JPH01107771A - 医療用硬質樹脂組成物および医療用具 - Google Patents
医療用硬質樹脂組成物および医療用具Info
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- JPH01107771A JPH01107771A JP62263697A JP26369787A JPH01107771A JP H01107771 A JPH01107771 A JP H01107771A JP 62263697 A JP62263697 A JP 62263697A JP 26369787 A JP26369787 A JP 26369787A JP H01107771 A JPH01107771 A JP H01107771A
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- ether
- resin composition
- medical
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、医療用硬質樹脂組成物および医療用具に関す
るものである。詳しく述べると本発明は、極めて高い安
全性を有しかつ血液と接触した際に溶血を起こさせるこ
とのない医療用硬質樹脂組成物および医療用具に関する
ものである。
るものである。詳しく述べると本発明は、極めて高い安
全性を有しかつ血液と接触した際に溶血を起こさせるこ
とのない医療用硬質樹脂組成物および医療用具に関する
ものである。
(従来の技術)
現在、各種の硬質の医療用具においては、軽量で、割れ
にくく、また安価でディスポーザブルな使用が可能であ
るという面からガラス、金属等に代えて硬貨樹脂組成物
が多く用いられている。
にくく、また安価でディスポーザブルな使用が可能であ
るという面からガラス、金属等に代えて硬貨樹脂組成物
が多く用いられている。
ところでこのような医療用具においては血液成分に対し
て不活性であることは非常に重要なことである。
て不活性であることは非常に重要なことである。
しかしたがら、例えば、従来用いられているガラス製ま
たは硬質樹脂製の採血管に採血したのち、長時間血液を
採血管内に保存すると、赤血球が溶血してしまう。溶血
により遊離したヘモグロビンは臨床検査のための種々の
測定結果に悪影響を及ぼす。一般に、献血により採血さ
れた血液を入れた血液バッグには、血液バッグ中の血液
と同一の血液をいれた採血管が輸血前に患者の血液との
適合性を調べるために付けられて、病院へ送られている
が、赤血球濃厚液の有効期限である21日同口日本の場
合)近くになると、採血管に入った血液は、溶血を起し
てしまい試験に支障をきたすようになってしまうなめ問
題であった。
たは硬質樹脂製の採血管に採血したのち、長時間血液を
採血管内に保存すると、赤血球が溶血してしまう。溶血
により遊離したヘモグロビンは臨床検査のための種々の
測定結果に悪影響を及ぼす。一般に、献血により採血さ
れた血液を入れた血液バッグには、血液バッグ中の血液
と同一の血液をいれた採血管が輸血前に患者の血液との
適合性を調べるために付けられて、病院へ送られている
が、赤血球濃厚液の有効期限である21日同口日本の場
合)近くになると、採血管に入った血液は、溶血を起し
てしまい試験に支障をきたすようになってしまうなめ問
題であった。
このため血液と長時間接触しても溶血現象を起こさせな
い硬質樹脂の開発が望まれるところである。
い硬質樹脂の開発が望まれるところである。
(発明が解決しようとする問題点)
従って、本発明は、新規な医療用硬質樹脂組成物および
医療用具を提供することを目的とする。
医療用具を提供することを目的とする。
本発明はまた、赤血球に対する保存性に優れる医療用硬
質樹脂組成物および医療用具を提供することを目的とす
る。
質樹脂組成物および医療用具を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段)
上記諸口的は、硬質樹脂組成物中に、少なくとも1個の
エーテル結合を有しかつエーテル酸素と結合した1価の
炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水素基
である分子!1000以下のエーテル化合物を配合した
ことを特徴とする医療用硬質樹脂組成物によって達成さ
れる。
エーテル結合を有しかつエーテル酸素と結合した1価の
炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水素基
である分子!1000以下のエーテル化合物を配合した
ことを特徴とする医療用硬質樹脂組成物によって達成さ
れる。
本発明はまた上記エーテル化合物0.5〜5重量%を配
合するものである医療用硬質樹脂組成物を示すものであ
る。本発明はまた上記エーテル化合物のエーテル酸素と
結合した1価の炭化水素基の少なくとも1つが分岐構造
を有するものである医療用硬質樹脂組成物を示すもので
ある。本発明はまた上記エーテル化合物が2個以上のエ
ーテル結合を有するものである医療用硬質樹・脂組成物
を示すものである。本発明はさらにエーテル酸素と結合
した1価の炭化水素基の少なくとも2つが互いに鎖長の
異なるものである医療用硬質樹脂組成物を示すものであ
る。本発明はまた、上記エーテル化合物が一般式(II
I′) CH2−○−R1 CHOH(III’) CH2−0−R2 (但し式中R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜20の
鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセリンジエ
ーテルである医療用硬質樹脂組成物を示すものである。
合するものである医療用硬質樹脂組成物を示すものであ
る。本発明はまた上記エーテル化合物のエーテル酸素と
結合した1価の炭化水素基の少なくとも1つが分岐構造
を有するものである医療用硬質樹脂組成物を示すもので
ある。本発明はまた上記エーテル化合物が2個以上のエ
ーテル結合を有するものである医療用硬質樹・脂組成物
を示すものである。本発明はさらにエーテル酸素と結合
した1価の炭化水素基の少なくとも2つが互いに鎖長の
異なるものである医療用硬質樹脂組成物を示すものであ
る。本発明はまた、上記エーテル化合物が一般式(II
I′) CH2−○−R1 CHOH(III’) CH2−0−R2 (但し式中R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜20の
鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセリンジエ
ーテルである医療用硬質樹脂組成物を示すものである。
本発明はさらに一般式(1111で表わされるグリセリ
ンジエーテルが、グリセリン−1−ブチル−3−イソス
テアリルエーテルまたはグリセリン−1,3−ビス(2
−エチルヘキシル)、エーテルである医療用硬質樹脂組
成物を示すものである。本発明はまた、硬質樹脂が硬質
塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、
オレフィン系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂および
ポリカーボネートからなる群から選ばれたものである医
療用硬質樹脂組成物を示すものである。本発明はさらに
、アクリル系樹脂がメチルメタクリレート、メチルアク
リレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート
、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの単独重
合体もしくは共重合体である医療用硬質樹脂組成物を示
すものである。本発明はまた、スチレン系樹脂がポリス
チレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体またはア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体である
医療用硬質樹脂組成物を示すものである。本発明はまた
、オレフィン系樹脂がポリエチレン、ポリプロピレンま
たはエチレン−プロピレン共重合体である医療用硬質樹
脂組成物を示すものである。本発明はまた、熱可塑性ポ
リエステル樹脂がポリエチレンテレフタレートまたはポ
リブチレンテレフタレートである医療用硬質樹脂組成物
を示すものである。
ンジエーテルが、グリセリン−1−ブチル−3−イソス
テアリルエーテルまたはグリセリン−1,3−ビス(2
−エチルヘキシル)、エーテルである医療用硬質樹脂組
成物を示すものである。本発明はまた、硬質樹脂が硬質
塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、
オレフィン系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂および
ポリカーボネートからなる群から選ばれたものである医
療用硬質樹脂組成物を示すものである。本発明はさらに
