JP5687404B2 - 炭酸カルシウムを含有する新規な乾燥無機顔料、前記顔料を含有する水性懸濁液、およびこの使用 - Google Patents

炭酸カルシウムを含有する新規な乾燥無機顔料、前記顔料を含有する水性懸濁液、およびこの使用 Download PDF

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Description

本発明は、無機充填剤の技術分野に関し、特に、塗料および/またはプラスチックおよび/またはコーティングおよび/またはマスチック樹脂用途において、特にポリマー物質の固体性を保持しながら粘度を調節することのできるレオロジー調節充填剤として、更に詳細には車体の底面保護被覆として自動車工業において使用される、炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩とその場で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成される乾燥生成物を含む無機顔料に関する。
また、本発明は、炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩と、その場(in situ)で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成される生成物を含む乾燥無機顔料の製造方法ならびに前記方法により得られる無機顔料に関する。
本発明によるこの乾燥無機顔料は、炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩とその場で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応により、その場で形成される生成物を含む充填剤の水性アニオン性懸濁液を得るために、アニオン性電解質を用いて、乾燥前に、水性懸濁液に加えることができる。
このアニオン性水性懸濁液および乾燥後の相当する生成物は、例えば1つまたは複数の分散剤等の、1つまたは複数のアニオン性電解質を含むことができる。
本発明によるこの乾燥無機顔料は、炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩とその場で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成される生成物を含む充填剤の水性カチオン性懸濁液を得るために、カチオン性電解質を用いて、場合によって乾燥前に、水性懸濁液に加えることができる。
このカチオン性水性懸濁液および乾燥後の相当する生成物は、例えば、1つまたは複数の分散剤等の1つまたは複数のカチオン性電解質を含むことができる。
本発明によるこの乾燥無機顔料は、炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩とその場で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成される生成物を含む充填剤の水性弱アニオン性懸濁液を得るために、弱アニオン性電解質を用いて、場合によって乾燥前に、水性懸濁液に加えることができる。
この弱アニオン性水性懸濁液および乾燥後の相当する生成物は、例えば、1つまたは複数の分散剤等の1つまたは複数の弱アニオン性電解質を含むことができる。
また、本発明は、塗料および/またはプラスチックおよび/またはコーティングおよび/またはマスチック樹脂の分野において、特に、プラスチゾルおよび硬質ポリ塩化ビニル(PVC)タイプの配合物のレオロジーを調節する充填剤として、特に、プラスチゾルおよび硬質PVC配合物の固体性を保持しながら粘度を調節することのできる充填剤として、特に、自動車のロッカーパネル保護コーティングにおける、前記乾燥無機顔料および無機顔料の前記水性懸濁液の使用に関する。
また、本発明は、前記乾燥無機顔料を含む、プラスチゾルおよび硬質PVC配合物ならびに車体の底面保護被覆に関する。
最後に、本発明は、前記乾燥無機顔料を含む、塗料および/またはコーティングおよび/またはマスチック樹脂に関する。
配合物を構成しているポリマーの固体性を保持しながら、自動車の車体の製造において使用される配合物のレオロジーを調節することを追及する当業者は、使用される充填剤の粒度分布の選択による解決策を当業者に提供する特許出願WO00/20336には詳しいが、この解決策は、当業者に完全な満足度を与えない。
また、当業者は、EP377149にも詳しいが、レオロジーを改善するためのその解決策も当業者を満足させない。
また、当業者は、少なくとも1つのヒドロキシル基を有する有機誘導体によるリン酸無水物またはポリリン酸のエステル化により得られる過剰のエステルの中和生成物により構成されるリン酸エステル誘導体のプラスチゾルのレオロジー性を改変することを意図した剤として提案するFR2407216にも詳しい。
しかし、これら全ての文献は、配合物を構成するポリマーの固体性を維持しながら、自動車の車体の製造において使用されるこの配合物のレオロジーを調節することを当業者に可能にしない。
配合物の固体性を維持しながら、自動車の車体において使用される配合物のレオロジーを調節するための研究を続けた結果、本出願人は、驚くべきことに、炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩とその場で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成される生成物を含む乾燥無機顔料が、プラスチゾルの組成中にレオロジーを調節可能とし、このようにして得られたプラスチゾルの重量を、固体性を保持しながら減少させることができることを見出した。
また、本出願人は、車体の底面被覆において得られる前述の結果および/または水性塗料の優れた耐摩耗性を可能とする、炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩とその場で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成される生成物を含む乾燥無機顔料を得るための方法を開発した。
したがって、本発明の1つの目的は、炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩とその場で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成される生成物を含む乾燥無機顔料である。
本発明のその他の目的は、前記乾燥顔料の製造方法でもある。
本発明のその他の目的は、本発明による無機顔料の水性懸濁液に関する。
本発明のその他の目的は、本発明による方法により得られる乾燥無機顔料、および塗料および/またはプラスチックおよび/またはコーティングおよび/またはマスチック樹脂の分野において、特に、プラスチゾルおよび硬質ポリ塩化ビニル(PVC)タイプの配合物のレオロジーを調節するための充填剤として、更に詳細には、ポリマーの固体性を保持しながら粘度を調節することのできる充填剤としての、乾燥無機顔料の使用である。
本発明のその他の目的は、更に詳細に、塗料および/またはプラスチックおよび/またはコーティングおよび/またはマスチック樹脂の分野において、特に、プラスチゾルおよび硬質ポリ塩化ビニル(PVC)タイプの配合物のレオロジーを調節する充填剤として、更に詳細に、プラスチゾルおよび硬質PVC配合物の固体性を保持しながら粘度を調節することのできる充填剤として、特に、自動車のロッカーパネル保護コーティングにおける、前記乾燥無機顔料および無機顔料の前記水性懸濁液の使用である。
更に、本発明のその他の目的は、本発明による無機顔料を含む、プラスチゾルまたは硬質PVC配合物である。
最後に、本発明のその他の目的は、本発明による無機顔料を含む、塗料および/またはマスチック樹脂および/またはコーティング配合物である。
したがって、本発明による乾燥無機生成物は、炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩とその場で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成される生成物を含むことを特徴とする。
特定の態様において、本発明による乾燥無機顔料は、式R−Xの化合物の基Rが、飽和または不飽和の、直鎖もしくは分岐アルキル、アルキルアリール、アリールアルキル、アリール、ポリアリールもしくは環状基またはこれらの混合物等の、8〜24個の炭素原子を有する炭素系基を表し、式R−Xの化合物の基Xが、カルボキシル、アミン、ヒドロキシル、ホスホニック(phosphonic)またはこれらの混合物等の基を表すことを特徴とする。
なお更に特定の態様において、R−Xタイプの化合物は、飽和または不飽和の、特にステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ミリスチン酸、オクチル酸タイプまたはこれら自体の混合物等の、優先的に8〜24個の炭素原子、非常に優先的に16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸、脂肪族アミンもしくは脂肪族アルコール、または、合成もしくは天然脂肪族化合物、優先的にココナッツ油等の植物由来の化合物もしくは獣脂等の動物由来の化合物、非常に優先的に植物由来の化合物とこれらとの混合物の中から選択される。
本発明による乾燥無機顔料は、中程度に強いから強いHイオン供与体が、Hイオンを発生する中程度に強いから強い酸またはこの混合物の中から選択され、優先的に25℃で2.5に等しいかこれより低いpKを有する酸の中から選択されることを特に特徴とする。
極めて特定の変形において、強い酸が、硫酸、塩酸またはこれらの混合物等の、25℃で0未満のpKを有する酸の中から選択されることを特徴とする。
他の極めて特定の変形において、本発明による乾燥無機顔料は、中程度に強い酸が、25℃で、0〜2.5を含むpKを有する酸の中から選択され、更に詳細にHSO、HSO 、HPOまたはこれらの混合物の中から選択され、なお非常に優先的に殆ど水に不溶の、即ち1質量%未満の溶解度の、カルシウム等の二価カチオン塩を形成する、中程度に強い酸の中から選択されることを特徴とする。
特定の態様において、本発明による無機顔料は、炭酸カルシウムが、天然炭酸カルシウムであり、特に優先的にこの天然炭酸カルシウムが、大理石、方解石、チョーク、ドロマイトまたはこれらの混合物の中から選択されることを特徴とする。
同様に好ましい態様において、本発明による乾燥無機顔料は、BET法により測定された1m/g〜200m/gの、優先的に5m/g〜80m/gの、非常に優先的に20m/g〜60m/gの比表面積と、セジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定で決定された0.1〜50μmの、優先的に1〜10μmの直径中央値を共に有することを特徴とする。
また、本発明による乾燥無機顔料は、含水率が、大気圧のオーブンにおいて120℃で2時間乾燥後に決定される場合に、含水率が1.50%未満であることを特徴とする。
炭酸カルシウムおよび前記炭酸塩と1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物および前記炭酸塩とその場で形成されたおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物と、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成された生成物を含む乾燥無機顔料を製造するための本発明の方法は、以下の工程、
a)工程a)の不可欠な部分である処理工程である、水性相における炭酸カルシウムの、中程度に強いから強いHイオン供与体による処理工程およびその場で形成されたCOガスによる処理工程、
b)工程a)の前および/または途中および/または後の1つまたは複数の式R−Xの化合物の添加よりなる、式R−Xの化合物による、更に詳細に飽和または不飽和の、特にステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ミリスチン酸、オクチル酸タイプまたはこれら自体の混合物等の、優先的に8〜24個の炭素原子、非常に優先的に16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸、脂肪族アミン、もしくは脂肪族アルコール、または、合成もしくは天然脂肪族化合物、優先的にココナッツ油等の植物由来の化合物もしくは獣脂等の動物由来の化合物、非常に優先的に植物由来の化合物とこれらとの混合物の中から選択されるタイプR−Xの化合物による、水性相における炭酸カルシウムの処理工程、
c)少なくとも1つのアニオン性もしくはカチオン性または弱アニオン性電解質を場合によって使用して、場合によって続いて再濃縮して、工程b)において得られる生成物のアニオン性もしくはカチオン性または弱アニオン性懸濁液を1%から80%の間の乾燥物濃度で場合によって形成する工程、
d)場合によってpHを、6より上に、好ましくは7.5より上に、更に詳細には8から10の間の値までに上昇させるための塩基を、好ましくはCa(OH)を添加する工程、
e)工程b)、c)またはd)の1つの後の乾燥工程、
を含むことを特徴とする。
この乾燥工程e)は、当業者によく知られている全ての乾燥方法により行われる点に留意されるべきである。
特定の態様において、本発明による方法は、炭酸カルシウムが、天然炭酸カルシウムであり、特に優先的にこの天然炭酸カルシウムが、大理石、方解石、チョーク、ドロマイトまたはこれらの混合物の中から選択されることを特徴とする。
更に特定の態様において、本発明による方法は、中程度に強いから強いHイオン供与体が、処理条件下でHイオンを発生する任意の中程度に強いから強い酸またはその様な酸の任意の混合物の中から選択されることを特徴とする。
本発明によれば、CaCOのモル数に対する中程度に強いから強いHイオン供与体のモル量は、合計において、0.001〜1であり、優先的に0.1〜0.5である。
本発明によれば、CaCOのモル数に対するR−Xタイプの化合物のモル量は、合計において、0.0001〜0.1であり、優先的に0.002〜0.01である。
本発明によれば、工程a)は、数回繰り返すことができ、中程度に強いおよび強い酸の添加の順序は、中程度に強いまたは強い酸の前および/または途中および/または後で、R−Xタイプの化合物の添加とは無関係である。
