JPH0116768B2 - - Google Patents
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- JPH0116768B2 JPH0116768B2 JP54022004A JP2200479A JPH0116768B2 JP H0116768 B2 JPH0116768 B2 JP H0116768B2 JP 54022004 A JP54022004 A JP 54022004A JP 2200479 A JP2200479 A JP 2200479A JP H0116768 B2 JPH0116768 B2 JP H0116768B2
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Description
本発明は新規な水和珪酸及びその製造方法を提
供するものである。本発明の水和珪酸は特に農薬
担体及びゴム充填剤として優れた性質を有するば
かりでなく、従来公知の水和珪酸の使用分野にも
好適に使用出来るすぐれた水和珪酸である。また
本発明の水和珪酸の製造方法は工業的に簡単な技
術で優れた性状を付与出来るものである。 水和珪酸は種々の方法で製造され、種々の用途
に使用されている。例えば合成ゴム充填剤、合成
樹脂充填剤、農薬担持担体、歯科用充填剤等の用
途がある。 従来、上記用途に用いる水和珪酸の性質は、そ
の吸油量を増大させることによつて改善されて来
た。しかしながら、単に吸油量を増大させた水和
珪酸は必ずしも前記用途に要求される性質を満足
するものではない。即ち、従来の方法で製造され
る水和珪酸は一般に吸油速度が遅く又吸着された
物質の担持能力、即ち吸着力が弱いという欠点を
有している。そのため例えば、上記水和珪酸を農
薬用担体として用い農薬を製造する場合、農薬成
分を吸着させるのに多くの時間を要し作業性の低
下を招く。また、農薬成分を吸着した水和珪酸を
粉砕、或いは他の添加剤と混合する際、吸着され
た農薬成分が浸出し該農薬成分をバインダーとし
て粉砕機、或いは混合機に水和珪酸及び他の添加
剤などが付着し上記装置のトラブルの原因とな
る。更に、従来の方法で得られる水和珪酸は粒子
径10〜50mμの単粒子が凝集してなる凝集粒子径
が小さい微粉状であるため、取扱い時粉塵が発生
し易く、作業性の低下、及び水和珪酸の損失を招
く。また、上記農薬用担体として使用する場合、
添加される農薬成分の捕捉力が弱く、水和珪酸と
農薬成分を混合する混合機の羽根や壁に農薬成分
が付着し、混合機のトラブルの原因となる。 本発明者は長年水和珪酸の製造研究を続けて来
た。更に水和珪酸の反応条件、経時変化など多方
面に渡つてその性状を追求して来た結果、意外に
も特定な細孔径分布及び凝集粒子径を有する水和
珪酸が前述した従来の水和珪酸の欠点を全て解消
し多方面の用途に安定した性状を呈することを見
出し本発明を完成させ提案するに至つた。 即ち本発明は細孔径分布のうち細孔半径150Å
以下の細孔が占める容積(以下、細孔容積と称す
る)が0.5c.c./g以上で且つ、粒子径が149μ〜
500μのものを45%以上含む水和珪酸である。ま
た、本発明は珪酸アルカリ水溶液に酸を多段添加
して水和珪酸を製造するに際し全酸添加量に対す
る第1段の酸添加割合(A)が20〜50%、第2段の酸
を添加する時の溶液中のシリカ濃度(C)が2〜6
g/100c.c.、及び反応温度(T)が70〜100℃の範
囲内で且つ で表わされるXの値が1.28〜1.55となる条件で反
応を行ない上記反応後の液を過して水和珪酸の
湿潤ケークを得、該湿潤ケークに剪断力又は振動
を与えてスラリーとした後、噴霧乾燥することを
特徴とする細孔径分布のうち細孔半径150Å以下
の細孔が占める容積が0.5c.c./g以上で且つ粒子
径が149μ〜500μのものを45%以上含む水和珪酸
の製造方法を提供するものである。 前記した如く水和珪酸は製造方法の違いなどの
差異によつて種々の種類のものが得られる。ま
た、水和珪酸の吸油量も必要に応じて大きくする
ことが可能である。しかしながら、吸油量が大き
い水和珪酸であつても前記した如く種々の用途に
要求される性質を満足することは稀である。 即ち、従来の吸油量が大きい水和珪酸であつて
も、吸油速度、吸着力等の性質はほとんど改善さ
れていない。本発明においては、種々の統計的な
実験を重ねた結果、上記性質は水和珪酸の細孔容
積によつて決定されることを確認した。 尚、本発明でいう細孔径分布は特に言及しない
限り、水銀ポロシメータ法によつて測定したもの
をいう。 水和珪酸の細孔径分布のうち細孔半径150Å以
下の細孔は小さい程吸油速度、吸着力等の性質に
大きな影響を与えるが、極端に小さい細孔例えば
細孔半径50Å以下になると前記吸油速度、吸油力
等の性質にさほど大きな影響を与えない。従つて
本発明において、細孔容積は細孔径分布のうち細
孔半径50〜150Åの細孔が占める容積が特に重要
である。 本発明の水和珪酸は上記細孔容積を0.5c.c./g
以上有することが必要である。細孔容積が0.5
c.c./gより小さいと水和珪酸の吸油速度、吸着力
等の性質はほとんど改善されない。逆に細孔容積
は大きい程上記性質は向上するが、水和珪酸の製
造上技術的な困難を伴なう。従つて本発明におけ
る水和珪酸の細孔容積は0.5〜2.0c.c./g、特に0.7
〜2.0c.c./gの範囲から選ぶのが好ましい。 本発明の如く細孔容積が0.5c.c./g以上である
水和珪酸は、従来公知の水和珪酸にはほとんど見
い出すことができない。因に、市販されている水
和珪酸の細孔容積は一般に0.11〜0.45c.c./g程度
である。 本発明の水和珪酸は、細孔容積が0.5c.c./g以
上であれば、全吸油量については特に限定されな
い。一般に吸油量は大きい程好ましく、通常1.5
〜3.5c.c./g、特に1.8〜3.5c.c./gの範囲のものが
好適である。 本発明の水和珪酸においては、更に単粒子が凝
集してなる凝集粒子のうち、粒子径が149μ〜
500μのものを45%以上含んでいることが重要で
ある。 該粒子径が上記範囲より小さいものが増加する
と、水和珪酸の取扱い時粉塵が発生し易く、作業
性の低下及び装置のトラブルの原因となるばかり
でなく、例えば農薬用担体として使用した場合に
は混合される農薬成分の捕捉力が弱い。 また、該粒子径が上記範囲より大きいものが増
加すると、例えば、農薬用担体として使用した場
合には水和珪酸の内部まで農薬成分が浸透するの
に時間がかかり、作業性の低下を招く。また、
種々の充填剤とした場合、分散性が悪く再粉砕を
必要とするので好ましくない。 本発明において、前記範囲の粒子径を有するも
のを45%以上含んでいれば充分であるが、粒子径
が前記範囲外の粒子の粒子径も前記範囲の粒子径
に近づけることが好ましい。 本発明の水和珪酸の見掛比重は0.16〜0.24g/
cm3の範囲のものが好適である。尚、前記粒子径は
JIS K1474に準じて測定した値である。 本発明の水和珪酸は前記細孔容積、及び粒子径
の2つの条件を満足することによつて始めて効果
を発揮する。本発明の水和珪酸の製造方法は特に
限定されるものではなく、前記2つの条件を満足
