JPH0242505B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0242505B2
JPH0242505B2 JP62263697A JP26369787A JPH0242505B2 JP H0242505 B2 JPH0242505 B2 JP H0242505B2 JP 62263697 A JP62263697 A JP 62263697A JP 26369787 A JP26369787 A JP 26369787A JP H0242505 B2 JPH0242505 B2 JP H0242505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ether
resin composition
medical
hard resin
glycerin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62263697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01107771A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP62263697A priority Critical patent/JPH01107771A/ja
Publication of JPH01107771A publication Critical patent/JPH01107771A/ja
Publication of JPH0242505B2 publication Critical patent/JPH0242505B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、医療用硬質樹脂組成物および医療用
具に関するものである。詳しく述べると本発明
は、極めて高い安定性を有しかつ血液と接触した
際に溶血を起こさせることのない医療用硬質樹脂
組成物および医療用具に関するものである。 (従来の技術) 現在、各種の硬質の医療用具においては、軽量
で、割れにくく、また安価でデイスポーサブルな
使用が可能であるという面からガラス、金属等に
代えて硬質樹脂組成物が多く用いられている。 ところでこのような医療用具においては血液成
分に対して不活性であることは非常に重要なこと
である。 しかしながら、例えば、従来用いられているガ
ラス製または硬質樹脂製の採血管に採血したの
ち、長時間血液を採血管内に保存すると、赤血球
が溶血してしまう。溶血により遊離したヘモグロ
ビンは臨床検査のための種々の測定結果に悪影響
を及ぼす。一般に、献血により採血された血液を
入れた血液バツグには、血液バツグ中の血液と同
一の血液をいれた採血管が輸血前に患者の血液と
の適合性を調べるために付けられて、病院へ送ら
れているが、赤血球濃厚液の有効期限である21日
目(日本の場合)近くになると、採血管に入つた
血液は、溶血を起してしまい試験に支障をきたす
ようになつてしまうため問題であつた。 このため血液と長時間接触しても溶血現象を起
こさせない硬質樹脂の開発が望まれるところであ
る。 (発明が解決しようとする問題点) 従つて、本発明は、新規な医療用硬質樹脂組成
物および医療用具を提供することを目的とする。
本発明はまた、赤血球に対する保存性に優れる医
療用硬質樹脂組成物および医療用具を提供するこ
とを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 上記諸目的は、硬質樹脂組成物中に、少なくと
も1個のエーテル結合を有しかつエーテル酸素と
結合した1価の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜
20の鎖式炭化水素基である分子量1000以下のエー
テル化合物を配合したことを特徴とする医療用硬
質樹脂組成物によつて達成される。 本発明はまた上記エーテル化合物0.5〜5重量
%を配合するものである医療用硬質樹脂組成物を
示すものである。本発明はまた上記エーテル化合
物のエーテル酸素と結合した1価の炭化水素基の
少なくとも1つが分岐構造を有するものである医
療用硬質樹脂組成物を示すものである。本発明は
また上記エーテル化合物が2個以上のエーテル結
合を有するものである医療用硬質樹脂組成物を示
すものである。本発明はさらにエーテル酸素と結
合した1価の炭化水素基の少なくとも2つが互い
に鎖長の異なるものである医療用硬質樹脂組成物
を示すものである。本発明はまた、上記エーテル
化合物が一般式(′) (但し式中R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜20
の鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセ
リンジエーテルである医療用硬質樹脂組成物を示
すものである。本発明はさらに一般式(′)で
表わされるグリセリンジエーテルが、グリセリン
−1−ブチル−3−イソステアリルエーテルまた
はグリセリン−1,3−ビス(2−エチルヘキシ
ル)エーテルである医療用硬質樹脂組成物を示す
ものである。本発明はまた、硬質樹脂が硬質塩化
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹
脂、オレフイン系樹脂、熱可塑性ポリエステル系
樹脂およびポリカーボネートからなる群から選ば
れたものである医療用硬質樹脂組成物を示すもの
である。本発明はさらに、アクリル系樹脂がメチ
ルメタクリレート、メチルアクリレート、エチル
メタクリレート、エチルアクリレート、アクリロ
