JP5035544B2 - クロック同期回路におけるクロック捕捉 - Google Patents

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Description

本発明は、クロック同期回路における同期クロック信号の「捕捉」に関する。より詳細には、本発明は、基準クロック入力信号なしで同期クロック出力信号を一時的に提供するクロック同期回路に関する。本発明はまた、基準クロック入力信号によって引き起こされるジッタがわずかか、皆無の同期クロック出力信号を提供するクロック同期回路に関する。
同期クロック信号を基準クロック信号に基づいて生成するためにクロック同期回路が使用される。同期クロック信号は、基準クロック信号と理想的には位相が一致している。クロック同期回路の一種類に遅延ロックループ(DLL)がある。DLLは、可変遅延回路を用いてDLLから出力される前に入力基準クロック信号に位相遅延を加える。DLLは、位相検出器を用いて、DLLの出力と基準クロックとの位相差を計測し、位相差を最小限にするために可変遅延量を調整する。
別の種類のクロック同期回路は同期ミラー遅延(SMD)である。SMDは、前進遅延アレイと後進遅延アレイの遅延アレイの組み合わせ対を使用して、入力基準クロック信号に同期させた遅延クロック信号を出力する。基準クロック信号は前進遅延アレイに入力される。所定数のクロックサイクルの後、ミラー制御信号をトリガーして、後進遅延アレイの同じ遅延段へクロック信号を前進遅延アレイから移行する。クロック信号は、SMDから出力される前に前進遅延アレイと同じ長さの時間、後進遅延アレイにとどまる。両遅延アレイにおける合計遅延が出力クロック信号を基準クロック信号に同期させる。
さらに別の種類のクロック同期回路に計測制御遅延(MCD)がある。MCDにおいては、入力基準クロック信号が計測遅延アレイと前進遅延アレイの二つの遅延アレイに提供される。所定数のクロックサイクルの後、計測回路がトリガーされて、(1)計測遅延アレイを進むクロック信号の進行状態を計測し、(2)計測遅延アレイにおいて計測された同じ遅延点において前進遅延アレイからクロック信号を出力する。
高速記憶装置において、記憶アクセスの正確なタイミングの制御にこれらの種類のクロック同期回路が使用され得る。これらの各回路は、同期クロック信号を生成するのに入力基準信号を必要とする。パワーダウン状態において、できるだけ多くの回路を停止することが電力消費を低減する。しかし、基準信号、その関連するクロック分配回路、およびクロック同期回路は通常、パワーダウンの状態において停止されない。これは、パワーダウン状態が終了した後、有効同期クロック信号を出力するのに多くのクロックサイクルが必要であり、かつ高速記憶装置がパワーダウン状態の終了と同時に同期クロック信号の存在を必要とするからである。
上記を受けて、入力基準クロック信号が除かれた後、同期クロック信号を出力し続けるクロック同期回路の提供を可能にすることが望ましい。したがって、例えば、パワーダウン状態の間、基準クロック信号分配回路をパワーダウンし得る。
同期回路の出力はまた、入力信号のジッタに影響を受け得る。ジッタは断続的な信号のタイミングにおける短期のランダムな変動である。クロックがとられたシステムにおいて、クロック信号のタイミングにおけるこれらのランダムな変動がタイミングエラーを引き起こし得る。
上記を受けて、同期クロック信号における入力依存ジッタを低減するクロック同期回路の提供を可能にすることが望ましい。
本発明の目的は、基準クロック信号が除かれた後、同期クロック信号を出力し続けるクロック同期回路を提供することである。
本発明の目的はまた、同期クロック出力信号の入力依存ジッタをもし除去しないとしても低減はするクロック同期回路を提供することである。
本発明に基づき、クロック同期回路にクロック捕捉フィードバックループが備えられる。クロック同期回路が入力基準クロック信号にロックされた後、クロック同期回路はその入力を入力基準クロック信号から、フィードバックされた同期出力信号に切り替え得る。クロック同期回路はその後、基準クロック信号から独立して、捕捉された同期クロック出力信号とともに振動し続け得る。これにより、入力基準クロック信号分配回路が停止されている間(例えば、パワーダウンのため)、クロック同期回路は同期クロック出力を提供し得る。
本発明はまた、振動同期クロック信号を修正または再生成するため、および回路に起こり得るいかなる信号劣化をも低減するため、負荷サイクル修正回路(DCC)またはパルス生成器をクロック捕捉同期回路に提供する。これは、入力基準クロック信号なしに長い期間クロック同期回路が動作することを有利に可能にする。
本発明はまた、入力依存ジッタを低減するクロック同期回路を提供する。同期クロック信号が基準クロック信号の代わりにフィードバックされクロック同期回路の入力側で処理されると、基準クロック信号に存在するジッタはもはやクロック同期回路を通り同期クロック出力側へ伝播されない。
本発明の上記やその他の目的、および利点は、下記の詳細説明が、類似参照文字が類似部分へ全体にわたり言及する付随図面に併せて検討されると明らかである。
