JPH0114886B2 - - Google Patents

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JPH0114886B2
JPH0114886B2 JP15665486A JP15665486A JPH0114886B2 JP H0114886 B2 JPH0114886 B2 JP H0114886B2 JP 15665486 A JP15665486 A JP 15665486A JP 15665486 A JP15665486 A JP 15665486A JP H0114886 B2 JPH0114886 B2 JP H0114886B2
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JP
Japan
Prior art keywords
reaction
methylpentadecane
grignard reagent
octadecene
tetrahydrofuran
Prior art date
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Expired
Application number
JP15665486A
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JPS6314741A (ja
Inventor
Takehiko Fukumoto
Akira Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は文献未載の新規化合物、とくにはモモ
ハモグリガ(Lyonetia cherkella L.)の性フエ
ロモンである14−メチル−1−オクタデセンを合
成するための中間体として有用な1−ハロ−11−
メチルペンタデカンに関するものである。 (従来技術とその問題点) モモハモグリガの性フエロモンである14−メチ
ル−1−オクタデセンのような、末端にビニル基
を有する有機化合物の合成には一般に (1) 末端ビニル基を有する化合物を利用する方
法、 (2) 末端三重結合を部分水素添加により末端ビニ
ル基へ導く方法、 (3) 脱水、脱ハロゲン化水素反応のような脱離反
応を利用する方法、 (4) ヴイテイツヒ(Wittig)反応を利用する方
法、 が知られている。 これらの内、(2)の方法は副生物として飽和体が
生成され、(1)および(3)の方法は反応工程が長くな
りやすく、また(4)の方法は生産性が低くコスト高
になる欠点がある。 例えばY.Manabeらは、1,12−ドデカンジオ
ールを出発物質として、脱ハロゲン化水素反応に
より末端にビニル基を導入し、上記メチルオクタ
デセンの合成を行なつている(Agric.Biol.
Chem.49(4) 1205、(1985))が、次に示すように
その工程は極めて複雑で効率の悪いものであつ
た。 (式中THPはテトラヒドロピラン、TsOHはト
ルエンスルホン酸、Buはブチルを表わす) このため、上記メチルオクタデセンの効率の良
い合成法が求められていた。 (発明の構成) 本発明にかかわる1−ハロ−11−メチルペンタ
デカンは一般式
【式】 (ここにXはハロゲン原子を示す) で示される化合物であり、具体的には1−ブロム
−11−メチルペンタデカン、1−クロル−11−メ
チルペンタデカンなどが例示される。 この化合物は2−ヘキサノールをハロゲン化し
て得られる2−ハロヘキサンを出発原料とし、こ
れにマグネシウムを加えて溶媒中で調製されるグ
リニヤール試薬と、式Br(CH210Xで示される1
−ブロム−10−ハロデカンとを、触媒としての二
リチウム四塩化銅(Li2CuCl4)の存在下で、グリ
ニヤールカツプリング反応することにより得るこ
とができる。 (式中Xはハロゲン原子) 本反応に用いる溶媒はジエチルエーテルまたは
テトラヒドロフランであるが、後者の方が好まし
く、また無水であることが望ましい。一方、触媒
としての二リチウム四塩化銅は上記のグリニヤー
ル試薬1モルに対し0.1〜4g、好ましくは0.5〜
2g使用される。さらに、上記のブロムハロデカ
ンはこのグリニヤール試薬1モルに対し1.0〜1.5
モルを使用する。反応温度は−20℃〜40℃、好ま
しくは0〜20℃で、反応時間は0.5〜10時間、一
般には0.5〜3時間で完結する。 この反応により得られた本発明にかかわる上記
ハロメチルペンタデカンは溶媒抽出蒸留、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフイー、薄層クロマトグ
ラフイー等の慣用の単離手段により容易に単離、
精製することができる。 本発明の1−ハロ−11−メチルペンタデカンは
種々の用途に使用されるが、前述したようにとく
にモモハモグリガの性フエロモンである14−メチ
ル−1−オクタデセン合成のための中間体として
有用であり、このメチルオクタデセンを、ハロメ
チルペンタデカンにマグネシウムを加えて調製さ
れるグリニヤール試薬と塩化アリルとを、触媒と
してのハロゲン化銅の存在下で反応させることに
より、1工程で容易に得ることができる。 この反応に使用される溶媒はテトラヒドロフラ
ンまたはジエチルエーテルで、テトラヒドロフラ
ンの方が好ましい。また、塩化アリルは上記グリ
ニヤール試薬に対して1.0〜1.5倍モルが好まし
い。触媒としてのハロゲン化銅はよう化第一銅、
塩化第一銅、または臭化第一銅から選択され、グ
リニヤール試薬1モルに対し0.1〜1.0gが使用さ
れる。この反応の反応温度は0〜60℃、好ましく
は10〜40℃であり、一般に2〜5時間程度で完結
する。 反応により得られた14−メチル−1−オクタデ
センは蒸留、シリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー等の通常の単離操作により容易に単離、精製す
ることができる。 つぎに、本発明の具体的態様を実施例により説
