JP4278068B2 - ネットワークシステムおよび画像再生成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル動画データとして生成され、アナログ変換されたアナログ動画信号からデジタル動画データを再生成するネットワークシステムおよび画像再生成方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
通常、TVゲーム機等の画像生成装置でデジタル生成されたデジタル動画データは、TVの画面やCRTモニタ等に表示できるよう、アナログ動画信号にアナログ変換される。
【0003】
しかし、動画データ等の画像データをデジタルデータとして使用した方が画像データの加工等において便利な場合も多い。例えば、画像データに文字を書き込む場合や、画像データをネットワークを介して伝送する場合等である。
【0004】
このような場合、元のデジタル動画データとできるだけ同一のものとなるように、当該アナログ動画信号をアナログデジタル変換し、デジタル動画データとして再生成する必要がある。
【0005】
このアナログ動画信号を取り込んでデジタル動画データとして再生成する際、元のデジタル動画データの生成タイミングとは関係なく、そのままアナログデジタル変換すると、サンプリングクロックの位相や周波数がずれてしまい、得られるデジタル動画データが元のデジタル動画データと大きく異なる場合がある。
【0006】
また、これらのずれをなくすため、オーバーサンプリングという手法も採られるが、デジタルデータのデータ量は2倍以上となる上、回路の動作周波数を高速にする必要があり高精度かつ高価なハードウェアを用いる必要がある。
【0007】
また、元のデジタル動画生成時において、デジタル動画データをデジタルアナログ変換する前に取り込んで再生成する手法もあるが、特殊なハードウェアやソフトウェアを必要とし、汎用的ではない。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、デジタル動画データとして生成され、アナログ変換されたアナログ動画信号から、元のデジタル動画データとほぼ同様のデジタル動画データを再生成することができるネットワークシステムおよび画像再生成方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するため、本発明に係る画像再生成装置は、
所定のドットクロックに基づき生成されたデジタル動画データをアナログ変換して得られたアナログ動画信号から前記デジタル動画データを再生成する画像再生成装置であって、
前記デジタル動画データの同期信号を入力する同期信号入力手段と、
前記所定のドットクロックと同一周波数で、前記同期信号に基づき位相を調整したサンプリングクロックを生成するクロック生成手段と、
この生成したサンプリングクロックに基づき、前記アナログ動画信号をデジタル変換して前記デジタル動画データを再生成するアナログデジタル変換手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る画像再生成方法は、
所定のドットクロックに基づき生成されたデジタル動画データをアナログ変換して得られたアナログ動画信号から前記デジタル動画データを再生成する画像再生成方法であって、
前記デジタル動画データの同期信号を入力する同期信号入力工程と、
前記所定のドットクロックと同一周波数で、前記同期信号に基づき位相を調整したサンプリングクロックを生成するクロック生成工程と、
この生成したサンプリングクロックに基づき、前記アナログ動画信号をデジタル変換して前記デジタル動画データを再生成するアナログデジタル変換工程と、
を含むことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る情報記録媒体は、
所定のドットクロックに基づき生成されたデジタル動画データをアナログ変換して得られたアナログ動画信号から前記デジタル動画データを再生成するためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な情報記録媒体であって、
コンピュータを、
前記デジタル動画データの同期信号を入力するための同期信号入力手段と、
前記所定のドットクロックと同一周波数で、前記同期信号に基づき位相を調整したサンプリングクロックを生成するためのクロック生成手段と、
この生成したサンプリングクロックに基づき、前記アナログ動画信号をデジタル変換して前記デジタル動画データを再生成するためのアナログデジタル変換手段として機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0012】
アナログ動画信号を生成する前、すなわちアナログ動画信号の元になるデジタル動画データのドットクロックの周波数は、前述したアナログ動画信号を生成出力する画像生成装置の種別が分かれば判明する。
【0013】
例えば、画像生成装置がゲーム装置である場合、このゲーム装置で使用されるドットクロックの周波数は、各ゲーム装置ごとにあらかじめ判明している。
【0014】
