JP5606103B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、サーマルヘッドを用いて印字を行うサーマルプリンタに関する。
従来、サーマルプリンタでは、ライン状に配列された多数の発熱素子を備えたラインサーマルヘッドによって主走査方向に画像を形成しつつ、主走査方向と直交する方向である副走査方向への用紙搬送を行うことで、印刷用紙上に画像を形成するようにしている。係るサーマルプリンタでは、各発熱素子を通電により発熱させることで印字(印刷)を行っている。
ところで、サーマルプリンタでは、例えば、主走査方向に罫線等の連続したデータを印刷する等の印字率の高い印刷を行う場合、サーマルヘッドを構成する全ての発熱素子に通電を行うと、消費電力の上限値を超えてしまうという問題がある。特に、サーマルプリンタがバッテリからの電力で駆動するような場合、サーマルヘッドを構成する全ての発熱素子に通電させるとバッテリの電流容量が不足する可能性がある。この問題に関し、特許文献1には、複数の発熱素子を区分けした発熱ブロック(印字ブロック)の単位で通電を時分割で行うことにより、一度に流す電流量を抑制する技術が開示されている。また、特許文献2には、サーマルヘッドを構成する発熱素子を特定のドット数毎に同時に発色させる技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、サーマルヘッドに一度に流れる電流量を抑制することはできるものの、温度の下がった発熱ブロック(発熱素子)と印刷用紙とが張り付いてしまう所謂スティッキングと呼ばれる現象が発生する可能性がある。また、特許文献2の技術では、ドット数の間隔を1又は2ドットおきとすることでスティッキング現象の発生は防止できるが、サーマルヘッド全体で発熱素子を制御しているため、該サーマルヘッド全体で一様な発熱状態しか実現できず、発熱ブロックの単位で制御ができないという問題がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、スティッキング現象の発生を、サーマルヘッドを構成する発熱ブロックの単位で抑制することが可能なサーマルプリンタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の発熱素子がライン状に配列されたラインサーマルヘッドと、前記各発熱素子を分割した単位である複数の発熱ブロックの各々にストローブ信号を出力し、当該発熱ブロックの各々に含まれた前記発熱素子を駆動する駆動手段と、印字の対象となる印刷データの印字率を算出する算出手段と、前記印字率が閾値以下の場合に、前記印刷データに応じたストローブ信号を前記駆動手段に出力させ、前記印字率が閾値を上回る場合に、前記印刷データに応じたストローブ信号とは異なる、前記発熱ブロックの各々に含まれた発熱素子を時分割で駆動させる所定の発熱パターンを実現するストローブ信号を前記駆動手段に出力させることで、当該発熱素子を前記発熱ブロックの単位で駆動させる印字制御手段と、を備える。
本発明によれば、スティッキング現象の発生を、サーマルヘッドを構成する発熱ブロックの単位で抑制することができる。
図1は、本実施形態に係るサーマルプリンタを概略的に示す側面図である。 図2は、図1に示したサーマルプリンタの各部の電気的接続を示すブロック図である。 図3は、ラインサーマルヘッド及びヘッドコントローラを主体に示すブロック図である。 図4は、ラインサーマルヘッドの各発熱ブロックに印加されるストローブ信号の一例を示すタイミングチャートである。 図5は、図4のストローブ信号による各発熱ブロックの駆動状態を示す図である。 図6は、ラインサーマルヘッドの各発熱ブロックに印加されるストローブ信号の他の例を示すタイミングチャートである。 図7は、図6のストローブ信号による各発熱ブロックの駆動状態を示す図である。 図8は、発熱制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るサーマルプリンタの実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係るサーマルプリンタ1を概略的に示す側面図である。同図に示すように、ハウジング4の外部に連続紙2を保持する用紙保持部3が設けられている。本実施形態のサーマルプリンタ1では、この用紙保持部3に保持された連続紙2をハウジング4の内部に引き込み、引き込んだ連続紙2に対してハウジング4の内部に収納された印刷機構5によって所定事項を印刷する。本実施形態では、連続紙2としてロール状に巻回されたロール紙形態のラベル用紙又はタグ用紙が用いられる。
