JPH01113479A - フィルム状熱硬化型接着剤 - Google Patents

フィルム状熱硬化型接着剤

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JPH01113479A
JPH01113479A JP62271292A JP27129287A JPH01113479A JP H01113479 A JPH01113479 A JP H01113479A JP 62271292 A JP62271292 A JP 62271292A JP 27129287 A JP27129287 A JP 27129287A JP H01113479 A JPH01113479 A JP H01113479A
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resin
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子部品の組み立て等に使用されるフィルム状
熱硬化型接着剤に関し、特に貯蔵安定性およびフィルム
化された際の物性に優れるエポキシ樹脂系のフィルム状
熱硬化型接着剤に関する。
〔従来の技術] たとえば電子部品の組立て等に使用される接着剤として
、フィルム状熱硬化型接着剤が提案されている。従来の
この種の接着剤としては、エポキシ樹脂系の熱硬化型接
着剤が広く使用されている。
このエポキシ樹脂系の熱硬化型接着剤は接着性。
強度、耐蝕性、電気絶縁性に優れるという特徴を有して
いるが、その多くは二液型であり、取扱性や保存性に問
題を有している。そこでこの問題を解決する技術として
、いくつかのエポキシ樹脂組成物が提案されている。こ
れらはたとえばBF。
アミン錯体、ジシアンジアミド、有機酸ヒドラジド、イ
ミダゾール化合物等の潜在性硬化剤をエポキシ樹脂に配
合したものである。しかしこれらは、貯蔵安定性に優れ
るものは硬化に高温を要し、比較的低温で硬化できるも
のは貯蔵安定性に劣るというように一長一短がある。
これをさらに改善するために、エポキシ樹脂とイミダゾ
ール誘導体を反応させ、その生成物の表面部のみをさら
にイソシアナート化合物で不活性化したー液型のエポキ
シ樹脂組成物が特開昭60−99179号公報に開示さ
れている。エポキシ樹脂とイミダゾール誘導体の反応は
、たとえばビスフェノールAのグリシジルエーテル型エ
ポキシ樹脂と2−メチルイミダゾールの反応を例にとる
と、次式のように表される。
上式からもわかるように、生成物(1)には水酸基が存
在し、これが樹脂の硬化に寄与している。
したがって、水酸基が過剰に存在していると保存中に硬
化が起こり、フィルム状接着剤としての取り扱い性が著
しく損なわれる。
そこで、このエポキシ樹脂組成物を予めイソシアナート
化合物を用いて処理し、水酸基の一部をブロックするこ
とも提案されている。この反応は、たとえばトリレンジ
イソシアナートを用いた場合、次式のように表される。
この反応は通常、生成物(りを粉末化した後、これを溶
解しない溶剤中で行われる。したがって、ブロックされ
る水酸基はエポキシ樹脂組成物(If)の粒子の表面に
存在する分のみである。
〔発明が解決しようとする問題点] 上述のようにして得られたエポキシ樹脂組成物(It)
は、室温で6力月以上安定に保存することができる。し
かしその一方で耐溶剤性に乏しく、固形エポキシ樹脂、
あるいはウレタン樹脂、アクリル樹脂、フェノキシ樹脂
、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂を配合してフィル
ム状接着剤を製造しようとする場合、希釈溶剤等を添加
すると40℃において2〜3時間で硬化してしまう、こ
れは、イソシアン基と水酸基との結合によって生じたウ
レタン構造層が膨潤して粒子内部に存在する活性な水酸
基が表面に露出し、エポキシ樹脂と接触して硬化反応が
開始することが原因と考えられる。
このような硬化反応がエポキシ樹脂組成物の塗布前に始
まるとエポキシ樹脂組成物の粘度が増大して取扱い性が
悪くなったり、フィルム化後の貯蔵安定性が低ドする等
の不都合が生ずる。
さらに、従来のエポキシ樹脂系の熱硬化型接着剤は、樹