本発明は、このような画像生成装置の特性に着目して、画像生成装置から出力されるアナログ動画信号を再度デジタル動画データに再変換する際に、オーバーサンプリングの手法を用いることなく、その再変換を正確に、少量のデータで、かつ、簡単な構成で行うことができることを特徴とするものである。
【0015】
このため、本発明による画像生成装置は、アナログ動画信号とともに、このアナログ動画信号の元になるデジタル動画データ生成時の同期信号を入力する。
【0016】
そして、あらかじめ判明しているアナログ変換前のデジタル動画データのドットクロックに対応した周波数と、入力される同期信号に基づき、ドットクロックと同一周波数でかつサンプリングに適した位相に調整したサンプリングクロックを生成する。
【0017】
そして、このサンプリングクロックを用い、入力されるアナログ動画信号をサンプリングし、デジタル動画データを再生成する。
【0018】
このようにして、本発明によれば、入力されるアナログ動画信号からデジタル動画データを再生成する際に、この再生成デジタル動画データを構成する各ドットのデジタルデータを、アナログ変換前の元デジタル動画データの各ドットのデジタルデータとほぼ同じ値とすることができる。この結果、オーバーサンプリングの手法を用いることなく、原動画に忠実なデジタル動画データを得ることが可能となる。
【0019】
なお、ここで、アナログ動画信号とは、例えばRGBの各輝度信号をいう。
【0020】
また、同期信号は、垂直同期信号と水平同期信号を含んでもよいが、水平同期信号だけであってもよい。
【0021】
また、本発明に係る画像再生成装置は、
画像生成装置により所定のドットクロックに基づき生成されたデジタル動画データを、アナログ変換して得られたアナログ動画信号から前記デジタル動画データを再生成する画像再生成装置であって、
前記デジタル動画データの同期信号を入力する同期信号入力手段と、
前記ドットクロックに対応した周波数データを記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された前記周波数データからサンプリングクロック生成用の周波数データを選択する選択手段と、
選択された前記周波数データに基づき前記ドットクロックと同一周波数のクロックを生成し、このクロックから前記同期信号に基づき位相を調整したサンプリングクロックを生成するクロック生成手段と、
この生成したサンプリングクロックに基づき、前記アナログ動画信号をデジタル変換して前記デジタル動画データを再生成するアナログデジタル変換手段と、
を有することを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、ドットクロックに対応した周波数データをあらかじめ記憶しておくことにより、ドットクロックに対応したサンプリングクロック生成が容易となり、デジタル動画データの再生成効率を向上させることができる。
【0023】
また、異なる複数のデジタル動画データ生成手段を有する装置に合わせて、各装置に対応した周波数データを複数記憶しておくことにより、複数の画像生成装置からデジタル動画データを入力する場合であっても、各装置に対応したサンプリングクロックを容易に生成することができる。
【0024】
なお、周波数データを選択する選択手段は、各周波数データを、自動的に選択してもよいし、手動により選択するよう構成してもよい。
【0025】
また、ここで、周波数データとは、周波数を示すデータであり、例えば、数メガヘルツ等の数値データを適用できる。
【0026】
また、周波数データは、デジタル動画データ生成手段を有する装置の周波数をあらかじめ調査しておき、調査結果に基づき記憶手段に記憶しておくことが望ましい。
【0027】
また、前記記憶手段は、前記ドットクロックに対応した位相データを記憶し、
前記選択手段は、前記記憶手段に記憶された前記位相データからサンプリングクロック生成用の位相データを選択し、
前記クロック生成手段は、前記周波数データおよび前記位相データに基づき前記ドットクロックと同一周波数のクロックを生成し、このクロックから前記同期信号に基づき位相を調整したサンプリングクロックを生成してもよい。
【0028】
本発明によれば、周波数データに加えて、位相データもあらかじめ記憶しておくことにより、ドットクロックと対応した所望のサンプリングクロックを生成し、入力される同期信号に基づき、サンプリングクロックの位相を調整することができる。
【0029】
これによれば、デジタル動画データ再生成時の特別処理は、サンプリングクロックの位相を調整する処理だけとなるので、処理負担が軽く、デジタル動画データの再生成効率を向上させることができる。
【0030】
なお、ここで、位相データとは、生成されるサンプリングクロックと望ましいサンプリングクロックのずれを調整するためのデータであり、例えば、数ナノ秒等の時間差を示すデータを適用できる。
【0031】
また、周波数データおよび位相データは、デジタル動画データ生成手段を有する装置の周波数および位相をあらかじめ調査しておき、調査結果に基づき記憶手段に記憶しておくことが望ましい。
【0032】
また、前記同期信号は、水平同期信号であって、
前記クロック生成手段は、前記水平同期信号の変化時に、前記位相データに基づき、前記サンプリングクロックの位相を調整し、
