JP7207010B2 - ロボットシステム及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、ロボットシステム及びその制御方法に関する。
特許文献1には、ロボットの運転モードとして、人がロボットの近くに存在する状態で使用する協調モードと、人がロボットの近くに存在しない状態で使用する自動モードとを選択可能なロボットシステムが記載されている。2つのモードの切り替えは、ロボットのユーザーによって行われる。
特開平9-272096号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ユーザーによってロボットのモードの切り替えが行われるので、協調モードとは異なるモードに設定された場合、物体がロボットに近接したときに物体とロボットが干渉する可能性があった。
本開示の一形態によれば、ロボットと、前記ロボットを制御する制御部と、前記ロボットの動作を監視する監視部と、を有する制御装置を備えるロボットシステムが提供される。前記監視部は、物体を検出する物体検出装置と接続する第1センサーポートを有する。前記制御部は、前記ロボットの変位速度が第1速度を超えないモードである第1モードと、前記変位速度が前記第1速度よりも速い第2速度を超えないモードである第2モードと、のいずれかで前記ロボットを制御可能であり、前記物体検出装置の前記第1センサーポートへの接続が、前記監視部によって確認された場合には、前記制御部は前記物体検出装置からの出力に基づいて前記第1モードまたは前記第2モードのいずれかで前記ロボットを制御し、前記物体検出装置の前記第1センサーポートへの接続が、前記監視部によって確認されない場合には、前記制御部は前記第1モードで前記ロボットを制御する。
ロボットシステムの構成例の説明図。 制御装置の機能ブロック図。 複数のプロセッサーを有する制御装置の一例を示す概念図。 複数のプロセッサーを有する制御装置の他の例を示す概念図。 監視部を用いたロボットの制御手順を示すフローチャート。
図1は、ロボットシステムの一例を示す説明図である。このロボットシステムは、ロボット100と、制御装置200と、を備える。ロボット100の作業領域の周囲は、安全柵CGで囲われている。安全柵CGには、人が出入り可能な安全扉DRが設けられている。
ロボット100は、アーム110と、基台120とを備えている。アーム110は、6つの関節J1~J6で順次接続されている。アーム110の先端部には、エンドエフェクター150が装着されている。本実施形態では、アーム110が6つの関節J1~J6を有する6軸ロボットを例示しているが、1個以上の関節を有する任意のアーム機構を有するロボットを用いることが可能である。
このロボットシステムには、センサー類として、物体検出装置310と、ライトカーテン320と、安全扉センサー330と、力検出部350とが設けられている。これらのセンサー類の検出信号は、制御装置200に供給される。物体検出装置310は本開示の「物体検出装置」に相当し、ライトカーテン320と安全扉センサー330は本開示の「他の物体検出装置」に相当する。なお、物体検出装置310以外のセンサー類の一部又は全部は省略可能である。
物体検出装置310は、ロボット100に近接する人などの物体を検出するセンサーである。物体検出装置310としては、例えば、ミリ波レーダーやレーザーレンジセンサーのように、ロボット100から物体までの距離を測定可能な近接センサーを使用可能である。物体検出装置310は、予め定められた距離閾値以下に物体が接近すると、物体が接近したことを示す出力信号を制御装置200に供給するように構成してもよい。物体検出装置310で検出対象となる物体は、ロボット100の作業対象であるワーク以外の物体である。物体検出装置310は、ロボット100の周囲を360度の全範囲にわたって物体の接近を検出するように、複数のセンサー素子が基台120の周囲に設けられた構成を有していてもよい。物体検出装置310には、物体検出装置310に異常が発生しているか否かを検出するための図示しない異常センサーが設けられていることが好ましい。物体検出装置310に異常が発生している場合には、その旨が制御装置200に通知される。
ライトカーテン320は、安全扉DRを通過する物体を検出する光学式センサーである。なお、1台以上のライトカーテン320をロボット100の周囲に設置することによって、ロボット100に近接する物体を検出するようにしてもよい。
安全扉センサー330は、安全扉DRの開閉状態を検出する開閉センサーである。
力検出部350は、アーム110に加えられる外力を計測するセンサーである。力検出部350は、アーム110の基端、すなわち、第1関節J1の基台120側に設けられている。この配置は、力検出部350がアーム110のあらゆる部位に加えられた力を検出できる点で好ましい。力検出部350としては、例えば6軸の力覚センサーを使用可能であるが、より少ない方向の力を検出するセンサーを使用してもよい。また、力検出部350を第1関節J1の基端側に設ける代わりに、他の1つ以上の関節に力検出部としての力センサーを設けても良い。