、アクリル系樹脂がメチルメタクリレート、メチルアク
リレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート
、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの単独重
合体もしくは共重合体である医療用硬質樹脂組成物を示
すものである。本発明はまた、スチレン系樹脂がポリス
チレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体またはア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体である
医療用硬質樹脂組成物を示すものである。本発明はまた
、オレフィン系樹脂がポリエチレン、ポリプロピレンま
たはエチレン−プロピレン共重合体である医療用硬質樹
脂組成物を示すものである。本発明はまた、熱可塑性ポ
リエステル樹脂がポリエチレンテレフタレートまたはポ
リブチレンテレフタレートである医療用硬質樹脂組成物
を示すものである。
上記諸口的はまた、硬質樹脂組成物中に、少なくとも1
個のエーテル結合を有しかつエーテル酸素に結合した1
価の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水
素基である分子量1000以下のエーテル化合物を配合
してなる硬質樹脂組成物により実質的に構成されている
ことを特徴とする医療用具によって達成される。
個のエーテル結合を有しかつエーテル酸素に結合した1
価の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水
素基である分子量1000以下のエーテル化合物を配合
してなる硬質樹脂組成物により実質的に構成されている
ことを特徴とする医療用具によって達成される。
本発明はまた上記エーテル化合物0.5〜5重量%を含
有する硬質樹脂組成物により実雪的に構成されているこ
とを特徴とする医療用具を示すものである。本発明はま
た上記エーテル化合物のエーテル酸素と結合した1価あ
炭化水素基の少なくとも1つが分岐構造を有するもので
ある医療用具を示すものである。本発明はまた上記エー
テル化合物が2個以上のエーテル結合を有するものであ
る医療用具を示すものである。本発明はさらにエーテル
酸素と結合した1価の炭化水素基の少なくとも2つは互
いに鎖長の異なるものである医療用具を゛示すものであ
る。本発明はまた、上記エーテル化合物が一般式(II
I’) CH2−0−R1 (III’) CH2−0−R2 (但し式中R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜20の
鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセリンジエ
ーテルである医療用具を示すものである。本発明はさら
に一般式(III’)で表わされるグリセリンジエーテ
ルがグリセリン−1−ブチル−3−イソステアリルエー
テルまたはグリセリン−1,3−ビス(2−エチルヘキ
シル)エーテルである医療用具を示すものである。本発
明はまた、硬質樹脂が硬雪塩化ビニル系栃脂、アクリル
系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、熱可塑性
ポリエステル系樹脂およびポリカーボネートからなる群
から選ばれたものである医療用具を示すものである。本
発明はさらに、アクリル系樹脂がメチルメタクリレート
、メチルアクリレート、エチルメタクリレート、エチル
アクリレート、アクリロニトリルまたはメタクリロニト
リルの単独重合体もしくは共重合体である医療用具を示
すものである。本発明はまた、スチレン系樹脂がポリス
チレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体またはア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体である
医療用具を示すものである。本発明はまた、オレフィン
系樹脂がポリエチレン、ポリプロピレンまたはエチレン
−プロピレン共重合体である医療用具を示すものである
。本発明はまた、熱可塑性ポリエステル樹脂がポリエチ
レンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレート
である医療用具を示すものである。本発明はさらに採血
管であることを特徴とする医療用具を示すものである。
有する硬質樹脂組成物により実雪的に構成されているこ
とを特徴とする医療用具を示すものである。本発明はま
た上記エーテル化合物のエーテル酸素と結合した1価あ
炭化水素基の少なくとも1つが分岐構造を有するもので
ある医療用具を示すものである。本発明はまた上記エー
テル化合物が2個以上のエーテル結合を有するものであ
る医療用具を示すものである。本発明はさらにエーテル
酸素と結合した1価の炭化水素基の少なくとも2つは互
いに鎖長の異なるものである医療用具を゛示すものであ
る。本発明はまた、上記エーテル化合物が一般式(II
I’) CH2−0−R1 (III’) CH2−0−R2 (但し式中R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜20の
鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセリンジエ
ーテルである医療用具を示すものである。本発明はさら
に一般式(III’)で表わされるグリセリンジエーテ
ルがグリセリン−1−ブチル−3−イソステアリルエー
テルまたはグリセリン−1,3−ビス(2−エチルヘキ
シル)エーテルである医療用具を示すものである。本発
明はまた、硬質樹脂が硬雪塩化ビニル系栃脂、アクリル
系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、熱可塑性
ポリエステル系樹脂およびポリカーボネートからなる群
から選ばれたものである医療用具を示すものである。本
発明はさらに、アクリル系樹脂がメチルメタクリレート
、メチルアクリレート、エチルメタクリレート、エチル
アクリレート、アクリロニトリルまたはメタクリロニト
リルの単独重合体もしくは共重合体である医療用具を示
すものである。本発明はまた、スチレン系樹脂がポリス
チレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体またはア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体である
医療用具を示すものである。本発明はまた、オレフィン
系樹脂がポリエチレン、ポリプロピレンまたはエチレン
−プロピレン共重合体である医療用具を示すものである
。本発明はまた、熱可塑性ポリエステル樹脂がポリエチ
レンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレート
である医療用具を示すものである。本発明はさらに採血
管であることを特徴とする医療用具を示すものである。
本発明はまたオートクレーブ滅菌に耐え得るものである
医療用具を示すものである。
医療用具を示すものである。
(作用)
しかして、本発明の医療用硬質樹脂組成物は、硬質樹脂
組成物中に、少なくとも1個のエーテル結合を有しかつ
エーテル酸素と結合した1価の炭化水素基がそれぞれ炭
素数3〜20の鎖式炭化水素基である分子!1000以
下のエーテル化合物を配合したことを最大の特徴とする
。驚くべきことに上記のごときエーテル化合物は、赤血
球溶血防止作用を有することが見出された。さらに上記
のごときエーテル化合物は各種硬質樹脂との相溶性も十
分なものであることから、該エーテル化合物を配合すれ
ば、血液と接触した際に赤血球に対する保存性の良好な
硬質樹脂組成物を得ることができることになる。すなわ
ち、該硬質樹脂組成物が血液と接触した場合、謝脂組成
物中より溶出移行してくる該エーテル化合物の働きによ
り赤血球の溶血が防止されて赤血球に対する保護作用に
優れたものとなるものである。これゆえ本発明の医療用
硬質樹脂組成物は、医療用具の素材として適したもので
あり、また該素材を用いて成形された成形物は、その優
れた安全性、加工性、透明性、耐熱性等を有するがゆえ
に医療用具として用いた場合にその効果を如何なく発揮
でき、特に採血管などのように血液等の体液と接触する
ような医療用具の場合、その効果は顕著である。
組成物中に、少なくとも1個のエーテル結合を有しかつ
エーテル酸素と結合した1価の炭化水素基がそれぞれ炭
素数3〜20の鎖式炭化水素基である分子!1000以
下のエーテル化合物を配合したことを最大の特徴とする
。驚くべきことに上記のごときエーテル化合物は、赤血
球溶血防止作用を有することが見出された。さらに上記
のごときエーテル化合物は各種硬質樹脂との相溶性も十
分なものであることから、該エーテル化合物を配合すれ
ば、血液と接触した際に赤血球に対する保存性の良好な
硬質樹脂組成物を得ることができることになる。すなわ
ち、該硬質樹脂組成物が血液と接触した場合、謝脂組成
物中より溶出移行してくる該エーテル化合物の働きによ