好ましい実施形態によれば、工程b)は、数回繰り返されてもよい。
同様に、好ましい実施形態によれば、方法の工程a)中の温度は、5℃〜100℃であり、優先的に65℃〜80℃である。
等しく好ましい態様においては、方法の工程a)の期間は、0.01時間〜10時間、優先的に0.2時間〜6時間続く。
本発明による処理方法は、低い、中程度に高いまたは高い乾燥物濃度における水性相において使用されるが、これらの種々の濃度により構成される懸濁液の混合物に使用されてもよい。好ましい態様において、乾燥物含有量は、1重量%〜80重量%である。
特定の態様において、工程c)の変形は、エチレン性不飽和を有しおよびモノカルボン酸官能基を有するモノマーの、例えばアクリル酸もしくはメタクリル酸または二酸半エステル例えばマレイン酸もしくはイタコン酸のC〜Cモノエステルまたはこれらの混合物の、またはエチレン性不飽和を有しおよびジカルボン酸官能基を有するモノマーから選択されるジカルボン酸官能基を有するモノマーの、例えばクロトン酸、イソクロトン酸、桂皮酸、イタコン酸もしくはマレイン酸またはカルボン酸無水物例えば無水マレイン酸の、またはエチレン不飽和を有しおよびスルホン酸官能基を有するモノマーから選択されるスルホン酸官能基を有するモノマーの、例えばアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、メタアリルスルホン酸ナトリウム、ビニルスルホン酸およびスチレンスルホン酸の、またはエチレン性不飽和を有しおよびリン酸官能基を有するモノマーから選択されるリン酸官能基を有するモノマーの、例えばビニルリン酸、エチレングリコールメタクリレートホスフェート、プロピレングリコールメタクリレートホスフェート、エチレングリコールアクリレートホスフェート、プロピレングリコールアクリレートホスフェートおよびこれらのエトキシレートの、またはエチレン不飽和を有しおよびホスホン酸官能基を有するモノマーから選択されるホスホン酸官能基を有するモノマーの、例えばビニルホスホン酸もしくはこれらの混合物もしくはポリホスフェートの、全く中和されていない、部分的に中和されているもしくは完全に中和されている酸状態にあるホモポリマーまたはコポリマーの中から選択されるアニオン性電解質の、乾燥重量で0.01%〜5.0%を使用する。
同様に、工程c)の変形は、特定の態様において、エチレン性不飽和を有する、カチオン性モノマーまたは第4級アンモニウムの、例えば[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、[2−(アクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、[3−(アクリルアミド)プロピル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドもしくはスルフェートまたは[3−(メタクリルアミド)プロピル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェートの、ホモポリマーもしくはコポリマーの中から選択されるカチオン性電解質の乾燥重量で0.01%〜5.0%を使用する。
同様に、工程c)の変形は、特定の態様において、
a)カルボン酸官能基もしくはジカルボン酸官能基またはリン酸官能基もしくはホスホン酸官能基またはスルホン酸官能基を有する少なくとも1つのアニオン性モノマーまたはこれらの混合物、
b)少なくとも1つの非イオン性モノマー(ここで、前記非イオン性モノマーは、式(I):
Figure 0005687404
[式中、
[式中、
mおよびpは、150より少ないまたはこれに等しいアルキレンオキシド単位の数を表し、
nは、150より少ないまたはこれに等しいエチレンオキシド単位の数を表し、
qは、少なくとも1に等しい、5≦(m+n+p)q≦150であるような、優先的に15≦(m+n+p)q≦120であるような整数を表し、
は、水素またはメチル基もしくはエチル基を表し、
は、水素またはメチル基もしくはエチル基を表し、
Rは、優先的に、ビニル系の群に、またはアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル、イタコン酸エステル、クロトン酸エステル、ビニルフタル酸エステルの群に、またはアクリルウレタン、メタクリルウレタン、α−α’ジメチル−イソプロペニル−ベンジルウレタン、アリルウレタン等の不飽和ウレタンの群に、または置換されているか否かに関わらずアリルもしくはビニルエーテルの群に、またはエチレン性不飽和アミドもしくはイミドの群に属する、不飽和重合性官能基を有する基を表し、
R’は、水素または1〜40個の炭素原子を有する炭化水素基、優先的に1〜12個の炭素原子を有する炭化水素基、非常に優先的に1〜4個の炭素原子を有する炭化水素基を表す。]の少なくとも1つのモノマーまたは式(I)の幾つかのモノマーの混合物からなる。)、
c)場合によって、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アクリルアミドもしくはN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミドおよびこれらの混合物等のアクリルアミドタイプもしくはメタクリルアミドタイプまたはこれらの誘導体の少なくとも1つのモノマー、またはアルキルアクリレートもしくはアルキルメタクリレート、N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]メタクリレートもしくはN−[2−(ジメチルアミノ)エチル]アクリレート等の不飽和エステル、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、スチレン、α−メチルスチレンおよびこれらの誘導体等のビニル系の少なくとも1つの非水溶性モノマーの少なくとも1つのモノマー、または[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライドまたはスルフェート、[2−(アクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、[3−(アクリルアミド)プロピル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、[3−(メタクリルアミド)プロピル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート等の少なくとも1つのカチオン性モノマーまたは第4級アンモニウム、または少なくとも1つの有機フルオロ化もしくは有機シリル化モノマー、またはこれらモノマーの幾つかの混合物、
d)場合によって、グラフトモノマーと呼ばれる少なくとも2つのエチレン性不飽和を有する少なくとも1つのモノマー、
を含む弱イオン性および水溶性コポリマーの中から選択される弱アニオン性電解質を、乾燥重量で0.01%〜5.0%使用する。
本発明による、その場で形成される生成物を含む乾燥無機顔料は、本発明による方法により得られることを特徴とする。
更に特定の態様においては、本発明による、その場で形成される生成物を含む無機顔料は、BET法により測定された1m/g〜200m/gの、優先的に5m/g〜80m/gの、非常に優先的に20m/g〜60m/gの比表面積と、およびセジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定で決定された0.1〜50μmの、優先的に1〜10μmの直径中央値とを共に有することを特徴とする。
BET比表面積は、ISO 9277の方法を使用して決定される。
その他の変形においては、工程c)からd)により得られる無機顔料の水性懸濁液は、前記無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定された1m/gから200m/gの間の、優先的に5m/gから80m/gの間の、非常に優先的に10m/gから60m/gの間の比表面積と、およびセジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された0.1から50μmの間の、優先的に1から10μmの間の直径中央値を共に有することを特徴とし、および懸濁液が、1%から80%の乾燥物含有量を有することを特徴とし、および少なくとも1つのアニオン性電解質の、炭酸カルシウムの乾燥重量に対する乾燥重量で0.05%から5.0%の間を含むことを特徴とする。
このアニオン性電解質は、上述のアニオン性電解質の中から選択される。
等しく更に特定の態様においては、工程c)からd)により得られる無機顔料の水性懸濁液は、無機顔料が、BET法を使用して測定された1m/g〜200m/gの、優先的に5m/g〜80m/gの、非常に優先的に20m/g〜60m/gの比表面積と、およびセジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された0.1〜50μmの、優先的に1〜10μmの直径中央値を共に有し、懸濁液が、1%〜80%の乾燥物含有量を有し、炭酸カルシウムの乾燥重量に対して乾燥重量で0.1%〜5.0%の少なくとも1つのカチオン性電解質を含むことを特徴とする。
このカチオン性電解質は、上述のカチオン性電解質の中から選択される。
その他の特定の変形においては、工程c)からd)により得られる無機顔料の水性懸濁液は、無機顔料が、BET法を使用して測定された1m/g〜200m/gの、優先的に5m/g〜80m/gの、非常に優先的に20m/g〜60m/gの比表面積と、およびセジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された0.1〜50μmの、優先的に1〜10μmの直径中央値を共に有し、懸濁液が、0.3%〜80%の乾燥物含有量を有し、および炭酸カルシウムの乾燥重量に対して、乾燥重量で15%〜60%の少なくとも1つの弱アニオン性電解質を好ましくは含むことを特徴とする。
なお更に好ましい態様においては、本発明による水性懸濁液は、無機顔料が、1m/g〜80m/gの、非常に優先的に10m/g〜60m/gの比表面積と、およびセジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された0.1〜50μm、優先的に1〜10μmの直径中央値を共に有することを特徴とする。
したがって、また、プラスチゾルおよび硬質PVCタイプの配合物の固体性を保持しながら粘度を調節することのできる、レオロジーを調節する充填剤としての、本発明による無機顔料の懸濁液の使用、更に詳細には、車体の底面保護被覆のための配合物の、自動車工業における使用に関する。
また、塗料および/またはコーティングおよび/またはマスチック樹脂の分野における、本発明による無機顔料の懸濁液の使用にも関する。
本発明による、車体の底面保護被覆は、0.05%〜50%の量、優先的に1%〜20%の量、更に優先的に5%〜15%の量において、乾燥後の本発明による無機充填剤を含むことを特徴とする。
以下の実施例は、本発明を例示するものであって、その範囲を限定するものではない。
この実施例は、先行技術を例示し、先行技術による、顔料を調製するための種々の方法に関する。
試験番号1
この試験は、0.6%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、75%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.5kgのノルウエー産大理石タイプの天然炭酸カルシウムを、15重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットル容器において、蒸留水を使用して希釈する、先行技術による顔料調製方法を例示する。この様に形成した懸濁液を、次いで、500rpmで20分間攪拌しながら、65℃で、10重量%溶液におけるリン酸10%で処理する。次いで、Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、pHを、10%乾燥重量に等しい濃度の石灰懸濁液で8〜8.5に調整した。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、18.8質量%に等しい乾燥顔料濃度および8.4に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の90重量%が、2μm未満の直径を有し、粒子の57重量%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、30.7m/gに等しいBET比表面積を有する。
試験番号2
この試験は、0.6%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、75%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.758kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する、先行技術による顔料調製方法を例示する。この様に形成した懸濁液を、次いで、60分間攪拌しながら、65℃で、20重量%溶液におけるリン酸20%で処理する。次いで、Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、pHを、10%乾燥重量に等しい濃度の石灰懸濁液で8〜8.5に調整した。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、18.8質量%に等しい乾燥顔料濃度および8.4に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の94.4重量%が、2μm未満の直径を有し、粒子の68.2重量%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、31.1m/gに等しいBET比表面積を有する。
試験番号3
