JPH0115057B2 - - Google Patents
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- JPH0115057B2 JPH0115057B2 JP56097765A JP9776581A JPH0115057B2 JP H0115057 B2 JPH0115057 B2 JP H0115057B2 JP 56097765 A JP56097765 A JP 56097765A JP 9776581 A JP9776581 A JP 9776581A JP H0115057 B2 JPH0115057 B2 JP H0115057B2
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- pyrazoline
- methoxystyryl
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/06—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
- G03G5/0622—Heterocyclic compounds
- G03G5/0644—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings
- G03G5/0661—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings in different ring systems, each system containing at least one hetero ring
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Description
本発明は、改良された電子写真感光体に関する
もので、特に電荷発生層と電荷輸送層を有する感
光層の電荷輸送物質に適したピラゾリン化合物を
含有する電子写真感光体に関するものである。 従来、電子写真感光体で用いる光導電材料とし
て、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無
機光導電性材料が知られている。これらの光導電
性材料は、数多くの利点、例えば暗所で適当な電
位に帯電できること、暗所で電荷の逸散が少ない
ことあるいは光照射によつて速かに電荷を逸散で
きるなどの利点をもつている反面、各種の欠点を
有している。例えば、セレン系感光体では、温
度、湿度、ごみ、圧力などの要因で容易に結晶化
が進み、特に雰囲気温度が40℃を越えると結晶化
が著しくなり、帯電性の低下や画像に白い斑点が
発生するといつた欠点がある。また、セレン系感
光体や硫化カドミウム系感光体は、多湿下の経時
の使用において安定した耐穴性が得られない欠点
がある。 また酸化亜鉛系感光体は、ローズベンガルに代
表される増感色素による増感効果を必要としてい
るが、この様な増感色素がコロナ帯電による帯電
劣化や露光光による光退色を生じるため長期に亘
つて安定した画像を与えることができない欠点を
有している。 一方、ポリビニルカルバゾールをはじめとする
各種の有機光導電性ポリマーが提案されて来た
が、これらのポリマーは、前述の無機系光導電材
料に較べ成膜性、軽量性などの点で優れているに
もかかわらず、今日までその実用化が困難であつ
たのは、感度および耐久性の点で無機系光導電材
料に較べ劣つているためであつた。 この様なことから、近年感光層を電荷発生層と
電荷輸送層に機能分離させた積層構造体が提案さ
れた。この積層構造を感光層とした電子写真感光
体は、可視光に対する感度、電荷保持力、表面強
度などの点で改善できる様になつた。この様な電
子写真感光体は、例えば特開昭49−105537号、特
開昭51−90827号、米国特許第3484237号、米国特
許第3871882号各公報などに開示されている。 しかし、この様な電子写真感光体でも、未だに
十分に満足できる感度が得られず、しかも繰り返
し帯電および露光を行なつた際には表面電位の変
動、特に繰り返し露光および帯電を行なつた時
に、明部電位の増加と暗部電位の低下を惹き起こ
してしまうなどの不利がある。 本発明の目的は、前述の欠点若しくは不利を解
消しうる新規な電子写真感光体を提供することに
ある。 本発明の別の目的は、新規な有機光導電性材料
を提供することにある。 本発明の別の目的は、前述の積層構造体を有す
る感光体の電荷輸送物質として用いるに適した新
規なピラゾリン化合物を提供することにある。 本発明の別の目的は、新規な電荷輸送物質を含
有させた電荷輸送層と電荷発生層を有する感光層
の提供にある。 本発明の別の目的は、感度および耐久性が改善
された電子写真感光体の提供にある。 本発明は、下記一般式〔〕に示される化合物
を含有する層を有する電子写真感光体を特徴とし
ている。 一般式〔〕 式中、X1はピリジル基、キノリル基およびカ
ルバゾリル基よりなる群から選ばれた複素環基
(例えば、2−ピリジル基、3−ピリジル基、2
−キノリル基、4−キノリル基、3−カルバゾリ
ル基など)を示し、これらの複素還基は、アルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、iso−プロピル基、ブチル基、t−ブチル基
など)やアルコキシ基(例えば、メトキシ基、エ
トキシ基、ブトキシ基など)を置換基として有す
ることができる。R1は、アルコキシフエニル基
またはアリールオキシフエニル基を示すが、特に
アルコキシ基またはアリールオキシ基がフエニル
基の4位に有するものが好ましい。アルコキシ基
としては、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオ
キシ基、ブトキシ基、オクチルオキシ基などを挙
げることができ、アリールオキシ基としては、フ
エノキシ基などを挙げることができる。これらの
アルコキシフエニル基やアリールオキシ基には、
適当な原子(例えば、塩素原子、臭素原子、フツ
素原子など)や有機残基(例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、2
−エチルヘキシル基、オクチル基などのアルキル
基、ベンジル基、2−フエニルエチル基、α−ナ
フチルメチル基、β−ナフチルメチル基、2−メ
トキシエチル基、3−メトキシプロピル基、2−
ヒドロキシエチル基、2−カルボキシエチル基、
2−アミノエチル基、3−アミノプロピル基など
の置換アルキル基、N,N−ジメチルアミノ基、
N,N−ジエチルアミノ基、N,N−ジベンジル
アミノ基、N,N−ジフエニルアミノ基、N,N
−ジブチルアミノ基などのジ−置換アミノ基、シ
アノ基、カルボキシル基など)を置換原子若しく
は基として有することができる。R2は、アリー
ル基を示す。このアリール基は、特にジ−アルキ
ル置換アミノ基(例えば、N,N−ジメチルアミ
ノ基、N,N−ジエチルアミノ基、N,N−ジプ
ロピルアミノ基、N,N−ジブチルアミノ基、
N,N−ジベンチルアミノ基、N−メチル−N−
エチルアミノ基、N−メチル−N−プロピルアミ
ノ基、N−エチル−N−プロピルアミノ基など)、
環式アミノ基(例えば、モルホリノ基、ピペラジ
ノ基、ピロリジノ基など)やアルコキシ基(例え
ば、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ
基、ブトキシ基など)を有していることが好まし
い。また、上述のジ−アルキル置換アミノ基のア
ルキル基とアルコキシ基は適当な原子(例えば、
塩素原子、臭素原子、フツ素原子など)や有機残
基(例えば、トリル基、キシリル基、クロロフエ
ニル基、フエニル基、ナフチル基、ヒドロキシ
基、カルボキシ基、シアノ基、アミノ基、など)
によつて置換されることもできる。代表的なR2
としては、4−N,N−ジメチルアミノフエニル
基、4−N,N−ジエチルアミノフエニル基、4
−N,N−ジプロピルアミノフエニル基、4−
N,N−ジブチルアミノフエニル基、4−N,N
−ジベンジルアミノフエニル基、4−モルホリノ
フエニル基、4−ピペリジノフエニル基、4−ピ
ロリジノフエニル基、4−メトキシフエニル基、
4−エトキシフエニル基、4−ブトキシフエニル
基などのジ−アルキル置換アミノフエニル基、ジ
−アラルキル置換アミノフエニル基、環式アミノ
フエニル基やアルコキシフエニル基などを挙げる
ことができる。また、nは0または1である。 前記一般式〔〕で示されるピラゾリン化合物
の代表例は、以下のとおりである。 ピラゾリン化合物 (1) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジメチルアミノフ
エニル)ピラゾリン (2) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノフ
エニル)ピラゾリン (3) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジベンジルアミノ
フエニル)ピラゾリン (4) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジプロピルアミノ
フエニル)ピラゾリン (5) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N−エチル−N−ベンジル
アミノスチリル)ピラゾリン (6) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジブチルアミノス
チリル)ピラゾリン (7) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラゾ
リン (8) 1−〔ピリジル−(3)〕−3,5−ジ−(4−メ
トキシスチリル)ピラゾリン (9) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−フエノキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (10) 1−〔2−メチルピリジル−(3)〕−3−(4−
メトキシスチリル)−5−(4−メトキシフエニ
ル)ピラゾリン (11) 1−〔2−エチルピリジル−(3)〕−3−(4−
メトキシスチリル)−5−(4−メトキシフエニ
ル)ピラゾリン (12) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−エトキシス
チリル)−5−(4−エトキシフエニル)ピラゾ
リン (13) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジメチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (14) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (15) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジベンジルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (16) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジプロピルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (17) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N−エチル−N−ベンジ
ルアミノスチリル)ピラゾリン (18) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジブチルアミノ
スチリル)ピラゾリン (19) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラ
ゾリン (20) 1−〔キノリル−(2)〕−3,5−ジ−(4−
メトキシフエニル)ピラゾリン (21) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−フエノキ
シスチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (22) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−エトキシ
スチリル)−5−(4−エトキシフエニル)ピラ
ゾリン (23) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジメチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (24) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (25) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジベンジルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (26) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジプロピルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (27) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N−エチル−N−ベンジ
ルアミノスチリル)ピラゾリン (28) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジブチルアミノ
スチリル)ピラゾリン (29) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラ
ゾリン (30) 1−〔レピジル−(2)〕−3,5−ジ−(4−
メトキシフエニル)ピラゾリン (31) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−フエノキ
シスチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (32) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−エトキシ
スチリル)−5−(4−エトキシフエニル)ピラ
ゾリン (33) 1−〔6−メトキシピリジル−(2)〕−3−
(4−メトキシスチリル)−5−(4−N,N−
ジメチルアミノフエニル)ピラゾリン (34) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (35) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジベンジルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (36) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジプロピルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (37) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N−エチル−N−ベンジ
ルアミノスチリル)ピラゾリン (38) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジブチルアミノ
スチリル)ピラゾリン (39) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラ
ゾリン (40) 1−〔ピリジル(2)〕−3,5−ジ−(4−メ
トキシフエニル)ピラゾリン (41) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−フエノキ
シスチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (42) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−エトキシ
スチリル)−5−(4−エトキシフエニル)ピラ
ゾリン (43) 1−〔N−エチル−カルバゾリル(3)〕−3−
(4−メトキシスチリル)−5−(4−N,N−
ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン (44) 1−〔N−エチル−カルバゾリル−(3)〕−3
−(4−メトキシスチリル)−5−(4−メトキ
シフエニル)ピラゾリン これらのピラゾリン化合物の代表例を表にまと
めたものを次に示す。
もので、特に電荷発生層と電荷輸送層を有する感
光層の電荷輸送物質に適したピラゾリン化合物を
含有する電子写真感光体に関するものである。 従来、電子写真感光体で用いる光導電材料とし
て、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無
機光導電性材料が知られている。これらの光導電
性材料は、数多くの利点、例えば暗所で適当な電
位に帯電できること、暗所で電荷の逸散が少ない
ことあるいは光照射によつて速かに電荷を逸散で
きるなどの利点をもつている反面、各種の欠点を
有している。例えば、セレン系感光体では、温
度、湿度、ごみ、圧力などの要因で容易に結晶化
が進み、特に雰囲気温度が40℃を越えると結晶化
が著しくなり、帯電性の低下や画像に白い斑点が
発生するといつた欠点がある。また、セレン系感
光体や硫化カドミウム系感光体は、多湿下の経時
の使用において安定した耐穴性が得られない欠点
がある。 また酸化亜鉛系感光体は、ローズベンガルに代
表される増感色素による増感効果を必要としてい
るが、この様な増感色素がコロナ帯電による帯電
劣化や露光光による光退色を生じるため長期に亘
つて安定した画像を与えることができない欠点を
有している。 一方、ポリビニルカルバゾールをはじめとする
各種の有機光導電性ポリマーが提案されて来た
が、これらのポリマーは、前述の無機系光導電材
料に較べ成膜性、軽量性などの点で優れているに
もかかわらず、今日までその実用化が困難であつ
たのは、感度および耐久性の点で無機系光導電材
料に較べ劣つているためであつた。 この様なことから、近年感光層を電荷発生層と
電荷輸送層に機能分離させた積層構造体が提案さ
れた。この積層構造を感光層とした電子写真感光
体は、可視光に対する感度、電荷保持力、表面強
度などの点で改善できる様になつた。この様な電
子写真感光体は、例えば特開昭49−105537号、特
開昭51−90827号、米国特許第3484237号、米国特
許第3871882号各公報などに開示されている。 しかし、この様な電子写真感光体でも、未だに
十分に満足できる感度が得られず、しかも繰り返
し帯電および露光を行なつた際には表面電位の変
動、特に繰り返し露光および帯電を行なつた時
に、明部電位の増加と暗部電位の低下を惹き起こ
してしまうなどの不利がある。 本発明の目的は、前述の欠点若しくは不利を解
消しうる新規な電子写真感光体を提供することに
ある。 本発明の別の目的は、新規な有機光導電性材料
