JP5387610B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室外機に関し、特に既設の空気調和機の室外機を更新する際に設置する空気調和機の室外機に関するものである。
既設の空気調和機の室外機(以下、単に「室外機」とも称する)の老朽化や、空調負荷の増減に対応すべく、室外機を取替える(以下、「更新する」とも称する)ことがある。これに関連して下掲の特許文献1が開示されている。また、既存の圧縮機と新たな圧縮機とで電源端子の取付け形状が異なる場合の対応策が下掲の特許文献2に開示されている。また、室外機の設置作業の簡便化を図る技術が下掲の特許文献3に開示されている。
特開2003−269739号公報 特開2010−038057号公報 特開平7−103512号公報
既設の空気調和機の室外機と、新たに取付けられる空気調和機の室外機とでは、外部からの電源供給を受ける電源端子台の位置が必ずしも一致しない。そのため、既設の電源配線が届かない場合がある。その場合には、既設の室外機だけでなく、既設の電源配線をも同時に更新する必要があり、更新作業が長時間に及ぶことがある。
本発明は、上記課題に鑑み、既設の電源配線を流用して更新作業が可能な空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明に係る空気調和機の室外機の第1の態様は、筐体(2)と、前記筐体の内部に固定されて電源供給を受ける第1の電源端子台(4)と、第2の電源端子台(6)と、前記第1の電源端子台と前記第2の電源端子台とを接続する接続ケーブル(8)とを備え、前記第2の電源端子台は、外部からの電源供給に対応するための前記筐体の内部の複数の位置のいずれかに着脱可能に固定され、前記第1の電源端子台は、前記筐体の外部から電源配線(9)並びに前記第2の電源端子台及び前記接続ケーブルを介して電源供給を受け、前記第2の電源台を内部で固定する面(62)を有し、当該面と対向する面が除去された筺形状のケース(61)を更に備える。そして前記ケースは、前記第2の電源台を固定する面(62)以外の面であって、前記電源配線(9)を通す第1の孔(64)及び前記接続ケーブルを通す第2の孔(65)が形成され、前記筐体内で下方に向けられた面(63)を有する、空気調和機の室外機(10)である。
本発明に係る空気調和機の室外機の第2の態様は、その第1の態様であって、前記複数の位置は、いずれも前記第1の電源端子台(4)よりも下方にある。
本発明に係る空気調和機の室外機の第3の態様は、その第1又は第2の態様であって、前記筐体(2)は外部から前記第2の電源端子台(6)に接続される電源配線を前記筐体の内部へと導入する開口部(22)を更に備える。
本発明に係る空気調和機の室外機の第4の態様は、その第3の態様であって、前記筐体(2)は、前記第2の電源端子台(6)が固定される位置を調節して、当該位置と前記開口部(22)との間の距離を調節可能な位置調節部(24)を更に備える。
本発明に係る空気調和機の室外機の第5の態様は、その第1乃至第4の態様のいずれかであって、前記第2の電源台(6)において、前記外部からの電源供給を受ける側の端子たる入力端子(6Ti)と、前記接続ケーブル(8)を介して前記第1の電源端子台(4)へと電源を送る側の端子たる出力側端子(6To)とは、水平方向に並べて配置され、前記第1の孔(64)と前記第2の孔(65)は左右に並ぶ配置で形成される。
既存の空気調和機の室外機を新たな空気調和機の室外機に更新する場合には、既存の電源配線を流用するが、電源端子台の設置位置が既存のものと新たなものとで異なる場合には、既存の電源配線が届かないことがある。本発明に係る空気調和機の室外機の第1の態様によれば、既存の電源配線からの電源供給に対応可能な複数の位置のいずれかに第2の電源端子台を着脱可能に固定できるので、既存の電源配線を流用でき、もって更新作業に要する時間を短縮できる。また上方からの水滴に対して防水性を高めることができる。
既存の電源配線はその配設の便宜から、空気調和機の室外機が設置される地面に沿って配設されることが多い。本発明に係る空気調和機の室外機の第2の態様によれば、第2の電源端子台が固定される位置は、第1の電源端子台が固定される位置よりも下方、すなわち地面に近いので、地面に沿って配設されていた既存の電源配線を接続するのに好適である。
本発明に係る空気調和機の室外機の第3の態様によれば、既存の電源配線を開口部を介して筐体の内部へと導き、さらに当該電源配線を第1の電源端子台若しくは第2の電源端子台に接続することができる。これにより当該電源配線の室外機側の一部分を筐体内に収納することができ、天候等によって劣化する電源配線の部位を抑制できる。