本発明は、結果として一時的自己維持同期クロック信号を出力し得るクロック同期回路におけるクロック捕捉を提供する。本発明はまた同期クロック出力信号における入力依存ジッタを低減する。
図1は、典型的な遅延ロックループ(DLL)同期回路100を示す。基準クロック信号RCLKはDLL100への入力であり、また出力信号DLLCLKはクロック信号RCLKが遅延され、同期されたバージョンのものである。RCLKとDLLCLKとの位相差は理想的には0である。
DLL100は通常、入力バッファ102、可変遅延104、出力バッファ106、遅延モデル108、位相検知器110、および遅延制御手段112を含む。前進信号パス101に沿い、基準クロック信号RCLKが入力バッファ102を介して可変遅延104へ入る。入力バッファ102が入力クロック信号RCLKを遅延D1だけ遅延させる。可変遅延104が調整可能遅延量を加え、DLL出力信号DLLCLKとして出力バッファ106を介してクロック信号を出力する。出力バッファ106がクロック信号をD2だけ遅延させる。遅延D2は、例えばクロック分配ツリー遅延あるいは出力ドライバ遅延など、DLL100の出力側で他の遅延も含み得る。
可変遅延104は、理想的にはDLLCLKがRCLKと一致した位相になるような値に設定される。DLLCLKがRCLKと一致した位相になるためには、前進信号パス101の合計遅延量がクロック期間tckの倍数(すなわち、遅延がN*tckと等しく設定される。ここで、Nは1以上の整数である)である必要がある。このため、可変遅延104の遅延は、理想的にはN*tck−(D1+D2)(すなわち、合計所望遅延から入力バッファ102および出力バッファ106の近似遅延を引いたもの)に設定される。
フィードバック信号パス103に沿い、可変遅延104の出力は遅延モデル108を介して位相検知器110へフィードバックされる。遅延モデル108は(D1+D2)の近似遅延(すなわち、入力バッファ102と出力バッファ106の近似遅延の合計)を「モデル」する。可変遅延104と遅延モデル108との遅延の合計は理想的には前進信号パス101の遅延(すなわち、N*tck)に等しい。
位相検知器110は、基準入力クロック信号RCLKと同期出力クロック信号DLLCLKとの位相差を計測する。位相検知器110は、可変遅延104の遅延を調整する遅延制御手段112を制御する。可変遅延104は、位相検知器110により計測されるRCLKとDLLCLKとの位相差をもし除去しないとしても最低限にするように調整される。可変遅延104がその最適設定値に調整されると、DLLがロックされた、といわれる。
図2は本発明に基づくクロック捕捉DLL200を示す。DLL100と同様に、クロック捕捉DLL200は、入力バッファ202、可変遅延204、出力バッファ206、遅延モデル208、位相検知器210、および遅延制御手段212を含み、それらすべてがDLL100における対応部分と類似的に、または同様に動作する。好ましくは、DLL200はまたマルチプレクサ214を含む。マルチプレクサ214によって導入された遅延は、遅延モデル208による。
可変遅延204が調整されDLL200がロックされた後、制御入力SELを用いてマルチプレクサ214は入力基準クロックRCLKの代わりにパス203からフィードバック信号を通すように切り替えられ得る。このように、フィードバック信号パス203が前進信号パス201に結合され得、信号ループを形成する。DLL200は、理想的にはこの「クロック捕捉形態」において同じ位相と周期的で振動し続ける。DLL200の動作の特定のモードにより、位相検知器210はクロックが捕捉されたとき使用禁止にされ得る、または必要に応じて位相差を測定し可変遅延204を調整し続け得る。位相検知器210はまた、クロックが捕捉された後に起こり得る位相エラーを補正するために、クロック捕捉形態への切り替えの直前に調整され得る。
DLL200の動作は、クロックが捕捉される前と後の信号タイミングをそれぞれ示す図3と図4に説明されている。説明を簡素にするために、入力バッファ202の遅延(D1)、出力バッファ106の遅延(D2)、および遅延モデル108の遅延(D1+D2)はゼロと仮定されている。SCLKはマルチプレクサ214を介して送られるクロック信号である。
図3を参照すると、SELは可変遅延204へマルチプレクサ214を介してRCLKを送るように設定されている。302におけるマルチプレクサ214の出力、SCLKとFBCLKを位相差はDLLがまだロックされていないことを示している。
図4を参照すると、SELはRCLKを可変遅延204へマルチプレクサ214を介して送るために402で設定される。404で、SCLKとFBCLKは位相が一致して示されている(すなわち、位相差がない)ので、SELは可変遅延204へマルチプレクサ214を介してフィードバック信号を送るために切り替えられ得る。クロックはこれで捕捉され、またDLL200は振動し続けてそれのロックされた状態を保持する。
