JP4572006B2 - 粘着剤組成物およびその製造方法と粘着シ―ト類 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スチレン系ポリマ―ブロツクAとアクリル系ポリマ―ブロツクBとが少なくとも2ブロツク結合したブロツク共重合体を架橋処理してなる架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物とその製造方法に関し、また上記粘着剤組成物をシ―ト状やテ―プ状などの形態とした粘着シ―ト類に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、包装用粘着テ―プ、塗装用マスキング用粘着テ―プ、生理用品用粘着テ―プ、紙オムツ固定用粘着テ―プおよび粘着ラベルなど、圧着する程度で簡単に接着することが要求される用途に対して、溶剤型、エマルシヨン型、ホツトメルト型などの粘着剤が用いられている。
【0003】
溶剤型の粘着剤としては、アクリル系やゴム系などが知られているが、近年、乾燥効率や省エネルギ―性および作業環境の面から、溶剤の使用量をできるだけ削減することが要望されている。この要望に対して、ポリマ―重合時の溶剤の使用量を少なくすると、発生する重合熱の制御の点から、安全性に問題があつた。また、エマルシヨン型の粘着剤では、ポリマ―粒子が水中に分散しているため、粘着剤層の形成に際して、最終的に水分を除去する必要があり、乾燥効率や省エネルギ―性の理由で、やはり問題があつた。
【0004】
ホツトメルト型の粘着剤は、溶剤型やエマルシヨン型の粘着剤に比べて、安全性や経済性などの面ですぐれており、たとえば、スチレン−イソプレンブロツク共重合体を主成分としたものが知られている。しかし、この種の粘着剤は、一般に、耐光性が良くなく、これを用いた製品の経日による性能劣化が問題となる。そこで、上記耐光性を低下させる原因となるイソプレン系ポリマ―成分に代え、一般的に耐光性が良いことが知られているアクリル系ポリマ―成分を導入して、上記問題のない粘着剤を得る試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アクリル系モノマ―とスチレン系モノマ―とのランダム共重合体は、容易に合成可能であつて、これを粘着剤の主成分とした例はみられるが、粘着特性の面で満足できるものは得られなかつた。一方、スチレン系ポリマ―成分とアクリル系ポリマ―成分とのブロツク共重合体については、ラジカル重合法、アニオン重合法、カチオン重合法のいずれの重合法によつても、容易には得られず、これを粘着剤の主成分とした例はみられない。
【0006】
本発明は、このような事情に照らし、スチレン系ポリマ―成分とアクリル系ポリマ―成分とのブロツク共重合体を、無溶剤または少量の溶剤の存在下、安全性に問題を生じることなく容易に生成して、これを粘着剤に応用することにより、従来のエマルシヨン型のような経済性の問題、つまり水分除去のための乾燥効率や省エネルギ―性などの問題を起こすことなく、アクリル系ポリマ―成分に導入に基づく本来の耐光性の向上効果に加えて、粘着特性を満足する粘着剤組成物とその製造方法および粘着シ―ト類を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的に対し、鋭意検討した結果、スチレン系モノマ―とアクリル系モノマ―とを、特定の活性化剤および重合開始剤を用いて、リビングラジカル重合させる方法によると、従来では適当な合成法が知られていなかつた、スチレン系ポリマ―ブロツクAとアクリル系ポリマ―ブロツクBとからなる、A−B型またはB−A型のブロツク共重合体や、A−B−A型などの3ブロツクないしそれ以上のブロツク共重合体を、無溶剤または少量の溶剤の存在下、重合熱の制御などの安全性の問題を生じることなく、容易に生成でき、この共重合体をさらに架橋処理してなる架橋ポリマ―を、粘着剤の主成分として使用すると、従来のエマルシヨン型のような経済性の問題を生じることなく、アクリル系ポリマ―ブロツクBに基づく本来の耐光性の向上効果に加えて、粘着特性を十分に満足する、とくに粘着力および凝集力のバランス特性にすぐれた、また耐熱性にもすぐれた粘着剤組成物が得られることを知り、本発明を完成した。
【0008】
本発明は、スチレン系ポリマーブロックAと式(1);−〔CH2 −C(R1 )COOR2 〕−(式中、R1 は水素またはメチル基、R2 は炭素数2〜14のアルキル基である)で表される構造単位を有するアクリル系ポリマーブロックBとが少なくとも2ブロック結合したブロック共重合体を架橋処理してなる架橋ポリマーを含有することを特徴とする粘着剤組成物と、支持体上に上記構成の粘着剤組成物からなる層を設けたことを特徴とする粘着シート類とを提供しようとするものである。
【0009】
すなわち、本発明は、上記構成の粘着剤組成物の製造方法として、スチレン系モノマーと、式(1A);CH2=C(R1 )COOR2 (式中、R1 は水素またはメチル基、R2 は炭素数2〜14のアルキル基である)で表されるアクリル系モノマーとを遷移金属とその配位子の存在下、重合開始剤を使用して、適宜のモノマー順にリビングラジカル重合すると共に、この重合に際し、重合開始剤として分子内にエポキシ基または水酸基を有する重合開始剤を使用するか、または/および、重合系に分子内にエポキシ基または水酸基を有する単量体を重合転化率が80重量%以上となる重合後期に添加することにより、スチレン系ポリマーブロックAとアクリル系ポリマーブロックBとが少なくとも2ブロック結合した、ポリマー鎖中にエポキシ基または/および水酸基を有するブロック共重合体を生成し、ついで、このブロック共重合体を架橋処理して架橋ポリマーを生成することを特徴とする粘着剤組成物の製造方法係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
リビングラジカル重合法に関しては、たとえば、(1)Pattenらによる報告、“Radical Polymerization Yielding Polymers with Mw/Mn 〜 1.05 by Homogeneous Atom Transfer Radical Polymerization ”Polymer Preprinted,pp 575-6,No37(March 1996)、(2)Matyjasewskiらによる報告、“Controlled/Living Radical Polymerization. Halogen Atom Transfer Radical Polymerization Promoted by a Cu(I)/Cu(II)Redox Process ”Macromolecules 1995,28,7901-10(October 15,1995)、(3)同著PCT/US96/03302,International Publication No.WO96/30421 (October 3,1996)、(4)M.Sawamotoらの報告、“Ruthenium-mediated Living Radical polymerization of Methyl Methacrylate ”Macromolecules,1996,29,1070.などが知られている。
【0011】
本発明者らは、このリビングラジカル重合法に着目し、活性化剤として遷移金属とその配位子を使用し、これらの存在下、重合開始剤を使用して、スチレン系モノマ―とアクリル系モノマ―とを、適宜の順にリビングラジカル重合させることにより、スチレン系ポリマ―ブロツクAとアクリル系ポリマ―ブロツクBとが少なくとも2ブロツク結合したブロツク共重合体、つまり、A−B型またはB−A型のブロツク共重合体や、A−B−A型などの3ブロツクないしそれ以上のブロツク共重合体を、容易に生成できることを見い出した。
【0012】
遷移金属としては、Cu、Ru、Fe、Rh、VまたはNiがあり、通常、これら金属のハロゲン化物(塩化物、臭化物など)の中から、用いられる。また、配位子は、遷移金属を中心にして配位して錯体を形成するものであつて、ビピリジン誘導体、メルカプタン誘導体、トリフルオレ―ト誘導体などが好ましく用いられる。遷移金属とその配位子の組み合わせの中でも、Cu+1−ビピリジン錯体が、重合の安定性や重合速度の面で、最も好ましい。
【0013】
重合開始剤としては、α−位にハロゲンを含有するエステル系またはスチレン系誘導体が好ましく、とくに2−ブロモ(またはクロロ)プロピオン酸誘導体、塩化(または臭化)1−フエニル誘導体が好ましく用いられる。具体的には、2−ブロモ(またはクロロ)プロピオン酸メチル、2−ブロモ(またはクロロ)プロピオン酸エチル、2−ブロモ(またはクロロ)−2−メチルプロピオン酸メチル、2−ブロモ(またはクロロ)−2−メチルプロピオン酸エチル、塩化(または臭化)1−フエニルエチルなどが挙げられる。
【0014】
本発明において、重合性モノマ―のひとつであるスチレン系モノマ―には、スチレン、α−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレンなどがある。また、重合性モノマ―の他のひとつであるアクリル系モノマ―は、一般式(1A):CH2 =CR1 COOR2 (式中、R1 は水素原子またはメチル基、R2 は炭素数2〜14のアルキル基である)で表されるアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルであつて、とくに(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸イソノニルなどの炭素数4〜12のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましく用いられる。
【0015】
なお、アクリル系モノマ―としては、上記のアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルとともに、これと共重合可能な改質用モノマ―を併用できる。この場合、良好な粘着特性を得るため、改質用モノマ―がアクリル系モノマ―全体の50重量%以下、好ましくは30重量%以下、より好ましくは20重量%以下であるのがよい。改質用モノマ―としては、(メタ)アクリルアミド、マレイン酸のモノまたはジエステル、グリシジル(メタ)アクリレ―ト、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ―ト、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレ―ト、N−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、(メタ)アクリロリイルモルホリンなどが挙げられる。