前記アナログデジタル変換手段は、前記サンプリングクロックの変化時に前記アナログ動画信号をデジタル動画データに変換してもよい。
【0033】
本発明によれば、水平同期信号の変化時に、サンプリングクロックの位相を調整することにより、適切なサンプリングクロックを生成することができる。この位相を調整したサンプリングクロックを用いてサンプリングすることにより、元のデジタル動画データに忠実なデジタル動画データを再生成することができる。
【0034】
なお、ここで、変化時とは、信号の立ち上がりまたは立ち下がりの各タイミングをいう。
【0035】
また、前記再生成したデジタル動画データを、伝送路を介してデジタル動画処理装置へ向け伝送する伝送手段を有してもよい。
【0036】
本発明によれば、元のデジタル動画データに忠実なデジタル動画データを、デジタル動画処理装置に処理させることができる。
【0037】
ここで、伝送路とは、ケーブルのように有線のものだけでなく、衛星通信のように無線のものも含み、ケーブルのように外部装置との伝送に用いられるものだけでなく、装置内部のシステムバス等も含むものである。
【0038】
例えば、この画像再生成装置からケーブルを介して他の処理装置へデジタル動画データを伝送する場合、元のデジタル動画データに忠実なデジタル動画データを伝送することができる。
【0039】
これにより、他の処理装置は、元のデータとほぼ同一のデータを処理することができる。
【0040】
また、前記デジタル動画処理装置は、デジタル動画表示装置であってもよい。
【0041】
通常、液晶モニタ等のデジタル動画表示装置には、画像生成装置からCRTモニタ用のアナログ信号が入力される。
【0042】
しかし、このアナログ信号は、再びデジタル化することを想定していないため、ドットクロック信号が含まれていない。また、アナログ信号は信号の乱れが起きやすい。さらに、この乱れがデジタル化する際に拡大しやすい。
【0043】
このため、デジタル動画表示装置側において手動で表示を補正する必要がある。
【0044】
本発明によれば、アナログ動画信号からデジタル動画データを再生成できるため、デジタル動画表示装置において、信号の乱れがなく、表示を補正する必要を無くし、原画像に忠実なきれいな画像を表示することができる。
【0045】
また、前記デジタル動画データは、ゲーム動画データであってもよい。
【0046】
本発明によれば、デジタル動画データを生成するゲーム装置という限られた対象とすることにより、画像生成装置の判別が容易となる。また、プレーヤーにとっては、種々のゲーム装置をつなぎ換えてモニタ出力する場合も、良好な画像表示を得ることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、画像再生成装置をゲームシステムに適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。
【0048】
(第1の実施例)
図1は、本実施の形態の一例に係る画像再生成装置100を用いたゲームシステムの一例を示す図である。
【0049】
通常、TVゲーム機等の画像生成装置200でデジタル生成されたデジタル動画データは、家庭用TV装置310の画面に表示できるよう、アナログ動画信号、すなわち、RGBの各輝度信号にアナログ変換される。
【0050】
しかし、動画データ等の画像データをデジタルデータとして使用した方が画像データの加工等において便利な場合も多い。例えば、画像データに文字を書き込む場合や、画像データをケーブル350等の伝送路を介して伝送する場合等である。
【0051】
このような場合、元のデジタル動画データとできるだけ同一のものとなるように、当該アナログ動画信号をアナログデジタル変換し、デジタル動画データとして再生成する必要がある。
【0052】
このため、本実施の形態のシステムは、画像生成装置200と、画像再生成装置100と、デジタルデータ処理装置としての複数のゲーム端末300−1〜3とを含む。
【0053】
画像再生成装置100は、画像生成装置200から出力されるアナログ動画信号をアナログデジタル変換して、デジタル動画データを再生成する。そして、再生成したデジタル動画データを、ゲーム端末300へ向け出力する。
【0054】
画像再生成装置100において、入力されるアナログ動画信号から、アナログ変換前のデジタル動画データを忠実に再生成するためには、アナログ動画信号をデジタルデータに変換するために用いられるサンプリングクロックの周波数および位相の設定が重要となる。
【0055】
図2および図3は、画像生成装置200でのデジタル動画データのドットクロックおよびデジタル動画データ並びにこのデジタル動画データをアナログ変換した際のアナログ動画信号と、アナログ動画信号の取り込み側で、このアナログ動画信号を所定のサンプリングクロックでデジタル変換したデジタル動画データ、さらにこのデジタル動画データをアナログ変換したアナログ動画信号を示す図である。
【0056】
図2(A)は、画像生成装置200で生成される動画データの一例を示す。また、図2(B)は、画像生成装置200のドットクロックの周波数とは異なるサンプリングクロックを用いてアナログデジタル変換したものであり、図2(C)は、不適切な位相のサンプリングクロックを用いてアナログデジタル変換した結果の一例を示す。