クロック同期回路においてクロックが捕捉された後、回路の振動に影響をあたえることなく基準クロック信号は取り除かれ得る(および/またはその関連する分配回路は使用不可にされ得る)。これは、例えばダブルデータレート(DDR)同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)などにおいて望ましくあり得る。通常、能動的なパワーダウンにおいては、パワーダウン状態を終了した後、クロックサイクルを一回おいてからリード動作を可能にするために必要なクロック動作をこれらが提供するので、基準クロックおよびクロック同期回路は停止されない。もしクロック同期回路が停止されると、それを再び作動させ、正しく同期されたクロック信号を出力させるのに多数のクロックサイクルが必要となってしまう。一方、本発明に基づくと、クロック同期回路はパワーダウン状態に入る前にクロック信号を捕捉し得る。基準クロック分配回路はその後に停止され得、基準クロックが取り除かれる。同期回路は適切な周期的と位相で一時的に振動し続ける。このため、クロック同期回路はオンのままで、システムがパワーダウン状態を終了することに対応できるままだが、基準クロック分配回路を停止することによって電力が節約される。本発明のこの実施形態は、能動的パワーダウン状態が終了されるときにおいてメモリのリードを可能にするために必要なクロック信号エッジを生成しつつ、能動的パワーダウン中における電力消費を低減するという利点を有する。
システムがパワーダウン状態終了可能状態になると、SELは可変遅延204へマルチプレクサ214を介して基準クロック信号を送るように切り替えられ得る。基準クロックは、捕捉されたクロック信号の代わりにDLL200を介して再び振動する。クロック捕捉状態への、およびからの移行の間中、出力クロック信号への障害は通常、あるとしてもわずかである。しかし、入力基準クロック信号が捕捉され、DLL200が同期クロック信号に基づいてより長い時間振動した後、システムは同期から外れ得る。これが発生すると、振動クロック信号と基準クロック信号との間に位相差があり得る。この場合、基準クロック入力への切り替えが出力クロック信号に障害または妨害を発生させ得る。このため、本発明の他の実施形態に基づくと、マルチプレクサ214は位相混合回路に取り替えられ得る。位相混合回路は、フィードバックされたクロック信号と基準クロック信号との間をさらに円滑に移行することが可能であり得、突然の中断を避け得る。
さらに、クロック同期回路でクロック信号を捕捉することは、基準信号のジッタによって引き起こされる同期クロック出力信号のジッタを低減する。DLL200がロックされ、クロックが捕捉された後は、基準クロック信号RCLKはもはやDLL出力DLLCLKの生成に使用されない。したがって、基準クロック信号RCLKのジッタは、もはや同期回路を介して伝わったり出力信号DLLCLKに影響したりしない。一方、RCLKがまだ利用できれば、RCLKは、DLLCLKの生成にはもはや使用されないとしても、DLLCLKの位相同期を維持するために位相検知器204によって使用され得る。
入力基準クロック信号が捕捉された後、DLL200はある期間、同期クロック信号に基づいて振動し続ける。最終的には、前述のようにシステムが同期から外れ得る。とりわけ、基準クロックが除かれ、位相検知器210が計測に基準信号を利用できない場合、システムは、同期を保持するために基準クロック信号がまだ利用できる場合に比べてより早く同期から外れ得る。また、捕捉クロック信号の負荷サイクルは、捕捉クロック信号がDLL200において振動している間に歪み得る。
図5は本発明に基づくクロック捕捉DLLの別の実施形態を示す。クロック捕捉DLL200と同様に、クロック捕捉DLL500は、入力バッファ502、可変遅延504、出力バッファ506、遅延モデル508、位相検知器510、遅延制御手段512、およびマルチプレクサ514を含み、それらすべてがDLL200における対応部分と類似的に、または同様に動作する。好ましくは、DLL500はまたパルス生成器516を含む。
パルス生成器516は、可変遅延504の出力側に接続されており、振動クロック信号に同期された所定の幅のパルスを発生する。このパルスは負荷サイクルおよび振動クロック信号の全体的な整合性を維持し、振動クロック信号の劣化を防ぐ。したがって、同期出力クロック信号がより長い時間、提供され得る。
本発明の別の実施形態に基づくと、パルス生成器516は負荷サイクル補正回路(DCC)に取り替えられ得る。DCCは振動クロック信号の負荷サイクルの歪みを補正し、またクロック信号が劣化するのを防ぐ。
これまでの実施形態は全てDLLに関するが、本発明は別の種類のクロック同期回路とともに使用され得る。例えば、図6は本発明に基づいた典型的な同期ミラー遅延(SMD)を示し、図7は本発明に基づいたクロック捕捉SMDを示す。さらに、図8は本発明に基づいた典型的な計測制御遅延(MCD)を示し、図9は本発明に基づいたクロック捕捉MCDを示す。
図6は入力バッファ602、遅延モデル604、前進遅延アレイ606、ミラー制御回路608、後退遅延アレイ610、n分割(divide−by−n)カウンタ612、および出力バッファ614を含む典型的なSMD600を示す。
