JP7724122B2 - 衛生設備用部材及びその製造方法 - Google Patents

衛生設備用部材及びその製造方法

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Description

本明細書が開示する技術は、衛生設備用部材及びその製造方法に関する。
特許文献1には、衛生設備用部材の一例である洋風便器が開示されている。
特開2014-65640号公報
衛生設備用部材は、例えば、材料部材を焼成することによって形成される。本明細書では、焼成によって形成される衛生設備用部材の新規な製造方法と、焼成物である新規な衛生設備用部材と、を提供する。
本明細書によって開示される衛生設備用部材の製造方法は、第1の部材に形成された凹部に接着材を収容すること、前記第1の部材に対して、前記凹部を覆うように第2の部材を配置すること、及び、前記第1の部材と前記第1の部材に対して配置された前記第2の部材とを焼成することによって、前記第1の部材から第1の焼成体を形成し、且つ、前記第2の部材から、前記接着材によって前記第1の焼成体に接着された第2の焼成体を形成すること、を備えてもよい。
本明細書によって開示される衛生設備用部材は、第1の焼成体と、接着材によって前記第1の焼成体に接着された第2の焼成体と、を備えてもよく、前記第1の焼成体には、前記第2の焼成体に向かって開口する凹部が形成され、前記凹部の内部の少なくとも一部には、前記接着材が存在してもよい。
本明細書によって開示される衛生設備用部材は、第1の焼成体と、接着材によって前記第1の焼成体に接着された第2の焼成体と、を備えてもよく、前記第1の焼成体と前記第2の焼成体との間の境界の端部に上塗材が塗布されていてもよい。
衛生設備用部材の外観を示す斜視図。 図1のA-A線で切断した端面におけるII部の拡大図。 衛生設備用部材を製造する手順を示すフロー図。 第2実施形態の衛生設備用部材の端面図を示す。 第3実施形態の衛生設備用部材の端面図を示す。 第4実施形態の衛生設備用部材の端面図を示す。 第5実施形態の衛生設備用部材の端面図を示す。 第6実施形態の衛生設備用部材の端面図を示す。 第7実施形態の衛生設備用部材の端面図を示す。 第8実施形態の衛生設備用部材の端面図を示す。 第9実施形態の衛生設備用部材の端面図を示す。
(第1実施形態)
(衛生設備用部材10の構成:図1及び図2)
図1及び図2を参照して、衛生設備用部材10の構成を説明する。本実施形態では、衛生設備用部材10は、衛生陶器であり、より具体的には洋風の大便器である。別の実施形態では、衛生設備用部材10は、小便器、洗面台、洗面器、浴槽、キッチンシンク等であってもよい。
図1に示すように、衛生設備用部材10は、第1の焼成体12と第2の焼成体14とを備える。第1の焼成体12は、第1のセラミック部材を焼成することによって形成される。本実施形態では、第1のセラミック部材は、VC(Vitreous Chinaの略)である。第1のセラミック部材のセラミック材料は、例えば、陶磁器質材料、アルミナ、ジルコニア、炭化ケイ素、窒化ケイ素等を含む。第1のセラミック部材を構成する各材料の配合比は、第1の焼成体12に求められる吸水率に応じて適宜選択される。具体的には、第1の焼成体12は吸水率が比較的に小さくなるように調製されている。第1のセラミック部材は、主に、二酸化ケイ素を55~75質量部と、アルミナを20~40質量部とを含む。
第2の焼成体14は、第1の焼成体12上に位置する。本実施形態では、理解を容易にするために、各焼成体12,14の構造が簡略化されている。即ち、第1の焼成体12の最上面の形状と、第2の焼成体14の最下面の形状と、がほぼ同じであり、第2の焼成体14が第1の焼成体12上に単に載置されている構成を採用している。しかしながら、各焼成体12,14の構造はより複雑であってもよい。例えば、第1の焼成体12の外側面が外部から見えないように、第2の焼成体14が第1の焼成体12の外側面を覆う構成が採用されてもよい。
第2の焼成体14は、第2のセラミック部材を焼成することによって形成される。本実施形態では、第2のセラミック部材は、FC(Fire Clayの略)又はFFC(Fine Fire Clayの略)である。第2のセラミック部材のセラミック材料は、例えば、陶磁器質材料、アルミナ、ジルコニア、炭化ケイ素、窒化ケイ素等を含む。第2のセラミック部材を構成する各材料の配合比は、第1のセラミック部材を構成する各材料の配合比とは異なる。具体的には、第2の焼成体14の吸水率が第1の焼成体12の吸水率よりも大きくなるように配合比が調製されている。第2のセラミック部材は、主に、二酸化ケイ素を25~55質量部と、アルミナを40~70質量部とを含む。