この試験は、0.6%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、75%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.5kgのノルウエー産大理石タイプの天然炭酸カルシウムを、15重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットル容器において、蒸留水を使用して希釈する、先行技術による顔料調製方法を例示する。この様に形成した懸濁液を、次いで、500rpmで20分間攪拌しながら、65℃で、10重量%溶液におけるリン酸10%で処理する。次いで、Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、pHを、10%乾燥重量に等しい濃度の石灰懸濁液で8〜8.5に調整した。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、18.8質量%に等しい乾燥顔料濃度および8.4に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の90重量%が、2μm未満の直径を有し、粒子の57重量%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、30.7m/gに等しいBET比表面積を有する。
次いで、生成物を3%のステアリン酸で処理する。この処理は、MTI社の実験室混合機において10分間120℃で行った;回転速度は1500rpmであった。
この実施例は、本発明を例示し、天然炭酸カルシウムならびに、前記炭酸塩と、1つまたは複数の中程度に強いから強いHイオン供与体との反応生成物、および前記炭酸塩と、その場で形成されるおよび/または外部供給由来のCOガスとの反応生成物、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成される生成物を含む乾燥無機顔料の製造方法およびこの方法により得られる無機顔料に関する。
試験番号4
この試験は本発明を例示し、パルミチン酸およびステアリン酸の混合物(約1/1の重量比における)2%での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の間に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.746kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。この様に形成した懸濁液を、次いで、500rpmで60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸25%で処理する。次いで、Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、1/1の重量比におけるパルミチン酸/ステアリン酸混合物タイプの脂肪酸2%を、粉末として添加し、30分間混合する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.5質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.4に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の90.9%が、2μm未満の直径を有し、粒子の66.8%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、33.4m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.72μmに等しい直径中央値、ならびに上述の方法を使用して決定した1.32%に等しい含水率を有する。
試験番号5
この試験は本発明を例示し、2%のステアリン酸での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットル容器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、この様に形成した懸濁液を、500rpmで60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸25%で処理する前に、2%のFluka社の純粋ステアリン酸を添加し、70℃で加熱し、15分間混合する。この様にして得た懸濁液を、Nara MSD 100乾燥装置を使用して乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.4質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.4に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の91.7%が、2μm未満の直径を有し、粒子の66.9%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、34.5m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.73μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号6
この試験は本発明を例示し、3%のステアリン酸での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットル容器において、蒸留水を使用して希釈する。3%のFluka社の純粋ステアリン酸を添加し、70℃で加熱し、15分間混合し、60℃まで放冷してから、この様に形成した懸濁液を、500rpmで60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸25%で処理する。この様にして得た懸濁液を、Nara MSD 100乾燥装置を使用して乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.5質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.4に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の93.0%が、2μm未満の直径を有し、粒子の73.1%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、28.8m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.57μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号7
この試験は本発明を例示し、5%のステアリン酸での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットル容器において、蒸留水を使用して希釈する。5%のFluka社の純粋ステアリン酸を添加し、70℃で加熱し、15分間混合し、60℃まで放冷してから、この様に形成した懸濁液を、500rpmで60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸25%で処理する。この様にして得た懸濁液を、Nara MSD 100乾燥装置を使用して乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.6質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.4に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の85.3%が、2μm未満の直径を有し、粒子の61.9%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、26.5m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.75μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号8
この試験は本発明を例示し、2%のステアリン酸での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の間に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した200kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、3000リットル容器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、この様に形成した懸濁液を、500rpmで120分間攪拌しながら、70℃で、10重量%溶液におけるリン酸36%で処理する。次いで、Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、粉末形態における2%のステアリン酸(C16〜C18混合物に相当する工業品質の)を添加し、30分間混合する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.2質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.8に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の74.2%が、2μm未満の直径を有し、粒子の37.5%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、31.4m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、1.31μmに等しい直径中央値ならびに上述の方法を使用して決定した1.40%に等しい含水率を有する。
試験番号9
この試験は本発明を例示し、2%のステアリン酸での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の間であるが、前記酸の投与前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した9kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、135リットルレディゲ(L?dige)タイプ流動床において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、この様に形成した懸濁液を、500rpmで24分間攪拌しながら、70℃で、10重量%溶液におけるリン酸13%で処理する。次いで、Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、粉末形態における2%のステアリン酸(C16〜C18混合物に相当する工業品質の)を添加し、30分間混合する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、8.2質量%に等しい乾燥顔料濃度および7.1に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の87.6%が、2μm未満の直径を有し、粒子の59.3%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、21.7m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.83μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号10
この試験は本発明を例示し、1%のステアリン酸での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.45%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、75%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、1%のステアリン酸(パルミチン酸/ステアリン酸タイプ、C16〜C18の混合物に相当する工業品質の)を添加し、混合物を15分間混合する。次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸10%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、この様にして得た懸濁液を乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.6質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.6に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の94.8%が、2μm未満の直径を有し、粒子の67.0%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、18.9m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.73μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号11
この試験は本発明を例示し、0.5%のステアリン酸での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、75%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、0.5%のステアリン酸(C16〜C18混合物に相当する工業品質の)を添加し、混合物を15分間混合する。次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸20%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、この様にして得た懸濁液を乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.3質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.6に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の94.8%が、2μm未満の直径を有し、粒子の68.2%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、32.1m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.74μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号12