り赤血球の溶血が防止されて赤血球に対する保護作用に
優れたものとなるものである。これゆえ本発明の医療用
硬質樹脂組成物は、医療用具の素材として適したもので
あり、また該素材を用いて成形された成形物は、その優
れた安全性、加工性、透明性、耐熱性等を有するがゆえ
に医療用具として用いた場合にその効果を如何なく発揮
でき、特に採血管などのように血液等の体液と接触する
ような医療用具の場合、その効果は顕著である。
以下、本発明を実施態様に基づきより詳細に説明する。
本発明に係る医療用硬質樹脂組成物において使用される
硬質樹脂としては、生理的に安全なものでありかつ後述
するようなエーテル化合物と適度な相溶性を有するもの
であれば特に限定されず、例えば、硬質塩化ビニル系樹
脂、アクリル系樹脂、スチレン系1M膳、オレフィン系
樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート
などが挙げられる。またこれらの硬質樹脂においては、
硬質樹脂の種類に係わらず、そのメルトフローインデッ
クスが0. 5g/l 0m1n 、特に5〜12g/
10m1n程度であるものが好ましい。硬質塩化ビニル
系樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体の他に塩化ビ
ニルを40重1%以上、好ましくは65重量%以上、最
も好ましくは75重量%以上含有する他の共重合し得る
、例えば、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、ス
チレン、メチルメタクリレート、アクリロニトリル等の
単量体との共重合体等がある。アクリル系樹脂としては
、例えば、メチルメタクリレート、メチルアクリレート
、エチルメタクリレート、エチルアクリレートなどのア
ルキル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル、メタ
クリレートリル等の単独重合体および共重合体があり、
ポリスチレン系樹脂としては、ポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体(ABSm脂)等があり、オ
レフィン系樹脂としては、中ないし高密度のポリエチレ
ン、ポリプロピレンまたはエチレン−プロピレン共重合
体などのようなエチレン、プロピレンおよびその他のα
−オレフィンの組合せによる共重合体等があり、また熱
可塑性ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート等がある。さ
らにポリカーボネートとしては、ビスフェノールA型ポ
リカーボネートの他、各種の炭酸エステル型構造を有す
るものが含まれる。なお、本発明の医療用硬質樹脂組成
物において用いられる硬質樹脂としては、上記に例示し
たものに限定されるものではないことはもちろんである
が、さらに硬質(M脂としては各種の樹脂のポリマーブ
レンドも含まれるものである。
硬質樹脂としては、生理的に安全なものでありかつ後述
するようなエーテル化合物と適度な相溶性を有するもの
であれば特に限定されず、例えば、硬質塩化ビニル系樹
脂、アクリル系樹脂、スチレン系1M膳、オレフィン系
樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート
などが挙げられる。またこれらの硬質樹脂においては、
硬質樹脂の種類に係わらず、そのメルトフローインデッ
クスが0. 5g/l 0m1n 、特に5〜12g/
10m1n程度であるものが好ましい。硬質塩化ビニル
系樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体の他に塩化ビ
ニルを40重1%以上、好ましくは65重量%以上、最
も好ましくは75重量%以上含有する他の共重合し得る
、例えば、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、ス
チレン、メチルメタクリレート、アクリロニトリル等の
単量体との共重合体等がある。アクリル系樹脂としては
、例えば、メチルメタクリレート、メチルアクリレート
、エチルメタクリレート、エチルアクリレートなどのア
ルキル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル、メタ
クリレートリル等の単独重合体および共重合体があり、
ポリスチレン系樹脂としては、ポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体(ABSm脂)等があり、オ
レフィン系樹脂としては、中ないし高密度のポリエチレ
ン、ポリプロピレンまたはエチレン−プロピレン共重合
体などのようなエチレン、プロピレンおよびその他のα
−オレフィンの組合せによる共重合体等があり、また熱
可塑性ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート等がある。さ
らにポリカーボネートとしては、ビスフェノールA型ポ
リカーボネートの他、各種の炭酸エステル型構造を有す
るものが含まれる。なお、本発明の医療用硬質樹脂組成
物において用いられる硬質樹脂としては、上記に例示し
たものに限定されるものではないことはもちろんである
が、さらに硬質(M脂としては各種の樹脂のポリマーブ
レンドも含まれるものである。
しかして、本発明の医療用硬質組成物中には、少なくと
も1個のエーテル結合を有しかつエーテル酸素と結合し
た1価の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の、より
好ましくは4〜18の鎖式炭化水素基である分子量10
00以下のエーテル化合物が配合される。このエーテル
化合物は本発明の医療用硬質樹脂組成物において溶血防
止剤として作用する。すなわち本発明の医療用硬質樹脂
組成物よりなる製品に、血液が接触した際に、該組成物
中より溶出移行した該エーテル化合物が赤血球に対して
保護作用をもたらすのである。
も1個のエーテル結合を有しかつエーテル酸素と結合し
た1価の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の、より
好ましくは4〜18の鎖式炭化水素基である分子量10
00以下のエーテル化合物が配合される。このエーテル
化合物は本発明の医療用硬質樹脂組成物において溶血防
止剤として作用する。すなわち本発明の医療用硬質樹脂
組成物よりなる製品に、血液が接触した際に、該組成物
中より溶出移行した該エーテル化合物が赤血球に対して
保護作用をもたらすのである。
このエーテル化合物において、エーテル酸素と結合した
1価の炭化水素基をそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化
水素基とするのは、炭素数が3未満の鎖式炭化水素基を
有するものであると溶血抑制作用を有せず、一方の炭素
数が20を越える鎖式炭化水素基を有するものであると
固体状となり硬質樹脂との相溶性がなくなり1M脂組成
物中への均一な分散が困難となるためである。さらにこ
のエーテル化合物において分子量1000以下とするの
は、分子量が1000を越えるものであると同様に固体
状となり硬質樹脂との相溶性がなくなり樹脂組成物中へ
の均一な分散が困難となるためである。またこのエーテ
ル化合物において二一テル酸素と結合した1価の炭化水
素基の少なくと1つが分岐構造をとることが硬質樹脂と
の相溶性および溶血抑制効果を高める上からより好まし
い。
1価の炭化水素基をそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化
水素基とするのは、炭素数が3未満の鎖式炭化水素基を
有するものであると溶血抑制作用を有せず、一方の炭素
数が20を越える鎖式炭化水素基を有するものであると
固体状となり硬質樹脂との相溶性がなくなり1M脂組成
物中への均一な分散が困難となるためである。さらにこ
のエーテル化合物において分子量1000以下とするの
は、分子量が1000を越えるものであると同様に固体
状となり硬質樹脂との相溶性がなくなり樹脂組成物中へ
の均一な分散が困難となるためである。またこのエーテ
ル化合物において二一テル酸素と結合した1価の炭化水
素基の少なくと1つが分岐構造をとることが硬質樹脂と
の相溶性および溶血抑制効果を高める上からより好まし
い。
また、このエーテル化合物は2個以上のエーテル結合を
有することが、さらには、このように2個以上のエーテ
ル結合を有する場合においてエーテル酸素と結合した1
価の炭化水素基の少なくとも2つは互いに鎖長の異なる
ものであることが、より優れた溶血抑制を示す上から望
ましい。なお、このエーテル化合物においてエーテル酸
素と結合した1価の炭化水素基はそれぞれ飽和鎖式炭化
水素基であってもまた不飽和鎖式炭化水素基であっても
よい。本発明の医療用硬質樹脂において配合されるこの
ようなエーテル化合物としては、例えば一般式(I) R1−0−R2(I ) (但し、式中R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜20
