JP7680295B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
この筆記具では、筆記芯後端に設けられた尾栓内の円筒状の取付穴に、スライド駒の前端の軸状部分を挿入嵌合している。
例えば、筆記芯の筆記部がマーカーペン用の筆記芯であって、その先端に傾斜面を有する場合に、この筆記芯が回転すると、傾斜面と被筆記面との接触状態が不安定になり、筆記者が意図した太さの筆記線を引けない可能性がある。
また、筆記芯がシャープペンシル用の筆記芯である場合、鉛芯の先端が片減りして筆記線が太くなった場合に、軸筒を回転させて片減りを解消しようとしても、軸筒に相対し筆記芯が回転してしまい、片減りを解消できない可能性がある。
軸筒と、前記軸筒内の後側に設けられた基部材と、前記基部材の前端側に着脱可能に接続されて筆記部を前方へ向けた筆記芯とを備え、前記基部材と前記筆記芯のうち、その一方に嵌合凹部が設けられ、他方には前記嵌合凹部に嵌り合う嵌合凸部が設けられ、前記基部材に対して、前記筆記芯を周方向に回転不能にする回転規制部が設けられており、前記回転規制部は、前記嵌合凹部の周壁の周方向における一部分を凹ませた小凹部と、前記嵌合凸部の外周部に設けられ、前記小凹部と嵌り合う小凸部とから構成されることを特徴とする筆記具。
第1の特徴は、軸筒と、前記軸筒内の後側に設けられた基部材と、前記基部材の前端側に着脱可能に接続されて筆記部を前方へ向けた筆記芯とを備え、前記基部材と前記筆記芯の間に、前記筆記芯を周方向に回転不能にする回転規制部が設けられている(図1~図7参照)。
すなわち、この発明の一つは、筆記具であって、軸筒と、前記軸筒内の後側に設けられた基部材と、前記基部材の前端側に接続されて筆記部を前方へ向けた筆記芯とを備え、前記軸筒は、径方向の第一の幅が該第一の幅に直交する径方向の第二の幅よりも大きく、前記筆記部は、径方向に長尺な先端面を有し、前記筆記芯は、前記先端面の長尺方向を前記第一の幅の方向に略一致させて、前記基部材に接続されている(図1及び図2参照)。
この発明によれば、筆記者等が軸筒を握った際の感触で、筆記部の前端面の長尺方向を認識することができ、ひいては筆記動作を速やかに行うことができる。
この発明によれば、横断面楕円状のインク貯溜部により、比較的多くのインクを貯溜することができる。
この発明によれば、軸筒内のスペースに複数の筆記芯を効率的に収納することができる。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
また、本明細書中、軸筒径方向とは軸筒の中心線に直交する軸筒の直径方向を意味する。そして、軸筒径方向外側とは軸筒径方向に沿って軸筒中心から離れる方向を意味し、軸筒径方向内側とは軸筒径方向に沿って軸筒中心に向かう方向を意味する。
この筆記具1は、軸筒10と、この軸筒内の後側に設けられた複数の基部材20と、各基部材20の前端側に着脱可能に接続されて筆記部30aを前方へ向けた筆記芯30と、複数の基部材20をそれぞれ進退可能に挿通したデバイダー40と、複数の基部材20をそれぞれ後方へ付勢した付勢部材50とを具備し、複数の基部材20(操作部材)に対する選択的な押動操作により、選択された基部材20に対応する筆記芯30を軸筒10前端で出没するようにした出没式筆記具を構成している(図1参照)。
異なる表現をすれば、この軸筒10の横断面形状は、第一の幅W1が第二の幅W2よりも大きい略長孔形状である。
なお、軸筒10の他例としては、前記横断面形状を、長孔状や長方形状、ひし形状等とすることが可能である。
筆記芯30は、筆記部30aの最先端面の長尺方向を第一の幅W1の方向に略一致させて、基部材20に接続されている。
また、付勢部材35は、圧縮コイルスプリングであり、その前端部をカバー部材34後端に当接するとともに、後端部を環状凹部33aの後端壁に当接させて、環状凹部33a内に環状に装着され、カバー部材34を前方へ付勢している。
また、筆記部30aが軸筒10内へ没入する際は、筆記芯30の後退に伴い、カバー部材34が付勢部材35の付勢力により相対的に前進し、筆記部30aを覆う。
この被接続部材36の後部には、基部材20の嵌合凸部25に嵌り合うように、後方を開口するとともに前端を底部とした有底円筒状の嵌合凹部36aが形成される。
また、嵌合凹部36aの周壁には、前進した際の基部材20の小凸部25bを、前方斜め周方向へ導いて、嵌合凹部36a周壁の小凹部36a1に嵌め合わせるようにテーパー部36a3が設けられている。
