JPH0112830B2 - - Google Patents
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- JPH0112830B2 JPH0112830B2 JP60161482A JP16148285A JPH0112830B2 JP H0112830 B2 JPH0112830 B2 JP H0112830B2 JP 60161482 A JP60161482 A JP 60161482A JP 16148285 A JP16148285 A JP 16148285A JP H0112830 B2 JPH0112830 B2 JP H0112830B2
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- aluminum alloy
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- Metal Rolling (AREA)
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は自動車ホイール用アルミニウム合金に
関し、さらに詳しくは、スピニング加工性および
光輝性の優れた自動車ホイール用アルミニウム合
金に関する。 [従来技術] 従来より自動車ホイールのリム用アルミニウム
合金としては、強度、加工性、耐蝕性および素材
コストの面から非熱処理型のAl―Mg系合金、例
えば、5052合金、5154合金また5454合金が使用さ
れてきている。 しかし、最近になつて、自動車用3ピース型ホ
イールは高性能化およびフアツシヨン性志向のた
め、リムの広幅化等厳しい加工が必要な製品が求
められるようになつてきている。 この3ピース型ホイールの形成加工は、殆んど
第1図に示すようにマンドレルMでAl板をパス
回数5回でホイール製品Hを製造するスピニング
成形法が採用されているが、使用されている5052
合金、5154合金また5454合金では加工に際して割
れが発生したり、所定の寸法形状の製品が得られ
ない等、加工が困難な場合があり、スビニング加
工性の良好な材料が要求されている。 また、フアツシヨン性が要求されることから、
リムの光輝性が良好であることも必要であり、こ
のため、リム表面をを機械研磨或いは化学研磨後
にクリアー塗装が行なわれているが、被膜が軟か
いため表面疵が発生し易く、また、使用中に剥離
する等必ずしも充分要求に応じられなかつた。 この軟かい被膜に対して、被膜の硬い表面処理
法の陽極酸化処理が行なわれているが、5052合
金、5154合金または5454合金に陽極酸化処理を行
なうと素材表面の光沢が著しく損なわれ光輝性が
低下し、要求には応じられなかつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明した従来の自動車ホイール
用アルミニウム合金の製造法の問題点を解消すべ
くなされたものであつて、特に、従来から行なわ
れている曲げ、プレス、絞り、張り出し等の成形
加工法とは異なる複雑な成形加工であるスピニン
グ加工法と材料特性との関係が明らかでないにも
拘わらず、本発明者の鋭意研究の結果、優れたス
ピニング加工性を有するアルミニウム合金の製造
法を開発したのである。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係る自動車ホイール用アルミニウム合
金の製造法は、 (1) Mg1.5〜5.0wt%、Ti0.005〜0.20wt%を含有
し、また、 Cu0.01〜0.30wt% を含有し、さらに、 Mn0.05〜0.60wt%、Cr0.05〜0.40wt%、
Zr0.05〜0.30wt%、V0.05〜0.20wt%、
B0.0005〜0.05wt% のうちから選んだ1種または2種以上 を含有し、かつ、不純物として、 Fe0.10wt%以下、Si0.10wt%以下、 その他の不純物単独で0.05wt%以下 に抑制し、残部Alよりなる結晶粒度が2mm以
下のアルミニウム合金鋳塊を、450〜550℃の温
度で4〜24時間の均質化処理後、熱間圧延およ
び冷間圧延により所定の板厚としてから軟質化
処理を行なうことを特徴とする自動車ホイール
用アルミニウム合金の製造法を第1の発明と
し、 (2) Mg1.5〜5.0wt%、Ti0.005〜0.20wt%を含有