図2は、制御装置200の機能を示すブロック図である。制御装置200は、プロセッサー210と、監視部220と、メモリー230と、表示装置260と、入力装置270とを有する。表示装置260と入力装置270は、ロボット100のユーザーの操作デバイスとして使用される。
メモリー230には、プロセッサー210の各種の機能を実現するプログラム命令232と、ロボット100の作業を記述した制御プログラム234が格納されている。プロセッサー210は、プログラム命令232を実行することによって、ロボット100を制御するロボット制御部240としての機能を実現する。
監視部220は、ロボット100の周囲を監視し、その監視結果をプロセッサー210に通知する機能を有する。監視部220は、例えば、1つ以上の電子部品を搭載したプリント基板として実装可能である。監視部220は、必須センサーポートCP1と、任意センサーポートCP2,CP3とを有する。本開示において、必須センサーポートCP1には、物体検出装置310が接続されており、任意センサーポートCP2,CP3には、ライトカーテン320と安全扉センサー330とがそれぞれ接続されている。必須センサーポートCP1は、監視部220に物体検出装置310を接続するための必須の接続部であり、本開示の「第1接続部」に相当する。任意センサーポートCP2,CP3は、監視部220には必須では無い接続部であり、本開示の「第2接続部」に相当する。任意センサーポートCP2,CP3のいずれかに、必須センサーポートCP1に接続される物体検出装置310と同じ種類の物体検出装置を接続するようにしてもよい。また、任意センサーポートCP2,CP3の一部又は全部を省略してもよい。図2において、力検出部350の検出信号は、監視部220を介さずにプロセッサー210に供給されているが、この代わりに、監視部220を介してプロセッサー210に供給されるようにしてもよい。
制御装置200の構成としては、図2に示した構成以外の種々の構成を採用することが可能である。例えば、プロセッサー210とメモリー230を図1の制御装置200から削除し、この制御装置200と通信可能に接続された他の装置にプロセッサー210とメモリー230を設けるようにしてもよい。この場合には、当該他の装置と制御装置200とを合わせた装置全体が、ロボット100の制御装置として機能する。他の実施形態では、制御装置200は、2つ以上のプロセッサー210を有していてもよい。更に他の実施形態では、制御装置200は、互いに通信可能に接続された複数の装置によって実現されていてもよい。これらの各種の実施形態において、制御装置200は、1つ以上のプロセッサー210を備える装置又は装置群として構成される。
図3は、複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される一例を示す概念図である。この例では、ロボット100及びその制御装置200の他に、パーソナルコンピューター510,520と、LANなどのネットワーク環境を介して提供されるクラウドサービス500とが描かれている。パーソナルコンピューター510,520は、それぞれプロセッサーとメモリーとを含んでいる。また、クラウドサービス500においてもプロセッサーとメモリーを利用可能である。これらの複数のプロセッサーの一部又は全部を利用して、ロボット100の制御装置を実現することが可能である。
図4は、複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される他の例を示す概念図である。この例では、ロボット100の制御装置200が、ロボット100の中に格納されている点が図3と異なる。この例においても、複数のプロセッサーの一部又は全部を利用して、ロボット100の制御装置を実現することが可能である。
ロボット制御部240によるロボット100の制御モードとしては、以下で説明する人協働モードと通常モードとを使用可能である。人協働モードは本開示の「第1モード」に相当し、通常モードは「第2モード」に相当する。
<人協働モード>
