JP7680295B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、前端に筆記部を有する筆記芯を軸筒内に収容するようにした筆記具に関するものである。
従来、この種の筆記具には、例えば特許文献1に記載されるように、マーカーペンやボールペン、シャープペンシル等を構成する筆記芯を軸筒の前端から出没させるようにした筆記具がある。
この筆記具では、筆記芯後端に設けられた尾栓内の円筒状の取付穴に、スライド駒の前端の軸状部分を挿入嵌合している。
特開2020-179623号公報
ところで、このような従来の筆記具では、スライド駒に対し取付穴を嵌合しているものの、筆記芯に加わる力や振動等に起因して、筆記芯がスライド駒に対し回転してしまう場合がある。そして、このような場合には、以下のような不都合が生じる場合がある。
例えば、筆記芯の筆記部がマーカーペン用の筆記芯であって、その先端に傾斜面を有する場合に、この筆記芯が回転すると、傾斜面と被筆記面との接触状態が不安定になり、筆記者が意図した太さの筆記線を引けない可能性がある。
また、筆記芯がシャープペンシル用の筆記芯である場合、鉛芯の先端が片減りして筆記線が太くなった場合に、軸筒を回転させて片減りを解消しようとしても、軸筒に相対し筆記芯が回転してしまい、片減りを解消できない可能性がある。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
軸筒と、前記軸筒内の後側に設けられた基部材と、前記基部材の前端側に着脱可能に接続されて筆記部を前方へ向けた筆記芯とを備え、前記基部材と前記筆記芯のうち、その一方に嵌合凹部が設けられ、他方には前記嵌合凹部に嵌り合う嵌合凸部が設けられ、前記基部材に対して、前記筆記芯を周方向に回転不能にする回転規制部が設けられており、前記回転規制部は、前記嵌合凹部の周壁の周方向における一部分を凹ませた小凹部と、前記嵌合凸部の外周部に設けられ、前記小凹部と嵌り合う小凸部とから構成されることを特徴とする筆記具。
本発明は、以上説明したように構成されているので、筆記芯を回転しないように保持することができる。
本発明に係る筆記具の一例を示す縦断面図である。 図1の(II)-(II)線に沿う断面図である。 筆記芯と基部材の接続状態を示す縦断面図である。 基部材の一例を示す斜視図である。 筆記芯及び基部材の分解図であり、筆記芯は縦断面、基部材は側面を示している。 筆記芯及び基部材の要部を示す分解斜視図である。 本発明に係る筆記具の他例を示し、図1の(II)-(II)線に対応する位置の横断面図である。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第1の特徴は、軸筒と、前記軸筒内の後側に設けられた基部材と、前記基部材の前端側に着脱可能に接続されて筆記部を前方へ向けた筆記芯とを備え、前記基部材と前記筆記芯の間に、前記筆記芯を周方向に回転不能にする回転規制部が設けられている(図1~図7参照)。
第2の特徴として、前記回転規制部は、前記基部材と前記筆記芯のうちの一方に設けられ周方向における一部分を凹ませた小凹部と、前記一方に対する他方に設けられ前記小凹部に嵌り合う小凸部とから構成される(図2~図7参照)。
第3の特徴として、前記基部材と前記筆記芯のうち、その一方に、前記小凹部を周壁に形成した嵌合凹部が設けられ、他方には、前記嵌合凹部に嵌り合うとともに外周部に前記小凸部を有する嵌合凸部が設けられている(図2~図7参照)。
第4の特徴として、前記嵌合凹部の周壁に、前進した際の前記小凸部を前方斜め周方向へ導いて前記小凹部に嵌め合わせるようにテーパー部が設けられている(図2、図5、図6及び図7参照)。