【0016】
上記のリビングラジカル重合法において、最初に、スチレン系モノマ―を重合させ、つぎに、アクリル系モノマ―を加えてこのモノマ―の重合を続けると、A−B型のブロツク共重合体を生成することができる。その際、アクリル系モノマ―は、スチレン系モノマ―の重合添加率が少なくとも50重量%を超えた時点、通常は70重量%以上、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重量%以上となつた時点で、加えるようにするのが望ましい。また、上記とは逆に、最初に、アクリル系モノマ―を重合させ、つぎに、スチレン系モノマ―を加えて、このモノマ―の重合を続けると、B−A型のブロツク共重合体を生成することができる。その際、上記と同様に、スチレン系モノマ―は、アクリル系モノマ―の重合添加率が少なくとも50重量%を超えた時点、通常は70重量%以上、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重量%以上となつた時点で、加えるようにするのが望ましい。
【0017】
また、上記のリビングラジカル重合法において、最初に、スチレン系モノマ―を重合させ、つぎに、アクリル系モノマ―を加えてこのモノマ―の重合を続け、最後に、再びスチレン系モノマ―を加えてこのモノマ―の重合を続けるようにすると、A−B−A型のブロツク共重合体を生成することができる。このような逐次的な重合を行う場合に、後のモノマ―を加えるときは、前のモノマ―の重合転化率が少なくとも50重量%を超えた時点、通常は60重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上となつた時点で、加えるようにするのが望ましい。
【0018】
また、上記三段の重合後にさらにアクリル系モノマ―を加えてこのモノマ―の重合を続けると、A−B−A−B型のブロツク共重合体を生成でき、その後、さらにスチレン系モノマ―を加えてこのモノマ―の重合を続けると、A−B−A−B−A型のブロツク共重合体を生成できる。一方、上記とは逆に、最初に重合させるモノマ―をアクリル系モノマ―とし、上記と同様に交互にリビングラジカル重合させると、B−A−B型、B−A−B−A型、B−A−B−A−B型などのブロツク共重合体を生成できる。つまり、スチレン系モノマ―とアクリル系モノマ―とを交互にリビングラジカル重合させることにより、スチレン系ポリマ―ブロツクAとアクリル系ポリマ―ブロツクBとが交互に少なくとも3ブロツク結合した種々のブロツク共重合体を生成することができる。
【0019】
なお、これら少なくとも3ブロツクが結合したブロツク共重合体においては、ブロツク共重合体を構成する2個またはそれ以上のスチレン系ポリマ―ブロツクAは、各モノマ―組成が同一である必要はなく、各モノマ―組成が異なるスチレン系ポリマ―ブロツクA1,A2,A3などで構成されていてもよい。同様に、ブロツク共重合体を構成する2個またはそれ以上のアクリル系ポリマ―ブロツクBは、各モノマ―組成が異なるアクリル系ポリマ―ブロツクB1,B2,B3などで構成されていてもよい。
【0020】
本発明では、通常は、スチレン系モノマ―とアクリル系モノマ―とを交互にリビングラジカル重合させるのが望ましい。しかし、上記したスチレン系ポリマ―ブロツクA同志(A1,A2,A3など)の各モノマ―組成やアクリル系ポリマ―ブロツクB同志(B1,B2,B3など)の各モノマ―組成が異なつていて、その差異が特性上明確なときは、場合により、リビングラジカル重合のモノマ―順を変更して、たとえば、A1−A2−B型、B1−B2−A型、A1−A2−B−A3型、B1−B2−A−B3型、A1−B−A2−A3型、B1−A−B2−B3型、A1−B1−A2−A3−B2型など、スチレン系ポリマ―ブロツクAとアクリル系ポリマ―ブロツクBとが必ずしも交互に結合していない、3ブロツクないしそれ以上のブロツク共重合体を生成することもできる。
【0021】
上記のリビングラジカル重合において、重合開始剤としては、スチレン系モノマ―とアクリル系モノマ―からなる重合性モノマ―全体(後述する分子内に水酸基を有する単量体や分子内にエポキシ基を有する単量体を使用するときは、これらの単量体を含めた重合性モノマ―全体)に対し、通常0.01〜10モル%、好ましくは0.1〜5モル%(より好ましくは0.1〜2モル%)の割合で用いられる。また、遷移金属の使用量は、ハロゲン化物などの形態として、上記の重合開始剤1モルに対して、通常0.01〜3モル、好ましくは0.1〜1モルの割合で用いられる。さらに、その配位子は、上記の遷移金属(ハロゲン化物などの形態)1モルに対して、通常1〜5モル、好ましくは2〜3モルの割合で用いられる。重合開始剤と活性化剤とをこのような使用割合にすると、リビングラジカル重合の反応性、生成ポリマ―の分子量などに好結果が得られる。
【0022】
このようなリビングラジカル重合は、無溶剤でも進行させることができるし、酢酸ブチル、トルエン、キシレンなどの溶剤の存在下で進行させてもよい。溶剤を用いる場合、重合速度の低下を防ぐため、重合終了後の溶剤濃度が50重量%以下となる少量の使用量とするのがよい。無溶剤または少量の溶剤量でも、重合熱の制御などに関する安全性の問題はとくになく、むしろ溶剤削減によつて経済性や環境対策などの面で好結果が得られる。また、重合条件としては、重合速度や触媒の失活の点より、70〜130℃の重合温度で、最終的な分子量や重合温度にも依存するが、約1〜100時間の重合時間とすればよい。
【0023】
このようにして生成されるブロツク共重合体は、A−B型のブロツク共重合体ではスチレン系ポリマ―ブロツクAが起点となりこれに式(1);−〔CH2 −C(R1 )COOR2 〕−(式中、R1 は水素またはメチル基、R2 は炭素数2〜14のアルキル基である)で表される構造単位を有するアクリル系ポリマ―ブロツクBが結合した構造をとり、またB−A型のブロツク共重合体では上記同様のアクリル系ポリマ―ブロツクBが起点となりこれにスチレン系ポリマ―ブロツクAが結合した構造をとる。A−B−A型のブロツク共重合体ではスチレン系ポリマ―ブロツクAが起点となりこれに上記同様のアクリル系ポリマ―ブロツクBとスチレン系ポリマ―ブロツクAとが順次結合した構造をとり、さらにB−A−B型のブロツク共重合体では上記同様のアクリル系ポリマ―ブロツクBが起点となりこれにスチレン系ポリマ―ブロツクAとアクリル系ポリマ―ブロツクBとが順次結合した構造をとる。このような少なくとも2ブロツクが結合したブロツク共重合体は、汎用されるスチレン−イソプレン−スチレン系ブロツク共重合体にみられるようなミクロドメイン構造を示し、これが粘着剤として応用したときの粘着力と凝集力とのバランス特性に好結果を与えるものと推測される。
【0024】
このような少なくとも2ブロツクが結合したブロツク共重合体において、スチレン系ポリマ―ブロツクAの割合は、A−B型やB−A型のブロツク共重合体では、共重合体全体の50重量%を超えない範囲、好ましくは40重量%を超えない範囲、より好ましくは5〜20重量%の範囲内であるのがよく、またA−B−A型やB−A−B型などの少なくとも3ブロツクが結合したブロツク共重合体では、共重合体全体の60重量%を超えない範囲、好ましくは5〜40重量%の範囲内であるのがよい。スチレン系ポリマ―ブロツクAの割合があまりに多すぎると、粘着剤に要求される粘弾特性に欠け、粘着剤用として固すぎるポリマ―となり、好ましくない。また、スチレン系ポリマ―ブロツクAの割合があまりに少なすぎても、粘着剤に必要な凝集力に劣り、やはり好ましくない。
【0025】
なお、本発明では、重合性モノマ―として、スチレン系モノマ―およびアクリル系モノマ―のほかに、必要により、分子内にエポキシ基ないし水酸基を有する単量体が用いられることがある。この場合、これらの単量体の添加時期により、これらの単量体に由来する構造単位がスチレン系ポリマ―ブロツクAかアクリル系ポリマ―ブロツクBかのどちらかに含まれてくる。よつて、ブロツク共重合体全体とは、スチレン系ポリマ―ブロツクAとアクリル系ポリマ―ブロツクBとの合計を意味するが、各ブロツクA,Bには上記の分子内に水酸基ないしエポキシ基を有する単量体に由来する構造単位も含まれるものである。
【0026】
本発明において、このような少なくとも2ブロツクが結合したブロツク共重合体は、粘着特性や塗布性の点より、数平均分子量が通常5,000〜500,000の範囲、好ましくは10,000〜200,000の範囲にあるのがよい。上記の数平均分子量とは、GPC(ゲルパ―ミエ―シヨンクロマトグラフイ―)法によるポリスチレン換算にて求められる値を意味するものである。
【0027】
さらに、このようなブロツク共重合体は、これを最終的に架橋処理する際に、その架橋処理を容易にするために、ポリマ―鎖中に適宜の官能基を有していることが望ましい。官能基の種類としては、架橋処理の方法に応じて適宜選択され、たとえば、架橋剤として多官能イソシアネ―トを用いて加熱により架橋処理する方法では、上記架橋剤と反応する官能基として水酸基を有していることが望ましい。また、上記多官能イソシアネ―トの使用による反応時間の制御、つまりポツトライフの問題を改善するため、エポキシ架橋処理する方法では、ポリマ―鎖中の官能基としてエポキシ基または水酸基を有していることが好ましい。
【0028】
前者の架橋処理に適したポリマ―鎖中に水酸基を有するブロツク共重合体は、重合開始剤として分子内に水酸基を有するものを使用したり、重合性モノマ―の1種として分子内に水酸基を有する単量体を使用することにより、さらにはこれらを組み合わせることにより、容易に生成することができる。
【0029】
分子内に水酸基を有する重合開始剤を使用すると、ポリマ―鎖の開始末端に上記水酸基を導入させることができる。このような重合開始剤としては、α−位にハロゲンを含有するエステル系またはスチレン系誘導体であつて、その分子内に水酸基を有するものが好ましい。具体的には、2−ブロモ(またはクロロ)プロピオン酸2−ヒドロキシエチル、2−ブロモ(またはクロロ)プロピオン酸4−ヒドロキシブチル、2−ブロモ(またはクロロ)−2−メチルプロピオン酸2−ヒドロキシエチル、2−ブロモ(またはクロロ)−2−メチルプロピオン酸4−ヒドロキシブチルなどが挙げられる。なお、これら分子内に水酸基を有する重合開始剤は、分子内に水酸基を有しない前記の重合開始剤と併用してもよく、この場合、両者の合計量が前記範囲となるようにすればよい。
