のオプション部品に対して補正回路を再調整する手続きを省くことができる。
またこの補正用パラメータを感度調整抵抗による電圧により提供することにより、簡易な構成により外部マイクロホンによる音声信号の感度を調整して、この外部マイクロホンによる音声信号を所望する特性により取得することができる。
図7は、図5との対比により本発明の実施例2に係るビデオカメラを示すブロック図である。このビデオカメラ31において、図5について上述したビデオカメラ21と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。なおこの図7の構成は、本願の参考例を示すものである。
このビデオカメラ31において、補正回路32は、音声信号の感度、周波数特性の補正により、マイクロホンより得られる音声信号の特性を基準の収音特性に設定し、これにより実施例1について上述したビデオカメラ21に比して一段と精度良く各マイクロホンから得られる音声信号の特性を補正して、高い臨場感による音場を作成する。また補正に供する補正用パラメータを外部マイクロホンから取得するようにして、この補正用パラメータを外部マイクロホンに設けられたメモリより取得する。
すなわちビデオカメラ31は、内蔵マイクロホンユニット14による音声信号を記録する場合、メモリに記録した補正用データを図示しないマイクロコンピュータにより補正回路32のレジスタにセットする。
ここでこの補正用データは、図8に示すように、8ビットによるデータの上位側4ビットにより補正回路32の利得を指示し、これにより音声信号の感度を設定する。これにより補正回路32は、レジスタにセットされたこの上位側4ビットのデータを、レジスタ設定によるデジタル制御型の可変利得増幅器において所望の利得を与えるパラメータに変換して処理することにより、音声信号の感度を補正する。また補正用データは、音声信号の周波数特性を補正するローパスフィルタのカットオフ周波数を続く3ビットにより指示する。これにより補正回路32は、レジスタにセットされたこの続く3ビットのデータにより、音声データを処理するフィルタ回路のタップ係数を切り換え、これにより音声信号の周波数特性を補正する。なお図8では、この補正用データを12ビットにより作成する場合を併せて記載する。
これによりビデオカメラ21は、各内蔵マイクロホンユニット14毎に、この補正用データがメモリに記録されて保持され、各内蔵マイクロホン14による音声信号の特性を基準特性に設定してこれら内蔵マイクロホン14のばらつきを補正する。
外部マイクロホン33は、これにより例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )等による書き換え可能な読み出し専用のメモリ35が設けられ、工場出荷時の調整工程において、このメモリ35に補正用データが記録される。ビデオカメラ31では、外部マイクロホン33の接続が検出されると、インターフェース34を介してこのメモリ35に記録された補正用データがコントローラにより取得され、補正回路32にセットされる。これらによりこの実施例では、音声信号の感度と周波数特性との補正により、所望する特性による音声信号を取得するようにして、これら音声信号の感度と周波数特性との設定に係る補正用パラメータが、メモリに記録された補正用データにより提供される。なおこの補正用データにあっては、図8に代えて、図9又は図10に示すように設定してもよい。
なおここで図9は、ほぼ中央のデータ値を基準にして感度を増減するように補正データを設定する場合である。また図10は、特定の2つの系統に係る補正回路の特性を、1つの補正データにより設定する場合の補正データである。
この実施例によれば、音声信号の感度と周波数特性との補正により、所望する特性による音声信号を取得するようにして、これら音声信号の感度と周波数特性との設定に係るパラメータをメモリに記録した補正用データにより提供するようにしても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図11は、図7の対比により本発明の実施例3に係るビデオカメラを示すブロック図である。この実施例では、外部マイクロホン44からビデオカメラ41に、QRコード等による2次元のバーコードにより補正用データを提供する。このビデオカメラ41は、この外部マイクロホン44からの補正用データの提供方法が異なる点を除いて、実施例1又は実施例2について上述したビデオカメラ21又は31と同一に構成される。なおこの図11の構成は、本願の参考例を示すものである。