本発明に係る空気調和機の室外機の第4の態様によれば、第2の電源端子台に電源配線が接続される場合には、第2の電源端子台が固定される位置を開口部から遠ざけて調節することにより、空気調和機の外部に延びる電源配線における弛みを回避又は抑制できる。
本発明に係る空気調和機の室外機の第5の態様によれば、上方からの水滴に対して防水性を高めつつ、更新作業効率を高めることができる。
本発明の実施形態に係る空気調和機の室外機の斜視図である。 第2の電源端子台の斜視図である。 第2の電源端子台の変形例を示す斜視図である。 第2の電源端子台を固定する固定部材を例示する斜視図である。 第2の電源端子台と固定部材とを組合せた一の態様の斜視図である。 第2の電源端子台と固定部材とを組合せた他の態様の斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図1を初めとする以下の図には、本発明に関係する要素のみを示す。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る室外機10は、筐体2と、第1の電源端子台4と、第2の電源端子台6と、接続ケーブル8とを備え、熱媒配管及び制御用電線によって空気調和機の室内機と相互に接続されている(熱媒配管、制御用電線及び室内機はいずれも図示省略)。
筐体2は、打抜き屈曲加工等された金属板又はこのような金属板21と成型樹脂板23との組合せ等により構成されており、全体形状は略筺形状に形成されている。そして、筐体2はその内部に、熱媒を圧縮する圧縮機3及び制御ユニット5等が収容されている。また、筐体2は、外部からの電源供給を受けるための既存の電源配線9を筐体2内へと導入する開口部22を備えている。ただし室外機10の内部を図示するため、筐体2のうち開口部22が設けられた面は省略しており、単に開口部22の位置のみを破線で示した。電源配線9を開口部22を介して筐体2の内部へと案内することにより、電源配線9の室外機10側の一部分を筐体2内に収納することができ、天候等によって劣化する電源配線9の部位を抑制できる。
第1の電源端子台4は、筐体2の内部に固定されて電源供給を受ける。具体例を挙げれば、第1の電源端子台4は、制御ユニット5が有する制御基板7に固定される。ここで、制御基板7は室外機10の下部が浸水したとき等に備えて筐体2内の上部に固定される。つまり、第1の電源端子台4も筐体2内の上部に固定される。
第2の電源端子台6は、筐体2の内部の複数の位置のいずれか、特に第1の電源端子台4よりも下方に固定され、筐体2の外部から電源供給を受けることが可能となっている。筐体2は、第2の電源端子台6が固定される位置を調節して、当該位置と開口部22との間の距離を調節可能な位置調節部24を備えている。具体的には、位置調節部24としては、筐体2を形成する金属板21の複数箇所に設けられたネジ穴を採用できる。
第2の電源端子台6は、図2に示すように、直方体を形成する6面のうちの第1面が除去された筺形状のケース61の内部で、当該第1面と対向する第2面62に固定されている。そして、ケース61が筐体2を形成する金属板の複数の位置のいずれかに着脱可能に固定される。図1では、ケース61を着脱可能に固定する複数の箇所の例示として、ケース61を直方体で示し、符号A〜Fを付している。また便宜的に、符号A〜Fそれぞれの位置に応じてケース61A〜61Fとしている。電源端子台6は図1で例示されている複数のケース61A〜61Fの位置から択一的に配置される。ケース61A〜61Dはいずれも金属板21に設けられたネジ穴に固定されている。あるいは、金属板21の辺縁に沿って摺動するレール機構(図示省略)を設け、当該辺縁上の任意の位置でケース61を固定できるようにしても良い。
接続ケーブル8は、第1の電源端子台4と第2の電源端子台6とを接続する。具体的には、接続ケーブル8は、第1の電源端子台4と、第2の電源端子台6の出力側端子6Toとを接続する。図1では、第1の電源端子台4とケース61Aとを接続する接続ケーブル8を太い実線で示し、残余のケース61B〜61Fに接続される接続ケーブル8を太い破線で示している。
既存の電源配線9はその配設の便宜から、室外機10が設置される地面に沿って配設されることが多い。第2の電源端子台6が固定される位置が第1の電源端子台4が固定される位置よりも下方、すなわち地面に近いので、地面に沿って配設されていた既存の電源配線9を接続するのに好適である。
ケース61が呈する5面(直方体を形成する6面から第1面を除去した5つの面)のうち、第2面62以外のいずれかの1面(便宜的に「第3面」と称する)63には第1の孔64が形成されている。電源配線9(図1参照)を第1の孔64に通すことによって、更新作業の効率化を図ることができる。また、第3面63には第2の孔65が形成されている。接続ケーブル8を第2の孔65に通すことによって、更新作業の効率化を図ることができる。さらにまた、第3面63を下方に向けた状態にしたケース61を筐体2内に固定することにより、上方からの水滴に対して防水性を高めることができる。