するものが得られる限り如何なる製造方法であつ
てもよい。 以下本発明の水和珪酸の代表的な製造方法を例
示する。例えば、珪酸アルカリ水溶液に酸を多段
添加して反応させた後、過及び乾燥して水和珪
酸を製造するに際し、全酸添加量に対する第1段
の酸添加割合(A)が20〜50%、第2段の酸を添加す
る時のシリカ濃度(C)が2〜6g/100c.c.、及び反
応温度(T)が70〜100℃の範囲内で且つ で表わされるXの値が1.28〜1.55となる条件で反
応を行ない、上記反応後の液を過して水和珪酸
の湿潤ケークを得、該湿潤ケークに剪断力又は振
動を与えてスラリーとした後、噴霧乾燥する水和
珪酸の製造方法が好適である。 上記製造方法において、珪酸アルカリとしては
珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸アンモニウ
ムなどが一般に用いられる。該珪酸アルカリはモ
ル比(M2O/SiO2;MはNa、K、NH4などを示
す)は特に限定されるものではないが、一般に
2.0〜4.0のものが好適に使用される。また、酸と
しては、硫酸、塩酸、硝酸、燐酸などの鉱酸、炭
酸ガス、亜硫酸ガスなどの酸性ガスが一般に用い
られる。 本発明の目的とする水和珪酸を得るためには上
記した珪酸アルカリ水溶液と酸との反応を、珪酸
アルカリ水溶液に酸を多段で添加して行なわせる
ことが好適である。即ちまず珪酸アルカリ水溶液
に第1段の酸添加を行なう。該第1段の酸添加割
合(A)は、全珪酸アルカリを中和するのに必要な酸
の20〜50%とすることが好ましい。第1段の酸添
加割合が上記範囲より低いと、生成する水和珪酸
の単粒子が大きくなり該単粒子が凝集して得られ
る水和珪酸の細孔径が大きくなる傾向がある。従
つて得られる水和珪酸は、吸油量が増大しても細
孔容積を増大させることはできない場合もある。
また、第1段の酸添加割合が上記範囲より高い
と、ゲル化し易く、得られる水和珪酸の細孔容積
が著しく減少するため、吸油速度、及び吸着力等
の性質が改善された水和珪酸を得ることが出来に
くくなる。 第1段の酸添加における温度は特に限定されな
いが、一般に10〜65℃程度とすることが得られる
水和珪酸の細孔容積を増加するために好ましい。 上記第1段の酸添加の際、極部的な反応を防ぎ
ゲル化を防止するため、一般に適当な撹拌を行う
のが好適な態様となる。 第1段の酸添加が終了したら撹拌を継続しなが
ら温度を反応温度に保ち、水和珪酸の種子を析出
させるのが好ましい。反応温度(T)は70〜100
℃の範囲より選ぶことが最も好適である。反応温
度が上記範囲より低いとゲル化し易く、得られる
水和珪酸の細孔容積が著しく減少するため吸油速
度及び吸着力等の性質が改善された水和珪酸を得
ることができない場合もある。また、反応温度が
上記範囲より高いと、反応中水の蒸発量が増すた
め、反応系のシリカ濃度が変動し、安定した反応
を行なうことができない場合もある。従つて上記
反応において、前記第1段の酸添加を上記反応温
度より低い温度、例えば10〜65℃で行なつた後、
昇温して反応温度に保ち水和珪酸を析出させる態
様は、細孔容積の多い水和珪酸を得る点で好まし
い。 第1段の酸添加終了後、第2段の酸を添加する
に際し、溶液中のシリカ濃度(C)は2〜6g/100
c.c.になるように原料の珪酸アルカリの濃度を調整
されていることが好ましい。また該シリカ濃度(C)
は原料珪酸アルカリ水溶液中のシリカの重量を全
溶液の容積で除することによつて知ることができ
る。更に上記シリカ濃度(C)は原料の珪酸アルカリ
水溶液の濃度及びモル比、添加する水の量、第1
段で添加する酸に同伴する水の量、或いは前記反
応温度に保つために水蒸気を溶液中に吹き込んで
加熱を行なう場合、該水蒸気の凝縮水量等によつ
て異なるので、これらの条件を選択することによ
つて調整することができる。 第2段の酸を添加するに際し、溶液中のシリカ
濃度(C)が前記範囲より低いと、得られる水和珪酸
の細孔容積は多少増加するが反応系の水の量が多
くなり設備の大型化を招くので工業的に必ずしも
有利とは云えない。しかも、加熱、過等に多大
のエネルギーを要し経済的に不利となる場合が多
い。また、該シリカ濃度が前記範囲より高いとゲ
ル化し易く、得られる水和珪酸の細孔容積が著し
く減少するため、吸油速度、及び吸着力等の性質
が改善された水和珪酸を得ることができない場合
がある。 第1段の酸添加後、第2段の酸添加開始は、第
1段の酸添加終了後、水和珪酸の種子の析出によ
つて溶液の粘度が最大となる時期から行なうこと
が好ましい。上記酸添加開始時期は第1段の酸添
加温度、第1段の酸の添加割合、反応温度などの
条件によつて多少異なるが、第1段の酸添加が終
了して25〜40分後である場合が一般的である。 第1段の酸添加終了後残部の酸の添加は、前記
反応温度に保ち、連続的或いは多段に分けて行な
うとよい。 本方法にあつては、更に、前述した第2段の酸
を添加する時の溶液中のシリカ濃度(C)、全酸添加
量に対する第1段の酸添加割合(A)、及び反応温度
(T)を関数とする式 で表わされるXの値(以下、X値と称する)が
1.28〜1.55の範囲内となる如く反応を行なうこと
が好適である。X値が上記範囲より低いと水和珪
酸の単粒子が大きくなり、該単粒子が凝集して得
られる水和珪酸の細孔径が全体的に大きくなるた
め目的とする水和珪酸を得ることができない場合
もある。また、X値が上記範囲より高いとゲル化
が起こり易く、細孔容積が著しく減少するため、
吸油速度及び吸着力等の性質が改善された水和珪
酸を得ることができない場合もある。 本方法において、他の条件、例えば反応中にア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等の電解質を
添加すること、及び反応終了後得られる水和珪酸
スラリーに水熱処理などの後処理を行なうことな
どは必要に応じて適宜実施することができる。 前記方法によつて得られた水和珪酸スラリー
は、公知の装置を用いて過される。例えば、一
般にフイルタープレス型、回転型等の過機を用
いて過すればよい。 上記過によつて得られる水和珪酸は湿潤ケー
クとして分離される。該湿潤ケークは剪断力又は
振動を与えることにより簡単にスラリー化する。
従つて該湿潤ケークを一旦スラリーとした後、噴
霧乾燥すると粒子径149μ〜500μのものを45%以
上含む水和珪酸を得ることが出来る。 前述した反応条件によつて、単粒子径が小さい
水和珪酸を得ることができ、該単粒子が凝集した
細孔容積の大きい水和珪酸製品を得ることができ
る。しかしながら、前記過によつて得られる水
和珪酸の湿潤ケークを単に乾燥しただけでは本発
明の目的とする粒子径を有する水和珪酸を得るこ
とは一般にできない。即ち、水和珪酸を湿潤ケー
クの状態で乾燥すると単粒子の凝集が過度に起こ
る。そのため、乾燥後粉砕する必要があり、工程
が複雑化するばかりでなく粉砕の際粒子径を制御
することは非常に困難である。前記方法にあつて
は、水和珪酸の有するチクソトロピー性を利用し
て、過によつて得られる水和珪酸の湿潤ケーク
に剪断力又は振動を与え、単粒子の凝集を一旦切
断してスラリーとした後、噴霧乾燥することによ
り前記粒子径を有する水和珪酸を容易に得ること