このため外部マイクロホン44は、側面等に2次元のバーコード45が設けられ、ビデオカメラ41は、外部マイクロホン44の接続が検出されると、コントローラの制御により撮像結果をモニタする表示画面に2次元のバーコード45の撮像を指示するメニューを表示する。また撮像手段46によりこの2次元のバーコード45が撮像されると、コントローラにより撮像結果を画像解析して補正用データを復号し、この補正用データを補正回路32にセットする。
この実施例のように、画像データにより補正データを提供するようにしても、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
図12は、図7の対比により本発明の実施例4に係るビデオカメラを示すブロック図である。この実施例では、ICタグ55により外部マイクロホン54に補正用データを記録して保持する。なおこのICタグ55により補正用データに係る構成が異なる点を除いて、実施例1又は実施例2について上述したビデオカメラ21又は31と同一に構成される。なおこの図12の構成は、本願の参考例を示すものである。
これによりこのビデオカメラ51において、全体の動作を制御するコントローラは、外部マイクロホン54の接続が検出されると、ICタグ55との無線通信部であるリーダ56の制御により、ICタグ55に記録された補正用データを取得し、この補正用データを補正回路32にセットする。
この実施例のように、ICタグに外部マイクロホンの補正データを保持するようにして、このICタグによる無線通信部との間のデータ通信により補正用パラメータを取得するようにしても、実施例2と同様の効果を得ることができる。
図13は、図7の対比により本発明の実施例5に係るビデオカメラを示すブロック図である。この実施例では、例えばBluetooth 等の無線通信により外部マイクロホン64の音声信号をビデオカメラ61に入力するようにして、この無線通信により併せて外部マイクロホン64の補正用データをビデオカメラ61に通知する。なおこの図13の構成は、本願の参考例を示すものである。
このため外部マイクロホン64には、マイクロホンユニット3で取得された音声信号をアナログディジタル変換処理して音声データを出力するアナログディジタル変換回路、補正用データを記録して保持するメモリ66、音声データ及び補正用データを送出する通信部65が設けられる。
またビデオカメラ61には、外部マイクロホン64からの音声データ及び補正用データを受信する通信部67が設けられ、また補正回路68は、これにより外部マイクロホン64から音声信号にあっては補正用データに応じた係数による乗算処理により感度を補正する。
この実施例のように音声データを無線通信によりビデオカメラに提供するようにして、この無線通信により補正用データを通知するようにしても、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
なお上述の実施例においては、実施例1で感度を、実施例2〜4では感度及び周波数特性を補正する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の特性の補正に広く適用することができる。
また上述の実施例においては、4チャンネルの音声信号を取得して5.1チャンネルにより記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のチャンネル数により音声信号を取得する場合、さらには種々のチャンネル数により音声信号を記録する場合に広く適用することができる。
また上述の実施例においては、本発明をビデオカメラに適用して音声信号を撮像結果と共に光ディスクに記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、メモリカード、磁気ディスク等の各種の記録媒体に記録する場合、さらには音声信号のみを記録媒体に記録する場合に広く適用することができる。
本発明は、録音装置及び録音装置の調整方法に関し、例えば撮像結果を光ディスクに記録する携帯型のビデオカメラに適用することができる。
