JPH01177329A - 高温熱応動素子 - Google Patents

高温熱応動素子

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JPH01177329A
JPH01177329A JP9288A JP9288A JPH01177329A JP H01177329 A JPH01177329 A JP H01177329A JP 9288 A JP9288 A JP 9288A JP 9288 A JP9288 A JP 9288A JP H01177329 A JPH01177329 A JP H01177329A
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実 松本
Ryosuke Kainuma
亮介 貝沼
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高温での熱応動機能を有するセンサー等に用い
られる高温熱応動素子用合金及び高温熱応動素子に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、 TiNi合金が熱弾性マルテンサイト変態の逆
変態に付随して、顕著な形状記憶効果を示すことはよく
知られている。また、 TtNi合金に第3元素を添加
したTiN1X合金は、 TiNi合金同様の優れた形
状記憶効果を示すと同時に、変態温度、あるいは1機械
性性質を、変化させることができることも知られている
。
TiNi合金に可逆形状記憶効果を付与する方法として
、均一化処理後、拘束時効を行うことが車間らによって
提案されている。(特公昭62−14619号公報) 一般にNi過剰のT i N i合金は、低温で時効す
ることで、 Ti3Ni等の析出物が基質中に析出し。
かつそれによる基地のNi濃度の減少によって。
マルテンサイト変態開始温度は上昇し母相#中間相への
変態が導入され変態が2段になることが知られている。
上記した特公昭62−1469号公報の中には、2段変
態が起きるTiNN合金のNi濃度は、 Niの原子パ
ーセントで50.3〜53チであること、2段変態が起
こる時効処理温度は、600℃以下であることが示され
ている。しかし1表1で示すように、この種のTiNi
形状記憶合金は、Ms+20℃位の低温でのマルテンサ
イト変態を利用して形状を記憶するものであった。
表  1 Ms点;800℃溶体化処理後、示差走査熱量計によっ
て求められた。
なお、これらの形状回復温度は。
それぞれの合金ともほぼMs+20 ℃である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、 TiNi合金の作動温度は、100℃
以下と低温である。
まだ、第3元素Xを添加したTiNi合金については、
Xの殆どは作動温度を低下させるので。
顕著な作動温度の上昇は認められない。このため、 ’
piNi合金は、100℃以上の範囲での高温では使用
されていないのが現状である。
尚、 100℃以上の作動温度を有する合金として。
一部のCu基形状記憶合金(Cu−At−Ni・・・)
。
Ti −Pd系形状記憶合金Fe基系形状記憶合金が知
られているが、これらの形状記憶効果は、いずれも合金
のマルテンサイト変態を利用する方法であった。
そこで9本発明は上記欠点に鑑み、 TiNi合金にお
いてマルテンサイト変態を利用することなく高温での熱
応動機能を有する高温熱応動素子用合金及び高温熱応動
素子を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明によれば、 Ni 50.3〜53.0原子パー
セント、残部Tiよりなる化学組成を有する合金であっ
て、該合金の溶体化により所定形状を呈してなることを
特徴とする高温熱応動素子用合金が得られる。
本発明によれば、 Ni過剰TiNi合金をこの合金の
溶体化温度で溶体化して形成される第1の形状と、この
第1の形状を呈する合金を当該合金の弾性域内で拘束し
1時効処理を施して、上記合金の母相と整合を有するN
i過剰相を異方性析出させることにより形成される第2
の形状とを有し、この第2の形状を呈する合金を実質的
にNi過剰析出相の析出温度以上で急加熱してNi過剰
析出相を母相に溶け込ますことにより第1の形状に回復
することを特徴とする高温熱応動素子が得られる。
すなわち、これまで、形状記憶処理は、 Ni過剰析出
相の異方性析出による拡散を利用しないマルテンサイト
変態によるものであった。すなわち従来法では、高温状
態における形状記憶効果を利用するものではなかった。
本発明による形状記憶処理とは、原子パーセントでNi
503〜53.0.残部TiよりなるNi過剰TiNi
合金において、その合金の溶体化温度である800〜1
100°Cの範囲の温度で所望の形状に溶体化して記憶
させることである。
更に本発明によれば、600℃以下の温度での拘束時効
によって異方性析出するNi過剰析出物すなわちTi、
Ni、の化学式で表わされる析出物の現出及び消滅を利
用することにより高温熱応動効果を奏するもので、今ま
でのものと原理を異にする。
先f 、 Ni 過’J4J TjNi合金ヲ800〜
11oo℃の範囲内の温度で溶体化する。この処理が形
状記憶処理である。その後、具体的には、急冷してTi
Ni単相化処理を施した後、この試料を弾性域内で変形
し、600℃以下の温度で時効を行い母相と完全整合を
有するTi3Ni4相を異方性析出させる。この時I 
Ti、Ni4は、変形にょる印加応力を少しでも緩和し
ようと異方性析出する。
拘束時効後、印加応力を除去すると、 Ti3Ni4相
の異方性析出により、試料は変形された状態となる。こ
の拘束時効処理が、変形処理である。
この様な処理では9弾性域内での応力しか加えられてい
なかったので、試料内に転位などの永久欠陥は導入され