が出来るので工業的に有利である。 前記過によつて得られる水和珪酸の湿潤ケー
クは一般に含有水分量40〜90特に50〜85(重量)
%の流動性を有しない固形物として得られるが、
これに適当な剪断力、又は振動を与えると単粒子
の凝集が切断されると共に、凝集粒子間に含まれ
ている水分が分離されて次第に流動性をおびスラ
リー状となる。該単粒子の凝集粒子の切断は究極
的には単粒子にまで分散出来るが工業的にはある
程度凝集粒子が残つた段階で乾燥するのが経済的
である。上記スラリー中の凝集粒子の切断状態
は、スラリー状態になつたものの粘度によつて推
定出来る。そして、一般にスラリーの粘度が低い
程凝集粒子は小さく切断されている。一般には水
和珪酸の湿潤ケークに断力又は振動を与えてスラ
リーにした時の粘度が1〜15000センチボイズ好
ましくは10〜5000センチボイズの範囲とするのが
後述する噴霧乾燥を行なう上で好適である。ま
た、スラリーの粘度を下げる為に水を添加するこ
とも出来るが、乾燥工程における所要熱量を増加
させることになるので経済的に不利となる。従つ
て出来るだけ水を加えないで剪断力又は振動のみ
で粘度を低下させるのが好ましい。しかし、スラ
リーの取扱を容易にする為に少量の水を添加する
ことは必要に応じて実施することが出来る。もち
ろん水和珪酸の湿潤ケークを得る場合に含有水分
量が多い状態例えば95(重量)%程度の湿潤ケー
クを得るようにあらかじめ操作すれば上記の通常
得られる湿潤ケークに水を添加したのと同じ結果
となる。 湿潤ケークに剪断力又は振動を与えて凝集構造
を破壊する為には、公知の各種ニーダー、コロイ
ドミル、振動ミルあるいはホモジナイザー等の湿
式粉砕機混合機及び強力な撹拌装置等によつて剪
断力を与える方法あるいは超音波、強力振動機等
によつて振動を与える方法によつて容易に実施す
ることが出来る。 前記噴霧乾燥は公知の噴霧乾燥機が特に制限さ
れず用いうる。例えば回転円板型乾燥機、加圧ノ
ズル型乾燥機等が好適に用いられる。また得られ
る水和珪酸の粒子径は上記噴霧乾燥の条件を選択
することによつて調節すればよい。例えば、加圧
ノズル型乾燥機を用いた場合はノズルの径、噴霧
圧力、及びスラリー粘度を調節することによつて
粒子径を調節することができる。 以上、本発明の水和珪酸の代表的な製造方法を
説明したが、本発明の水和珪酸の製造方法は前記
製造方法に限定されるものではない。 本発明の水和珪酸は、吸油速度、吸着力が優れ
ているばかりでなく、従来の水和珪酸に比べて粒
子径が大きいため、取扱い時粉塵の発生がなく、
輸送、或いは使用時に優れた特性を示す。従つ
て、本発明の水和珪酸は種々の用途に好適に使用
される。特に農薬用担体として用いた場合は、農
薬成分の吸着速度が速いばかりでなく農薬成分を
吸着後の粉砕、或いは他の添加剤との混合によつ
ても農薬成分の浸出がほとんどないという驚くべ
き特性を示す。更に、農薬成分の捕捉力も良く、
農薬成分との混合の際、混合機の壁に農薬成分の
付着が全くないということも特筆すべき特性であ
る。 以下、本発明を具体的に説明するため実施例を
示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 尚、実施例及び比較例に於ける水和珪酸の細孔
容積、149μ〜500μの粒子径を有する粒子の割合、
混合試験、粉砕試験、吸油速度、見掛比重、吸油
量及び細度の測定は以下の方法によつて行なつ
た。 (1) 細孔容積:その細孔容積はカルロエルバ
(CARLOERBA)社製の1520型水銀ポロシオ
メーター(ダイラトメーター(Dilatometer)
タイプSM3、キヤピラリー(Capillary):3mm
0.07065cm2)を用いて測定した。尚、細孔容積
は細孔半径50〜150Åの細孔の容積として表示
した。 (2) 149μ〜500μの粒子径を有する粒子の割合:
上段に32メツシユのフルイを、下段に100メツ
シユのフルイを配した2段重ねのフルイを用い
て、水和珪酸試料を前記JIS K1474の測定法に
準じてフルイ分けし、全試料重量に対する100
メツシユフルイ上の試料重量の割合を求めて表
示した。 (3) 混合試験:第1図は混合試験に用いる装置を
示す概略図である。第1図に示されるモーター
によつて回転する回転撹拌翼2、及び添加口3
を設けた内容積500mlのポリ容器に水和珪酸試
料5を20g入れ、農薬成分20mlを添加口3より
9〜10分で滴下し、回転撹拌翼の回転数200r.
p.mで滴下開始時より30分間混合する。混合
後、容器内壁及び回転撹拌翼に付着している試
料の重量を測定した。 (4) 吸油速度:第2図〜第4図は吸油速度の測定
方法を示す概略図である。水和珪酸試料5を第
2図に示す如く径70mm、高さ16mmの上面が開口
した容器4に試料の安息角まで入れる。次い
で、第3図に示す如く径110mmの時計皿6に分
銅7を乗せ全重量100gとした重しを試料上に
乗せ、圧縮し15秒後に引き上げる。そして、第
4図に示す如く上記圧縮された試料表面にボイ
ル油8を2ml滴下し、ボイル油と試料が接触し
た時からボイル油が試料中に全て吸収されるま
でに要した時間を測定した。 尚、測定は気温20℃の室内で行なつた。 (5) 粉砕試験:水和珪酸試料5gを蒸発皿に採
る。該試料にボイル油10mlを添加して試料に吸
着させる。上記試料をフイリツプス社製コーヒ
ーミル(家庭用)で粉砕し、粉砕によつて試料
に吸着されたボイル油が浸出して試料が塊状に
なるまでの時間を測定した。 (6) 吸油量:JIS K6220に準じて行なつた。 (7) 見掛比重:JIS K6220に準じて行なつた。 実施例 1 市販の珪酸ソーダ水溶液(モル比3.03、シリカ
濃度26.4%)7.6m3、ボウ硝水溶液(Na2O濃度
1.48%)33.8m3、及び水3.64m3を内容積60m3、撹
拌機付内部加熱式反応槽に供給した。次いで、撹
拌しながら温度40〜45℃の範囲で硫酸(22g/
100c.c.)1.99m3を約10分で添加した。全酸添加量
に対する上記硫酸の添加割合(A)を第1表に示す。
上記第1段の酸添加終了後、撹拌を継続しながら
水蒸気を吹き込み20分間で第1表に示す反応温度
(T)まで昇温した。この時のシリカ濃度(C)を第
1表に示す。該溶液を10分間反応温度に保つた
後、撹拌を継続しながら残部の硫酸2.9m3を90分
間で連続的に添加しPH5.5〜6.5として反応を終了
した。上記C9A、Tより求められたX値を第1表
に示す。該反応液を、乾燥後の水和珪酸のPHが
5.5〜7.0となるようにPH調整し、フイルタープレ
ス過機を用いて水洗・過した。過によつて
得られた水和珪酸湿潤ケークを強力な撹拌装置に
よつてスラリーの粘度が150C.p.となるまで撹拌
してスラリーとした。該スラリーを回転円板型乾
燥機を用いて400℃で乾燥して水和珪酸を得た。
得られた水和珪酸についての細孔容積、149μ〜
500μの粒子径を有する粒子の割合、吸油速度、
吸油量、及び見掛比重、並びに混合試験、粉砕試
験の結果を第1表に示す。尚、混合試験におい
て、農薬成分は、2−sec−ブチル・フエニル−
N−メチルカーボネート(以下、B.P.M.C.と略