前進遅延アレイ606および後退遅延アレイ610は一連の遅延素子から成る。理想的には、前進遅延アレイ606および後退遅延アレイ610の遅延特性は同一である。前進遅延アレイ606は各々の遅延素子にそれぞれ対応するする一連の並列出力を有し、また後退遅延アレイ610はその遅延素子の各々にそれぞれ対応する一連の並列入力を有する。クロック信号は前進遅延アレイ606に入力された後、遅延素子を介して伝播し始める。クロック信号がK番目の遅延素子に到達すると、n分割カウンタが駆動するミラー制御回路612がクロック信号を前進遅延アレイ606のK番目の遅延素子から出力させ、後退遅延アレイ610のK番目の遅延素子に入力させる。クロック信号は後退遅延アレイ610へ入力された後、後退遅延アレイ610を出る前に前進遅延アレイ606のそれと同じ数の遅延素子を介して伝播する。理想的には、前進遅延アレイ606によって導入されたクロック信号遅延は後退遅延アレイ610によって導入された遅延と等しく、アレイ遅延の総計は2*(tck−(D1+D2))に等しい。
SMD600の前進信号パス601において、基準クロック信号RCLKは入力バッファ602および遅延モデル604を介して入力され、前進遅延アレイ606に入る。入力バッファ602および出力バッファ614および遅延モデル604は前述のDLL回路のそれらと類似の遅延特質を有する。N分割カウンタ606は、N回のクロックサイクルを数えた後、ミラー制御回路608をトリガーする。数値Nは遅延アレイの長さおよびクロック信号のスピードに基づく。Nはクロック同期回路の設計により固定であり得るか、または可変であり得る。ミラー制御回路608は前進遅延アレイ606のクロック信号を後退遅延アレイ610に転送させる。さらにN回のクロックサイクルの後、同期出力クロック信号は出力バッファ614を介して出力される。前進パスの総遅延は2*N*tckに等しい。
図7は本発明に基づくクロック捕捉SMD700を示す。SMD700は、入力バッファ702、遅延モデル704、前進遅延アレイ706、ミラー制御回路708、後進遅延アレイ710、N分割カウンタ712、および出力バッファ714を含み、それらすべてがSMD600における対応部分と類似的に、または同様に動作する。SMD700はまた、好適にはマルチプレクサ716および遅延モデル718を含むフィードバックパス703を含む。
入力基準クロック信号RCLKは遅延され、同期してDLLCLKとして出力される。一方、付加的なフィードバック703が同期クロック信号の捕捉および振動を可能にする。マルチプレクサ716がフィードバックされた信号を出力するために切り替えられると、閉ループ振動器が形成される。遅延モデル718は好ましくは遅延モデル704と同様であり、前進信号パス701の総遅延(すなわち、2*N*tck)と等しい総フィードバック信号パス遅延を提供する。
図8は、入力バッファ802、遅延モデル804、計測遅延アレイ806、計測回路808、前進遅延アレイ810、N分割カウンタ812、および出力バッファ814を含む典型的なMCD800を示す。
計測遅延アレイ806および前進遅延アレイ810は各々、一連の遅延素子を含む。理想的には、計測遅延アレイ806および前進遅延アレイ810は等しい遅延量を提供する。基準クロック信号が遅延アレイ806および前進遅延アレイ810を計測するために入力される。基準クロック信号は、両遅延アレイの遅延素子を介して伝播する。計測回路808は、クロック信号が計測遅延アレイ806の最後の遅延素子に到着する前に起動される。計測回路808は、計測遅延アレイ806の遅延素子を介するクロック信号の進行を計測し、同数の遅延素子の後にクロック信号を出力するように前進遅延アレイ810を設定する。したがって、例えば、クロック信号が計測遅延アレイ806のK番目の遅延素子を伝播した場合、前進遅延アレイ810はK個の遅延素子の後にクロック信号を出力するように設定される。
MCD800の前進信号パス801において、基準クロック信号RCLKが入力バッファ802および遅延モデル804を介して入力され、計測遅延アレイ806に入る。RCLKが同時に入力バッファ802を介して前進遅延アレイ810に入力される。クロック信号は、前進遅延アレイ810のために設定する適切な遅延を計測するために遅延モデル804および計測遅延アレイ806を介して伝播される。前進遅延アレイ810へのクロック信号入力のみがDLL出力信号DLLCLKとして出力される。入力バッファ802および出力バッファ814および遅延モデル804は、前述のDLL回路およびSMD回路に類似する遅延特性を有する。N分割カウンタ812はN回のクロックサイクルを数えた後、計測回路808をトリガーする。計測回路808は計測遅延アレイ806においてクロック信号が伝播した単位遅延の数を計測し、同数の単位遅延素子を使用するように前進遅延アレイ810を設定する。そして、計測回路808が設定した遅延素子でクロック信号が前進遅延アレイ810から出力される。(基準クロック信号RCLKは、計測遅延アレイ806に入力される前に遅延モデル804を介して伝播し、またRCLKはこの追加遅延なしに前進遅延アレイ810に入力されることに注意されたい。)したがって、クロック信号は計測遅延アレイ806を介するよりも前進遅延アレイ810を介する方がより速く伝播する。このため、計測遅延アレイ806が前進遅延アレイ810の適切な遅延素子を選択する前に一部のクロックパルスが失われ得る(または、不正確な位相を有し得る)。この遅延(または不正確な位相の時間)は、SMDの初期化の一部である。前進信号パスの総遅延はN*tckに等しい。