【0030】
分子内に水酸基を有する単量体を使用すると、この単量体の添加時点に応じてポリマ―鎖の任意位置に水酸基を導入できる。このような単量体には、式(2A):CH2 =CR3 COOR4 (式中、R3 は水素原子またはメチル基、R4 は水酸基を少なくとも1個有する炭素数2〜6のアルキル基である)で表されるアクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシアルキルエステルが用いられる。具体的には、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ―ト、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ―ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ―ト、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレ―トなどが挙げられる。これらの単量体は、良好な粘着特性を維持させるため、重合性モノマ―全体の10重量%以下、好ましくは5重量%以下の使用量とするのがよい。
【0031】
分子内に水酸基を有する重合開始剤と、分子内に水酸基を有する単量体を併用すると、架橋後の粘着特性により好結果が得られる。とくに、上記単量体を重合後期に添加する、つまり最終段目(たとえば、A−B型やB−A型では二段目、A−B−A型やB−A−B型では三段目)のポリマ―ブロツクの形成時にポリマ―転化率が80重量%以上に達した時点で添加すると、ポリマ―鎖の停止末端に上記単量体の水酸基を導入でき、これとポリマ―鎖の開始末端に導入される重合開始剤に由来する水酸基とにより、2個以上の水酸基がブロツク共重合体にテレケリツク的に導入されることになる。その結果、架橋反応でポリマ―が直線状に延長され、架橋間距離のばらつきの小さい均一な架橋ポリマ―が得られることになり、これが粘着特性の向上に好結果をもたらすものである。
【0032】
また、エポキシ架橋処理に適したポリマ―鎖中にエポキシ基または水酸基を有するブロツク共重合体には、(イ)1分子中に少なくとも2個のエポキシ基が含まれているブロツク共重合体、(ロ)1分子中に少なくとも1個のエポキシ基と少なくとも1個の水酸基が含まれているブロツク共重合体、および(ハ)1分子中に少なくとも2個の水酸基が含まれているブロツク共重合体などがある。
【0033】
上記(イ)のブロツク共重合体は、エポキシ基が分子鎖末端または末端近傍部に含まれているのが望ましい。このようなブロツク共重合体は、スチレン系モノマ―およびアクリル系モノマ―以外のモノマ―として、分子内にエポキシ基を有する単量体を使用し、またこの単量体とともに、分子内にエポキシ基を有する重合開始剤を使用することにより、容易に合成できる。
【0034】
リビングラジカル重合に際し、分子内にエポキシ基を有する単量体を使用すると、その添加時点に応じて、ポリマ―鎖の任意位置にエポキシ基を導入できる。そこで、上記単量体を重合後期に添加する、つまりスチレン系モノマ―およびアクリル系モノマ―の重合転化率が80重量%以上に達した時点で添加すると、ポリマ―鎖の停止末端またはその近傍部にエポキシ基を導入でき、その際、1分子中に2個の開始点を有する重合開始剤を用いると、2個のエポキシ基が共重合体分子鎖にテレケリツク型に導入される。また、上記単量体を重合初期と重合後期に分けて添加して、ポリマ―鎖の開始末端またはその近傍部と停止末端またはその近傍部とにエポキシ基を導入すれば、上記同様のテレケリツク型にすることができる。このようなブロツク共重合体は、エポキシ架橋処理して硬化させたときに、共重合体分子鎖がより直線状に延長され、架橋間距離のばらつきの小さい均一な架橋ポリマ―を生成し、粘着特性の向上に好結果を与える。
【0035】
上記の分子内にエポキシ基を有する単量体は、式(3A);CH2 =C(R5 )COOR6 (式中、R5 は水素またはメチル基、R6 はエポキシ基を含有するアルキル基である)で表されるものである。具体的には、グリシジル(メタ)アクリレ―ト、メチルグリシジル(メタ)アクリレ―ト、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレ―ト、6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレ―トなどが挙げられる。これら単量体の使用量としては、良好な粘着特性を維持させるため、通常、重合性モノマ―全体の40重量%以下、好ましくは4重量%以下であるのがよい。
【0036】
また、分子内にエポキシ基を有する重合開始剤を使用すると、ポリマ―鎖の開始末端にエポキシ基を導入できる。そこで、前記した分子内にエポキシ基を有する単量体を重合後期に添加して、ポリマ―鎖の停止末端またはその近傍部にエポキシ基を導入する一方、上記の分子内にエポキシ基を有する重合開始剤を使用して、ポリマ―鎖の開始末端にエポキシ基を導入するようにすると、2個のエポキシ基が共重合体分子鎖にテレケリツク型に導入されることになる。その結果、このブロツク共重合体をエポキシ架橋処理して硬化させると、共重合体分子鎖がより直線状に延長されて、架橋間距離のばらつきの小さい均一な架橋ポリマ―を生成し、粘着特性の向上に好結果が得られる。
【0037】
上記の分子内にエポキシ基を有する重合開始剤としては、α−位にハロゲンを含有するエステル系またはスチレン系誘導体であつて、その分子内にエポキシ基を有するもので、リビングラジカル重合の進行を阻害するものでない限り、使用することができる。具体的には、2−ブロモ(またはクロロ)プロピオン酸グリシジル、2−ブロモ(またはクロロ)−2−メチルプロピオン酸グリシジル、2−ブロモ(またはクロロ)プロピオン酸3,4−エポキシシクロヘキシルメチル、2−ブロモ(またはクロロ)−2−メチルプロピオン酸3,4−エポキシシクロヘキシルメチルなどを挙げることができる。
【0038】
上記(ロ)のブロツク共重合体は、エポキシ基が分子鎖の一方の末端または末端近傍部に含まれ、水酸基が上記分子鎖の他方の末端または末端近傍部に含まれているのが望ましい。このようなブロツク共重合体は、たとえば、▲1▼スチレン系モノマ―およびアクリル系モノマ―以外のモノマ―として分子内にエポキシ基を有する単量体と分子内に水酸基を有する単量体とを併用することにより、また、▲2▼分子内にエポキシ基を有する単量体とともに分子内に水酸基を有する重合開始剤を使用することにより、さらには、▲3▼分子内に水酸基を有する単量体とともに分子内にエポキシ基を有する重合開始剤を使用することにより、いずれも、容易に合成することができる。
【0039】
上記▲1▼の方法では、分子内にエポキシ基を有する単量体を重合初期に添加するとともに、分子内に水酸基を有する単量体を重合後期に添加することにより、またこれとは逆に、分子内に水酸基を有する単量体を重合初期に添加するとともに、分子内にエポキシ基を有する単量体を重合後期に添加することにより、ポリマ―鎖の開始末端またはその近傍部にエポキシ基(または水酸基)を、停止末端またはその近傍部に水酸基(またはエポキシ基)を導入することができ、これによりエポキシ基と水酸基が共重合体分子鎖にテレケリツク型に導入されることになる。その結果、このブロツク共重合体をエポキシ基相互間でまたはエポキシ基と水酸基との間で架橋して硬化させることにより、共重合体分子鎖がより直線状に延長されて、架橋間距離のばらつきの小さい均一な架橋ポリマ―を生成し、粘着特性の向上に好ましい結果が得られる。
【0040】
上記▲2▼の方法では、分子内に水酸基を有する重合開始剤を使用して、ポリマ―鎖の開始末端に水酸基を導入するとともに、分子内にエポキシ基を有する単量体を重合後期に添加して、ポリマ―鎖の停止末端またはその近傍部にエポキシ基を導入すると、エポキシ基と水酸基とが共重合体分子鎖にテレケリツク型に導入される。同様に、上記▲3▼の方法では、分子内にエポキシ基を有する重合開始剤を使用して、ポリマ―鎖の開始末端にエポキシ基を導入するとともに、分子内に水酸基を有する単量体を重合後期に添加して、ポリマ―鎖の停止末端またはその近傍部に水酸基を導入すると、エポキシ基と水酸基とがやはり共重合体分子鎖にテレケリツク型に導入される。これらのブロツク共重合体も、前記と同様に、エポキシ基相互間でまたはエポキシ基と水酸基との間で架橋し硬化させることにより、共重合体分子鎖がより直線状に延長されて、架橋間距離のばらつきの小さい均一な架橋ポリマ―を生成し、粘着特性の向上に好結果が得られる。
【0041】
上記(ハ)のブロツク共重合体は、水酸基が分子鎖末端または末端近傍部に含まれているのが望ましい。このようなブロツク共重合体は、スチレン系モノマ―およびアクリル系モノマ―以外のモノマ―として、分子内に水酸基を有する単量体を使用することにより、またこれと分子内に水酸基を有する重合開始剤を使用することにより、容易に合成することができる。
【0042】
分子内に水酸基を有する単量体を重合後期に添加して、ポリマ―鎖の停止末端またはその近傍部に水酸基を導入し、その際に1分子中に2個の開始点を有する重合開始剤を使用することにより、また上記単量体を重合初期と重合後期に分けて添加してポリマ―鎖の開始末端またはその近傍部と停止末端またはその近傍部とに水酸基を導入することにより、さらには、分子内に水酸基を有する単量体を重合後期に添加してポリマ―鎖の停止末端またはその近傍部に水酸基を導入するとともに、分子内に水酸基を有する重合開始剤を使用してポリマ―鎖の開始末端に水酸基を導入することにより、2個の水酸基が共重合体分子鎖にテレケリツク型に導入されたブロツク共重合体を合成できる。このようなブロツク共重合体にあつては、これにエポキシ架橋助剤を配合して、そのエポキシ基と上記共重合体の水酸基との間でエポキシ架橋を行わせることにより、共重合体分子鎖がより直線状に延長され、架橋間距離のばらつきの小さい均一な架橋ポリマ―を生成し、粘着特性の向上に好結果が得られる。
【0043】