記する)を用いた。 実施例 2 実施例1において、第1段目の硫酸の添加量を
1.74m3に、残部の硫酸の添加量を3.08m3に、そし
て反応温度を第1表に示すように変えた以外は実
施例1と同様にして水和珪酸を得た。第1表に実
施例1と同様にして測定したシリカ濃度(C)、酸添
加割合(A)、反応温度(T)、及びX値を示す。ま
た、得られた水和珪酸について実施例1と同様な
測定、試験を行なつた結果を第1表に示す。 実施例 3 実施例1と同じ珪酸ソーダ水溶液、ボウ硝水溶
液をそれぞれ2.27m3、13.5m3と水2.02m3を内容積
25m3、撹拌機付の内部加熱式反応槽に供給した。
次いで、撹拌しながら温度40〜45℃の範囲で硫酸
(22g/100c.c.)0.44m3を約10分間で添加した。上
記硫酸の添加割合(A)を第1表に示す。上記第1段
の酸添加終了後、撹拌を継続しながら水蒸気を吹
き込み20分間で第1表に示す反応温度(T)まで
昇温した。この時のシリカ濃度(C)を第1表に示
す。該溶液を10分間上記反応温度に保つた後、撹
拌を継続しながら、残部の硫酸1.03m3を100分間
で連続添加し、PH5.5〜6.5として反応を終了し
た。上記、C、A、Tより求められたX値を第1
表に示す。以下実施例1と同様にして水和珪酸を
得た。得られた水和珪酸について実施例1と同様
な測定、試験を行なつた結果を第1表に示す。 実施例 4 実施例1と同じ珪酸ソーダ水溶液、ボウ硝水溶
液をそれぞれ6.1、27.0と水6.9を内容積50
、撹拌機付の外部加熱式反応槽に供給した。次
いで、撹拌しながら温度40〜45℃の範囲で硫酸
(22g/100c.c.)1.58を約10分間で添加した。上
記硫酸の添加割合(A)を第1表に示す。上記第1段
の酸添加終了後撹拌を継続しながら20分間で第1
表に示す反応温度(T)まで昇温した。この時の
シリカ濃度(C)を第1表に示す。該溶液を10分間上
記反応温度に保つた後、撹拌を継続しながら残部
の硫酸2.29を100分間で連続添加しPH5.5〜6.5と
して反応を終了した。上記C、A、Tより求めら
れたX値を第1表に示す。該反応液を実施例1と
同様にPH調整及び水洗・過して水和珪酸の湿潤
ケークを得た。得られた湿潤ケークをコロイドミ
ル(特殊機化工業製)で粉砕した後、ホモジナイ
ザー(特殊機化工業製)でスラリーの粘度が
100C.P.となるまで粉砕してスラリーとした。該
スラリーを加圧ノズル型乾燥機(商品名:ミニス
プレー、ヤマト科学(株)製)を用いて200℃で乾燥
して水和珪酸を得た。得られた水和珪酸について
実施例1と同様な測定・試験を行なつた結果を第
1表に示す。 実施例 5 実施例4と同様な珪酸ソーダ水溶液、ボウ硝水
溶液、及び反応槽を用い、珪酸ソーダ水溶液8.79
、ボウ硝水溶液27.0及び水4.2を反応槽に
供給した。以下、第1段の硫酸の添加量を2.56
に、残部の硫酸の添加量を3.03に、そして反応
温度を第1表に示すように変えた以外は実施例4
と同様にして水和珪酸を得た。第1表に実施例4
と同様にして測定したシリカ濃度(C)、酸添加割合
(A)、反応温度(T)、及びX値を示す。また得ら
れた水和珪酸について実施例1と同様な測定、試
験を行なつた結果を第1表に示す。 比較例 1 実施例1において、第1段の硫酸の添加量を
1.47に、そして残部の酸の添加量を3.35に変
えた以外は同様にして水和珪酸を得た。 第1表に実施例1と同様にして測定したシリカ
濃度(C)、酸添加割合(A)、反応温度(T)及びX値
を示す。また得られた水和珪酸について実施例1
と同様な測定・試験を行なつた結果を第1表に示
す。 比較例 2 実施例1と同じ珪酸ソーダ水溶液4m3、ボウ硝
水溶液(Na2O濃度1.35%)13.3m3、水0.9m3を実
施例3と同様な反応槽に供給した。次いで撹拌し
ながら温度40〜4℃の範囲で硫酸(22g/100c.c.)
0.9m3を22分で添加した。上記硫酸の添加割合(A)
を第1表に示す。 上記第1段の酸添加終了後、撹拌を継続しなが
ら水蒸気を吹き込み30分間で第1表に示す反応温
度(T)まで昇温した。この時のシリカ濃度(C)を
第1表に示す。該溶液を10分間反応温度に保つた
後、撹拌を継続しながら残部の硫酸1.95m3を50分
間で連続的に添加し、PH5.5〜6.5として反応を終
了した。上記(C)、(T)、(A)より求められたX値を
第1表に示す。以下、実施例1と同様にして水和
珪酸を得た。得られた水和珪酸について、実施例
1と同様な測定・試験を行なつた結果を第1表に
示す。 比較例 3 実施例1と同様な反応、及び過によつて得ら
れた水和珪酸湿潤ケークを静置乾燥した後、ボー
ルミルで粉砕して水和珪酸を得た。得られた水和
珪酸について実施例1と同様な測定・試験を行な
つた結果を第1表に示す。
供するものである。本発明の水和珪酸は特に農薬
担体及びゴム充填剤として優れた性質を有するば
かりでなく、従来公知の水和珪酸の使用分野にも
好適に使用出来るすぐれた水和珪酸である。また
本発明の水和珪酸の製造方法は工業的に簡単な技
術で優れた性状を付与出来るものである。 水和珪酸は種々の方法で製造され、種々の用途
に使用されている。例えば合成ゴム充填剤、合成
樹脂充填剤、農薬担持担体、歯科用充填剤等の用
途がある。 従来、上記用途に用いる水和珪酸の性質は、そ
の吸油量を増大させることによつて改善されて来
た。しかしながら、単に吸油量を増大させた水和
珪酸は必ずしも前記用途に要求される性質を満足
するものではない。即ち、従来の方法で製造され
る水和珪酸は一般に吸油速度が遅く又吸着された
物質の担持能力、即ち吸着力が弱いという欠点を
有している。そのため例えば、上記水和珪酸を農
薬用担体として用い農薬を製造する場合、農薬成
分を吸着させるのに多くの時間を要し作業性の低
下を招く。また、農薬成分を吸着した水和珪酸を
粉砕、或いは他の添加剤と混合する際、吸着され
た農薬成分が浸出し該農薬成分をバインダーとし
て粉砕機、或いは混合機に水和珪酸及び他の添加
剤などが付着し上記装置のトラブルの原因とな
る。更に、従来の方法で得られる水和珪酸は粒子
径10〜50mμの単粒子が凝集してなる凝集粒子径
が小さい微粉状であるため、取扱い時粉塵が発生
し易く、作業性の低下、及び水和珪酸の損失を招
く。また、上記農薬用担体として使用する場合、
添加される農薬成分の捕捉力が弱く、水和珪酸と
農薬成分を混合する混合機の羽根や壁に農薬成分
が付着し、混合機のトラブルの原因となる。 本発明者は長年水和珪酸の製造研究を続けて来
た。更に水和珪酸の反応条件、経時変化など多方
面に渡つてその性状を追求して来た結果、意外に
も特定な細孔径分布及び凝集粒子径を有する水和
珪酸が前述した従来の水和珪酸の欠点を全て解消
し多方面の用途に安定した性状を呈することを見
出し本発明を完成させ提案するに至つた。 即ち本発明は細孔径分布のうち細孔半径150Å
以下の細孔が占める容積(以下、細孔容積と称す
る)が0.5c.c./g以上で且つ、粒子径が149μ〜
500μのものを45%以上含む水和珪酸である。ま
た、本発明は珪酸アルカリ水溶液に酸を多段添加
して水和珪酸を製造するに際し全酸添加量に対す
る第1段の酸添加割合(A)が20〜50%、第2段の酸
を添加する時の溶液中のシリカ濃度(C)が2〜6
