以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の半導体記憶装置の状態遷移図を示している。まず、半導体記憶装置は、パワーオンにより、アイドルモードになる。そして、アイドルモード中に読み出しコマンドまたは書き込みコマンドを受け付けると、動作モードに移行し、読み出し動作または書き込み動作が実行される。読み出し動作または書き込み動作の実行後は、自動的にアイドルモードに戻る。また、アイドルモード中にセルフリフレッシュコマンドを受け付けると、セルフリフレッシュモードに移行し、セルフリフレッシュを実行する。ここで、セルフリフレッシュモードでは、リフレッシュアドレスが自動で発生され、メモリセルのリフレッシュ動作が順次に実行される。
また、半導体記憶装置は、アイドルモード中に所定の信号の状態を検出して低消費電力モードに移行する。後述する第1の実施形態では、チップイネーブル信号CE2を受けて低消費電力モードに移行する。すなわち、チップイネーブル信号CE2は、所定の内部回路を非活性化するリセット機能とともに、チップを低消費電力モードに移行する機能を有している。第2の実施形態では、チップイネーブル信号/CE1、CE2によるコマンド入力を受けて、低消費電力モードに移行する。第3の実施形態では、専用の低消費電力モード信号/LPを受けて、低消費電力モードに移行する。半導体記憶装置は、低消費電力モード中に所定の信号の状態を検出して低消費電力モードを解除する。
図2は、本発明の半導体記憶装置の基本原理を示している。半導体記憶装置は、エントリ回路1、内部電圧発生回路2、外部電圧供給回路3、および内部回路4を有している。
内部電圧発生回路2は、パワーオン後の各モードにおいて、内部電圧を発生し、この内部電圧を内部回路4に供給している。エントリ回路1は、制御信号を受け、制御信号の所定の状態を検出したときに、内部電圧発生回路2を非活性化する。内部電圧発生回路2の非活性化により、内部電圧の発生は停止される。同時に、エントリ回路1は、外部電圧供給回路3を活性化する。外部電圧供給回路3は、電源電圧を内部電圧として内部回路に供給する。そして、半導体記憶装置は、低消費電力モードに移行する。
図3は、本発明の半導体記憶装置、その動作方法、その制御方法、メモリシステムおよびメモリの制御方法の第1の実施形態を示している。この実施形態の半導体記憶装置は、p形シリコン基板上にCMOSプロセス技術を使用して、DRAMとして形成されている。
DRAMは、VII起動回路10、VDD起動回路12、ローパワーエントリ回路14、コマンドデコーダ16、内部電圧発生回路18、およびチップ本体20を備えている。内部電圧発生回路18は、ローパスフィルタ22、参照電圧発生回路24、VDD供給回路26、昇圧回路28、プリチャージ電圧発生回路30、内部電源電圧発生回路32、基板電圧発生回路34、およびVSS供給回路36を有している。チップ本体20は、メモリコア38および周辺回路40を有している。ここで、ローパワーエントリ回路14は、図2に示したエントリ回路1に対応し、VDD供給回路26およびVSS供給回路36は、図2に示した外部電圧供給回路3に対応している。
DRAMには、外部から電源電圧VDD(例えば2.5V)、接地電圧VSS、制御信号であるチップイネーブル信号/CE1、CE2、および複数のアドレス信号AD、データ入出力信号DQ、他の制御信号CNが供給されている。このDRAMは、アドレスマルチプレクス方式を採用していないため、アドレス信号ADは、読み出し動作毎および書き込み動作毎に一度に供給される。電源電圧VDDおよび接地電圧VSSは、メモリコア38の一部の回路を除いて、ほとんどの回路に供給されている。なお、信号名の頭に“/”が付く信号は、負論理の信号である。また、以降の説明では、“アドレス信号AD”を“AD信号”のように、信号名を略して称する場合がある。
/CE1信号は、読み出し動作および書き込み動作等を実行するときに低レベルにされ、DRAMを活性化する信号である。CE2信号は、リセット信号として機能し、低レベルの時にチップ本体20の所定の内部回路を非活性化する信号である。
VII起動回路10は、内部電源電圧VIIおよび接地電圧VSSを受け、起動信号STTVIIをチップ本体20に出力している。VII起動回路10は、パワーオン後に内部電源電圧VIIが所定の電圧になるまでチップ本体20をリセットしその誤動作を防止するための回路である。VDD起動回路12は、電源電圧VDDおよび接地電圧VSSを受け、起動信号STTCRXを出力している。VDD起動回路12は、パワーオン後に電源電圧VDDが所定の電圧になるまでローパワーエントリ回路14を非活性化し、その誤動作を防止するための回路である。
ローパワーエントリ回路14は、起動信号STTCRXおよびCE2信号を受け、ローパワー信号ULPを活性化する回路である。
コマンドデコーダ16は、/CE1信号および他の制御信号CNを受けてコマンドを解読し、解読したコマンドを内部コマンド信号として周辺回路40に出力している。
ローパスフィルタ22は、電源電圧VDDを受け、これに含まれるノイズを除去する機能を有している。ノイズの除去された電源電圧VDDは、参照電圧発生回路24等に供給されている。低消費電力モードでは、ローパスフィルタ22内にあるスイッチがオフし、参照電圧発生回路24に電源電圧VDDが供給されなくなり、電流の消費がなくなる。
参照電圧発生回路24は、電源電圧VDDを受け、参照電圧VPREF(例えば1.5V)、VPRREFL(例えば0.8V)、VPRREFH(例えば1.2V)およびVRFV(例えば2.0V)を発生している。
VDD供給回路26は、低消費電力モード時に、ブースト電圧VPPおよび内部電源電圧VIIを電源電圧VDDにする回路である。
昇圧回路28は、参照電圧VPREFを受け、ブースト電圧VPP(例えば3.7V)を発生し、メモリコア38に供給している。プリチャージ電圧発生回路30は、参照電圧VPRREFLおよび参照電圧VPRREFHを受け、メモリコア38に供給するためのプリチャージ電圧VPR(例えば1.0V)を発生ししている。内部電源電圧発生回路32は、参照電圧VRFVを受け、メモリコア38および周辺回路40に供給するための内部電源電圧VII(例えば2.0V)を発生している。
基板電圧発生回路34は、参照電圧VRFVを受け、基板およびメモリセルのpウエルに供給するための基板電圧VBB(例えば-1.0V)を発生している。VSS供給回路36は、低消費電力モード時に、プリチャージ電圧VPRおよび基板電圧VBBを接地電圧VSSにする回路である。
図4は、昇圧回路28およびプリチャージ電圧発生回路30の詳細を示している。昇圧回路28は、直列に接続された抵抗R1、R2と、差動増幅器28aと、ポンプ回路28bと、nMOS28cと、nMOS28cのゲートを制御するスイッチ回路28dとで構成されている。抵抗R1の一端には、ブースト電圧VPPが供給され、抵抗R2の一端には、nMOS28cを介して接地電圧VSSが供給されている。抵抗R1、R2の接続ノードからは、分圧された電圧V1が生成されている。nMOS28cは、低消費電力モード時にスイッチ回路28dからの電源電圧VDDを受ける。差動増幅器28aは、例えば、カレントミラー回路を電流源とするMOS差動増幅回路により形成されている。差動増幅器28aは、電圧V1が参照電圧VPREFより低い場合に高レベルを出力する。ポンプ回路28bは差動増幅器28aからの高レベルを受け、ポンピング動作を開始する。このポンピング動作によりVPPが上昇し、電圧V1が上昇する。電圧V1が参照電圧VPREFと一致すると(すなわち1.5V)、差動増幅器28aの出力は、低レベルになりポンピング動作が停止する。この動作を繰り返すことでブースト電圧VPPが一定の電圧に保持される。
プリチャージ電圧発生回路30は、出力が互いに接続された2つの差動増幅器30a、30bで構成されている。差動増幅器30aには、参照電位VPRREFLとプリチャージ電圧VPRが供給されている。差動増幅器30bには、参照電位VPRREFHとプリチャージ電圧VPRが供給されている。そして、これ等差動増幅器30a、30bにより、参照電圧VPRREFL、VPRREFHの中間の値のプリチャージ電圧VPRが生成されている。
図5は、内部電源電圧発生回路32および基板電圧発生回路34の詳細を示している。内部電源電圧発生回路32は、負帰還型の差動増幅器32aと、補償回路32bと、nMOSからなるレギュレータ32cと、nMOS32dと、nMOSのゲートを制御するスイッチ回路32eとで構成されている。差動増幅器32aは、参照電圧VRFVおよび補償回路32bで生成される電圧V2を受け、ノードVGに所定の電圧を与える回路である。補償回路32bは、ダイオード接続されたnMOSおよび抵抗R3、R4を、ノードVGと接地VSSとの間に直列に配置している。電圧V2は、抵抗R3、R4の接続ノードに発生する電圧である。レギュレータ32cは、ゲートがノードVGに接続され、ドレインが電源電圧VDDを受け、ソースが内部電源電圧VIIを発生している。
nMOS32dは、ソースが接地され、ドレインがノードVGに接続されている。スイッチ回路32eは、低消費電力モード時にnMOS32dのゲートに電源電圧VDDを与える回路である。nMOS32dは、低消費電力モード時にスイッチ回路32eからの電源電圧VDDを受け、ノードVGを接地レベルに固定する。
この内部電源電圧発生回路32では、例えば、周囲温度の上昇により、レギュレータ32cの閾値が下がった際に、補償回路32bのnMOSの閾値がともに下がるため電圧V2が上昇する。差動増幅器32aは、電圧V2の上昇を受けてノードVGの電圧を下げる。そして、nMOS32cのソース・ドレイン間電流が一定にされ、内部電源電圧VIIは、一定になる。
基板電圧発生回路34は、発振回路34aとポンピング回路34bとで構成されている。発振回路34aは、制御信号VBBENの高レベルを受け、発振動作を開始し、発振信号OSCを出力する回路である。ポンピング回路34bは、発振回路34aからの発振信号OSCを受けて電荷の充放電を繰り返すキャパシタと、キャパシタの一端に接続され、ダイオード接続されたnMOSトランジスタとを有している。そして、アノードに接続されたp形基板の電荷をポンピング動作で引き抜くことで基板電圧VBBを下げている。基板電圧VBBを負にすることで、基板効果によるメモリセルの閾値の変動の影響が小さくなる等の効果が得られるので、メモリセルの特性が向上する。
図6は、メモリコア38の要部の詳細を示している。メモリコア38は、メモリセルMC、nMOSスイッチ42a、42b、プリチャージ回路44およびセンスアンプ46を備えている。メモリセルMCは、データ転送用のnMOSとキャパシタとで構成されている。nMOSのゲートには、ワード線WL0(またはWL1)が接続されている。nMOSスイッチ42a、42bは、メモリセルMC側のビット線BL(または/BL)と、センスアンプSA側のビット線BL(または/BL)との接続を制御している。nMOSスイッチ42a、42bのゲートには、制御信号BTが供給されている。
プリチャージ回路44は、3つのnMOS44a、44b、44cで構成されている。nMOS44aのソース・ドレインは、ビット線BL、/BLにそれぞれ接続されている。nMOS44b、44cのソース・ドレインの一方は、それぞれビット線BL、/BLに接続され、他方には、プリチャージ電圧VPRが供給されている。nMOS44a、44b、44cのゲートには、ビット線制御信号BRSが供給されている。