この試験は本発明を例示し、1%のステアリン酸での処理を、大理石タイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.62%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのノルウエー産大理石タイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、1%のステアリン酸(C16〜C18混合物に相当する工業品質の)を添加し、混合物を15分間混合する。次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸20%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、この様にして得た懸濁液を乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.5質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.6に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の89.6%が、2μm未満の直径を有し、粒子の64.5%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、40.2m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.75μmに等しい直径中央値ならびに上述の方法を使用して決定した1.41%に等しい含水率を有する。
試験番号13
この試験は本発明を例示し、この試験が、脂肪酸で処理された沈降炭酸カルシウムであり、セジグラフ(商標)5100を使用して測定したその粒度分布が、粒子の89.6%が2μm未満の直径を有し、粒子の64.5%が1μm未満の直径を有し、BET比表面積が、17.8m/g(標準ISO 9277のBET法を使用して測定した。)に等しい、Solvay社のWinnofil SPTを使用するので、ステアリン酸での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、乾燥顔料として計算した0.750kgのWinnofil SPTを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、この様に形成した懸濁液を、Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸20%で処理する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.3質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.4に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の62.9%が、2μm未満の直径を有し、粒子の51.4%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、52.1m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.90μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号14
この試験は本発明を例示し、この試験が、脂肪酸で処理された沈降炭酸カルシウムであり、セジグラフ(商標)5100を使用して測定したその粒度分布が、粒子の90.0%が2μm未満の直径を有し、粒子の86.0%が1μm未満の直径を有し、BET比表面積が、17.5m/g(標準ISO 9277のBET法を使用して測定した。)に等しい、Solvay社のSocal 322を使用するので、ステアリン酸での処理を、炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、乾燥顔料として計算した0.750kgのSocal 322を、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、この様に形成した懸濁液を、Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸20%で処理する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.3質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.3に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の87.9%が、2μm未満の直径を有し、粒子の77.9%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、48.4m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.30μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号15
この試験は本発明を例示し、脂肪酸および脂肪族アルコールの混合物2%での処理を、チョークタイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、75%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、「イソメルギン」(isomergine)の酸の名称で、Hobum Oleochemicals社(Hamburg、Germany)により販売されている植物油ベース脂肪酸0.2%を、1.8%のステアリン酸と一緒に添加し、混合物を15分間混合する。次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、60℃で、30重量%溶液におけるリン酸25%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、この様にして得た懸濁液を乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.8質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.0に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の74.1%が、2μm未満の直径を有し、粒子の38.0%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、24.0m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、1.29μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号16
この試験は本発明を例示し、脂肪酸および脂肪族アルコールの混合物2%での処理を、チョークタイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.13%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、65%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の32重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、「イソメルギン」の酸の名称で、Hobum Oleochemicals社(Hamburg、Germany)により販売されている植物油ベース脂肪酸0.5%を、1.5%のドデシルアルコールと一緒に添加し、混合物を15分間混合する。次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、60℃で、30重量%溶液におけるリン酸25%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、この様にして得た懸濁液を乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.8質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.0に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の57.3%が、2μm未満の直径を有し、粒子の25.3%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、31.0m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、1.79μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号17
この試験は本発明を例示し、2%の脂肪酸での処理を、チョークタイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.13%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、65%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の32重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、2.0%のステアリン酸アルコールを添加し、混合物を15分間混合する。次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、60℃で、30重量%溶液におけるリン酸25%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、この様にして得た懸濁液を乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.8質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.1に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の74.8%が、2μm未満の直径を有し、粒子の36.8%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、23.9m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、1.30μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号18
この試験は本発明を例示し、2%のステアリン酸での処理を、沈降炭酸カルシウムの製造および中程度に強いから強いHイオン供与体での処理の間に連続的に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、この方法を、10リットルESCO反応器において、7600gの蒸留水における400gのCa(OH)を調製し、続いて、6.5に等しいpHが得られるまで、30℃で、COガスを添加することにより行う。
これを30分間反応させるために放置した後、懸濁液を、反応器において60℃に加熱し、その後、2.0%のステアリン酸を添加し、混合物を15分間混合する。次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、30重量%溶液におけるリン酸20%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、この様にして得た懸濁液を乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、5.7質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.4に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の41.4%が、2μm未満の直径を有し、粒子の18.1%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、37.9m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、2.29μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号19
この試験は本発明を例示し、1%の脂肪酸での処理を、チョークタイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.6%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、75%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の50重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、1.0%のステアリン酸を添加し、混合物を15分間混合する。次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸25%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、この様にして得た懸濁液を乾燥する前に、30分間反応させるために放置する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.3質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.5に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の94.9%が、2μm未満の直径を有し、粒子の67.0%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、34.9m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.76μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号20