図9は本発明に基づくクロック捕捉MCD900を示す。MCD900は、入力バッファ902、遅延モデル904、前進遅延アレイ906、ミラー制御回路908、後退遅延アレイ910、N分割カウンタ912、およびバッファ914を含み、それらすべてがMCD800における対応部分と類似的に、または同様に動作する。MCD900はまた、好適にはマルチプレクサ916およびマルチプレクサ918を含むフィードバックパス903を含む。
MCD900において、入力基準クロック信号RCLKは遅延され、DLLCLKとして同期して出力される。フィードバックパス903は、同期クロック信号がMCD900を介して捕捉および振動されることを可能にする。マルチプレクサ916およびマルチプレクサ918は、遅延モデル904および前進遅延アレイ910へフィードバック信号が送られることを可能にする。フィードバックパス903の総遅延は、前進信号パス901(すなわちN*tck)と等しい。
図10は本発明を組み込んだシステムを示す。システム1000は、複数のDRAMチップ1010、プロセッサ1070、メモリコントローラ1072、入力装置1074、出力装置1076、およびオプションの記憶装置1078を含む。データおよび制御信号は、バス1071を介してプロセッサ1070とメモリコントローラ1072との間を送信される。同様に、データおよび制御信号は、バス1073を介してメモリコントローラ1072とDRAMチップ1010との間を送信される。一つ以上のDRAMチップ1010が本発明に基づいてクロック捕捉同期回路を含む。クロック捕捉回路はまたメモリコントローラ1072に含まれ得る。さらに、本発明に基づくクロック捕捉同期回路はクロック同期を必要とするシステムのいずれかの部分に含まれ得る。そのような同期回路は、パワーダウン状態に入るときにリード動作を実行するために、および/あるいは入力依存ジッタを低減するために使用され得る。入力装置1074は、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド・ディスプレイスクリーン、あるいはシステム1000にユーザが情報を入力することを可能にする他の適切な装置を含み得る。出力装置1076は、例えば、ビデオディスプレイユニット、プリンタ、あるいはユーザに出力データを供給することが可能な他の適切な装置を含み得る。入力装置1074および出力装置1076は代替的に単一の入力/出力装置であり得ることに注目されたい。記憶装置1078は、例えば、一つ以上のディスクドライブあるいはテープドライブを含み得る。
本発明は、DRAMチップ、あるいはDRAMチップを含むシステムに限られず、そのようなクロック(または他の周期的な信号)捕捉同期によって益を受け得る他のシステムおよび集積回路に適用することに注目されたい。
したがって、クロック捕捉同期回路が提供されることが明らかになった。当業者は、本発明が、限定ではなく説明の目的で提示された、記述された実施形態以外で実施され得ること、および本発明は添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることを理解する。
典型的な遅延ロックループ(DLL)のブロック図である。 本発明に基づくクロック捕捉DLLのブロック図である。 本発明に基づくクロック捕捉DLLにおけるロックされていないクロックの入力および出力信号のタイミング図である。 本発明に基づくクロック捕捉DLLにおけるロックされているクロックの入力および出力信号のタイミング図である。 本発明に基づくパルス生成器を含むクロック捕捉DLLのブロック図である。 典型的な同期ミラー遅延(SMD)のブロック図である。 本発明に基づくクロック捕捉SMDのブロック図である。 典型的な計測制御遅延(MCD)のブロック図である。 本発明に基づくクロック捕捉MCDのブロック図である。 本発明を組み込んだシステムのブロック図である。

Claims (18)

  1. 周期的基準信号に基づいてクロック信号を生成する方法であって、該方法は、
    周期的基準信号を受信することと、
    該受信に応答して該基準信号に同期したクロック信号を生成することであって、該同期したクロック信号が同期ミラー遅延回路によって生成される、ことと、
    該同期したクロック信号をフィードバックすることと、
    該基準信号との同期を保持するために、該フィードバックされた同期したクロック信号を遅延することと、
    該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信したことに応答して、該基準信号から独立して、該遅延されたフィードバックされた信号に応答して該同期したクロック信号を生成し続けることと
    を包含する、方法。