明する。 実施例 1 (1−ブロム−11−メチルペンタデカンの合
成) 反応器にマグネシウム24.3gとテトラヒドロフ
ラン300mlとを加え、これに2−クロロヘキサン
120.5gを滴下して相当するグリニヤール試薬を
調製した。 つぎに、反応器に1,10−ジブロムデカン375
gとテトラヒドロフラン500mlと二リチウム四塩
化銅1gとを加え、10〜20℃で前記グリニヤール
試薬を滴下した。滴下終了後、25℃で1時間撹拌
した後、NH4Cl−HCl水系で加水分解を行なつ
た。反応後分液してその有機層のテトラヒドロフ
ランを除去し、蒸留したところ、4mmHgにおけ
る沸点が148〜152℃の化合物が収率65%で198g
得られた。 これをMS、NMR、IRにより分析した結果、
下記の構造を持つ1−ブロム−11−メチルペンタ
デカンであることが確認された。 (A) MS:m/l(スペクトル強度)比 39(11%)、41(59%)、43(100%)、55(54%)、
57(58%)、69(36%)、71(23%)、83(18%)、84
(35%)、85(47%)、97(15%)、111(8%)、125
(3%)、135*(1%)、177*(1%)、191*
(1%)、205(1%)、247*(2%)、276*
(0.5%)、289*(0.1%)、304*(0.1%、M+) *印ピークは臭素81の同位元素ピークをともな
う。 (B) NMRδ(ppm) 0.89(6H、m)、1.23(25H、
broad s)3.27(2H、t、J=6Hz) (C) IR(film)cm-1、2930、2860、1479、1394、
730、 実施例 2 (1−クロロ−11−メチルペンタデカンの合
成) 実施例1における1,10−ジブロムデカン375
gの代りに1−ブロム−10−クロルデカン260g
を用いたほかは全く同様の操作をしたところ、3
mmHgにおける沸点が130〜135℃の化合物が収率
80%で209g得られた。 これをMS、NMR、IRにより分析した結果、
下記の構造を持つ1−クロロ−11−メチルペンタ
デカンであることが確認された。 (A) MS:m/l(スペクトル強度)比 39(4%)、41(30%)、43(62%)、55(42%)、57
(68%)、69(45%)、71(41%)、84(68%)、85
(100%)、97(23%)、111(15%)、119*(10
%)、125*(6%)、133*(14%)、147*(14
%)、161(8%)*、175*(4%)、189(2
%)、202*(15%)、203*(18%)、225(1
%)、231*(4%)、245*(4%)、260(0.5
%、M+) *印ピークは塩素37の同位元素ピークをともな
う。 (B) NMRδ(ppm) 0.88(6H、m)1.23(25H
broad s)3.40(2H、t、J=6Hz) (C) IR(film)cm-1 2930、2860、1479、1394、
730、 参考例 (1−クロロ−11−メチルペンタデカン(本発
明の化合物)よりの14−メチル−1−オクタデ
センの合成) 反応器にマグネシウム24.3gとテトラヒドロフ
ラン600mlとを加え、これに実施例2で得られた
1−クロロ−11−メチルペンタデカン255gを滴
下し、相当するグリニヤール試薬を調製した。つ
ぎに、これを約10℃に冷却し、0.1gの塩化第一
銅を加えて数分間撹拌したのち塩化アリル91.8g
を10〜30℃で滴下した。滴下終了後、40℃で約2
時間撹拌した。反応終了後NH4Cl−HCl水系で
加水分解し、その有機層のテトラヒドロフランを
除去して蒸留したところ、14−メチル−1−オク
タデセン225gが得られた(収率80%、沸点131〜
135℃/1mmHg)。これをNMRにより分析した
結果を次に示す。 NMRδ(ppm) 0.89(6H、m)1.26(27H、
broad s)2.04(2H、m)4.93(1H、ddt、J=
10Hz、2Hz、1Hz)4.99(1H、ddt、J=17Hz、
2Hz、1Hz)、5.81(1H、m) (発明の効果) 本発明にかかわる新規化合物1−ハロ−11−メ
チルペンタデカンは、2−ヘキサノールをハロゲ
ン化して得られる2−ハロヘキサンを出発原料と
し、このグリニヤール試薬と1−ブロム−10−ハ
ロデカンとのグリニヤールカツプリング反応によ
り容易に得ることができ、また、このハロメチル
ペンタデカンもマグネシウムとの反応で容易にグ
リニヤール試薬となり、これを安価な塩化アリル
と反応させるとモモハモグリガの性フエロモンで
ある14−メチル−1−オクタデセンを極めて効率
良く合成することができるので、その中間体とし
て極めて有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 【式】 (ここにXはハロゲン原子を示す) で示される1−ハロ−11−メチルペンタデカン。
JP15665486A 1986-07-03 1986-07-03 1−ハロ−11−メチルペンタデカン Granted JPS6314741A (ja)

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JP15665486A JPS6314741A (ja) 1986-07-03 1986-07-03 1−ハロ−11−メチルペンタデカン

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JPS6314741A JPS6314741A (ja) 1988-01-21
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CN111440046B (zh) * 2020-03-05 2022-09-16 塔里木大学 一种鳞翅目害虫桃潜叶蛾性信息素(s)-14-甲基-1-十八碳烯的合成方法

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