ハウジング4の内部には、給紙口6から排紙口7に連なる通紙経路8が形成されており、用紙保持部3において回転自在な一対の用紙保持ローラ9に転動自在に保持された連続紙2は給紙口6から通紙経路8に引き込まれ、排紙口7から排紙されるように案内されている。
こうして連続紙2を案内する通紙経路8には、印刷機構5が設けられている。印刷機構5は、ステッピングモータ10(図2参照)によって回転駆動される回転自在なプラテンローラ11と、このプラテンローラ11に通紙経路8を介して当接するラインサーマルヘッド12とを主体に形成されている。ラインサーマルヘッド12は、プラテンローラ11と平行に配置された支軸13に回動自在に支持されたヘッド保持板14に保持されており、このヘッド保持板14は、図示しないスプリングによってラインサーマルヘッド12がプラテンローラ11に押し付けられる方向に付勢されている。
ここで、印刷機構5による印刷済み連続紙2の発行形態として、本実施の形態のサーマルプリンタ1では、通紙経路8において印刷機構5のすぐ下流位置に配置されたラベル剥離板15を用いて台紙からラベルを剥離して発行する剥離発行、連続紙2をそのままの形態で発行する連続発行、及び、カッタユニット16を用いて1ラベル毎に台紙をカットしてラベルを発行するか、あるいは、連続紙2を所定の単位でカットして発行するカット発行という3種類の発行形態の選択が可能である。ここでは、そのための構造や制御の説明は省略する。
図2は、サーマルプリンタ1の各部の電気的接続を示すブロック図である。プラテンローラ11を回転駆動するためのステッピングモータ10やラインサーマルヘッド12等の各部は、CPU17等によって構成されたマイクロコンピュータ18によって駆動制御される。つまり、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU17が設けられ、このCPU17には固定データを固定的に格納するROM19と可変データを書換え自在に格納するRAM20とがシステムバス21を介して接続されている。ROM19には制御プログラムが格納され、マイクロコンピュータ18は、ROM19に格納された制御プログラムに従い、RAM20をワークエリアとして利用しつつ各種の処理を実行する。
本実施の形態では、印刷機構5における印刷動作のためにマイクロコンピュータ18に駆動制御される各部として、プラテンローラ11を回転駆動するためのステッピングモータ10を駆動制御するためのモータドライバ22と、ラインサーマルヘッド12の制御を行う印字制御部であるヘッドコントローラ30とが設けられている。これらのモータドライバ22及びヘッドコントローラ30は、システムバス21を介してCPU17に接続されている。
また、本実施の形態のサーマルプリンタ1は、ライン型の印刷方式を採用することから、ラインサーマルヘッド12がライン状に備える多数個の発熱素子121(図4参照)によって主走査方向の印刷を行い、連続紙2の搬送によって生ずるラインサーマルヘッド12に対する連続紙2の移動によって副走査方向の印刷を行う。
そこで、副走査方向の印刷のために、連続紙2の搬送タイミング等の検出が必要となり、本実施の形態では、このような検出のために透過型センサ23と反射型センサ24との2種類のセンサを含むセンサ部25が通紙経路8中に配置されている。これらの透過型センサ23と反射型センサ24とは、I/Oポート26を介してシステムバス21に接続されている。ここで、透過型センサ23は、連続紙2として用いられたラベル用紙におけるラベル間の台紙部分を検出するセンサであり、反射型センサ24は、タグ用紙に印刷された位置検出用のマークを検出するセンサである。
さらに、本実施形態のサーマルプリンタ1では、外部機器から転送された印刷データをインターフェース27から取り込み、このインターフェース27を介して取り込んだ印刷データを画像データに変換して画像メモリ28に展開する。なお、CPU17は、受信した印刷データを変換した画像データから1ライン毎のデータとしてヘッドコントローラ30に出力する。そこで、それらのインターフェース27及び画像メモリ28も、システムバス21を介してCPU17に接続されている。なお、サーマルプリンタ1を構成する各部は、バッテリ29から図示しない電力供給線を通じて供給される電力により駆動される。