センスアンプ46は、2つのCMOSインバータの入力と出力を互いに接続して構成されている。各CMOSインバータの出力は、それぞれビット線/BL、BLに接続されている。各CMOSインバータのpMOSのソースおよびnMOSのソースは、電源線PSA、NSAにそれぞれ接続されている。各電源線PSA、NSAは、スタンバイ時とセンスアンプの非活性時にVPRレベルになり、ビット線の増幅時には、内部電源電圧VIIおよび接地電圧VSSにそれぞれ変化する。
図7は、上述した半導体記憶装置のパワーオン、低消費電力モードへの移行(エントリ)、および低消費電力モードからの解除(イグジット)の動作を示している。まず、パワーオンにより電源電圧VDDが徐々に上昇する(図7(a))。図3に示したVDD起動回路12は、電源電圧VDDが所定の電圧になるまで、起動信号STTCRXを非活性化(低レベル)している(図7(b))。この制御により、パワーオン時にローパワーエントリ回路14が誤動作してULP信号が活性化することが防止される。DRAMを制御する外部のコントローラ(CPU、メモリコントローラ等)は、CE2信号を電源電圧VDDが動作保証電圧VDDmin.になってから所定の期間T0後に高レベルにする(図7(c))。
この後、DRAMは、スタンバイ状態になり、あるいは通常動作を実行する。外部のコントローラは、DRAMを低消費電力モードに移行する際、CE2信号を低レベルにする(図7(d))。ローパワーエントリ回路14は、STTCRX信号の高レベル時にCE2信号の立ち下がりエッジを受けて、ULP信号を活性化(高レベル)する(図7(e))。
内部電圧発生回路18のローパスフィルタ22は、ULP信号の高レベルを受けて、参照電圧発生回路24への電源電圧VDDの供給を停止し、代わりにVSS供給回路36からの接地電圧VSSを供給する。参照電圧発生回路24は、この接地電圧VSSを受けて、参照電圧VPREF、VPRREFL、VPRREFH、VRFVを接地レベルにする。図4に示した昇圧回路28のnMOS28c、および図5に示した内部電源電圧発生回路32のnMOS32dはオフになる。この結果、昇圧回路28、プリチャージ電圧発生回路30、内部電源電圧発生回路32、および基板電圧発生回路34が非活性化され、動作を停止する。このため、低消費電力モード時には、従来動作していた全ての回路が停止する。したがって、低消費電力モード時の消費電力は、従来に比べ大幅に低減される。
これ等回路の非活性化により、ブースト電圧VPP、プリチャージ電圧VPR、内部電源電圧VII、基板電圧VBBの生成は停止される。しかし、ブースト電圧VPPおよび内部電源電圧VIIは、VDD供給回路26により電源電圧VDDになり、基板電圧VBBおよびプリチャージ電圧VPRは、VSS供給回路36により接地電圧VSSになる。したがって、チップ本体20の内部回路にリークパスが生じることが防止される。
外部のコントローラは、低消費電力モードを解除する際、CE2信号を高レベルにする(図7(f))。ローパワーエントリ回路14は、CE2信号の高レベルを受けてULP信号を非活性化(低レベル)する(図7(g))。ローパスフィルタ22は、ULP信号の非活性化を受け、参照電圧発生回路24に電源電圧VDDを供給する。VDD供給回路26およびVSS供給回路36は、ULP信号の非活性化を受け、電源電圧VDDおよび接地電圧VSSの供給を停止する。そして、昇圧回路28、プリチャージ電圧発生回路30、内部電源電圧発生回路32、および基板電圧発生回路34が再び活性化され、動作を開始する。ここで、DRAMは、CE2信号の高レベルから時間T1後にアイドルモードになる。時間T1は、各内部電圧VPP、VPR、VII、VBBが所定の電圧に安定するまでの時間である。
図8は、第1の実施形態の半導体記憶装置を携帯電話に使用した例を示している。この携帯電話は回路基板上に本実施形態のDRAM、およびCPU、フラッシュメモリを搭載している。CPUは、DRAMおよびフラッシュメモリに対するデータの読み書きを制御している。DRAMは、ワークメモリとして使用され、フラッシュメモリは、携帯電話のオフ時および待ち状態時のバックアップメモリとして使用されている。
図9は、図8に示した携帯電話の使用状態を示している。この例では、携帯電話が待ち状態のときにDRAMは、CPUの制御により低消費電力モードになっている。このとき、DRAMの消費電力は、フラッシュメモリのスタンバイ時の消費電力と同程度である。
この後、携帯電話が待ち状態から通話状態になると、CPUは、図8に示したCE2信号を高レベルにする。DRAMがアイドルモードになった後、フラッシュメモリに保持されているデータがDRAMに転送される(図9(a))。そして、通話中は、DRAMがワークメモリとして使用される。ここで、通話状態とは、データの伝送を含んでいる。
通話状態から待ち状態になると、DRAMのデータのうち保持の必要データがフラッシュメモリに待避される(図9(b))。この後、CPUは、CE2信号を低レベルにし、DRAMを低消費電力モードに移行させる。DRAMは、低消費電力モードにリフレッシュ動作を行わないため、不要なデータは消失される。電源のオフ時には、必要なデータは、フラッシュメモリに保持されている。
このように、第1の実施形態のDRAMを携帯電話のワークメモリに適用することで、携帯電話の待ち状態時の消費電力は、大幅に低減される。なお、DRAMおよびフラッシュメモリの制御は、CPUではなく、専用のメモリコントローラ等を使用して行ってもよい。また、データの転送は、待ち状態と通話状態の切り替え時に限らず、通話中に必要に応じて行ってもよい。さらに、データのバックアップ用のメモリは、フラッシュメモリに限らずSRAMでもよい。データを携帯電話の基地局等のサーバに待避してもよい。
図10は、図8に示した携帯電話の制御状態を示すフローチャートである。まず、ステップS1において、パワーオン時に低消費電力モードへ移行することが防止される。具体的には、図7に示したように、VDD起動回路12のSTTCRX信号の活性化タイミングにより誤動作が防止される。
次に、ステップS2において、CPUは、CE2信号を低レベルにし、DRAMを低消費電力モードに移行させる。ステップS3において、携帯電話は、待ち状態になる。次に、ステップS4において、CPUは、電源がオフされたかどうかを検出する。電源がオフされたときには、制御が終了する。電源がオフされないときには、制御はステップS5に移行する。
ステップS5において、CPUは、通話状態になるまで待ち状態を繰り返す。通話状態になった場合、制御は、ステップS6に移行される。ステップS6において、CPUは、CE2信号を高レベルにし、DRAMを低消費電力モードからアイドルモードに移行させる。そして、図3に示した各電源回路28、30、32、34が再起動される。
次に、ステップS7において、CPUは、フラッシュメモリ(Flash)に保持されているデータをDRAMに転送(復帰)する。次に、ステップS8において、通話あるいはデータ伝送が行われる。
ステップS9において、CPUは、待ち状態になったかどうかを検出する。待ち状態にならないときに、制御は再びステップS7に移行する、待ち状態になったときに、制御はステップS10に移行する。ステップS10において、CPUは、DRAMのデータのうち保持が必要データをフラッシュメモリに転送(待避)する。そして、制御は再びステップS2に移行され、携帯電話は、再び待ち状態になる。DRAMは低消費電力モードになる。
以上、本発明の半導体記憶装置およびその制御方法では、低消費電力モード時に、昇圧回路28、プリチャージ電圧発生回路30、内部電源電圧発生回路32、および基板電圧発生回路34の動作を停止した。このため、低消費電力モード時の消費電力を従来に比べ大幅に低減できる。低消費電力モード時に、ブースト電圧VPP、内部電源電圧VII、および基板電圧VBB、プリチャージ電圧VPRを、それぞれ電源電圧VDDおよび接地電圧VSSにした。このため、チップ本体20の内部回路にリークパスが生じることを防止でき、消費電力を低減できる。
従来より存在するCE2信号を利用してDRAMを低消費電力モードに移行した。このため、外部端子の種類および数を従来と同一にできる。したがって、DRAMを使用するユーザは、低消費電力モードの追加により、回路基板の大幅な変更を行う必要はない。パワーオン時に、VDD起動回路12は、電源電圧VDDが所定の電圧になるまで、起動信号STTCRXを非活性化(低レベル)した。このため、パワーオン時にローパワーエントリ回路14が誤動作してULP信号が活性化し、DRAMが低消費電力モードに移行することを防止できる。
パワーオン時に、CE2信号を電源電圧VDDが動作保証電圧VDDmin.になってから所定の期間T0後に高レベルにする仕様とした。このため、パワーオン時に誤って低消費電力モードに移行することを防止できる。したがって、本発明のDRAMを携帯電話のワークメモリに適用することで、携帯電話の待ち状態時の消費電力を大幅に低減できる。また、誤動作を防止できる。
図11は、本発明の半導体記憶装置、その動作方法およびその制御方法の第2の実施形態を示している。なお、第1の実施形態で説明した回路と同一の回路については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、ローパワーエントリ回路50には、/CE1信号およびCE2信号が供給されている。コマンドデコーダ52には、/CE1信号、CE2信号および他の制御信号CNが供給されている。それ以外の構成は、上述した第1の実施形態と同一である。
図12は、ローパワーエントリ回路50の詳細を示している。ローパワーエントリ回路50は、タイミング調整回路54a、54bと、レベルシフタ56と、RSフリップフロップ58と、組み合わせ回路60とを有している。
タイミング調整回路54aは、一方の入力に遅延回路54cを接続した2入力NORゲートと、一方の入力に遅延回路54cを接続した2入力NANDゲートとを複数縦続に接続して形成されている。各遅延回路54cは、縦属接続された偶数個のインバータの間にMOS容量を配置している。タイミング調整回路54aは、チップイネーブル信号CE2Zの立ち下がりエッジを約100ns遅らせてノードND1に出力する機能を有している。CE2Z信号は、外部から供給されたCE2信号を入力バッファ(図示せず)で受けた信号である。タイミング調整回路54bは、タイミング調整回路54aと同一の回路である。タイミング調整回路54bは、ノードND3に伝達される信号の立ち下がりエッジを約100ns遅らせる機能を有している。
レベルシフタ56は、直列に接続されたpMOSおよびnMOSを2組有している。各nMOSのゲートは、ロウアドレスストローブ信号RASXの反転信号および同相の信号をそれぞれ受けている。RASX信号の反転信号および同相の信号を生成するインバータには、内部電源電圧VIIおよび接地電圧VSSが供給されている。RASX信号は、ワード線を活性化するときに低レベルになる制御信号である。pMOSのゲートには、対向するpMOSのドレインがそれぞれ接続されており、RASX信号の正論理をゲートで受けるnMOSのドレイン(出力ノード)は、RSフリップフロップ58に接続されている。各pMOSのソースには、電源電圧VDDが供給され、各nMOSのソースには、接地電圧VSSが供給されている。