脂成分としてはエポキシ樹脂を単独に使用しているもの
が多い、このため、フィルム化された場合の強度が不足
してシール抜きやスリット加工を行う際にフィルムの伸
びや割れが発生したり、また剥離紙上へ塗布する際に塗
布ムラや流れが発生する等の問題も生じている。
そこで本発明は、上述の問題点を解決して貯蔵安定性お
よびフィルム化された際の物性に優れるフィルム状熱硬
化型接着剤を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明にかかるフィルム状熱硬化型接着剤は上述の目的
を達成するために提案されたものであり、イミダゾール
誘導体とエポキシ化合物との反応生成物よりなる硬化剤
と、該硬化剤によって硬化されるエポキシ樹脂を含むフ
ィルム形成性樹脂組成物と、該フィルム形成性樹脂組成
物を溶解する溶剤とからなる接着剤組成物が成膜されて
なり、上記硬化剤は成膜時に使用する溶剤中でイソシア
ナート化合物により処理されていることを特徴とするも
のである。
上記イミダゾール誘導体とは、たとえばイミダゾール化
合物、イミダゾール化合物のカルボン酸塩、およびイミ
ダゾール化合物とエポキシ化合物の付加物あるいはイミ
ダゾール化合物のカルボン酸塩との付加物を指すもので
ある。まず上記イミダゾール化合物としては、次の一般
式 (ただし、R1は水素原子、カルバモイルアルキル基、
シアノアルキル基、カルボキシアルキル基。
ジアミノ−3−トリアジルアルキル基を示し、好ましく
は水素原子である。R8は水素原子、アルキル基、アリ
ール基を示し、R5は水素原子、アルキル基を示し、R
4は水素原子、アルキル基を示す、)で表される化合物
が使用でき、たとえばイミダゾール、2−メチルイミダ
ゾール、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メ
チルイミダゾール、2−イソプロピルイミダゾール、2
−フェニルイミダゾール、2−ドデシルイミダゾール等
が挙げられる。好ましくは2−メチルイミダゾールであ
る。
また上記イミダゾール化合物のカルボン酸塩としては、
酢酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、安息香酸塩、アジピン
酸塩、フタル酸塩、クエン酸塩。
酒石酸塩、マレイン酸塩、トリメリド酸塩等が使用でき
る。
また上記イミダゾール化合物がエポキシ化合物と付加物
を形成する場合、該エポキシ化合物としてはモノエポキ
シ化合物あるいはポリエポキシ化合物のいずれも使用す
ることができる。モノエポキシ化合物としてはたとえば
ブチルグリシジルエーテル、ヘキシルグリシジルエーテ
ル、フェニルグリシジルエーテル、p−キシリルグリシ
ジルエーテル、グリシジルアセテート、グリシジルブチ
レート、グリシジルヘキソエート、グリシジルベンゾエ
ート等が挙げられる。またポリエポキシ化合物としては
、たとえばビスフェノールAのグリシジルエーテル型エ
ポキシ樹脂、グリセリンのグリシジルエーテル型エポキ
シ樹脂、ポリアルキレンオキシドのグリシジルエーテル
型エポキシ樹脂。
オキシ安息香酸のグリシジルエステルエーテル型エポキ
シ樹脂、ダイマー酸のグリシジルエステル型エポキシ樹
脂、フェノールノボラックのグリシジルエーテル型エポ
キシ樹脂、臭素化ビスフェノールAのグリシジルエーテ
ル型エポキシ樹脂、ビスフェノールFのグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂、ポリブタジェンを過酢酸でエポキ
シ化した脂環型エポキシ樹脂等が挙げられる。好ましく
はビスフェノールAのグリシジ・ルエーテル型エポキシ
樹脂である。
上述のようなイミダゾール誘導体とエポキシ化合物との
反応生成物は、一般に粉末化されて硬化剤として使用さ
れる。この硬化剤は、使用直前に接着剤を調製し成膜す
るための溶剤中においてイソシアナート化合物を作用さ
せ、表面付近の水酸基を不活性化する必要がある。上記
イソシアナート化合物としては、たとえばフェニルイソ
シアナート、トリルイソシアナート等のモノイソシアナ
ート化合物、テトラメチレンジイソシアナート。
ヘキサメチレンジイソシアナート、トリレンジイソシア
ナート、キシリレンジイソシアナート、ジフェニルメタ
