JPH0115498Y2 - - Google Patents

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JPH0115498Y2
JPH0115498Y2 JP3351084U JP3351084U JPH0115498Y2 JP H0115498 Y2 JPH0115498 Y2 JP H0115498Y2 JP 3351084 U JP3351084 U JP 3351084U JP 3351084 U JP3351084 U JP 3351084U JP H0115498 Y2 JPH0115498 Y2 JP H0115498Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) この考案は位置割出装置の位置決め構造に関す
るものである。
(従来技術) 従来より、工作機械の回転テーブル等の位置割
出を行うための装置としては、種々の構造のもの
が用いられている。例えばその具体例としては、
ベースに対して回転テーブルを回転可能に支持
し、この回転テーブルを駆動モータによつて駆動
し、一方上記駆動モータと駆動軸とカムとを連動
させ、このカムにはその周側部を切欠凹部を設け
ると共に、この凹部内にピンを嵌入することによ
つて割出位置を定めるようにした構造のものがあ
る。なおこの種の構造は、本出願人の先の出願
(特願昭58−149948号)にも記載されている。
ところで上記のような従来の位置決め構造にお
いては、第1図に示すように、カムAに設けられ
る切欠凹部Bは、ピンCの断面と略同じ半径を有
する平面視円弧状の形状となされている場合が多
い。しかしながら切欠凹部Bをこのような円弧状
に形成した場合には、使用過程において、ピンC
が凹部Bが摩耗によつて変形した際に、それに伴
つて位置決め精度も低下してしまうという欠点が
生じる。
そこで上記のような欠点を防止するために、第
2図に示すように、切欠凹部Bを平面視V字状に
することによつて、ピンCや凹部Bが摩耗した際
の位置決め精度の低下を防止する方策も講じられ
てはいる。しかしながら、このような構造におい
ては、回転テーブルに作用する偏荷重(アンバラ
ンストルク)や、駆動系の慣性等によつて、カム
Aに回転変位を生じさせるような力が作用した際
に、ピンCが切欠凹部Bの傾斜した側壁によつ
て、凹部Bの斜め外方へと押し上げられ、場合に
よつてはピンCがカムAの周側部に乗り上げてし
まい、それによりカムAも大きく変位し、その結
果、位置決め精度が低下してしまうという欠点が
生じている。
(考案の目的) この考案は上記に鑑みなされたもので、その目
的は、ピンや切欠凹部が摩耗を受けた際の位置決
め精度の低下を防止することができると共に、さ
らにカムに対してアンバランストルク等が作用し
た際にも、上記したピンのカム周側部への乗り上
げに起因する両者の大きな相対移動を防止するこ
とができ、そのため位置決め精度が低下するのを
防止し得る位置割出装置の位置決め構造を提供す
ることにある。
(考案の構成及び作用) 上記の目的に沿うこの考案の位置割出装置の位
置決め構造は、被割出体を駆動する駆動モータの
出力軸にカムを連動させ、このカムの周側部に切
欠凹部を設けると共に、この凹部内に断面略円形
の係合部材の外周部を嵌入することにより、被割
出体の位置を決める位置割出装置の位置決め構造
において、上記切欠凹部は、上記カムの周側部か
ら切欠凹部の底面側へと延びると共に、互いに相
対向して略平行に配設された一対の保持壁と、上
記保持壁の内端側からさらに切欠凹部の底面側へ
と略直線状に延びると共に、底面側ほど互いに相
近接するように配設された一対の位置決め壁とを
有し、また上記切欠凹部においては、上記保持壁
の間隔が係合部材の外径よりもやや大きく、さら
に上記係合部材が上記切欠凹部内に嵌入した状態
で係合部材の中心が、カムの周側部よりも切欠凹
部の底面側へと没入すべく構成したことを特徴と
するもとなる。
上記のように、傾斜して配設された位置決め壁
間に係合部材が嵌入することによつて、カムの位
置を定めるようにしてあるため、位置決め壁や係
合部材に摩耗が生じても、両者の接触部はカムの
回転中心方向には変位するものの、カムの回転方
向には変位しないので、位置決め精度が低下する
ことはない。またカムに対してアンバランストル
ク等が作用することにより、カムを回転させよう
とする力が作用した場合には、係合部材は位置決
め壁に沿つて押出されるが、その後は保持壁に当
接することになる。この保持壁は、カムの回転方
向とは略直交して配置されたものであり、そのた
め係合部材のそれ以上の押出が防止され、係合部
材がカム周側部に乗り上げてしまうのを防止し得
ることになる。この結果、アンバランストルク等
が作用する場合の位置決め精度の低下を防止し得
ることになる。
(実施例) 次ぎにこの考案の位置割出装置の位置決め構造
の具体的な実施例について、第3図ないし第6図
を参照しつつ詳細に説明する。
まず最初に第3図及び第4図により、位置割出
装置の全体構造について説明する。
図において、1はトコロイドモータあるいはギ
ヤモータ等の低速、高トルク特性を有する両軸駆
動モータであつて、その上下部に上部主軸2と下
部主軸3とをそれぞれ有しており、上部主軸2に
はキー4を介して駆動ギヤ5が取着されている。
回転テーブル等の被割出体6は、被割出体6に固
着された回転軸7と、この回転軸7に固着される
と共に、上記駆動ギヤ5ととかみ合うギヤ8とを
有しており、上記上部主軸2の回転によつて、駆
動ギヤ5、ギヤ8、回転軸7をそれぞれ介して被
割出体6を回転駆動し得るようなされている。