g/100c.c.、及び反応温度(T)が70〜100℃の範
囲内で且つ で表わされるXの値が1.28〜1.55となる条件で反
応を行ない上記反応後の液を過して水和珪酸の
湿潤ケークを得、該湿潤ケークに剪断力又は振動
を与えてスラリーとした後、噴霧乾燥することを
特徴とする細孔径分布のうち細孔半径150Å以下
の細孔が占める容積が0.5c.c./g以上で且つ粒子
径が149μ〜500μのものを45%以上含む水和珪酸
の製造方法を提供するものである。 前記した如く水和珪酸は製造方法の違いなどの
差異によつて種々の種類のものが得られる。ま
た、水和珪酸の吸油量も必要に応じて大きくする
ことが可能である。しかしながら、吸油量が大き
い水和珪酸であつても前記した如く種々の用途に
要求される性質を満足することは稀である。 即ち、従来の吸油量が大きい水和珪酸であつて
も、吸油速度、吸着力等の性質はほとんど改善さ
れていない。本発明においては、種々の統計的な
実験を重ねた結果、上記性質は水和珪酸の細孔容
積によつて決定されることを確認した。 尚、本発明でいう細孔径分布は特に言及しない
限り、水銀ポロシメータ法によつて測定したもの
をいう。 水和珪酸の細孔径分布のうち細孔半径150Å以
下の細孔は小さい程吸油速度、吸着力等の性質に
大きな影響を与えるが、極端に小さい細孔例えば
細孔半径50Å以下になると前記吸油速度、吸油力
等の性質にさほど大きな影響を与えない。従つて
本発明において、細孔容積は細孔径分布のうち細
孔半径50〜150Åの細孔が占める容積が特に重要
である。 本発明の水和珪酸は上記細孔容積を0.5c.c./g
以上有することが必要である。細孔容積が0.5
c.c./gより小さいと水和珪酸の吸油速度、吸着力
等の性質はほとんど改善されない。逆に細孔容積
は大きい程上記性質は向上するが、水和珪酸の製
造上技術的な困難を伴なう。従つて本発明におけ
る水和珪酸の細孔容積は0.5〜2.0c.c./g、特に0.7
〜2.0c.c./gの範囲から選ぶのが好ましい。 本発明の如く細孔容積が0.5c.c./g以上である
水和珪酸は、従来公知の水和珪酸にはほとんど見
い出すことができない。因に、市販されている水
和珪酸の細孔容積は一般に0.11〜0.45c.c./g程度
である。 本発明の水和珪酸は、細孔容積が0.5c.c./g以
上であれば、全吸油量については特に限定されな
い。一般に吸油量は大きい程好ましく、通常1.5
〜3.5c.c./g、特に1.8〜3.5c.c./gの範囲のものが
好適である。 本発明の水和珪酸においては、更に単粒子が凝
集してなる凝集粒子のうち、粒子径が149μ〜
500μのものを45%以上含んでいることが重要で
ある。 該粒子径が上記範囲より小さいものが増加する
と、水和珪酸の取扱い時粉塵が発生し易く、作業
性の低下及び装置のトラブルの原因となるばかり
でなく、例えば農薬用担体として使用した場合に
は混合される農薬成分の捕捉力が弱い。 また、該粒子径が上記範囲より大きいものが増
加すると、例えば、農薬用担体として使用した場
合には水和珪酸の内部まで農薬成分が浸透するの
に時間がかかり、作業性の低下を招く。また、
種々の充填剤とした場合、分散性が悪く再粉砕を
必要とするので好ましくない。 本発明において、前記範囲の粒子径を有するも
のを45%以上含んでいれば充分であるが、粒子径
が前記範囲外の粒子の粒子径も前記範囲の粒子径
に近づけることが好ましい。 本発明の水和珪酸の見掛比重は0.16〜0.24g/
cm3の範囲のものが好適である。尚、前記粒子径は
JIS K1474に準じて測定した値である。 本発明の水和珪酸は前記細孔容積、及び粒子径
の2つの条件を満足することによつて始めて効果
を発揮する。本発明の水和珪酸の製造方法は特に
限定されるものではなく、前記2つの条件を満足
するものが得られる限り如何なる製造方法であつ
てもよい。 以下本発明の水和珪酸の代表的な製造方法を例
示する。例えば、珪酸アルカリ水溶液に酸を多段
添加して反応させた後、過及び乾燥して水和珪
酸を製造するに際し、全酸添加量に対する第1段
の酸添加割合(A)が20〜50%、第2段の酸を添加す
る時のシリカ濃度(C)が2〜6g/100c.c.、及び反
応温度(T)が70〜100℃の範囲内で且つ で表わされるXの値が1.28〜1.55となる条件で反
応を行ない、上記反応後の液を過して水和珪酸
の湿潤ケークを得、該湿潤ケークに剪断力又は振
動を与えてスラリーとした後、噴霧乾燥する水和
珪酸の製造方法が好適である。 上記製造方法において、珪酸アルカリとしては
珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸アンモニウ
ムなどが一般に用いられる。該珪酸アルカリはモ
ル比(M2O/SiO2;MはNa、K、NH4などを示
す)は特に限定されるものではないが、一般に
2.0〜4.0のものが好適に使用される。また、酸と
しては、硫酸、塩酸、硝酸、燐酸などの鉱酸、炭
酸ガス、亜硫酸ガスなどの酸性ガスが一般に用い
られる。 本発明の目的とする水和珪酸を得るためには上
記した珪酸アルカリ水溶液と酸との反応を、珪酸
アルカリ水溶液に酸を多段で添加して行なわせる
ことが好適である。即ちまず珪酸アルカリ水溶液
に第1段の酸添加を行なう。該第1段の酸添加割
合(A)は、全珪酸アルカリを中和するのに必要な酸
の20〜50%とすることが好ましい。第1段の酸添
加割合が上記範囲より低いと、生成する水和珪酸
の単粒子が大きくなり該単粒子が凝集して得られ
る水和珪酸の細孔径が大きくなる傾向がある。従
つて得られる水和珪酸は、吸油量が増大しても細
孔容積を増大させることはできない場合もある。
また、第1段の酸添加割合が上記範囲より高い
と、ゲル化し易く、得られる水和珪酸の細孔容積
が著しく減少するため、吸油速度、及び吸着力等
の性質が改善された水和珪酸を得ることが出来に
くくなる。 第1段の酸添加における温度は特に限定されな
いが、一般に10〜65℃程度とすることが得られる
水和珪酸の細孔容積を増加するために好ましい。 上記第1段の酸添加の際、極部的な反応を防ぎ
ゲル化を防止するため、一般に適当な撹拌を行う
のが好適な態様となる。 第1段の酸添加が終了したら撹拌を継続しなが
ら温度を反応温度に保ち、水和珪酸の種子を析出
させるのが好ましい。反応温度(T)は70〜100
℃の範囲より選ぶことが最も好適である。反応温
度が上記範囲より低いとゲル化し易く、得られる
水和珪酸の細孔容積が著しく減少するため吸油速
度及び吸着力等の性質が改善された水和珪酸を得
ることができない場合もある。また、反応温度が
上記範囲より高いと、反応中水の蒸発量が増すた
め、反応系のシリカ濃度が変動し、安定した反応
を行なうことができない場合もある。従つて上記
反応において、前記第1段の酸添加を上記反応温
度より低い温度、例えば10〜65℃で行なつた後、
昇温して反応温度に保ち水和珪酸を析出させる態
様は、細孔容積の多い水和珪酸を得る点で好まし
い。 第1段の酸添加終了後、第2段の酸を添加する
に際し、溶液中のシリカ濃度(C)は2〜6g/100
c.c.になるように原料の珪酸アルカリの濃度を調整
されていることが好ましい。また該シリカ濃度(C)