第1の焼成体12は、便器内を洗浄するための洗浄水が流れる面である水受け面10aを備える。第2の焼成体14は、衛生設備用部材10の意匠面10bを備える。「意匠面」は、衛生設備用部材10の外観を構成する面、換言すると、衛生設備用部材10のユーザが視認可能な面である。従って、本実施形態では、第1の焼成体12の外側面も意匠面である。各焼成体12,14の構造としてより複雑なものを採用する場合には、第1の焼成体12の外側面が第2の焼成体14によって覆われており、第1の焼成体12の外側面が意匠面でなくてもよい。
図2に示すように、第1の焼成体12には、第1の凹部12rが形成されている。第1の凹部12rは、第2の焼成体14に向かって開口している。第1の凹部12rは、第1の焼成体12の周方向に沿って1周するように構成されている。変形例では、第1の凹部12rが、第1の焼成体12の周方向に沿って部分的に形成されていてもよい。第1の凹部12rの内部の全体に第1の接着材16が存在する。即ち、第1の凹部12r内には第1の接着材16が充填されている。変形例では、第1の凹部12rの内部の一部のみに第1の接着材16が存在してもよい。本実施形態では、第1の接着材16は、釉薬である。第1の接着16は、主に、二酸化ケイ素を50~70質量部と、アルミナを5~20質量部と、酸化カルシウム0~20質量部とを含む。変形例では、第1の接着材16は、熱で溶融する性質を有する他の接着材であってもよい。当該他の接着材は、例えば、陶磁器質材料、ガラス材料、低融点フリット、金属ろう材等である。
第1の焼成体12と第2の焼成体14との間には、第2の接着材18が存在する。本実施形態では、第2の接着材18は、第1の接着材16と同じ材料、即ち、釉薬である。変形例では、第2の接着材18は、第1の接着材16と同じ材料でなくてもよく、熱で溶融する性質を有する上記の他の接着材であってもよい。
第2の焼成体14には、第2の凹部14rが形成されている。第2の凹部14rは、第1の焼成体12に向かって開口している。第2の凹部14rは、第2の焼成体14の周方向に沿って1周するように構成されている。変形例では、第2の凹部14rが、第2の焼成体14の周方向に沿って部分的に形成されていてもよい。第2の凹部14rの内部の全体に第3の接着材20が存在する。即ち、第2の凹部14r内には第3の接着材20が充填されている。本実施形態では、第3の接着材20は、第1及び第2の接着材16,18と同じ材料、即ち、釉薬である。変形例では、第3の接着材20は、第1及び第2の接着材16,18と同じ材料でなくてもよく、熱で溶融する性質を有する上記の他の接着材であってもよい。
第2の凹部14rは、第1の凹部12rに対向する位置に存在する。従って、各焼成体12,14の縦断面において、第1の接着材16と第2の接着材18と第3の接着材20とが十字形状を形成している。これにより、第1の焼成体12と第2の焼成体14との間の接着強度が高められ得る。変形例では、第2の凹部14rは、第1の凹部12rに対向しなくてもよい。
上記の各接着材16,18,20は、各焼成体12,14を形成するために各セラミック部材を同時に焼成する際に、各セラミック部材(即ち各焼成体12,14)を接着する。変形例では、第2の接着材18が省略されてもよい。上述したように、本実施形態では、各接着材16,18,20が同じ材料である。このために、第1の焼成体12と第2の焼成体14との間の接着強度が高められ得る。
第1の焼成体12と第2の焼成体14との間の境界の両側の端部(即ち衛生設備用部材10の内側面と外側面)には、上塗材22が塗布されている。本実施形態では、上塗材22は、釉薬である。これにより、各焼成体12,14の間に隙間が生じたとしても、上塗材22によって覆われるために、衛生設備用部材10の見栄えがいい。特に、衛生設備用部材10の内側面(即ち水受け面10a)に上塗材22が塗布されるので、各焼成体12,14の間の隙間に排泄物、洗浄水等が入り込むことを抑制することができる。
第1の焼成体12を形成するための第1のセラミック部材(即ちVC)は、焼成時に比較的大きく収縮する(即ち第2のセラミック部材よりも大きく収縮する)。このために、第1の焼成体12を構成する粒子同士が密になっており、この結果、第1の焼成体12の吸水率は極めて低い。そのため、第1の焼成体12は、水を受ける用途に適している。第2の焼成体14を形成するための第2のセラミック部材(即ちFC又はFFC)は、焼成時にあまり収縮しない(即ち第1のセラミック部材よりも小さく収縮する)。従って、例えば、シャープな形状を有する第2のセラミック部材を準備すれば、その形状をある程度維持しながら第2の焼成体14を形成することができる。このために、意匠性に優れている第2の焼成体14を形成することができる。変形例では、第1の焼成体12がFC又はFFCであり、第2の焼成体14がVCであってもよい。