RSフリップフロップ58は、2つの2入力NORゲートで構成されている。出力ノードND2に対応する一方の入力には、起動信号STTCRXが供給され、他方の入力には、レベルシフタ56の出力信号が供給されている。
組み合わせ回路60は、ノードND1、ND2、およびチップイネーブル信号CE1Xの低レベルを受けて、出力ノードND3を低レベルにする回路である。CE1X信号は、外部から供給された/CE1信号を入力バッファ(図示せず)で受けた信号であり、負論理の信号である。そしてタイミング調整回路54bは、ノードND3の低レベルを受けて約100ns後にインバータを介してULP信号を活性化(高レベル)している。
図13は、ローパワーエントリ回路50の動作を示している。まず、パワーオン時にSTTCRX信号が低レベルになり、/CE1信号の電圧が電源電圧VDDに追従して上昇される。このようにすることで、誤動作が防止される。
パワーオンから所定時間後にSTTCRXが高レベルになる(図13(a))。この後、DRAMを制御する外部のコントローラは、CE2信号を高レベルにする(図13(b))。ここまでのタイミングは、第1の実施形態と同一である。CE2Z信号の高レベルにより、図12に示したノードND1は高レベルになる(図13(c))。
この後、イニシャルサイクルが実行され、RASX信号が低レベルになる(図13(d))。RSフリップフロップ58は、RASX信号の低レベルを受けて、ノードND2を高レベルにする(図13(e))。この後、図11に示した内部電圧発生回路18の動作が開始される。
次に、低消費電力モードに移行するためのエントリコマンドが供給される。この実施形態では、CE2信号を低レベルにした後、所定時間後に/CE1信号を低レベルにすることで、DRAMは低消費電力モードに移行する。
タイミング調整回路54aは、CE2Z信号の低レベルを受け、約100ns後にノードND1を低レベルにする(図13(f))。CE2Z信号の立ち下がりエッジから、100ns以上後にCE1X信号が低レベルにされる(図13(g))。図12に示した組み合わせ回路60は、CE1Z信号の低レベルおよびノードND1の低レベルを受けて、ノードND3を低レベルにする(図13(h))。タイミング調整回路54bは、ノードND3の低レベルを受け、約100ns後にインバータを介してULP信号を高レベルにする(図13(i))。そして、DRAMは、低消費電力モードになる。
このように、DRAMは、コマンド入力により、低消費電力モードに移行する。このとき、図12に示したレベルシフタ56のインバータには、内部電源電圧VIIの代わりに電源電圧VDDが供給される。このため、レベルシフタ56は、nMOSのゲートが確実にオフすることで、リークパスの発生が防止される。
また、低消費電力モードから解除する際は、まず、CE1X信号が高レベルにされる(図13(j))。組み合わせ回路60は、CE1Xの高レベルを受け、ノードND3を高レベルになり(図13(k))、ULP信号が低レベルになる(図13(l))。CE1X信号の立ち上がりエッジから、200μs後にCE2Z信号が高レベルにされる(図13(m))。CE2Z信号が高レベルにより、ノードND1が高レベルになる。この200μsの期間に内部電圧発生回路18が活性化され、各内部電圧VPP、VPR、VII、VBBが所定の電圧に安定する。
なお、内部電圧発生回路18の活性化動作、非活性化動作は、第1の実施形態と同様に行われる。すなわち、本実施形態における各回路の制御は、低消費電力モードのエントリ、イグジットがコマンド入力で行われることを除き、第1の実施形態と同一である。
この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、/CE1信号およびCE2信号を使用したコマンド入力により、DRAMを低消費電力モードに移行でき、低消費電力モードを解除できる。
図14は、本発明の半導体記憶装置、その動作方法およびその制御方法の第3の実施形態を示している。なお、第1および第2の実施形態で説明した回路と同一の回路については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、ローパワーエントリ回路62に、低消費電力モード信号/LPが供給されている。低消費電力モード信号/LPは、DRAMを低消費電力モードに移行するための専用信号である。ローパワーエントリ回路62は、/LP信号の立ち下がりエッジを検出してDRAMを低消費電力モードに移行する。コマンドデコーダ52には、/CE1信号、CE2信号および他の制御信号CNが供給されている。それ以外の構成は、上述した第1の実施形態と同一である。
この実施形態のDRAMのパワーオン時および低消費電力モードへのエントリ時、イグジット時の動作タイミングは、図7に示したタイミング図において、CE2信号を/LP信号に置き換えた場合と同一である。この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、専用の低消費電力モード信号/LPにより、確実にDRAMを低消費電力モードの移行・解除を行うことができる。
図15および図16は、本発明の半導体記憶装置、その動作方法およびその制御方法の第4の実施形態におけるVII起動回路を示している。なお、第1の実施形態で説明した回路と同一の回路については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、図3(第1の実施形態)のVII起動回路10の代わりにVII起動回路70が、形成されている。その以外の構成は、図3と同一である。すなわち、この実施形態のDRAMは、図7に示したように、/CE1信号の高レベル期間に、CE2信号を低レベルに変化させることで低消費電力モードに移行し、低消費電力モード中に、CE2信号を高レベルに変化させることで低消費電力モードから解除される。
VII起動回路70は、図15に示す解除検出回路72と、図16に示すレベル検出回路74およびパワーオン回路76とを有している。図15および図16において、論理回路には、電源電圧を示したものを除き電源電圧VDDが供給されている。
解除検出回路72は、検出回路72aと、レベルシフタ72bと、フリップフロップ72cとを有している。検出回路72aは、図3に示したローパワー信号ULPを受け、このULP信号の立ち下がりエッジに同期して低レベルのパルスLPLSを出力する。レベルシフタ72bは、ロウアドレスストローブ信号RASZの高レベル電圧(内部電源電圧VII)を外部電源電圧VDDに変換し、論理を反転させたロウアドレスストローブ信号RASX1を出力する。レベルシフタ72bは、図12に示したレベルシフタ56と同一の回路である。フリップフロップ72cは、検出回路72aからの低パルスを受けたとき、解除信号RELを高レベルにし、レベルシフタ72bからの低レベル(RASZ=高レベル)を受けたとき、解除信号RELを低レベルにする。
図16において、レベル検出回路74は、カレントミラー回路を含む差動増幅回路74aと、奇数個のインバータを含み差動増幅回路74aの出力を受けるインバータ列74bとを有している。差動増幅回路74aは、解除信号RELの高レベル時に活性化され、内部電源電圧VIIと参照電圧VREFとを比較し、比較結果をインバータ列74bに出力する。ここで、内部電源電圧VIIの生成回路は、外部から供給される電源電圧VDDの変動に依存せず、一定の値の内部電源電圧VIIを生成する。一方、参照電圧VREFは、電源電圧VDDに依存して変化する。
差動増幅回路74aからの出力電圧は、内部電源電圧VIIが参照電圧VREFより低いときに低くなる。差動増幅回路74aは、参照電圧VREFの微変動に差動増幅回路74aが応答することを防止するため、参照電圧VREFを受けるMOS容量74cを有している。また、差動増幅回路74aの動作中に、接地線に流れる電流を制限し、消費電力を低減するために、参照電圧VREFを受けるnMOS74dが、接地線への経路に配置されている。nMOS74dは、高抵抗として作用する。インバータ列74bの初段のインバータ74eは、入力信号の論理閾値を差動増幅回路74aの出力に合わせるために、nMOSを直列に接続している。
パワーオン回路76は、DRAMに電源電圧が供給されてから所定の期間、起動信号STTを高レベルにする。OR回路78は、高レベルの起動信号STTPZ、または高レベルのSTTを受けたとき、高レベルの起動信号STTVII(リセット信号)を出力する。起動信号STTVIIは、図3と同様に、チップ本体20に供給され、所定の内部回路を初期化する。
図17は、上述したDRAMの低消費電力モードへの移行(エントリ)、および低消費電力モードからの解除(イグジット)の動作を示している。まず、CE2信号が低レベルにされると、図3に示したローパワーエントリ回路14により、DRAMは低消費電力モードに移行し、内部電源電圧VIIの生成回路は、動作を停止する。内部電源電圧VII(例えば通常動作時に2.0V)は、電源電圧VDD(例えば2.5V)になり(図17(a))、ULP信号は、高レベルになる(図17(b))。
この後、CE2信号(図示せず)が高レベルにされると、DRAMが低消費電力モードから解除され、ULP信号は低レベルになる(図17(c))。すなわち、低消費電力モード中に受けたCE2信号の状態に応じて、DRAMは低消費電力モードから解除される。低消費電力モードの解除は、図3に示したローパワーエントリ回路14の制御により行われる。
図15の検出回路72aは、ULP信号の立ち下がりエッジを受けてLPLS信号を低レベル(パルス)にする(図17(d))。図15のフリップフロップ72cは、低レベルのLPLS信号を受けて、REL信号を高レベルにする(図17(e))。
一方、低消費電力モードからの解除により、内部電源電圧VIIの電源線と電源電圧VDDの電源線との接続が解除され、同時に、内部電源電圧VIIの生成回路が動作を開始する。生成回路が動作を開始してからしばらくの間、内部電源電圧VIIは、低下する(図17(f))。図16の差動増幅回路74aは、内部電源電圧VIIが参照電圧VREF(例えば1.25V)より低いとき、インバータ列74bに低レベルを出力する。インバータ列74bは、差動増幅回路74aからの低レベルを受けて、高レベルのSTTPZ信号を出力する(図17(g))。OR回路78は、高レベルのSTTPZ信号を受けて起動信号STTVIIを高レベルにする。起動信号STTVIIは、リセット信号として作用し、図3に示したチップ本体20の所定の内部回路が初期化される。
低消費電力モードから解除された後、DRAMに動作コマンドが供給されることで、RASZ信号は高レベルにされ(図17(h))、REL信号は低レベルにされる(図17(i))。REL信号の低レベルにより、差動増幅回路74aは非活性化される。このように、内部電源電圧VIIが所定の電圧(参照電圧VREF)より低く、内電源電圧VIIが供給される内部回路の動作が保証できないときに、内部回路を初期化しておくことで、低消費電力モードからの解除時に、内部回路の誤動作が防止される。