は原料珪酸アルカリ水溶液中のシリカの重量を全
溶液の容積で除することによつて知ることができ
る。更に上記シリカ濃度(C)は原料の珪酸アルカリ
水溶液の濃度及びモル比、添加する水の量、第1
段で添加する酸に同伴する水の量、或いは前記反
応温度に保つために水蒸気を溶液中に吹き込んで
加熱を行なう場合、該水蒸気の凝縮水量等によつ
て異なるので、これらの条件を選択することによ
つて調整することができる。 第2段の酸を添加するに際し、溶液中のシリカ
濃度(C)が前記範囲より低いと、得られる水和珪酸
の細孔容積は多少増加するが反応系の水の量が多
くなり設備の大型化を招くので工業的に必ずしも
有利とは云えない。しかも、加熱、過等に多大
のエネルギーを要し経済的に不利となる場合が多
い。また、該シリカ濃度が前記範囲より高いとゲ
ル化し易く、得られる水和珪酸の細孔容積が著し
く減少するため、吸油速度、及び吸着力等の性質
が改善された水和珪酸を得ることができない場合
がある。 第1段の酸添加後、第2段の酸添加開始は、第
1段の酸添加終了後、水和珪酸の種子の析出によ
つて溶液の粘度が最大となる時期から行なうこと
が好ましい。上記酸添加開始時期は第1段の酸添
加温度、第1段の酸の添加割合、反応温度などの
条件によつて多少異なるが、第1段の酸添加が終
了して25〜40分後である場合が一般的である。 第1段の酸添加終了後残部の酸の添加は、前記
反応温度に保ち、連続的或いは多段に分けて行な
うとよい。 本方法にあつては、更に、前述した第2段の酸
を添加する時の溶液中のシリカ濃度(C)、全酸添加
量に対する第1段の酸添加割合(A)、及び反応温度
(T)を関数とする式 で表わされるXの値(以下、X値と称する)が
1.28〜1.55の範囲内となる如く反応を行なうこと
が好適である。X値が上記範囲より低いと水和珪
酸の単粒子が大きくなり、該単粒子が凝集して得
られる水和珪酸の細孔径が全体的に大きくなるた
め目的とする水和珪酸を得ることができない場合
もある。また、X値が上記範囲より高いとゲル化
が起こり易く、細孔容積が著しく減少するため、
吸油速度及び吸着力等の性質が改善された水和珪
酸を得ることができない場合もある。 本方法において、他の条件、例えば反応中にア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等の電解質を
添加すること、及び反応終了後得られる水和珪酸
スラリーに水熱処理などの後処理を行なうことな
どは必要に応じて適宜実施することができる。 前記方法によつて得られた水和珪酸スラリー
は、公知の装置を用いて過される。例えば、一
般にフイルタープレス型、回転型等の過機を用
いて過すればよい。 上記過によつて得られる水和珪酸は湿潤ケー
クとして分離される。該湿潤ケークは剪断力又は
振動を与えることにより簡単にスラリー化する。
従つて該湿潤ケークを一旦スラリーとした後、噴
霧乾燥すると粒子径149μ〜500μのものを45%以
上含む水和珪酸を得ることが出来る。 前述した反応条件によつて、単粒子径が小さい
水和珪酸を得ることができ、該単粒子が凝集した
細孔容積の大きい水和珪酸製品を得ることができ
る。しかしながら、前記過によつて得られる水
和珪酸の湿潤ケークを単に乾燥しただけでは本発
明の目的とする粒子径を有する水和珪酸を得るこ
とは一般にできない。即ち、水和珪酸を湿潤ケー
クの状態で乾燥すると単粒子の凝集が過度に起こ
る。そのため、乾燥後粉砕する必要があり、工程
が複雑化するばかりでなく粉砕の際粒子径を制御
することは非常に困難である。前記方法にあつて
は、水和珪酸の有するチクソトロピー性を利用し
て、過によつて得られる水和珪酸の湿潤ケーク
に剪断力又は振動を与え、単粒子の凝集を一旦切
断してスラリーとした後、噴霧乾燥することによ
り前記粒子径を有する水和珪酸を容易に得ること
が出来るので工業的に有利である。 前記過によつて得られる水和珪酸の湿潤ケー
クは一般に含有水分量40〜90特に50〜85(重量)
%の流動性を有しない固形物として得られるが、
これに適当な剪断力、又は振動を与えると単粒子
の凝集が切断されると共に、凝集粒子間に含まれ
ている水分が分離されて次第に流動性をおびスラ
リー状となる。該単粒子の凝集粒子の切断は究極
的には単粒子にまで分散出来るが工業的にはある
程度凝集粒子が残つた段階で乾燥するのが経済的
である。上記スラリー中の凝集粒子の切断状態
は、スラリー状態になつたものの粘度によつて推
定出来る。そして、一般にスラリーの粘度が低い
程凝集粒子は小さく切断されている。一般には水
和珪酸の湿潤ケークに断力又は振動を与えてスラ
リーにした時の粘度が1〜15000センチボイズ好
ましくは10〜5000センチボイズの範囲とするのが
後述する噴霧乾燥を行なう上で好適である。ま
た、スラリーの粘度を下げる為に水を添加するこ
とも出来るが、乾燥工程における所要熱量を増加
させることになるので経済的に不利となる。従つ
て出来るだけ水を加えないで剪断力又は振動のみ
で粘度を低下させるのが好ましい。しかし、スラ
リーの取扱を容易にする為に少量の水を添加する
ことは必要に応じて実施することが出来る。もち
ろん水和珪酸の湿潤ケークを得る場合に含有水分
量が多い状態例えば95(重量)%程度の湿潤ケー
クを得るようにあらかじめ操作すれば上記の通常
得られる湿潤ケークに水を添加したのと同じ結果
となる。 湿潤ケークに剪断力又は振動を与えて凝集構造
を破壊する為には、公知の各種ニーダー、コロイ
ドミル、振動ミルあるいはホモジナイザー等の湿
式粉砕機混合機及び強力な撹拌装置等によつて剪
断力を与える方法あるいは超音波、強力振動機等
によつて振動を与える方法によつて容易に実施す
ることが出来る。 前記噴霧乾燥は公知の噴霧乾燥機が特に制限さ
れず用いうる。例えば回転円板型乾燥機、加圧ノ
ズル型乾燥機等が好適に用いられる。また得られ
る水和珪酸の粒子径は上記噴霧乾燥の条件を選択
することによつて調節すればよい。例えば、加圧
ノズル型乾燥機を用いた場合はノズルの径、噴霧
圧力、及びスラリー粘度を調節することによつて
粒子径を調節することができる。 以上、本発明の水和珪酸の代表的な製造方法を
説明したが、本発明の水和珪酸の製造方法は前記
製造方法に限定されるものではない。 本発明の水和珪酸は、吸油速度、吸着力が優れ
ているばかりでなく、従来の水和珪酸に比べて粒
子径が大きいため、取扱い時粉塵の発生がなく、
輸送、或いは使用時に優れた特性を示す。従つ
て、本発明の水和珪酸は種々の用途に好適に使用
される。特に農薬用担体として用いた場合は、農
薬成分の吸着速度が速いばかりでなく農薬成分を
吸着後の粉砕、或いは他の添加剤との混合によつ
ても農薬成分の浸出がほとんどないという驚くべ
き特性を示す。更に、農薬成分の捕捉力も良く、
農薬成分との混合の際、混合機の壁に農薬成分の
付着が全くないということも特筆すべき特性であ
る。 以下、本発明を具体的に説明するため実施例を
示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 尚、実施例及び比較例に於ける水和珪酸の細孔
容積、149μ〜500μの粒子径を有する粒子の割合、
混合試験、粉砕試験、吸油速度、見掛比重、吸油