各焼成体12,14の吸水率について説明する。第1の焼成体12の吸水率は、約0%以上、且つ約1%以下の範囲である。このような吸水率の範囲であれば、水を受ける用途に適している。第2の焼成体14の吸水率は、約5%以上、且つ約20%以下の範囲である。このような吸水率の範囲であれば、焼成の前後で形状が変化しにくく、意匠性を出す用途に適している。第2の焼成体14の吸水率は、約5%以上、且つ約15%以下の範囲であると好ましく、約10%以上、且つ約15%以下の範囲であるとより好ましい。
吸水率は、次のように測定できる。焼成後の試験片を100℃にて24時間以上乾燥後に質量(即ち乾燥質量)を測定する。その後、試験片を常温水中に24時間浸した後、質量(即ち吸水質量)を測定する。そして、式「吸水率(%)={(吸水質量-乾燥質量)/乾燥質量}×100」によって吸水率を求める。3つの試験片について測定し、その平均値を測定値とする。
(衛生設備用部材10の製造方法:図3)
図3を参照して、衛生設備用部材10の製造方法について説明する。まず、S12において、第1のセラミック部材及び第2のセラミック部材が成形される。各セラミック部材のセラミック材料は上述した通りである。各セラミック部材を作製する原料としては、長石、陶石、カオリン、粘土、アルミナ、珪石等が挙げられる。各原料が第1の所定割合で配合されたものに対して所定量の水が加えられ、その後、ボールミル等で粉砕されることによって、第1のセラミック部材用の素地スラリーが調製される。各原料が第1の所定割合とは異なる第2の所定割合で配合されたものに対して所定量の水が加えられ、その後、ボールミル等で粉砕されることによって、第2のセラミック部材用の素地スラリーが調製される。第1のセラミック部材用の素地スラリーが、第1の凹部を形成するための凸部を有する第1の型に封入され、第1の凹部が形成された第1のセラミック部材が成形される。第2のセラミック部材用の素地スラリーが、第2の凹部を形成するための凸部を有する第2の型に封入され、第2の凹部が形成された第2のセラミック部材が成形される。そして、各セラミック部材が45~50℃で乾燥される。各凹部の形成は上記に限定されない。例えば、凹部を有さない各セラミック部材が成形された後に、切削等の加工によって凹部が形成されてもよい。
本実施形態では、第1のセラミック部材の第1の凹部の体積は、第1のセラミック部材と第2のセラミック部材との間の空隙の体積の約100%以上、且つ約200%以下である。このために、第1の凹部は、少なすぎず多すぎない適切な量の第1の接着材16を収容することができる。同様に、第2のセラミック部材の第2の凹部の体積は、第1のセラミック部材と第2のセラミック部材との空隙の体積の約100~200%の大きさである。このために、第2の凹部は、適切な量の第3の接着材20を収容することができる。変形例では、上記の各凹部の体積は、上記の空隙の体積の100%未満であってもよいし200%よりも大きくてもよい。
S14において、第1のセラミック部材及び第2のセラミック部材のそれぞれに接着材16,18,20が塗布される。具体的には、第1のセラミック部材の第1の凹部内に第1の接着材16が塗布され(即ち充填され)、第2のセラミック部材の第2の凹部に第3の接着材20が塗布される(即ち充填される)。第1のセラミック部材の第2のセラミック部材に対向する面と、第2のセラミック部材の第1のセラミック部材に対向する面と、に第2の接着材18が塗布される。各接着材16,18,20は、珪砂、長石、石灰、粘土、亜鉛華等の釉薬原料が配合されたものである。そして、配合された材料に所定量の水が加えられ、その後、ボールミル等で粉砕されることによって、各接着材16,18,20が調整される。
S16において、第1のセラミック部材上に第2のセラミック部材が配置される。これにより、第2のセラミック部材が第1のセラミック部材の第1の凹部を覆うと共に、第1のセラミック部材が第2のセラミック部材の第2の凹部を覆う。
S18において、第1のセラミック部材と第2のセラミック部材との間の境界の両側の端部に上塗材22が塗布される。具体的には、スラリー状の上塗材22がスプレー等によって塗布される。上塗材22は、接着材16,18,20と同様に調整されてもよい。
S20において、第1のセラミック部材及び第2のセラミック部材が同時に焼成される。本実施形態では、焼成温度は、約1200~1300℃である。これにより、第1のセラミック部材から第1の焼成体12が形成され、第2のセラミック部材から第2の焼成体14が形成される。