本発明においては、このようなブロツク共重合体を架橋処理して、主鎖延長と網状化とを同時に行わせ、分子鎖長の長い架橋ポリマ―を生成させ、この架橋ポリマ―を粘着剤の主剤成分とすることにより、粘着特性を高度に満足する、とくに粘着力と凝集力のバランス特性にすぐれ、また耐熱性にもすぐれた粘着剤組成物とする。ここで、架橋処理の方法は限定されず、公知の種々の方法を採用できるが、とくに有効な方法のひとつは、既述したように、ブロツク共重合体がポリマ―鎖中に水酸基を有するものである場合に、このブロツク共重合体に架橋剤として多官能イソシアネ―トを加えて、上記ブロツク共重合体の水酸基とイソシアネ―ト基とを加熱により反応させる方法である。
【0044】
多官能イソシアネ―トとしては、トリレンジイソシアネ―ト、ジフエニルメタンジイソシアネ―ト、p−フエニレンジイソシアネ―ト、ヘキサメチレンジイソシアネ―ト、1,5−ナフタレンジイソシアネ―ト、これらジイソシアネ―トと多価アルコ―ル、たとえばプロパントリオ―ルなどとの付加物、あるいはこれらジイソシアネ―トが三量化したトリシアヌル誘導体などが挙げられる。また、これら多官能イソシアネ―トのブロツク体、具体的には、アセト酢酸エチル、メチルエチルケトオキシム、カプロラクタムなどで保護した化合物を、架橋処理時に加熱により活性化させて、使用してもよい。
【0045】
このような多官能イソシアネ―トの使用量としては、ブロツク共重合体に含まれる水酸基数に応じて決められるが、通常は、ブロツク共重合体100重量部あたり、0.05〜5重量部の使用割合とするのがよい。多すぎると接着力が低下し、少なすぎると凝集力が不足する。なお、上記の架橋処理に際しては、通常、50〜150℃に加熱して行うことができ、その際、錫化合物などの触媒を用いて、架橋速度を促進させるようにしてもよい。
【0046】
架橋処理の他の有効な方法は、ブロツク共重合体がポリマ―鎖中にエポキシ基または水酸基を有するもの、とくに前記(イ)〜(ハ)のブロツク共重合体である場合に、これにオニウム塩系硬化触媒と必要によりエポキシ系架橋助剤を加えて、紫外線照射によりエポキシ架橋処理する方法である。この方法は、多官能イソシアネ―トを用いた加熱方式に比べ、省エネルギ―性、効率性、支持体に耐熱性が要求されない(つまり適用対象の非制約性)などの点で有利である。
【0047】
エポキシ系架橋助剤は、分子内に2個またはそれ以上のエポキシ基を有する化合物であり、たとえばエチレングリコ―ルジグリシジルエ―テル(以下、EGDと略称する)、グリセリンジグリシジルエ―テル、後記の式(E1)で表されるビニルシクロヘキセンジオキサイド、後記の式(E2)で表されるリモネンジオキサイド、後記の式(E3)で表される3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3′,4′−エポキシシクロヘキシルカルボキシレ―ト(以下、BEPと略称する)、後記の式(E4)で表されるビス−(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペ―ト、後記の式(E5)で表される三官能性エポキシ化合物(以下、3EPと略称する)、後記の式(E6)で表される四官能性エポキシ化合物(以下、4EPと略称する)などが挙げられる。
【0048】
これらのエポキシ系架橋助剤は、ブロツク共重合体が前記(イ),(ロ)のブロツク共重合体である場合、そのポリマ―鎖中にエポキシ基を有しているため、エポキシ架橋処理を行う上で必須の成分ではなく、使用しても使用しなくてもよい。一方、前記(ハ)のブロツク共重合体は、ポリマ―鎖中にエポキシ基を有していないため、これを使用しなければ、エポキシ架橋処理を行えない。このようなエポキシ系架橋助剤を使用するにあたり、その使用量としては、良好な粘着特性を得るため、ブロツク共重合体100重量部あたり、通常50重量部以下、好ましくは30重量部以下となるようにするのがよい。
【0049】
【化1】
Figure 0004572006
【0050】
【化2】
Figure 0004572006
【0051】
また、使用する上記のオニウム塩系硬化触媒としては、ArN2 + - 、Y3 + - またはY2 + - 〔式中、Arはビス(ドデシルフエニル)基などのアリ―ル基、Yはアルキル基もしくは上記同様のアリ―ル基、Q- はBF4 - 、PF6 - 、As 6 - 、SbF6 - 、SbCl6 - 、HSO4 - 、Clなどの非塩基性かつ求核性の陰イオンである〕で表されるジアゾニウム塩、スルホニウム塩またはヨ―ドニウム塩などが好ましく用いられる。
【0052】
具体的には、ビス(ドデシルフエニル)ヨ―ドニウム・ヘキサフルオロアンチモネ―ト、ビス(t−ブチルフエニル)ヨ―ドニウム・ヘキサフルオロフオスフエ―ト、ビス(t−ブチルフエニル)ヨ―ドニウム・トリフルオロメタンスルホフオネ―ト、トリフエニルスルフオニウム・トリフルオロメタンスルフオネ―ト、ビフエニルヨ―ドニウム・トリフルオロメタンスルフオネ―ト、フエニル−(3−ヒドロキシ−ぺンタデシルフエニル)ヨ―ドニウム・ヘキサフルオロアンチモネ―ト、ジアリ―ルヨ―ドニウムテトラキス(ペンタフルオロフエニル)ボレ―トおよびこれら成分を含む化合物などが挙げられる。また、上記の成分を含んでなる各種の混合物、たとえば、ビス(ドデシルフエニル)ヨ―ドニウム・ヘキサフルオロアンチモネ―トを45重量%含む化学品である東芝シリコ―ン(株)製の「UV−9380C」なども使用できる。これらオニウム塩系硬化触媒の使用量は、ブロツク共重合体100重量部あたり、通常0.01〜20重量部、好ましくは0.1〜5重量部とするのがよい。過少では架橋反応による硬化性に乏しく、過多となると粘着特性が悪くなる。
【0053】
このようなオニウム塩系硬化触媒の存在下、紫外線を照射する方式では、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプなどの適宜の紫外線源を用いて行うことができる。照射量はとくに限定されないが、通常は50mJ〜5J/cm2 とするのがよい。その際、必要により、短波長側の紫外線をカツトするフイルタやポリエステルシ―トを使用してもよい。また、照射温度はとくに限定されないが、通常は室温〜120℃の条件を選択することができる。
【0054】
本発明の粘着剤組成物は、上記したようなスチレン系ポリマ―ブロツクAとアクリル系ポリマ―ブロツクBとが少なくとも2ブロツク結合したブロツク共重合体を上述のように架橋処理してなる架橋ポリマ―を主剤成分とするほか、必要により、粘着付与樹脂、充填剤、老化防止剤、顔料などの一般の粘着剤組成物に配合される各種の添加剤を含ませることができる。
【0055】
本発明の粘着シ―ト類は、支持体の片面または両面に架橋処理する前の粘着剤用組成物を塗工し、必要により乾燥したのち、前記方法で架橋処理することにより、厚さが片面で通常10〜100μmとなる粘着剤組成物からなる層を形成して、テ―プ状やシ―ト状などの形態としたものである。支持体には、紙、プラスチツクラミネ―ト紙、布、プラスチツクラミネ―ト布、プラスチツクフイルム、金属箔、発泡体などが用いられる。また、支持体上に粘着剤用組成物を塗工する手段には、ホツトメルトコ―タ、コンマロ―ル、グラビアコ―タ、ロ―ルコ―タ、キスコ―タ、スロツトダイコ―タ、スクイズコ―タなどが用いられる。
【0056】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を記載して、より具体的に説明する。
まず、実施例1〜30として、A−B型またはB−A型のブロツク共重合体を多官能イソシアネ―トで架橋処理してなる架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物について、比較例1,2の粘着剤組成物と対比して、説明する。
【0057】
なお、上記実施例で用いたA−B型のブロツク共重合体 (1)〜(15)およびB−A型のブロツク共重合体(16)と、比較例で用いたランダム共重合体 (1)は、それぞれ下記の製造例1〜16および比較製造例1により、製造したものである。また、これらの製造例において、製造原料としては、大部分は市販の原料を用いたが、分子内に水酸基を有する重合開始剤である、2−ブロモプロピオン酸2−ヒドロキシエチル(以下、単に2−H2PNという)、2−ブロモプロピオン酸4−ヒドロキシブチル(以下、単に2−H4PNという)、2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸2−ヒドロキシエチル(以下、単に2−H2MPNという)、2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸4−ヒドロキシブチル(以下、単に2−H4MPNという)は、それぞれ、下記の方法で合成したものである。
【0058】
<2−H2PNの合成>
ジシクロヘキシルカルボジイミド4.1g(20ミリモル)と無水エチレングリコ―ル5g(81ミリモル)とピリジン1ミリリツトル(12ミリモル)を反応容器に入れ、これにアセトン14ミリリツトルおよび2−ブロモプロピオン酸1.5ミリリツトル(16.7ミリモル)を発熱反応を抑えるために氷浴で冷却しながら、添加した。終夜反応後、析出物をろ去し、これに酢酸エチル20ミリリツトルと飽和食塩水15ミリリツトルを加え、よく振とうした。しばらく静置したのち、上層の酢酸エチル層を希塩酸で2回、飽和食塩水15ミリリツトルでも3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを除去したのち、酢酸エチルを減圧溜去し、粗生成物を得た。このようにして得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフイ―法(展開溶剤:酢酸エチル/ヘキサン=1/1混合溶剤)で精製して、目的物である2−H2PNを得た。この2−H2PNの収率は、1.4g(43重量%)であつた。
【0059】
<2−H4PN、2−H2MPNおよび2−H4MPNの合成>
無水エチレングリコ―ルの代わりに1,4−ブタンジオ―ルを用いた以外は、2−H2PNの合成と同様の操作により、2−H4PNを合成した。また、2−ブロモプロピオン酸の代わりに2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸を用いた以外は、2−H2PNの合成と同様の操作により、2−H2MPNを合成した。さらに、無水エチレングリコ―ルの代わりに1,4−ブタンジオ―ルを、2−ブロモプロピオン酸の代わりに2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸を用いた以外は、2−H2PNの合成と同様の操作により、2−H4MPNを合成した。