量及び細度の測定は以下の方法によつて行なつ
た。 (1) 細孔容積:その細孔容積はカルロエルバ
(CARLOERBA)社製の1520型水銀ポロシオ
メーター(ダイラトメーター(Dilatometer)
タイプSM3、キヤピラリー(Capillary):3mm
0.07065cm2)を用いて測定した。尚、細孔容積
は細孔半径50〜150Åの細孔の容積として表示
した。 (2) 149μ〜500μの粒子径を有する粒子の割合:
上段に32メツシユのフルイを、下段に100メツ
シユのフルイを配した2段重ねのフルイを用い
て、水和珪酸試料を前記JIS K1474の測定法に
準じてフルイ分けし、全試料重量に対する100
メツシユフルイ上の試料重量の割合を求めて表
示した。 (3) 混合試験:第1図は混合試験に用いる装置を
示す概略図である。第1図に示されるモーター
によつて回転する回転撹拌翼2、及び添加口3
を設けた内容積500mlのポリ容器に水和珪酸試
料5を20g入れ、農薬成分20mlを添加口3より
9〜10分で滴下し、回転撹拌翼の回転数200r.
p.mで滴下開始時より30分間混合する。混合
後、容器内壁及び回転撹拌翼に付着している試
料の重量を測定した。 (4) 吸油速度:第2図〜第4図は吸油速度の測定
方法を示す概略図である。水和珪酸試料5を第
2図に示す如く径70mm、高さ16mmの上面が開口
した容器4に試料の安息角まで入れる。次い
で、第3図に示す如く径110mmの時計皿6に分
銅7を乗せ全重量100gとした重しを試料上に
乗せ、圧縮し15秒後に引き上げる。そして、第
4図に示す如く上記圧縮された試料表面にボイ
ル油8を2ml滴下し、ボイル油と試料が接触し
た時からボイル油が試料中に全て吸収されるま
でに要した時間を測定した。 尚、測定は気温20℃の室内で行なつた。 (5) 粉砕試験:水和珪酸試料5gを蒸発皿に採
る。該試料にボイル油10mlを添加して試料に吸
着させる。上記試料をフイリツプス社製コーヒ
ーミル(家庭用)で粉砕し、粉砕によつて試料
に吸着されたボイル油が浸出して試料が塊状に
なるまでの時間を測定した。 (6) 吸油量:JIS K6220に準じて行なつた。 (7) 見掛比重:JIS K6220に準じて行なつた。 実施例 1 市販の珪酸ソーダ水溶液(モル比3.03、シリカ
濃度26.4%)7.6m3、ボウ硝水溶液(Na2O濃度
1.48%)33.8m3、及び水3.64m3を内容積60m3、撹
拌機付内部加熱式反応槽に供給した。次いで、撹
拌しながら温度40〜45℃の範囲で硫酸(22g/
100c.c.)1.99m3を約10分で添加した。全酸添加量
に対する上記硫酸の添加割合(A)を第1表に示す。
上記第1段の酸添加終了後、撹拌を継続しながら
水蒸気を吹き込み20分間で第1表に示す反応温度
(T)まで昇温した。この時のシリカ濃度(C)を第
1表に示す。該溶液を10分間反応温度に保つた
後、撹拌を継続しながら残部の硫酸2.9m3を90分
間で連続的に添加しPH5.5〜6.5として反応を終了
した。上記C9A、Tより求められたX値を第1表
に示す。該反応液を、乾燥後の水和珪酸のPHが
5.5〜7.0となるようにPH調整し、フイルタープレ
ス過機を用いて水洗・過した。過によつて
得られた水和珪酸湿潤ケークを強力な撹拌装置に
よつてスラリーの粘度が150C.p.となるまで撹拌
してスラリーとした。該スラリーを回転円板型乾
燥機を用いて400℃で乾燥して水和珪酸を得た。
得られた水和珪酸についての細孔容積、149μ〜
500μの粒子径を有する粒子の割合、吸油速度、
吸油量、及び見掛比重、並びに混合試験、粉砕試
験の結果を第1表に示す。尚、混合試験におい
て、農薬成分は、2−sec−ブチル・フエニル−
N−メチルカーボネート(以下、B.P.M.C.と略
記する)を用いた。 実施例 2 実施例1において、第1段目の硫酸の添加量を
1.74m3に、残部の硫酸の添加量を3.08m3に、そし
て反応温度を第1表に示すように変えた以外は実
施例1と同様にして水和珪酸を得た。第1表に実
施例1と同様にして測定したシリカ濃度(C)、酸添
加割合(A)、反応温度(T)、及びX値を示す。ま
た、得られた水和珪酸について実施例1と同様な
測定、試験を行なつた結果を第1表に示す。 実施例 3 実施例1と同じ珪酸ソーダ水溶液、ボウ硝水溶
液をそれぞれ2.27m3、13.5m3と水2.02m3を内容積
25m3、撹拌機付の内部加熱式反応槽に供給した。
次いで、撹拌しながら温度40〜45℃の範囲で硫酸
(22g/100c.c.)0.44m3を約10分間で添加した。上
記硫酸の添加割合(A)を第1表に示す。上記第1段
の酸添加終了後、撹拌を継続しながら水蒸気を吹
き込み20分間で第1表に示す反応温度(T)まで
昇温した。この時のシリカ濃度(C)を第1表に示
す。該溶液を10分間上記反応温度に保つた後、撹
拌を継続しながら、残部の硫酸1.03m3を100分間
で連続添加し、PH5.5〜6.5として反応を終了し
た。上記、C、A、Tより求められたX値を第1
表に示す。以下実施例1と同様にして水和珪酸を
得た。得られた水和珪酸について実施例1と同様
な測定、試験を行なつた結果を第1表に示す。 実施例 4 実施例1と同じ珪酸ソーダ水溶液、ボウ硝水溶
液をそれぞれ6.1、27.0と水6.9を内容積50
、撹拌機付の外部加熱式反応槽に供給した。次
いで、撹拌しながら温度40〜45℃の範囲で硫酸
(22g/100c.c.)1.58を約10分間で添加した。上
記硫酸の添加割合(A)を第1表に示す。上記第1段
の酸添加終了後撹拌を継続しながら20分間で第1
表に示す反応温度(T)まで昇温した。この時の
シリカ濃度(C)を第1表に示す。該溶液を10分間上
記反応温度に保つた後、撹拌を継続しながら残部
の硫酸2.29を100分間で連続添加しPH5.5〜6.5と
して反応を終了した。上記C、A、Tより求めら
れたX値を第1表に示す。該反応液を実施例1と
同様にPH調整及び水洗・過して水和珪酸の湿潤
ケークを得た。得られた湿潤ケークをコロイドミ
ル(特殊機化工業製)で粉砕した後、ホモジナイ
ザー(特殊機化工業製)でスラリーの粘度が
100C.P.となるまで粉砕してスラリーとした。該
スラリーを加圧ノズル型乾燥機(商品名:ミニス
プレー、ヤマト科学(株)製)を用いて200℃で乾燥
して水和珪酸を得た。得られた水和珪酸について
実施例1と同様な測定・試験を行なつた結果を第
1表に示す。 実施例 5 実施例4と同様な珪酸ソーダ水溶液、ボウ硝水
溶液、及び反応槽を用い、珪酸ソーダ水溶液8.79
、ボウ硝水溶液27.0及び水4.2を反応槽に
供給した。以下、第1段の硫酸の添加量を2.56
に、残部の硫酸の添加量を3.03に、そして反応
温度を第1表に示すように変えた以外は実施例4
と同様にして水和珪酸を得た。第1表に実施例4
と同様にして測定したシリカ濃度(C)、酸添加割合
(A)、反応温度(T)、及びX値を示す。また得ら
れた水和珪酸について実施例1と同様な測定、試
験を行なつた結果を第1表に示す。 比較例 1 実施例1において、第1段の硫酸の添加量を
1.47に、そして残部の酸の添加量を3.35に変
えた以外は同様にして水和珪酸を得た。 第1表に実施例1と同様にして測定したシリカ