【0057】
図2(A)に示すように、画像生成装置200は、ドットクロック400に同期してデジタル動画データ402を生成する。すなわち、ドットクロック400の各クロックパルス400aごとに、これと対応する画素データ402aをデジタル動画データ402として再生成する。
【0058】
なお、本実施の形態の画像生成装置200は、図示しない同期信号を所定の出力ポートを介して出力するように構成されている。
【0059】
また、生成時のデジタル動画データ402は、家庭用TV装置310で再生できるよう、アナログ変換されてアナログ動画信号404となる。
【0060】
上述したように、このようにして画像生成装置200から出力されるアナログ動画信号404から、アナログ変換前のデジタル動画データ402を忠実に再生成するためには、サンプリングクロックの周波数および位相が重要である。
【0061】
例えば、図2(B)に示すように、ドットクロック400の周波数とは異なる周波数のサンプリングクロック410を用いて、入力されたアナログ動画信号404をアナログデジタル変換して得られたデジタル動画データ412は、図2(A)に示す生成時のデジタル動画データ402を忠実に再生したものとは言えない。
【0062】
また、図2(C)に示すように、ドットクロック400と同一周波数ではあるが、サンプリングに不適切な位相のサンプリングクロック420を用いて、アナログ動画信号404をアナログデジタル変換して得られたデジタル動画データ422は、生成時のデジタル動画データ402の値とは異なったものとなってしまう。
【0063】
また、例えば、これらのデジタル動画データ412、422を用いてデジタルアナログ変換してアナログ動画信号を再生成した場合、図2(B)および(C)に示すように、再生成したアナログ動画信号414、424は、元のアナログ動画信号404とは大きく異なったものになってしまう。
【0064】
図3は、このような課題を解決するために採用される、従来のオーバーサンプリングの手法と、本実施の形態の手法の一例を示す。なお、図3(A)は、前述した図2(A)に示すデータと同じであるため、ここではその説明を省略する。
【0065】
図3(B)は動画データ取り込み側で、アナログ動画信号404をオーバーサンプリングの手法によりサンプリングクロック430を用いてデジタル変換したデジタル動画データ432およびデジタル動画データ432を再変換したアナログ動画信号434を示す。
【0066】
この図に示すように、オーバーサンプリングの手法を用いた場合、変換後のアナログ動画信号434と元のアナログ動画信号404との同一性は高い。しかし、データ量は2倍になり、必要なメモリ量も2倍となる。その上、高速かつ高価なハードウェアが必要とされる。
【0067】
また、元のデジタル動画データ402の生成時において、デジタル動画データ402をデジタルアナログ変換する前に取り込んで再生成する手法もあるが、特殊なハードウェアやソフトウェアを必要とし、汎用的ではない。
【0068】
図3(C)は、本実施の形態によるアナログ動画信号404をサンプリングクロック440を用いてデジタル変換して再生成したデジタル動画データ442およびデジタル動画データ442をアナログ変換したアナログ動画信号444を示す。
【0069】
画像生成装置200のデジタル動画データ生成に用いられるドットクロック400の周波数は、画像生成装置200の種別が特定されれば、判明する。すなわち、画像生成装置200であるゲーム装置が、A社製、B社製、C社製のいずれのものであるかが特定されれば、そのゲーム装置のメーカーに応じて、ドットクロック400の周波数も特定される。
【0070】
また、画像生成装置200が、ゲーム装置以外のものであっても、その機種等が特定されれば、使用されるドットクロック周波数も特定される。
【0071】
特に、ゲーム装置では、その製造元が限られている場合が多いため、使用されるドットクロック周波数も限定されたものとなる。そして、このようなゲーム装置に使用されるドットクロック周波数は、予め判明している場合が多い。
【0072】
本実施の形態は、このような画像生成装置200の特性に着目して、予め判明しているドットクロックの周波数と、画像生成装置200の出力ポートから出力されるデジタル動画データ402の同期信号とに基づき、図3(C)に示すように、画像生成装置200で使用されるドットクロック400のクロックパルス400aと同一周波数でかつ適切な位相に設定したクロックパルス440aからなるサンプリングクロック440を生成する。そして、このサンプリングクロック440を用いて、アナログ動画信号404をアナログデジタル変換する。
【0073】
このようなアナログデジタル変換処理により得られたデジタル動画データ442は、その各画素データ442aが、図3(A)に示す元デジタル動画データ402の各画素データ402aとほぼ同一となる。
【0074】
これにより、本実施の形態の画像再生成装置100は、画像生成装置200から出力されるアナログ動画信号404から、そのアナログ変換前のデジタル動画データ402を忠実に再生成したデジタル動画データ442を得ることができる。