を提供することにある。 本発明の別の目的は、前述の積層構造体を有す
る感光体の電荷輸送物質として用いるに適した新
規なピラゾリン化合物を提供することにある。 本発明の別の目的は、新規な電荷輸送物質を含
有させた電荷輸送層と電荷発生層を有する感光層
の提供にある。 本発明の別の目的は、感度および耐久性が改善
された電子写真感光体の提供にある。 本発明は、下記一般式〔〕に示される化合物
を含有する層を有する電子写真感光体を特徴とし
ている。 一般式〔〕 式中、X1はピリジル基、キノリル基およびカ
ルバゾリル基よりなる群から選ばれた複素環基
(例えば、2−ピリジル基、3−ピリジル基、2
−キノリル基、4−キノリル基、3−カルバゾリ
ル基など)を示し、これらの複素還基は、アルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、iso−プロピル基、ブチル基、t−ブチル基
など)やアルコキシ基(例えば、メトキシ基、エ
トキシ基、ブトキシ基など)を置換基として有す
ることができる。R1は、アルコキシフエニル基
またはアリールオキシフエニル基を示すが、特に
アルコキシ基またはアリールオキシ基がフエニル
基の4位に有するものが好ましい。アルコキシ基
としては、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオ
キシ基、ブトキシ基、オクチルオキシ基などを挙
げることができ、アリールオキシ基としては、フ
エノキシ基などを挙げることができる。これらの
アルコキシフエニル基やアリールオキシ基には、
適当な原子(例えば、塩素原子、臭素原子、フツ
素原子など)や有機残基(例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、2
−エチルヘキシル基、オクチル基などのアルキル
基、ベンジル基、2−フエニルエチル基、α−ナ
フチルメチル基、β−ナフチルメチル基、2−メ
トキシエチル基、3−メトキシプロピル基、2−
ヒドロキシエチル基、2−カルボキシエチル基、
2−アミノエチル基、3−アミノプロピル基など
の置換アルキル基、N,N−ジメチルアミノ基、
N,N−ジエチルアミノ基、N,N−ジベンジル
アミノ基、N,N−ジフエニルアミノ基、N,N
−ジブチルアミノ基などのジ−置換アミノ基、シ
アノ基、カルボキシル基など)を置換原子若しく
は基として有することができる。R2は、アリー
ル基を示す。このアリール基は、特にジ−アルキ
ル置換アミノ基(例えば、N,N−ジメチルアミ
ノ基、N,N−ジエチルアミノ基、N,N−ジプ
ロピルアミノ基、N,N−ジブチルアミノ基、
N,N−ジベンチルアミノ基、N−メチル−N−
エチルアミノ基、N−メチル−N−プロピルアミ
ノ基、N−エチル−N−プロピルアミノ基など)、
環式アミノ基(例えば、モルホリノ基、ピペラジ
ノ基、ピロリジノ基など)やアルコキシ基(例え
ば、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ
基、ブトキシ基など)を有していることが好まし
い。また、上述のジ−アルキル置換アミノ基のア
ルキル基とアルコキシ基は適当な原子(例えば、
塩素原子、臭素原子、フツ素原子など)や有機残
基(例えば、トリル基、キシリル基、クロロフエ
ニル基、フエニル基、ナフチル基、ヒドロキシ
基、カルボキシ基、シアノ基、アミノ基、など)
によつて置換されることもできる。代表的なR2
としては、4−N,N−ジメチルアミノフエニル
基、4−N,N−ジエチルアミノフエニル基、4
−N,N−ジプロピルアミノフエニル基、4−
N,N−ジブチルアミノフエニル基、4−N,N
−ジベンジルアミノフエニル基、4−モルホリノ
フエニル基、4−ピペリジノフエニル基、4−ピ
ロリジノフエニル基、4−メトキシフエニル基、
4−エトキシフエニル基、4−ブトキシフエニル
基などのジ−アルキル置換アミノフエニル基、ジ
−アラルキル置換アミノフエニル基、環式アミノ
フエニル基やアルコキシフエニル基などを挙げる
ことができる。また、nは0または1である。 前記一般式〔〕で示されるピラゾリン化合物
の代表例は、以下のとおりである。 ピラゾリン化合物 (1) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジメチルアミノフ
エニル)ピラゾリン (2) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノフ
エニル)ピラゾリン (3) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジベンジルアミノ
フエニル)ピラゾリン (4) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジプロピルアミノ
フエニル)ピラゾリン (5) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N−エチル−N−ベンジル
アミノスチリル)ピラゾリン (6) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−N,N−ジブチルアミノス
チリル)ピラゾリン (7) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラゾ
リン (8) 1−〔ピリジル−(3)〕−3,5−ジ−(4−メ
トキシスチリル)ピラゾリン (9) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−フエノキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (10) 1−〔2−メチルピリジル−(3)〕−3−(4−
メトキシスチリル)−5−(4−メトキシフエニ
ル)ピラゾリン (11) 1−〔2−エチルピリジル−(3)〕−3−(4−
メトキシスチリル)−5−(4−メトキシフエニ
ル)ピラゾリン (12) 1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−エトキシス
チリル)−5−(4−エトキシフエニル)ピラゾ
リン (13) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジメチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (14) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (15) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジベンジルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (16) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジプロピルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (17) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N−エチル−N−ベンジ
ルアミノスチリル)ピラゾリン (18) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジブチルアミノ
スチリル)ピラゾリン (19) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラ
ゾリン (20) 1−〔キノリル−(2)〕−3,5−ジ−(4−
メトキシフエニル)ピラゾリン (21) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−フエノキ
シスチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (22) 1−〔キノリル−(2)〕−3−(4−エトキシ
スチリル)−5−(4−エトキシフエニル)ピラ
ゾリン (23) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジメチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (24) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (25) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジベンジルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (26) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジプロピルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (27) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N−エチル−N−ベンジ
ルアミノスチリル)ピラゾリン (28) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジブチルアミノ
スチリル)ピラゾリン (29) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラ
ゾリン (30) 1−〔レピジル−(2)〕−3,5−ジ−(4−