濃度(C)、酸添加割合(A)、反応温度(T)及びX値
を示す。また得られた水和珪酸について実施例1
と同様な測定・試験を行なつた結果を第1表に示
す。 比較例 2 実施例1と同じ珪酸ソーダ水溶液4m3、ボウ硝
水溶液(Na2O濃度1.35%)13.3m3、水0.9m3を実
施例3と同様な反応槽に供給した。次いで撹拌し
ながら温度40〜4℃の範囲で硫酸(22g/100c.c.)
0.9m3を22分で添加した。上記硫酸の添加割合(A)
を第1表に示す。 上記第1段の酸添加終了後、撹拌を継続しなが
ら水蒸気を吹き込み30分間で第1表に示す反応温
度(T)まで昇温した。この時のシリカ濃度(C)を
第1表に示す。該溶液を10分間反応温度に保つた
後、撹拌を継続しながら残部の硫酸1.95m3を50分
間で連続的に添加し、PH5.5〜6.5として反応を終
了した。上記(C)、(T)、(A)より求められたX値を
第1表に示す。以下、実施例1と同様にして水和
珪酸を得た。得られた水和珪酸について、実施例
1と同様な測定・試験を行なつた結果を第1表に
示す。 比較例 3 実施例1と同様な反応、及び過によつて得ら
れた水和珪酸湿潤ケークを静置乾燥した後、ボー
ルミルで粉砕して水和珪酸を得た。得られた水和
珪酸について実施例1と同様な測定・試験を行な
つた結果を第1表に示す。
【表】
該時間で粉砕を中止したものである。
第1図は混合試験用装置の概略図、第2図、第
3図、及び第4図は吸油速度の測定方法を示す概
略図をそれぞれ示す。また、1は容器、2は回転
撹拌翼、3は添加口、4は容器、5は試料、6は
時計皿、7は分銅、8はボイル油をそれぞれ示
す。
3図、及び第4図は吸油速度の測定方法を示す概
略図をそれぞれ示す。また、1は容器、2は回転
撹拌翼、3は添加口、4は容器、5は試料、6は
時計皿、7は分銅、8はボイル油をそれぞれ示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 細孔径分布のうち細孔半径150Å以下の細孔
が占める容積が0.5c.c./g以上で且つ粒子径が
149μ〜500μのものを45%以上含む水和珪酸。 2 珪酸アルカリ水溶液に酸を多段添加して反応
させた後、濾過及び乾燥して水和珪酸を製造する
に際し、全酸添加量に対する第1段の酸添加割合
(A)が20〜50%、第2段の酸を添加する時の溶液中
のシリカ濃度(C)が2〜6g/100c.c.、及び反応温
度(T)が70〜100℃の範囲内で、且つ で表わされるXの値が1.28〜1.55となる条件で反
応を行ない上記反応後の液を濾過して水和珪酸の
湿潤ケークを得、該湿潤ケークに剪断力又は振動
を与えてスラリーとした後噴霧乾燥することを特
徴とする細孔径分布のうち細孔半径150Å以下の
細孔が占める容積が0.5c.c./g以上で且つ粒子径
が149μ〜500μのものを45%以上含む水和珪酸の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2200479A JPS55116613A (en) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | Silicic acid hydrate and manufacture thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2200479A JPS55116613A (en) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | Silicic acid hydrate and manufacture thereof |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55116613A JPS55116613A (en) | 1980-09-08 |
| JPH0116768B2 true JPH0116768B2 (ja) | 1989-03-27 |
Family
ID=12070852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2200479A Granted JPS55116613A (en) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | Silicic acid hydrate and manufacture thereof |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55116613A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60105609A (ja) * | 1983-03-04 | 1985-06-11 | Taki Chem Co Ltd | 歯磨用シリカ基剤及びその製造方法 |
| JPS6117415A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-25 | Tokuyama Soda Co Ltd | 含水珪酸スラリー状填料の製造方法 |
| JPS6460657A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-07 | Tokuyama Soda Kk | Filler for silicone rubber |
| WO1994011302A1 (en) * | 1992-11-12 | 1994-05-26 | Crosfield Limited | Silicas |
| US6569908B2 (en) * | 2000-01-19 | 2003-05-27 | Oji Paper Co., Ltd. | Dispersion of silica particle agglomerates and process for producing the same |
| JP4654733B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-03-23 | 王子製紙株式会社 | 水和ケイ酸の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS618802A (ja) * | 1984-06-23 | 1986-01-16 | 株式会社フジクラ | 架橋ポリエチレンケ−ブル |
| JPS6228085A (ja) * | 1985-07-26 | 1987-02-06 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 抵抗溶接装置 |
-
1979
- 1979-02-28 JP JP2200479A patent/JPS55116613A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55116613A (en) | 1980-09-08 |
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