上記両軸駆動モータ1の下部はケーシング12
によつて覆われており、下部主軸3はこのケーシ
ング12内方に突出して延びている。この主軸3
には、カム13がキー14及びナツト15によつ
て固着されている。このカム13は上記下部主軸
3の軸心と同心上に配設された略円板状の部材よ
り成るもので、その周側部には、下部主軸3と同
心上に配設された円弧状部16と、この円弧状部
16の一部を切除することによつて形成された切
欠凹部18とを有している。なお、この切欠凹部
18の具体的な形状については後述する。
19はL型レバーであつて、このL型レバー1
9は直交して延びる2本のアーム20,21を有
しており、その交差部において、上記ケーシング
12の側壁に枢着されている。一方のアーム20
の先端部には、ベアリング22を介して、係合部
材たるローラ23が回転自在に支持されており、
このローラ23が上記カム13の周側部上を転動
すると共に、上記切欠凹部18内へと嵌入し得る
ようなされている。またL型レバー19の他方の
アーム21の先端部は、ピン24を介して、流量
方向制御弁25のスプール先端部に一体的に形成
されたロツド26に枢着されている。
次に上記した位置割出装置の作動状態につい
て、簡単に説明する。まずローラ23が、上記カ
ム13の切欠凹部18内に存する場合、流量方向
制御弁25から駆動モータ1への流体の供給はな
く、駆動モータ1は停止状態に保持されている。
そして何らかの離脱手段(図示せず)によつてL
型レバー19が回動され、一方のアーム20に取
着されたローラ23が切欠凹部18から離脱する
と共に、他方のアーム21によつて流量方向制御
弁25のスプールが移動すると、該弁25を通じ
て流体が駆動モータ1へと供給され、駆動モータ
1による被割出体6の回転駆動が開始する。その
後、離脱手段を解除すると、流量方向制御弁25
に内設されたスプリング(図示せず)によつてL
型レバー19が押動され、ローラ23は、スプリ
ング力によつて、カム13の周側部に押し付けら
れた状態で移動する。なおこの際にも、上記駆動
モータ1には流体が供給されている。そして、ロ
ーラ23が凹部18の位置に至り、この凹部18
内に嵌入すると、流量方向制御弁25のスプール
が移動して、該弁25はその流路を閉じ、駆動モ
ータ1への流体の供給を停止して、駆動モータ1
を停止させ、被割出体6の位置割出を行う。
この考案の位置決め構造の特徴的な部分は、上
記のような位置割出を行うために、カム13を形
成された切欠凹部18の形状にある。以下、その
点につき第5図及び第6図に基づいて詳述する。
まず上記カム13における切欠凹部18は、一対
の保持壁27,27と、さらに一対の位置決め壁
28,28と、底壁29とを有している。上記保
持壁27,27は、相対向して配設されると共
に、上記カム13の外周面30から、このカム1
3の回転中心側へと互いに平行に延びるものであ
つて、この保持壁27,27の内端部には上記位
置決め壁28,28がそれぞれ連設されている。
これら位置決め壁28,28は上記カム13の回
転中心側へと直線状に延びるものであつて、カム
13の回転中心側ほど互いに相近接するように配
設されている。そして上記位置決め壁28,28
の内端間に底壁29が連設されている。なお、上
記した一方側の保持壁27及び位置決め壁28
と、他方側の保持壁27及び位置決め壁28と
は、カム13の回転中心を通る中心線Lに対し
て、それぞれ対称になるように形成されているも
のとする。
上記のような切欠凹部18においては、両保持
壁27,27の間隔はローラ23の直径よりもや
や大きな寸法として、ローラ23が両保持壁2
7,27間に遊嵌すると共に、該ローラ23の外
周面が上記両位置決め壁28,28に接触し得る
ようにしておく。殊に、ローラ23が凹部18内
に嵌入した際に、ローラ23の中心位置Oが、上
記カム13の外周面30よりも、さらにカム13
の回転中心側へと没したような位置関係となるよ
うに、保持壁27,27の高さHと、位置決め壁
28,28の傾斜角度θを選択することによつ
て、後記するように、ローラ23の乗り上げを防
止することが可能となる。
上記した構造においては、ローラ23が切欠凹
部18内へ嵌入した位置決め状態においては、ロ
ーラ23の周側部は、両位置決め壁28,28に
当接することになる。したがつて経時的に、ロー
ラ23の周側部や位置決め壁28,28に摩耗が
生じたような場合にでも、両者の接触部は、カム
13の回転中心方向には移動するものの、カム1
3の回転方向に移動することはなく、そのため位
置決め精度の低下を防止することが可能になる。
また、カム13に対してアンバランストルク等に
起因する回転力が作用した場合、ローラ23は位
置決め壁28に沿つて押出されるが、その後は保
持壁27に当接することになる。この保持壁27
は、カム13の回転方向とは略直交して配置され
たものであり、そのためローラ23のそれ以上の
押出が防止され、ローラ23がカム13の周側部
に乗り上げてしまうのを防止し得ることになる。
この結果、アンバランストルク等が作用する場合
の位置決め精度の低下を防止し得ることになる。
特に、上記のようにローラ23の中心位置Oが、
カム13の外周面30よりも、その回転中心方向
に没したような状態に配置してあるので、カム1
3の回転力によつてローラ23に作用する力は、
保持壁27から略垂直にローラ23の中心へと作
用することになるので、ローラ23が保持壁27
の上縁を乗り越えて、カム13の外周面30へと
突出するのをより確実に防止し得ることになる。
以上にこの考案の位置割出装置の位置決め構造