【0075】
また、デジタル動画データ442を再変換してアナログ動画信号444を再生成する場合も、元のアナログ動画信号404を忠実に再生成することができる。
【0076】
以下、画像再生成装置100の詳細な構成を説明する。
【0077】
なお、サンプリングクロック440の生成方法については後述する。
【0078】
図4は、本実施の形態の一例に係る画像再生成装置100の機能ブロック図である。
【0079】
画像生成装置200において、画像生成部210でデジタル生成されたデジタル動画データ402は、デジタルアナログ変換部220でアナログ動画信号404に変換される。このアナログ動画信号404は、画像再生成装置100に伝送される。
【0080】
また、画像生成装置200により、デジタル動画データ402の生成時の同期信号406も、所定の出力ポートを介して画像再生成装置100へ向け出力される。
【0081】
画像生成装置200から伝送されたアナログ動画信号404は、制御部70により画像データ入力部20から入力され、アナログデジタル変換部40に伝送される。
【0082】
一方、画像生成装置200から伝送された同期信号406は、制御部70により同期信号入力部10から入力され、クロック生成部30に伝送される。
【0083】
なお、ここで、入力される同期信号406は、水平同期信号および垂直同期信号であるが、クロック生成には水平同期信号だけを用いる。
【0084】
また、使用が予定されている画像生成装置200等のドットクロックに対応した複数のドットクロックの周波数データ82および位相データ84が、記憶部50にあらかじめ記憶されている。
【0085】
周波数データ82および位相データ84は、あらかじめ調査した結果により、使用が予定されている装置に適した周波数および位相が、各装置ごとに記憶されている。
【0086】
なお、ここで、周波数データ82としては、例えば、数メガヘルツ等の数値データを適用でき、位相データ84としては、例えば、数ナノ秒等の位相を示す数値データを適用できる。
【0087】
また、記憶部50には、これらのデータの他に、通常用いられるゲインやバイアス等の画像を再生成するためのデータも記憶されている。
【0088】
選択部80は、画像生成装置200から伝送された同期信号406または手動により、記憶部50に記憶されている画像生成装置200に応じたドットクロックの周波数データ82および位相データ84を選択するよう機能する。
【0089】
具体的には、所定の画像生成装置200に対応した周波数データ82および位相データ84を、ボタン等により手動で選択できるようにすることが好ましいが、図示しない入力部から画像生成装置200の種別を示す信号を入力させ、この信号に基づき、自動的に選択できるよう構成することも可能である。
【0090】
選択部80で選択された周波数データ82および位相データ84は、クロック生成部30に伝送される。
【0091】
クロック生成部30では、選択された周波数データ82および位相データ84に基づき所定のクロックが設定され、このクロックを基に、伝送された同期信号406に基づきサンプリングに適した位相に調整されて、デジタル動画データ402生成時のドットクロック400と同一の周波数かつサンプリングに適した位相に設定されたサンプリングクロック440が生成される。サンプリングクロック440の生成については後述する。
【0092】
生成されたサンプリングクロック440は、クロック生成部30によりアナログデジタル変換部40に伝送される。
【0093】
アナログデジタル変換部40に伝送されたアナログ動画信号404は、生成されたサンプリングクロック440に基づき、アナログデジタル変換部40によりデジタル動画データ442に変換される。
【0094】
変換されたデジタル動画データ442は、制御部70により伝送部60を介してデジタルデータ処理装置300へ向け出力される。
【0095】
なお、ハードウェアとしては、例えば、入力部10、20、伝送部60は入出力ポート、制御部70および選択部80はCPU、記憶部50はROM、アナログデジタル変換部40はADコンバータ、クロック生成部30はPLL(PhaseLockedLoop)回路等を用いて構成できる。
【0096】
図5は、本実施の形態の一例に係るクロック生成部30の機能ブロック図である。図6は、サンプリングクロック440の設定方法を示す説明図である。
【0097】
ここで、クロック生成部30でのサンプリングクロック440の生成について説明する。図5に示すように、クロック生成部30は、基準クロック生成部32と、サンプリングクロック生成部34とを含んで構成されている。
【0098】
クロック生成部30には、同期信号入力部10から水平同期信号12が入力される。
【0099】
なお、同期信号入力部10に入力された垂直同期信号14は、ゲーム端末300に送られ、画像表示等に用いられる。
【0100】
サンプリングクロック生成部34は、入力された周波数データ82を基に徐々に基準クロックに補正をかけて、画像生成装置200のドットクロック400の周波数と同一となるよう周波数を調整し、位相データ84および水平同期信号36に基づきサンプリングに適したサンプリングクロックとなるよう位相を調整して、サンプリングクロック440を生成する。