し、また、 Zn0.2〜1.5wt% を含有し、さらに、 Mn0.05〜0.60wt%、Cr0.05〜0.40wt%、
Zr0.05〜0.30wt%、V0.05〜0.20wt%、
B0.0005〜0.05wt% のうちから選んだ1種または2種以上 を含有し、かつ、不純物として、 Fe0.10wt%以下、Si0.10wt%以下、 その他の不純物単独で0.05wt%以下 に抑制し、残部Alよりなる結晶粒度が2mm以
下のアルミニウム合金鋳塊を、450〜550℃の温
度で4〜24時間の均質化処理後、熱間圧延およ
び冷間圧延により所定の板厚としてから軟質化
処理を行なうことを特徴とする自動車ホイール
用アルミニウム合金の製造法を第2の発明と
し、 (3) Mg1.5〜5.0wt%、Ti0.005〜0.20wt%を含有
し、また、 Cu0.01〜0.30wt% を含有し、また、 Zn0.2〜1.5wt% を含有し、さらに、 Mn0.05〜0.60wt%、Cr0.05〜0.40wt%、
Zr0.05〜0.30wt%、V0.05〜0.20wt%、
B0.0005〜0.05wt% を含有し、かつ、不純物として、 Fe0.10wt%以下、Si0.10wt%以下、 その他の不純物単独で0.05wt%以下 に抑制し、残部Alよりなる結晶粒度が2mm以
下のアルミニウム合金鋳塊を、450〜550℃の温
度で4〜24時間の均質化処理後、熱間圧延およ
び冷間圧延により所定の板厚としてから軟質化
処理を行なうことを特徴とする自動車ホイール
用アルミニウム合金の製造法を第3の発明とす
る3つの発明よりなるものである。 本発明に係る自動車ホイール用アルミニウム合
金の製造法について以下詳細に説明する。 先ず、本発明に係る自動車ホイール用アルミニ
ウム合金の製造法において使用するアルミニウム
合金の含有成分および成分割合について説明す
る。 Mgは自動車ホイール用材料として必要な機械
的性質を付与する最も重要な元素であり、含有量
が1.5wt%未満では充分な強度が得られず、また、
5.0wt%を越えて含有されるとスピニング加工性
が劣化し、かつ、応力腐蝕割れが起り易くなる。
よつて、Mg含有量は1.5〜5.0wt%とする。 Tiは組織安定化のために重要な元素であり、
含有量が0.005wt%未満では組織の微細化が充分
でなく、また、0.20wt%を越えて含有されると光
輝性が劣化し、かつ、巨大化合物の発生する可能
性がある。よつて、Ti含有量は0.005〜0.20wt%
とする。 Cuは光輝性を向上させるのに有効な元素であ
り、含有有量が0.01wt%未満ではこの効果が小さ
く、また、0.30wt%を越えて含有されると効果が
飽和すると共に加工性が劣化する。よつて、Cu
含有量は0.01〜0.30wt%とする。 Znは加工性を向上させるのに有効な元素であ
り、含有量が0.2wt%未満ではこの効果が小さく、
また、1.5wt%を越えて含有されると効果が飽和
してしまう。よつて、Zn含有量は0.2〜1.5wt%と
する。 Mn、Cr、Zr、V、Bは組織安定化に有効な元
素であり、Mn0.05wt%未満、Cr0.05wt%未満、
Zr0.05wt%未満、V0.05wt%未満、B0.0005wt%
未満ではこの効果が小さく、また、Mn0.60wt
%、Cr0.40wt%、Zr0.30wt%、V0.20wt%、
B0.05wt%を越えて含有されると効果が飽和して
しまい、かつ、巨大化合物が発生する可能性があ
る。よつて、Mn含有量は0.05〜0.60wt%、Cr含
有量は0.05〜0.40wt%、ZrMn量は0.05〜0.30wt
%、V含有量は0.05〜0.20wt%、B含有量は
0.0005〜0.05wt%とする。 Fe、Siは共に不純物であつて、何れも加工性、
光輝性に大きな影響を与える元素であり、Fe含
有量およびSi含有量が0.10wt%を越えて含有され
ると加工性および光輝性を著しく劣化させる。よ
つて、Fe含有量は0.10wt%以下、Si含有量は
0.10wt%以下に抑制する必要がある。その他の不
純物も同様な理由により単独で0.05wt%以下に抑
制しなければならない。 次に、本発明に係る自動車ホイール用アルミニ
ウム合金の製造法において、アルミニウム合金鋳
塊の結晶粒度、熱処理について説明する。 アルミニウム合金鋳塊の結晶粒度が2mmを越え