ンジイソシアナート、イソプロピリデンシクロヘキシル
イソシアナート、リジンイソシアナート、トリレンジイ
ソシアナートとトリメチロールプロパンの付加物、トリ
レンジイソシアナートとペンタエリスリトールの付加物
、トリルレンジイソシアナートとポリエチレングリコー
ルの付加物、トリレンジイソシアナートとポリプロピレ
ングリコアルの付加物、ヘキサメチレンジイソシアナー
トとポリエチレンアジペートのプレポリマー等のポリイ
ソシアナート化合物が挙げられる。
これらのうち、硬化性の観点からトリレンジイソシアナ
ートおよびジフェニルメタンイソシアナートが特に望ま
しい。
この際のイソシアナート化合物の使用量は硬化剤100
重量部に対して0.01〜15重量部とする。上記使用
量が0.01重量部未満では溶剤に対する安定性が不足
し、また15重量部より多い場合には加熱時の硬化性が
著しく低下する。
またこの時の溶剤としては、キシレン、トルエン、シク
ロヘキサン、ヘキサン等の無極性溶剤、あるいは上記無
極性溶剤とメチルエチルケトン。
酢酸エチル等の極性溶剤との混合溶剤を使用することが
できる。上記混合溶剤を使用する場合、極性溶剤の混合
比は50%以下とすることが望ましい。
上記溶剤は、接着剤を調製し成膜するために使用される
溶剤と同一であるので、イソシアナート処理を行った後
、ただちにこの溶剤系に後述のエポキシ樹脂やフィルム
形成性樹脂を添加して接着剤組成物を調製することがで
きる。しかし、残存するイソシアナート化合物による影
響等を避けたいときには、イソシアナート処理された硬
化剤をいったん上記溶剤系から分離し、改めて新しい溶
剤を添加しても良い、ただしこの場合は、硬化剤を完全
に乾燥させないことが肝要である。
なお、硬化剤としては予めイソシアナート化合物により
処理されたものも市販されているのでこれを使用しても
良いが、この場合にも、実際に接着剤を調製し成膜する
ための溶剤系で再度イソシナート処理を行う必要がある
次に、上記硬化剤により硬化されるエポキシ樹脂として
は、前述のイミダゾール誘導体の説明においてポリエポ
キシ化合物として列挙したものがいずれも使用可能であ
る。
この際の硬化剤の添加量は、エポキシ樹脂100重量部
に対して15〜70重量部であることが望ましく、上記
範囲より硬化剤が少ないとエポキシ樹脂を十分に硬化す
ることができず、また上記範囲より硬化剤が多いと硬化
が過度に進行してフィルム化された場合の安定性がかえ
って低下する。
上記エポキシ樹脂は、さらにその成膜性を改善する目的
で他のフィルム形成性の樹脂と配合されてフィルム形成
性樹脂組成物とされる。このフィルム形成性の樹脂とし
ては、ウレタン、ポリエステル、フェノキシ樹脂、アク
リルゴム、スチレン−ブタジェンゴム(SBR)、アク
リロニトリル−ブタジェンゴム(NBR)等が挙げられ
る。この際のエポキシ樹脂とフィルム形成性の樹脂との
配合比率は、95:5から10790の範囲で選ばれる
ただし、エポキシ樹脂が十分なフィルム形成能を有する
場合(たとえば脂肪族ポリエポキシ樹脂等の場合)には
、フィルム形成性樹脂を添加する必要はない。
〔作用〕
本発明においては、イミダゾール誘導体とエポキシ化合
物との反応生成物よりなる粉末状の硬化剤が、実際にフ
ィルム形成性樹脂組成物を溶解してフィルム状熱硬化型
接着剤を調製するための溶剤中でイソシアナート化合物
により処理される。
このとき、上記粉末状の硬化剤は溶剤中で膨潤し、粒子
内部の活性水酸基が表面付近に露出するが、この活性水
酸基は溶剤中に存在するイソシアナート化合物により直
ちに不活性化されるため、エポキシ樹脂を硬化させるこ
とがない、したがって、コーティング前に接着剤組成物
が増粘・硬化したり、あるいはフィルム化された状態で
硬化が進行することもなく、フィルム安定性および取扱
い性が向上する。
上述のようなイソシアナート処理は、予めイソシアナー
ト処理され乾燥状態で市販されている硬化剤を購入して
使用する場合にも有効である。それは、予めイソシアナ
ート処理されていても、いったん乾燥されてから再び溶
剤中に投入されると新たな活性水酸基が表面に露出して
くる虞れがあり、これを不活性化する必要が生ずるから
である。
さらに本発明においては、エポキシ樹脂に加えてフィル