【0101】
例えば、図6に示すように、ある画面610が、画面の左端の黒部分650、暗い部分662、明暗の中間の部分664、明るい部分666、画面の右端の黒部分658から構成されているとする。
【0102】
画面610の各部分650〜658の輝度に応じてアナログ動画信号404である輝度信号の各信号レベル660〜668が変化する。
【0103】
サンプリングクロック生成部34は、サンプリングクロック440を生成するため、まず周波数データ82を基に所定の周波数を有するクロックを生成し、入力された水平同期信号12の変化時、すなわち、立ち上がりの時670または立ち下がりの時に、前記クロックの立ち上がり時680に位相データ84で示す位相差690を加えてサンプリングクロック440を生成する。なお、この図では、立ち上がり時を用いているが、立ち下がり時を用いてもよい。
【0104】
サンプリングクロック生成部34に入力される水平同期信号12は、画像生成装置200でのデジタル動画データ402の生成時に用いられたものであり、輝度信号とも同期しているものである。
【0105】
したがって、図6に示すように、サンプリングクロック440の変化時、ここでは立ち下がり時は、輝度信号の変化時と一致している。逆に言えば、サンプリングクロック440の立ち上がり時は、輝度信号が変化しない安定した点であるといえる。
【0106】
例えば、サンプリングクロック440の立ち上がり時682は、輝度信号の662の変化しない安定部分であり、このタイミングで輝度信号をアナログデジタル変換することにより、原画像に忠実なデジタル動画データを再生成できる。
【0107】
このように、サンプリングクロック440の立ち上がり時でアナログ動画信号404である輝度信号をデジタル変換することにより、元のデジタル動画データ402を忠実に再生成できる。
【0108】
以上のようにして、元のデジタル動画データ402の生成時のドットクロック400と同一の周波数で、サンプリングに最適な位相に設定されたサンプリングクロック440を生成し、サンプリングクロック440に基づき、入力したアナログ動画信号404を、適切なタイミングでデジタル変換することにより、図3(C)に示すように、元のデジタル動画データ402を忠実に再現できる。この他にも以下の作用効果が奏される。
【0109】
まず、この再生成したデジタル動画データ442を、ケーブル350を介して遠隔地のディスプレイに出力した場合でも、動画生成時と同様の最適な画像を表示することができる。
【0110】
また、サンプリングクロック440を用いることにより、特殊なハードウェアを用いたり、オーバーサンプリングを行う必要はない。これにより、ハードウェア構成を簡略化できる。
【0111】
また、画像再生成装置100をゲーム端末300と一体化してもよい。これにより、元の画像をきれいに表示できるゲーム端末300を実現できる。
【0112】
また、画像再生成装置100と接続される画像生成装置200が1種類のものに限られる場合、ドットクロックの周波数データ82および位相データ84を用いずに基準クロックとしてサンプリングクロックの周波数を生成し、水平同期信号12を用いてサンプリングクロックの位相を設定するよう構成してもよい。これによれば、周波数データ82および位相データ84を記憶する場合と比べ、記憶領域を節約でき、クロック補正処理も位相調整だけで済む。
【0113】
同様に、周波数データ82だけを記憶し、水平同期信号12に基づき、サンプリングクロックの位相を設定するよう構成してもよい。
【0114】
(第2の実施例)
図7は、本実施の形態の一例に係る情報記録媒体800の機能ブロック図である。
【0115】
情報記録媒体800は、画像生成装置200においてデジタル生成され、アナログ変換されたアナログ動画信号404並びにデジタル生成時の同期信号406をコンピュータ110に取り込ませてデジタル動画データ442を再生成させるための画像再生成情報810を記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体800である。
【0116】
画像再生成情報810は、デジタル動画データ402の同期信号406を入力するための同期信号入力情報812と、所定のドットクロックと同一周波数で、同期信号406に基づき位相を調整したサンプリングクロック440を生成するためのクロック生成情報814と、この生成したサンプリングクロック440に基づき、アナログ動画信号404をデジタル変換してデジタル動画データ442を再生成するためのアナログデジタル変換情報816とを含む。
【0117】
画像再生成情報810は、データ入力部11を介してコンピュータ110に読み込まれることにより、コンピュータ110を、上述した画像再生成装置100として機能させることができ、上述した画像再生成装置100と同様の効果を得ることができる。
【0118】
なお、情報記録媒体800としては、CDROM、ゲームカセット、DVDRAM等の外部情報記録媒体だけでなく、ROM、RAM等のメモリ、ハードディスク等の内部情報記録媒体も適用可能である。
【0119】