以上、この実施形態では、低消費電力モード中に受けたCE2信号の状態が、低消費電力モードの解除を求めているときに、低消費電力モードを解除した。したがって、外部からの制御信号により、チップを容易に低消費電力モードから解除できる。低消費電力モードの解除時に、内部電源電圧VIIが参照電圧VREFより低い期間、内部回路を初期化するためのリセット信号である起動信号STTVIIを活性化した。このため、低消費電力モードから通常の動作モードに移行する際に、内部回路を確実にリセットすることができ、内部回路の誤動作を防止できる。1つの制御信号(CE2信号)だけで、チップを低消費電力モードに移行し、チップを低消費電力モードから解除できる。
図18は、本発明の半導体記憶装置、その動作方法およびその制御方法の第5の実施形態におけるレベル検出回路80を示している。なお、第1および第4の実施形態で説明した回路と同一の回路については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。この実施形態では、上述した第4の実施形態のレベル検出回路74の代わりにレベル検出回路80が形成されている。その以外の構成は、第4の実施形態と同一である。
レベル検出回路80は、内部電源電圧VIIと参照電圧VREFとを比較する差動増幅回路80a、偶数個のインバータを含むインバータ列80bと、ワード線(図示せず)の昇圧電圧VPPと外部からの電源電圧VDDとを比較する差動増幅回路80c、偶数個のインバータを含むインバータ列80dと、NANDゲート80eとを有している。昇圧電圧VPPは、チップ内部に形成された昇圧回路により生成される。差動増幅回路80a、80cは、図16の差動増幅回路74aと同一であり、高レベルのREL信号を受けて活性化される。インバータ列80b、80dは、図16のインバータ列74bの初段のインバータと次段のインバータとで構成されている。インバータ列80bは、差動増幅回路80aの出力を受け、受けた論理レベルを起動信号STT1XとしてNANDゲート80eに出力している。インバータ列80dは、差動増幅回路80cの出力を受け、受けた論理レベルを起動信号STT2XとしてNANDゲート80eに出力している。NANDゲート80eは、負論理のOR回路として動作し、起動信号STTPZを出力している。
図19は、上述したDRAMの低消費電力モードへの移行(エントリ)、および低消費電力モードからの解除(イグジット)の動作を示している。まず、CE2信号が低レベルにされ、DRAMが低消費電力モードに移行すると、内部電源電圧VIIの生成回路および昇圧電圧VPPの生成回路は、動作を停止する。内部電源電圧VII(例えば通常動作時に2.0V)および昇圧電圧VPP(例えば通常動作時に3.7V)は、電源電圧VDD(例えば2.5V)になる(図19(a))。ULP信号は、高レベルになる(図19(b))。
この後、CE2信号が高レベルにされると、DRAMが低消費電力モードから解除され、ULP信号は低レベルになる(図19(c))。そして、図17と同様に、LPLS信号が低レベル(パルス)にされ(図19(d))、REL信号が高レベルにされる(図19(e))。
一方、低消費電力モードからの解除により、内部電源電圧VIIの電源線と電源電圧VDDの電源線との接続が解除され、内部電源電圧VIIの生成回路が動作を開始する。生成回路が動作を開始してからしばらくの間、内部電源電圧VIIは、低下する(図19(f))。内部電源電圧VIIが参照電圧VREF(例えば1.25V)より低い期間、低レベルのSTT1X信号が出力される(図19(g))。同様に、昇圧電圧VPPの電源線と電源電圧VDDの電源線との接続が解除され、昇圧電圧VPPの生成回路が動作を開始する。生成回路が動作を開始してからしばらくの間、昇圧電圧VPPは、低下する(図19(h))。昇圧電圧VPPが電源電圧VDDより低い期間、低レベルのSTT2X信号が出力される(図19(i))。
図18のNANDゲート80eは、STT1X信号またはSTT2X信号が低レベルの期間、高レベルのSTTPZ信号を出力する(図19(j))。STTPZ信号が高レベルの期間、起動信号STTVII(図16)が高レベルにされる。起動信号STTVIIは、リセット信号として作用し、図3に示したチップ本体20の所定の内部回路を初期化する。
低消費電力モードから解除された後、DRAMが動作することで、図17と同様にRASZ信号は高レベルにされ(図19(k))、REL信号は低レベルにされる(図19(l))。REL信号の低レベルにより、差動増幅回路80a、80cは非活性化される。
この実施形態においても、上述した第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、低消費電力モードの解除時に、内部で生成される昇圧電圧VPPが外部からの電源電圧VDDより低い期間、内部回路を初期化するための起動信号STTVIIを活性化した。より具体的には、低消費電力モードの解除時に、内部電源電圧VIIおよび内部で生成される昇圧電圧VPPの少なくとも一方が、それぞれ参照電圧VREFおよび電源電圧VDDより低い期間、内部回路を初期化するための起動信号STTVIIを活性化した。このため、低消費電力モードから通常の動作モードに移行する際に、内部回路をさらに確実にリセットすることができ、内部回路の誤動作を防止できる。
図20は、本発明の半導体記憶装置、その動作方法およびその制御方法の第6の実施形態における起動信号生成回路を示している。なお、第1および第4の実施形態で説明した回路と同一の回路については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。この実施形態のDRAMは、第4の実施形態の解除検出回路72およびレベル検出回路72の代わりに、起動信号生成回路82が形成されている。その以外の構成は、図3(第1の実施形態)と同一である。
起動信号生成回路82は、CE2信号の反転信号であるCE2X信号(内部信号)を受けるCMOSインバータ82aと、CMOSインバータの出力に接続されたMOS容量82bと、CMOSインバータの出力および参照電圧VREFを受ける差動増幅回路82cとで構成されている。差動増幅回路82cは、カレントミラー回路を有しており、ノードND4の電圧が参照電圧VREFより低いときに、起動信号STTPZを高レベルにする。
CMOSインバータ82aのpMOSは、チャネル長を長くしてオン抵抗が高くされている。そして、CMOSインバータ82aのpMOSとMOS容量82bとでCR時定数回路が構成されている。トランジスタのオン抵抗を利用してCR時定数回路を構成することで、拡散抵抗を利用した場合に比べレイアウト面積を小さくできる。
図21は、上述したDRAMの低消費電力モードへの移行(エントリ)、および低消費電力モードからの解除(イグジット)の動作を示している。まず、CE2信号が低レベルにされると、CE2X信号が高レベルになり、DRAMが低消費電力モードに移行する。内部電源電圧VIIの生成回路および昇圧電圧VPPの生成回路は、動作を停止する。図20のCMOSインバータ82aは、高レベルのCE2X信号を受け、nMOSをオンし、ノードND4を低レベルにする(図21(a))。差動増幅回路82cは、ノードND4の電圧が参照電圧VREFより低いときに、STTPZ信号を高レベルにする(図21(b))。
この後、/CE2信号が高レベルにされ、CE2X信号が低レベルにされると、DRAMが低消費電力モードから解除される(図21(c))。図20のCMOSインバータ82は、低レベルのCE2X信号を受け、pMOSをオンし、ノードND4を高レベルにする(図21(d))。このとき、pMOSのオン抵抗とCMOS容量による時定数に応じて、ノードND4の電圧は、徐々に上昇する。差動増幅回路82cは、ノードND4の電圧が参照電圧VREFより高くなったときに、STTPZ信号を低レベルにする(図21(e))。
この結果、低消費電力モードの解除から期間T2の間、STTPZ信号(リセット信号)は活性化(高レベル)され、内部回路は初期化される。期間T2は、低消費電力モードの解除後に、内部電源電圧VIIが所定の電圧より低く、内電源電圧VIIが供給される内部回路の動作が保証できない期間に対応して設定される。すなわち、起動信号生成回路82は、期間T2を生成するタイマとして動作する。
この実施形態においても、上述した第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、低消費電力モードの解除時に、起動信号生成回路82をタイマとして動作させてSTTPZ信号を生成し、低消費電力モードの解除後に期間T2の間、内部回路を初期化した。このため、低消費電力モードから通常の動作モードに移行する際に、内部回路を確実にリセットすることができ、内部回路の誤動作を防止できる。
起動信号生成回路82を、CR時定数回路として動作させたので、期間T2を、CR時定数回路に伝搬される信号の伝搬遅延時間に基づいて設定することができる。このため、内部回路のリセット期間を簡易な回路で設定できる。pMOSのオン抵抗を利用してCR時定数回路を形成したため、起動信号生成回路82のレイアウト面積を小さくできる。
図22は、本発明の半導体記憶装置、その動作方法およびその制御方法の第7の実施形態を示している。なお、第1の実施形態で説明した回路と同一の回路については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、DRAMは、VII起動回路10、VDD起動回路12、ローパワーエントリ回路84、コマンドデコーダ16、内部電圧発生回路86、およびチップ本体88を備えている。内部電圧発生回路86は、ローパスフィルタ22、参照電圧発生回路24、VPP検出回路90、昇圧回路92、プリチャージ電圧発生回路94、内部電源電圧発生回路96、VBB検出回路98、および基板電圧発生回路100を有している。チップ本体88は、メモリコア38、周辺回路40、分周回路102、および発振回路104を有している。分周回路102および発振回路104は、セルフリフレッシュモード時に自動的にリフレッシュ動作を実行するためのタイミング信号を生成する制御回路である。
図23は、参照電圧発生回路24の詳細を示している。参照電圧発生回路24は、参照電圧VREFを生成する基準電圧発生回路24a、pMOSからなるスタータ回路24b、差動増幅器24c、およびレギュレータ24dを有している。
基準電圧発生回路24aは、pMOSで構成されるカレントミラー回路、カレントミラー回路と直列にそれぞれ接続された2つのnMOS、および一方のnMOSのソースと接地線VSSとの間に接続された抵抗を有している。基準電圧発生回路24aの出力は、一方のnMOSのゲートおよび他方のnMOSのドレインに接続されており、このノードから参照電圧VREFが発生している。他方のnMOSのゲートは、一方のnMOSのソースに接続されている。
スタータ回路24bは、パワーオン後に起動信号STTCRXが活性化されている期間、参照電圧VREFを高レベルにする。差動増幅器24cは、pMOSで構成されたカレントミラー部、nMOSで構成された差動入力部、およびゲートに参照電圧VREFが供給され、差動入力部を接地線VSSに接続するnMOSを有している。差動入力部の一方のnMOSのゲートには、基準電圧VREFが供給され、他方のnMOSのゲートには、参照電圧VRFVが供給されている。