この試験は本発明を例示し、1%の脂肪酸での処理を、チョークタイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の後に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.6%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、75%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の50重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、この様に形成した懸濁液を、500rpmで60分間攪拌しながら、60℃で、20重量%溶液におけるリン酸20%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、この様にして得た懸濁液を乾燥する前に、粉末形態における1%のステアリン酸を添加し、30分間混合する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.5質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.5に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の94.1重量%が、2μm未満の直径を有し、粒子の66.2重量%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、30.4m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.77μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号21
この試験は本発明を例示し、2%のドデシルベンゼンスルホン酸での処理を、チョークタイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の後に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.6%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、75%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の50重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのフランス産チョークタイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、蒸留水を使用して希釈する。次いで、この様に形成した懸濁液を、500rpmで60分間攪拌しながら、60℃で、30重量%溶液におけるリン酸25%で処理する。Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、粉末形態における2%のドデシルベンゼンスルホン酸を添加し、30分間混合する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、10.0質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.6に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の93.9重量%が、2μm未満の直径を有し、粒子の59.6重量%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、35.4m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.87μmに等しい直径中央値を有する。
試験番号22
この試験は本発明を例示し、2%のラウリル酸での処理を、大理石タイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の後に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.62%のポリアクリル酸ナトリウムを有する分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、乾燥顔料として計算した0.750kgのノルウエー産大理石タイプの天然炭酸カルシウムを、10重量%の乾燥物濃度を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO反応器において、希釈する。次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、60℃で、30重量%溶液におけるリン酸20%で処理する。次いで、Nara MSD 100乾燥装置を使用して、得られた懸濁液を乾燥する前に、2%のラウリル酸を添加し、30分間混合する。
乾燥前に得られた無機顔料の懸濁液は、9.8質量%に等しい乾燥顔料濃度および6.8に等しいpHを有する。
セジグラフ(商標)5100を使用して測定した粒度分布は、粒子の88.8重量%が、2μm未満の直径を有し、粒子の64.8重量%が1μm未満の直径を有するものである。
乾燥後、生成物は、標準ISO 9277のBET法を使用して測定した、35.0m/gに等しいBET比表面積およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定した、0.65μmに等しい直径中央値、ならびに上述の方法を使用して決定した1.26%に等しい含水率を有する。
この実施例は、ポリ塩化ビニル(PVC)ベースプラスチゾルの調製のためのレオロジー調節剤としての、本発明による顔料の使用に関する。
充填されたプラスチゾルを、直径において7cmあり、へらで混合する容器において、未充填のPVCベースプラスチゾルおよび炭酸カルシウム、あるいはまた試験のための無機顔料を混合して調製する。混合物の合計重量は200gである。次いで、混合物を、分散ディスクの直径が5cmで、ディスクの回転速度が2700rpm(位置3に手動調整)である、「Pendraulik」(商標)LD50実験室混合装置を使用して、2分間分散させる。
分散が完了したら、粘度を、20℃で、標準DIN 125による測定装置の「Rheomat 120」(商標)を使用して測定する。
流動点を、23℃の温度で、24時間および30日間熟成後、当業者によく知られているビンガムモデル(Bingham model)を使用して決定する。
その目的が、一定の配合物のレオロジーを伴う軽量化自動車車体を得ることであるこの実施例の全ての試験において、PVC(ポリ塩化ビニル)ベースプラスチゾルの配合物は、その組成として、次の配合物1を有する:
90重量%のHenkel−Teroson’s PVC樹脂プラスチゾル、
10重量%の試験用無機充填剤。
試験番号23
この試験は先行技術を例示し、Winnofil SPT(商標)の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウムを使用する。この試験は、対照として使用する。
試験番号24
この試験は先行技術を例示し、試験番号1の炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも63.6%高い。
試験番号25
この試験は先行技術を例示し、乾燥後に、3%のステアリン酸で処理された、試験番号3の炭酸カルシウムを使用する。処理は、120℃で、MTI社の実験室混合機において10分間行った。回転速度は、1500rpmであった。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも49.0%低い。
乾燥後の処理は機能しない。
試験番号26
この試験は先行技術を例示し、Socal(商標)322の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも16.8%高い。
試験番号27
この試験は先行技術を例示し、Hydrocarb(商標)120Tの名称でOmya社により販売されている炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも7.7%低い。
試験番号28
この試験は先行技術を例示し、Omyabond(商標)302の名称でOmya社により販売されている炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも1.4%高い。
試験番号29
この試験は先行技術を例示し、Omyabond(商標)301の名称でOmya社により販売されている炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも24.5%低い。
試験番号30
この試験は本発明を例示し、試験番号4の炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも53.1%高い。
試験番号31
この試験は本発明を例示し、試験番号5の炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも102.1%高い。
試験番号32
この試験は本発明を例示し、試験番号6の炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも36.4%高い。
試験番号33
この試験は本発明を例示し、試験番号7の炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも4.2%高い。
試験番号34
この試験は本発明を例示し、試験番号8の炭酸カルシウムを使用する。配合物1における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号23のそれよりも86.7%高い。
上記試験の全ての結果は、以下の表1において記録されている。
Figure 0005687404
表1から、本発明による生成物で得られる十分なレオロジー結果を読み取ることができる。
この実施例は、ポリ塩化ビニル(PVC)ベースプラスチゾルおよび実施例3のそれとは異なる配合物の調製のためのレオロジー調節剤としての、本発明による顔料の使用に関する。
これを遂行するために、配合物2を、実施例3におけると同様の操作方法および装置で製造する。
この配合物2、PVC−ベースプラスチゾルは、
24重量%のPVC樹脂、Vestolit E 7031(商標)(Vestolit、Germany)、
6.0重量%のPVC樹脂、Vestolit C 65(商標)(Vestroil、Germany)、
47.0重量%の可塑剤、DINP(ジイソノニルフタレート)、
2.0重量%の乾燥剤、Super Weisskalk 40(Omya AG、Switzerland)、
1.0重量%の接着促進剤、EURETEK 505(商標)(Ciba SC、Switzerland)、
20.0重量%の試験用無機顔料
からなる。
この実施例における試験のそれぞれに対して、粘度および流動点測定を、先の実施例におけると同様の操作方法および装置を使用して行う。
試験番号35
この試験は先行技術を例示し、Winnofil SPT(商標)の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウムを使用する。この試験は、対照として使用する。
試験番号36
この試験は先行技術を例示し、Socal(商標)322の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウムを使用する。配合物2における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号35のそれよりも108.3%高い。
試験番号37
この試験は先行技術を例示し、Omyabond(商標)302の名称でOmya社により販売されている炭酸カルシウムを使用する。配合物2における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号35のそれよりも102.8%高い。
試験番号38
この試験は先行技術を例示し、Omyabond(商標)301の名称でOmya社により販売されている炭酸カルシウムを使用する。配合物2における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号35のそれよりも58.3%低い。
試験番号39
この試験は先行技術を例示し、試験番号2の炭酸カルシウムを使用する。配合物2における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号35のそれよりも275%高い。
試験番号40
この試験は本発明を例示し、試験番号11の炭酸カルシウムを使用する。配合物2における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号35のそれよりも275%高い。
試験番号41
この試験は本発明を例示し、試験番号12の炭酸カルシウムを使用する。配合物2における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号35のそれよりも319.4%高い。
試験番号42
この試験は本発明を例示し、試験番号13の炭酸カルシウムを使用する。配合物2における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号35のそれよりも350%高い。
試験番号43
この試験は本発明を例示し、試験番号14の炭酸カルシウムを使用する。配合物2における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号35のそれよりも422.2%高い。