鎖式炭化水素基である。)、 一般式(II) R1−0+R40± R2(II) (但し、式中R1およびR2は炭素数3〜2oの鎖式炭
化水素基、R4は炭素数1〜3の直鎖または分岐状飽和
炭化水素基であり、nは1〜5の整数である。)、 および一般式(III ) R8−C−0−R1 R7−C−0−R3(III) ■ R8−C−0−R2 (但し、式中R1〜R3はそれぞれ炭素数3〜20の鎖
式炭化水素基または水素であり、またR5−R9はそれ
ぞれメチル基または水素であるが、R1−R3のうち2
つ以上が同時に水素となることはない。)で表わされる
ものがその代表的なものとして挙げられるが、もちろん
これらに限定されるものではない。より具体的には、一
般式(I)で表わされる化合物としては、例えば2−エ
チルヘキシル イソプロピルエーテル、ジー2−エチル
ヘキシルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジイソラ
ウリルエーテル、ジイソミリスチルエーテル、シイソバ
ルミチルエーテル、ジイソステアリルエーテルなどがあ
り、また、一般式(II)で表わされる化合物としては
例えばエチレングリコールニジ(2−エチルヘキシル)
エーテル、エチレングリコール=2−エチルヘキシル=
イソプロピルエーテル、エチレングリコール=イソペン
チル=イソプロピルエーテル、エチレングリコール=イ
ソペンチル=ブチルエーテル、エチレングリコール=イ
ソラウリル=イソプロピルエーテル、エチレングリコー
ル=イソラウリル=ブチルエーテル、エチレングリコー
ル=イソミリスチル=イソプロピルエーテル、エチレン
グリコール=イソミリスチル=ブチルエーテル、エチレ
ングリコール=イソパルミチル=イソプロピルエーテル
、工゛チレングリコール=イソパルミチル=ブチルエー
テル、エチレングリコール=イソステアリル=イソブチ
ルエーテル、エチレングリコール=イソステアリル=ブ
チルエーテル等のエチレングリコールジエーテル類、ジ
エチレングリコールニジ(2−エチルヘキシル)エーテ
ル、ジエチレングリコール=2−エチルヘキシル=イソ
プロピルエーテル、ジエチレングリコール=イソペンチ
ル=イソプロピルエーテル、ジエチレングリコール=イ
ソペンチル=ブチルエーテル、ジエレングリコール=イ
ソラウリル=イソ10ピルエーテル、ジエチレングリコ
ール=イソラウリル=ブチルエーテル、ジエチレングリ
コール=イソミリスチル=イソプロピルエーテル、ジエ
チレングリコール=イソミリ又チル=ブチルエーテル、
ジエチレングリコール=イソパルミチル=イソプロピル
エーテル、ジエチレングリコール=イソパルミチル=ブ
チルエーテル、ジエチレングリコール=イソステアリル
=イソプロピルエーテル、ジエチレングリコール=イソ
ステアリル=ブチルエーテル等のジエチレングリコール
ジエーテル類、プロピレングリコールニジ(2−エチル
ヘキシル)エーテル、プロピレンゲリコール=2−エチ
ルへキシル−イソプロピルエーテル、プロピレングリコ
ール=イソペンチル=イソプロピルエーテル、プロピレ
ングリコール=イソペンチル=ブチルエーテル、プロピ
レングリコール=イソラウリル=イソプロピルエーテル
、プロピレングリコール=イソラウリル=ブチルエーテ
ル、プロピレングリ−コル=イソミリスチル=イソプロ
ピルエーテル、プロピレングリコール=イソミリスチル
=ブチルエーテル、プロピレングリコール=イソパルミ
チル=イソプロピルエーテル、プロピレングリコール=
イソパルミチル=ブチルエーテル、プロピレングリコー
ル=イソステアリル=イソプロピルエーテル、プロピレ
ングリコール=イソステアリル=ブチルエーテル等のプ
ロピレングリコールジエーテル類ならびに同様のトリエ
チレングリコールジエーテル類、ジプロピレングリコー
ルジエーテル類、ブチレングリコールジエーテル類など
あり、さらに一般式(III )で表わされる化合物と
しては、グリセリン−1,3−ビス(2−エチルヘキシ
ル)J−チル、グリセリン−1−イソプロピル−3−(
2−エチルヘキシル)エーテル、グリセリン−1−イソ
プロピル−3−イソペンチルエーテル、グリセリン−1
−ブチル−3−イソペンチルエーテル、グリセリン−1
−イソプロピル−3−イソラウリルエーテル、グリセリ
ン−1−ブチル−3−インラウリルエーテル、グリセリ
ン−1−イソプロピル−3−イソミリスチルエーテル、
グリセリン−1−ブチル−3−イソミリスチルエーテル
、グリセリン−1−イソプロピル−3−インパルミチル
エーテル、グリセリン−1−ブチル−3−インパルミチ
ルエーテル、グリセリン−1−イソプロピル−3−°イ
ソステアリルエーテル、グリセリン−1−ブチル−イソ
ステアリルエーテルなどのグリセリンジエーテル類、グ
リセリントリイソプロピルエーテル、グリセリントリイ
ソブチルエーテル、グリセリントリイソペンチルエーテ
ル、1,3−ジイソプロポキシ−2−(2−エチルへキ
シロキシ)プロパン、1.3−ビス(エチルへキシロキ
シ)−2−インプロポキシプロパン、1,3−ジブトキ
シ−2−(2−エチルへキシロキシ)プロパン、1.3
−ビス(2−エチルへキシロキシ)−2−ブトキシプロ
パン、1,3−ジイソプロポキシ−2−イソペンチロキ
シプロパン、1,3−ジイソペンチロキシ−2−ブトキ
シプロパンなどのグリセリントリエーテル類などが挙げ
られる。
有することが、さらには、このように2個以上のエーテ
ル結合を有する場合においてエーテル酸素と結合した1
価の炭化水素基の少なくとも2つは互いに鎖長の異なる
ものであることが、より優れた溶血抑制を示す上から望
ましい。なお、このエーテル化合物においてエーテル酸
素と結合した1価の炭化水素基はそれぞれ飽和鎖式炭化
水素基であってもまた不飽和鎖式炭化水素基であっても
よい。本発明の医療用硬質樹脂において配合されるこの
ようなエーテル化合物としては、例えば一般式(I) R1−0−R2(I ) (但し、式中R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜20
鎖式炭化水素基である。)、 一般式(II) R1−0+R40± R2(II) (但し、式中R1およびR2は炭素数3〜2oの鎖式炭
化水素基、R4は炭素数1〜3の直鎖または分岐状飽和
炭化水素基であり、nは1〜5の整数である。)、 および一般式(III ) R8−C−0−R1 R7−C−0−R3(III) ■ R8−C−0−R2 (但し、式中R1〜R3はそれぞれ炭素数3〜20の鎖
式炭化水素基または水素であり、またR5−R9はそれ
ぞれメチル基または水素であるが、R1−R3のうち2
つ以上が同時に水素となることはない。)で表わされる
ものがその代表的なものとして挙げられるが、もちろん
これらに限定されるものではない。より具体的には、一
般式(I)で表わされる化合物としては、例えば2−エ
チルヘキシル イソプロピルエーテル、ジー2−エチル
ヘキシルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジイソラ
ウリルエーテル、ジイソミリスチルエーテル、シイソバ
ルミチルエーテル、ジイソステアリルエーテルなどがあ
り、また、一般式(II)で表わされる化合物としては
例えばエチレングリコールニジ(2−エチルヘキシル)
エーテル、エチレングリコール=2−エチルヘキシル=
イソプロピルエーテル、エチレングリコール=イソペン
チル=イソプロピルエーテル、エチレングリコール=イ
ソペンチル=ブチルエーテル、エチレングリコール=イ
ソラウリル=イソプロピルエーテル、エチレングリコー
ル=イソラウリル=ブチルエーテル、エチレングリコー
ル=イソミリスチル=イソプロピルエーテル、エチレン
グリコール=イソミリスチル=ブチルエーテル、エチレ
ングリコール=イソパルミチル=イソプロピルエーテル
、工゛チレングリコール=イソパルミチル=ブチルエー
テル、エチレングリコール=イソステアリル=イソブチ
ルエーテル、エチレングリコール=イソステアリル=ブ
チルエーテル等のエチレングリコールジエーテル類、ジ
エチレングリコールニジ(2−エチルヘキシル)エーテ
ル、ジエチレングリコール=2−エチルヘキシル=イソ
プロピルエーテル、ジエチレングリコール=イソペンチ
ル=イソプロピルエーテル、ジエチレングリコール=イ
ソペンチル=ブチルエーテル、ジエレングリコール=イ
ソラウリル=イソ10ピルエーテル、ジエチレングリコ
ール=イソラウリル=ブチルエーテル、ジエチレングリ
コール=イソミリスチル=イソプロピルエーテル、ジエ
チレングリコール=イソミリ又チル=ブチルエーテル、
ジエチレングリコール=イソパルミチル=イソプロピル
エーテル、ジエチレングリコール=イソパルミチル=ブ
チルエーテル、ジエチレングリコール=イソステアリル
=イソプロピルエーテル、ジエチレングリコール=イソ
ステアリル=ブチルエーテル等のジエチレングリコール
ジエーテル類、プロピレングリコールニジ(2−エチル
ヘキシル)エーテル、プロピレンゲリコール=2−エチ
ルへキシル−イソプロピルエーテル、プロピレングリコ
ール=イソペンチル=イソプロピルエーテル、プロピレ
ングリコール=イソペンチル=ブチルエーテル、プロピ
レングリコール=イソラウリル=イソプロピルエーテル