メトキシフエニル)ピラゾリン (31) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−フエノキ
シスチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (32) 1−〔レピジル−(2)〕−3−(4−エトキシ
スチリル)−5−(4−エトキシフエニル)ピラ
ゾリン (33) 1−〔6−メトキシピリジル−(2)〕−3−
(4−メトキシスチリル)−5−(4−N,N−
ジメチルアミノフエニル)ピラゾリン (34) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン (35) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジベンジルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (36) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジプロピルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (37) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N−エチル−N−ベンジ
ルアミノスチリル)ピラゾリン (38) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−N,N−ジブチルアミノ
スチリル)ピラゾリン (39) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−メトキシ
スチリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラ
ゾリン (40) 1−〔ピリジル(2)〕−3,5−ジ−(4−メ
トキシフエニル)ピラゾリン (41) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−フエノキ
シスチリル)−5−(4−N,N−ジエチルアミ
ノフエニル)ピラゾリン (42) 1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−エトキシ
スチリル)−5−(4−エトキシフエニル)ピラ
ゾリン (43) 1−〔N−エチル−カルバゾリル(3)〕−3−
(4−メトキシスチリル)−5−(4−N,N−
ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン (44) 1−〔N−エチル−カルバゾリル−(3)〕−3
−(4−メトキシスチリル)−5−(4−メトキ
シフエニル)ピラゾリン これらのピラゾリン化合物の代表例を表にまと
めたものを次に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
これらの化合物は、公知の合成法、例えば下記
一般式(a)で示される不飽和ケトンと一般式(b)で示
されるヒドラジノ化合物を少量の酢酸とともにア
ルコール中で数時間環流することによつて容易に
得られる。 一般式 (b) X1−NH−NH2 (式中、R1、R2、X1およびnは、前記と同義語
である。) これらのピラゾリン化合物は、1種または2種
以上組合せて用いることができる。 本発明の電子写真感光体の好ましい具体例で
は、前述のピラゾリン化合物を電荷輸送物質とし
て含有させた電荷輸送層と下述の電荷発生層の積
層構造からなる感光層を用いることである。 電荷輸送層は、前述のピラゾリン化合物と結着
剤とを適当な溶剤に溶解せしめた溶液を塗布し、
乾燥せしめることにより形成させることが好まし
い。ここに用いる結着剤としては、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、メタク
リル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フ
エノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリスルホン、アルキド樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリウレタンあるいはこれらの樹脂の繰り
返し単位のうち2つ以上を含む共重合体樹脂など
を挙げることができ、特にポリエステル樹脂、ポ
リカーボネートが好ましいものである。また、ポ
リ−N−ビニルカルバゾールの様にそれ自身電荷
輸送能力をもつ光導電性ポリマーをバインダーと
しても使用することができる。 この結着剤と電荷輸送化合物との配合割合は、
結着剤100重量部当り電荷輸送化合物を10〜500重
量とすることが好ましい。この電荷輸送層の厚さ
は、2〜100ミクロン、好ましくは5〜30ミクロ
ンである。 また、本発明の電荷輸送層を形成させる際に用
いる溶剤としては、多数の有用な有機溶剤を包含
している。代表的なものとしては、例えばベンゼ
ン、ナフタリン、トルエン、キシレン、メシチレ
ン、クロロベンゼンなどの芳香族系炭化水素類、
アセトン、2−ブタノンなどのケトン類、塩化メ
チレン、クロロホルム、塩化エチレンなどのハロ
ゲン化脂肪族系炭化水素類、テトラヒドロフラ
ン、エチルエーテルなどの環状若しくは直鎖状の
エーテル類など、あるいはこれらの混合溶剤を挙
げることができる。 本発明の電荷輸送層には、種々の添加剤を含有
させることができる。かかる添加剤としては、ジ
フエニル、塩化ジフエニル、O−ターフエニル、
P−ターフエニル、ジブチルフタレート、ジメチ
ルグリコールフタレート、ジオクチルフタレー
ト、トリフエニル燐酸、メチルナフタリン、ベン
ゾフエノン、塩素化パラフイン、ジラウリルチオ
プロピオネート、3,5−ジニトロサリチル酸、
各種フルオロカーボン類、シリコンオイルなどを
挙げることができる。 電荷発生層に用いる電荷発生物質としては、光
を吸収し極めて高い効率で電荷担体を発生する材
料であればいずれの材料であつても使用すること
ができ、好ましい材料としてはセレン、セレン・
テルル、セレン・ヒ素硫化カドミウム、アモルフ
アスシリコン等の無機物質やピリリウム系染料、
チオピリリウム系染料、トリアリールメタン系染
料、チアジン系染料、シアニジ系染料、フタロシ
アニン系顔料、ペリレン系顔料、インジゴ系顔
料、チオインジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、
スクアリツク酸顔料、アゾ系顔料、多環キノン系
顔料等の有機物質があげられる。電荷発生層の膜
厚は5μ以下好ましくは0.05〜3μが望ましい。 電荷発生層は用いる電荷発生材料の種類により
真空蒸着、スパツタリング、グロー放電ないしは
塗工等の手段によつて設ける。 塗工に際しては、電荷発生材料をバインダー・
フリーで設ける場合や樹脂分散液として設ける場
合や、バインダーと電荷発生材料の均一溶液とし
て設ける場合等がある。 電荷発生層が電荷発生材料の樹脂分散液ないし
は溶液を塗布して形成される場合は用いるバイン
ダー量が多いと感度に影響する為電荷発生層中に
占めるバインダーの割合は80%以下好ましくは40
%以下が望ましい。 電荷発生層に用いるバインダーとしては、ポリ
ビニルブチラール、ポリメチルメタクリレート、
ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ゴム、
ポリビニルトルエン、スチレン−無水マレイン酸
共重合体、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、エメ
チセルロース、ポリアミド、ポリビニルピリジ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体などを用いる
ことができる。 本発明において好ましい電荷発生物質は、例え
ば特開昭47−18545号、同47−30328号、同48−
724号、同48−725号、同50−1122号、同50−1123
号、同50−38543号、同51−23738号、同51−
95852号、同51−108847号、同51−109841号、同
51−117637号、同51−129234号、同52−104131
号、同52−130331号、同52−135736号、同52−
141229号、同52−143827号、同53−9537号、同53
−9536号、同53−37423号、同53−37424号、同53
−37425号、同53−40529号、同52−104131号、同
52−130331号、同52−135736号、同52−141229
号、同49−11136号、同53−46735号、同53−
58240号、同53−64040号、同53−47730号、同53
−83774号、同53−83745号、同53−95029号、同
54−29645号、同54−37748号、同54−85032号、
同52−47824号、同53−133037号、同53−37422
号、同53−44028号、同53−89433号、同53−
89434号、同54−17732号、同55−60958号、同55
−59468号、同55−149634号各公報などに開示の
フタロシアニン顔料、特開昭47−37543号、同48
−43942号、同48−70538号、同49−91648号、同
52−4241号、同52−8832号、同52−55643号、同
53−95033号、同53−132347号、同53−133445号、
同54−12742号、同54−2129号、同54−2738号、
同54−17733号、同54−17734号、同54−17735号、
同54−20736号、同54−20737号、同54−21728号、