る粒度および均質化処理条件を外れる場合には、
最終的に得られる製品の結晶粒の短径が50μm以
下のものとならず、そして、この結晶粒の短径が
50μmを越えるとスピニング加工において製品に
肌荒れが発生し、この肌荒れをノツチとして加工
割れが発生するようになる。 均質化処理におけるアルミニウム合金鋳塊の均
熱温度が450℃未満の温度では、アルミニウム合
金の結晶粒の短径と長径の比が1:5より大きく
なり、かつ、熱間圧延性が劣るようになり、ま
た、550℃の温度を越えるとアルミニウム合金に
局部的な溶融が発生する。 この均質化処理時間は4時間未満ではアルミニ
ウム合金鋳塊の均質化が充分でなく、24時間を越
えると効果がそれ以上増加せず飽和してしまう。 次に、熱間圧延および冷間圧延により所定の板
厚とすることにより導入された加工歪を、最終的
に軟質化処理を行なうことにより除去して所期の
結晶粒度とし、優れたスピニング加工性および光
輝性を持たせる。このような効果を発揮するため
の軟質化処理の条件は、300〜400℃の温度で1〜
4時間の処理が適当である。 最終的にアルミニウム合金製品の結晶粒の短径
と長径の比が1:5を越えるとスピニング加工性
が劣化し、光輝性に方向性があつて均一な優れた
光輝性が得られなくなる。 [実施例] 本発明に径る自動車ホイール用アルミニウム合
金の製造法について実施例を説明する。 実施例 第1表に示す含有成分および成分割合のアルミ
ニウム合金を通常の方法により溶製して得られた
厚さ400mmのアルミニウム合金鋳塊を用いて夫々
下記の工程により製造した材料について調査し
た。 A:本発明に係る自動車ホイール用アルミニウム
合金の製造法 500℃の温度で8時間の均質化処理後、熱間圧
延により8mmtの板とし、さらに、冷間圧延によ
り5mmの板としてから、340℃の温度で2時間の
軟質化処理を行なつた。 B:比較方法 420℃の温度で24時間の均質化処理後、熱間圧
延により厚さ8mmtの板とし、さらに、冷間圧延
により5mmtの板としてから、340℃の温度で2
時間の軟質化処理を行なつた。 その結果を第2表に示す。 この第2表から明らかなように、本発明に係る
自動車ホイール用アルミニウム合金の製造法によ
り得られたアルミニウム合金製品は、比較方法に
より得られた製品よりも著しく優れたスピニング
加工性および光輝性を示していることがわかる。
関し、さらに詳しくは、スピニング加工性および
光輝性の優れた自動車ホイール用アルミニウム合
金に関する。 [従来技術] 従来より自動車ホイールのリム用アルミニウム
合金としては、強度、加工性、耐蝕性および素材
コストの面から非熱処理型のAl―Mg系合金、例
えば、5052合金、5154合金また5454合金が使用さ
れてきている。 しかし、最近になつて、自動車用3ピース型ホ
イールは高性能化およびフアツシヨン性志向のた
め、リムの広幅化等厳しい加工が必要な製品が求
められるようになつてきている。 この3ピース型ホイールの形成加工は、殆んど
第1図に示すようにマンドレルMでAl板をパス
回数5回でホイール製品Hを製造するスピニング
成形法が採用されているが、使用されている5052
合金、5154合金また5454合金では加工に際して割
れが発生したり、所定の寸法形状の製品が得られ
ない等、加工が困難な場合があり、スビニング加
工性の良好な材料が要求されている。 また、フアツシヨン性が要求されることから、
リムの光輝性が良好であることも必要であり、こ
のため、リム表面をを機械研磨或いは化学研磨後
にクリアー塗装が行なわれているが、被膜が軟か
いため表面疵が発生し易く、また、使用中に剥離
する等必ずしも充分要求に応じられなかつた。 この軟かい被膜に対して、被膜の硬い表面処理
法の陽極酸化処理が行なわれているが、5052合
金、5154合金または5454合金に陽極酸化処理を行
なうと素材表面の光沢が著しく損なわれ光輝性が
低下し、要求には応じられなかつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明した従来の自動車ホイール
用アルミニウム合金の製造法の問題点を解消すべ
くなされたものであつて、特に、従来から行なわ
れている曲げ、プレス、絞り、張り出し等の成形
加工法とは異なる複雑な成形加工であるスピニン
グ加工法と材料特性との関係が明らかでないにも
拘わらず、本発明者の鋭意研究の結果、優れたス