【0060】
製造例1
メカニカルスタ―ラ、窒素導入口、冷却管、ラバ―セプタムを備えた4つ口フラスコに、スチレン45.5g(438ミリモル)を加え、これに2,2′−ビピリジン2.05g(13.1ミリモル)を加え、系内を窒素置換した。これに窒素気流下、臭化銅626mg(4.36ミリモル)を加えて、反応系を90℃に加熱し、重合開始剤として2−H2MPNを923mg(4.37ミリモル)加えて重合を開始し、溶剤を加えずに窒素気流下、90℃で12時間重合した。重合率(加熱して揮発成分を除去したポリマ―重量を揮発成分を除去する前の重合溶液そのままのポリマ―重量で割つた値;以下同じ)が80重量%以上であることを確認したのち、これにアクリル酸n−ブチル182g(1,420ミリモル)をラバ―セプタムから添加し、さらに20時間加熱した。
【0061】
重合率が再び80重量%以上であることを確認してから、重合系に6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト1.13g(6.56ミリモル)を添加して、終夜重合した。このようにして得られた重合物を酢酸エチルに20重量%程度に希釈して、触媒をろ去した。最後に、酢酸エチルを溜去し、減圧加熱(60℃)して、油状ポリマ―であるA−B型のブロツク共重合体 (1)を製造した。
【0062】
製造例2〜14
スチレンの仕込み量、重合開始剤の種類と量、水酸基含有単量体の種類と量を、表1のように変更した以外は、製造例1と同様の手法により、油状ポリマ―であるA−B型のブロツク共重合体 (2)〜(14)を製造した。各重合に際して、臭化銅の使用量は重合開始剤と同モル量とし、2,2′−ビピリジンはその3倍モル量使用した。
【0063】
なお、表1において、「BA」はアクリル酸n−ブチル、「2−BEMPN」は2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸エチル、「2−CEMPN」は2−クロロ−2−メチルプロピオン酸エチル、「2−HEA」は2−ヒドロキシエチルアクリレ―ト、「6−HHA」は6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト、である。また、表1に記載される( )内の数値は、各原料成分のモル数(ミリモル)を示したものである。さらに、表1には、製造例1の使用原料などについても、参考のために、併記した。
【0064】
Figure 0004572006
【0065】
上記の製造例1〜14により製造したA−B型のブロツク共重合体 (1)〜(14)について、数平均分子量〔Mn〕、重量平均分子量〔Mw〕およびポリマ―分散度〔Mw/Mn〕を測定した。結果は、表2に示されるとおりであつた。なお、分子量の測定は、本文中に記載したGPC法により、行つたものである。
【0066】
Figure 0004572006
【0067】
製造例15
メカニカルスタ―ラ、窒素導入口、冷却管、ラバ―セプタムを備えた4つ口フラスコに、スチレン45.5g(438ミリモル)を加え、これに2,2’−ビピリジン2.05g(13.1ミリモル)を加え、系内を窒素置換した。これに窒素気流下、臭化銅626mg(4.36ミリモル)を加え、反応系を90℃に加熱し、重合開始剤として2−H2MPNを923mg(4.37ミリモル)加えて重合を開始し、溶剤を加えずに窒素気流下、90℃で13時間重合した。
【0068】
重合率が80重量%以上であることを確認したのち、これにアクリル酸n−ブチル182g(1,420ミリモル)および6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト1.13g(6.56ミリモル)の混合物をラバ―セプタムから添加し、これをさらに25時間加熱した。このようにして得られた重合物を酢酸エチルに20重量%程度に希釈して、触媒をろ去した。最後に、酢酸エチルを溜去し、減圧加熱(60℃)して、油状ポリマ―であるA−B型のブロツク共重合体(15)を製造した。このブロツク共重合体は、数平均分子量〔Mn〕が52.1×1,000、重量平均分子量〔Mw〕が93.1×1,000であつて、ポリマ―の分散度〔Mw/Mn〕は1.78であつた。
【0069】
製造例16
メカニカルスタ―ラ、窒素導入口、冷却管、ラバ―セプタムを備えた4つ口フラスコに、アクリル酸n−ブチル182g(1,420ミリモル)を加え、これに2,2′−ビピリジン2.05g(13.1ミリモル)を加えて、系内を窒素置換した。これに窒素気流下、臭化銅626mg(4.36ミリモル)を加え、反応系を110℃に加熱したのち、重合開始剤として2−H4MPNを923mg(4.37ミリモル)加えて、重合を開始し、溶剤を加えずに窒素気流下で、90℃で13時間重合させた。重合率が80重量%以上であることを確認したのち、これにスチレン45.5g(438ミリモル)をラバ―セプタムから添加して、さらに20時間加熱した。
【0070】
重合率が90重量%以上であることを確認してから、重合系に6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト1.13g(6.56ミリモル)を加え、終夜重合した。得られた重合物を酢酸エチルに20重量%程度に希釈して、触媒をろ去した。最後に、酢酸エチルを溜去し、減圧加熱(60℃)して、油状ポリマ―であるB−A型のブロツク共重合体(16)を製造した。この共重合体は、数平均分子量〔Mn〕が50.8×1,000、重量平均分子量〔Mw〕が101.1×1,000で、ポリマ―の分散度〔Mw/Mn〕は1.99であつた。
【0071】
比較製造例1
メカニカルスタ―ラ、窒素導入口、冷却管、ラバ―セプタムを備えた4つ口フラスコに、スチレン45.5g(438ミリモル)、アクリル酸n−ブチル182g(1,420ミリモル)、2−メルカプトエタノ―ル0.3g(3.84ミリモル)、6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト1.13g(6.56ミリモル)および酢酸エチル400ミリリツトルの混合物を投入し、これにアゾイソブチロニトリル0.5gを加え、反応系を60℃で5時間加熱して、重合した。最後に、酢酸エチルを溜去し、減圧加熱(60℃)して、油状ポリマ―であるランダム共重合体 (1)を製造した。このランダム共重合体は、数平均分子量〔Mn〕が60.8×1,000、重量平均分子量〔Mw〕が122.3×1,000で、ポリマ―の分散度〔Mw/Mn〕は2.01であつた。
【0072】
実施例1
A−B型のブロツク共重合体 (1)4gを酢酸エチル2ミリリツトルで希釈し、これに、架橋触媒としてジブチル錫ラウリレ―トの1重量%トルエン溶液300mgと、架橋剤としてジフエニルメタンジイソシアネ―トの10重量%トルエン溶液300mgとを加え、架橋処理前の粘着剤用組成物とした。つぎに、この組成物を、ギヤツプ200μmのアプリケ―タにより、厚さが27μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルムの上に塗布し、120℃で5分間、50℃で1終夜加熱乾燥して、上記ブロツク共重合体 (1)を架橋処理してなる架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物層を形成し、粘着シ―トとした。
【0073】
実施例2〜30
ブロツク共重合体と多官能イソシアネ―トの種類を、表3〜表5のように変更し(両成分の使用量は変更なし)、他は実施例1と同様にして、各ブロツク共重合体の架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物層を形成し、粘着シ―トとした。
【0074】
比較例1,2
ブロツク共重合体 (1)に代えてランダム共重合体 (1)を使用し、また多官能イソシアネ―トとして表5に記載のものを使用し(両成分の使用量は変更なし)、他は実施例1と同様にして、粘着シ―トを作製した。
【0075】
Figure 0004572006
【0076】
Figure 0004572006
【0077】
Figure 0004572006
【0078】
上記の実施例1〜30および比較例1,2の各粘着シ―トについて、下記の方法により、粘着力および凝集力(クリ―プ)を測定した。これらの結果は、表6および表7に示されるとおりであつた。
【0079】
<粘着力>
粘着シ―トを幅20mm,長さ80mmに切断し、これを幅40mm,長さ100mmのSUS−304板上に、重さ2Kgのゴムロ―ラを1往復させて圧着したのち、室温で30分間放置した。これを引張り試験機を用いて、25℃で、300mm/分の速度で引き剥がし(180°ピ―ル)、その剥離に要する力を測定した。測定は2個のサンプルについて行い、その平均値を求めた。
【0080】
<凝集力>
粘着シ―トを幅10mm,長さ20mmの接着面積でベ―クライト板に貼り付け、40℃で500gの荷重をかけて、1時間あたりの落下距離を測定した。この移動距離が小さいほど凝集力が大きいことが一般に知られている。
【0081】
Figure 0004572006
【0082】
Figure 0004572006
【0083】
上記の表6および表7から明らかなように、本発明の実施例1〜30の粘着シ―トは、いずれも、粘着力および凝集力の大きい、すぐれた粘着特性を示すが、比較例1,2の粘着シ―トは、粘着力に劣つていることがわかる。
【0084】
つぎに、実施例31〜54として、A−B型のブロツク共重合体をエポキシ架橋処理してなる架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物について、比較例31,32の粘着剤組成物と対比して、説明することにする。
なお、上記実施例で使用したブロツク共重合体(31)〜(41)と比較例で使用したランダム共重合体(42),(43)は、それぞれ、下記の製造例31〜41と比較製造例31,32により、製造したものである。
【0085】