ニトリルまたはメタクリロニトリルの単独重合体
もしくは共重合体である医療用硬質樹脂組成物を
示すものである。本発明はまた、スチレン系樹脂
がポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共
重合体またはアクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体である医療用硬質樹脂組成物を示
すものである。本発明はまた、オレフイン系樹脂
がポリエチレン、ポリプロピレンまたはエチレン
−プロピレン共重合体である医療用硬質樹脂組成
物を示すものである。本発明はまた、熱可塑性ポ
リエステル樹脂がポリエチレンテレフタレートま
たはポリブチレンテレフタレートである医療用硬
質樹脂組成物を示すものである。 上記諸目的はまた、硬化樹脂組成物中に、少な
くとも1個のエーテル結合を有しかつエーテル酸
素に結合した1価の炭化水素基がそれぞれ炭素数
3〜20の鎖式炭化水素基である分子量1000以下の
エーテル化合物を配合してなる硬質樹脂組成物に
より実質的に構成されていることを特徴とする医
療用具によつて達成される。 本発明はまた上記エーテル化合物0.5〜5重量
%を含有する硬質樹脂組成物により実質的に構成
されていることを特徴とする医療用具を示すもの
である。本発明はまた上記エーテル化合物のエー
テル酸素と結合した1価の炭化水素基の少なくと
も1つが分岐構造を有するものである医療用具を
示すものである。本発明はまた上記エーテル化合
物が2個以上のエーテル結合を有するものである
医療用具を示すものである。本発明はさらにエー
テル酸素と結合した1価の炭化水素基の少なくと
も2つは互いに鎖長の異なるものである医療用具
を示すものである。本発明はまた、上記エーテル
化合物が一般式(′) (但し式中R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜20
の鎖式炭化水素基である。)で表わされるグリセ
リンジエーテルである医療用具を示すものであ
る。本発明はさらに一般式(′)で表わされる
グリセリンジエーテルがグリセリン−1−ブチル
−3−イソステアリルエーテルまたはグリセリン
−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)エーテル
である医療用具を示すものである。本発明はま
た、硬質樹脂が硬質塩化ビニル系樹脂、アクリル
系樹脂、スチレン系樹脂、オレフイン系樹脂、熱
可塑性ポリエステル系樹脂およびポリカーボネー
トからなる群から選ばれたものである医療用具を
示すものである。本発明はさらに、アクリル系樹
脂がメチルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルメタクリレート、エチルアクリレー
ト、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリル
の単独重合体もしくは共重合体である医療用具を
示すものである。本発明はまた、スチレン系樹脂
がポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共
重合体またはアクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体である医療用具を示すものであ
る。本発明はまた、オレフイン系樹脂がポリエチ
レン、ポリプロピレンまたはエチレン−プロピレ
ン共重合体である医療用具を示すものである。本
発明はまた、熱可塑性ポリエステル樹脂がポリエ
チレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフ
タレートである医療用具を示すものである。本発
明はさらに採血管であることを特徴とする医療用
具を示すものである。本発明はまたオートクレー
ブ滅菌に耐え得るものである医療用具を示すもの
である。 (作用) しかして、本発明の医療用硬質樹脂組成物は、
硬質樹脂組成物中に、少なくとも1個のエーテル
結合を有しかつエーテル酸素と結合した1価の炭
化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水素
基である分子量1000以下のエーテル化合物を配合
したことを最大の特徴とする。驚くべきことに上
記のごときエーテル化合物は、赤血球溶血防止作
用を有することが見出された。さらに上記のごと
きエーテル化合物は各種硬質樹脂との相溶性も十
分なものであることから、該エーテル化合物を配
合すれば、血液と接触した際に赤血球に対する保
存性の良好な硬質樹脂組成物を得ることができる
ことになる。すなわち、該硬質樹脂組成物が血液
と接触した場合、樹脂組成物中より溶出移行して
くる該エーテル化合物の働きにより赤血球の溶血
が防止されて赤血球に対する保護作用に優れたも
のとなるものである。これゆえ本発明の医療用硬
質樹脂組成物は、医療用具の素材として適したも
のであり、また該素材を用いて成形された成形物
は、その優れた安全性、加工性、透明性、耐熱性
等を有するがゆえに医療用具として用いた場合に
その効果を如何なく発揮でき、特に採血管などの
ように血液等の体液と接触するような医療用具の
場合、その効果は顕著である。 以下、本発明を実施態様に基づきより詳細に説
明する。 本発明に係る医療用硬質樹脂組成物において使
用される硬質樹脂としては、生理的に安全なもの
でありかつ後述するようなエーテル化合物と適度
な相溶性を有するものであれば特に限定されず、
例えば、硬質塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹
脂、スチレン系樹脂、オレフイン系樹脂、熱可塑
性ポリエステル系樹脂、ポリカーボネートなどが
挙げられる。またこれらの硬質樹脂においては、
硬質樹脂の種類に係わらず、そのメルトフローイ
ンデツクスが0.5g/10min、特に5〜12g/
10min程度であるものが好ましい。硬質塩化ビニ
ル系樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体の他
に塩化ビニルを40重量%以上、好ましくは65重量
%以上、最も好ましくは75重量%以上含有する他
の共重合し得る、例えば、塩化ビニリデン、エチ
レン、プロピレン、スチレン、メチルメタクリレ
ート、アクリロニトリル等の単量体との共重合体
等がある。アクリル系樹脂としては、例えば、メ
チルメタクリレート、メチルアクリレート、エチ
ルメタクリレート、エチルアクリレートなどのア
ルキル(メタ)アクリレート、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等の単独重合体および共
重合体があり、ポリスチレン系樹脂としては、ポ
リスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共
重合体(ABS樹脂)等があり、オレフイン系樹
脂としては、中ないし高密度のポリエチレン、ポ
リプロピレンまたはエチレン−プロピレン共重合
体などのようなエチレン、プロピレンおよびその
他のα−オレフインの組合せによる共重合体等が
あり、また熱可塑性ポリエステル系樹脂として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等がある。さらにポリカーボネー
トとしては、ビスフエノールA型ポリカーボネー
トの他、各種の炭酸エステル型構造を有するもの
が含まれる。なお、本発明の医療用硬質樹脂組成
物において用いられる硬質樹脂としては、上記に
例示したものに限定されるものではないことはも
ちろんであるが、さらに硬質樹脂としては各種の
樹脂のポリマーブレンドも含まれるものである。 しかして、本発明の医療用硬質樹脂組成物中に
は、少なくとも1個のエーテル結合を有しかつエ
ーテル酸素と結合した1価の炭化水素基がそれぞ
れ炭素数3〜20の、より好ましくは4〜18の鎖式
炭化水素基である分子量1000以下のエーテル化合
物が配合される。このエーテル化合物は本発明の
医療用硬質樹脂組成物において溶血防止剤として
作用する。すなわち本発明の医療用硬質樹脂組成
物よりなる製品に、血液が接触した際に、該組成
物中より溶出移行した該エーテル化合物が赤血球
に対して保護作用をもたらすのである。 このエーテル化合物において、エーテル酸素と
結合した1価の炭化水素基をそれぞれ炭素数3〜
20の鎖式炭化水素基とするのは、炭素数が3未満
の鎖式炭化水素基を有するものであると溶血抑制
作用を有せず、一方の炭素数が20を越える鎖式炭
化水素基を有するものであると固体状となり硬質
樹脂との相溶性がなくなり樹脂組成物中への均一
な分散が困難となるためである。さらにこのエー
テル化合物において分子量1000以下とするのは、
分子量が1000を越えるものであると同様に固体状
となり硬質樹脂との相溶性がなくなり樹脂組成物
中への均一な分散が困難となるためである。また
このエーテル化合物においてエーテル酸素と結合
した1価の炭化水素基の少なくとも1つが分岐構
造をとることが硬質樹脂との相溶性および溶血抑
制効果を高める上からより好ましい。また、この
エーテル化合物は2個以上のエーテル結合を有す
ることが、さらには、このように2個以上のエー
テル結合を有する場合においてエーテル酸素と結
合した1価の炭化水素基の少なくとも2つは互い
に鎖長を異なるものであることが、より優れた溶
血抑制を示す上から望ましい。なお、このエーテ
ル化合物においてエーテル酸素と結合した1価の
炭化水素基はそれぞれ飽和鎖式炭化水素基であつ
てもまた不飽和鎖式炭化水素基であつてもよい。
本発明の医療用硬質樹脂において配合されるこの
ようなエーテル化合物としては、例えば一般式
() R1−O−R2 () (但し、式中R1およびR2はそれぞれ炭素数3〜
20鎖式炭化水素基である。)、 一般式() R1−O(−R4O)−oR2 () (但し、式中R1およびR2は炭素数3〜20の鎖式
炭化水素基、R4は炭素数1〜3の直鎖または分
岐状飽和炭化水素基であり、nは1〜5の整数で
ある。)、 および一搬式() (但し、式中R1〜R3はそれぞれ炭素数3〜20の
鎖式炭化水素基または水素であり、またR5〜R9
はそれぞれメチル基または水素であるが、R1
R3のうち2つ以上が同時に水素となることはな
い。)で表わされるものがその代表的なものとし
て挙げられるが、もちろんこれらに限定されるも
のではない。より具体的には、一般式()で表
わされる化合物としては、例えば2−エチルヘキ
シル イソプロピルエーテル、ジ−2−エチルヘ
キシルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジイ
ソラウリルエーテル、ジイソミリスチルエーテ
ル、ジイソパルミチルエーテル、ジイソステアリ
ルエーテルなどがあり、また一般式()で表わ
される化合物としては例えばエチレングリコール
=ジ(2−エチルヘキシル)エーテル、エチレン
グリコール=2−エチルヘキシル=イソプロピル
エーテル、エチレングリコール=イソペンチル=
イソプロピルエーテル、エチレングリコール=イ
ソペンチル=ブチルエーテル、エチレングリコー
ル=イソラウリル=イソプロピルエーテル、エチ
レングリコール=イソラウリル=ブチルエーテ