人協働モードにおいて、ロボット制御部240は、ロボット100とロボット100に接近する物体とが接触することを想定して、ロボット100を低速動作で制御する。具体的には、人協働モードでは、アーム110の最大変位速度が予め設定された第1速度以下に制限される。「最大変位速度」とは、アーム110とエンドエフェクター150の任意の部位における移動速度の最大値を意味する。通常は、アーム110の先端の移動速度と、エンドエフェクター150の先端の移動速度と、関節の移動速度と、のうちのいずれかが最大変位速度となる。人協働モードにおける最大変位速度の上限値である第1速度は、例えば、100mm/秒以上500mm/秒の範囲に値に設定される。人協働モードは、ロボット100の変位速度が第1速度を超えないモードに相当する。人協働モードにおいて、監視部220は、ロボット100の最大変位速度が第1速度以下である低速動作で制御されていることの監視と、力検出部350を使用したロボット100と物体との接触が検知された時のロボット100の減速又は停止の指示と、を実行する。ロボット100の最大変位速度は、アーム110の各関節J1~J6に設置されている図示しないエンコーダーの検出信号から算出可能である。力検出部350を使用したロボット100と物体との接触の有無は、例えば、力検出部350で検出された力が予め定められた力閾値を超えたか否かに応じて判定することができる。力閾値は、ロボット100の作業において予め想定される力の上限値以上の値に設定される。人協働モードでは、力検出部350で予期しない力が検出されたときにロボット100に物体が接触したものと判定して、ロボット100を減速または停止できるので、人などの物体とロボット100の干渉が発生する可能性を低減できる。
<通常モード>
通常モードでは、ロボット制御部240は、ロボット100とロボット100に接近する物体とが接触しないことを想定して、ロボット100を高速動作で制御する。通常モードでは、アーム110の最大変位速度が、人協働モードにおける第1速度よりも速い第2速度以下に制限される。通常モードにおける最大変位速度の上限値である第2速度は、例えば、500mm/秒以上3000mm/秒の範囲に値に設定される。通常モードは、ロボット100の変位速度が第1速度よりも速い第2速度であるモードに相当する。通常モードにおいて、監視部220は、ロボット100の最大変位速度が第2速度以下である高速動作で制御されていることの監視を行う。また、通常モードでは、監視部220は、ロボット100と物体との接触の有無の監視を行う必要は無い。
人協働モードと通常モードの選択は、以下の段階的な規則に従って実行される。
C1)物体検出装置310が必須センサーポートCP1に接続されていない場合:
人協働モードが選択される。
C2)物体検出装置310が必須センサーポートCP1に接続されている場合:
C2-1)物体検出装置310に異常が無い場合:
C2-1-1)予め定められた距離閾値以下に物体が接近した場合:
人協働モードが選択される。
C2-1-2)予め定められた距離閾値以下に物体が接近していない場合:
通常モードが選択される。
C2-2)物体検出装置310に異常がある場合:
人協働モードが選択される。
なお、上述した図2に示したように、任意センサーポートCP3には、安全扉DRの開閉センサーである安全扉センサー330が接続されている、上述したモードの選択規則は、任意センサーポートCP2,CP3に接続されているセンサーによる検出結果に無関係に人協働モードと通常モードのいずれかが選択される。従って、安全扉DRが開いている場合にも、必須センサーポートCP1に物体検出装置310が接続されていて物体がロボット100に近接していれば、人協働モードでロボット100を制御することができる。この結果、安全扉DRが開いている場合にも作業を継続することができ、生産性を向上できるという利点がある。
図5は、上述した規則に従ったロボット100の制御手順を示すフローチャートである。この制御手順は、ステップS110において制御装置200の電源がオンされてから、ステップS160において制御装置200の電源がオフされるまで実行される。
制御装置200の起動後、ステップS120では、監視部220が、必須センサーポートCP1に物体検出装置310が接続されているかどうかを確認する。必須センサーポートCP1に物体検出装置310が接続されていなければ、ステップS210に進み、必須センサーポートCP1に物体検出装置310が未接続である旨をロボット制御部240に通知する。このとき、表示装置260に必須センサーポートCP1に物体検出装置310が未接続である旨を表示して、ロボット100のユーザーに通知してもよい。ステップS220では、監視部220が、ロボット制御部240に対して人協働モードで稼働することを指示する。ステップS230では、監視部220が、人協働モード監視でロボット100およびロボット制御部240の監視を行い続ける。ここで、「人協働モード監視」とは、人協働モードに適した監視モードであり、人などの物体とロボット100とが接触する可能性のあるケースを想定した監視モードである。具体的には、人協働モード監視では、ロボット100の最大変位速度が第1速度以下である低速動作で制御されていることの監視と、力検出部350を用いたアーム110と物体との接触有無の監視とが行われる。
ステップS120における確認の結果、必須センサーポートCP1に物体検出装置310が接続されていた場合には、ステップS130に進み、監視部220が、必須センサーポートCP1に接続されている物体検出装置310の異常検知を行う。物体検出装置310で異常が検出された場合は、ステップS135に進み、必須センサーポートCP1の物体検出装置310で異常を検出した旨をロボット制御部240に通知する。このとき、表示装置260に物体検出装置310に異常がある旨を表示して、ロボット100のユーザーに通知してもよい。ステップS135の後は、上述したステップS220,S230が実行される。