、プロピレングリコール=イソラウリル=ブチルエーテ
ル、プロピレングリ−コル=イソミリスチル=イソプロ
ピルエーテル、プロピレングリコール=イソミリスチル
=ブチルエーテル、プロピレングリコール=イソパルミ
チル=イソプロピルエーテル、プロピレングリコール=
イソパルミチル=ブチルエーテル、プロピレングリコー
ル=イソステアリル=イソプロピルエーテル、プロピレ
ングリコール=イソステアリル=ブチルエーテル等のプ
ロピレングリコールジエーテル類ならびに同様のトリエ
チレングリコールジエーテル類、ジプロピレングリコー
ルジエーテル類、ブチレングリコールジエーテル類など
あり、さらに一般式(III )で表わされる化合物と
しては、グリセリン−1,3−ビス(2−エチルヘキシ
ル)J−チル、グリセリン−1−イソプロピル−3−(
2−エチルヘキシル)エーテル、グリセリン−1−イソ
プロピル−3−イソペンチルエーテル、グリセリン−1
−ブチル−3−イソペンチルエーテル、グリセリン−1
−イソプロピル−3−イソラウリルエーテル、グリセリ
ン−1−ブチル−3−インラウリルエーテル、グリセリ
ン−1−イソプロピル−3−イソミリスチルエーテル、
グリセリン−1−ブチル−3−イソミリスチルエーテル
、グリセリン−1−イソプロピル−3−インパルミチル
エーテル、グリセリン−1−ブチル−3−インパルミチ
ルエーテル、グリセリン−1−イソプロピル−3−°イ
ソステアリルエーテル、グリセリン−1−ブチル−イソ
ステアリルエーテルなどのグリセリンジエーテル類、グ
リセリントリイソプロピルエーテル、グリセリントリイ
ソブチルエーテル、グリセリントリイソペンチルエーテ
ル、1,3−ジイソプロポキシ−2−(2−エチルへキ
シロキシ)プロパン、1.3−ビス(エチルへキシロキ
シ)−2−インプロポキシプロパン、1,3−ジブトキ
シ−2−(2−エチルへキシロキシ)プロパン、1.3
−ビス(2−エチルへキシロキシ)−2−ブトキシプロ
パン、1,3−ジイソプロポキシ−2−イソペンチロキ
シプロパン、1,3−ジイソペンチロキシ−2−ブトキ
シプロパンなどのグリセリントリエーテル類などが挙げ
られる。
これらのエーテル化合物のうち、特に好ましくは、一般
式(III’) CH2−0−RI HOH 】 CH2−0−R2 (但し、式中、R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜2
0の鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセリン
ジエーテルであり、さらに好ましくはグリセリン−1−
ブチル−3−イソステアリルエーテルおよびグリセリン
−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)エーテルである
。このようなニーチル化合物は、本発明の医療用硬質樹
脂組成物において0.5〜5重1%、より好ましくは2
〜3重量%配合される。すなわち該エーテル化合物の配
合量が0.5重量%未満であると赤血球の溶血を抑制す
る作用が十分とならず、一方5重量%を越えると硬質樹
脂組成物の物性を低下させる虞れかあ、るからである。
式(III’) CH2−0−RI HOH 】 CH2−0−R2 (但し、式中、R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜2
0の鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセリン
ジエーテルであり、さらに好ましくはグリセリン−1−
ブチル−3−イソステアリルエーテルおよびグリセリン
−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)エーテルである
。このようなニーチル化合物は、本発明の医療用硬質樹
脂組成物において0.5〜5重1%、より好ましくは2
〜3重量%配合される。すなわち該エーテル化合物の配
合量が0.5重量%未満であると赤血球の溶血を抑制す
る作用が十分とならず、一方5重量%を越えると硬質樹
脂組成物の物性を低下させる虞れかあ、るからである。
さらに本発明の医療用塩化ビニル系樹脂組成物には必要
に応じて、各種安定剤、滑剤、酸化防止剤などの添加剤
が配合され得る。
に応じて、各種安定剤、滑剤、酸化防止剤などの添加剤
が配合され得る。
本発明の医療用硬譬樹脂組成物の成形方法としては、従
来の硬質樹脂組成物に関して用いられている方法、例え
ば射出成形、押出成形等のいずれの方法によっても成形
可能である。
来の硬質樹脂組成物に関して用いられている方法、例え
ば射出成形、押出成形等のいずれの方法によっても成形
可能である。
本発明の医療用具は、硬質樹脂組成物中に、上記のごと
き少なくとも1個のエーテル結合を有しかつエーテル酸
素と結合した1価の炭化水素基がそぞれ炭素数3〜20
の鎖式炭化水素である分子量1000以下のエーテル化
合物を配合してなる硬質樹脂組成物より実譬的に構成さ
れるものであり、優れた加工性、耐熱性等の諸物性を有
するものであって、特に赤血球の溶血に対する抑制作用
が優れたものである。従って、本発明の医療用具として
は、採血管などのように血液、赤血球濃厚液等の体液な
いしは体液成分溶液と接触する特に長時間接触するもの
が好適に含まれ、採血管の他に例えば、採血瓶、試験管
、シャーレ、ならびに人工肺、人工腎臓などのような各
種人工臓器および熱交換器等のハウジングなどが好まし
い例として挙げることができるがもちろんこれらに限定
されるも゛のではない。
き少なくとも1個のエーテル結合を有しかつエーテル酸
素と結合した1価の炭化水素基がそぞれ炭素数3〜20
の鎖式炭化水素である分子量1000以下のエーテル化
合物を配合してなる硬質樹脂組成物より実譬的に構成さ
れるものであり、優れた加工性、耐熱性等の諸物性を有
するものであって、特に赤血球の溶血に対する抑制作用
が優れたものである。従って、本発明の医療用具として
は、採血管などのように血液、赤血球濃厚液等の体液な
いしは体液成分溶液と接触する特に長時間接触するもの
が好適に含まれ、採血管の他に例えば、採血瓶、試験管
、シャーレ、ならびに人工肺、人工腎臓などのような各
種人工臓器および熱交換器等のハウジングなどが好まし
い例として挙げることができるがもちろんこれらに限定
されるも゛のではない。
つぎに図面を参照したがら、採血管を例にとり、本発明
による医療用具の一実施態様を説明する。
による医療用具の一実施態様を説明する。
すなわち、第1図は、一端が閉塞しかつ他端が開口した
本発明による医療用硬質樹脂組成物により構成された管
状部材2と該管状部材2の開口端3を密閉した穿刺可能
なブチルゴム製の栓部材4とにより形成される内部空間
5を減圧゛状態に保ってなる減圧採血管1を示すもので
ある。このような構成を有する減圧採血管1は次のよう
にして使用される。すなわち、第2図に示すように一端
が閉塞しかつ他端が開口し該閉塞端10のねじ穴6内に
採血針7を螺着した本発明による医療用硬質樹脂組成物
により構成された採血管ホルダー8内に減圧採血管1を
前記開口端3側から嵌挿する。この採血針7は、血管刺
通部7aと栓穿刺部7bとよりなり合成樹脂製のルアー
アダプター9で包装されている。ついで、採血針7の血
管刺通部7aを採血管ホルダー8の閉塞端10へ押圧挿
入すると第3図に示すように採血針7の栓穿刺部7bが
ルアーアダプター9および栓部材4を穿刺して採血管1
の内部空間5に達するので、血管と該内部空間5とが連
通し、該内部空間5の負圧により血管内の血液は減圧度
に相当するだけ採血管1の内部空間5内に流入する。つ
いで、採血針7の血管刺通部7bを血管より外すことに
より採血が終了し、採血された血液は検査にかけられる
まで採血管1内に保存される。しかしたがら、前記した
ように採血管1は本発明による医療用硬質樹脂組成物に
より構成されており、該組成物中より血液中へ溶出移行
してくる上記のごときエーテル化合物の作用により赤血
球の溶血は抑制されるため、保存期間が長時間にわたる
場合においても、臨床検査のための種々の測定に遊離ヘ
モグロビンが悪影響を及ぼすこともなく、正確な検査値
が得られるものとなる。
本発明による医療用硬質樹脂組成物により構成された管
状部材2と該管状部材2の開口端3を密閉した穿刺可能
なブチルゴム製の栓部材4とにより形成される内部空間
5を減圧゛状態に保ってなる減圧採血管1を示すもので
ある。このような構成を有する減圧採血管1は次のよう
にして使用される。すなわち、第2図に示すように一端
が閉塞しかつ他端が開口し該閉塞端10のねじ穴6内に
採血針7を螺着した本発明による医療用硬質樹脂組成物
により構成された採血管ホルダー8内に減圧採血管1を
前記開口端3側から嵌挿する。この採血針7は、血管刺
通部7aと栓穿刺部7bとよりなり合成樹脂製のルアー
アダプター9で包装されている。ついで、採血針7の血
管刺通部7aを採血管ホルダー8の閉塞端10へ押圧挿
入すると第3図に示すように採血針7の栓穿刺部7bが
ルアーアダプター9および栓部材4を穿刺して採血管1
の内部空間5に達するので、血管と該内部空間5とが連
通し、該内部空間5の負圧により血管内の血液は減圧度