  2. 前記同期したクロック信号が位相により前記基準クロック信号に同期させられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記周期的基準信号および前記遅延されたフィードバックされた信号を多重化することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  4. 周期的基準信号に基づいてクロック信号を生成する方法であって、該方法は、
    周期的基準信号を受信することと、
    該受信に応答して該基準信号に同期したクロック信号を生成することであって、該同期したクロック信号が計測制御遅延回路によって生成される、ことと、
    該同期したクロック信号をフィードバックすることと、
    該基準信号との同期を保持するために、該フィードバックされた同期したクロック信号を遅延することと、
    該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信したことに応答して、該基準信号から独立して、該遅延されたフィードバックされた信号に応答して該同期したクロック信号を生成し続けることと
    を包含する、方法。
  5. 周期的基準信号に基づいてクロック信号を生成する方法であって、該方法は、
    周期的基準信号を受信することと、
    該受信に応答して該基準信号に同期したクロック信号を生成することであって、該クロック信号を生成することは、該受信された周期的基準信号を遅延することと、該周期的基準信号と該遅延された周期的基準信号との間の位相差を計測することと、計測された位相差を最小限にするために該受信された周期的基準信号の該遅延を変化させることとによって該周期的基準信号を再生成することを含む、ことと、
    該同期したクロック信号をフィードバックすることと、
    該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信したことに応答して、該基準信号が復元されるまで、該基準信号から独立して、該遅延されたフィードバックされた信号に応答して該同期したクロック信号を生成し続けることと
    を包含する、方法。
  6. 同期ミラー遅延回路により前記同期したクロック信号を生成することは、
    各々出力を有する一連の単位遅延素子を含んでいる第一アレイを用いて、前記受信された周期的基準信号を遅延することと、
    クロックサイクルの数を数えることと、
    該クロックサイクルを数えることに応答して第二アレイの入力へ該第一アレイの該遅延素子の出力のうちの一つから、該遅延された周期的信号を送信することであって、該第二アレイは、各々入力を有する一連の単位遅延素子を含む、ことと、
    該送信された周期的信号を該第二遅延アレイから出力することと
    を包含する、請求項1に記載の方法。
  7. 計測制御遅延回路により前記同期したクロック信号を生成することは、
    第一アレイおよび第二アレイに前記周期的基準信号を入力することであって、該アレイの各々は一連の単位遅延素子を含む、ことと、
    クロックサイクルの数を数えることと、
    該数えられたクロックサイクルの数に応答して、単位遅延の増分で、該第一アレイを介した該周期的基準信号の伝播を計測することと、
    該単位遅延の計測された数に基づいて該周期的基準信号を出力するように該第二アレイを構成することと
    を包含する、請求項に記載の方法。
  8. 周期的基準信号に基づいてクロック信号を生成する方法であって、該方法は、
    周期的基準信号を受信することと、
    出力クロック信号を生成するために該周期的基準信号を遅延することと、
    該クロック信号をフィードバックすることと、
    該周期的基準信号に該クロック信号を同期させるために該遅延することを調整することと、
    該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信したことに応答して、該基準信号から独立して、同期ミラー遅延回路内で該クロック信号を保持することと
    を包含する、方法。
  9. 周期的基準信号に基づいてクロック信号を生成する方法であって、該方法は、
    周期的基準信号を受信することと、
    出力クロック信号を生成するために該周期的基準信号を遅延することと、
    該クロック信号をフィードバックすることと、
    該周期的基準信号に該クロック信号を同期させるために該遅延することを調整することと、
    該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信したことに応答して、該基準信号から独立して、計測制御遅延回路内で該クロック信号を保持することと
    を包含する、方法。
  10. 周期的基準信号に基づいてクロック信号を生成する方法であって、該方法は、
    可変遅延ラインを用いて該周期的基準信号を遅延することと、
    該周期的基準信号と該遅延された周期的基準信号との間の位相差を計測することと、
    該周期的基準信号に同期させたクロック信号を生成するために、該計測された位相差に基づいて該周期的基準信号該遅延変化させることと、