同54−22834号、同54−79632号、同54−94836号、
同54−109438号、同54−111352号、同54−119926
号、同54−119927号、同54−145142号、同55−
33112号、同55−33113号、同55−67751号、同55
−69147号、同55−69148号、同55−117151号、同
56−1944号、同56−2352号、同56−2353号、同56
−5553号、同56−9752号、同56−9753号、同56−
21128号、同56−22438号、同56−32146号各公報、
特願昭55−18574号、同55−18575号、同55−
21670号、同55−72752号、同55−124501号、同55
−124502号、同55−137708号、同55−138263号、
同55−138264号、同55−13826号、同55−138266
号、同55−153814号、同55−166557号、同56−
44066号、同55−132965号各明細書などに開示の
モノアゾ顔料、ビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、
特開昭49−105536号、同52−55643号、同55−
53335号各公報などに開示のスクヴアリリウム系
染料、特開昭47−30331号、同50−61233号、同54
−139540号各公報などに開示のインジゴ染料、特
開昭47−30330号、同54−126036号、同49−
128734号、同55−36849号、同55−65959号各公報
などに開示のペリレン系顔料、特開昭49−128734
号公報などに開示のジオキサン系顔料、特開昭47
−18543号公報などに開示のイミダゾール系顔料、
特開昭52−105828号公報などに開示のチオキサン
チン系染料、特開昭47−18544号、同50−23232号
各公報などに開示の多環キノン系顔料などを挙げ
ることができる。 以下に、代表的な電荷発生物質のいくつかを列
挙する。 電荷発生物質 (1) アモルフアスシリコン (2) セレン−テルル (3) セレン・ヒ素硫化カドミウム (31) 銅フタロシアニン これらの顔料は、1種または2種以上組合せて
用いることができる。また、これらの顔料の結晶
は、α型、β型あるいはその他の何れのものであ
つてもよいが、特にβ型が好ましい。 本発明の電子写真感光体は、前述の顔料を含有
させた電荷発生層を適当な支持体の上に塗工し、
この電荷発生層の上に電荷輸送層を積層した構造
の感光層を用いることによつて作成されることが
できる。この型の電子写真感光体は、適当な支持
体の上に中間層を設け、これを介して前述の顔料
を含む電荷発生層を形成し、その上に下述の電荷
輸送層を形成しても良い。この中間層は、積層構
造からなる感光層の帯電時において導電性支持体
から感光層への自由電荷の注入を阻止するととも
に、感光層を導電性支持体に対して一体的に接着
保持せしめる接着層としての作用を示す。この中
間層は、酸化アルミニウムなどの金属酸化物ある
いはポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、塩化ビニ樹脂、フエノール
樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ド樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリ
イミド樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル−
酢酸ピニル共重合体、カゼイン、ゼラチン、ポリ
ビニルアルコール、水溶性ポリエチレン、ニトロ
セルロースなどを用いることができる。この中間
層はまたは接着層の厚みは、0.1μ〜5μ、好ましく
は0.5〜3μが適当である。また電荷発生層を電荷
輸送層の上に設けた積層構造とすることもでき、
この場合には、適当な表面保護層を形成させるこ
ともできる。 電荷発生層は用いる電荷発生材料の種類により
真空蒸着、スパツタリング、グロー放電ないしは
塗工等の手段によつて設けることができる。 塗工に際しては、電荷発生材料をバインダー・
フリーで設ける場合や樹脂分散液として設ける場
合や、バインダーと電荷発生材料の均一溶液とし
て設ける場合等がある。 顔料の分散に際してはボールミル、アトライタ
ーなど公知の方法を用いることができ顔料粒子が
5μ以下好ましくは2μ以下最適には0.5μ以下とする
ことが望ましい。 顔料はエチレンジアミン等のアミン系溶剤に溶
かして塗布することもできる。塗布方法はブレー
ド、マイヤーバー、スプレー浸漬などの通常の方
法が用いられる。 電荷発生層の膜厚は5μ以下好ましくは0.01〜1μ
が望ましい。 また電荷発生層より上層の電荷輸送層のキヤリ
ヤー注入を均一にするために必要があれば電荷発
生層の表面を研磨し鏡面仕上げをすることができ
る。 この様にして設けた電荷発生層上に電荷輸送層
を設ける。電荷輸送物が被膜形成能をもたない場
合はバインダーを適当な有機溶剤に溶かした液を
通常の方法で塗布乾燥し前述の電荷輸送層を形成
することができる。 本発明の電子写真感光体における別の具体例と
しては、例えば前述のピラゾリン化合物を電荷輸
送物質として用い、これと絶縁性バインダー(バ
インダー自身がポリ−N−ビニルカルバゾールの
様な電荷輸送物質であつてもよい)からなる電荷
輸送媒体中に前述のビスアゾ顔料の熱き顔料を分
散させたことからなる感光層を導電層の上に形成
させたものであつてもよい。この際に用いる絶縁
性バインダーと電荷輸送物質としては、例えば特
公昭52−1667号、特開昭47−30328号、同47−
18545号、各公報などに開示されたものを用いる
ことができる。 本発明の電子写真感光体に用いる支持体として
は、導電性が付与されていれば良く、従来用いら
れているいずれのタイプの導電層であつてもさし
つかえない。具体的には、アルミニウム、パナジ
ウム、モリブテン、クロム、カドミウム、チタ
ン、ニツケル、銅、亜鉛、パラジウム、インジウ
ム、錫、白金、金、ステンレス鋼、真ちゆうなど
の金属シートあるいは金属を蒸着あるいはラミネ
ートしたプラスチツクシートなどを挙げることが
できる。 本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に
利用するのみならず、レーザープリンター、
CRTプリンター、電子写真式製版システムなど
の電子写真応用分野にも広く用いることができ
る。 本発明によれば、従来の有機光導電性材料を用
いた電子写真感光体に較べて、感度が著しく高感
度となり、しかも繰り返し帯電および露光を
10000回以上実施した時でも明部電位の増加と暗
部電位の低下を起こすことがない。 以下、本発明を実施例に従つて説明する。 実施例 1 アルミ板上に脱脂カゼインのアンモニア水溶液
(カゼイン11.2g、28%アンモニア水1g、水222
ml)をマイヤーバーで塗布乾燥し、塗工量1.0
g/m2の接着層を形成した。 次に、下記構造式のビスアゾ顔料5gとブチラ
ール樹脂(ブチラール化度63モル%)2gをエタ
ノール95mlに溶かした液と共にボールミルで40時
間分散した後、接着層上にマイヤーバーで塗工
し、乾燥後の塗工量が0.2g/m2の電荷発生層を
形成した。 ビスアゾ顔料 (前記例示の顔料No.10) 次に、1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキ
シスチリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラ
ゾリン(前記例示のピラゾリン化合物No.7)5
g、ポリ−4,4′−ジオキシジフエニル−2,
2′−プロパンカーボネート(分子量30000)5g
をテトラヒドロフラン70mlに溶かした液を電荷発
生層上に塗布乾燥し塗工量が10g/m2の電荷輸送
層を形成した。 この様にして作成した電子写真感光体を20℃、
65%(相対湿度)で調湿後川口電機(株)製静電複写
紙試験装置Model SP−428を用いてスタチツク
方式で5KVでコロナ帯電し、暗所で10秒間保
持した後、照度5luxで露光し帯電特性を調べた。 初期電圧をVo(−v)暗所での10秒間の電位保
持率をVk(%)、半減衰露光量をE1/2(lux・
Sec)とし、この感光体の帯電特性を第1表に示
す。 第 1 表 Vo:−640ボルト Vk:92% E1/2:4.8lux・sec 本実施例の電子写真感光体を円筒状シリンダー
に張りつけて、これを複写機(キヤノン(株)製
Canon Np 550を改造したもの)に装着した。こ
の複写機は、シリンダーの周囲に負極性帯電器、
露光光学系、現像器、転写帯電器を配置してお
り、シリンダーの回転に伴ない順次工程が行なわ
れ、転写紙に画像が得られる構成になつている。 本実施例の感光体では、明部露光量15lux・sec
で鮮明な画像が得られた。また、この感光体を用
いて25000枚以上の複写を行なつても、得られた
画像は、何れも良好なものであつた。 実施例 2 実施例1の電子写真感光体で用いた電荷輸送層
中の1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラゾリ
ンに代えて、1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メ
トキシスチリル)−5−(4−N,N−ジエチルア
ミノフエニル)ピラゾリン(前記例示のピラゾリ
ン化合物No.2〕を用いたほかは、全く同様の方法
で電子写真感光体を調製した。 この感光体の帯電特性を前記実施例1と同様に