この実施例の全ての結果は、以下の表2において記録されている。
Figure 0005687404
表2から、最高のレオロジー結果が、本発明による生成物により得られることを読み取ることができる。
この実施例は、ポリ塩化ビニル(PVC)ベースプラスチゾルおよび実施例3および4のそれとは異なる配合物の調製のためのレオロジー調節剤としての、本発明による顔料の使用に関する。
これを遂行するために、配合物3を、実施例3におけると同様の操作方法および装置で製造する。
この配合物3、PVC−ベースプラスチゾルは、
31.0重量%のPVC樹脂、Vestolit E 7031(商標)(Vestolit、Germany)、
43.0重量%の可塑剤、DINP(ジイソノニルフタレート)、
1.5重量%の乾燥剤、Super Weisskalk 40(Omya AG、Switzerland)、
1.0重量%の接着促進剤、EURETEK 505(商標)(Ciba SC、Switzerland)、
1.0重量%の熱安定剤、Irgastab 17 M(商標)(Ciba SC、Switzerland)、
22.5重量%の試験用無機顔料
からなる。
この実施例における試験のそれぞれに対して、粘度および流動点測定を、先の実施例におけると同様の操作方法および装置を使用して行う。
試験番号44
この試験は先行技術を例示し、Winnofil SPT(商標)の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウムを使用する。この試験は、対照として使用する。
試験番号45
この試験は先行技術を例示し、Socal(商標)322の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウムを使用する。配合物3における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号44のそれよりも200%高い。
試験番号46
この試験は先行技術を例示し、Omyabond(商標)302の名称でOmya社により販売されている炭酸カルシウムを使用する。配合物3における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号44のそれよりも55.3%低い。
試験番号47
この試験は先行技術を例示し、Omyabond(商標)301の名称でOmya社により販売されている炭酸カルシウムを使用する。配合物3における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号44のそれよりも12.8%高い。
試験番号48
この試験は本発明を例示し、試験番号15の炭酸カルシウムを使用する。配合物3における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号44のそれよりも342.6%高い。
試験番号49
この試験は本発明を例示し、試験番号16の炭酸カルシウムを使用する。配合物3における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号44のそれよりも712.8%高い。
試験番号50
この試験は本発明を例示し、試験番号17の炭酸カルシウムを使用する。配合物3における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号44のそれよりも459.6%高い。
試験番号51
この試験は本発明を例示し、試験番号18の炭酸カルシウムを使用する。配合物3における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号44のそれよりも740.4%高い。
この実施例の全ての結果は、以下の表3において記録されている。
Figure 0005687404
表3の結果は、脂肪酸および脂肪族アルコールの混合物を使用することにより、あるいはまた脂肪族アルコールだけを使用することにより、十分なレオロジー的結果が得られることを示す。
試験番号51は、本発明が、沈降炭酸カルシウムの製造の間にも適用できることを示す。
この実施例は、試験のための充填剤の割合で実施例5のそれとは異なるポリ塩化ビニル(PVC)−ベースプラスチゾル配合物の調製のためのレオロジー調節剤としての、本発明による顔料の使用に関する。
これを遂行するために、配合物4を、実施例3におけると同様の操作方法および装置で製造する。
この配合物4、PVC−ベースプラスチゾルは、
31.0重量%のPVC樹脂、Vestolit E 7031(商標)(Vestolit、Germany)、
43.0重量%の可塑剤、DINP(ジイソノニルフタレート)、
1.5重量%の乾燥剤、Super Weisskalk 40(Omya AG、Switzerland)、
1.0重量%の接着促進剤、EURETEK 505(商標)(Ciba SC、Switzerland)、
1.0重量%の熱安定剤、Irgastab BZ 529(商標)(Ciba SC、Switzerland)、
15.0重量%〜22.5重量%の試験用無機顔料
からなる。
この実施例における試験のそれぞれに対して、粘度および流動点測定を、先の実施例におけると同様の操作方法および装置を使用して行う。
試験番号52
この試験は先行技術を例示し、Winnofil SPT(商標)の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウム22.5%を使用する。この試験は、対照として使用する。
試験番号53
この試験は先行技術を例示し、Socal(商標)322の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウム22.5%を使用する。配合物4における、23℃で30日熟成後の流動点は、試験番号52のそれよりも42%高い。
試験番号54
この試験は本発明を例示し、試験番号21の炭酸カルシウムを20.0%使用する。
試験番号55
この試験は本発明を例示し、試験番号21の炭酸カルシウムを15.0%使用する。
試験番号56
この試験は本発明を例示し、試験番号22の炭酸カルシウムを20.0%使用する。
試験番号57
この試験は本発明を例示し、試験番号22の炭酸カルシウムを15.0%使用する。
この実施例の全ての結果は、以下の表4において記録される。
Figure 0005687404
上記表4の結果から、本発明による顔料の使用は、通常使用される約33%の顔料と同じ流動点に到達するために、プラスチゾルの無機充填剤の減少を可能とすること、少なくとも、充填プラスチゾルの重量における減少となることを見て取ることを可能にする。
この実施例は、本発明を例示し、固体性の調節を保持しながら、重量を減少させる観点から、自動車の車体のフレーム等の、硬質PVC(硬質ポリ塩化ビニル)を使用して作られる、本発明による顔料の使用に関する。
この実施例の種々の試験においては、先行技術の炭酸カルシウムの本発明による無機顔料による置換えを試験した。
硬質PVC配合物においては、先行技術の無機充填剤の、本発明による無機顔料による100%置換の影響を比較することを追及した。
これを遂行するために、以下の硬質PVC配合物の牽引抵抗性(当業者にとっては、固体性の表示である)を測定した:
100phrの硬質PVC樹脂、EVIPOLSH 6521(EVC、Germany)、
1.5phrの三塩基性硫酸鉛の熱安定剤、Naftorin T 3(Chemson、England)、
1.5phrの二塩基性硫酸鉛の熱安定剤、Listab 51(Chemson、England)、
0.6phrの潤滑剤、CaF 1(Hoechst、Germany)、
0.05phrの潤滑剤、E−Wachs(Hoechst、Germany)、
30phrの試験用無機顔料。
硬質PVC樹脂および試験用無機充填剤を、190℃の温度で、二軸ローラー粉砕機(Collin、type 150x400)において混合する。硬質PVCプレートを、190℃において、プレート形態における圧縮成型後に、カレンダー加工する(Collin、type P 300P)。
試験片を、標準DIN 53 455による牽引試験のために、このプレートから形成する。牽引抵抗性測定は、「Zwick/Roell」(商標)Z020装置を使用し、および標準DIN 53 455により行う。
試験番号58
この試験は先行技術を例示し、Winnofil SPT(商標)の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウムを使用する。この試験は、対照として使用する。
試験番号59
この試験は先行技術を例示し、Socal(商標)322の名称でSolvay社により販売されている沈降炭酸カルシウムを使用する。
Socal(商標)322の使用は、Winnofil SPT(商標)の使用と同じ牽引抵抗性となる。
試験番号60
この試験は先行技術を例示し、Hydrocarb(商標)120Tの名称でOmya社により販売されている炭酸カルシウムを使用する。Hydrocarb(商標)120Tの使用は、Winnofil SPT(商標)の使用と同じ牽引抵抗性となる。
試験番号61
この試験は先行技術を例示し、Omyabond(商標)301の名称でOmya社により販売されている炭酸カルシウムを使用する。
Omyabond(商標)301の使用は、Winnofil SPT(商標)の使用と同じ牽引抵抗性となる。
この実施例は、本発明を例示し、本発明による無機顔料(試験番号62、63、64および65)、本発明によるこれらの製造方法(試験番号62、63、64および65)、およびプラスチゾル−タイプPVC配合物(試験番号63、64および65)における本発明によるこれらの使用に関する。
試験番号62
この試験は本発明を例示し、1%の脂肪酸混合物での処理を、大理石タイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の前に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、6.974kg(乾燥顔料の重量)のノルウエー産大理石タイプの天然炭酸カルシウムを、65重量%の乾燥物を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO(商標)反応器において、蒸留水を使用して希釈する。
次いで、この様に形成した懸濁液を、67701−08−0に等しいCAS番号を持つ、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸およびリノレン酸をベースとした、ヒマワリ油にある懸濁液における脂肪酸1%で、70℃に等しい温度で処理する。
5分の攪拌後、この様に形成した懸濁液を、30分間攪拌しながら、10重量%溶液におけるリン酸1%で処理する。
14重量%の水酸化カルシウム94gの添加後、懸濁液は、8.6に等しいpHおよび62.2%に等しい乾燥固体含有量の割合を有する。
この様にして得た懸濁液を、Nara(商標)MSD 100乾燥装置を使用して、80℃で乾燥する。
本発明による無機顔料は、この様にして得られる。
試験番号63
この試験は本発明を例示し、1%の脂肪酸混合物での処理を、大理石タイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の後に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、0.707kg(乾燥顔料の重量)のノルウエー産大理石タイプの天然炭酸カルシウムを、65重量%の乾燥物を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO(商標)反応器において、蒸留水を使用して希釈する。
次いで、この様に形成した懸濁液を、30分間攪拌しながら、10重量%溶液におけるリン酸50%で、70℃に等しい温度で処理する。次いで、重量比1/1におけるパルミチン酸およびステアリン酸の混合物にある脂肪酸1%を、粉末形態において添加する。
14重量%の水酸化カルシウム135gの添加後、懸濁液は、8.1に等しいpHおよび7.5%に等しい乾燥固体含有量の割合を有する。
この様にして得た懸濁液を、Nara(商標)MSD 100乾燥装置を使用して、80℃で乾燥する。
次いで、重量%において、33.4%のVestolit(商標)E 7031、44%のジイソノニルフタレート、1.6%のWeisskalk(商標)Super 40.1%のEuretek(商標)505および20%の、先に得られた本発明による無機顔料を含む、プラスチゾル−タイプPVC配合物を調製する。
この配合物の降伏点は、当業者によりよく知られている方法により72時間後に測定して、548Paである。
試験番号64
この試験は本発明を例示し、0.5%の脂肪酸混合物での処理を、大理石タイプの炭酸カルシウムとリン酸および硫酸の混合物との反応の後に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.5%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、0.698kg(乾燥顔料の重量)のノルウエー産大理石タイプの天然炭酸カルシウムを、65重量%の乾燥物を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO(商標)反応器において、蒸留水を使用して希釈する。
次いで、この様に形成した懸濁液を、60分間攪拌しながら、10重量%溶液におけるリン酸および硫酸の混合物50%で、70℃に等しい温度で処理する。
次いで、得られた懸濁液を、重量において、12〜16個の炭素原子を有する脂肪酸8%、ステアリン酸3%、オレイン酸19%、リノール酸16%、リノレン酸52%および20〜22個の炭素原子を有する酸2%の配合物を用いて、亜麻仁油にある懸濁液における脂肪酸0.5%で処理する。
14重量%の水酸化カルシウム250gの添加後、懸濁液は、8.1に等しいpHおよび7.55%に等しい乾燥固体含有量の割合を有する。
この様にして得た懸濁液を、Nara(商標)MSD 100乾燥装置を使用して、80℃で乾燥する。
次いで、重量%において、35.4%のVestolit(商標)E 7031、46.8%のジイソノニルフタレート、1.7%のWeisskalk(商標)Super 40、1.1%のEuretek(商標)505および15%の、先に得られた本発明による無機顔料を含む、プラスチゾル−タイプPVC配合物を調製する。