第5の特徴として、前記嵌合凹部に対し前記嵌合凸部を嵌め合わせる際に乗越えるように、前記嵌合凹部の内周面と前記嵌合凸部の外周面には、それぞれ、乗越え嵌合突起が設けられている(図3~図6参照)。
第6の特徴として、前記嵌合凹部に対し前記嵌合凸部を嵌め合わせる際に乗越えるように、前記嵌合凹部の内周面と前記嵌合凸部の外周面には、それぞれ、乗越え嵌合突起が設けられ、前記嵌合凹部の乗越え嵌合突起と、前記嵌合凸部の乗越え嵌合突起は、前記小凸部が前記小凹部内に進入した後に乗越え嵌合するように設けられている(図3、図5及び図6等参照)。
第7の特徴として、前記軸筒は、径方向の第一の幅が該第一の幅に直交する径方向の第二の幅よりも大きく、前記筆記部は、径方向に長尺な先端面を有し、前記筆記芯は、前記先端面の長尺方向を前記第一の幅の方向に略一致させて、前記基部材に接続されている(図1及び図2参照)。
第8の特徴として、前記軸筒内に前記筆記芯を複数備え、これら複数の筆記芯を選択的に突出させる出没式筆記具を構成しており、前記複数の筆記芯が並ぶ方向を前記第一の幅の方向に略一致させている(図2参照)。
第9の特徴として、前記筆記芯が横断面楕円状に形成されている(図7参照)。
第10の特徴として、前記筆記芯は、横断面形状における楕円の短軸方向に並ぶように複数設けられている(図7参照)。
なお、後述する実施態様では、以下の構成要件のみを必須とした発明も開示している。
すなわち、この発明の一つは、筆記具であって、軸筒と、前記軸筒内の後側に設けられた基部材と、前記基部材の前端側に接続されて筆記部を前方へ向けた筆記芯とを備え、前記軸筒は、径方向の第一の幅が該第一の幅に直交する径方向の第二の幅よりも大きく、前記筆記部は、径方向に長尺な先端面を有し、前記筆記芯は、前記先端面の長尺方向を前記第一の幅の方向に略一致させて、前記基部材に接続されている(図1及び図2参照)。
この発明によれば、筆記者等が軸筒を握った際の感触で、筆記部の前端面の長尺方向を認識することができ、ひいては筆記動作を速やかに行うことができる。
また、他の発明としては、筆記具用の筆記芯であって、インク貯溜部が横断面楕円状に形成されている(図7参照)。
この発明によれば、横断面楕円状のインク貯溜部により、比較的多くのインクを貯溜することができる。
さらに、他の発明としては、軸筒内に、前記インク貯溜部を有する前記筆記芯を具備した筆記具であって、前記筆記芯が、前記インク貯溜部における楕円の短軸方向に並ぶように複数設けられている(図7参照)。
この発明によれば、軸筒内のスペースに複数の筆記芯を効率的に収納することができる。
<第一の実施態様>
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
本明細書中、軸筒軸方向とは軸筒の中心線の延びる方向を意味し、軸筒周方向とは軸筒中心線の周囲を回る方向を意味する。また、「前」とは、軸筒軸方向の一方側であって筆記芯が突出する方向を意味し、「後」とは、前記一方側に対する逆方向側を意味する。
また、本明細書中、軸筒径方向とは軸筒の中心線に直交する軸筒の直径方向を意味する。そして、軸筒径方向外側とは軸筒径方向に沿って軸筒中心から離れる方向を意味し、軸筒径方向内側とは軸筒径方向に沿って軸筒中心に向かう方向を意味する。
図1は、本発明に係る筆記具の一例を示す。
この筆記具1は、軸筒10と、この軸筒内の後側に設けられた複数の基部材20と、各基部材20の前端側に着脱可能に接続されて筆記部30aを前方へ向けた筆記芯30と、複数の基部材20をそれぞれ進退可能に挿通したデバイダー40と、複数の基部材20をそれぞれ後方へ付勢した付勢部材50とを具備し、複数の基部材20(操作部材)に対する選択的な押動操作により、選択された基部材20に対応する筆記芯30を軸筒10前端で出没するようにした出没式筆記具を構成している(図1参照)。