ステップS130における確認の結果、物体検出装置310で異常が検出されない場合は、ステップS140に進み、物体検出装置310を用いて、ロボット100の周辺にロボット100に接近する物体が存在するか無いかを確認する。ロボット100に接近する物体が存在するか否かの判定は、例えば、ロボット100と物体との距離が予め定められた距離閾値以下か否かに応じて実行することができる。ロボット100に接近する物体が有ることを検出した場合は、ステップS310に進み、監視部220が、必須センサーポートCP1に接続された物体検出装置310によってロボット100に接近する物体が検出された旨をロボット制御部240に通知する。このとき、表示装置260にロボット100に接近する物体が検出された旨を表示して、ロボット100のユーザーに通知してもよい。ステップS320では、監視部220が、ロボット制御部240に対して人協働モードで稼働することを指示する。ステップS330では、監視部220が、人協働モード監視に切り替わる。
一方、ステップS140において、ロボット100に接近する物体が無いことを検出した場合は、ステップS410に進み、物体検出装置310でロボット100に接近する物体が無い旨をロボット制御部240に通知する。このとき、表示装置260にロボット100に接近する物体が無い旨を表示して、ロボット100のユーザーに通知してもよい。ステップS420では、監視部220が、ロボット制御部240に対して通常モードで稼働することを指示する。ステップS430では、監視部220の監視モードが、通常モード監視に切り替えられる。ここで、「通常モード監視」とは、通常モードに適した監視モードであり、人などの物体とロボット100とが接触する可能性の無いケースを想定した監視モードである。具体的には、通常モード監視では、ロボット100の最大変位速度が第1速度以下である低速動作で制御されていることの監視が行われるが、力検出部350を用いたアーム110と物体との接触有無の監視を行う必要は無い。
ステップS230,S330,S430の後には、ステップS150において、制御装置200の電源オフが行われたか否かが確認される。制御装置200の電源オフが行われない場合には、上述したステップS130に戻る。一方、制御装置200に電源オフが行われた場合には、ステップS160において図5の手順を終了する。
なお、物体検出装置310が必須センサーポートCP1に接続されておらず、かつ、物体検出装置310または他の物体検出装置が任意センサーポートCP2,CP3のいずれかに接続されている場合には、人協働モードでロボット100を制御するようにしてもよい。こうすれば、必須センサーポートCP1に物体検出装置310が接続されておらず、任意センサーポートCP2,CP3のいずれかに何らかの物体検出装置が接続されている場合にも、人協働モードでロボット100を制御するので、人などの物体とロボット100の干渉が発生する可能性をより確実に低減できる。
任意センサーポートCP2,CP3に接続されたセンサー類を用いてロボット100への物体の接近を検出する場合には、以下のようにモードの切り替えを実行してもよい。すなわち、任意センサーポートCP2,CP3のいずれかに何らかの物体検出装置が接続されている場合は、任意センサーポートCP2,CP3に接続された物体検出装置に異常があるか否かを確認する。その物体検出装置に異常があった場合には、任意センサーポートに接続されている物体検出装置で異常を検出した旨をロボット制御部240に通知し、監視部220がロボット制御部240に対して人協働モードで稼働することを指示する。このとき、人協働モード監視でロボット100およびロボット制御部240の監視を行い続けるようにしてもよい。一方、任意センサーポートCP2,CP3に接続された物体検出装置に異常が無い場合には、必須センサーポートCP1に接続された物体検出装置310による物体の検出結果と、任意センサーポートCP2,CP3に接続された他の物体検出装置による物体の検出結果との論理和を用いて、人協働モードと通常モードとを切り替えるようにしてもよい。こうすれば、必須センサーポートCP1に接続された物体検出装置310のみを使用する場合に比べて、ロボット100に近接する物体を更に確実に検出することができるので、ロボット100と物体との接触をより確実に防止できる。
以上のように、上述した実施形態では、物体検出装置310が必須センサーポートCP1に接続されている場合に、人などの物体がロボットに近接していないときには通常モードでロボット100を制御するので、生産性が低下する可能性を低減できる。一方、人などの物体がロボットに近接したときには、ロボット100の変位速度が通常モードよりも小さな人協働モードでロボット100を制御するので、物体とロボット100の干渉が発生する可能性を低減できる。また、物体検出装置310が必須センサーポートCP1に接続されていない場合にも人協働モードでロボット100を制御するので、この場合にも物体とロボット100の干渉が発生する可能性を低減できる。