この配合物の降伏点は、当業者によりよく知られている方法により72時間後に測定して、510Paである。
試験番号65
この試験は本発明を例示し、0.2%の脂肪酸混合物での処理を、大理石タイプの炭酸カルシウムとリン酸との反応の後に行う、本発明による顔料を得るための方法に関する。
これを遂行するために、0.77%のポリアクリル酸ナトリウムにより分散された、78%の乾燥含有量の水性懸濁液の形態における、粒子の65重量%が、Micromeritics社のセジグラフ(商標)5100を使用して測定した1μm未満の直径を有するような粒度分布の、0.694kg(乾燥顔料の重量)のノルウエー産大理石タイプの天然炭酸カルシウムを、65重量%の乾燥物を有する水性懸濁液が得られるまで、10リットルESCO(商標)反応器において、蒸留水を使用して希釈する。
次いで、この様に形成した懸濁液を、30分間攪拌しながら、10重量%溶液におけるリン酸および硫酸の混合物10%で、70℃に等しい温度で処理する。
次いで、得られた懸濁液を、67701−05−7に等しいCAS番号を持つ、ステアリン酸、10個の炭素原子を有する酸、12個の炭素原子を有する酸、14個の炭素原子を有する酸、パルミチン酸、20〜22個の炭素原子を有する酸をベースとした、ヤシ油にある懸濁液における脂肪酸2%で処理する。
14重量%の水酸化カルシウム136gの添加後、懸濁液は、9.7に等しいpHおよび10.1%に等しい乾燥固体含有量の割合を有する。
この様にして得た懸濁液を、Nara(商標)MSD 100乾燥装置を使用して、80℃で乾燥する。
次いで、重量%において、25.0%のVestolit(商標)E 7031、33.0%のジイソノニルフタレート、1.2%のWeisskalk(商標)Super 40、0.8%のEuretek(商標)505および40.0%の、先に得られた本発明による無機顔料を含む、プラスチゾル−タイプPVC配合物を調製する。
この配合物の降伏点は、当業者によりよく知られている方法により72時間後に測定して、502Paである。

Claims (74)

  1. 以下の工程:
    a)工程a)の不可欠な部分である処理工程である、水性相における炭酸カルシウムの、中程度に強いHイオン供与体による処理工程およびその場で形成されたCOガスによる処理工程ここで前記中程度に強いHイオン供与体が、Hイオンを発生する、中程度に強い酸またはこれらの混合物の中から選択され、当該中程度に強いは、25℃で0から2.5(すべてを含んで)の間のpKであり、
    b)工程a)の前および/または途中および/または後にある式R−Xの化合物の添加による水性相における炭酸カルシウムの処理工程、ここで、当該式R−Xの化合物は、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ミリスチン酸、オクチル酸、パルミチン酸、ラウリル酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ドデシルアルコール及びステアリルアルコール、植物由来の化合物若しくは動物由来の油、及びこれらの混合物からなる群から選択され、ここで、当該植物由来の化合物は、ココナッツ油、ヒマワリ油、亜麻仁油及びヤシ油からなる群から選択され、そして動物由来の油は獣脂であり、
    c)少なくとも1つのアニオン性もしくはカチオン性または弱アニオン性電解質を使用して、工程b)において得られる生成物のアニオン性もしくはカチオン性または弱アニオン性懸濁液を1%から80%の間の乾燥物濃度で形成する工程、
    d)pHを、6より上に上昇させるための塩基を添加する工程、
    を含むことを特徴とする、
    [炭酸カルシウム]および[1つまたは複数の中程度に強いHイオン供与体および[その場で形成されたおよび/または外部供給由来のCOス]と、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成された生成物を含む
    無機顔料の水性懸濁液の製造方法。
  2. c)工程が、少なくとも1つのアニオン性もしくはカチオン性または弱アニオン性電解質を使用し、続いて再濃縮して、工程b)において得られる生成物のアニオン性もしくはカチオン性または弱アニオン性懸濁液を1%から80%の間の乾燥物濃度で形成する、請求項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  3. d)工程で、pHを7.5より上に上昇させることを特徴とする、請求項又はに記載の水性懸濁液の製造方法。
  4. d)工程で、pHを8から10の間の値に上昇させることを特徴とする、請求項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  5. 工程d)における塩基がCa(OH)である請求項からのいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  6. 前記式R−Xの化合物が植物由来の化合物若しくは動物由来の油から選択される請求項からのいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  7. 前記式R−Xの化合物が植物由来の化合物である、請求項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  8. 前記植物由来の化合物がココナッツ油である、請求項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  9. 前記炭酸カルシウムが、天然炭酸カルシウムである、請求項からのいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  10. 前記天然炭酸カルシウムが、大理石、方解石、チョーク、ドロマイトまたはこれらの混合物の中から選択されることを特徴とする、請求項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  11. 前記中程度に強い酸がHSO、HSO 、HPOまたはこれらの混合物の中から選択されることを特徴とする、請求項から10のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  12. 前記中程度に強い酸が、水に1質量%未満の溶解度の、二価カチオン塩を形成する中程度に強い酸の中から選択されることを特徴とする、請求項11記載の水性懸濁液の製造方法。
  13. 前記二価カチオンがカルシウムである、請求項12に記載の水性懸濁液の製造方法。
  14. CaCOのモル数に対する中程度に強いHイオン供与体のモル量が、合計において、0.001から1であることを特徴とする、請求項から13のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  15. CaCOのモル数に対する中程度に強いHイオン供与体のモル量が、合計において、0.1から0.5であることを特徴とする、請求項14に記載の水性懸濁液の製造方法。
  16. CaCOのモル数に対する式R−Xの化合物のモル量が、合計において、0.0001から0.1であることを特徴とする、請求項から15のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  17. CaCOのモル数に対する式R−Xの化合物のモル量が、合計において0.002から0.01であることを特徴とする、請求項16に記載の水性懸濁液の製造方法。
  18. 工程a)が、数回繰り返すことができ、前記中程度に強い酸の添加の順序が、前記中程度に強い酸の前および/または途中および/または後での式R−Xの化合物の添加と共に重要ではないことを特徴とする、請求項から17のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  19. 工程b)が、数回繰り返されてもよいことを特徴とする、請求項から18のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  20. 前記処理の工程a)中の温度が、5℃から100℃であることを特徴とする、請求項から19のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  21. 前記処理の工程a)中の温度が、65℃から80℃であることを特徴とする、請求項20に記載の水性懸濁液の製造方法。
  22. 前記処理の工程a)の期間が、0.01時間から10時間続くことを特徴とする、請求項から21のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  23. 前記処理の工程a)の期間が、0.2時間から6時間続くことを特徴とする、請求項22に記載の水性懸濁液の製造方法。
  24. 工程c)が、アクリル酸もしくはメタクリル酸から選択されるエチレン性不飽和を有しかつモノカルボン酸官能基を有するモノマー、マレイン酸もしくはイタコン酸のC〜Cモノエステル、若しくはこれらの混合物から選択される二酸半エステル、クロトン酸、イソクロトン酸、桂皮酸、イタコン酸もしくはマレイン酸から選択されるエチレン性不飽和を有しかつジカルボン酸官能基を有するモノマーから選択されるジカルボン酸官能基を有するモノマー、カルボン酸無水物モノマーすなわち無水マレイン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、メタアリルスルホン酸ナトリウム、ビニルスルホン酸およびスチレンスルホン酸から選択されるエチレン不飽和を有しかつスルホン酸官能基を有するモノマーから選択されるスルホン酸官能基を有するモノマー、ビニルリン酸、エチレングリコールメタクリレートホスフェート、プロピレングリコールメタクリレートホスフェート、エチレングリコールアクリレートホスフェート、プロピレングリコールアクリレートホスフェートおよびこれらのエトキシレートから選択されるエチレン性不飽和を有しかつリン酸官能基を有するモノマーから選択されるリン酸官能基を有するモノマー、並びにビニルホスホン酸もしくはこれらの混合物又はポリホスフェートから選択されるエチレン不飽和を有しかつホスホン酸官能基を有するモノマーから選択されるホスホン酸官能基を有するモノマーから選択されるモノマーの、全く中和されていない、部分的に中和されているもしくは完全に中和されている酸状態にあるホモポリマーまたはコポリマーの中から選択されるアニオン性電解質の、炭酸カルシウムの乾燥重量に対する乾燥重量で0.01%〜5.0%を使用することを特徴とする、請求項から23のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  25. 工程c)が、[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、[2−(アクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、[3−(アクリルアミド)プロピル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドもしくはスルフェートまたは[3−(メタクリルアミド)プロピル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート中から選択される、エチレン性不飽和を有する、カチオン性モノマーまたは第4級アンモニウムの、ホモポリマーもしくはコポリマーの中から選択されるカチオン性電解質の炭酸カルシウムの乾燥重量に対する乾燥重量で0.01%〜5.0%を使用することを特徴とする、請求項から23のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  26. 工程c)が、
    a)カルボン酸官能基もしくはジカルボン酸官能基またはリン酸官能基もしくはホスホン酸官能基またはスルホン酸官能基を有する少なくとも1つのアニオン性モノマーまたはこれらの混合物、
    b)少なくとも1つの非イオン性モノマー(ここで、前記非イオン性モノマーは、式(I):
    Figure 0005687404
    [式中、
    mおよびpは、150より少ないまたはこれに等しいアルキレンオキシド単位の数を表し、
    nは、150より少ないまたはこれに等しいエチレンオキシド単位の数を表し、
    qは、少なくとも1に等しい、5≦(m+n+p)q≦150であるような整数を表し、
    は、水素またはメチル基もしくはエチル基を表し、
    は、水素またはメチル基もしくはエチル基を表し、
    Rは、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル、イタコン酸エステル、クロトン酸エステル、及びビニルフタル酸エステル、アクリルウレタン、メタクリルウレタン、α−α’ジメチル−イソプロペニル−ベンジルウレタン、アリルウレタンから選択される不飽和ウレタン、または置換若しくは非置換のアリルもしくはビニルエーテル含有化合物、並びにエチレン性不飽和アミドもしくはイミドから選択される、不飽和重合性官能基を有する基を表し、
    R’は、水素または1〜40個の炭素原子を有する炭化水素基を表す。]の少なくとも1つのモノマーまたは式(I)の幾つかのモノマーの混合物からなる。)、
    c)場合によって、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アクリルアミドもしくはN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミドおよびこれらの混合物から選択されるアクリルアミドもしくはメタクリルアミドの少なくとも1つのモノマー、またはアルキルアクリレートもしくはアルキルメタクリレート、N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]メタクリレートもしくはN−[2−(ジメチルアミノ)エチル]アクリレートから選択される不飽和エステル、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、スチレン、及びα−メチルスチレンから選択される少なくとも1つのモノマー、または[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライドまたはスルフェート、[2−(アクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、[3−(アクリルアミド)プロピル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドもしくはスルフェート、[3−(メタクリルアミド)プロピル]トリメチルアンモニウムクロライドもしくはスルフェートから選択される少なくとも1つのカチオン性モノマーまたは第4級アンモニウム、または少なくとも1つの有機フルオロ化もしくは有機シリル化モノマー、またはこれらモノマーの幾つかの混合物、