レギュレータ24dは、電源線VDDと接地線VSSの間に、pMOSと5つの抵抗を直列に接続して構成されている。各素子の接続ノードからは、それぞれ参照電圧VRFV、VPREF、VPRREFL、VPRREFHが出力されている。接地線VSSに接続された抵抗の両端には、ローパワー信号NAPXで制御されたnMOSのソースおよびドレインが接続されている。接地線VSSに接続された抵抗は、ローパワー信号NAPXが活性化(低レベル)されたときバイパスされる。このため、低消費電力モード中に、参照電圧VRFV、VPREF、VPRREFL、VPRREFHのレベルは低下する。
図24は、内部電源電圧発生回路96の詳細を示している。内部電源電圧発生回路96は、図5に示した第1の実施形態のVII内部電源電圧発生回路32からスイッチ回路32eおよびnMOS32dを削除し、安定化容量96a、スイッチ96b、およびnMOS96cを追加して形成されている。安定化容量96aは、内部電源線VIIに供給される電荷の一部を蓄え、電源ノイズ等による電源電圧VIIの変動を小さくする。スイッチ96bは、例えば、CMOS伝達ゲートで形成されている。内部電源線VIIと接地線VSSとの間に配置されたnMOS96cのゲートは、インバータを介してローパワー信号NAPXの反転論理が入力されている。
スイッチ96bは、ローパワー信号NAPXの活性化時にオフされ、レギュレータ32cと内部回路との接続を遮断する。このとき、nMOS96cはオンし、内部電源線VIIは、接地電圧(0V)になる。内部回路に電源電圧VIIが供給されないため、低消費電力モード中に内部回路のトランジスタ等のリーク電流は発生しない。すなわち、内部回路の消費電力をゼロにできる。この時、レギュレータ32cと安定化容量96aとの接続は維持されており、安定化容量96aは、通常動作時と同様に電荷を蓄えられる。
低消費電力モードの解除後、ローパワー信号NAPXの非活性化により、スイッチ96bがオンし、同時にnMOS96cがオフし、レギュレータ32cと内部回路とが接続される。このとき、レギュレータ32cから与えられる電荷の他に、安定化容量に蓄えられた電荷が、内部電源線VIIに供給され、内部電源電圧VIIが上昇し、内部回路に供給される。この結果、内部回路は、低消費電力モードの解除後すぐに動作できる。
図25は、昇圧回路92、VPP検出回路90、基板電圧発生回路100、およびVBB検出回路98を示している。
昇圧回路92は、昇圧イネーブル信号VPPENの活性化により動作する発振回路106、および複数のユニット108、110を有している。ユニット108は、発振回路106からのパルス信号PLS1〜PLS6を受け、ローパワー信号NAPXの活性化時にブースト電圧VPPを生成する。ユニット110は、ローパワー信号NAPXにかかわらず、発振回路106からのパルス信号PLS1〜PLS6を受けたとき常にブースト電圧VPPを生成する。ローパワー信号NAPXの活性化に基づいてユニット108が動作を停止することで、低消費電力モード時に昇圧回路92の消費電力が下がる。後述するように、低消費電力モード中、リフレッシュ動作は実行されないため、昇圧回路92の駆動能力は低下しても問題ない。動作モードにかかわらず常時動作させるユニット110の数は、低消費電力モードからの復帰後、通常動作またはリフレッシュ動作を実行するまで時間(製品仕様)に応じて決められる。
基板電圧発生回路100は、基板電圧検知信号VBBDETの活性化およびローパワー信号NAPXの非活性化により動作する複数のユニット112、および基板電圧検知信号VBBDETの活性化により動作する複数のユニット114を有している。ローパワー信号NAPXの活性化に基づいてユニット112が動作を停止することで、低消費電力モード中に基板電圧発生回路100の消費電力が下がる。動作モードにかかわらず常時動作させるユニット114の数は、低消費電力モードからの復帰後、通常動作またはリフレッシュ動作を実行するまで時間(製品仕様)に応じて決められる。
図26は、昇圧回路92のユニット108の詳細を示している。ユニット108は、nMOSからなる4つのキャパシタ108a、108b、108c、108d、およびスイッチとして動作するpMOS108e、108fを有している。キャパシタ108a、108b、108c、108dの一端は、ローパワー信号NAPXの非活性化時に、それぞれパルス信号PLS1、PLS2、PLS3、PLS4の反転論理を受ける。キャパシタ108a〜108dの他端は、ダイオード接続された複数のnMOSを介して電源線VDDに接続されている。pMOS108e、108fのゲートは、ローパワー信号NAPPXの非活性化時に、論理ゲートを介してそれぞれパルス信号PLS5、PLS6を受ける。
パルス信号PLS1、PLS2、PLS5と、パルス信号PLS3、PLS4、PLS6とは互いに逆相である。ローパワー信号NAPXおよびパルス信号PLS5、PLS6の高レベル電圧は、pMOS108e、108fは、確実にオフするためにブースト電圧VPPと同一にされている。キャパシタ108a、108bおよび108c、108dは、入力されたパルス信号PLS1、PLS2、PLS3、PLS4に応じて交互に充放電される。pMOS108e、108fは、キャパシタ108a、108b、キャパシタ108c、108dのポンピング動作に同期して交互にオンする。そして、このポンピング動作により、電源電圧VDDがブースト電圧VPPに昇圧される。ユニット108は、ローパワー信号NAPXの活性化時に動作を停止する。
図27は、昇圧回路92のユニット110の詳細を示している。ユニット110は、ユニット108からローパワー信号NAPX、NAPPXの論理を除いた回路である。すなわち、ユニット110は、電源オンの後、常に動作し、ブースト電圧VPPを生成する。
図28は、VPP検出回路90の詳細を示している。VPP検出回路90は、差動増幅回路90aおよびこの差動増幅回路90aの一方の入力に電圧を与える電圧発生回路90bを有している。
差動増幅回路90aは、pMOSで構成されたカレントミラー部90c、およびnMOSで構成された1対の差動入力部90d、90eを有している。差動入力部90d、90eの入力は、ともに参照電圧VPREFと、電圧発生回路90bからブースト電圧VPPのレベルをシフトして生成した制御電圧VPP2とを受けている。差動入力部90dは、常時オンしているnMOSを介して接地線VSSに接続され、差動入力部90eは、ローパワー信号NAPXの非活性化時にオンするnMOSを介して接地線VSSに接続されている。
すなわち、差動入力部90dは、常に動作し、差動入力部90eは、ローパワー信号NAPXの非活性化時のみ動作する。低消費電力モード中に、差動入力部90eが動作を停止するため、消費電力が低減される。差動増幅回路90aは、制御電圧VPP2が参照電圧VPREFより低いときに、昇圧イネーブル信号を活性化(高レベル)する。
電圧発生回路90bは、ブースト電圧VPPの発生ノードと接地線VSSとの間に、3つの抵抗を直列に接続して構成されている。ブースト電圧VPPの発生ノード側の抵抗の他端から、制御電圧VPP2が出力されている。接地線VSSに接続された抵抗の両端には、ローパワー信号NAPXで制御されるnMOSのソースおよびドレインがそれぞれ接続されている。接地線VSSに接続された抵抗は、ローパワー信号NAPXが活性化されたときバイパスされる。このため、低消費電力モード中に、制御電圧VPP2のレベルは低下する。
図29は、基板電圧発生回路100のユニット112の詳細を示している。ユニット112は、発振回路112aと、ポンピング回路112bとを有している。発振回路112aは、奇数段の論理ゲートからなるリングオシレータとして構成されている。発振回路112aは、基板電圧検知信号VBBDETが活性化され、ローパワー信号NAPXが非活性化されたときに動作する。
ポンピング回路112bは、電源線VDDとポンピングノードPNDの間に3つのpMOSおよび1つのnMOSを直列に接続した電圧供給部112c、ポンピングノードPNDにゲートが接続されたpMOSからなるキャパシタ112d、ポンピングノードPNDが高レベルのときにポンピングノードPNDと接地線VSSとを接続するnMOS112e、およびポンピングノードPNDと基板ノードVBBとを接続するダイオード接続されたnMOS112fを有している。
ポンピング回路112bでは、電圧供給部112cのpMOSおよびnMOSと、キャパシタ112dとが発振回路112aからのクロック信号を受けることで、ポンピングノードPNDは、交互に接地電圧および負電圧になる。そして、ポンピングノードPNDが負電圧になったときに、基板ノードVBBの電荷が引き抜かれ、基板ノードVBBが負電圧になる。ユニット112は、低消費電力モード中(ローパワー信号NAPXが活性化中)、動作を停止する。
図30は、基板電圧発生回路100のユニット114の詳細を示している。ユニット114は、発振回路114aと、ポンピング回路114bとで構成されている。発振回路114aは、ユニット112の発振回路112aからローパワー信号NAPXの論理を除いた回路である。すなわち、発振回路114aは、低消費電力モード中も基板電圧検知信号VBBDETに応じて動作し基板電圧VBBを生成する。ポンピング回路114bは、ユニット112のポンピング回路112bと同一の回路である。
図31は、VBB検出回路98の詳細を示している。VBB検出回路98は、2つの検出ユニット98a、98b、およびこれ等ユニット98a、98bの検出結果のOR論理を基板電圧検知信号VBBDETとして出力するOR回路98cを有している。
検出ユニット98aは、内部電源線VIIと接地線VSSとの間に抵抗、pMOS、抵抗を直列に接続した基準電圧発生部98d、2つのnMOSが直列に接続されたレベル検出部98e、pMOS負荷回路を介してpMOSが電源線VIIに接続されたCMOSインバータ98f、およびレベル検出部98fの出力ノードNOUT1を接地線VSSに接続するnMOS98gを有している。基準電圧発生部98dのpMOSのゲートおよびnMOS98gnゲートは、ローパワー信号NAPXを受けている。このため、検出ユニット98aは、通常動作モード時に非活性化され、低消費電力モード時に活性化される。レベル検出部98eの出力ノードNOUT1の電圧は、活性化時に基板電圧VBBの上昇とともに上昇する。この実施例では、CMOSインバータ98fは、基板電圧VBBが−0.5Vまで上昇したとき、レベル検出部98dでの検出結果(出力ノードNOUT1の電圧)を受けて低レベルを出力する。OR回路98cは、CMOSインバータ98fからの低レベルを受けたとき、基板電圧検知信号VBBDETを活性化する。
検出ユニット98bは、基準電圧発生部98dのpMOSのゲートおよびnMOS98gのゲートにローパワー信号NAPXの反転論理が供給されている。それ以外の構成は、検出ユニット98aと同一である。この実施例では、CMOSインバータ98fは、通常動作モード時に、基板電圧VBBが−1.0Vまで上昇したとき、レベル検出部98eでの検出結果(出力ノードNOUT1の電圧)を受けて低レベルを出力する。検出ユニット98bの基準電圧発生部98dの出力は、ローパワー信号NAPXの低レベル時(低消費電力モード中)に接地電圧VSS(0V)になる。このため、レベル検出部98eの出力ノードNOUT2は、常に低レベルになる。すなわち、検出ユニット98bは、低消費電力モード中、非活性化される。