軸筒10は、長尺略筒状に形成され、その前端側に先細状の先口部11を有し、後端側の周壁に、基部材20(操作部材)を露出する窓部12を有する。また、窓部12内には、基部材20を前後方向へ案内する案内面13や、前進した際の基部材20を係止する被係止部14等が設けられる(図1参照)。
この軸筒10は、図示例によれば、前軸10aと、この前軸10aの後端側の開口部に着脱可能に接続された後軸10bとから構成される。なお、図示例以外の他例としては、この軸筒10を、単一の筒状部材から構成したり、三以上の筒状部材から構成したりすることも可能である。
軸筒10は、略全長にわたる範囲にて、径方向の第一の幅W1がこの第一の幅W1に略直交する径方向の第二の幅W2よりも大きい(図2参照)。
異なる表現をすれば、この軸筒10の横断面形状は、第一の幅W1が第二の幅W2よりも大きい略長孔形状である。
なお、軸筒10の他例としては、前記横断面形状を、長孔状や長方形状、ひし形状等とすることが可能である。
基部材20は、筆記芯30前端の筆記部30aを出没させるための操作部材であり、筆記芯30と一体的に進退するように、筆記芯30の後端側に着脱可能に接続されている。
この基部材20は、軸筒10内で前後方向へわたる長尺状のスライド本体部21と、このスライド本体部21の後端側から軸筒径方向外側へ突出して軸筒外へ露出する操作部22と、スライド本体部21における軸筒径方向内側で周方向の両側へ突出する摺動凸部23と、スライド本体部21の後端側で後方へ突出する係止部24と、筆記芯30の後端側に嵌入される嵌合凸部25と、付勢部材50が環状に装着される付勢部材装着部26と、付勢部材50の後端を受ける付勢部材受部27とを一体に有する(図1及び図4参照)。
そして、基部材20は、操作部22が前方へ押される操作により、摺動凸部23を軸筒10内の案内面13に摺接させながら前進して軸筒内へ沈み込み、係止部24を軸筒内の被係止部14に係止する。そして、基部材20は、前記係止状態において他の基部材20が前進した際には、この前進した基部材20に当接されることで、前記係止状態を解除する。
基部材20前端側の嵌合凸部25は、前方へ突出するとともに外周面を凸状に形成した乗越え嵌合突起25aと、この乗越え嵌合突起25aの外周面から径方向外側へ突出する小凸部25bとを一体に有する。
乗越え嵌合突起25aは、前方へ向かって徐々に拡径する略円錐状であって、その外周面を、径方向外側へ縦断面凸曲面状に膨出した形状を呈する(図5及び図6等参照)。
小凸部25bは、周方向に間隔を置いて複数(図示例によれば、等間隔に二つ)設けられる。各小凸部25bは、前後方向へ長尺な直方体状に形成され、乗越え嵌合突起25aの最前端部よりも後側に位置する。
筆記芯30は、軸筒10の第一の幅W1の方向に間隔を置いて並ぶように、複数(図示例によれば二つ)設けられる。
各筆記芯30は、長尺軸状の中綿31と、この中綿31の前端側に接続されて前方へ延びるペン軸32と、中綿31及びペン軸32を覆う略筒状のケース33と、ケース33の前端側に進退可能に装着されてペン軸32前端の筆記部30aを覆うカバー部材34と、カバー部材34を前方へ付勢する付勢部材35と、ケース33の後端側で基部材20前端の嵌合凸部25に接続される被接続部材36とを具備し、マーカーペン用の筆記芯を構成している。
この筆記芯30は、後端側に回転規制部Xを介することで、基部材20に対し回転不能に接続される(図3及び図5等参照)。
中綿31は、軸状に束ねられた多数の合成繊維を薄肉円筒状の被覆により覆い、内部にインクを含浸して、インク貯溜部を構成している。