また、データ入力部11としては、上記の媒体に合わせて磁気やレーザー光により読みとるものや、入出力ポート等の信号を読み取るもの等を適用できる。その他のハードウェアは上述したものと同様である。
【0120】
(第3の実施例)
図8は、本実施の形態の一例に係るデジタル再生成装置100の使用方法の説明図である。
【0121】
第1の実施例では、デジタル再生成装置100で生成したデジタル動画データ442を他のデジタル動画処理装置へ向け伝送する例について示したが、ここでは、デジタルデータ処理装置として、デジタル動画表示装置、特に液晶モニタ700を適用した例について示す。
【0122】
液晶モニタ700は、液晶パネル自体がデジタルでしか駆動できないため、通常のCRTにはない、調整部720等を用いて表示の手動調整が必要となる。
【0123】
したがって、通常は、CRTモニタ出力用のアナログ動画信号404を、液晶モニタ700側でアナログデジタル変換する。しかし、このアナログ動画信号404は、再度デジタル化することを考慮していないため、ドットクロック信号がない上、なまりや反射といった信号の乱れが起きやすい。
【0124】
この乱れは、液晶の場合、デジタル化する際に乱れが大きく拡大されやすい。また、信号の乱れは、ビデオカード等によって異なるため、それに応じて調整する必要がある。
【0125】
特に、種々の画像生成装置200をつなぎかえて画像表示する場合、調整の手間が大きな問題となる。
【0126】
このような問題に対して、第1の実施例で示した方法を適用すれば、上述したように、ユーザに面倒な手動調整を強いることなく、デジタル動画データ442を原画像に忠実に再生成できる。
【0127】
なお、本発明は、上述したゲームシステムに限られず、一般的なネットワークシステム等のデジタル生成されたアナログ動画信号をデジタル出力機器に出力する場合に用いることができる。
【0128】
また、デジタル動画データがアナログ変換されたアナログ動画信号を対象とすることが特に好ましいが、ただ単に数値等のデジタルデータがアナログ変換されたアナログデータを対象とすることも可能である。これによれば、元のデジタルデータに忠実なデジタルデータを再生成することができ、デジタルデータの取り扱いが容易となる。
【0129】
また、上述した伝送路とは、ケーブルのように有線のものだけでなく、衛星通信のように無線のものも含み、ケーブルのように外部装置との伝送に用いられるものだけでなく、装置内部のシステムバス等も含むものである。
【0130】
また、デジタル処理装置は、入力されたデジタル動画データに対して所望のデジタル動画処理を行うものであり、このようなものとしては、上述したもののほかに、例えば、デジタルビデオプリンタ、デジタル動画処理用のコンピュータ、ネットワークを介して接続された他のコンピュータ等がある。
【0131】
さらに、本発明を開発デバッグ用に用いることも可能である。すなわち、本発明を適用することにより、生成したアナログ動画信号が元のデジタル動画データを正確に反映しているものかどうか判断することができる。
【0132】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の一例に係る画像再生成装置を用いたゲームシステムの一例を示す図である。
【図2】デジタル生成された動画データのデジタル動画データおよびこのデジタル動画データをアナログ変換したアナログ動画信号と、動画データ取り込み側で、このアナログ動画信号をデジタル変換したデジタル動画データおよびこのデジタル動画データをアナログ変換したアナログ動画信号を示す図であり、(A)はデジタル生成された動画データのデジタル動画データおよびアナログ動画信号を示し、(B)は動画データ取り込み側で、動画データ生成側のものと比べ、周波数がずれたサンプリングクロックを用いてアナログデジタル変換したデジタル動画データおよびアナログ動画信号を示し、(C)は、不適切な位相のサンプリングクロックを用いてアナログデジタル変換したデジタル動画データおよびアナログ動画信号を示す。
【図3】デジタル生成された動画データのデジタル動画データおよびこのデジタル動画データをアナログ変換したアナログ動画信号と、動画データ取り込み側で、このアナログ動画信号をデジタル変換したデジタル動画データおよびこのデジタル動画データをアナログ変換したアナログ動画信号を示す図であり、(A)はデジタル生成された動画データのデジタル動画データおよびアナログ動画信号を示し、(B)は動画データ取り込み側で、オーバーサンプリングの手法を用いたサンプリングクロックを用いてアナログデジタル変換したデジタル動画データおよびアナログ動画信号を示し、(C)は本実施の形態による手法を用いたサンプリングクロックを用いてアナログデジタル変換したデジタル動画データおよびアナログ動画信号を示す。
【図4】本実施の形態の一例に係るデジタル再生成装置の機能ブロック図である。
【図5】本実施の形態の一例に係るクロック生成部の機能ブロック図である。
【図6】本実施の形態の一例に係るサンプリングクロックの設定方法を示す説明図である。
【図7】本実施の形態の一例に係る情報記録媒体の機能ブロック図である。
【図8】本実施の形態の一例に係るデジタル再生成装置の使用方法の説明図である。
【符号の説明】