    d)場合によって、グラフトモノマーと呼ばれる少なくとも2つのエチレン性不飽和を有する少なくとも1つのモノマー、
    を含む、弱イオン性および水溶性コポリマーの中から選択される弱アニオン性電解質の炭酸カルシウムの乾燥重量に対する乾燥重量で0.01%〜5.0%を使用することを特徴とする、請求項から23のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  27. 式(I)中、R’は水素または1〜12個の炭素原子を有する炭化水素基を表す、
    請求項26に記載の水性懸濁液の製造方法。
  28. 式(I)中、R’は水素または1〜4個の炭素原子を有する炭化水素基を表す、
    請求項27に記載の水性懸濁液の製造方法。
  29. qは、少なくとも1に等しい、15≦(m+n+p)q≦120であるような整数を表す、
    請求項26から28のいずれか一項に記載の水性懸濁液の製造方法。
  30. 請求項から29のいずれか一項に記載の方法で得られた水性懸濁液を、さらに乾燥させる乾燥工程e)をさらに含む
    ことを特徴とする、
    [炭酸カルシウム]および[1つまたは複数の中程度に強いHイオン供与体]および[その場で形成されたおよび/または外部供給由来のCOス]と、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成された生成物を含む
    乾燥無機顔料の製造方法。
  31. 請求項30に記載の方法により得られることを特徴とする、[炭酸カルシウム]および[1つまたは複数の中程度に強いHイオン供与体]および[その場で形成されたおよび/または外部供給由来のCOス]と、および1つまたは複数の式R−Xの化合物との間の多数反応によりその場で形成された生成物を含む
    乾燥無機顔料。
  32. BET法ISO 9277により決定され、測定された1m/g〜200m/gの比表面積と、およびセジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された0.1〜50μmの直径中央値とを共に有することを特徴とする、請求項31に記載の乾燥無機顔料。
  33. BET法ISO 9277により決定され、測定された5m/g〜80m/gの比表面積を有することを特徴とする、請求項32に記載の乾燥無機顔料。
  34. BET法ISO 9277により決定され、測定された20m/g〜60m/gの比表面積を有することを特徴とする、請求項33に記載の乾燥無機顔料。
  35. セジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された1〜10μmの直径中央値を有することを特徴とする、請求項32から34のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料。
  36. 無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定された1m/gから200m/gの間の比表面積と、およびセジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された0.1から50μmの間の直径中央値を共に有することを特徴とし、および水性懸濁液が、1%から80%の乾燥物含有量を有することを特徴とし、および少なくとも1つのアニオン性電解質の、炭酸カルシウムの乾燥重量に対する乾燥重量で0.05%から5.0%の間を含むことを特徴とする、請求項から29のいずれか一項に記載の方法により得られる無機顔料の水性懸濁液。
  37. 前記無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定された5m/gから80m/gの間の比表面積を有することを特徴とする、請求項36に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  38. 前記無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定された10m/gから60m/gの間の比表面積を有することを特徴とする、請求項37に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  39. 前記無機顔料が、セジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された1から10μmの間の直径中央値を有することを特徴とする、請求項36から38のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  40. 前記アニオン性電解質が、請求項24に記載のアニオン性電解質の中から選択されることを特徴とする、請求項39に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  41. 前記無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定された1m/gから200m/gの間の比表面積と、およびセジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された0.1から50μmの間の直径中央値を共に有することを特徴とし、および前記懸濁液が、1%から80%の乾燥物含有量を有することを特徴とし、および少なくとも1つのカチオン性電解質が、炭酸カルシウムの乾燥重量に対する乾燥重量で0.1%から5.0%の間を含むことを特徴とする、請求項から29のいずれか一項に記載の方法により得られる無機顔料の水性懸濁液。
  42. 前記無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定された5m/gから80m/gの間の比表面積を有する、請求項41に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  43. 前記無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定された20m/gから60m/gの間の比表面積を有する、請求項42に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  44. セジグラフ(Sedigraph)(商標)5100を使用する測定により決定された1から10μmの間の直径中央値を有することを特徴とする、請求項41から43のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  45. 前記カチオン性電解質が、請求項25に記載のカチオン性電解質の中から選択されることを特徴とする、請求項44に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  46. 前記無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定され、BET法を使用して測定された1m/gから200m/gの間の比表面積と、およびセジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定された0.1から50μmの間の直径中央値を共に有することを特徴とし、および前記懸濁液が、0.3%から80%の間の乾燥物含有量を有することを特徴とする請求項から29のいずれか一項に記載の方法の工程d)の後で得られる無機顔料の水性懸濁液。
  47. 前記乾燥無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定され、BET法を使用して測定された5m/gから80m/gの間の比表面積を有することを特徴とする請求項46に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  48. 前記無機顔料が、BET法(ISO 9277)を使用して決定され、BET法を使用して測定された20m/gから60m/gの間の比表面積を有することを特徴とする請求項47に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  49. 前記無機顔料が、セジグラフ(商標)5100を使用する測定により決定された1から10μmの間の直径中央値を有することを特徴とする請求項46から48のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  50. 前記懸濁液が、少なくとも1つの弱アニオン性電解質の、炭酸カルシウムの乾燥重量に対する乾燥重量で15%から60%の間の乾燥物含有量を有することを特徴とする請求項46から49のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  51. 前記弱アニオン性電解質が、請求項26に記載の弱アニオン性電解質の中から選択されることを特徴とする、請求項50に記載の無機顔料の水性懸濁液。
  52. プラスチゾルおよび硬質ポリ塩化ビニル(PVC)タイプの配合物のレオロジーを調節するための充填剤としての、請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料の使用。
  53. 前記プラスチゾル及び硬質PVC配合物の固体性を保持しながら粘度を調節することのできる充填剤としての請求項52に記載の乾燥無機顔料の使用。
  54. 自動車工業における、請求項52又は53に記載の乾燥無機顔料の使用。
  55. 車体の底面保護被覆における、請求項54に記載の乾燥無機顔料の使用。
  56. 塗料の分野における、請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料の使用。
  57. コーティングの分野における、請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料の使用。
  58. プラスチゾルおよび硬質ポリ塩化ビニル(PVC)タイプの配合物のレオロジーを調節するための充填剤としての請求項36から51のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液の使用。
  59. 前記プラスチゾル及び硬質PVC配合物の固体性を保持しながら粘度を調節することのできる充填剤としての、請求項36から51のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液の使用。
  60. 自動車工業における、請求項58又は59に記載の無機顔料の水性懸濁液の使用。
  61. 車体の底面保護被覆における、請求項60に記載の無機顔料の水性懸濁液の使用。
  62. 塗料の分野における、請求項36から51のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液の使用。
  63. コーティングの分野における、請求項36から51のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液の使用。
  64. 請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料を含むことを特徴とする、プラスチゾル配合物。
  65. 請求項36から51のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液を含むことを特徴とする、プラスチゾル配合物。
  66. 請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料を含むことを特徴とする、硬質PVC配合物。
  67. 請求項36から51のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液を含むことを特徴とする、硬質PVC配合物。
  68. 0.05%から50%の間の量において、請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料を含むことを特徴とする、車体の底面保護被覆。
  69. 1%から20%の間の量において、請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料を含むことを特徴とする、車体の底面保護被覆。
  70. 5%から15%の間の量において、請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料を含むことを特徴とする、車体の底面保護被覆。
  71. 請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料を含むことを特徴とする、塗料。
  72. 請求項31から35のいずれか一項に記載の乾燥無機顔料を含むことを特徴とする、コーティング配合物。
  73. 請求項36から51のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液を含むことを特徴とする、塗料。
  74. 請求項36から51のいずれか一項に記載の無機顔料の水性懸濁液を含むことを特徴とする、コーティング配合物。
JP2007526599A 2004-06-11 2005-06-08 炭酸カルシウムを含有する新規な乾燥無機顔料、前記顔料を含有する水性懸濁液、およびこの使用 Expired - Fee Related JP5687404B2 (ja)

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