ル、エチレングリコール=イソミリスチル=イソ
プロピルエーテル、エチレングリコール=イソミ
リスチル=ブチルエーテル、エチレングリコール
=イソパルミチル=イソプロピルエーテル、エチ
レングリコール=イソパルミチル=ブチルエーテ
ル、エチレングリコール=イソステアリル=イソ
ブチルエーテル、エチレングリコール=イソステ
アリル=ブチルエーテル等のエチレングリコール
ジエーテル類、ジエチレングリコール=ジ(2−
エチルヘキシル)エーテル、ジエチレングリコー
ル=2−エチルヘキシル=イソプロピルエーテ
ル、ジエチレングリコール=イソペンチル=イソ
プロピルエーテル、ジエチレングリコール=イソ
ペンチル=ブチルエーテル、ジエレングリコール
=イソラウリル=イソプロピルエーテル、ジエチ
レングリコール=イソラウリル=ブチルエーテ
ル、ジエチレングリコール=イソミリスチル=イ
ソプロピルエーテル、ジエチレングリコール=イ
ソミリスチル=ブチルエーテル、ジエチレングリ
コール=イソパルミチル=イソプロピルエーテ
ル、ジエチレングリコール=イソパルミチル=ブ
チルエーテル、ジエチレングリコール=イソステ
アリル=イソプロピルエーテル、ジエチレングリ
コール=イソステアリル=ブチルエーテル等のジ
エチレングリコールジエーテル類、プロピレング
リコール=ジ(2−エチルヘキシル)エーテル、
プロピレングリコール=2−エチルヘキシル=イ
ソプロピルエーテル、プロピレングリコール=イ
ソペンチル=イソプロピルエーテル、プロピレン
グリコール=イソペンチル=ブチルエーテル、プ
ロピレングリコール=イソラウリル=イソプロピ
ルエーテル、プロピレングリコール=イソラウリ
ル=ブチルエーテル、プロピレングリーコル=イ
ソミリスチル=イソプロピルエーテル、プロピレ
ングリコール=イソミリスチル=ブチルエーテ
ル、プロピレングリコール=イソパルミチル=イ
ソプロピルエーテル、プロピレングリコール=イ
ソパルミチル=ブチルエーテル、プロピレングリ
コール=イソステアリル=イソプロピルエーテ
ル、プロピレングリコール=イソステアリル=ブ
チルエーテル等のプロピレングリコールジエーテ
ル類ならびに同様のトリエチレングリコールジエ
ーテル類、ジプロピレングリコールジエーテル
類、ブチレングリコールジエーテル類などがあ
り、さらに一般式()で表わされる化合物とし
ては、グリセリン−1,3−ビス(2−エチルヘ
キシル)エーテル、グリセリン−1−イソプロピ
ル−3−(2−エチルヘキシル)エーテル、グリ
セリン−1−イソプロピル−3−イソペンチルエ
ーテル、グリセリン−1−ブチル−3−イソペン
チルエーテル、グリセリン−1−イソプロピル−
3−イソラウリルエーテル、グリセリン−1−ブ
チル−3−イソラウリルエーテル、グリセリン−
1−イソプロピル−3−イソミリスチルエーテ
ル、グリセリン−1−ブチル−3−イソミリスチ
ルエーテル、グリセリン−1−イソプロピル−3
−イソパルミチルエーテル、グリセリン−1−ブ
チル−3−イソパルミチルエーテル、グリセリン
−1−イソプロピル−3−イソステアリルエーテ
ル、グリセリン−1−ブチル−イソステアリルエ
ーテルなどのグリセリンジエーテル類、グリセリ
ントリイソプロピルエーテル、グリセリントリイ
ソブチルエーテル、グリセリントリイソペンチル
エーテル、1,3−ジイソプロポキシ−2−(2
−エチルヘキシロキシ)プロパン、1,3−ビス
(エチルヘキシロキシ)−2−イソプロポキシプロ
パン、1,3−ジブトキシ−2−(2−エチルヘ
キシロキシ)プロパン、1,3−ビス(2−エチ
ルヘキシロキシ)−2−ブトキシプロパン、1,
3−ジイソプロポキシ−2−イソペンチロキシプ
ロパン、1,3−ジイソペンチロキシ−2−ブト
キシプロパンなどのグリセリントリエーテル類な
どが挙げられる。 これらのエーテル化合物のうち、特に好ましく
は、一般式() (但し、式中、R1およびR2はそれぞれ炭素数3
〜20の鎖式炭化水素基である。)で表わされるグ
リセリンジエーテルであり、さらに好ましくはグ
リセリン−1−ブチル−3−イソステアリルエー
テルおよびグリセリン−1,3−ビス(2−エチ
ルヘキシル)エーテルである。このようなエーテ
ル化合物は、本発明の医療用硬質樹脂組成物にお
いて0.5〜5重量%、より好ましくは2〜3重量
%配合される。すなわち該エーテル化合物の配合
量が0.5重量%未満であると赤血球の溶血を抑制
する作用が十分とならず、一方5重量%を越える
と硬質樹脂組成物の物性を低下させる虞れがある
からである。 さらに本発明の医療用塩化ビニル系樹脂組成物
には必要に応じて、各種安定剤、滑剤、酸化防止
剤などの添加剤が配合され得る。 本発明の医療用硬質樹脂組成物の成形方法とし
ては、従来の硬質樹脂組成物に関して用いられて
いる方法、例えば射出成形、押出成形等のいずれ
の方法によつても成形可能である。 本発明の医療用具は、硬質樹脂組成物中に、上
記のごとき少なくとも1個のエーテル結合を有し
かつエーテル酸素と結合した1価の炭化水素基が
そぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水素である分子量
1000以下のエーテル化合物を配合してなる硬質樹
脂組成物より実質的に構成されるものであり、優
れた加工性、耐熱性等の諸物性を有するものであ
つて、特に赤血球の溶血に対する抑制作用が優れ
たものである。従つて、本発明の医療用具として
は、採血管などのように血液、赤血球濃厚液等の
体液ないしは体液成分溶液と接触する特に長時間
接触するものが好適に含まれ、採血管の他に例え
ば、採血瓶、試験管、シヤーレ、ならびに人工
肺、人工腎臓などのような各種人工臓器および熱
交換器等のハウジングなどが好ましい例として挙