ペン軸32は、軸状の繊維集束体であり、中綿31のインク毛細管力により前方へ流動させる。このペン軸32の最前端部には、被筆記面にインクを塗布するための筆記部30aが形成される。
筆記部30aは、ペン軸32の前端側をくさび状に加工することで、その最先端面を、側方から視て軸筒軸方向に対し傾斜し(図1参照)、且つ前方から視て径方向に長尺な矩形状に形成している(図2参照)。このような形状の筆記部30aは、チゼルチップと呼称される場合がある。
筆記芯30は、筆記部30aの最先端面の長尺方向を第一の幅W1の方向に略一致させて、基部材20に接続されている。
ケース33は、前後方向へ長尺な略円筒状であって、その前端側を、前方へ向かって段状に縮径しており、この縮径部分に、カバー部材34の後端側と付勢部材35を装着する環状凹部33aを形成している。
環状凹部33aは、カバー部材34を所定量進退させるように、前後方向へ長尺状に延設されている。
カバー部材34は、前端側部分により筆記部30aを覆うとともに、後端側部分を環状凹部33aに対し進退可能に嵌め合わせている。
また、付勢部材35は、圧縮コイルスプリングであり、その前端部をカバー部材34後端に当接するとともに、後端部を環状凹部33aの後端壁に当接させて、環状凹部33a内に環状に装着され、カバー部材34を前方へ付勢している。
この構成によれば、筆記芯30が前進すると、カバー部材34は先口部11内面に当接して前進不能になる。このため、筆記部30aは、カバー部材34前端から突出し、さらに軸筒10最前端の開口部からも突出する。この動作中、付勢部材35は弾性的に収縮する。
また、筆記部30aが軸筒10内へ没入する際は、筆記芯30の後退に伴い、カバー部材34が付勢部材35の付勢力により相対的に前進し、筆記部30aを覆う。
また、被接続部材36は、中綿31の後端開口を塞ぐ栓部材として機能するとともに、筆記芯30を基部材20に接続するための部材としても機能する。
詳細に説明すれば、この被接続部材36は、前端を底部とした略有底筒状の部材であり、その外周面が中綿31よりも後側で、ケース33の後端側内周面に圧入されている。図5中、符号33bは、被接続部材36の外周面に圧接される環状突起である。
この被接続部材36の後部には、基部材20の嵌合凸部25に嵌り合うように、後方を開口するとともに前端を底部とした有底円筒状の嵌合凹部36aが形成される。
嵌合凹部36aの内周面には、周方向における一部分を凹ませた小凹部36a1と、基部材20の乗越え嵌合突起25aを乗り越え嵌合させる乗越え嵌合突起36a2とが形成される。
また、嵌合凹部36aの周壁には、前進した際の基部材20の小凸部25bを、前方斜め周方向へ導いて、嵌合凹部36a周壁の小凹部36a1に嵌め合わせるようにテーパー部36a3が設けられている。
小凹部36a1は、嵌合凹部36aの周壁に、単数もしくは複数(図示例によれば二つ)設けられる。
各小凹部36a1は、嵌合凹部36aの内周面を径方向外側へ凹ませるとともに後方を開口した凹状に形成される(図6参照)。
乗越え嵌合突起36a2は、嵌合凹部36aの内周面に沿って周方向へわたる突起である。
この乗越え嵌合突起36a2は、前進する小凸部25bが小凹部36a1内に進入した後に、この前進途中で乗越え嵌合が行われるように、小凹部36a1の前後方向寸法の途中位置に設けられる。
テーパー部36a3は、嵌合凹部36a内周面に沿って回りながら前方へ向かう傾斜面であり、被接続部材36の後端面から小凹部36a1まで連続している。
上記構成の小凸部25bと小凹部36a1は、基部材20と筆記芯30の間で、筆記芯30を周方向に回転不能にする回転規制部Xとして機能する。
また、嵌合凹部36aの内面は、筆記芯30が首振り運動するように(図3参照)、嵌合凸部25に対し緩嵌合する。