したがって、VBB検出回路98は、通常動作モード時に、検出ユニット98bのみを使用して、基板電圧VBBが−1.0Vまで上昇したときに基板電圧検知信号VBBDETを活性化する。基板電圧検知信号VBBDETの活性化により、図29および図30に示した基板電圧発生回路100のユニット112、114が動作し、基板電圧VBBは、低下する。
また、VBB検出回路98は、低消費電力モード時に、ローパワー信号NAPXの活性化を受けて、検出ユニット98aを活性化し、検出ユニット98bを非活性化する。この結果、VBB検出回路98の消費電力が低減される。基板電圧VBBのレベルは、低消費電力モード中、検出ユニット98aのみで検出されるため、基板電圧VBBが−0.5Vまで上昇したときに基板電圧検知信号VBBDETが活性化される。基板電圧VBBの検出レベル(絶対値)が低くなるため、基板電圧発生回路100が生成する基板電圧VBBの絶対値が小さくなる。すなわち、低消費電力モード中は、通常動作モード時に比べ基板電圧発生回路100の動作が抑えられる。この結果、消費電力を低減できる。基板電圧VBBと接地電圧VSSとの差が小さくなるため、基板リークの量は減る。したがって、基板電圧検知信号VBBDETの発生頻度は下がり、基板電圧発生回路100の動作頻度は下がる。この結果、消費電力をさらに低減できる。
図32は、プリチャージ電圧発生回路94の詳細を示している。プリチャージ電圧発生回路94は、差動増幅回路94a、94b、およびVPR発生部94cを有している。
差動増幅回路94aは、pMOSで構成されたカレントミラー部94dと、nMOSで構成された1対の差動入力部94e、94fを有している。差動入力部94e、94fの入力は、ともに参照電圧VPRREFLとプリチャージ電圧VPRとを受けている。差動入力部94eは、常時オンしているnMOSを介して接地線VSSに接続され、差動入力部94fは、ローパワー信号NAPXの非活性化時にオンするnMOSを介して接地線VSSに接続されている。
すなわち、差動入力部94eは、常に動作し、差動入力部94fは、ローパワー信号NAPXの非活性化時のみ動作する。低消費電力モード中に、差動入力部94fが動作を停止するため、消費電力が低減される。差動増幅回路94aは、参照電圧VPRREFLがプリチャージ電圧VPRより高いときに、出力ノードNOUT3を低レベルにする。
差動増幅回路94bは、nMOSで構成されたカレントミラー部94gと、pMOSで構成された1対の差動入力部94h、94iを有している。差動入力部94h、94iの入力は、ともに参照電圧VPRREFHとプリチャージ電圧VPRとを受けている。差動入力部94gは、常時オンしているpMOSを介して電源線VDDに接続され、差動入力部94iは、ローパワー信号NAPXの非活性化時にオンするpMOSを介して電源線VDDにに接続されている。
差動入力部94hは、常に動作し、差動入力部94iは、ローパワー信号NAPXの非活性化時のみ動作する。低消費電力モード中に、差動入力部94iが動作を停止するため、消費電力が低減される。差動増幅回路94bは、参照電圧VPRREFHがプリチャージ電圧VPRより低いときに、出力ノードNOUT4を低レベルにする。
VPR発生部94cは、電源線VDDと接地線VSSの間に直列に接続されたpMOSとnMOSとを有している。pMOSのゲートは、出力ノードNOUT3を接続している。nMOSのゲートは、出力ノードNOUT4を接続している。pMOSおよびnMOSのドレインからプリチャージ電圧VPRが出力されている。プリチャージ電圧VPRは、メモリコア38におけるビット線対のイコライズ電圧およびメモリセルのプレート電圧として使用される。
低消費電力モード中に差動入力部94f、94iを非活性化することで、プリチャージ電圧VPRの変化に対するプリチャージ電圧発生回路94の応答は悪くなる。しかし、後述するように、低消費電力モード中、読み書き動作およびリフレッシュ動作は実行されないため、プリチャージ電圧発生回路94の応答が低下しても問題ない。
図33は、発振回路104の詳細を示している。発振回路104は、奇数段のCMOSインバータを縦続接続したリングオシレータ104a、およびリングオシレータ104aから発振信号OSCZを取り出すためのバッファ104bを有している。図中の破線枠は、リングオシレータ104aの段数(セルフリフレッシュの周期)を調整するスイッチである。これ等スイッチのオン、オフは、ポリシリコンヒューズの溶断、あるいは配線層のホトマスクのレイアウトパターンにより設定される。この例では、リングオシレータ104aの段数は、7段に設定されている。CMOSインバータのpMOSおよびnMOSのソースは、それぞれpMOS負荷およびnMOS負荷を介して内部電源線VIIおよび接地線VSSに接続されている。pMOS負荷およびnMOS負荷のゲートは、それぞれ制御電圧PCNTL、NCNTLで制御されている。
また、発振回路104は、ローパワー信号NAPXの制御を受けるpMOSおよびnMOSを有している。ローパワー信号NAPXの活性化時に、これ等pMOSがオンすることで、リングオシレータ104aの所定のノードは、高レベルに固定され、これ等nMOSがオフすることで、CMOSインバータのnMOSと接地線VSSとの接続が遮断される。この結果、低消費電力モード中、発振回路104は動作を停止する。
図34は、発振回路104に内蔵された制御電圧PCNTL、NCNTLの生成回路116を示している。生成回路116は、内部電源線VIIと接地線VSSとの間に直列に接続されたpMOS、pMOSダイオード、および抵抗と、内部電源線VIIと接地線VSSとの間に直列に接続された抵抗、nMOSダイオード、およびnMOSと、制御電圧PCNTLを発生するノードと内部電源線VIIとの間に配置されたMOS容量と、制御電圧NCNTLを発生するノードと接地線VSSとの間に配置されたMOS容量とを有している。
制御電圧PCNTLは、pMOSダイオードと抵抗との接続ノードから発生しており、内部電源電圧VIIの変動に対応して変化する。制御電圧NCNTLは、nMOSダイオードと抵抗との接続ノードから発生しており、接地電圧VSSの変動に対応して変化する。このため、図33に示したCMOSインバータのpMOSおよびnMOSのソース・ゲート間電圧は常に一定になり、リングオシレータ104aの発振周期は、内部電源電圧VIIの変動によらず一定になる。MOS容量は、内部電源線VIIおよび接地線VSSに発生する高周波ノイズが、制御電圧PCNTLおよび制御電圧NCNTLに影響することを防止する。この結果、内部電源電圧VIIおよび接地電圧VSSの変動がキャンセルされ、発振回路104の動作中(セルフリフレッシュモード中)、常に所定の周期で発振信号OSCZが生成される。
pMOSおよびnMOSは、ローパワー信号NAPXの活性化時にオフする。すなわち、低消費電力モード中、生成回路116は非活性化される。このとき、制御電圧PCNTL、NCNTLは、それぞれ低レベル、高レベルになる。
上述したDRAMでは、第1の実施形態と同様に、図22に示したローパワーエントリ回路84は、外部から低レベルのチップイネーブル信号CE2を受けたときにローパワー信号NAPXを活性化(低レベル)し、チップを低消費電力モードに移行させる。
ローパワー信号NAPXの活性化により、図23に示した参照電圧発生回路24は、参照電圧VRFV、VPREF、VPREFL、VPREFHのレベルを下げる。図28に示したVPP検出回路90は、差動入力部90eを非活性化し、同時に差動入力部90dに与える制御電圧VPP2のレベルを下げる。図25に示した昇圧回路92のユニット108および基板電圧発生回路100のユニット112は、動作を停止する。図31に示したVBB検出回路98は、検出ユニット98bを非活性化し、検出ユニット98aを活性化し、基板電圧VBBの検出レベルを上げる。すなわち、基板電圧検知信号VBBDETは、基板電圧VBBが−0.5Vまで上昇したときに活性化される。図32に示したプリチャージ電圧発生回路94の差動増幅回路94a、94bは、それぞれ差動入力部94f、94iを非活性化する。図33に示した発振回路104は、動作を停止する。図34に示した生成回路116は、非活性化される。
図35は、発振回路104および分周回路102の動作を示している。ローパワー信号NAPXが活性化すると、発振回路104は、発振信号OSCZを低レベルにする。発振信号OSCZがの発振が停止するため、分周回路102による分周動作が停止し、セルフリフレッシュのタイマ信号SRTZは低レベルになる。このため、分周回路102の消費電力はほぼゼロになる。
このように、複数の制御回路が動作を停止し、または能力を低下することで、低消費電力モード中の消費電力が、従来に比べ大幅に低減される。一部の制御回路は、能力を低下した状態で動作し続けているため、低消費電力モードからの解除後、すぐに通常動作が開始可能である。
以上、この実施形態では、低消費電力モード中にセルフリフレッシュ用の発振回路104を停止し、セルフリフレッシュモードの動作を停止した。この結果、低消費電力モード中の消費電力を低減できる。リフレッシュが実行されないため、内部電圧発生回路86は、周辺回路40で消費する電力(リーク電流)を補う程度の能力で動作させればよい。この結果、低消費電力モード中の消費電力を低減できる。
内部電圧VPP、VBB、VPRは、低消費電力モード中も内部回路(周辺回路40およびメモリコア38等)に供給されている。このため、低消費電力モードの解除後すぐに周辺回路40およびメモリコア38を動作できる。低消費電力モード中に、昇圧回路92のユニット108および基板電圧発生回路100のユニット112の動作を停止したので、低消費電力モード中の消費電力をさらに低減できる。
低消費電力モード中に、内部電源線VIIと安定化容量96aとの接続を維持するとともに、内部電源線VIIと内部回路(周辺回路40およびメモリコア38)との接続を遮断した。周辺回路40への電源の供給が停止するため、周辺回路40のリーク電流はなくなり、消費電力をゼロにできる。低消費電力モードの解除後、内部電源線VIIと内部回路とを接続したときに、安定化容量に蓄えられた電荷に対応する電圧が、内部電源線VIIを介して内部回路に与えられる。このため、低消費電力モードの解除後、内部電源電圧発生回路96が所定の内部電源電圧VIIを発生する前に、安定化容量96aに蓄えられた電荷に対応する電圧を、内部回路に与えることができる。この結果、内部回路は、低消費電力モードの解除後すぐに動作できる。
低消費電力モード中に、VPP検出回路90の差動増幅回路90aにおける差動入力部90eおよびプリチャージ電圧発生回路94の差動増幅回路94a、94bにおける差動入力部94f、94iを非活性化したので、差動増幅回路90a、94a、94bの消費電力を低減できる。低消費電力モード中に、昇圧回路92のユニット108および基板電圧発生回路100のユニット112の動作を停止したので、ブースト電圧VPPおよび基板電圧VBBの過渡的なばらつきが抑えられる。すなわち、ブースト電圧VPPおよび基板電圧VBBの最大値と最小値との差を小さくできるため、リーク電流の削減が可能になる。