なお、第1及び第2の孔64,65は、一体化しても良いし、第2面62と対向する側(第1面側)に開口する切欠としても良い。また、図2では、第2の電源端子台6の入力側端子6Ti(外部からの電源供給を受ける側の端子)と出力側端子6To(接続ケーブル8を介して第1の電源端子台4へと電源を送る側の端子)とが鉛直方向に並んだ配置となっているが、これらを水平方向に並べた配置としても良い。例えば、図3に示すように、第2面62を正面に見たときの第3面63の左側に第1の孔64を設け、その右側に第2の孔65を設け、入力側端子6Ti及び出力側端子6Toがそれぞれ左右に並ぶ配置で第2面62に固定しても良い。こうすることにより、上方からの水滴に対して防水性を高めつつ、更新作業効率を高めることができる。
第2の電源端子台6を筐体2の底面近傍に固定する場合、つまり図1に示すケース61Eの位置に固定する場合には、ケース61の第3面63の下方に接続ケーブル8及び電源配線9を通す必要があるため、図4に示す取付部材66を採用する。取付部材66は略逆U字形状を呈する。具体的には、鉛直方向に延在する一対の脚部67A,67Bと、脚部67A,67Bの一方側の端部同士を架橋する架橋部68とを呈する。脚部67A,67Bは、ケース61の第3面63を下方にしたときの高さよりも長い。そして、架橋部68は、ケース61の第3面を下方にしたときの水平方向の長さに略等しい。
図5に示すように、架橋部68がケース61の第3面63と対向する側の第4面69の外側を、脚部67A,67Bが残余の面たる第5及び第6面70A,70Bの外側をそれぞれ保持する。脚部67A,67Bの端部を筐体2の底面側の金属板に固定することにより、接続ケーブル8及び電源配線9を通すスペースを確保しつつケース61を筐体2の底面近傍に固定できる。
第2の電源端子台6を制御ユニット5の下部に吊り下げて固定する場合、つまり図1に示すケース61Fの位置に固定する場合には、取付部材66を図6に示すように取付る。つまり、架橋部68が第3面63の外側を、脚部67B,67Aが第5及び第6面70A,70Bの外側をそれぞれ保持する。脚部67B,67Aの端部を制御ユニット5の下部に固定することにより、ケース61を制御ユニット5の下部に吊り下げて固定できる。
2 筐体
4 第1の電源端子台
6 第2の電源端子台
8 接続ケーブル
10 室外機
22 開口部
24 位置調節部

Claims (5)

  1. 筐体(2)と、
    前記筐体の内部に固定されて電源供給を受ける第1の電源端子台(4)と、
    第2の電源端子台(6)と、
    前記第1の電源端子台と前記第2の電源端子台とを接続する接続ケーブル(8)と
    を備え、
    前記第2の電源端子台は、外部からの電源供給に対応するための前記筐体の内部の複数の位置のいずれかに着脱可能に固定され、
    前記第1の電源端子台は、前記筐体の外部から電源配線(9)並びに前記第2の電源端子台及び前記接続ケーブルを介して電源供給を受け、
    前記第2の電源台を内部で固定する面(62)を有し、当該面と対向する面が除去された筺形状のケース(61)
    を更に備え、
    前記ケースは、前記第2の電源台を固定する面(62)以外の面であって、前記電源配線(9)を通す第1の孔(64)及び前記接続ケーブルを通す第2の孔(65)が形成され、前記筐体内で下方に向けられた面(63)を有する、
    空気調和機の室外機(10)。
  2. 前記複数の位置は、いずれも前記第1の電源端子台(4)よりも下方にある、
    請求項1記載の空気調和機の室外機(10)。
  3. 前記筐体(2)は外部から前記第2の電源端子台(6)に接続される電源配線を前記筐体の内部へと導入する開口部(22)を更に備える、
    請求項1又は請求項2記載の空気調和機の室外機(10)。
  4. 前記筐体(2)は、前記第2の電源端子台(6)が固定される位置を調節して、当該位置と前記開口部(22)との間の距離を調節可能な位置調節部(24)を更に備える、
    請求項3記載の空気調和機の室外機(10)。
  5. 前記第2の電源台(6)において、前記外部からの電源供給を受ける側の端子たる入力端子(6Ti)と、前記接続ケーブル(8)を介して前記第1の電源端子台(4)へと電源を送る側の端子たる出力側端子(6To)とは、水平方向に並べて配置され、
    前記第1の孔(64)と前記第2の孔(65)は左右に並ぶ配置で形成される、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の空気調和機の室外機(10)。
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