測定したところ、第2表に示す結果が得られた。 第 2 表 Vo:−630ボルト Vk:93% E1/2:4.2lux・sec また、本実施例の感光体を実施例1で用いた複
写機に装着し、同様に画像を形成したが、カブリ
のない鮮明な画像が得られ、また25000枚以上の
複写を行なつても、得られた画像は何れも良好な
ものであつた。 実施例 3〜14 実施例1の電子写真感光体で用いた電荷輸送層
中の1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラゾリ
ンに代えて、第3表に示す各種ピラゾリン化合物
を用いたほかは、全く同様の方法で電子写真感光
体を調製した。 この感光体の帯電特性を前記実施例1と同様に
測定したところ、第3表に示す結果が得られた。
一般式(a)で示される不飽和ケトンと一般式(b)で示
されるヒドラジノ化合物を少量の酢酸とともにア
ルコール中で数時間環流することによつて容易に
得られる。 一般式 (b) X1−NH−NH2 (式中、R1、R2、X1およびnは、前記と同義語
である。) これらのピラゾリン化合物は、1種または2種
以上組合せて用いることができる。 本発明の電子写真感光体の好ましい具体例で
は、前述のピラゾリン化合物を電荷輸送物質とし
て含有させた電荷輸送層と下述の電荷発生層の積
層構造からなる感光層を用いることである。 電荷輸送層は、前述のピラゾリン化合物と結着
剤とを適当な溶剤に溶解せしめた溶液を塗布し、
乾燥せしめることにより形成させることが好まし
い。ここに用いる結着剤としては、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、メタク
リル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フ
エノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリスルホン、アルキド樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリウレタンあるいはこれらの樹脂の繰り
返し単位のうち2つ以上を含む共重合体樹脂など
を挙げることができ、特にポリエステル樹脂、ポ
リカーボネートが好ましいものである。また、ポ
リ−N−ビニルカルバゾールの様にそれ自身電荷
輸送能力をもつ光導電性ポリマーをバインダーと
しても使用することができる。 この結着剤と電荷輸送化合物との配合割合は、
結着剤100重量部当り電荷輸送化合物を10〜500重
量とすることが好ましい。この電荷輸送層の厚さ
は、2〜100ミクロン、好ましくは5〜30ミクロ
ンである。 また、本発明の電荷輸送層を形成させる際に用
いる溶剤としては、多数の有用な有機溶剤を包含
している。代表的なものとしては、例えばベンゼ
ン、ナフタリン、トルエン、キシレン、メシチレ
ン、クロロベンゼンなどの芳香族系炭化水素類、
アセトン、2−ブタノンなどのケトン類、塩化メ
チレン、クロロホルム、塩化エチレンなどのハロ
ゲン化脂肪族系炭化水素類、テトラヒドロフラ
ン、エチルエーテルなどの環状若しくは直鎖状の
エーテル類など、あるいはこれらの混合溶剤を挙
げることができる。 本発明の電荷輸送層には、種々の添加剤を含有
させることができる。かかる添加剤としては、ジ
フエニル、塩化ジフエニル、O−ターフエニル、
P−ターフエニル、ジブチルフタレート、ジメチ
ルグリコールフタレート、ジオクチルフタレー
ト、トリフエニル燐酸、メチルナフタリン、ベン
ゾフエノン、塩素化パラフイン、ジラウリルチオ
プロピオネート、3,5−ジニトロサリチル酸、
各種フルオロカーボン類、シリコンオイルなどを
挙げることができる。 電荷発生層に用いる電荷発生物質としては、光
を吸収し極めて高い効率で電荷担体を発生する材
料であればいずれの材料であつても使用すること
ができ、好ましい材料としてはセレン、セレン・
テルル、セレン・ヒ素硫化カドミウム、アモルフ
アスシリコン等の無機物質やピリリウム系染料、
チオピリリウム系染料、トリアリールメタン系染
料、チアジン系染料、シアニジ系染料、フタロシ
アニン系顔料、ペリレン系顔料、インジゴ系顔
料、チオインジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、
スクアリツク酸顔料、アゾ系顔料、多環キノン系
顔料等の有機物質があげられる。電荷発生層の膜
厚は5μ以下好ましくは0.05〜3μが望ましい。 電荷発生層は用いる電荷発生材料の種類により
真空蒸着、スパツタリング、グロー放電ないしは
塗工等の手段によつて設ける。 塗工に際しては、電荷発生材料をバインダー・
フリーで設ける場合や樹脂分散液として設ける場
合や、バインダーと電荷発生材料の均一溶液とし
て設ける場合等がある。 電荷発生層が電荷発生材料の樹脂分散液ないし
は溶液を塗布して形成される場合は用いるバイン
ダー量が多いと感度に影響する為電荷発生層中に
占めるバインダーの割合は80%以下好ましくは40
%以下が望ましい。 電荷発生層に用いるバインダーとしては、ポリ
ビニルブチラール、ポリメチルメタクリレート、
ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ゴム、
ポリビニルトルエン、スチレン−無水マレイン酸
共重合体、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、エメ
チセルロース、ポリアミド、ポリビニルピリジ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体などを用いる
ことができる。 本発明において好ましい電荷発生物質は、例え
ば特開昭47−18545号、同47−30328号、同48−
724号、同48−725号、同50−1122号、同50−1123
号、同50−38543号、同51−23738号、同51−
95852号、同51−108847号、同51−109841号、同
51−117637号、同51−129234号、同52−104131
号、同52−130331号、同52−135736号、同52−
141229号、同52−143827号、同53−9537号、同53
−9536号、同53−37423号、同53−37424号、同53
−37425号、同53−40529号、同52−104131号、同
52−130331号、同52−135736号、同52−141229
号、同49−11136号、同53−46735号、同53−
58240号、同53−64040号、同53−47730号、同53
−83774号、同53−83745号、同53−95029号、同
54−29645号、同54−37748号、同54−85032号、
同52−47824号、同53−133037号、同53−37422
号、同53−44028号、同53−89433号、同53−
89434号、同54−17732号、同55−60958号、同55
−59468号、同55−149634号各公報などに開示の
フタロシアニン顔料、特開昭47−37543号、同48
−43942号、同48−70538号、同49−91648号、同
52−4241号、同52−8832号、同52−55643号、同
53−95033号、同53−132347号、同53−133445号、
同54−12742号、同54−2129号、同54−2738号、
同54−17733号、同54−17734号、同54−17735号、
同54−20736号、同54−20737号、同54−21728号、
同54−22834号、同54−79632号、同54−94836号、
同54−109438号、同54−111352号、同54−119926
号、同54−119927号、同54−145142号、同55−
33112号、同55−33113号、同55−67751号、同55
−69147号、同55−69148号、同55−117151号、同
56−1944号、同56−2352号、同56−2353号、同56
−5553号、同56−9752号、同56−9753号、同56−
21128号、同56−22438号、同56−32146号各公報、
特願昭55−18574号、同55−18575号、同55−
21670号、同55−72752号、同55−124501号、同55
−124502号、同55−137708号、同55−138263号、
同55−138264号、同55−13826号、同55−138266
号、同55−153814号、同55−166557号、同56−
44066号、同55−132965号各明細書などに開示の
モノアゾ顔料、ビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、
特開昭49−105536号、同52−55643号、同55−
53335号各公報などに開示のスクヴアリリウム系
染料、特開昭47−30331号、同50−61233号、同54
−139540号各公報などに開示のインジゴ染料、特
開昭47−30330号、同54−126036号、同49−
128734号、同55−36849号、同55−65959号各公報
などに開示のペリレン系顔料、特開昭49−128734
号公報などに開示のジオキサン系顔料、特開昭47
−18543号公報などに開示のイミダゾール系顔料、
特開昭52−105828号公報などに開示のチオキサン
チン系染料、特開昭47−18544号、同50−23232号
各公報などに開示の多環キノン系顔料などを挙げ
ることができる。 以下に、代表的な電荷発生物質のいくつかを列
挙する。 電荷発生物質 (1) アモルフアスシリコン (2) セレン−テルル (3) セレン・ヒ素硫化カドミウム (31) 銅フタロシアニン これらの顔料は、1種または2種以上組合せて