各小凹部36a1は、嵌合凹部36aの内周面を径方向外側へ凹ませるとともに後方を開口した凹状に形成される(図6参照)。
この乗越え嵌合突起36a2は、前進する小凸部25bが小凹部36a1内に進入した後に、この前進途中で乗越え嵌合が行われるように、小凹部36a1の前後方向寸法の途中位置に設けられる。
当該筆記具1の製造時や筆記芯30の交換作業時等、筆記芯30を基部材20に接続する際、これら二つの部材の軸心を合わせた状態で、基部材20に対し筆記芯30を後退させれば、筆記芯30後端のテーパー部36a3に小凸部25bの前端面が摺接して、筆記芯30が回転し、筆記芯30側の小凹部36a1に基部材20側の小凸部25bが挿入される。そして、この挿入の途中で、筆記芯30側の乗越え嵌合突起36a2を、基部材20側の乗越え嵌合突起25aが乗越え嵌合する。なお、筆記芯30は、強く引くことで、嵌合凸部25から外すことが可能である。
次に、本発明に係る他の実施態様について説明する。なお、以下に示す実施態様は、上記構成の筆記具1について、一部を変更したものであるため、主にその変更部分について詳述し、略同様に作用する部分には同一の符号を付けて、重複する詳細説明を省略する。
上記実施態様によれば、上記筆記芯をマーカー用の筆記芯として構成したが、この筆記芯は、インク収容管の前端側にボールペンチップを接続してなるボールペン用リフィールや、シャープペンシル用リフィール、マーカーペン用リフィール、電子ペン用リフィール等に置換することが可能である。
例えば、上記筆記芯をシャープペンシル用リフィールに置換した場合には、鉛芯の先端の片減りを解消するための動作として、軸筒を回転させる動作が有効になる。
同様に、小凹部36a1と小凸部25bについても、その凹凸関係を逆にすることが可能である。
10,10’:軸筒
20:基部材
25:嵌合凸部
25a:乗越え嵌合突起
25b:小凸部
30,30’:筆記芯
30a:筆記部
36:被接続部材
36a:嵌合凹部
36a1:小凹部
36a2:乗越え嵌合突起
36a3:テーパー部
X:回転規制部
Claims (8)
- 軸筒と、前記軸筒内の後側に設けられた基部材と、前記基部材の前端側に着脱可能に接続されて筆記部を前方へ向けた筆記芯とを備え、
前記基部材と前記筆記芯のうち、その一方に嵌合凹部が設けられ、他方には前記嵌合凹部に嵌り合う嵌合凸部が設けられ、
前記基部材に対して、前記筆記芯を周方向に回転不能にする回転規制部が設けられており、
前記回転規制部は、前記嵌合凹部の周壁の周方向における一部分を凹ませた小凹部と、前記嵌合凸部の外周部に設けられ、前記小凹部と嵌り合う小凸部とから構成されることを特徴とする筆記具。 - 前記嵌合凹部の周壁に、前進した際の前記小凸部を前方斜め周方向へ導いて前記小凹部に嵌め合わせるようにテーパー部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記嵌合凹部に対し前記嵌合凸部を嵌め合わせる際に乗越えるように、前記嵌合凹部の内周面と前記嵌合凸部の外周面には、それぞれ、乗越え嵌合突起が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
- 前記嵌合凹部に対し前記嵌合凸部を嵌め合わせる際に乗越えるように、前記嵌合凹部の内周面と前記嵌合凸部の外周面には、それぞれ、乗越え嵌合突起が設けられ、
前記嵌合凹部の乗越え嵌合突起と、前記嵌合凸部の乗越え嵌合突起は、前記小凸部が前記小凹部内に進入した後に乗越え嵌合するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。 - 前記軸筒は、径方向の第一の幅が該第一の幅に直交する径方向の第二の幅よりも大きく、
前記筆記部は、径方向に長尺な先端面を有し、
前記筆記芯は、前記先端面の長尺方向を前記第一の幅の方向に略一致させて、前記基部材に接続されていることを特徴とする請求項1~4何れか1項記載の筆記具。 - 前記軸筒内に前記筆記芯を複数備え、これら複数の筆記芯を選択的に突出させる出没式筆記具を構成しており、
前記複数の筆記芯が並ぶ方向を前記第一の幅の方向に略一致させていることを特徴とする請求項5記載の筆記具。 - 前記筆記芯が横断面楕円状に形成されていることを特徴とする請求項1~6何れか1項記載の筆記具。
- 前記筆記芯は、横断面形状における楕円の短軸方向に並ぶように複数設けられていることを特徴とする請求項7記載の筆記具。
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