第1のセラミック部材の焼成時に、第1のセラミック部材が収縮し、第1の接着16が熔融することによって、第1の凹部に収容されている第1の接着材16の少なくとも一部は、第1の凹部の外部に移動する。特に、第1のセラミック部材の収縮率が大きいので、多くの第1の接着材16が第1の凹部の外部に移動する。これにより、第1の接着材16が第1のセラミック部材と第2のセラミック部材との間に十分に供給される。収縮率が小さいが、第2のセラミック部材も収縮する。この際に、第2の凹部に収容されている第3の接着材20の少なくとも一部は、第2の凹部の外部に移動する。これにより、第3の接着材20が第1のセラミック部材と第2のセラミック部材との間に供給される。第1のセラミック部材と第2のセラミック部材との間には第2の接着材18が存在する。このために、各接着材16,18,20によって各セラミック部材(即ち各焼成体)が接着される。以上により、衛生設備用部材10が形成される。各接着16,18,20は、各焼成体12,14の境界の端部からはみ出て移動することによって、各焼成体12,14の間の隙間を埋めてもよい。この場合、S18の上塗材22を塗布する工程は、省略されてもよい。
第1及び第2のセラミック部材に凹部が形成されない(即ち第1及び第3の接着材16,20が存在しない)比較例を想定する。特に、第1及び第2のセラミック部材が別々に焼成される第1の比較例と、第1及び第2のセラミック部材が同時に焼成される第2の比較例と、を想定する。第1の比較例では、第1及び第2のセラミック部材が別々に焼成された後に、各焼成体の間に接着材が塗布されて、各焼成体が接着される。第1の比較例では、各焼成体を形成するために2回の焼成が必要である。第2の比較例では、第1及び第2のセラミック部材の間に接着材が塗布された状態において、第1及び第2のセラミック部材が同時に焼成される。この場合、各焼成体を形成するために1回の焼成で済む。しかしながら、焼成時における各セラミック部材の収縮差があるので、各セラミック部材の接合面に歪み及びキレが生じ、接着強度が低くなる。
本実施形態では、各セラミック部材が同時に焼成されるので、各焼成体を形成するために1回の焼成で済む。そして、各セラミック部材の焼成時に、各凹部に収容された第1及び第3の接着材16,20が各セラミック部材の間に供給される。このために、各セラミック部材の間の接合面に歪み及びキレが生じても、それを埋めるために第1及び第3の接着材16,20が供給されるので、接着強度が低くなるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
図4に示されるように、本実施形態では、衛生設備用部材10の内側面及び外側面のいずれにも上塗材22(図2参照)が塗布されない。本実施形態によると、図3のS18の工程を省略可能である。
(第3実施形態)
図5に示されるように、本実施形態では、各凹部12r,14rの断面形状は、半円形状である。変形例では、各凹部12r,14rの断面形状は、三角形状であってもよい。
(第4実施形態)
図6に示されるように、本実施形態では、第1の凹部12rは、第2の凹部14rよりも小さい。変形例では、第1の凹部12rは、第2の凹部14rよりも大きくてもよい。
(第5実施形態)
図7に示されるように、本実施形態では、第2の接着材18は、第1の凹部12r及び第2の凹部14rの周囲に存在しない。
(第6実施形態)
図8に示されるように、本実施形態では、第1の凹部12rは、第2の凹部14rに向かって斜め上方に延びる。第2の凹部14rは、第1の凹部12rに向かって斜め下方に延びる。本実施形態でも、第2の凹部14rが第1の凹部12rに対向する位置に存在すると言える。
(第7実施形態)
図9に示されるように、本実施形態では、第1の焼成体12には3つの第1の凹部12rが形成されている。第2の焼成体14には、第1の凹部12rの数に一致する3つの第2の凹部14rが形成されている。各第2の凹部14rは、各第1の凹部12rに対向する位置に存在する。この構成によると、1つの第1の凹部12rと1つの第2の凹部14rとが形成されている構成と比較して、第1の焼成体12及び第2の焼成体14の接着強度が高められ得る。
(第8実施形態)
図10に示されるように、本実施形態では、第2の焼成体14には第2の凹部14rが形成されていない。即ち、第3の接着材20が存在しない。
(第9実施形態)
図11に示されるように、本実施形態では、第1の焼成体12には第1の凹部12rが形成されておらず、第2の焼成体14には第2の凹部14rが形成されていない。即ち、第1の接着材16及び第3の接着材20が存在しない。本実施形態によると、図3のS12の工程において凹部を形成せずに済み、S14の工程を省略可能である。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明した。これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書、及び図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書及び図面に例示した技術は、複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:衛生設備用部材、12:第1の焼成体、12r:第1の凹部、14:第2の焼成体、14r:第2の凹部、16:第1の接着材、18:第2の接着材、20:第3の接着材、22:上塗材