参照電圧発生回路24が発生する参照電圧VPREF、VRFV(VII)、VPRREFH、VPRREFLのレベルを低くすることで、VPP検出回路90、VBB検出回路98、およびプリチャージ電圧発生回路94の検出レベルの絶対値を小さくし、昇圧回路92、基板電圧発生回路100、およびプリチャージ電圧発生回路94が生成する昇圧電圧VPP、基板電圧VBB、プリチャージ電圧VPRのレベル(絶対値)を小さくした。電圧が低下することでリーク電流を削減できるため、消費電力を低減できる。
なお、上述した実施形態では、本発明をDRAMに適用した例について述べた。本発明はこれに限定されず、例えば、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDR SDRAM(Double Data Rate SDRAM)、あるいはFCRAM(Fast Cycle RAM)に適用してもよい。
本発明が適用される半導体製造プロセスは、CMOSプロセスに限られず、Bi-CMOSプロセスでもよい。
また、上述した第2の実施形態では、複数の遅延回路54cを直列に接続してローパワーエントリ回路50を形成した例について述べた。本発明はこれに限定されず、例えば、STTCRX信号で制御されるラッチ回路を使用してローパワーエントリ回路を形成してもよい。この場合には、回路規模が小さくなる。
上述した第3の実施形態では、専用の低消費電力モード信号/LPを使用した例について述べた。例えば、チップ内部で/LP信号をプルアップし、/LP信号用の端子を設けないことで、低消費電力モードが必要のないユーザに対しても、このDRAMを供給できる。/LP信号は、ボンディングまたはヒューズを溶断により電源電圧VDDに接続してもよい。あるいは、配線層のホトマスクの切り替えにより、/LP信号を電源電圧VDDに接続してもよい。
上述した第5の実施形態では、昇圧電圧VPPを電源電圧VDDと比較した例について述べた。本発明はこれに限定されず、例えば、昇圧電圧VPPを電源電圧VDDを降圧して生成される参照電圧VREFと比較してもよい。
上述した第6の実施形態では、低消費電力モードの解除時に、起動信号生成回路82を期間T2を生成するタイマとして動作させ、この期間T2に内部回路を初期化するためのSTTPZ信号(リセット信号)を活性化した例について述べた。本発明はこれに限定されず、例えば、低消費電力モードの解除時に、通常動作時に動作するカウンタをタイマとして動作させ、このカウンタが所定の数を計数している期間に、内部回路を初期化するためのリセット信号を活性化してもよい。カウンタとして、例えば、メモリセルのリフレッシュアドレスを示すリフレッシュカウンタ等を利用できる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
以上の実施形態において説明した発明を整理して以下の付記を開示する。
(付記1) 電源電圧を外部から受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路と、
制御信号を外部から受け、前記内部電圧発生回路を非活性化し、チップを低消費電力モードに移行させるエントリ回路とを備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記2) 付記1記載の半導体記憶装置において、
メモリセルに接続されるワード線を備え、
前記内部電圧発生回路は、前記ワード線に供給するブースト電圧を発生する昇圧回路を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記3) 付記1記載の半導体記憶装置において、
前記内部電圧発生回路は、基板に供給する基板電圧を発生する基板電圧発生回路を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記4) 付記1記載の半導体記憶装置において、
複数のメモリセルを有するメモリコアを備え、
前記内部電圧発生回路は、前記電源電圧より低く前記メモリコアに供給される内部電源電圧を発生する内部電源電圧発生回路を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記5) 付記1記載の半導体記憶装置において、
メモリセルと、該メモリセルに接続されるビット線を有するメモリコアを備え、
前記内部電圧発生回路は、前記ビット線に供給するプリチャージ電圧を発生するプリチャージ電圧発生回路を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記6) 付記1記載の半導体記憶装置において、
前記低消費電力モード時に、前記電源電圧を、前記内部電圧として前記所定の内部回路に供給する外部電圧供給回路を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記7) 付記1記載の半導体記憶装置において、
前記エントリ回路は、所定の内部回路を非活性化するリセット信号を外部から受けてチップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記8) 付記1記載の半導体記憶装置において、
前記エントリ回路は、複数の制御信号を外部から受け、これ等制御信号の状態が低消費電力コマンドであるときに、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記9) 付記8記載の半導体記憶装置において、
前記エントリ回路は、チップ内の所定の回路を非活性化するリセット信号と、読み書き動作時にチップの各回路を活性化するチップイネーブル信号とを外部から受け、これ等信号の状態が低消費電力コマンドであるときに、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記10) 付記9記載の半導体記憶装置において、
前記エントリ回路は、前記リセット信号が所定の期間非活性化にされ、さらに前記チップイネーブル信号が所定の期間活性化されたときに低消費電力モードに移行することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記11) 付記8記載の半導体記憶装置において、
前記エントリ回路は、低消費電力モード中に、前記複数の制御信号を受け、これ等制御信号の状態が低消費電力モードの解除を求めているときに、低消費電力モードを解除させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記12) 付記1記載の半導体記憶装置において、
前記エントリ回路は、低消費電力モード信号の所定のレベルまたは遷移エッジを受けてチップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記13) 電源電圧を外部から受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路と、
制御信号を外部から受け、前記内部電圧発生回路を非活性化し、チップを低消費電力モードに移行させるエントリ回路とを備え、
前記エントリ回路は、前記低消費電力モード中に、前記制御信号を受け、該制御信号の状態が該低消費電力モードの解除を求めているときに、該低消費電力モードを解除させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記14) 付記13記載の半導体記憶装置において、
前記低消費電力モードの前記解除時に、前記内部電圧が所定の電圧より低い期間、内部回路を初期化するためのリセット信号が活性化されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記15) 付記14記載の半導体記憶装置において、
前記所定の電圧は、前記電源電圧を降圧して生成される参照電圧であることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記16) 付記13記載の半導体記憶装置において、
前記低消費電力モードの前記解除時に、内部で生成される昇圧電圧が所定の電圧より低い期間、内部回路を初期化するためのリセット信号が活性化されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記17) 付記16記載の半導体記憶装置において、
前記所定の電圧は、前記電源電圧であることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記18) 付記16記載の半導体記憶装置において、
前記所定の電圧は、前記電源電圧を降圧して生成される参照電圧であることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記19) 付記13記載の半導体記憶装置において、
前記低消費電力モードの前記解除時に、前記内部電圧および内部で生成される昇圧電圧の少なくとも一方が、それぞれ所定の電圧より低い期間、内部回路を初期化するためのリセット信号が活性化されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記20) 付記13記載の半導体記憶装置において、
前記低消費電力モードの前記解除時に、所定の時間を計測するタイマを備え、
前記タイマが計測している期間に、内部回路を初期化するためのリセット信号が活性化されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記21) 付記20記載の半導体記憶装置において、
前記タイマは、CR時定数回路を有し、
前記所定の時間は、前記CR時定数回路に伝搬される信号の伝搬遅延時間に基づいて計測されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記22) 付記20記載の半導体記憶装置において、
前記タイマは、通常の動作時に動作するカウンタを有し、
前記所定の時間は、前記カウンタのカウント値に基づいて計測されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記23) 付記22記載の半導体記憶装置において、
前記カウンタは、メモリセルのリフレッシュアドレスを示すリフレッシュカウンタであることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記24) メモリセルを所定の周期で自動的にリフレッシュするセルフリフレッシュ制御回路と、
電源電圧を外部から受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路とを備え、
制御信号を外部から受けたときに、前記セルフリフレッシュ制御回路を非活性化するとともに、前記内部電圧発生回路の前記内部電圧の供給能力を低くし、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記25) 付記24記載の半導体記憶装置において、
前記内部電圧発生回路は、前記内部電圧を発生する複数のユニットを備え、
前記ユニットのうち一部は、前記低消費電力モード中に停止することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記26) 電源線に接続され、該電源線に供給される電荷の一部を蓄える安定化容量と、
前記電源線に接続された内部回路とを備え、