用いることができる。また、これらの顔料の結晶
は、α型、β型あるいはその他の何れのものであ
つてもよいが、特にβ型が好ましい。 本発明の電子写真感光体は、前述の顔料を含有
させた電荷発生層を適当な支持体の上に塗工し、
この電荷発生層の上に電荷輸送層を積層した構造
の感光層を用いることによつて作成されることが
できる。この型の電子写真感光体は、適当な支持
体の上に中間層を設け、これを介して前述の顔料
を含む電荷発生層を形成し、その上に下述の電荷
輸送層を形成しても良い。この中間層は、積層構
造からなる感光層の帯電時において導電性支持体
から感光層への自由電荷の注入を阻止するととも
に、感光層を導電性支持体に対して一体的に接着
保持せしめる接着層としての作用を示す。この中
間層は、酸化アルミニウムなどの金属酸化物ある
いはポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、塩化ビニ樹脂、フエノール
樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ド樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリ
イミド樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル−
酢酸ピニル共重合体、カゼイン、ゼラチン、ポリ
ビニルアルコール、水溶性ポリエチレン、ニトロ
セルロースなどを用いることができる。この中間
層はまたは接着層の厚みは、0.1μ〜5μ、好ましく
は0.5〜3μが適当である。また電荷発生層を電荷
輸送層の上に設けた積層構造とすることもでき、
この場合には、適当な表面保護層を形成させるこ
ともできる。 電荷発生層は用いる電荷発生材料の種類により
真空蒸着、スパツタリング、グロー放電ないしは
塗工等の手段によつて設けることができる。 塗工に際しては、電荷発生材料をバインダー・
フリーで設ける場合や樹脂分散液として設ける場
合や、バインダーと電荷発生材料の均一溶液とし
て設ける場合等がある。 顔料の分散に際してはボールミル、アトライタ
ーなど公知の方法を用いることができ顔料粒子が
5μ以下好ましくは2μ以下最適には0.5μ以下とする
ことが望ましい。 顔料はエチレンジアミン等のアミン系溶剤に溶
かして塗布することもできる。塗布方法はブレー
ド、マイヤーバー、スプレー浸漬などの通常の方
法が用いられる。 電荷発生層の膜厚は5μ以下好ましくは0.01〜1μ
が望ましい。 また電荷発生層より上層の電荷輸送層のキヤリ
ヤー注入を均一にするために必要があれば電荷発
生層の表面を研磨し鏡面仕上げをすることができ
る。 この様にして設けた電荷発生層上に電荷輸送層
を設ける。電荷輸送物が被膜形成能をもたない場
合はバインダーを適当な有機溶剤に溶かした液を
通常の方法で塗布乾燥し前述の電荷輸送層を形成
することができる。 本発明の電子写真感光体における別の具体例と
しては、例えば前述のピラゾリン化合物を電荷輸
送物質として用い、これと絶縁性バインダー(バ
インダー自身がポリ−N−ビニルカルバゾールの
様な電荷輸送物質であつてもよい)からなる電荷
輸送媒体中に前述のビスアゾ顔料の熱き顔料を分
散させたことからなる感光層を導電層の上に形成
させたものであつてもよい。この際に用いる絶縁
性バインダーと電荷輸送物質としては、例えば特
公昭52−1667号、特開昭47−30328号、同47−
18545号、各公報などに開示されたものを用いる
ことができる。 本発明の電子写真感光体に用いる支持体として
は、導電性が付与されていれば良く、従来用いら
れているいずれのタイプの導電層であつてもさし
つかえない。具体的には、アルミニウム、パナジ
ウム、モリブテン、クロム、カドミウム、チタ
ン、ニツケル、銅、亜鉛、パラジウム、インジウ
ム、錫、白金、金、ステンレス鋼、真ちゆうなど
の金属シートあるいは金属を蒸着あるいはラミネ
ートしたプラスチツクシートなどを挙げることが
できる。 本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に
利用するのみならず、レーザープリンター、
CRTプリンター、電子写真式製版システムなど
の電子写真応用分野にも広く用いることができ
る。 本発明によれば、従来の有機光導電性材料を用
いた電子写真感光体に較べて、感度が著しく高感
度となり、しかも繰り返し帯電および露光を
10000回以上実施した時でも明部電位の増加と暗
部電位の低下を起こすことがない。 以下、本発明を実施例に従つて説明する。 実施例 1 アルミ板上に脱脂カゼインのアンモニア水溶液
(カゼイン11.2g、28%アンモニア水1g、水222
ml)をマイヤーバーで塗布乾燥し、塗工量1.0
g/m2の接着層を形成した。 次に、下記構造式のビスアゾ顔料5gとブチラ
ール樹脂(ブチラール化度63モル%)2gをエタ
ノール95mlに溶かした液と共にボールミルで40時
間分散した後、接着層上にマイヤーバーで塗工
し、乾燥後の塗工量が0.2g/m2の電荷発生層を
形成した。 ビスアゾ顔料 (前記例示の顔料No.10) 次に、1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキ
シスチリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラ
ゾリン(前記例示のピラゾリン化合物No.7)5
g、ポリ−4,4′−ジオキシジフエニル−2,
2′−プロパンカーボネート(分子量30000)5g
をテトラヒドロフラン70mlに溶かした液を電荷発
生層上に塗布乾燥し塗工量が10g/m2の電荷輸送
層を形成した。 この様にして作成した電子写真感光体を20℃、
65%(相対湿度)で調湿後川口電機(株)製静電複写
紙試験装置Model SP−428を用いてスタチツク
方式で5KVでコロナ帯電し、暗所で10秒間保
持した後、照度5luxで露光し帯電特性を調べた。 初期電圧をVo(−v)暗所での10秒間の電位保
持率をVk(%)、半減衰露光量をE1/2(lux・
Sec)とし、この感光体の帯電特性を第1表に示
す。 第 1 表 Vo:−640ボルト Vk:92% E1/2:4.8lux・sec 本実施例の電子写真感光体を円筒状シリンダー
に張りつけて、これを複写機(キヤノン(株)製
Canon Np 550を改造したもの)に装着した。こ
の複写機は、シリンダーの周囲に負極性帯電器、
露光光学系、現像器、転写帯電器を配置してお
り、シリンダーの回転に伴ない順次工程が行なわ
れ、転写紙に画像が得られる構成になつている。 本実施例の感光体では、明部露光量15lux・sec
で鮮明な画像が得られた。また、この感光体を用
いて25000枚以上の複写を行なつても、得られた
画像は、何れも良好なものであつた。 実施例 2 実施例1の電子写真感光体で用いた電荷輸送層
中の1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラゾリ
ンに代えて、1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メ
トキシスチリル)−5−(4−N,N−ジエチルア
ミノフエニル)ピラゾリン(前記例示のピラゾリ
ン化合物No.2〕を用いたほかは、全く同様の方法
で電子写真感光体を調製した。 この感光体の帯電特性を前記実施例1と同様に
測定したところ、第2表に示す結果が得られた。 第 2 表 Vo:−630ボルト Vk:93% E1/2:4.2lux・sec また、本実施例の感光体を実施例1で用いた複
写機に装着し、同様に画像を形成したが、カブリ
のない鮮明な画像が得られ、また25000枚以上の
複写を行なつても、得られた画像は何れも良好な
ものであつた。 実施例 3〜14 実施例1の電子写真感光体で用いた電荷輸送層
中の1−〔ピリジル−(3)〕−3−(4−メトキシス
チリル)−5−(4−メトキシフエニル)ピラゾリ
ンに代えて、第3表に示す各種ピラゾリン化合物
を用いたほかは、全く同様の方法で電子写真感光
体を調製した。 この感光体の帯電特性を前記実施例1と同様に
測定したところ、第3表に示す結果が得られた。
【表】
各実施例3〜14の電子写真感光体を実施例1と
同様の方法によつて耐久試験したが、実施例1と
同様の結果が得られた。 実施例 15 実施例1の電子写真感光体で用いた電荷発生層
中のビスアゾ顔料(No.10)に代えて、下記構造の
顔料を用いたほかは、同様の方法によつて電子写
真感光体を作成した。 この感光体の帯電特性を実施例1と同様の方法
によつて測定したところ、第4表に示す結果が得
られた。 第 4 表 vo:−580ボルト Vk:93% E1/2:8.6lux・sec また、この感光体の耐久性を実施例1と同様の
方法によつて測定したが25000枚まで良好な画像
が得られた。 実施例 16 実施例1の電子写真感光体で用いた電荷発生層
中のビスアゾ顔料(No.10)に代えて、下記構造の
顔料を用いたほかは、同様の方法によつて電子写
真感光体を作成した。 この感光体の帯電特性を実施例1と同様の方法
によつて測定したところ、第5表に示す結果が得
られた。 第 5 表 Vo:−600ボルト Vk:90% E1/2:7.6lux・sec また、この感光体の耐久性を実施例1と同様の
方法によつて測定したが25000枚まで良好な画像
が得られた。 実施例 17 ポリ−N−ビニルカルバゾール(分子量
30.000)20g、1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−
メトキシスチリル)−5−(4−メトキシフエニ
ル)ピラゾリン(前記例示のピラゾリン化合物No.