次に、ラインサーマルヘッド12及びヘッドコントローラ30について詳述する。ここで、図3はラインサーマルヘッド12及びヘッドコントローラ30を主体に示すブロック図である。
ラインサーマルヘッド12は、ライン状には配列された複数の発熱素子121を有している。発熱素子121は、通電により発熱する発熱素子であって、各々が1ドット分の画素に対応している。また、各発熱素子121は、発熱制御の単位となる3つの発熱ブロックB1〜B3に区分けされており、この発熱ブロックB1〜B3の単位で個別に通電できるよう構成されている。以下、各発熱ブロックにおける発熱素子121の配置位置(図中1〜9)を発熱位置という。
なお、図3では、ラインサーマルヘッド12を構成する発熱ブロックの個数を3個(3分割)としたが、これに限らず、例えば6個(6分割)としてもよい。また、発熱ブロックを構成する発熱素子121の個数を9個としたが、これに限らず、例えば144個等としてもよい。
図3に示すように、ヘッドコントローラ30は、ブロックデータ分割回路31と、オンドット数カウンタ32と、ストローブコントローラ33とを備えている。
ブロックデータ分割回路31は、CPU17から入力される1ライン毎の印刷データを、ラインサーマルヘッド12の発熱ブロック毎の印刷データに分割して、ストローブコントローラ33に出力する。
オンドット数カウンタ32は、印刷データに含まれる印字対象のドット(以下、オンドットという)の総数を計数し、その結果をストローブコントローラ33に出力する。
ストローブコントローラ33は、印刷データに基づき、各発熱素子121の発熱制御を発熱ブロックB1〜B3の単位で行う駆動手段として機能する。また、ストローブコントローラ33は、オンドット数カウンタ32で計数されたオンドットの総数を、ラインサーマルヘッド12を構成する発熱素子121の総数で除算した値を、印刷データの印字率として算出する算出手段として機能する。また、ストローブコントローラ33は、印刷データの印字率と所定の閾値とを比較し、この比較結果に応じて発熱素子121の発熱駆動を制御する印字制御手段として機能する。
具体的に、ストローブコントローラ33は、印刷データの印字率が所定の閾値以下の場合、ブロックデータ分割回路31で分割された印刷データ毎に、この印刷データに応じたストローブ信号を対応する発熱ブロックB1〜B3に出力し、各発熱ブロックに含まれた発熱素子121を発熱駆動させる。
なお、印字率判定の指標となる閾値は、図示しない記憶媒体に予め記憶されているものとする。また、閾値には、罫線等の主走査方向に連続したオンドットが続く際の印字率など、発熱素子121を単純に発熱駆動させるとバッテリ29からの電流容量が不足する可能性のある値が予め設定されているものとする。
また、ストローブコントローラ33は、印刷データの印字率が所定の閾値を上回る場合に、発熱ブロックB1〜B3の発熱素子121を所定のパターン(以下、発熱パターンという)で発熱駆動させるためのストローブ信号を出力することで、各発熱素子121の発熱駆動を発熱ブロックの単位で行う。
ここで、発熱パターンとは、発熱ブロックB1〜B3の各々に含まれた発熱素子121の一部を同時に発熱駆動させるための通電パターンである。より具体的には、発熱ブロックB1〜B3の各々において、当該発熱ブロックを構成するn個(本実施形態の場合9個)の発熱素子121を、所定の発熱位置おきに配置された発熱素子121毎のグループに分け、これら各グループを時分割で発熱駆動させるためのものである。なお、一度に発熱駆動させる発熱素子121の総数は、一の発熱ブロックを構成する発熱素子121の総数と略同等とすることが好ましい。また、発熱パターンの実現に係る設定情報は、図示しない記憶媒体に予め記憶されているものとする。
以下、図4及び図5を参照して、発熱パターンの具体例について説明する。図4は、発熱ブロックB1〜B3に出力されるストローブ信号の一例を示すタイミングチャートである。図4(A)はステッピングモータ10の周期を示しており、1パルスにつき1ドット(ライン)分の搬送を行う例を示している。ストローブコントローラ33は、1ライン分の印刷を行うために、この1パルスの間に発熱ブロックB1〜B3に対して図4(B)〜(D)のストローブ信号を出力する。