    該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信することと、
    基準信号が取り除かれることを示す信号に応答して、該計測することおよび該変化させることを停止することと、
    該可変遅延ラインへ該同期したクロック信号をフィードバックすることと、
    該周期的基準信号が復元されるまで、該周期的基準信号なしで該フィードバックされたクロック信号の該同期を保持することであって、該保持することは、該フィードバックされた信号を再生成することをさらに含む、ことと
    を包含する、方法。
  11. 前記再生成することが前記フィードバックされたクロック信号に同期した所定の幅を有するパルスを生成することを含む、請求項10に記載の方法。
  12. クロック同期回路であって、
    周期的基準信号を受信するように動作する第一入力、ならびに第二入力、出力、および該出力に結合される該第一入力および該第二入力のうちの一つを選択するように動作する制御入力を有するマルチプレクサと、
    該マルチプレクサの出力に結合された入力、および出力を有する第一遅延回路であって、該第一遅延回路の入力から該遅延回路の出力へと伝播する信号を遅延するように動作する第一遅延回路と、
    該第一遅延回路の出力に結合された入力および一連の遅延された周期的信号出力を有する第一アレイであって、該出力の各々が漸進的に増加する遅延量を出力信号に提供する、第一アレイと、
    出力および一連の入力を有する第二アレイであって、該入力の各々が該入力と該第二アレイの出力との間に漸進的に増加する遅延量を有する、第二アレイと、
    該周期的基準信号を受信するために結合された入力、および出力を有するカウンタであって、該周期的基準信号のクロックサイクルを特定数、数えた後に信号を出力するように動作するカウンタと、
    該カウンタの出力に結合された制御入力を有するミラー制御回路であって、該第二アレイの入力へ該第一アレイの出力のうちの一つから該遅延された周期的信号を送信するように動作するミラー制御回路と、
    該第二アレイの出力に結合される入力、および該マルチプレクサの第二入力に結合された出力を有する第二遅延回路であって、該第二遅延回路の入力から該第二遅延回路の出力へと伝播する信号を遅延するように動作する第二遅延回路と
    を備える、クロック同期回路。
  13. 周期的基準信号に基づいてクロック信号を生成する装置であって、
    周期的基準信号を受信する手段と、
    該受信に応答して該基準信号に同期したクロック信号を生成する手段であって、該生成する手段は、各々出力を有する一連の単位遅延素子を備える第一アレイを用いて、該受信される周期的基準信号を遅延する手段とクロックサイクルの数を数える手段と該クロックサイクルを数えることに応答して、該第一アレイの出力から第二アレイへ該遅延された周期的信号を送信する手段と該第二遅延アレイから該送信された周期的信号を出力する手段とを備える、手段と、
    該同期したクロック信号をフィードバックする手段と、
    該基準信号との同期を保持するために該フィードバックされた同期したクロック信号を遅延する手段と、
    該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信したことに応答して、該基準信号から独立して、該遅延されたフィードバックされた同期したクロック信号に応答して該同期したクロック信号を生成し続ける手段と
    を備える、装置。
  14. 周期的基準信号に基づいてクロック信号を生成する装置であって、
    周期的基準信号を受信する手段と、
    該受信に応答して該基準信号に同期したクロック信号を生成する手段であって、該生成する手段は、一連の単位遅延素子を備えた第一アレイへ該周期的基準信号を入力する手段とクロックサイクルの数を数える手段と該クロックサイクルが数えられたことに実質的に応答して、単位遅延の増分で、該第一アレイを介した該遅延された周期的基準信号の遅延を計測する手段と該単位遅延の計測された数に基づき該周期的基準信号を出力するために第二アレイを構成する手段とを備える、手段と、
    該同期したクロック信号をフィードバックする手段と、
    該基準信号との同期を保持するために該フィードバックされた同期したクロック信号を遅延する手段と、
    該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信したことに応答して、該基準信号から独立して、該遅延されたフィードバックされた同期したクロック信号に応答して該同期したクロック信号を生成し続ける手段と
    を備える、装置。
  15. 周期的基準信号に基づいてクロック信号を生成する装置であって、
    可変遅延手段を用いて該周期的基準信号を遅延する手段と、
    該周期的基準信号と該遅延された周期的基準信号との間の位相差を計測する手段と、
    該周期的基準信号に同期したクロック信号を生成するために、該計測された位相差に基づいて該周期的基準信号の該遅延を変化させる手段と、