の一実施例の説明をしたが、この考案の位置決め
構造は上記実施例に限定されるものではなく、
種々変更して実施することが可能である。例えば
上記においては、係合部材として、アーム先端部
にベアリングを介して回転自在に支持されたロー
ラを用いた例を示しているが、係合部材は上記の
ような円柱状の部材に限らず、例えば球状の部材
であつてもよい。また上記におけるカムとして
は、円板状の部材を示しているが、他の任意の形
状のカムを採用することも可能である。さらに上
記においては、位置割出装置として、流体によつ
て駆動されると共に、流量方向制御弁によつて駆
動制御される駆動モータを用いた例を示している
が、電動機等の他の形式の駆動モータを用いるこ
ともできる。しかも上記においては、カムを下部
主軸に取着しているが、カムの取着位置はこれに
限らず、要は駆動モータの駆動軸と連動すればよ
い訳である。
なお本願において、係合部材が切欠凹部に嵌入
した状態とは、係合部材が位置決め壁に当接して
いる状態のみならず、保持壁に当接している状態
をも含むものである。またカムの周側部とは、カ
ム構成部材の外周部である場合もあるし、側面部
である場合もある。
(考案の効果) この考案の位置割出装置の位置決め構造は上記
のように構成されたものであり、したがつてこの
考案の位置決め構造によれば、係合部材や切欠凹
部が摩耗を受けた際の位置決め精度の低下を防止
することができると共に、さらにカムに対してア
ンバランストルク等が作用した際にも、係合部材
のカム周側部への乗り上げに起因する両者の大き
な相対移動を防止することができ、そのため位置
決め精度が低下するのを防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の切欠凹部の形状の一例を示す説
明図、第2図はその変更例の説明図、第3図はこ
の考案の位置割出装置の一実施例の一部切欠正面
図、第4図は前図−線に沿う横断面図、第5
図はこの考案の位置決め構造において用いるカム
の一例を示す平面図、第6図は上記カムにおける
切欠凹部の拡大して示す平面図である。 1……駆動モータ、2……上部主軸、3……下
部主軸、6……被割出体、13……カム、18…
…切欠凹部、23……ローラ、27……保持壁、
28……位置決め壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被割出体6を駆動する駆動モータ1の出力軸3
    にカム13を連動させ、このカム13の周側部に
    切欠凹部18を設けると共に、この凹部18内に
    断面略円形の係合部材23の外周部を嵌入するこ
    とにより、被割出体6の位置を定める位置割出装
    置の位置決め構造において、上記切欠凹部18
    は、上記カム13の周側部から切欠凹部18の底
    面側へと延びると共に、互いに相対向して略平行
    に配設された一対の保持壁27,27と、上記保
    持壁27,27の内端側からさらに切欠凹部18
    の底面側へと略直線状に延びると共に、底面側ほ
    ど互いに相近接するように配設された一対の位置
    決め壁28,28とを有し、また上記切欠凹部1
    8においては、上記保持壁27,27の間隔が係
    合部材23の外径よりもやや大きく、さらに上記
    係合部材23が上記切欠凹部18内に嵌入した状
    態で係合部材23の中心が、カム13の周側部よ
    りも切欠凹部18の底面側へと没入すべく構成し
    たことを特徴とする位置割出装置の位置決め構
    造。
JP3351084U 1984-03-07 1984-03-07 位置割出装置の位置決め構造 Granted JPS60146634U (ja)

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JP3351084U JPS60146634U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 位置割出装置の位置決め構造

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JP3351084U JPS60146634U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 位置割出装置の位置決め構造

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JPS60146634U JPS60146634U (ja) 1985-09-28
JPH0115498Y2 true JPH0115498Y2 (ja) 1989-05-09

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JP3351084U Granted JPS60146634U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 位置割出装置の位置決め構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6301985B2 (ja) * 2016-02-19 2018-03-28 ファナック株式会社 工作機械の主軸位相割出し装置

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JPS60146634U (ja) 1985-09-28

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