ピニング加工性を有するアルミニウム合金の製造
法を開発したのである。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係る自動車ホイール用アルミニウム合
金の製造法は、 (1) Mg1.5〜5.0wt%、Ti0.005〜0.20wt%を含有
し、また、 Cu0.01〜0.30wt% を含有し、さらに、 Mn0.05〜0.60wt%、Cr0.05〜0.40wt%、
Zr0.05〜0.30wt%、V0.05〜0.20wt%、
B0.0005〜0.05wt% のうちから選んだ1種または2種以上 を含有し、かつ、不純物として、 Fe0.10wt%以下、Si0.10wt%以下、 その他の不純物単独で0.05wt%以下 に抑制し、残部Alよりなる結晶粒度が2mm以
下のアルミニウム合金鋳塊を、450〜550℃の温
度で4〜24時間の均質化処理後、熱間圧延およ
び冷間圧延により所定の板厚としてから軟質化
処理を行なうことを特徴とする自動車ホイール
用アルミニウム合金の製造法を第1の発明と
し、 (2) Mg1.5〜5.0wt%、Ti0.005〜0.20wt%を含有
し、また、 Zn0.2〜1.5wt% を含有し、さらに、 Mn0.05〜0.60wt%、Cr0.05〜0.40wt%、
Zr0.05〜0.30wt%、V0.05〜0.20wt%、
B0.0005〜0.05wt% のうちから選んだ1種または2種以上 を含有し、かつ、不純物として、 Fe0.10wt%以下、Si0.10wt%以下、 その他の不純物単独で0.05wt%以下 に抑制し、残部Alよりなる結晶粒度が2mm以
下のアルミニウム合金鋳塊を、450〜550℃の温
度で4〜24時間の均質化処理後、熱間圧延およ
び冷間圧延により所定の板厚としてから軟質化
処理を行なうことを特徴とする自動車ホイール
用アルミニウム合金の製造法を第2の発明と
し、 (3) Mg1.5〜5.0wt%、Ti0.005〜0.20wt%を含有
し、また、 Cu0.01〜0.30wt% を含有し、また、 Zn0.2〜1.5wt% を含有し、さらに、 Mn0.05〜0.60wt%、Cr0.05〜0.40wt%、
Zr0.05〜0.30wt%、V0.05〜0.20wt%、
B0.0005〜0.05wt% を含有し、かつ、不純物として、 Fe0.10wt%以下、Si0.10wt%以下、 その他の不純物単独で0.05wt%以下 に抑制し、残部Alよりなる結晶粒度が2mm以
下のアルミニウム合金鋳塊を、450〜550℃の温
度で4〜24時間の均質化処理後、熱間圧延およ
び冷間圧延により所定の板厚としてから軟質化
処理を行なうことを特徴とする自動車ホイール
用アルミニウム合金の製造法を第3の発明とす
る3つの発明よりなるものである。 本発明に係る自動車ホイール用アルミニウム合
金の製造法について以下詳細に説明する。 先ず、本発明に係る自動車ホイール用アルミニ
ウム合金の製造法において使用するアルミニウム
合金の含有成分および成分割合について説明す
る。 Mgは自動車ホイール用材料として必要な機械
的性質を付与する最も重要な元素であり、含有量
が1.5wt%未満では充分な強度が得られず、また、
5.0wt%を越えて含有されるとスピニング加工性
が劣化し、かつ、応力腐蝕割れが起り易くなる。
よつて、Mg含有量は1.5〜5.0wt%とする。 Tiは組織安定化のために重要な元素であり、
含有量が0.005wt%未満では組織の微細化が充分
でなく、また、0.20wt%を越えて含有されると光
輝性が劣化し、かつ、巨大化合物の発生する可能
性がある。よつて、Ti含有量は0.005〜0.20wt%
とする。 Cuは光輝性を向上させるのに有効な元素であ
り、含有有量が0.01wt%未満ではこの効果が小さ
く、また、0.30wt%を越えて含有されると効果が
飽和すると共に加工性が劣化する。よつて、Cu
含有量は0.01〜0.30wt%とする。 Znは加工性を向上させるのに有効な元素であ
り、含有量が0.2wt%未満ではこの効果が小さく、
また、1.5wt%を越えて含有されると効果が飽和
してしまう。よつて、Zn含有量は0.2〜1.5wt%と
する。 Mn、Cr、Zr、V、Bは組織安定化に有効な元
素であり、Mn0.05wt%未満、Cr0.05wt%未満、
Zr0.05wt%未満、V0.05wt%未満、B0.0005wt%