また、デバイダー40は、軸筒10の内周面に固定された略円板状の部材であり、複数の基部材20をそれぞれ進退可能に挿通するように、複数の貫通孔41を有する。
また、付勢部材50は、圧縮コイルスプリングであり、基部材20の付勢部材装着部26に環状に装着され、前端をデバイダー40に係止するとともに後端を基部材20に係止して、基部材20を後方へ付勢している。
次に上記構成の筆記具1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
当該筆記具1の製造時や筆記芯30の交換作業時等、筆記芯30を基部材20に接続する際、これら二つの部材の軸心を合わせた状態で、基部材20に対し筆記芯30を後退させれば、筆記芯30後端のテーパー部36a3に小凸部25bの前端面が摺接して、筆記芯30が回転し、筆記芯30側の小凹部36a1に基部材20側の小凸部25bが挿入される。そして、この挿入の途中で、筆記芯30側の乗越え嵌合突起36a2を、基部材20側の乗越え嵌合突起25aが乗越え嵌合する。なお、筆記芯30は、強く引くことで、嵌合凸部25から外すことが可能である。
そして、筆記具1の使用中は、小凹部36a1が小凸部25bに嵌り合っているので、筆記芯30が回転することがない。このため、筆記部30a(チゼルチップ)前端の傾斜面と被筆記面との接触状態が不安定になり、筆記者が意図する筆記線を引けなくなるようなことを防ぐことができる。
また、筆記具1によれば、軸筒10横断面の第一の幅W1が第二の幅W2よりも大きいため、筆記者等は、軸筒10を握った際の感触で、筆記部30a前端面の長尺方向を認識することができ、ひいては筆記具1を用いた筆記動作を速やかに行うことができる。
<第二の実施態様>
次に、本発明に係る他の実施態様について説明する。なお、以下に示す実施態様は、上記構成の筆記具1について、一部を変更したものであるため、主にその変更部分について詳述し、略同様に作用する部分には同一の符号を付けて、重複する詳細説明を省略する。
図7に示す筆記具2は、上記筆記具1について、軸筒10を軸筒10’に置換し、筆記芯30を筆記芯30’に置換したものである。
軸筒10’は、単数又は複数の筒状部材かなり、長尺円筒状に形成される。
筆記芯30’は、横断面楕円状に形成され、その横断面形状における楕円の短軸方向に並ぶようにして、軸筒10’内に複数(図示例によれば二つ)設けられている。
各筆記芯30’は、上記筆記芯30について、中綿31、ケース33の中綿31周り部分、被接続部材36の外周側等を、横断面楕円状に形成したものである。
よって、図7に示す筆記具2によれば、上記筆記具1と同様の作用効果を奏するのに加えて、各筆記芯30’のインク量を比較的大きく確保できる。しかも、軸筒10’内に、インク量の大きい筆記芯30’を効率的に配置することができる。
<その他の変形例>
上記実施態様によれば、上記筆記芯をマーカー用の筆記芯として構成したが、この筆記芯は、インク収容管の前端側にボールペンチップを接続してなるボールペン用リフィールや、シャープペンシル用リフィール、マーカーペン用リフィール、電子ペン用リフィール等に置換することが可能である。
例えば、上記筆記芯をシャープペンシル用リフィールに置換した場合には、鉛芯の先端の片減りを解消するための動作として、軸筒を回転させる動作が有効になる。
また、上記実施態様によれば、上記筆記具を複数出没式筆記具として構成したが、本発明は、単数の筆記芯を出没させる筆記具や、筆記芯が固定されていて出没しない筆記具等にも適用することが可能である。そして、後者の場合、基部材20はスライドする操作体でなく、軸筒内に固定された部材とすればよい。
また、上記実施態様によれば、筆記芯30側の嵌合凹部36aに、基部材20側の嵌合凸部25を嵌め合わせたが、他例としてはその凹凸関係を逆にして、筆記芯30側の嵌合凸部に基部材20側の嵌合凹部を嵌め合わせるようにすることも可能である。