ム形成性の樹脂が配合されているため、エポキシ樹脂を
単独に使用した場合に比べてフィルム強度や塗′布性が
改善される。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な実施例について実験例にもとづい
て説明する。
始めに第1の予備実験として、市販の硬化剤をさらに溶
剤中においてイソシアナート化合物により処理した場合
の貯蔵安定性を調べた0本実験では、イミダゾール化合
物とエポキシ化合物との反応生成物の表面をイソシアナ
ート化合物で処理した粉末状の硬化剤(商品名: HX
3601.旭化成社製)を使用した。
まず、100gの上記硬化剤HX3601.所定量のト
リレンジイソシアナート(商品名:B−80,住友バイ
エルウレタン社製)、およびトルエンを混合し、固形分
80%の混合物を調製した。この混合物をスリーワン・
モーターを使用して常温で30分間、均一になるまで撹
拌した。さらに撹拌を続けながら上記混合物を40℃に
加温し、その温度に24時間保って硬化剤HX3601
とトリレンジイソシアナートB−80を反応させ、硬化
剤組成物を調製した。この反応により、溶剤が添加され
たために新たに硬化剤HX3601の表面に露出してき
た活性水酸基が、トリレンジイソシアナー) B−80
により不活性化される。
その後、温度を40℃に保ったままさらに一定時間放置
し、その間の上記硬化剤組成物の性状を観察した。
第1表にこの実験の結果を示す、ここで、トリレンジイ
ソシアナートB−80の添加量は0.005g。
3g、18gの3段階とし、添加量の違いと貯蔵安定性
との関係を調べた。また比較のため、トリレンジイソシ
アナートB−80により処理しなかった硬化剤HX36
01の結果も併せて示す。
なお、表中の0印は上記硬化剤組成物が流動性を保って
いることを示し、またX印は上記硬化剤組成物が硬化し
たことを示す。
(以下余白) 第1表をみると、トリレンジイソシアナートB−80を
3gあるいは18g添加した硬化剤組成物が貯蔵安定性
に優れている。しかし、トリレンジイソシアナー)B−
80を3g添加したものは170℃   ・に加熱した
場合約15分で硬化するのに対し、18g添加したもの
は硬化時間が延長することがわかった。またトリレンジ
イソシアナー)B−80を0.005g添加したものは
、全く添加しなかったものに比べるとやや貯蔵安定性に
優れるものの、40’Cにおいて12時間放置した時点
で硬化し、表面の水酸基が十分に不活性化されていない
ことがわかった。
次に第2の予備実験として、上述のようなイソシアナー
ト処理を行った硬化剤が実際にエポキシ樹脂と配合され
、フィルム化された場合の安定性を調べた0本実験で使
用したイソシアナート化合物は上述のトリレンジイソシ
アナートB−80とトリイソシアナート (商品名:T
−100,東し社製)である、またエポキシ樹脂として
は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂(商品名:エ
ビコート1007、油化シェル社製)およびビスフェノ
ールA型固形エポキシ樹脂(商品名:エピコート828
゜油化シェル社製)を使用した。
まず、100g(7)上記硬化剤HX3601ト3 g
 (7) )リレンジイソシアナートB−80あるいは
トリイソシアナートT−100を混合し、さらにトルエ
ンを添加して固形分80%の混合物を調製した。この混
合物を前述の方法にしたがって反応させ、各硬化剤組成
物を調製した。
上記硬化剤組成物に上記液状エポキシ樹脂エピコート1
007および固形エポキシ樹脂エピコート82Bを添加
して接着剤組成物を調製し、30°Cで24時間エージ
ングを行った後、塗布してフィルム状接着剤(1)およ
び(II)を調製した。また比較として、イソシアナー
ト処理を行わなかった硬化剤組成物を使用して同様にフ
ィルム状接着剤(Ill)を調製した。これら各フィル
ム状接着剤における成分比は第2表に示すとおりである
。数字はすべて重量部を表す。
第2表 さらに、これらのフィルム状接着剤(r)〜(I[I)
を40°Cで所定の日数放置し、フィルム安定性を検討
した。
第3表にこの実験の結果を示す。ここで、フィルム安定