げることができるがもちろんこれらに限定される
ものではない。 つぎに図面を参照しながら、採血管を例にと
り、本発明による医療用具の一実施態様を説明す
る。すなわち、第1図は、一端が閉塞しかつ他端
が開口した本発明による医療用硬質樹脂組成物に
より構成された管状部材2と該管状部材2の開口
端3を密閉した穿刺可能なブチルゴム製の栓部材
4とにより形成される内部空間5を減圧状態に保
つてなる減圧採血管1を示すものである。このよ
うな構成を有する減圧採血管1は次のようにして
使用される。すなわち、第2図に示すように一端
が閉塞しかつ他端が開口し該閉塞端10のねじ穴
6内に採血針7を螺着した本発明による医療用硬
質樹脂組成物により構成された採血管ホルダー8
内に減圧採血管1を前記開口端3側から嵌挿す
る。この採血針7は、血管刺通部7と栓穿刺部7
bとよりなり合成樹脂製のルアーアダプター9で
包装されている。ついで、採血針7の血管刺通部
7aを採血管ホルダー8の閉塞端10へ押圧挿入
すると第3図に示すように採血針7の栓穿刺部7
bがルアーアダプター9および栓部材4を穿刺し
て採血管1の内部空間5に達するので、血管と該
内部空間5とが連通し、該内部空間5の負圧によ
り血管内の血液は減圧度に相当するだけ採血管1
の内部空間5内に流入する。ついで、採血針7の
血管刺通部7bを血管より外すことにより採血が
終了し、採血された血液は検査にかけられるまで
採血管1内に保存される。しかしながら、前記し
たように採血管1は本発明による医療用硬質樹脂
組成物により構成されており、該組成物中より血
液中へ溶出移行してくる上記のごときエーテル化
合物の作用により赤血球の溶血は抑制されるた
め、保存期間が長時間にわたる場合においても、
臨床検査のための種々の測定に遊離ヘモグロビン
が悪影響を及ぼすこともなく、正確な検査値が得
られるものとなる。 以上は採血管を例にとつて説明したが、その他
の採血瓶、試験管、シヤーレ、ならびに人工肺、
人工腎臓などのような各種人工臓器および熱交換
器等のハウジングなどについても同様に上記の硬
質樹脂組成物により好適に構成されるものであ
る。 (実施例) 以下、本発明を実施例に基づきさらに具体的に
説明する。 実施例 1 ポリエチレンテレフタレート(ユニペツト
RT560、日本ユニペツト(株)製)100重量部にグリ
セリン−1−ブチル−3−イソステアリルエーテ
ル3重量部を配合したペレツトをベント付きの2
軸式押出機を用いて作成し、このペレツトを用い
て射出成形により5mlの採血管を作製した。該採
血管にヒトEDTA加血約3mlを分注し、4℃で
3週間静置保存した。その後、血漿ヘモグロビン
濃度をTMB法(クリニカル ケミストリー 23
749〜(1977)[Clin.Chem.23 749〜
(1977)])で測定した。結果を第1表に示す。 実施例 2 グリセリン−1−ブチル−3−イソステアリル
エーテルに代えてグリセリン−1−オクチル−3
−イソステアリルエーテルを用いる以外は実施例
1と同様にして、採血管を作製し、この採血管に
ついて同様の実験を行なつた。結果を第1表に示
す。 比較例 1 比較のために、ポリエチレンテレフタレート
(ユニペツトRT560、日本ユニペツト(株)製)の
みによるペレツトを用いて実施例1と同様にし
て、採血管を作製し、この採血管について同様の
実験を行なつた。結果を第1表に示す。 実施例 3 ポリエチレンテレフタレートに代えてポリスチ
レン(エスチレンG−12F、新日鐵化学(株)製)
を用いる以外は実施例1と同様にして、採血管を
作製し、この採血管について同様の実験を行なつ
た。結果を第1表に示す。 実施例 4 グリセリン−1−ブチル−3−イソステアリル
エーテルに代えてグリセリン−1−オクチル−3
−イソステアリルエーテルを用いる以外は実施例
3と同様にして、採血管を作製し、この採血管に
ついて同様の実験を行なつた。結果を第1表に示
す。 比較例 2 比較のために、ポリスチレン(エスチレンG
−12F、新日鐵化学(株)製)のみによるペレツトを
用いて実施例1と同様にして、採血管を作製し、
この採血管について同様の実験を行なつた。結果
を第1表に示す。 実施例 5 ポリエチレンテレフタレートに代えてポリメチ
ルメタクリレート(パラペツトG、協和ガス化
学工業(株)製)を用いる以外は実施例1と同様にし
て、採血管を作製し、この採血管について同様の
実験を行なつた。結果を第1表に示す。 実施例 6 グリセリン−1−ブチル−3−イソステアリル
エーテルに代えてグリセリン−1−オクチル−3
−イソステアリルエーテルを用いる以外は実施例
5と同様にして、採血管を作製し、この採血管に
ついて同様の実験を行なつた。結果を第1表に示
す。 比較例 3 比較のために、ポリエチルメタクリレート(パ
ラペツトG、協和ガス化学工業(株)製)のみによ
るペレツトを用いて実施例1と同様にして、採血
管を作製し、この採血管について同様の実験を行
なつた。結果を第1表に示す。 実施例 7 ポリエチレンテレフタレートに代えてポリアク
リロニトリル(BAREX210、ヴエストロン社
[Vestron Corp.]製)を用いる以外は実施例1
と同様にして、採血管を作製し、この採血管につ
いて同様の実験を行なつた。結果を第1表に示
す。 実施例 8 グリセリン−1−ブチル−3−イソステアリル
エーテルに代えてグリセリン−1−オクチル−3
−イソステアリルエーテルを用いる以外は実施例
7と同様にして、採血管を作製し、この採血管に
ついて同様の実験を行なつた。結果を第1表に示
す。 比較例 4 比較のために、ポリアクリロニトリル
(BAREX210、ヴエストロン社[Vestron