に相当するだけ採血管1の内部空間5内に流入する。つ
いで、採血針7の血管刺通部7bを血管より外すことに
より採血が終了し、採血された血液は検査にかけられる
まで採血管1内に保存される。しかしたがら、前記した
ように採血管1は本発明による医療用硬質樹脂組成物に
より構成されており、該組成物中より血液中へ溶出移行
してくる上記のごときエーテル化合物の作用により赤血
球の溶血は抑制されるため、保存期間が長時間にわたる
場合においても、臨床検査のための種々の測定に遊離ヘ
モグロビンが悪影響を及ぼすこともなく、正確な検査値
が得られるものとなる。
以上は採血管を例にとって説明したが、その他の採血瓶
、試験管、シャーレ、ならびに人工肺、人工腎臓などの
ような各種人工臓器および熱交換器等のハウジングなど
についても同様に上記の硬質樹脂組成物により好適に構
成されるものである。
、試験管、シャーレ、ならびに人工肺、人工腎臓などの
ような各種人工臓器および熱交換器等のハウジングなど
についても同様に上記の硬質樹脂組成物により好適に構
成されるものである。
(実施例)
以下、本発明を実施例に基づきさらに具体的に説明する
。
。
実施例1
ポリエチレンテレフタレート(ユニペット■RT560
、日本ユニペット■製)100重量部にグリ゛セリンー
1−ブチルー3−イソステアリルエーテル3重量部を配
合したペレットをベント付きの2軸式押出機を用いて作
成し、このペレットを用いて射出成形により5ml容の
採血管を作製した。
、日本ユニペット■製)100重量部にグリ゛セリンー
1−ブチルー3−イソステアリルエーテル3重量部を配
合したペレットをベント付きの2軸式押出機を用いて作
成し、このペレットを用いて射出成形により5ml容の
採血管を作製した。
該採血管にヒトEDTA加血約3mlを分注し、4℃で
3週間静置保存した。その後、血漿ヘモグロビン濃度を
TMB法(クリニカル ケミストリー23 749〜(
1977)[Cl1n、 Chem、 23 74
9〜(1977)コ)で測定した。結果を第1表に示す
。
3週間静置保存した。その後、血漿ヘモグロビン濃度を
TMB法(クリニカル ケミストリー23 749〜(
1977)[Cl1n、 Chem、 23 74
9〜(1977)コ)で測定した。結果を第1表に示す
。
実施例2
グリセリン−1−ブチル−3−イソステアリルエーテル
に代えてグリセリン−1−オクチル−3−インステアリ
ルエーテルを用いる以外は実施例1と同様にして、採血
管を作製し、この採血管について同様の実験を行なった
。結果を第1表に示す。
に代えてグリセリン−1−オクチル−3−インステアリ
ルエーテルを用いる以外は実施例1と同様にして、採血
管を作製し、この採血管について同様の実験を行なった
。結果を第1表に示す。
比較例1
比較のために、ポリエチレンテレフタレート(ユニペッ
ト■RT560、日本ユニペット■製)のみによるペレ
ットを用いて実施例1と同様にして、採血管を作製し、
この採血管について同様の実験を行なった。結果を第1
表に示す。
ト■RT560、日本ユニペット■製)のみによるペレ
ットを用いて実施例1と同様にして、採血管を作製し、
この採血管について同様の実験を行なった。結果を第1
表に示す。
実施例3
ポリエチレンテレフタレートに代えてポリスチレン(エ
スチレン■G−12F、新日鐵化学■製)を用いる以外
は実施例1と同様にして、採血管を作製し、この採血管
について同様の実験を行なった。結果を第1表に示す。
スチレン■G−12F、新日鐵化学■製)を用いる以外
は実施例1と同様にして、採血管を作製し、この採血管
について同様の実験を行なった。結果を第1表に示す。
実施例4
グ刃セリンー1−ブチルー3−イソステアリルエーテル
に代えてグリセリン−1−オクチル−3−インステアリ
ルエーテルを用いる以外は実施例3と同様にして、採血
管を作製し、この採血管について同様の実験を行なった
。結果を第1表に示す。
に代えてグリセリン−1−オクチル−3−インステアリ
ルエーテルを用いる以外は実施例3と同様にして、採血
管を作製し、この採血管について同様の実験を行なった
。結果を第1表に示す。
比較例2
比較のために、ポリスチレン(エスチレン■G−12F
、新日鐵化学■製)のみによるペレットを用いて実施例
1と同様にして、採血管を作製し、この採血管について
同様の実験を行なった。結果を第1表に示す。
、新日鐵化学■製)のみによるペレットを用いて実施例
1と同様にして、採血管を作製し、この採血管について
同様の実験を行なった。結果を第1表に示す。
実施例5
ポリエチレンテレフタレートに代えてポリメチルメタク
リレート(パラペット■G、協和ガス化学工業■製)を
用いる以外は実施例1と同様にして、採血管を作製し、
この採血管について同様の実験を行なった。結果を第1
表に示す。
リレート(パラペット■G、協和ガス化学工業■製)を
用いる以外は実施例1と同様にして、採血管を作製し、
この採血管について同様の実験を行なった。結果を第1
表に示す。
実施例6
グリセリンー1−ブチル−3−イソステアリルエーテル
に代えてグリセリン−1−オクチル−3−イソステアリ
ルエーテルを用いる以外は実施例5と同様にして、採血
管を作製し、この採血管について同様の実験を行なった
。結果を第1表に示す。
に代えてグリセリン−1−オクチル−3−イソステアリ
ルエーテルを用いる以外は実施例5と同様にして、採血
管を作製し、この採血管について同様の実験を行なった
。結果を第1表に示す。
比較例3
比較のために、ポリメチルメタクリレート(パラペット
■G、協和ガス化学工業■製)のみによるペレットを用
いて実施例1と同様にして、採血管を作製し、この採血
管について同様の実験を行なった。結果を第1表に示す
。
■G、協和ガス化学工業■製)のみによるペレットを用
いて実施例1と同様にして、採血管を作製し、この採血
管について同様の実験を行なった。結果を第1表に示す
。
実施例7
ポリエチレンテレフタレートに代えてポリアクリロニト
リル(BAREX(8)210、ヴエストロン社[Ve
stron Corp、 ]製)を用いる以外は実施例
1と同様にして、採血管を作製し、この採血管について
同様の実験を行なった。結果を第1表に示す。
リル(BAREX(8)210、ヴエストロン社[Ve
stron Corp、 ]製)を用いる以外は実施例
1と同様にして、採血管を作製し、この採血管について
同様の実験を行なった。結果を第1表に示す。
実施例8
グリセリン−1−ブチル−3−イソステアリルエーテル
に代えてグリセリン−1−オクチル−3−イソステアリ
ルエーテルを用いる以外は実施例7と同様にして、採血
管を作製し、この採血管について同様の実験を行なった
。結果を第1表に示す。
に代えてグリセリン−1−オクチル−3−イソステアリ
ルエーテルを用いる以外は実施例7と同様にして、採血
管を作製し、この採血管について同様の実験を行なった
。結果を第1表に示す。
比較例4
比較のために、ポリアクリロニトリル(BAREX■2
10、ヴエストロン社[Vestron Corp、
]製)のみによるペレットを用いて実施例1と同様にし
て、採血管を作製し、この採血管について同様の実験を
行なった。結果を第1表に示す。
10、ヴエストロン社[Vestron Corp、
]製)のみによるペレットを用いて実施例1と同様にし
て、採血管を作製し、この採血管について同様の実験を
行なった。結果を第1表に示す。
第1表に示す結果から明らかなように、本発明に係る硬
質樹脂組成物を用いた場合(実施例1〜8)においては
、本発明に係わるエーテル化合物を配合せず血液中にほ
とんど何も溶出したい硬質樹脂組成物を用いた場合(比
較例1〜4)と比教して溶出が低く抑えられていること
がわかった。
質樹脂組成物を用いた場合(実施例1〜8)においては
、本発明に係わるエーテル化合物を配合せず血液中にほ
とんど何も溶出したい硬質樹脂組成物を用いた場合(比
較例1〜4)と比教して溶出が低く抑えられていること
がわかった。
(発明の効果)
以上述べたように、本発明は、硬質樹脂組成物中に、少
なくとも1個のエーテル結合を有しかつエーテル酸素と
結合した1価の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の
鎖式炭化水素基である分子量1000以下のエーテル化
合物を配合したことを特徴とする医療用硬質樹脂組成物
であるから、従来のガラスや硬質樹脂組成物とは異なり
赤血球の溶血を抑制する作用を有し、かつ従来の硬質樹
脂組成物と何ら遜色のない成形性、透明性、耐熱性等の
諸物性を有し、従来用いられている成形法、例えば射出
成形、押出成形等のいずれの方法によっても成形可能で
あり、医療用具、殊に採血管などのような血液と接触す
る医療用具の素材とじて最適なものである。さらに本発
明の医療用硬質樹脂組成物において上記エーテル化合物
0.5〜5重量%を配合する場合、また上記エーテル化
合物のエーテル酸素と結合した1価の炭化水素基の少な
くとも1つが分岐構造を有するものである場合、さらに
上記エーテル化合物が2個以上のエーテル結合を有する
ものであり、さらにはエーテル酸素と結合した1価の炭
化水素基の少なくとも2つは互いに鎖長の異なるもので