なおまた、下記の製造例31〜41において、重合開始剤である、2−ブロモプロピオン酸2−ヒドロキシエチル(以下、単に2−H2PNという)、2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸2−ヒドロキシエチル(以下、単に2−H2MPNという)、2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(以下、単に2−MPEという)、2−ブロモプロピオン酸3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(以下、単に2−HPEという)は、それぞれ、下記の方法で合成したものである。
【0086】
<2−H2PNの合成>
ジシクロヘキシルカルボジイミド4.1g(20ミリモル),無水エチレングリコ―ル5g(81ミリモル)とピリジン1ml(12ミリモル)を反応容器に入れ、これにアセトン14mlと2−ブロモプロピオン酸1.5ml(16.7ミリモル)との混合物を、発熱反応を抑えるために、氷浴で冷却しながら、添加した。終夜反応させたのち、析出物をろ去し、これに酢酸エチル20mlと飽和食塩水15mlを加え、よく振とうした。しばらく静置後、上層の酢酸エチル層を希塩酸で2回、飽和食塩水15mlで3回洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを除去したのち、酢酸エチルを留去し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフイ―法(展開溶剤:酢酸エチル/ヘキサン=1/1混合溶剤)で精製し、目的物である2−H2PNを得た。この2−H2PNの収量は1.4g(収率43%)であつた。
【0087】
<2−H2MPNの合成>
2−ブロモプロピオン酸の代わりに、2−ブロモ−2メチルプロピオン酸を用いた以外は、上記の2−H2PNの合成と同様の操作により、2−H2MPNを合成した。
【0088】
<2−MPEの合成>
3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアルコ―ル41.7g(326ミリモル)、トリエチルアミン50ml(359ミリモル)、ピリジン10ml(124ミリモル)およびアセトン350mlを反応容器に入れ、これにアセトン150mlと2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸ブロミド40.3ml(326ミリモル)との混合物を、発熱反応を抑えるために、氷浴で冷却しながら、添加した。終夜反応させたのち、析出物をろ去し、これからアセトンを減圧留去して、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフイ―法(展開溶剤:アセトン/ヘキサン=2/1混合溶剤)で精製し、目的物である2−MPEを得た。この2−MPEの収量は34g(収率38%)であつた。
【0089】
<2−HPEの合成>
2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸ブロミドの代わりに、2−ブロモプロピオン酸ブロミドを用いた以外は、上記の2−MPEの合成と同様の操作により、2−HPEを合成した。
【0090】
製造例31
メカニカルスタ―ラ、窒素導入口、冷却管、ラバ―セプタムを備えた4つ口フラスコに、スチレン45.5g(438ミリモル)を加え、これに2,2′−ビピリジン2.05g(13.1ミリモル)を加え、系内を窒素置換した。これに窒素気流下、臭化銅626mg(4.36ミリモル)を加えて、反応系を90℃に加熱し、重合開始剤として2−H2MPNを923mg(4.37ミリモル)加えて重合を開始し、溶剤を加えずに窒素気流下、90℃で12時間重合した。重合率(加熱して揮発成分を除去したポリマ―重量を揮発成分を除去する前の重合溶液そのままのポリマ―重量で割つた値;以下同じ)が80重量%以上であることを確認したのち、これにアクリル酸n−ブチル182g(1,420ミリモル)をラバ―セプタムから添加し、さらに20時間加熱した。
【0091】
重合率が再び80重量%以上であることを確認してから、重合系に6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト1.13g(6.56ミリモル)を添加して、終夜重合した。このようにして得られた重合物を酢酸エチルに20重量%程度に希釈して、触媒をろ去した。最後に、酢酸エチルを溜去し、減圧加熱(60℃)して、油状ポリマ―であるA−B型のブロツク共重合体(31)を製造した。
【0092】
製造例32〜41
スチレンとアクリル酸n−ブチルの仕込み量、重合開始剤の種類と量、水酸基またはエポキシ基含有単量体の種類と量を、表8のようにした以外は、製造例31と同様の手法で重合処理して、油状ポリマ―であるA−B型のブロツク共重合体(32)〜(41)を製造した。各重合に際し、臭化銅の使用量は重合開始剤と同モル量とし、2,2′−ビピリジンはその3倍モル量使用した。
【0093】
なお、表8中、「6−HHA」は6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト、「2−HEA」は2−ヒドロキシエチルアクリレ―ト、「3,4−ECMA」は3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレ―ト、である。また、表8に記載される( )内の数値は、各原料成分のモル数(ミリモル)を示したものである。さらに、表8には、製造例31の使用原料などについても、併記した。
【0094】
Figure 0004572006
【0095】
上記の製造例31〜41により製造したA−B型のブロツク共重合体(31)〜(41)について、数平均分子量〔Mn〕、重量平均分子量〔Mw〕およびポリマ―分散度〔Mw/Mn〕を測定した。結果は、表9に示されるとおりであつた。なお、分子量の測定は、本文中に記載したGPC法により、行つたものである。
【0096】
Figure 0004572006
【0097】
比較製造例31
実施例31と同様の4つ口フラスコに、スチレン45.5g(438ミリモル)、アクリル酸n−ブチル182g(1,420ミリモル)、6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト1.13g(6.56ミリモル)、2−メルカプトエタノ―ル0.3g(3.84ミリモル)および酢酸エチル400mlを入れ、これにアゾイソブチロニトリル0.5gを加え、反応系を60℃で5時間加熱し重合した。重合後、酢酸エチルを留去し、減圧加熱(60℃)して、油状のランダム共重合体(42)を得た。このランダム共重合体(42)は、数平均分子量〔Mn〕が60.8×1,000、重量平均分子量〔Mw〕が122.3×1,000で、ポリマ―分散度〔Mw/Mn〕が2.01であつた。
【0098】
比較製造例32
実施例1と同様の4つ口フラスコに、スチレン45.5g(438ミリモル)、アクリル酸n−ブチル182g(1,420ミリモル)、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレ―ト1.19g(6.56ミリモル)、ドデカンチオ―ル0.3g(1.48ミリモル)および酢酸エチル400mlを入れ、これにアゾイソブチロニトリル0.5gを加え、反応系を60℃で5時間加熱して重合した。重合後、酢酸エチルを留去し、減圧加熱(60℃)して、油状のランダム共重合体(43)を得た。このランダム共重合体(43)は、数平均分子量〔Mn〕が59.4×1,000、重量平均分子量〔Mw〕が136×1,000で、ポリマ―分散度〔Mw/Mn〕が2.29であつた。
【0099】
実施例31
A−B型のブロツク共重合体(31)4gを酢酸エチル4mlで希釈し、これに、東芝シリコ―ン(株)製の「UV−9380C」〔ヨ―ドニウム塩系硬化触媒:ビス(ドデシルフエニル)ヨ―ドニウムヘキサフルオロアンチモネ―トを45重量%含む化学品〕120mgと、架橋助剤としてBEP(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3′,4′−エポキシシクロヘキシルカルボキシレ―ト)0.1gを加え、均一に混合して、エポキシ架橋前の粘着剤組成物溶液を調製した。これを、ギヤツプ100umのアプリケ―タを使用して、厚さが27μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルム(以下、PETフイルムという)の上に塗工した。120℃で5分間加熱乾燥後、高圧水銀灯により紫外線を室温で1.3J照射して、エポキシ架橋させることにより、上記ブロツク共重合体の架橋ポリマ―を含む粘着剤層を形成し、粘着シ―トを作製した。
【0100】
実施例32〜54
A−B型のブロツク共重合体の種類(使用量は変更なし)、オニウム塩系硬化触媒(光酸発生剤)の種類と量を、表10および表11のように変更し、またエポキシ系架橋助剤を同表記載(種類と量)のように配合し、または配合しなかつた以外は、実施例31と同様にして、エポキシ架橋前の23種の粘着剤組成物溶液を調製した。また、この各組成物溶液を用いて、紫外線照射量を同表記載のように設定した以外は、実施例31と同様にして、PETフイルム上に各ブロツク共重合体の架橋ポリマ―を含む粘着剤層を形成し、粘着シ―トを作製した。
【0101】
なお、表10には、参考のために、実施例31のA−B型のブロツク共重合体の種類、オニウム塩系硬化触媒の種類と量などについても、併記した。また、表10および表11において、オニウム塩系硬化触媒である「BBI−102」はビス(t−ブチルフエニル)ヨ―ドニウムヘキサフルオロフオスフエ―ト、「BBI−105」はビス(t−ブチルフエニル)ヨ―ドニウムトリフルオロメタンスルフオネ―ト、「TPS−105」はトリフエニルスルフオニウムトリフルオロメタンスルフオネ―ト、「DPI−105」はビフエニルヨ―ドニウムトリフルオロメタンスルフオネ―ト、「CD1012」はフエニル(3−ヒドロキシ−ペンタデシルフエニル)ヨ―ドニウムヘキサフルオロアンチモネ―トである。また、架橋助剤(エポキシ化合物)である「BEP」、「EGD」、「3EP」および「4EP」は、いずれも、前記本文中に記載のとおりのものである。
【0102】
比較例31,32
表11に示すように、ブロツク共重合体に代えて、ランダム共重合体(42),(43)を使用し(使用量は変更なし)、オニウム塩系硬化触媒(光酸発生剤)とエポキシ系架橋助剤の種類と量を、同表のように変更した以外は、実施例31と同様にして、エポキシ架橋前の2種の粘着剤組成物溶液を調製した。また、この各溶液を用いて、実施例31と同様にして、PETフイルム上に各ランダム共重合体の架橋ポリマ―を含む粘着剤層を形成し、粘着シ―トを作製した。