同様に、小凹部36a1と小凸部25bについても、その凹凸関係を逆にすることが可能である。
また、上記実施態様によれば、小凹部36a1と小凸部25bによって回転規制部Xを構成したが、この回転規制部は、上記筆記芯を周方向に回転不能にするものであればよい。この回転規制部の他例としては、前記基部材の前端側と前記筆記芯の後端側のうち、その一方を、角柱状に形成し、他方を前記一方に嵌り合う角穴状に形成した態様や、前記一方を楕円柱状に形成し、他方を前記一方に嵌り合う楕円穴状に形成した態様等が挙げられる。
また、本発明は上述した実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
1,2:筆記具
10,10’:軸筒
20:基部材
25:嵌合凸部
25a:乗越え嵌合突起
25b:小凸部
30,30’:筆記芯
30a:筆記部
36:被接続部材
36a:嵌合凹部
36a1:小凹部
36a2:乗越え嵌合突起
36a3:テーパー部
X:回転規制部

Claims (8)

  1. 軸筒と、前記軸筒内の後側に設けられた基部材と、前記基部材の前端側に着脱可能に接続されて筆記部を前方へ向けた筆記芯とを備え、
    前記基部材と前記筆記芯のうち、その一方に嵌合凹部が設けられ、他方には前記嵌合凹部に嵌り合う嵌合凸部が設けられ、
    前記基部材に対して、前記筆記芯を周方向に回転不能にする回転規制部が設けられており、
    前記回転規制部は、前記嵌合凹部の周壁の周方向における一部分を凹ませた小凹部と、前記嵌合凸部の外周部に設けられ、前記小凹部と嵌り合う小凸部とから構成されることを特徴とする筆記具。
  2. 前記嵌合凹部の周壁に、前進した際の前記小凸部を前方斜め周方向へ導いて前記小凹部に嵌め合わせるようにテーパー部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
  3. 前記嵌合凹部に対し前記嵌合凸部を嵌め合わせる際に乗越えるように、前記嵌合凹部の内周面と前記嵌合凸部の外周面には、それぞれ、乗越え嵌合突起が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
  4. 前記嵌合凹部に対し前記嵌合凸部を嵌め合わせる際に乗越えるように、前記嵌合凹部の内周面と前記嵌合凸部の外周面には、それぞれ、乗越え嵌合突起が設けられ、
    前記嵌合凹部の乗越え嵌合突起と、前記嵌合凸部の乗越え嵌合突起は、前記小凸部が前記小凹部内に進入した後に乗越え嵌合するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
  5. 前記軸筒は、径方向の第一の幅が該第一の幅に直交する径方向の第二の幅よりも大きく、
    前記筆記部は、径方向に長尺な先端面を有し、
    前記筆記芯は、前記先端面の長尺方向を前記第一の幅の方向に略一致させて、前記基部材に接続されていることを特徴とする請求項1~4何れか1項記載の筆記具。
  6. 前記軸筒内に前記筆記芯を複数備え、これら複数の筆記芯を選択的に突出させる出没式筆記具を構成しており、
    前記複数の筆記芯が並ぶ方向を前記第一の幅の方向に略一致させていることを特徴とする請求項5記載の筆記具。
  7. 前記筆記芯が横断面楕円状に形成されていることを特徴とする請求項1~6何れか1項記載の筆記具。
  8. 前記筆記芯は、横断面形状における楕円の短軸方向に並ぶように複数設けられていることを特徴とする請求項7記載の筆記具。
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