ある場合、さらに望ましくは上記エーテル化合物が一般
式(III’)で表わされるグリセリンジエーテル、特
にグリセリン−1−ブチル−3−インステアリルエーテ
ルまたはグリセリン−1,3−ビス(2−エチルヘキシ
ル)エーテルである場合、加えて硬質樹脂が硬質塩化ビ
ニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、オレフ
ィン系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂およびポリカ
ーボネートからなる群から選ばれたもの、さらにアクリ
ル系樹脂がメチルメタクリレート、メチルアクリレート
、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、アクリ
ロニトリルまなはメタクリロニトリルの単独重合体もし
くは共重合体であり、スチレン系樹脂がポリスチレン、
アクリロニトリル−スチレン共重合体またはアクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体であり、オレフ
ィン系樹脂がポリエチレン、ポリプロピレンまたはエチ
レン−プロピレン共重合体であり、また熱可塑性ポリエ
ステル樹脂がポリエチレンテレフタレートまたはポリブ
チレンテレフタレートである場合には、安全性、溶血抑
制作用ならびにその他の諸物性が一層優れたものとなる
。
なくとも1個のエーテル結合を有しかつエーテル酸素と
結合した1価の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の
鎖式炭化水素基である分子量1000以下のエーテル化
合物を配合したことを特徴とする医療用硬質樹脂組成物
であるから、従来のガラスや硬質樹脂組成物とは異なり
赤血球の溶血を抑制する作用を有し、かつ従来の硬質樹
脂組成物と何ら遜色のない成形性、透明性、耐熱性等の
諸物性を有し、従来用いられている成形法、例えば射出
成形、押出成形等のいずれの方法によっても成形可能で
あり、医療用具、殊に採血管などのような血液と接触す
る医療用具の素材とじて最適なものである。さらに本発
明の医療用硬質樹脂組成物において上記エーテル化合物
0.5〜5重量%を配合する場合、また上記エーテル化
合物のエーテル酸素と結合した1価の炭化水素基の少な
くとも1つが分岐構造を有するものである場合、さらに
上記エーテル化合物が2個以上のエーテル結合を有する
ものであり、さらにはエーテル酸素と結合した1価の炭
化水素基の少なくとも2つは互いに鎖長の異なるもので
ある場合、さらに望ましくは上記エーテル化合物が一般
式(III’)で表わされるグリセリンジエーテル、特
にグリセリン−1−ブチル−3−インステアリルエーテ
ルまたはグリセリン−1,3−ビス(2−エチルヘキシ
ル)エーテルである場合、加えて硬質樹脂が硬質塩化ビ
ニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、オレフ
ィン系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂およびポリカ
ーボネートからなる群から選ばれたもの、さらにアクリ
ル系樹脂がメチルメタクリレート、メチルアクリレート
、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、アクリ
ロニトリルまなはメタクリロニトリルの単独重合体もし
くは共重合体であり、スチレン系樹脂がポリスチレン、
アクリロニトリル−スチレン共重合体またはアクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体であり、オレフ
ィン系樹脂がポリエチレン、ポリプロピレンまたはエチ
レン−プロピレン共重合体であり、また熱可塑性ポリエ
ステル樹脂がポリエチレンテレフタレートまたはポリブ
チレンテレフタレートである場合には、安全性、溶血抑
制作用ならびにその他の諸物性が一層優れたものとなる
。
本発明はまた、硬質樹脂組成物中に、少なくとも1個の
エーテル結合を有しかつエーテル酸素と結合°した1価
の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水素
基である分子J!1000以下のエーテル化合物を配合
してなる硬質樹脂組成物により実質的に構成されている
ことを特徴とする医療用具であるから、安全性に優れ、
かつ赤血球に対する溶血抑制作用を示すものであって、
特に医療用具が採血管などのように血液と接触し得るも
のである場合にも、血液成分を変成させる虞れもなく極
めて優れた医療用具であるということができ、採血管と
して用いた場合などでも長時間血液を保存した後も溶血
による種々の検李への遊離ヘモグロビンによる阻害を危
惧する必要がなくなる。さらに本発明の医療用具におい
て、該医療用具を実質的に構成する硬質樹脂組成物が上
記エーテル化合物0.5〜5重量部を含んでなるもので
ある場合、また上記エーテル化合物のエーテル酸素と結
合した1価の炭化水素基の少なくと1つが分岐構造を有
するものである場合、さらに上記エーテル化合物が2個
以上のエーテル結合を有するものであり、さらにはエー
テル酸素と結合した1価の炭化水素基の少なくとも2つ
は互いに鎖長の異なるものである場合、さらに望ましく
は上記エーテル化合物が、一般式(III’)で表わさ
れるグリセリンジエーテル、特にグリセリン−1−ブチ
ル−3−イソステアリルエーテルまたはグリセリン−1
,3−ビス(2−エチルヘキシル)エーテルである場合
、加えて硬質樹脂が硬質塩化ビニル系樹脂、アクリル系
樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、熱可塑性ポ
リエステル系樹脂およびポリカーボネートからなる群か
ら選ばれたもの、さらにアクリル系樹脂がメチルメタク
リレート、メチルアクリレート、エチルメタクリレート
、エチルアクリレート、アクリロニトリルまたはメタク
リロニトリルの単独重合体もしくは共重合体であり、ス
チレン系樹脂がポリスチレン、アクリロニトリル−スチ
レン共重合体またはアクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体であり、オレフィン系樹脂がポリエチレ
ン、ポリプロピレンまたはエチレン−プロピレン共重合
体であり、また熱可塑性ポリエステル樹脂がポリエチレ
ンテレフタルートまたはポリブチレンテレフタレートで
ある場合には、安全性、溶血抑制作用、ならびに耐熱性
、透明性などのその他の点でより優れた医療用具となる
。
エーテル結合を有しかつエーテル酸素と結合°した1価
の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水素
基である分子J!1000以下のエーテル化合物を配合
してなる硬質樹脂組成物により実質的に構成されている
ことを特徴とする医療用具であるから、安全性に優れ、
かつ赤血球に対する溶血抑制作用を示すものであって、
特に医療用具が採血管などのように血液と接触し得るも
のである場合にも、血液成分を変成させる虞れもなく極
めて優れた医療用具であるということができ、採血管と
して用いた場合などでも長時間血液を保存した後も溶血
による種々の検李への遊離ヘモグロビンによる阻害を危
惧する必要がなくなる。さらに本発明の医療用具におい
て、該医療用具を実質的に構成する硬質樹脂組成物が上
記エーテル化合物0.5〜5重量部を含んでなるもので
ある場合、また上記エーテル化合物のエーテル酸素と結
合した1価の炭化水素基の少なくと1つが分岐構造を有
するものである場合、さらに上記エーテル化合物が2個
以上のエーテル結合を有するものであり、さらにはエー
テル酸素と結合した1価の炭化水素基の少なくとも2つ
は互いに鎖長の異なるものである場合、さらに望ましく
は上記エーテル化合物が、一般式(III’)で表わさ
れるグリセリンジエーテル、特にグリセリン−1−ブチ
ル−3−イソステアリルエーテルまたはグリセリン−1
,3−ビス(2−エチルヘキシル)エーテルである場合
、加えて硬質樹脂が硬質塩化ビニル系樹脂、アクリル系
樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、熱可塑性ポ
リエステル系樹脂およびポリカーボネートからなる群か
ら選ばれたもの、さらにアクリル系樹脂がメチルメタク
リレート、メチルアクリレート、エチルメタクリレート
、エチルアクリレート、アクリロニトリルまたはメタク
リロニトリルの単独重合体もしくは共重合体であり、ス
チレン系樹脂がポリスチレン、アクリロニトリル−スチ
レン共重合体またはアクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体であり、オレフィン系樹脂がポリエチレ
ン、ポリプロピレンまたはエチレン−プロピレン共重合
体であり、また熱可塑性ポリエステル樹脂がポリエチレ
ンテレフタルートまたはポリブチレンテレフタレートで
ある場合には、安全性、溶血抑制作用、ならびに耐熱性
、透明性などのその他の点でより優れた医療用具となる
。