また、上述した実施形態では、物体検出装置310に異常が生じた場合に人協働モードでロボット100を制御するので、物体検出装置310が必須センサーポートCP1に接続されていない場合と同様に、物体とロボット100の干渉が発生する可能性を低減できる。
また、上述した実施形態では、物体検出装置310がロボット100と物体との距離を検出し、その距離に基づいて人協働モードと通常モードとを切り替えるので、物体とロボットの距離が十分に小さいときにロボット100の変位速度が小さな人協働モードで制御することができ、物体とロボット100の干渉が発生する可能性を更に低減できる。
また、上述した実施形態では、人協働モードにおいて、力検出部350からの出力に基づいて、ロボット100を減速または停止するので、力検出部350において予期しない力が検出されたときにロボット100を減速または停止でき、物体とロボット100の干渉が発生する可能性を更に低減できる。
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本開示は、以下の形態(aspect)によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の第1の形態によれば、ロボットと、前記ロボットを制御する制御部を有する制御装置を備えるロボットシステムが提供される。前記制御装置は、物体を検出する物体検出装置と接続する第1接続部を有する。前記制御装置は、前記ロボットの変位速度が第1速度を超えないモードである第1モードと、前記変位速度が第1速度よりも速い第2速度である第2モードと、のいずれかで前記ロボットを制御可能であり、前記物体検出装置が前記第1接続部に接続されている場合には、前記物体検出装置からの出力に基づいて前記第1モードと前記第2モードとを切り替え可能であり、前記物体検出装置が前記第1接続部に接続されていない場合には、前記第1モードで前記ロボットを制御する。
このロボットシステムによれば、物体検出装置が監視部の第1接続部に接続されている場合には、人などの物体がロボットに近接したときにロボットの変位速度がより小さな第1モードで制御を行うので、物体とロボットの干渉が発生する可能性を低減できる。また、物体検出装置が監視部の第1接続部に接続されていない場合にも、第1モードでロボットを制御するので、この場合にも物体とロボットの干渉が発生する可能性を低減できる。
(2)上記ロボットシステムにおいて、前記制御装置は、前記物体検出装置の異常を示す信号が入力された場合は、前記第1モードで前記ロボットを制御するものとしてもよい。
このロボットシステムによれば、物体検出装置に異常が生じた場合に第1モードでロボットを制御するので、物体検出装置が第1接続部に接続されていない場合と同様に、物体とロボットの干渉が発生する可能性を低減できる。
(3)上記ロボットシステムにおいて、前記物体検出装置は、前記ロボットと前記物体との距離を検出し、前記制御装置は、前記距離に基づいて前記第1モードと前記第2モードとを切り替えるものとしてもよい。
このロボットシステムによれば、ロボットと物体の距離が十分に小さいときにロボットの変位速度がより小さな第1モードで制御を実行するので、物体とロボットの干渉が発生する可能性を低減できる。
(4)上記ロボットシステムにおいて、前記ロボットには、力を検出する力検出部が設けられ、
前記第1モードにおいて、前記制御部は、前記力検出部からの出力に基づいて、前記変位速度を減速または前記ロボットを停止するものとしてもよい。
このロボットシステムによれば、力検出部において予期しない力が検出されたときにロボットを減速または停止できるので、物体とロボットの干渉が発生する可能性を低減できる。
(5)上記ロボットシステムにおいて、前記制御装置は、更に、前記物体検出装置または他の物体検出装置と接続する第2接続部を有し、前記物体検出装置が前記第1接続部に接続されておらず、前記物体検出装置または前記他の物体検出装置が前記第2接続部に接続されている場合には、前記第1モードで前記ロボットを制御するものとしてもよい。
このロボットシステムによれば、監視部の第1接続部に物体検出装置が接続されておらず、第2接続部に何らかの物体検出装置が接続されている場合にも第1モードでロボットを制御するので、物体とロボットの干渉が発生する可能性を確実に低減できる。
(6)上記ロボットシステムにおいて、前記他の物体検出装置は、安全扉の開閉センサーであり、前記第1接続部には、前記物体検出装置が接続されており、前記第2接続部には、前記開閉センサーが接続されているものとしてもよい。