性は、40″Cにおける放置開始後0日日。
5日日、 10日日日15日目、30日目における各フ
ィルムのメチルエチルケトンに対する溶解性をもって判
定し、熔解するものをO印、既に硬化が進行しており溶
解しないものをX印で表した。
さらにエージングを行わなかった場合の安定性も比較検
討するため、上記各フィルム状接着剤(1)〜(III
)を調製後、直ちに40℃において放置し、上述と同様
の日数が経過するたびにフィルムの安定性を観察した。
この結果も併せて第3表に示す。
(以下余白) この表をみると、フィルム状接着剤(1)およびフィル
ム状接着剤(It)ではエージングの有無にかかわらず
観察期間の全般にわたって良好なフィルム安定性が保た
れている。一方、硬化剤組成物がイソシアナート化合物
で処理されていないフィルム状接着剤(III)では、
エージングを行わなかった場合には15日日日ら安定性
の劣化が始まり、この日数はエージングを行った場合に
一層早まることがわかる。これは、硬化剤の粉末が溶剤
中で膨潤した際に露出した水酸基をブロックするイソシ
アナート化合物が存在しなかったために、フィルム化さ
れた状態で放置される間に硬化反応が進行したことを示
している。このようにフィルム化された状態で既に硬化
が進行していると、最終的に加熱により硬化される際に
接着剤としての機能を果たさなくなる。
以上の予備実験により、硬化剤組成物およびフィルム状
接着剤におけるイソシアナート処理の効果が確認された
0本発明では、上述のような硬化剤組成物およびエポキ
シ樹脂の他に、フィルム化された際の物性を改善するた
めにさらにフィルム形成性樹脂を添加することが特徴と
なっている。
以下に、本発明にかかるフィルム状熱硬化型接着剤の実
施例について説明する。
実施例1〜実施NI2 本実施例においては、6種類のエポキシ樹脂。
5種類のフィルム形成性樹脂、およびトリレンジイソシ
アナートB−80による処理を行った硬化剤HX360
1を適宜組合わせて各熱硬化型接着剤組成物を調製し、
これを前述の条件によるエージングを経て、あるいは経
ずにコーティングし、フィルム化してフィルム状熱硬化
型接着剤を調製した。
これら各フィルム状熱硬化型接着剤の組成は、第4表に
示すとおりである。表中の数字はすべて重量部を表す。
なおこの表には、後述の比較例1〜比較例9にかかる組
成も併せて示しである。
次に、これらの各フィルム状熱硬化型接着剤について、
170°Cでプレス硬化を行った際の硬化時間(メチル
エチルケトンに対する不溶分が90%以上となる時間〔
秒〕)、エージングを経ないで調製されたフィルム状熱
硬化型接着剤の40″Cにおけるフィルム安定性(日)
、エージングを経て調製されたフィルム状熱硬化型接着
剤の40℃におけるフィルム安定性(日)、シール抜き
性、コーテイング性を評価した。これらの結果を第5表
に示す。
表中、シール抜き性の欄の○印は良好なシール抜きが行
えること、またX印は強度の不足によりフィルムが切れ
ることをそれぞれ表す。
またコーテイング性の欄のO印は剥離紙に対する密着性
に優れていること、またX印は塗布ムラや流れが発生す
ることをそれぞれ表す。
なおこの表には、後述の比較例1〜比較例9にかかる特
性も併せて示しである。
(以下余白) 比較例1〜9                   
づ本比較例は、硬化剤組成物、エポキシ樹脂、フ   
−イルム形成性樹脂のいずれかが含まれないか、い  
 ドずれかの配合量が不適当であるか、あるいは硬化 
  (剤組酸物がイソシアナート処理されていない場合
の例である。各比較例において調製されるフィル   
1ム状熱硬化型接着剤の組成は、前述の第4表に併  
 1せて示したとおりである。           
  男またこれらの各フィルム状熱硬化型接着剤につい
て同様の評価を行った。結果は第5表に併せて   (
示したとおりである。
なお、硬化時間の欄に横線を記したものは硬化   射
しなかったことを、またフィルム安定性(エージ   
2ングあり)の欄に横線を記したものはコーチイン  
 オグが不可能であったことをそれぞれ表す、    
  フこれら実施例1〜実施例12、および比較例1〜
  19についてまとめて考察する。        
    矛まず、実施例はいずれも早い硬化時間と良好