第1図は本発明の医療用具の一実施例を示す断面図であ
り、また第2〜3図は同実施例の使用態様を表わす断面
図である。 1・・・減圧採血管、2・・・管状部材、4・・・栓部
材、5・・・内部空間、6・・・ねじ穴、7・・・採血
針、8・・・採血管ホルダー、9・・・ルアーアダプタ
ー。
り、また第2〜3図は同実施例の使用態様を表わす断面
図である。 1・・・減圧採血管、2・・・管状部材、4・・・栓部
材、5・・・内部空間、6・・・ねじ穴、7・・・採血
針、8・・・採血管ホルダー、9・・・ルアーアダプタ
ー。
Claims (25)
- (1)硬質樹脂組成物中に、少なくとも1個のエーテル
結合を有しかつエーテル酸素と結合した1価の炭化水素
基がそれぞれ炭素3〜20の鎖式炭化水素基である分子
量1000以下のエーテル化合物を配合したことを特徴
とする医療用硬質樹脂組成物。 - (2)上記エーテル化合物0.5〜5重量%を配合する
ものである特許請求の範囲第1項に記載の医療用硬質樹
脂組成物。 - (3)上記エーテル化合物のエーテル酸素と結合した1
価の炭化水素基の少なくとも1つが分岐構造を有するも
のである特許請求の範囲第1項または第2項に記載の医
療用硬質樹脂組成物。 - (4)上記エーテル化合物が2個以上のエーテル結合を
有するものである特許請求の範囲第1項〜第3項のいず
れかに記載の医療用硬質樹脂組成物。 - (5)エーテル酸素と結合した1価の炭化水素基の少な
くとも2つは互いに鎖長の異なるものである特許請求の
範囲第4項に記載の医療用硬質樹脂組成物。 - (6)上記エーテル化合物が一般式(III′)▲数式、
化学式、表等があります▼ (但し、式中、R^1およびR^2はそれぞれ炭素数3
〜20の鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセ
リンジエーテルである特許請求の範囲第1項〜第5項の
いずれかに記載の医療用硬質樹脂組成物。 - (7)一般式(III′)で表わされるグリセリンジエー
テルがグリセリン−1−ブチル−3−イソステアリルエ
ーテルまたはグリセリン−1,3−ビス(2−エチルヘ
キシル)エーテルである特許請求の範囲第6項に記載の
医療用硬質樹脂組成物。 - (8)硬質樹脂が、硬質塩化ビニル系樹脂、アクリル系
樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、熱可塑性ポ
リエステル系樹脂およびポリカーボネートからなる群か
ら選ばれたものである特許請求の範囲第1項〜第7項の
いずれかに記載の医療用硬質樹脂組成物。 - (9)アクリル系樹脂が、メチルメタクリレート、メチ
ルアクリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリ
レート、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの
単独重合体もしくは共重合体である特許請求の範囲第8
項に記載の医療用硬質樹脂組成物。 - (10)スチレン系樹脂が、ポリスチレン、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体またはアクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体である特許請求の範囲第8
項に記載の医療用硬質樹脂組成物。 - (11)オレフィン系樹脂が、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンまたはエチレン−プロピレン共重合体である特許
請求の範囲第8項に記載の医療用硬質樹脂組成物。 - (12)熱可塑性ポリエステル樹脂が、ポリエチレンテ
レフタレートまたはポリブチレンテレフタレートである
特許請求の範囲第8項に記載の医療用硬質樹脂組成物。 - (13)硬質樹脂組成物中に、少なくとも1個のエーテ
ル結合を有しかつエーテル酸素と結合した1価の炭化水
素基がそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水素基である
分子量1000以下のエーテル化合物を配合してなる硬
質樹脂組成物により実質的に構成されていることを特徴
とする医療用具。 - (14)上記エーテル化合物0.5〜5重量%を含有す
る硬質樹脂組成物により実質的に構成されていることを
特徴とする特許請求の範囲第13項に記載の医療用具。 - (15)上記エーテル化合物のエーテル酸素と結合した
1価の炭化水素基の少なくとも1つが分岐構造を有する
ものである特許請求の範囲第13項または第14項に記
載の医療用具。 - (16)上記エーテル化合物が2個以上のエーテル結合
を有するものである特許請求の範囲第13項〜第15項
のいずれかに記載の医療用具。 - (17)エーテル酸素と結合した1価の炭化水素基の少
なくとも2つは互いに鎖長の異なるものである特許請求
の範囲第16項に記載の医療用具。 - (18)上記エーテル化合物が一般式(III′)▲数式
、化学式、表等があります▼(III′) (但し、式中、R^1およびR^2はそれぞれ炭素数3
〜20の鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセ
リンジエーテルである特許請求の範囲第13項〜第17
項のいずれかに記載の医療用具。 - (19)一般式(III′)で表わされるグリセリンジエ
ーテルがグリセリン−1−ブチル−3−イソステアリル
エーテルまたはグリセリン−1,3−ビス(2−エチル
ヘキシル)エーテルである特許請求の範囲第18項に記
載の医療用具。 - (20)硬質樹脂が、硬質塩化ビニル系樹脂、アクリル
系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、熱可塑性
ポリエステル系樹脂およびポリカーボネートからなる群
から選ばれたものである特許請求の範囲第13項〜第1
9項のいずれかに記載の医療用具。 - (21)アクリル系樹脂が、メチルメタクリレート、メ
チルアクリレート、エチルメタクリレート、エチルアク
リレート、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリル
の単独重合体もしくは共重合体である特許請求の範囲第
20項に記載の医療用具。 - (22)スチレン系樹脂が、ポリスチレン、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体またはアクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体である特許請求の範囲第2
0項に記載の医療用具。 - (23)オレフィン系樹脂が、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンまたはエチレン−プロピレン共重合体である特許
請求の範囲第20項に記載の医療用具。 - (24)熱可塑性ポリエステル樹脂が、ポリエチレンテ
レフタレートまたはポリブチレンテレフタレートである
特許請求の範囲第20項に記載の医療用具。 - (25)採血管であることを特徴とする特許請求の範囲
第13項〜第24項のいずれかに記載の医療用具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62263697A JPH01107771A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 医療用硬質樹脂組成物および医療用具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62263697A JPH01107771A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 医療用硬質樹脂組成物および医療用具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01107771A true JPH01107771A (ja) | 1989-04-25 |
| JPH0242505B2 JPH0242505B2 (ja) | 1990-09-25 |
Family
ID=17393080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62263697A Granted JPH01107771A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 医療用硬質樹脂組成物および医療用具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01107771A (ja) |
-
1987
- 1987-10-21 JP JP62263697A patent/JPH01107771A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0242505B2 (ja) | 1990-09-25 |
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