【0103】
Figure 0004572006
【0104】
Figure 0004572006
【0105】
上記の実施例31〜54および比較例31,32で作製した各粘着シ―トについて、下記の方法により、粘着力および保持力(凝集力)を測定した。これらの結果は、表12および表13に示されるとおりであつた。
【0106】
<粘着力の測定>
粘着シ―トを幅20mm、長さ80mmに切断し、これを幅40mm、長さ100mmのSUS−304板上に、重さ2Kgのゴムロ―ラを1 往復させて圧着したのち、室温で30分間放置した。これを引張り試験機により、25℃で、300mm/分の速度で引き剥がし、その剥離(180°ピ―ル)に要する力を求めた。測定は2個のサンプルについて行い、その平均値を求めた。
【0107】
<保持力の測定>
粘着シ―トを幅10mm、長さ20mmの接着面積でベ―クライト板に貼り付け、40℃で500gの荷重をかけて、1時間あたりの落下距離を測定した。一般に、上記の落下距離が小さいほど、凝集力が高いことが知られている。
【0108】
Figure 0004572006
【0109】
Figure 0004572006
【0110】
上記の表12および表13の結果から明らかなように、リビングラジカル重合により得られたブロツク共重合体をエポキシ架橋処理してなる架橋ポリマ―を主剤成分として含有する実施例31〜54の各粘着シ―トは、いずれも、粘着力および凝集力の大きい、すぐれた粘着特性を示すものであることがわかる。また、上記実施例31〜54の各粘着シ―トは、アクリル系ポリマ―ブロツクBに基づくすぐれた耐光性とエポキシ架橋に基づくすぐれた耐熱性を備え、さらにその製造に際して、大量の溶剤や水を用いないため、経済性、作業環境、安全性などの問題がなく、またポツトライフの問題も生じないなどの利点を有している。
【0111】
これに対し、通常のランダム共重合体をエポキシ架橋処理してなる架橋ポリマ―を主剤成分として含有する比較例31,32の粘着シ―トでは、上記粘着特性に劣り、とくに粘着力が明らかに小さくなつていることがわかる。
【0112】
つぎに、実施例61〜93として、A−B−A型のブロツク共重合体を架橋処理してなる架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物について、比較例61〜63の粘着剤組成物と対比して、説明することにする。
【0113】
なお、上記実施例で用いたA−B−A型のブロツク共重合体(61)〜(67)と、比較例で用いたランダム共重合体(68)は、それぞれ下記の製造例61〜67および比較製造例61により、製造したものである。また、これらの製造例において、製造原料としては、大部分は市販の原料を用いたが、分子内に水酸基を有する重合開始剤である、2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸2−ヒドロキシエチル(以下、単に2−H2MPNという)は、下記の方法で合成したものである。
【0114】
<2−H2MPNの合成>
過剰のエチレングリコ―ル44ml(788ミリモル)、トリエチルアミン100ml(717ミリモル)およびピリジン20ml(200ミリモル)を反応容器に入れ、これにアセトン800mlおよび2−ブロモイソブチリルブロミド150g(652ミリモル)を発熱反応を抑えるために氷浴で冷却しながら、添加した。16時間反応後、析出物をろ去し、これに酢酸エチル1リツトルと飽和食塩水500mlを加え、よく振とうした。しばらく静置したのち、上層の酢酸エチル層を希塩酸で2回、飽和食塩水500mlでも3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを除去したのち、酢酸エチルを減圧留去し、粗生成物を得た。このようにして得られた粗生成物を、蒸留法(87〜90℃/0.25mmHg)で精製して、目的物である2−H2MPNを得た。この2−H2MPNの収率は、88g(64重量%)であつた。
【0115】
製造例61
メカニカルスタ―ラ、窒素導入口、冷却管、ラバ―セプタムを備えた4つ口フラスコに、スチレン14.2g(137ミリモル)を加え、これに2,2′−ビピリジン1.3g(8.3ミリモル)を加え、系内を窒素置換した。これに窒素気流下、臭化銅410mg(2.84ミリモル)を加えて、反応系を90℃に加熱し、重合開始剤として2−H2MPNを600mg(2.84ミリモル)加えて重合を開始し、溶剤を加えずに窒素気流下、90℃で12時間重合した。重合率(加熱して揮発成分を除去したポリマ―重量を揮発成分を除去する前の重合溶液そのままのポリマ―重量で割つた値;以下同じ)が80重量%以上であることを確認したのち、これにアクリル酸n−ブチル85g(662ミリモル)をラバ―セプタムから添加し、さらに110℃で20時間加熱した。重合率が再び80重量%以上であることを確認してから、重合系にスチレン14.2g(137ミリモル)をラバ―セプタムから添加し、さらに90℃で20時間加熱した。このようにして得られた重合物を酢酸エチルに20重量%程度に希釈して、触媒をろ去した。最後に、酢酸エチルを留去し、減圧加熱(50℃)して、油状ポリマ―であるA−B−A型のブロツク共重合体(61)を製造した。
【0116】
製造例62
メカニカルスタ―ラ、窒素導入口、冷却管、ラバ―セプタムを備えた4つ口フラスコに、スチレン14.2g(137ミリモル)を加え、これに2,2′−ビピリジン1.3g(8.3ミリモル)を加え、系内を窒素置換した。これに窒素気流下、臭化銅410mg(2.84ミリモル)を加えて、反応系を90℃に加熱し、重合開始剤として2−H2MPNを600mg(2.84ミリモル)加えて重合を開始し、溶剤を加えずに窒素気流下、90℃で12時間重合した。重合率が80重量%以上であることを確認したのち、これにアクリル酸n−ブチル85g(662ミリモル)をラバ―セプタムから添加し、さらに110℃で20時間加熱した。重合率が再び80重量%以上であることを確認してから、重合系に6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト740mg(4.28ミリモル)を添加して、16時間重合した。最後に、重合系にスチレン14.2g(137ミリモル)をラバ―セプタムから添加し、さらに90℃で20時間加熱した。このようにして得られた重合物を酢酸エチルに20重量%程度に希釈して、触媒をろ去した。最後に、酢酸エチルを留去し、減圧加熱(50℃)して、油状ポリマ―であるA−B−A型のブロツク共重合体(62)を製造した。
【0117】
製造例63〜66
重合開始剤である2−H2MPNの使用量と、分子内に水酸基を有するアクリル系モノマ―である6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―トの使用量は変更せず、1段目のスチレンの仕込み量、2段目に添加するアクリル系モノマ―の種類と量、3段目に添加するスチレンの量を、表14のように変更した以外は、製造例62と同様の手法により、油状ポリマ―であるA−B−A型のブロツク共重合体(63)〜(66)を製造した。各重合に際し、臭化銅の使用量は重合開始剤と同モル量とし、2,2′−ビピリジンはその3倍モル量使用した。なお、表14には、参考のために、製造例62で使用した1〜3段目のモノマ―量なども併記した。
【0118】
表14において、「BA」はアクリル酸n−ブチル、「2EHA」はアクリル酸2−エチルヘキシル、「HA」はアクリル酸ヘキシルである。また、表14に記載される( )内の数値は、各原料成分のモル数(ミリモル)である。
【0119】
Figure 0004572006
【0120】
製造例67
メカニカルスタ―ラ、窒素導入口、冷却管、ラバ―セプタムを備えた4つ口フラスコに、スチレン14.2g(137ミリモル)を加え、これに2,2′−ビピリジン1.3g(8.3ミリモル)を加え、系内を窒素置換した。これに窒素気流下、臭化銅410mg(2.84ミリモル)を加えて、反応系を90℃に加熱し、重合開始剤として2−H2MPNを600mg(2.84ミリモル)加えて重合を開始し、溶剤を加えずに窒素気流下、90℃で12時間重合した。重合率が80重量%以上であることを確認したのち、これにアクリル酸n−ブチル85g(662ミリモル)をラバ―セプタムから添加し、さらに110℃で20時間加熱した。重合率が再び80重量%以上であることを確認してから、重合系にスチレン14.2g(137ミリモル)をラバ―セプタムから添加し、さらに90℃で20時間加熱した。最後に、重合系に6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト740mg(4.28ミリモル)を添加して、16時間重合した。このようにして得られた重合物を酢酸エチルに20重量%程度に希釈して、触媒をろ去した。最後に、酢酸エチルを留去し、減圧加熱(50℃)して、油状ポリマ―であるA−B−A型のブロツク共重合体(67)を製造した。
【0121】
上記の製造例61〜67で製造したA−B−A型のブロツク共重合体(61)〜(67)について、数平均分子量〔Mn〕、重量平均分子量〔Mw〕およびポリマ―分散度〔Mw/Mn〕を測定した。結果は、表15に示されるとおりであつた。分子量の測定は、本文中に記載したGPC法により、行つたものである。
【0122】
Figure 0004572006
【0123】
比較製造例61
メカニカルスタ―ラ、窒素導入口、冷却管、ラバ―セプタムを備えた4つ口フラスコに、スチレン45.5g(438ミリモル)、アクリル酸n−ブチル182g(1,420ミリモル)、2−メルカプトエタノ―ル0.3g(3.84ミリモル)、6−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト1.13g(6.56ミリモル)および酢酸エチル400mlの混合物を投入し、これにアゾイソブチロニトリル0.5gを加え、反応系を60℃で5時間加熱して、重合した。最後に、酢酸エチルを留去し、減圧加熱(60℃)して、油状ポリマ―であるランダム共重合体(68)を製造した。このランダム共重合体は、数平均分子量〔Mn〕が60.8×1,000、重量平均分子量〔Mw〕が122.3×1,000で、ポリマ―の分散度〔Mw/Mn〕が2.01であつた。
【0124】
実施例61