本発明の原理構成の説明に供するビデオカメラの構成を示すブロック図である。 図1のビデオカメラへの外部マイクロホンの接続を示すブロック図である。 図2の外部マイクロホンに係る補正パラメータの説明に供するブロック図である。 図3の補正パラメータによる音声信号の特性補正の説明に供するブロック図である。 本発明の実施例1に係るビデオカメラを示すブロック図である。 図4のビデオカメラに係る補正用パラメータの説明に供する図表である。 本発明の実施例2に係るビデオカメラを示すブロック図である。 図4のビデオカメラに係る補正用パラメータの説明に供する図表である。 図8の補正用パラメータの他の例の説明に供する図表である。 図8及び図10の補正用パラメータの他の例の説明に供する図表である。 本発明の実施例3に係るビデオカメラを示すブロック図である。 本発明の実施例4に係るビデオカメラを示すブロック図である。 本発明の実施例5に係るビデオカメラを示すブロック図である。 外部マイクロホンの調整の説明に供するブロック図である。 図14の調整による音声信号の説明に供するブロック図である。
符号の説明
1、11、21、31、41、51、61……ビデオカメラ、2、12、23、33、44、54、64……外部マイクロホン、3……マイクロホンユニット、4、15……周辺回路、5、25、32、68……補正回路、6……処理回路、13……補正用パラメータ、14……内蔵マイクロホンユニット、18……試験装置、35、66……メモリ、55……ICタグ、65、67……通信部

Claims (3)

  1. 複数のマイクロホンにより音声信号を取得して記録媒体に記録する録音装置において、
    前記音声信号を出力する複数の内蔵マイクロホンと、
    前記内蔵マイクロホン用の補正用パラメータにより特性を切り換え、前記内蔵マイクロホンによる音声信号の特性を基準の特性に補正して出力する補正回路と、
    前記補正回路から出力される前記音声信号を前記記録媒体に記録する記録部とを備え、
    前記補正回路は、
    前記複数の内蔵マイクロホンの全部の音声信号又は一部の音声信号に代えて、外部マイクロホンによる音声信号を前記補正回路に入力して前記記録媒体に記録する場合、
    前記外部マイクロホンより取得される外部マイクロホン用の補正用パラメータにより対応する前記補正回路の特性を設定することにより、前記外部マイクロホンによる音声信号を前記基準の特性に補正して出力し、
    前記内蔵マイクロホンの音声信号を記録する場合には、内蔵の感度調整抵抗と内蔵の基準抵抗とで基準電圧を分圧して生成される分圧電圧により前記内蔵マイクロホンの補正用パラメータを取得し、
    前記外部マイクロホンによる音声信号を記録する場合には、前記内蔵の感度調整抵抗に代えて前記外部マイクロホンに内蔵の感度調整抵抗を前記基準抵抗に接続して生成される前記分圧電圧により前記外部マイクロホンの補正用パラメータを取得する
    音装置。
  2. 前記補正回路は、
    前記感度調整抵抗の抵抗値が増大するに従って増幅率を増大させて前記音声信号の特性を補正する
    求項1に記載の録音装置。
  3. 複数のマイクロホンにより音声信号を取得して記録媒体に記録する録音装置の調整方法において、
    前記録音装置は、
    前記音声信号を出力する複数の内蔵マイクロホンと、
    前記内蔵マイクロホン用の補正用パラメータにより特性を切り換え、前記内蔵マイクロホンによる音声信号の特性を基準の特性に補正して出力する補正回路と、
    前記補正回路から出力される前記音声信号を前記記録媒体に記録する記録部とを備え、
    前記調整方法は、
    前記複数の内蔵マイクロホンの全部の音声信号又は一部の音声信号に代えて、外部マイクロホンによる音声信号を前記補正回路に入力して前記記録媒体に記録する場合、
    前記外部マイクロホンより取得される外部マイクロホン用の補正用パラメータにより対応する前記補正回路の特性を設定することにより、前記外部マイクロホンによる音声信号を前記基準の特性に補正して前記記録媒体に記録し、
    前記内蔵マイクロホンの音声信号を記録する場合には、内蔵の感度調整抵抗と内蔵の基準抵抗とで基準電圧を分圧して生成される分圧電圧により前記内蔵マイクロホンの補正用パラメータを取得し、
    前記外部マイクロホンによる音声信号を記録する場合には、前記内蔵の感度調整抵抗に代えて前記外部マイクロホンに内蔵の感度調整抵抗を前記基準抵抗に接続して生成される前記分圧電圧により前記外部マイクロホンの補正用パラメータを取得する
    音装置の調整方法。
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