Corp.]製)のみによるペレツトを用いて実施例
1と同様にして、採血管を作製し、この採血管に
ついて同様の実験を行なつた。結果を第1表に示
す。
【表】 テアリルエ
ーテル
【表】 ステアリル
エーテル
比較例4 ポリアクリ − 120
ロニトリル
* 血漿ヘモグロビン濃度の値は、それぞれ
3つのデータ値の平均値として表わされて
いる。
第1表に示す結果から明らかなように、本発明
に係る硬質樹脂組成物を用いた場合(実施例1〜
8)においては、本発明に係わるエーテル化合物
を配合せず血液中にほとんど何も溶出しない硬質
樹脂組成物を用いた場合(比較例1〜4)と比較
して溶出が低く抑えられていることがわかつた。 (発明の効果) 以上述べたように、本発明は、硬質樹脂組成物
中に、少なくとも1個のエーテル結合を有しかつ
エーテル酸素と結合した1価の炭化水素基がそれ
ぞれ炭素数3〜20の鎖式炭化水素基である分子量
1000以下のエーテル化合物を配合したことを特徴
とする医療用硬質樹脂組成物であるから、従来の
ガラスや硬質樹脂組成物とは異なり赤血球の溶血
を抑制する作用を有し、かつ従来の硬質樹脂組成
物と何ら遜色のない成形性、透明性、耐熱性等の
諸物性を有し、従来用いられている成形法、例え
ば射出成形、押出成形等のいずれの方法によつて
も成形可能であり、医療用具、殊に採血管などの
ような血液と接触する医療用具の素材として最適
なものである。さらに本発明の医療用硬質樹脂組
成物において上記エーテル化合物0.5〜5重量%
を配合する場合、また上記エーテル化合物のエー
テル酸素と結合した1価の炭化水素基の少なくと
も1つが分岐構造を有するものである場合、さら
に上記エーテル化合物が2個以上のエーテル結合
を有するものであり、さらにはエーテル酸素と結
合した1価の炭化水素基の少なくとも2つは互い
に鎖長の異なるものである場合、さらに望ましく
は上記エーテル化合物が一般式(′)で表わさ
れるグリセリンジエーテル、特にグリセリン−1
−ブチル−3−イソステアリルエーテルまたはグ
リセリン−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)
エーテルである場合、加えて硬質樹脂が硬質塩化
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹
脂、オレフイン系樹脂、熱可塑性ポリエステル系
樹脂およびポリカーボネートからなる群から選ば
れたもの、さらにアクリル系樹脂がメチルメタク
リレート、メチルアクリレート、エチルメタクリ
レート、エチルアクリレート、アクリロニトリル
またはメタクリロニトリルの単独重合体もしくは
共重合体であり、スチレン系樹脂がポリスチレ
ン、アクリロニトリル−スチレン共重合体または
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体であり、オレフイン系樹脂がポリエチレン、ポ
リプロピレンまたはエチレン−プロピレン共重合
体であり、また熱可塑性ポリエステル樹脂がポリ
エチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレ
フタレートである場合には、安全性、溶血抑制作
用ならびにその他の諸物性が一層優れたものとな
る。 本発明はまた、硬質樹脂組成物中に、少なくと
も1個のエーテル結合を有しかつエーテル酸素と
結合した1価の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜
20の鎖式炭化水素基である分子量1000以下のエー
テル化合物を配合してなる硬質樹脂組成物により
実質的に構成されていることを特徴とする医療用
具であるから、安全性に優れ、かつ赤血球に対す
る溶血抑制作用を示すものであつて、特に医療用
具が採血管などのように血液と接触し得るもので
ある場合にも、血液成分を変成させる虞れもなく
極めて優れた医療用具であるということができ、
採血管として用いた場合などでも長時間血液を保
存した後も溶血による種々の検査への遊離ヘモグ
ロビンによる阻害を危惧する必要がなくなる。さ
らに本発明の医療用具において、該医療用具を実
質的に構成する硬質樹脂組成物が上記エーテル化
合物0.5〜5重量部を含んでなるものである場合、
また上記エーテル化合物のエーテル酸素と結合し
た1価の炭化水素基の少なくとも1つが分岐構造
を有するものである場合、さらに上記エーテル化
合物が2個以上のエーテル結合を有するものであ
り、さらにはエーテル酸素と結合した1価の炭化
水素基の少なくとも2つは互いに鎖長の異なるも
のである場合、さらに望ましくは上記エーテル化
合物が、一般式(′)で表わされるグリセリン
ジエーテル、特にグリセリン−1−ブチル−3−
イソステアリルエーテルまたはグリセリン−1,
3−ビス(2−エチルヘキシル)エーテルである
場合、加えて硬質樹脂が硬質塩化ビニル系樹脂、
アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、オレフイン系
樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂およびポリカ
ーボネートからなる群から選ばれたもの、さらに
アクリル系樹脂がメチルメタクリレート、メチル
アクリレート、エチルメタクリレート、エチルア
クリレート、アクリロニトリルまたはメタクリロ
ニトリルの単独重合体もしくは共重合体であり、
スチレン系樹脂がポリスチレン、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体またはアクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体であり、オレフイ