未満ではこの効果が小さく、また、Mn0.60wt
%、Cr0.40wt%、Zr0.30wt%、V0.20wt%、
B0.05wt%を越えて含有されると効果が飽和して
しまい、かつ、巨大化合物が発生する可能性があ
る。よつて、Mn含有量は0.05〜0.60wt%、Cr含
有量は0.05〜0.40wt%、ZrMn量は0.05〜0.30wt
%、V含有量は0.05〜0.20wt%、B含有量は
0.0005〜0.05wt%とする。 Fe、Siは共に不純物であつて、何れも加工性、
光輝性に大きな影響を与える元素であり、Fe含
有量およびSi含有量が0.10wt%を越えて含有され
ると加工性および光輝性を著しく劣化させる。よ
つて、Fe含有量は0.10wt%以下、Si含有量は
0.10wt%以下に抑制する必要がある。その他の不
純物も同様な理由により単独で0.05wt%以下に抑
制しなければならない。 次に、本発明に係る自動車ホイール用アルミニ
ウム合金の製造法において、アルミニウム合金鋳
塊の結晶粒度、熱処理について説明する。 アルミニウム合金鋳塊の結晶粒度が2mmを越え
る粒度および均質化処理条件を外れる場合には、
最終的に得られる製品の結晶粒の短径が50μm以
下のものとならず、そして、この結晶粒の短径が
50μmを越えるとスピニング加工において製品に
肌荒れが発生し、この肌荒れをノツチとして加工
割れが発生するようになる。 均質化処理におけるアルミニウム合金鋳塊の均
熱温度が450℃未満の温度では、アルミニウム合
金の結晶粒の短径と長径の比が1:5より大きく
なり、かつ、熱間圧延性が劣るようになり、ま
た、550℃の温度を越えるとアルミニウム合金に
局部的な溶融が発生する。 この均質化処理時間は4時間未満ではアルミニ
ウム合金鋳塊の均質化が充分でなく、24時間を越
えると効果がそれ以上増加せず飽和してしまう。 次に、熱間圧延および冷間圧延により所定の板
厚とすることにより導入された加工歪を、最終的
に軟質化処理を行なうことにより除去して所期の
結晶粒度とし、優れたスピニング加工性および光
輝性を持たせる。このような効果を発揮するため
の軟質化処理の条件は、300〜400℃の温度で1〜
4時間の処理が適当である。 最終的にアルミニウム合金製品の結晶粒の短径
と長径の比が1:5を越えるとスピニング加工性
が劣化し、光輝性に方向性があつて均一な優れた
光輝性が得られなくなる。 [実施例] 本発明に径る自動車ホイール用アルミニウム合
金の製造法について実施例を説明する。 実施例 第1表に示す含有成分および成分割合のアルミ
ニウム合金を通常の方法により溶製して得られた
厚さ400mmのアルミニウム合金鋳塊を用いて夫々
下記の工程により製造した材料について調査し
た。 A:本発明に係る自動車ホイール用アルミニウム
合金の製造法 500℃の温度で8時間の均質化処理後、熱間圧
延により8mmtの板とし、さらに、冷間圧延によ
り5mmの板としてから、340℃の温度で2時間の
軟質化処理を行なつた。 B:比較方法 420℃の温度で24時間の均質化処理後、熱間圧
延により厚さ8mmtの板とし、さらに、冷間圧延
により5mmtの板としてから、340℃の温度で2
時間の軟質化処理を行なつた。 その結果を第2表に示す。 この第2表から明らかなように、本発明に係る
自動車ホイール用アルミニウム合金の製造法によ
り得られたアルミニウム合金製品は、比較方法に
より得られた製品よりも著しく優れたスピニング
加工性および光輝性を示していることがわかる。
【表】
【表】
[発明の効果]
以上説明したように、本発明に係る自動車ホイ
ール用アルミニウム合金の製造法は上記の構成を
有しているから、製造されたアルミニウム合金製
品はスピニング加工性に優れ、かつ、均一な優れ
た光輝性が得られるという効果がある。
ール用アルミニウム合金の製造法は上記の構成を
有しているから、製造されたアルミニウム合金製
品はスピニング加工性に優れ、かつ、均一な優れ
た光輝性が得られるという効果がある。
第1図は3ピースホイールのスピニング加工を
説明するための概略図、第2図はスピニング成形
加工性の試験方法を説明するための図である。
説明するための概略図、第2図はスピニング成形
加工性の試験方法を説明するための図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Mg1.5〜5.0wt%、Ti0.005〜0.20wt%を含有