図4(B)のストローブ信号は、発熱ブロックB1に対するものであり、第1フェーズとして発熱位置が“1”、“4”及び“7”の発熱素子121を発熱駆動させ、第2フェーズとして発熱位置が“2”、“5”及び“8”の発熱素子121を発熱駆動させ、第3フェーズとして発熱位置が“3”、“6”及び“9”の発熱素子121を発熱駆動させるための発熱パターンを表している。また、図4(C)のストローブ信号は、発熱ブロックB2に対するものであり、図4(B)の発熱パターンと同様に、発熱ブロックB2の発熱素子121を発熱駆動させるものとなっている。また、図4(D)のストローブ信号は、発熱ブロックB3に対するものであり、図4(B)の発熱パターンと同様に、発熱ブロックB3の発熱素子121を発熱駆動させるものとなっている。
図5は、図4のストローブ信号による各発熱ブロックの駆動状態を示す図である。ここで、図5(A)は、図4(B)〜(D)の第1フェーズのストローブ信号により発熱駆動された発熱素子121の状態を表している。図5(A)に示すように、各発熱ブロックB1〜B3では、図4(B)〜(D)の第1フェーズのストローブ信号に応じて、発熱位置が“1”、“4”及び“7”の発熱素子121が通電により発熱駆動される。なお、図5では、発熱駆動された発熱素子121を黒色で表しており、駆動が行われていない発熱素子121を白色で表している(以下同様)。
また、図5(B)は、図4(B)〜(D)の第2フェーズのストローブ信号により発熱駆動された発熱素子121の状態を表している。図5(B)に示すように、各発熱ブロックB1〜B3では、図4(B)〜(D)の第2フェーズのストローブ信号に応じて、発熱位置が“2”、“5”及び“8”の発熱素子121が通電により発熱駆動される。
また、図5(C)は、図4(B)〜(D)の第3フェーズのストローブ信号により発熱駆動された発熱素子121の状態を表している。図5(C)に示すように、各発熱ブロックB1〜B3では、図4(B)〜(D)の第3フェーズのストローブ信号に応じて、発熱位置が“3”、“6”及び“9”の発熱素子121が通電により発熱駆動される。
このように、ヘッドコントローラ30は、印刷データの印字率が閾値を上回った場合に、発熱パターンに基づいて生成したストローブ信号を各発熱ブロックに出力することで、所定の間隙を隔てて配置された発熱素子121毎の各グループを、時分割で発熱駆動させる。これにより、ラインサーマルヘッド12全体の消費電力を抑えつつ、各発熱素子121の温度が下がらないよう保持することができるため、スティッキング現象の発生を抑制することが可能となる。
なお、図4及び図5では、発熱パターンとして発熱ブロックB1〜B3を夫々構成する9個の発熱素子121を、2つの発熱位置おきに配置された3つの発熱素子121毎の3つのグループに分け、各グループを夫々交換して発熱駆動させる例を説明したが、これに限らず、例えば一つおきや三つおきにグループ化する形態としてもよい。なお、一つのグループに含まれる発熱素子121の個数は、一の発熱ブロックを構成する発熱素子121の総数を、発熱ブロックの総数で割った値とすることが好ましい。
また、図4及び図5では、発熱ブロックB1〜B3の各々で同一の発熱パターンを用いて発熱素子121を発熱駆動させる形態としたが、これに限らず、例えば、図6及び図7に示すように、発熱ブロックB1〜B3の各々において、異なる発熱パターンを用いて発熱素子121を発熱駆動させる形態としてもよい。
ここで、図6は、発熱ブロックB1〜B3に出力されるストローブ信号の他の例を示すタイミングチャートである。図6(A)はステッピングモータ10の周期であり、1パルスにつき1ドット(ライン)分の搬送を行う例を示している。
図6(B)のストローブ信号は、発熱ブロックB1に対するものであり、第1フェーズとして発熱位置が“1”、“4”及び“7”の発熱素子121を発熱駆動させ、第2フェーズとして発熱位置が“2”、“5”及び“8”の発熱素子121を発熱駆動させ、第3フェーズとして発熱位置が“3”、“6”及び“9”の発熱素子121を発熱駆動させる発熱パターンを表している。