このロボットシステムによれば、安全扉が開いている場合にも、監視部の第1接続部に物体検出装置が接続されていて物体がロボットに近接していれば第1モードでロボットを制御することが可能なので、安全扉が開いている場合に作業を継続することができ、生産性を向上できる。
100…ロボット、110…アーム、120…基台、150…エンドエフェクター、200…制御装置、210…プロセッサー、220…監視部、230…メモリー、232…プログラム命令、234…制御プログラム、240…ロボット制御部、260…表示装置、270…入力装置、310…物体検出装置、320…ライトカーテン、330…安全扉センサー、350…力検出部、500…クラウドサービス、510,520…パーソナルコンピューター

Claims (7)

  1. ロボットと、前記ロボットを制御する制御部と、前記ロボットの動作を監視する監視部と、を備えるロボットシステムであって、
    前記監視部は、物体を検出する物体検出装置と接続する第1センサーポートを有し、
    前記制御部は、前記ロボットの変位速度が第1速度を超えないモードである第1モードと、前記変位速度が前記第1速度よりも速い第2速度を超えないモードである第2モードと、のいずれかで前記ロボットを制御可能であり、
    前記物体検出装置の前記第1センサーポートへの接続が、前記監視部によって確認された場合には、前記制御部は前記物体検出装置からの出力に基づいて前記第1モードまたは前記第2モードのいずれかで前記ロボットを制御し、
    前記物体検出装置の前記第1センサーポートへの接続が、前記監視部によって確認されない場合には、前記制御部は前記第1モードで前記ロボットを制御する、ロボットシステム。
  2. 請求項1に記載のロボットシステムであって、
    前記監視部は、前記物体検出装置の前記第1センサーポートへの接続を確認した場合に、前記物体検出装置の異常検知を行い、
    前記監視部が前記物体検出装置の異常を検出した場合、前記制御部は前記第1モードで前記ロボットを制御する、ロボットシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のロボットシステムであって、
    前記物体検出装置による前記物体の検出は、前記ロボットと前記物体との距離に基づいて行われ、
    前記ロボットと前記物体との距離が、予め定められた距離閾値以下の場合、前記制御部は前記第1モードで前記ロボットを制御し、
    前記ロボットと前記物体との距離が、前記予め定められた距離閾値より大きい場合、前記制御部は前記第2モードで前記ロボットを制御する、ロボットシステム。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のロボットシステムであって、
    前記ロボットには、力を検出する力検出部が設けられ、
    前記第1モードにおいて、前記制御部は、前記力検出部からの出力に基づいて、前記変位速度を減速または前記ロボットを停止する、ロボットシステム。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載のロボットシステムであって、
    前記監視部は、更に、前記物体検出装置または他の物体検出装置と接続する第2センサーポートを有し、
    前記物体検出装置の前記第1センサーポートへの接続が、前記監視部に確認されておらず、かつ、前記物体検出装置または前記他の物体検出装置の前記第2センサーポートへの接続が、前記監視部に確認された場合に、前記第1モードで前記ロボットを制御する、ロボットシステム。
  6. 請求項5に記載のロボットシステムであって、
    前記他の物体検出装置は、安全扉の開閉センサーであり、
    前記第1センサーポートには、前記物体検出装置が接続されており、
    前記第2センサーポートには、前記開閉センサーが接続されている、ロボットシステム。
  7. ロボットと、前記ロボットを制御する制御部と、前記ロボットの動作を監視する監視部と、を備えるロボットシステムの制御方法であって、
    前記監視部は、物体を検出する物体検出装置と接続する第1センサーポートを有しており、
    前記制御部は、前記ロボットの変位速度が第1速度を超えないモードである第1モードと、前記変位速度が前記第1速度よりも速い第2速度を超えないモードである第2モードと、のいずれかで前記ロボットを制御可能であり、
    前記物体検出装置の前記第1センサーポートへの接続が、前記監視部によって確認された場合には、前記制御部は前記物体検出装置からの出力に基づいて前記第1モードまたは前記第2モードのいずれかで前記ロボットを制御し、
    前記物体検出装置の前記第1センサーポートへの接続が、前記監視部によって確認されない場合には、前記制御部は前記第1モードで前記ロボットを制御する、制御方法。
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