39)3.0gポリエステル系樹脂溶液(ポリエステ
ルアドヒーシブ49000デユポン社製固形分20%)
10gおよび顔料No.4の2.0gをテトラヒドロフラ
ン180mlをボールミルにチヤージし40時間分散後
アルミ蒸着マイラーフイルムのアルミ面上にベー
カーアプリケーターを用いて塗工し、乾燥後の塗
工量を12g/m2とした。 こうして作成した感光体を実施例1と同様にし
て帯電測定した結果を第6表に示す。但し帯電極
性はとした。 第 6 表 Vo:450ボルト Vk:84% E1/2:18.6lux・sec 実施例 18 表面が清浄された0.2mm厚のモリブデン板(基
板)をグロー放電蒸着槽内の所定位置に固定し
た。次に槽内を排気し、約5×10-6torrの真空度
にした。その後ヒーターの入力電位を上昇させモ
リブデン基板温度を150℃に安定させた。その後
水素ガスとシランガス(水素ガスに対し15容量
%)を槽内へ導入し、ガス流量と蒸着槽メインバ
ルブを調整して0.5torrに安定させた。 次に誘導コイルに5MHzの高周波電力を投入し
槽内のコイル内部にグロー放電を発生させ30Wの
入力電力とした。上記条件で基板上にアモルフア
スシリコン膜を生長させ膜厚が2μとなるまで同
条件を保つた後グロー放電を中止した。 その後加熱ヒーター、高周波電源をオフ状態と
し基板温度が100℃になるのを持つてから、水素
ガス、シランガスの流出バルブを閉じ、一旦槽内
を10-5torr以下にした後大気圧にもどし、基板を
とりだした。次いでこのアモルフアスシリコン層
の上に実施例1と同様にして電荷輸送層を形成し
た。 こうして得られた感光体を帯電、露光実験装置
に設置し、6KVでコロナ帯電し直ちに光像を
照射した。光像はタングステンランプ光源を用い
透過型のテストチヤートを通して照射された。 その後直ちに正荷電性の現像剤(トナーとキヤ
リヤーを含む)を感光体表面にカスケードするこ
とによつて感光体表面に良好なトナー画像を得
た。 比較例 1〜5 前記実施例1で用いた電荷輸送物質として前記
例示のピラゾリン化合物No.2の代わりに第7表に
示す公知の化合物をそれぞれ用いたほかは、同様
の方法によつて電子写真感光体を調製した。
同様の方法によつて耐久試験したが、実施例1と
同様の結果が得られた。 実施例 15 実施例1の電子写真感光体で用いた電荷発生層
中のビスアゾ顔料(No.10)に代えて、下記構造の
顔料を用いたほかは、同様の方法によつて電子写
真感光体を作成した。 この感光体の帯電特性を実施例1と同様の方法
によつて測定したところ、第4表に示す結果が得
られた。 第 4 表 vo:−580ボルト Vk:93% E1/2:8.6lux・sec また、この感光体の耐久性を実施例1と同様の
方法によつて測定したが25000枚まで良好な画像
が得られた。 実施例 16 実施例1の電子写真感光体で用いた電荷発生層
中のビスアゾ顔料(No.10)に代えて、下記構造の
顔料を用いたほかは、同様の方法によつて電子写
真感光体を作成した。 この感光体の帯電特性を実施例1と同様の方法
によつて測定したところ、第5表に示す結果が得
られた。 第 5 表 Vo:−600ボルト Vk:90% E1/2:7.6lux・sec また、この感光体の耐久性を実施例1と同様の
方法によつて測定したが25000枚まで良好な画像
が得られた。 実施例 17 ポリ−N−ビニルカルバゾール(分子量
30.000)20g、1−〔ピリジル−(2)〕−3−(4−
メトキシスチリル)−5−(4−メトキシフエニ
ル)ピラゾリン(前記例示のピラゾリン化合物No.
39)3.0gポリエステル系樹脂溶液(ポリエステ
ルアドヒーシブ49000デユポン社製固形分20%)
10gおよび顔料No.4の2.0gをテトラヒドロフラ
ン180mlをボールミルにチヤージし40時間分散後
アルミ蒸着マイラーフイルムのアルミ面上にベー
カーアプリケーターを用いて塗工し、乾燥後の塗
工量を12g/m2とした。 こうして作成した感光体を実施例1と同様にし
て帯電測定した結果を第6表に示す。但し帯電極
性はとした。 第 6 表 Vo:450ボルト Vk:84% E1/2:18.6lux・sec 実施例 18 表面が清浄された0.2mm厚のモリブデン板(基
板)をグロー放電蒸着槽内の所定位置に固定し
た。次に槽内を排気し、約5×10-6torrの真空度
にした。その後ヒーターの入力電位を上昇させモ
リブデン基板温度を150℃に安定させた。その後
水素ガスとシランガス(水素ガスに対し15容量
%)を槽内へ導入し、ガス流量と蒸着槽メインバ
ルブを調整して0.5torrに安定させた。 次に誘導コイルに5MHzの高周波電力を投入し
槽内のコイル内部にグロー放電を発生させ30Wの
入力電力とした。上記条件で基板上にアモルフア
スシリコン膜を生長させ膜厚が2μとなるまで同
条件を保つた後グロー放電を中止した。 その後加熱ヒーター、高周波電源をオフ状態と
し基板温度が100℃になるのを持つてから、水素
ガス、シランガスの流出バルブを閉じ、一旦槽内
を10-5torr以下にした後大気圧にもどし、基板を
とりだした。次いでこのアモルフアスシリコン層
の上に実施例1と同様にして電荷輸送層を形成し
た。 こうして得られた感光体を帯電、露光実験装置
に設置し、6KVでコロナ帯電し直ちに光像を
照射した。光像はタングステンランプ光源を用い
透過型のテストチヤートを通して照射された。 その後直ちに正荷電性の現像剤(トナーとキヤ
リヤーを含む)を感光体表面にカスケードするこ
とによつて感光体表面に良好なトナー画像を得
た。 比較例 1〜5 前記実施例1で用いた電荷輸送物質として前記
例示のピラゾリン化合物No.2の代わりに第7表に
示す公知の化合物をそれぞれ用いたほかは、同様
の方法によつて電子写真感光体を調製した。
【表】
【表】
各実施例の感光体の帯電特性を実施例1と同様
の方法によつて測定した。この結果を第8表に示
す。
の方法によつて測定した。この結果を第8表に示
す。
【表】
比較例の各感光体の耐久性を実施例1と同様の
方法によつて測定したが、各感光体は、繰り返し
帯電および露光を行なうと、次第に明部電位の増
加と暗部電位の低下が観察された。 これに対し、本発明の感光体(実施例1〜18)
は、高感度でしかも繰り返し帯電および露光を行
なつても明部電位の増加と暗部電位の低下をほと
んど伴わなかつた。
方法によつて測定したが、各感光体は、繰り返し
帯電および露光を行なうと、次第に明部電位の増
加と暗部電位の低下が観察された。 これに対し、本発明の感光体(実施例1〜18)
は、高感度でしかも繰り返し帯電および露光を行
なつても明部電位の増加と暗部電位の低下をほと
んど伴わなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式[]で示される化合物を含有す
る層を有することを特徴とする電子写真感光体。 一般式[] (式中、X1は置換されてもよいピリジル基、キ
ノリル基およびカルバゾリル基よりなる群から選
ばれた複素環基を示す。R1は、置換されてもよ
いアルコキシフエニル基若しくはアリールオキシ
フエニル基を示す。R2は、置換されてもよいア
リール基を示す。nは、0または1である。)
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9776581A JPS57211151A (en) | 1981-06-23 | 1981-06-23 | Electrophotographic receptor |
| US06/383,629 US4454211A (en) | 1981-06-10 | 1982-06-01 | Electrophotographic photosensitive member with pyrazoline charge transport material |
| GB08216901A GB2102794B (en) | 1981-06-10 | 1982-06-10 | Photoconductive pyrazolienes |
| DE19823222100 DE3222100A1 (de) | 1981-06-10 | 1982-06-11 | Lichtempfindliches element fuer elektrofotografische zwecke |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9776581A JPS57211151A (en) | 1981-06-23 | 1981-06-23 | Electrophotographic receptor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57211151A JPS57211151A (en) | 1982-12-24 |
| JPH0115057B2 true JPH0115057B2 (ja) | 1989-03-15 |
Family
ID=14200955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9776581A Granted JPS57211151A (en) | 1981-06-10 | 1981-06-23 | Electrophotographic receptor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57211151A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61117557A (ja) * | 1984-11-14 | 1986-06-04 | Canon Inc | 積層型電子写真感光体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5551086A (en) * | 1978-09-04 | 1980-04-14 | Copyer Co Ltd | Novel pyrazoline compound, its preparation, and electrophotographic photosensitive substance comprising it |
-
1981
- 1981-06-23 JP JP9776581A patent/JPS57211151A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57211151A (en) | 1982-12-24 |
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