ン系樹脂がポリエチレン、ポリプロピレンまたは
エチレン−プロピレン共重合体であり、また熱可
塑性ポリエステル樹脂がポリエチレンテレフタレ
ートまたはポリブチレンテレフタレートである場
合には、安全性、溶血抑制作用、ならびに耐熱
性、透明性などのその他の点でより優れた医療用
具となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の医療用具の一実施例を示す断
面図であり、また第2〜3図は同実施例の使用態
様を表わす断面図である。 1……減圧採血管、2……管状部材、4……栓
部材、5……内部空間、6……ねじ穴、7……採
血針、8……採血管ホルダー、9……ルアーアダ
プター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硬質樹脂組成物中に、少なくとも1個のエー
    テル結合を有しかつエーテル酸素と結合した1価
    の炭化水素基がそれぞれ炭素3〜20の鎖式炭化水
    素基である分子量1000以下のエーテル化合物を配
    合したことを特徴とする医療用硬質樹脂組成物。 2 上記エーテル化合物0.5〜5重量%を配合す
    るものである特許請求の範囲第1項に記載の医療
    用硬質樹脂組成物。 3 上記エーテル化合物のエーテル酸素と結合し
    た1価の炭化水素基の少なくとも1つが分岐構造
    を有するものである特許請求の範囲第1項または
    第2項に記載の医療用硬質樹脂組成物。 4 上記エーテル化合物が2個以上のエーテル結
    合を有するものである特許請求の範囲第1項〜第
    3項のいずれかに記載の医療用硬質樹脂組成物。 5 エーテル酸素と結合した1価の炭化水素基の
    少なくとも2つは互いに鎖長の異なるものである
    特許請求の範囲第4項に記載の医療用硬質樹脂組
    成物。 6 上記エーテル化合物が一般式(′) (但し、式中、R1およびR2はそれぞれ炭素数3
    〜20の鎖式炭化水素基である。)で表わされるグ
    リセリンジエーテルである特許請求の範囲第1項
    〜第5項のいずれかに記載の医療用硬質樹脂組成
    物。 7 一般式(′)で表わされるグリセリンジエ
    ーテルがグリセリン−1−ブチル−3−イソステ
    アリルエーテルまたはグリセリン−1,3−ビス
    (2−エチルヘキシル)エーテルである特許請求
    の範囲第6項に記載の医療用硬質樹脂組成物。 8 硬質樹脂が、硬質塩化ビニル系樹脂、アクリ
    ル系樹脂、スチレン系樹脂、オレフイン系樹脂、
    熱可塑性ポリエステル系樹脂およびポリカーボネ
    ートからなる群から選ばれたものである特許請求
    の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の医療用
    硬質樹脂組成物。 9 アクリル系樹脂が、メチルメタクリレート、
    メチルアクリレート、エチルメタクリレート、エ
    チルアクリレート、アクリロニトリルまたはメタ
    クリロニトリルの単独重合体もしくは共重合体で
    ある特許請求の範囲第8項に記載の医療用硬質樹
    脂組成物。 10 スチレン系樹脂が、ポリスチレン、アクリ
    ロニトリル−スチレン共重合体またはアクリロニ
    トリル−ブタジエン−スチレン共重合体である特
    許請求の範囲第8項に記載の医療用硬質樹脂組成
    物。 11 オレフイン系樹脂が、ポリエチレン、ポリ
    プロピレンまたはエチレン−プロピレン共重合体
    である特許請求の範囲第8項に記載の医療用硬質
    樹脂組成物。 12 熱可塑性ポリエステル樹脂が、ポリエチレ
    ンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレ
    ートである特許請求の範囲第8項に記載の医療用
    硬質樹脂組成物。 13 硬質樹脂組成物中に、少なくとも1個のエ
    ーテル結合を有しかつエーテル酸素と結合した1
    価の炭化水素基がそれぞれ炭素数3〜20の鎖式炭
    化水素基である分子量1000以下のエーテル化合物
    を配合してなる硬質樹脂組成物により実質的に構
    成されていることを特徴とする医療用具。 14 上記エーテル化合物0.5〜5重量%を含有
    する硬質樹脂組成物により実質的に構成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第13項に記
    載の医療用具。 15 上記エーテル化合物のエーテル酸素と結合
    した1価の炭化水素基の少なくとも1つが分岐構
    造を有するものである特許請求の範囲第13項ま
    たは第14項に記載の医療用具。 16 上記エーテル化合物が2個以上のエーテル
    結合を有するものである特許請求の範囲第13項
    〜第15項のいずれかに記載の医療用具。 17 エーテル酸素と結合した1価の炭化水素基
    の少なくとも2つは互いに鎖長の異なるものであ
    る特許請求の範囲第16項に記載の医療用具。 18 上記エーテル化合物が一般式(′) (但し、式中、R1およびR2はそれぞれ炭素数3
    〜20の鎖式炭化水素基である。)で表わされるグ
    リセリンジエーテルである特許請求の範囲第13
    項〜第17項のいずれかに記載の医療用具。 19 一般式(′)で表わされるグリセリンジ
    エーテルがグリセリン−1−ブチル−3−イソス
    テアリルエーテルまたはグリセリン−1,3−ビ
    ス(2−エチルヘキシル)エーテルである特許請