制御信号を外部から受けたときに、前記電源線と前記安定化容量との接続を維持するとともに、前記電源線と前記内部回路との接続を遮断し、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記27) 付記26記載の半導体記憶装置において、
電源電圧を外部から受け、内部電圧を発生する内部電圧発生回路を備え、
前記内部電圧は、前記電源線を介して前記内部回路に供給されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記28) 電源電圧を外部から受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路と、
前記内部電圧のレベルを検出し、その検出結果に基づいて前記内部電圧発生回路を制御する内部電圧検出回路とを備え、
制御信号を外部から受けたときに、前記内部電圧検出回路の能力を低下させ、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記29) 付記28記載の半導体記憶装置において、
前記内部電圧検出回路は、前記内部電圧のレベルを検出する複数のユニットを備え、
前記ユニットのうち一部は、前記低消費電力モード中に停止することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記30) 電源電圧を外部から受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路と、
前記内部電圧のレベルを検出し、その検出結果に基づいて前記内部電圧発生回路を制御する内部電圧検出回路とを備え、
制御信号を外部から受けたときに、前記内部電圧検出回路における前記内部電圧の検出レベルを低くすることで、前記内部電圧発生回路が生成する前記内部電圧の絶対値を小さくし、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記31) 付記30記載の半導体記憶装置において、
参照電圧を発生する参照電圧発生回路を備え、
前記内部電圧検出回路は、前記内部電圧と前記参照電圧とを比較することで、前記内部電圧のレベルを検出し、
制御信号を外部から受けたときに、前記参照電圧発生回路が発生する前記参照電圧のレベルを低くすることで、前記内部電圧検出回路における前記内部電圧の検出レベルを低くすることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記32) 外部から電源電圧を受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路を備え、
外部から制御信号を受けたときに、前記内部電圧発生回路を非活性化し、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記33) 付記32記載の半導体記憶装置の制御方法において、
複数の制御信号を外部から受け、これ等制御信号の状態が低消費電力コマンドであるときに、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記34) 付記33記載の半導体記憶装置の制御方法において、
チップ内の所定の回路を非活性化するリセット信号が所定の期間非活性化にされ、さらに読み書き動作時にチップの各回路を活性化するチップイネーブル信号が所定の期間活性化されたときに低消費電力モードに移行し、
パワーオン時には、前記リセット信号を所定の期間非活性化することを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記35) 外部から電源電圧を受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路を備え、
外部から制御信号を受けたときに、前記内部電圧発生回路を非活性化し、チップを低消費電力モードに移行させ、
前記低消費電力モード中に、前記制御信号を受け、該制御信号の状態が該低消費電力モードの解除を求めているときに、該低消費電力モードを解除させることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記36) 付記35記載の半導体記憶装置の制御方法において、
前記低消費電力モードの前記解除時に、前記内部電圧が所定の電圧より低い期間、内部回路を初期化するためのリセット信号を活性化することを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記37) メモリセルを所定の周期で自動的にリフレッシュするセルフリフレッシュ制御回路と、
電源電圧を外部から受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路とを備え、
制御信号を外部から受けたときに、前記セルフリフレッシュ制御回路を非活性化するとともに、前記内部電圧発生回路の前記内部電圧の供給能力を低くし、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記38) 電源線に接続され、該電源線に供給される電荷の一部を蓄える安定化容量と、
前記電源線に接続された内部回路とを備え、
制御信号を外部から受けたときに、前記電源線と前記安定化容量との接続を維持するとともに、前記電源線と前記内部回路との接続を遮断し、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記39) 電源電圧を外部から受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路と、
前記内部電圧のレベルを検出し、その検出結果に基づいて前記内部電圧発生回路を制御する内部電圧検出回路とを備え、
制御信号を外部から受けたときに、前記内部電圧検出回路の能力を低下させ、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記40) 電源電圧を外部から受け、所定の内部回路に供給する内部電圧を発生する内部電圧発生回路と、
前記内部電圧のレベルを検出し、その検出結果に基づいて前記内部電圧発生回路を制御する内部電圧検出回路とを備え、
制御信号を外部から受けたときに、前記内部電圧検出回路における前記内部電圧の検出レベルを低くすることで、前記内部電圧発生回路が生成する前記内部電圧の絶対値を小さくし、チップを低消費電力モードに移行させることを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
付記2の半導体記憶装置では、エントリ回路は、外部からの制御信号を受けて、昇圧回路の動作を停止し、ワード線に供給するブースト電圧の生成を停止させる。低消費電力モード時に、定常的に電力を消費する昇圧回路が停止するため、消費電力が大幅に低減される。
付記3の半導体記憶装置では、エントリ回路は、外部からの制御信号を受けて、基板電圧発生回路の動作を停止し、基板に供給する基板電圧の生成を停止させる。低消費電力モード時に、定常的に電力を消費する基板電圧発生回路が停止するため、消費電力が大幅に低減される。
付記4の半導体記憶装置では、エントリ回路は、外部からの制御信号を受けて、内部電源電圧発生回路の動作を停止し、メモリコアに供給される内部電源電圧の生成を停止させる。低消費電力モード時に、定常的に電力を消費する内部電源電圧発生回路が停止するため、消費電力が大幅に低減される。
付記5の半導体記憶装置では、エントリ回路は、外部からの制御信号を受けて、プリチャージ電圧発生回路の動作を停止し、ビット線に供給されるプリチャージ電圧の生成を停止させる。低消費電力モード時に、定常的に電力を消費するプリチャージ電圧発生回路が停止するため、消費電力が大幅に低減される。
付記9の半導体記憶装置では、エントリ回路は、外部からリセット信号とチップイネーブル信号とを受ける。エントリ回路は、これ等制御信号の状態が低消費電力コマンドであるときを認識したときに、チップを低消費電力モードに移行させる。このため、コマンド入力により、チップを低消費電力モードに移行できる。
付記10の半導体記憶装置では、リセット信号が所定の期間非活性化にされ、この状態でさらにチップイネーブル信号が所定の期間活性化されたときに低消費電力モードに移行する。このため、電源ノイズ等でリセット信号またはチップイネーブル信号にグリッチが発生した場合にも、誤って低消費電力モードに移行することが防止される。
付記11の半導体記憶装置では、エントリ回路は、低消費電力モード中に外部から複数の制御信号を受ける。エントリ回路は、制御信号の状態が低消費電力モードの解除を求めているときに、チップを低消費電力モードから解除する。このため、コマンド入力により、低消費電力モードを解除できる。
付記19の半導体記憶装置では、低消費電力モードの解除時に、内部電圧および内部で生成される昇圧電圧の少なくとも一方が、それぞれ所定の電圧より低い期間、内部回路を初期化するためのリセット信号が活性化される。このため、低消費電力モードから通常の動作モードに移行する際に、内部回路をさらに確実にリセットすることができ、内部回路の誤動作を防止できる。
付記21の半導体記憶装置では、タイマは、CR時定数回路を有している。タイマは、CR時定数回路に伝搬される信号の伝搬遅延時間に基づいて、所定の時間を計測する。このため、リセット信号の活性化期間を簡易な回路で設定できる。
付記22および付記23の半導体記憶装置では、低消費電力モードの解除時に、通常動作時に動作するカウンタが所定の数を計数している期間に、内部回路を初期化するためのリセット信号が活性化される。このため、低消費電力モードから通常の動作モードに移行する際に、内部回路を確実にリセットすることができ、内部回路の誤動作を防止できる。カウンタとして、例えば、メモリセルのリフレッシュアドレスを示すリフレッシュカウンタ等が使用される。
付記25の半導体記憶装置では、内部電圧発生回路は、前記内部電圧を発生する複数のユニットを備えている。低消費電力モード中に、ユニットのうち一部は、動作を停止するため、低消費電力モード中の消費電力をさらに低減できる。
付記27の半導体記憶装置では、内部電圧発生回路は、電源電圧を外部から受け、内部電圧を発生する。内部電圧は、電源線を介して前記内部回路に供給される。このため、低消費電力モードの解除後、安定化容量に蓄えられた電荷に対応する電圧を、内部回路に与えることができる。
付記29の半導体記憶装置では、内部電圧検出回路は、内部電圧のレベルを検出する複数のユニットを備えている。低消費電力モード中に、ユニットのうち一部は、動作を停止するため、低消費電力モード中の消費電力をさらに低減できる。
付記31の半導体記憶装置では、参照電圧発生回路は、参照電圧を発生する。内部電圧検出回路は、内部電圧と参照電圧とを比較することで、内部電圧のレベルを検出する。
半導体記憶装置は、制御信号を外部から受けたときに、参照電圧発生回路が発生する参照電圧のレベルを低くすることで、内部電圧検出回路における前記内部電圧の検出レベルを低くする。この結果、内部電圧のレベルが低下し、内部回路のトランジスタ等のオフ電流が減少するので、消費電力を低減できる。
付記34の半導体記憶装置の制御方法では、パワーオン時に電源電圧が所定の電圧になるまで、チップイネーブル信号が非活性化される。このため、パワーオン時に誤って低消費電力モードに移行することが防止される。