A−B−A型のブロツク共重合体(61)4gを酢酸エチル2mlで希釈し、これに架橋触媒としてジブチル錫ラウリレ―トの1重量%トルエン溶液300mgと、架橋剤としてジフエニルメタンジイソシアネ―トの10重量%トルエン溶液300mgとを加え、架橋処理前の粘着剤用組成物とした。つぎに、この組成物を、ギヤツプ200μmのアプリケ―タにより、厚さが25μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルム(以下、PETフイルムという)の上に塗布し、120℃で5分間、50℃で16時間加熱乾燥、架橋処理し、上記ブロツク共重合体(61)の架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物層を形成し、粘着シ―トとした。
【0125】
実施例62〜74
ブロツク共重合体と多官能イソシアネ―トの種類を、表16,表17のように変更し(両成分の使用量は変更なし)、他は実施例61と同様にして、PETフイルム上に各ブロツク共重合体の架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物層を形成し、粘着シ―トとした。なお、表16には、参考のために、実施例61で使用したブロツク共重合体と多官能イソシアネ―トの種類についても、併記した。
【0126】
比較例61,62
ブロツク共重合体(61)に代えてランダム共重合体(68)を使用し、また多官能イソシアネ―トとして表17に記載のものを使用し(両成分の使用量は変更なし)、他は実施例61と同様にして、PETフイルム上に上記ランダム共重合体の架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物層を形成し、粘着シ―トを作製した。
【0127】
Figure 0004572006
【0128】
Figure 0004572006
【0129】
実施例75
A−B−A型のブロツク共重合体(61)4gを酢酸エチル4mlで希釈し、これに、東芝シリコ―ン(株)製の「UV−9380C」〔ヨ―ドニウム塩系硬化触媒:ビス(ドデシルフエニル)ヨ―ドニウムヘキサフルオロアンチモネ―トを45重量%含む化学品〕120mgと、架橋助剤としてBEP(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3′,4′−エポキシシクロヘキシルカルボキシレ―ト)0.1gを加え、均一に混合し、架橋処理前の粘着剤用組成物溶液を調製した。これを、ギヤツプ100umのアプリケ―タを使用して、厚さが25μmのPETフイルムの上に塗工した。120℃で5分間加熱乾燥後、高圧水銀灯により紫外線を室温で1.3J照射して、架橋処理し、上記ブロツク共重合体(61)の架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物層を形成し、粘着シ―トを作製した。
【0130】
実施例76〜93
ブロツク共重合体の種類(使用量は変更なし)、オニウム塩系硬化触媒(光酸発生剤)とエポキシ系架橋助剤の種類と量を、表18のように変更した以外は、実施例75と同様にして、架橋処理前の粘着剤用組成物溶液を調製した。また、この各組成物溶液を用いて、紫外線照射量を同表記載のように設定した以外は、実施例75と同様にして、PETフイルム上に各ブロツク共重合体の架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物層を形成し、粘着シ―トを作製した。なお、表18には、参考のために、実施例75で使用したブロツク共重合体の種類、オニウム塩系硬化触媒の種類と量などについても、併記した。
【0131】
表18において、オニウム塩系硬化触媒である「BBI−102」はビス(t−ブチルフエニル)ヨ―ドニウムヘキサフルオロフオスフエ―ト、「BBI−105」はビス(t−ブチルフエニル)ヨ―ドニウムトリフルオロメタンスルフオネ―ト、「TPS−105」はトリフエニルスルフオニウムトリフルオロメタンスルフオネ―ト、「DPI−105」はビフエニルヨ―ドニウムトリフルオロメタンスルフオネ―ト、「CD1012」はフエニル(3−ヒドロキシ−ペンタデシルフエニル)ヨ―ドニウムヘキサフルオロアンチモネ―トである。また、エポキシ系架橋助剤である「BEP」、「EGD」、「3EP」および「4EP」は、いずれも、前記本文中に記載のとおりのものである。
【0132】
比較例63
表18に示すように、ブロツク共重合体に代えて、ランダム共重合体(68)を使用し(使用量は変更なし)、オニウム塩系硬化触媒(光酸発生剤)とエポキシ系架橋助剤の種類と量を、同表のように変更した以外は、実施例75と同様にして、架橋処理前の粘着剤用組成物溶液を調製した。また、この各組成物溶液を用いて、実施例75と同様にして、PETフイルム上に上記ランダム共重合体の架橋ポリマ―を含有する粘着剤組成物層を形成し、粘着シ―トを作製した。
【0133】
Figure 0004572006
【0134】
上記の実施例61〜93および比較例61〜63の各粘着シ―トについて、下記の方法により、粘着力および凝集力(クリ―プ)を測定した。これらの測定結果は、表19,表20に示されるとおりであつた。
【0135】
<粘着力>
粘着シ―トを幅20mm,長さ80mmに切断し、これを幅40mm,長さ100mmのSUS−304板上に、重さ2Kgのゴムロ―ラを1往復させて圧着したのち、室温で30分間放置した。これを引張り試験機を用いて、25℃で、300mm/分の速度で引き剥がし(180°ピ―ル)、その剥離に要する力を測定した。測定は2個のサンプルについて行い、その平均値を求めた。
【0136】
<凝集力>
粘着シ―トを幅10mm,長さ20mmの接着面積でベ―クライト板に貼り付け、40℃で500gの荷重をかけ、1時間あたりの落下(ずれ)距離を測定した。この距離が小さいほど凝集力が大きいことが一般に知られている。
【0137】
Figure 0004572006
【0138】
Figure 0004572006
【0139】
上記の表19,表20から明らかなように、本発明の実施例61〜93の各粘着シ―トは、いずれも、粘着力および凝集力の大きい、すぐれた粘着特性を示すが、比較例61〜63の粘着シ―トは、粘着力に劣つていることがわかる。
【0140】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、スチレン系ポリマ―ブロツクAとアクリル系ポリマ―ブロツクBとが少なくとも2ブロツク結合したブロツク共重合体、たとえば、A−B型またはB−A型のブロツク共重合体や、A−B−A型のブロツク共重合体を、リビングラジカル重合法により無溶剤または少量の溶剤を用いて生成し、これを架橋処理した架橋ポリマ―を粘着剤の主剤成分としたことにより、従来のような安全性や経済性の問題を生じずに、アクリル系ポリマ―ブロツクBに基づく本来の耐光性の向上効果に加えて、粘着特性を十分に満足する、とくに粘着力および凝集力のバランス特性にすぐれた、また耐熱性にもすぐれた粘着剤組成物およびその製造方法と粘着シ―ト類を提供できる。

Claims (15)

  1. スチレン系モノマーと、式(1A);CH2=C(R1 )COOR2 (式中、R1 は水素またはメチル基、R2 は炭素数2〜14のアルキル基である)で表されるアクリル系モノマーとを遷移金属とその配位子の存在下、重合開始剤を使用して、適宜のモノマー順にリビングラジカル重合すると共に、この重合に際し、重合開始剤として分子内にエポキシ基または水酸基を有する重合開始剤を使用するか、または/および、重合系に分子内にエポキシ基または水酸基を有する単量体を重合転化率が80重量%以上となる重合後期に添加することにより、スチレン系ポリマーブロックAとアクリル系ポリマーブロックBとが少なくとも2ブロック結合した、ポリマー鎖中にエポキシ基または/および水酸基を有するブロック共重合体を生成し、ついで、このブロック共重合体を架橋処理して架橋ポリマーを生成することを特徴とする粘着剤組成物の製造方法。
  2. ブロック共重合体は、A−B型またはB−A型のブロック共重合体である請求項1に記載の粘着剤組成物の製造方法
  3. スチレン系ポリマーブロックAがブロック共重合体全体の50重量%を超えない範囲である請求項2に記載の粘着剤組成物の製造方法
  4. ブロック共重合体は、A−B−A型のブロック共重合体である請求項1に記載の粘着剤組成物の製造方法
  5. スチレン系ポリマーブロックAがブロック共重合体全体の60重量%を超えない範囲である請求項4に記載の粘着剤組成物の製造方法
  6. ブロック共重合体は、ポリマー鎖中に水酸基を有するものであり、このブロック共重合体に多官能イソシアネートを加えて、加熱により架橋処理する請求項1〜5のいずれかに記載の粘着剤組成物の製造方法
  7. ブロック共重合体は、ポリマー鎖中にエポキシ基またはこれと水酸基を有するものであり、このブロック共重合体にオニウム塩系硬化触媒またはこれとエポキシ系架橋助剤を加えて、紫外線照射によりエポキシ架橋処理する請求項1〜5のいずれかに記載の粘着剤組成物の製造方法
  8. ブロック共重合体は、ポリマー鎖中に水酸基を有するものであり、これにオニウム塩系硬化触媒とともにエポキシ系架橋助剤を加えて、エポキシ架橋処理する請求項1〜5のいずれかに記載の粘着剤組成物の製造方法
  9. ブロック共重合体は、分子鎖末端に水酸基を有する請求項6に記載の粘着剤組成物の製造方法。
  10. ブロック共重合体は、分子鎖末端にエポキシ基またはこれと水酸基を有する請求項7に記載の粘着剤組成物の製造方法。
  11. ブロック共重合体は、分子鎖末端に水酸基を有する請求項8に記載の粘着剤組成物の製造方法。
  12. 遷移金属がCu、Ru、Fe、Rh、VまたはNiであり、その配位子がビピリジン誘導体、メルカプタン誘導体またはトリフルオレート誘導体である請求項1〜11のいずれかに記載の粘着剤組成物の製造方法。
  13. 遷移金属と配位子の組み合わせがCu+1−ビピリジン錯体である請求項12に記載の粘着剤組成物の製造方法。
  14. 重合開始剤がα−位にハロゲンを含有するエステル系誘導体である請求項1〜13のいずれかに記載の粘着剤組成物の製造方法。
  15. 支持体上に請求項1〜14のいずれかに記載の方法で製造された粘着剤組成物からなる層を設けたことを特徴とする粘着シート類。
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