また、図6(C)のストローブ信号は、発熱ブロックB2に対するものであり、第1フェーズとして発熱位置が“2”、“5”及び“8”の発熱素子121を発熱駆動させ、第2フェーズとして発熱位置が“3”、“6”及び“9”の発熱素子121を発熱駆動させ、第3フェーズとして発熱位置が“1”、“4”及び“7”の発熱素子121を発熱駆動させる発熱パターンを表している。
また、図6(D)のストローブ信号は、発熱ブロックB3に対するものであり、第1フェーズとして発熱位置が“3”、“6”及び“9”の発熱素子121を発熱駆動させ、第2フェーズとして発熱位置が“1”、“4”及び“7”の発熱素子121を発熱駆動させ、第3フェーズとして発熱位置が“2”、“5”及び“8”の発熱素子121を発熱駆動させる発熱パターンを表している。
図7は、図6のストローブ信号による各発熱ブロックの駆動状態を示す図である。ここで、図7(A)は、図6(B)〜(D)の第1フェーズのストローブ信号により発熱駆動された発熱素子121の状態を表している。図7(A)に示すように、発熱ブロックB1では、図6(B)の第1フェーズのストローブ信号に応じて、発熱位置が“1”、“4”及び“7”の発熱素子121が通電により発熱駆動される。発熱ブロックB2では、図6(C)の第1フェーズのストローブ信号に応じて、発熱位置が“2”、“5”及び“8”の発熱素子121が通電により発熱駆動される。また、発熱ブロックB3では、図6(D)の第1フェーズのストローブ信号に応じて、発熱位置が“3”、“6”及び“9”の発熱素子121が通電により発熱駆動される。
以下、図7(B)及び(C)に示したように、図6(B)〜(D)の第2フェーズ及び第3フェーズのストローブ信号により、各フェーズ(グループ)で指定された発熱位置に対応する発熱素子121の発熱駆動が発熱ブロックB1〜B3で順次行われる。
このように、ストローブコントローラ33は、発熱ブロック毎に異なる発熱パターンを用いて発熱素子121を発熱駆動させることができるため、発熱ブロック単位での細やかな発熱制御を行うことが可能である。
なお、図6及び図7では、各発熱ブロックにおいて発熱駆動させる発熱素子121の個数及び間隙を同数としたが、これに限らず、発熱ブロック毎に発熱駆動させる発熱素子121の個数及び間隙が異なる形態としてもよい。
次に、図8を参照して、ヘッドコントローラ30の各部が行う処理(発熱制御処理)の流れについて説明する。ここで、図8は、発熱制御処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ブロックデータ分割回路31は、CPU17から1ライン分の印刷データの入力を受け付けると、この印刷データを発熱ブロックB1〜B3毎の印刷データに分割して、ストローブコントローラ33に出力する(ステップS11)。
続いて、ストローブコントローラ33は、オンドット数カウンタ32により計数されたオンドットの総数と、ラインサーマルヘッド12を構成する発熱素子121の総数とに基づいて印刷データの印字率を算出し(ステップS12)、この印字率が所定の閾値を上回るか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、印字率が閾値以下と判定した場合(ステップS13;No)、ストローブコントローラ33は、ラインサーマルヘッド12の発熱ブロックB1〜B3に対し、ステップS11で分割された各印刷データに応じたストローブ信号を出力し(ステップS14)、ステップS11に再び戻る。これにより、ラインサーマルヘッド12では、印刷データに従って発熱素子121が発熱し、この印刷データに応じた1ライン分の印字(印刷)が印刷用紙に行われることになる。
一方、印字率が閾値を上回ると判定した場合(ステップS13;Yes)、ストローブコントローラ33は、ラインサーマルヘッド12の発熱ブロックB1〜B3に対し、発熱パターンに応じたストローブ信号を出力し(ステップS15)、ステップS11に再び戻る。これにより、ラインサーマルヘッド12では、発熱パターンに従って発熱素子121が発熱し、この発熱パターンに応じた1ライン分の印字(印刷)が印刷用紙に行われることになる。