Claims (14)

  1. 第1の部材に形成された凹部に接着材を収容すること、
    前記第1の部材に対して、前記凹部を覆うように第2の部材を配置すること、及び、
    前記第1の部材と前記第1の部材に対して配置された前記第2の部材とを同時に焼成することによって、前記第1の部材から第1の焼成体を形成し、且つ、前記第2の部材から、前記接着材によって前記第1の焼成体に接着された第2の焼成体を形成すること、
    を備える衛生設備用部材の製造方法。
  2. 前記第1の部材と前記第2の部材との焼成時に、前記接着が熔融することによって、前記凹部に収容されている前記接着材の少なくとも一部は、前記凹部の外部に移動する、請求項1に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  3. 前記第1の部材と前記第2の部材との焼成時に、前記第1の部材が収縮することによって、前記凹部に収容されている前記接着材の少なくとも一部は、前記凹部の外部に移動する、請求項1に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  4. 前記接着材は、釉薬、陶磁器質材料、ガラス材料、低融点フリット、及び、金属ろう材の何れかである、請求項1~3のいずれか一項に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  5. 前記接着は、第1の接着であり
    さらに、前記第1の部材と前記第2の部材との間に第2の接着材を配置することを備え、
    前記第1の部材と前記第2の部材との焼成時に、前記第2の接着材によって前記第1の焼成体と前記第2の焼成体とが接着される、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  6. 前記第1の接着材と前記第2の接着材とは同一の材料である、請求項5に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  7. 前記第1の部材と前記第2の部材との焼成時において、前記第1の部材の収縮率は、前記第2の部材の収縮率よりも大きい、請求項1~6のいずれか一項に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  8. 前記凹部の体積は、前記第1の部材と前記第2の部材との間の空隙の体積の100%以上、且つ200%以下である、請求項1~7のいずれか一項に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  9. 前記凹部は、第1の凹部であり、
    前記接着は、第1の接着であり、
    さらに、前記第2の部材に形成された第2の凹部に第3の接着材を収容することを備え、
    前記第1の部材と前記第2の部材との焼成時に、前記第3の接着材によって前記第1の焼成体と前記第2の焼成体とが接着される、請求項1~8のいずれか一項に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  10. 前記第2の凹部は、前記第1の凹部に対向する位置に存在する、請求項9に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  11. さらに、前記第1の部材と前記第2の部材との間の境界の端部に上塗材を塗布することを備える、請求項1~10のいずれか一項に記載の衛生設備用部材の製造方法。
  12. 第1の焼成体と、
    接着材によって前記第1の焼成体に接着された第2の焼成体と、
    を備え、
    前記第1の焼成体には、前記第2の焼成体に向かって開口する凹部が形成され、
    前記凹部の内部の少なくとも一部には、前記接着材が存在する、
    衛生設備用部材。
  13. 前記第1の焼成体と前記第2の焼成体との間の境界の端部に上塗材が塗布されている、請求項12に記載の衛生設備用部材。
  14. 前記第1の焼成体は、水を受けるための水受け面を備え、
    前記第2の焼成体は、前記衛生設備用部材の外観を構成する意匠面を備える、請求項1又は1に記載の衛生設備用部材。
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