    該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信することと、該基準信号が取り除かれることを示す信号を受信したことに応答して、該計測することおよび該変化させることを停止することと、可変遅延ラインへ該同期したクロック信号をフィードバックすることと、該周期的基準信号が復元されるまで、該周期的基準信号なしで、該フィードバックされたクロック信号の同期を保持することとを実行する手段と
    を備え、該保持する手段は、該フィードバックされた信号を再生成する手段をさらに含む、装置。
  16. 前記再生成する手段が、前記フィードバックされた信号に同期した所定の幅のパルスを生成することを含む、請求項15に記載の装置。
  17. プロセッサと、
    該プロセッサに結合されたメモリコントローラと、
    該メモリコントローラに結合された複数のダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)チップと
    を備える、コンピュータシステムであって、
    該DRAMチップのうちの少なくとも一つがクロック同期回路を含み、該クロック同期回路は、
    周期的基準信号を受信するように動作する第一入力、ならびに第二入力、出力、および該出力に結合させる該第一入力および該第二入力のうちの一つを選択するように動作する制御入力を有するマルチプレクサと、
    該マルチプレクサの出力に結合された入力、および出力を有する第一遅延回路であって、該第一遅延回路の入力から該遅延回路の出力へと伝播する信号を遅延するように動作する第一遅延回路と、
    該第一遅延回路の出力に結合された入力および一連の遅延された周期的信号出力を有する第一アレイであって、該出力の各々が漸進的に増加する遅延量を出力信号に提供する、第一アレイと、
    出力および一連の入力を有する第二アレイであって、該入力の各々が該入力と該第二アレイの出力との間に漸進的に増加する遅延量を有する、第二アレイと、
    該周期的基準信号を受信するために結合された入力、および出力を有するカウンタであって、該周期的基準信号のクロックサイクルを特定数、数えた後に信号を出力するように動作するカウンタと、
    該カウンタの出力に結合された制御入力を有するミラー制御回路であって、該第二アレイの入力へ該第一アレイの出力のうちの一つから該遅延された周期的信号を送信するように動作するミラー制御回路と、
    該第二アレイの出力に結合される入力、および該マルチプレクサの第二入力に結合された出力を有する第二遅延回路であって、該第二遅延回路の入力から該第二遅延回路の出力へと伝播する信号を遅延するように動作する第二遅延回路と
    を備える、コンピュータシステム。
  18. プロセッサと、
    該プロセッサに結合されたメモリコントローラと、
    該メモリコントローラに結合された複数のダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)チップと
    を備える、コンピュータシステムであって、
    該DRAMチップのうちの少なくとも一つがクロック同期回路を含み、該クロック同期回路は、
    周期的基準信号を受信するように動作する第一入力、ならびに第二入力、出力、および該出力に結合させる該第一入力および該第二入力のうちの一つを選択するように動作する制御入力を有する第一マルチプレクサと、
    該第一マルチプレクサの出力に結合された入力、および出力を有する第一遅延回路であって、該第一遅延回路の入力から該遅延回路の出力へと伝播する信号を遅延するように動作する第一遅延回路と、
    該第一遅延回路の出力に結合された入力、および出力を有する第一アレイであって、一連の遅延素子を有しており、該遅延素子の各々が出力信号に漸進的に増加する遅延量を提供する、第一アレイと、
    該第一遅延回路の出力に結合された第一入力、該第一マルチプレクサの出力に結合された第二入力、ならびに出力および該出力に結合させる該第一入力および該第二入力のうちの一つを選択するように動作する制御入力を有する第二マルチプレクサと、
    該第一マルチプレクサの出力に結合された入力、ならびに出力を有するカウンタであって、該第一マルチプレクサの出力から受信される信号の特定数のクロックサイクルの後に信号を出力するように動作するカウンタと、
    該第二マルチプレクサの出力に結合された入力、および出力を有する第二アレイであって、一連の遅延素子を有しており、該遅延素子の各々が出力信号に漸進的に増加する遅延量を提供する、第二アレイと、
    該カウンタの出力に結合された入力を有する計測回路であって、該特定数のクロックサイクルで該周期的基準信号が伝播した該第一アレイ遅延素子の数を計測するように動作し、同数の遅延素子を信号が伝播するように該第二アレイを設定するようにさらに動作する計測回路と
    を備える、コンピュータシステム。
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