10 同期信号入力部
12 水平同期信号
14 垂直同期信号
20 画像データ入力部
30 クロック生成部
34 サンプリングクロック生成部
40 アナログデジタル変換部
50 記憶部
60 伝送部
70 制御部
80 選択部
82 周波数データ
84 位相データ
100 画像再生成装置
200 画像生成装置
210 画像生成部
220 デジタルアナログ変換部
300 ゲーム端末
310 家庭用TV装置
610 画面
690 位相差
800 情報記録媒体
810 画像再生成情報
Claims (6)
- 所定のドットクロックに基づき生成される第1のデジタル動画データをアナログ変換して得られるアナログ動画信号を生成する画像生成装置と、前記アナログ動画信号から前記第1のデジタル動画データと同様の第2のデジタル動画データを生成する画像再生成装置とを含むネットワークシステムであって、
前記画像生成装置は、
前記第1のデジタル動画データを生成する画像生成手段と、
前記第1のデジタル動画データをアナログ変換して前記アナログ動画信号を生成するデジタルアナログ変換手段と、
前記第1のデジタル動画データの生成時の同期信号と、前記アナログ動画信号とを前記画像再生成装置に出力する出力手段と、
を有し、
前記画像再生成装置は、
前記アナログ動画信号を入力する手段と、
前記同期信号を入力する同期信号入力手段と、
前記画像生成装置の種別を示す信号を入力する入力部と、
前記ドットクロックおよび前記種別に対応した複数の周波数データを記憶する記憶手段と、
前記信号に基づき、前記記憶手段に記憶された前記複数の周波数データからサンプリングクロック生成用の周波数データを選択する選択手段と、
選択された前記周波数データに基づき前記ドットクロックと同一周波数のクロックを生成し、このクロックから前記同期信号に基づき位相を調整したサンプリングクロックを生成するクロック生成手段と、
この生成したサンプリングクロックに基づき、前記アナログ動画信号をデジタル変換して前記第2のデジタル動画データを生成するアナログデジタル変換手段と、
前記アナログデジタル変換手段によって生成された前記第2のデジタル動画データを、伝送路を介してデジタル動画処理装置へ向け伝送する伝送手段と、
を有することを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1において、
前記記憶手段は、前記ドットクロックに対応した位相データを記憶し、
前記選択手段は、前記記憶手段に記憶された前記位相データからサンプリングクロック生成用の位相データを選択し、
前記クロック生成手段は、前記周波数データおよび前記位相データに基づき前記ドットクロックと同一周波数のクロックを生成し、このクロックから前記同期信号に基づき位相を調整したサンプリングクロックを生成することを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項2において、
前記同期信号は、水平同期信号であって、
前記クロック生成手段は、前記水平同期信号の変化時に、前記位相データに基づき、前記サンプリングクロックの位相を調整し、
前記アナログデジタル変換手段は、前記サンプリングクロックの変化時に前記アナログ動画信号を前記第2のデジタル動画データに変換することを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記デジタル動画処理装置は、デジタル動画表示装置であることを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記デジタル動画データは、ゲーム動画データであることを特徴とするネットワークシステム。 - 所定のドットクロックに基づき生成される第1のデジタル動画データをアナログ変換して得られるアナログ動画信号を生成する画像生成装置と、前記アナログ動画信号から前記第1のデジタル動画データと同様の第2のデジタル動画データを生成する画像再生成装置とを用いた画像再生成方法であって、
前記画像生成装置は、
前記第1のデジタル動画データを生成し、
前記第1のデジタル動画データをアナログ変換して前記アナログ動画信号を生成し、
前記第1のデジタル動画データの生成時の同期信号と、前記アナログ動画信号とを前記画像再生成装置に出力し、
前記画像再生成装置は、
前記アナログ動画信号と、前記デジタル動画データの同期信号を入力し、
前記画像生成装置の種別を示す信号を入力し、
前記ドットクロックおよび前記種別に対応した複数の周波数データを記憶し、
前記信号に基づき、前記複数の周波数データからサンプリングクロック生成用の周波数データを選択し、
選択した前記周波数データに基づき、前記ドットクロックと同一周波数のクロックを生成し、
当該クロックから前記同期信号に基づき位相を調整したサンプリングクロックを生成し、
この生成したサンプリングクロックに基づき、前記アナログ動画信号をデジタル変換して前記第2のデジタル動画データを生成し、
この生成した前記第2のデジタル動画データを、伝送路を介してデジタル動画処理装置へ向け伝送することを特徴とする画像再生成方法。
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