    求の範囲第18項に記載の医療用具。 20 硬質樹脂が、硬質塩化ビニル系樹脂、アク
    リル系樹脂、スチレン系樹脂、オレフイン系樹
    脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂およびポリカー
    ボネートからなる群から選ばれたものである特許
    請求の範囲第13項〜第19項のいずれかに記載
    の医療用具。 21 アクリル系樹脂が、メチルメタクリレー
    ト、メチルアクリレート、エチルメタクリレー
    ト、エチルアクリレート、アクリロニトリルまた
    はメタクリロニトリルの単独重合体もしくは共重
    合体である特許請求の範囲第20項に記載の医療
    用具。 22 スチレン系樹脂が、ポリスチレン、アクリ
    ロニトリル−スチレン共重合体またはアクリロニ
    トリル−ブタジエン−スチレン共重合体である特
    許請求の範囲第20項に記載の医療用具。 23 オレフイン系樹脂が、ポリエチレン、ポリ
    プロピレンまたはエチレン−プロピレン共重合体
    である特許請求の範囲第20項に記載の医療用
    具。 24 熱可塑性ポリエステル樹脂が、ポリエチレ
    ンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレ
    ートである特許請求の範囲第20項に記載の医療
    用具。 25 採血管であることを特徴とする特許請求の
    範囲第13項〜第24項のいずれかに記載の医療
    用具。
JP62263697A 1987-10-21 1987-10-21 医療用硬質樹脂組成物および医療用具 Granted JPH01107771A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62263697A JPH01107771A (ja) 1987-10-21 1987-10-21 医療用硬質樹脂組成物および医療用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62263697A JPH01107771A (ja) 1987-10-21 1987-10-21 医療用硬質樹脂組成物および医療用具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01107771A JPH01107771A (ja) 1989-04-25
JPH0242505B2 true JPH0242505B2 (ja) 1990-09-25

Family

ID=17393080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62263697A Granted JPH01107771A (ja) 1987-10-21 1987-10-21 医療用硬質樹脂組成物および医療用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01107771A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01107771A (ja) 1989-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1261522A (en) Co.sub.2 - permeable pvc medical article
JP4131819B2 (ja) 可撓性単層エラストマーフィルム及び医療用途のバッグ
EP0537863B1 (en) Use of a triglyceride compound as a hemolysis depressant
JPH0156779B2 (ja)
JPS6219461B2 (ja)
EP0578804A1 (en) Material for medical grade products and products made therefrom
DE3408711C2 (ja)
JPS6350017B2 (ja)
AU623071B2 (en) Hemolysis inhibitor and medical resin composition, medical implement, and blood-preserving fluid containing the same
JPH0242508B2 (ja)
JPH01107771A (ja) 医療用硬質樹脂組成物および医療用具
JPH0242506B2 (ja)
JPS63125261A (ja) 医療用具
JPH01107770A (ja) 医療用硬質樹脂組成物および医療用具
JPH01164372A (ja) 溶血抑制剤およびこれを配合してなる医療用具
JPH0242503B2 (ja)
JPH0242504B2 (ja)
JPH01124463A (ja) 医療用軟質樹脂組成物および医療用具
CA1306698C (en) Hemolysis depressant, and medical resin composition, medical implement and blood preserving liquid using the hemolysis depressant
JPS58165856A (ja) 医療用器具
JPH01104266A (ja) 医療用軟質塩化ビニル系樹脂組成物および医療用具
JPS6158192B2 (ja)
JPH0242502B2 (ja)
JPH038777B2 (ja)
JPH01104269A (ja) 医療用軟質樹脂組成物および医療用具