し、また、 Cu0.01〜0.30wt% を含有し、さらに、 Mn0.05〜0.60wt%、Cr0.05〜0.40wt%、
Zr0.05〜0.30wt%、V0.05〜0.20wt%、
B0.0005〜0.05wt% のうちから選んだ1種または2種以上 を含有し、かつ、不純物として、 Fe0.10wt%以下、Si0.10wt%以下、 その他の不純物単独で0.05wt%以下 に抑制し、残部Alよりなる結晶粒度が2mm以下
のアルミニウム合金鋳塊を、450〜550℃の温度で
4〜24時間の均質化処理後、熱間圧延および冷間
圧延により所定の板厚としてから軟質化処理を行
なうことを特徴とする自動車ホイール用アルミニ
ウム合金の製造法。 2 Mg1.5〜5.0wt%、Ti0.005〜0.20wt%を含有
し、また、 Zn0.2〜1.5wt% を含有し、さらに、 Mn0.05〜0.60wt%、Cr0.05〜0.40wt%、
Zr0.05〜0.30wt%、V0.05〜0.20wt%、
B0.0005〜0.05wt% のうちから選んだ1種または2種以上 を含有し、かつ、不純物として、 Fe0.10wt%以下、Si0.10wt%以下、 その他の不純物単独で0.05wt%以下 に抑制し、残部Alよりなる結晶粒度が2mm以下
のアルミニウム合金鋳塊を、450〜550℃の温度で
4〜24時間の均質化処理後、熱間圧延および冷間
圧延により所定の板厚としてから軟質化処理を行
なうことを特徴とする自動車ホイール用アルミニ
ウム合金の製造法。 3 Mg1.5〜5.0wt%、Ti0.005〜0.20wt%を含有
し、また、 Cu0.01〜0.30wt% を含有し、また、 Zn0.2〜1.5wt% を含有し、さらに、 Mn0.05〜0.60wt%、Cr0.05〜0.40wt%、
Zr0.05〜0.30wt%、V0.05〜0.20wt%、
B0.0005〜0.05wt% を含有し、かつ、不純物として、 Fe0.10wt%以下、Si0.10wt%以下、 その他の不純物単独で0.05wt%以下 に抑制し、残部Alよりなる結晶粒度が2mm以下
のアルミニウム合金鋳塊を、450〜550℃の温度で
4〜24時間の均質化処理後、熱間圧延および冷間
圧延により所定の板厚としてから軟質化処理を行
なうことを特徴とする自動車ホイール用アルミニ
ウム合金の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16148285A JPS6223973A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 自動車ホイ−ル用アルミニウム合金の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16148285A JPS6223973A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 自動車ホイ−ル用アルミニウム合金の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6223973A JPS6223973A (ja) | 1987-01-31 |
| JPH0112830B2 true JPH0112830B2 (ja) | 1989-03-02 |
Family
ID=15735921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16148285A Granted JPS6223973A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 自動車ホイ−ル用アルミニウム合金の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6223973A (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6227544A (ja) * | 1985-07-26 | 1987-02-05 | Sky Alum Co Ltd | 成形加工用熱処理型t4処理アルミニウム合金圧延板およびその製造方法 |
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