上記発熱制御処理は、CPU17から印刷データ(1ライン分)が入力される毎に行われ、印刷データの入力が停止すると処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、印字率の高い印刷を行う場合に、ヘッドコントローラ30(ストローブコントローラ33)は、発熱ブロックB1〜B3の各々に含まれた発熱素子121を、所定の間隙を隔てて配置された発熱素子121毎のグループに分け、これら各グループを時分割で発熱駆動させる。これにより、ラインサーマルヘッド12全体の消費電力を抑えつつ、各発熱素子121の温度が下がらないよう保持することができるため、スティッキング現象の発生を抑制することが可能となる。また、発熱ブロック毎に異なる発熱パターンを用いて発熱素子121を発熱駆動させることができるため、発熱ブロックの単位で細やかな発熱制御を行うことが可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での種々の変更、置換、追加等が可能である。
1 サーマルプリンタ
2 連続紙
3 用紙保持部
4 ハウジング
5 印刷機構
6 給紙口
7 排紙口
8 通紙経路
9 用紙保持ローラ
10 ステッピングモータ
11 プラテンローラ
12 ラインサーマルヘッド
121 発熱素子
13 支軸
14 ヘッド保持板
15 ラベル剥離板
16 カッタユニット
17 CPU
18 マイクロコンピュータ
19 ROM
20 RAM
21 システムバス
22 モータドライバ
23 透過型センサ
24 反射型センサ
25 センサ部
26 I/Oポート
27 インターフェース
28 画像メモリ
29 バッテリ
30 ヘッドコントローラ
31 ブロックデータ分割回路
32 オンドット数カウンタ
33 ストローブコントローラ
B1〜B3 発熱ブロック
特開2009−148948公報 特開2002−347265公報

Claims (6)

  1. 複数の発熱素子がライン状に配列されたラインサーマルヘッドと、
    前記各発熱素子を分割した単位である複数の発熱ブロックの各々にストローブ信号を出力し、当該発熱ブロックの各々に含まれた前記発熱素子を駆動する駆動手段と、
    印字の対象となる印刷データの印字率を算出する算出手段と、
    前記印字率が閾値以下の場合に、前記印刷データに応じたストローブ信号を前記駆動手段に出力させ、前記印字率が閾値を上回る場合に、前記印刷データに応じたストローブ信号とは異なる、前記発熱ブロックの各々に含まれた発熱素子を時分割で駆動させる所定の発熱パターンを実現するストローブ信号を前記駆動手段に出力させることで、当該発熱素子を前記発熱ブロックの単位で駆動させる印字制御手段と、
    を備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記印字制御手段は、前記発熱ブロック毎に異なる発熱パターンを用いて前記駆動手段に駆動させることを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記印字制御手段は、前記発熱パターンとして、前記発熱ブロックの各々に含まれた発熱素子を、所定の間隙を隔てて配置された発熱素子毎のグループに分け、これら各グループを時分割で駆動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のサーマルプリンタ。
  4. 前記印字制御手段は、前記グループの各々に所属する発熱素子の個数が、一の前記発熱ブロックに含まれた発熱素子の総数を前記発熱ブロックの総数で除算した値と同値となるよう制御することを特徴とする請求項3に記載のサーマルプリンタ。
  5. 前記印字制御手段は、前記発熱ブロックの各々で駆動させる発熱素子の総数が、一の前記発熱ブロックに含まれた発熱素子の総数と同値となるよう制御することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のサーマルプリンタ。
  6. 前記算出手段は、1ライン毎の前記印刷データに含まれた印字対象のドットの総数を、前記ラインサーマルヘッドを構成する前記発熱素子の総数で除算した値を、前記印字率として算出することを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
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