な   争フィルム安定性、シール抜き性およびコーチ
イン   取l性を示した。ここで、フィルム安定性は
いずれ530日と記載されているが、これは観察期間の
上置を示したものであって、フィルム安定性の上限1示
すものでないことは言うまでもない。
なお、実施例5ではフィルム形成性樹脂が使用5れてい
ないが、これはエポキシ樹脂として使用5れているディ
ナコール614がフィルム形成性樹旨の機能も兼ねてい
るからである。
これに対し、比較例はいずれも何らかの問題点モ有して
いる。
まず、比較例1〜4は実施例1と同じエポキシ目脂組成
およびフィルム形成樹脂組成を有していSため、シール
抜き性とコーテイング性にはいずtも優れている。しか
し、硬化剤組成物がイソシアナート処理されていないた
めに、たとえば比較)11ではエージングを経た場合の
フィルム安定性ン(低下し、比較例2ではエージングの
有無にかがつらずフィルム安定性が低下している。さら
に比交例3および比較例4では使用されている硬化剤■
酸物が従来用いられているタイプの化合物であリ、フィ
ルム安定性が低下するほか、硬化時間が大幅に延長して
おり、特に比較例4においてはエージングを行った後に
はコーティングすら不可能である。
比較例5および比較例6は、組成的には問題はないが硬
化剤組成物の含有量が不適当である例である0本発明に
おいては、エポキシ樹脂100重量部に対して硬化剤組
成物15〜70重量部を含有量の適正範囲としているが
、比較例5においては上記範囲よりも低いために170
℃におけるプレスによっても硬化が起こらず、シール抜
き性にも劣っている。また比較例6においては上記範囲
よりも高いために、プレス以前に硬化が進行しすぎてい
る。
比較例7ではイソシアナート処理された硬化剤組成物が
適正量使用されているにもかかわらず、フィルム形成性
樹脂が含有されないため、シール抜き性とコーテイング
性が劣化している。
比較例8ではフィルム形成性樹脂の含有量が少なすぎる
ために、シール抜き性が劣化している。
比較例9ではエポキシ樹脂の含有量が少なすぎるだめに
、硬化が起こらない。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明にかかるフィ
ルム状熱硬化型接着剤においては、イミダゾール誘導体
とエポキシ化合物との反応生成物よりなる粉末伏の硬化
剤を、実際に接着剤を調製するための溶剤中でイソシア
ナート化合物を用いて処理することにより、該硬化剤の
表面付近の活性水酸基が不活性化される。これにより、
上記硬化剤の単独での貯蔵安定性が向上するのみならず
、エポキシ樹脂およびフィルム形成性樹脂と混合されて
熱硬化型接着剤組成物とされた際の貯蔵安定性、および
コーティングによりフィルム状熱硬化型接着剤とされた
際のフィルム安定性が大幅に向上する。
さらに本発明においては、エポキシ樹脂を単独で使用す
る代わりに、フィルム形成性に優れた他の樹脂を混合す
ることにより、フィルム化された際のシール抜き性やコ
ーテイング性が改善される。
したがって、取扱い性および経済性に優れるフィルム状
熱硬化型接着剤の提供が可能となる。
特許出願人  か−ケミ*S株式会社 代理人 弁理士   小 池   見 間   田村榮− 同   佐藤 勝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  イミダゾール誘導体とエポキシ化合物との反応生成物
    よりなる硬化剤と、該硬化剤によって硬化されるエポキ
    シ樹脂を含むフィルム形成性樹脂組成物と、該フィルム
    形成性樹脂組成物を溶解する溶剤とからなる接着剤組成
    物が成膜されてなり、上記硬化剤は成膜時に使用する溶
    剤中でイソシアナート化合物により処理されていること
    を特徴とするフィルム状熱硬化型接着剤。
JP62271292A 1987-10-27 1987-10-27 フィルム状熱硬化型接着剤及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2589325B2 (ja)

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