ず、この変形はTi、Ni、相の異方性析出によって、
−!かなわれることになる。
このような変形歪を持つ試料を異方性析出物が成長しな
いように急激に600℃を越える温度に加熱すると、加
熱前に変形の原因となっていたTi3N+4は、再度母
相内に溶け込む。
Ti3Ni4と母相は、完全な完全整合を有していたの
で、 Ti3Ni4が母相に溶け込むと、その領域には
全く欠陥は残ることがないため、 Ti。
Ni4相の異方性析出による歪も解消される。このよう
な歪解消に伴い、形状変化が起き1元の溶体化されてい
た記憶形状に戻るのである。
そして、この高温熱応動は高温Ni過剰なNi合金に限
定されない。
〔実施例〕
本発明の実施例を回道を参照して説明する。
第1図は1本発明の実施例に係る高温熱応動素子用合金
の形状回復する熱応動温度を示す図である。この図にお
いて1曲線19曲線29曲線3、及び曲線4は9表1に
示すTi5gNi、6の第1の合金、Ti49.5 N
15(1,5の第2の合金、 T14qNi 51の第
3の合金、 Tt4BN152の第4の合金にそれぞれ
対応している。図中の横軸は1時効処理後。
200〜300℃4のスピードで急激に加熱昇温させた
ときの到達温度を示す。
図中の形状回復率は、400℃の温度での時効における
20瓢φの拘束径をゼロとし、溶体化処理時の直線形状
を100とした時の回復度合を示すものである。
曲線1は50原子パ一セントNi合金のため。
時効による析出物が出ないため9本発明に係る時効処理
の効果は認められない。曲線29曲線3及び曲線4は、
 50.5.51.0.52.0とNi原子パーセント
が徐々に増え、Ni過剰値であるため9本発明による効
果が認められている。またNi濃度の増加に伴い熱応動
温度が上昇しているのは1時効によって析出したTi3
Ni4の量がNi濃度の増加とともに多くなることに起
因するものである。
第1乃至第3の合金の試料とも600℃以下の温度では
100%の形状回復の熱応動は認められない。
また表中のMs点は、 soo’cの溶体化処理後。
示差走査熱量計によって求められた。なお、これらの形
状回復温度は、それぞれの合金ともほぼMs十加℃であ
る。
第1乃至第4の合金は次のように製造された。
高周波真空溶解法によって得られた表1の化学組成の合
金を温度900℃で2時間の均一化処理後、熱間ロール
、および冷間加工により、厚さ約0.2圏の短冊状試料
とした。これに、800℃の溶体化処理を施し、直線の
形状記憶処理を行った。次に、水中で急冷してTiNi
単相化処理を施す。続いてこの試料を9弾性領域下で、
20調φのパイプに巻きつけ、 400℃で2時間の拘
束時効処理を行う。そののち100℃、200℃。
300℃、4006C,500℃、600℃、700℃
の温度にそれぞれ200〜300″C/ecのスピード
で急激に加熱し、各試料の形状回復する熱応動温度を調
べた。その結果を示したのが第1図である。第2図は9
表1の第4の合金の拘束時効処理温度を変えたものの形
状回復度曲線を示している。この図において9曲線41
9曲線422曲線439曲線44、曲線45は、20m
φパイプに拘束し9時効温度を250.300.400
.500,600℃でそれぞれ2時間処理して、これら
の試料を曲記実施例に係る第1乃至第4の合金同様の方
法で、形状回復挙動を調べた結果である。この図から明
らかなように、300〜500℃の範囲の温度での時効
が顕著な効果を示し、250℃では時効が不十分なため
に、 Ti3Ni4の析出が十分ではなく。
600℃では、溶体化処理温度に近いため、 Ti3N
i4の析出量が少いためであることが判った。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、従来の形状記憶効果に不可
欠とされていたマルテンサイト変態を利用しない従来と
原理を異にする時効処理によって生成されるNi過剰析
出物の母相内への拡散を利用したことで形状回復効果に
よる応動が行われる熱応動素子用合金が得られる。また
。
本発明のTtNi形状記憶合金に限らず低合金系におい
ても本発明の原理は、適用可能である。
まだ9本発明によれば実用上、高温での熱応動機能を有
し、さらに、高温での熱応動が定量的に把えられるため
、炉内温度、あるいは発熱による異常発生の温度等の測
定素子として使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る合金を800℃で溶体化
処理後、400℃で2時間拘束時効を行った試料の形状
回復率と加熱温度の関係を示している。 第2図は本発明の実施例に係る合金4を800°Cで溶
体化処理後、異なる温度でそれぞれ拘束時効を行った試
料の形状回復率と加熱温度の関係を示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Ni50.3〜53.0原子パーセント、残部Ti
    よりなる化学組成を有する合金であって、該合金の溶体
    化により所定形状を呈してなることを特徴とする高温熱
    応動素子用合金。 2、Ni過剰TiNi合金を該合金の溶体化温度で溶体
    化して形成される第1の形状と、上記第1の形状を呈す
    る上記合金を当該合金の弾性域内で拘束し、時効処理を
    施して、上記合金の母相と整合を有するNi過剰相を異
    方性析出させることにより形成される第2の形状とを有
    し、上記第2の形状を呈する上記合金を実質的に上記N
    i過剰析出相の析出温度以上で急加熱して上記Ni過剰
    析出相を上記母相に溶け込ますことにより上記第1の形
    状に回復することを特徴とする高温熱応動素子。 3、特許請求の範囲第2項に記載された高温熱応動素子
    において、上記Ni過剰析出相を析出させ、第1の形状
    に回復する温度は600℃以上であることを特徴とする
    高温熱応動素子。 4、特許請求の範囲第2項又は第3項に記載された高温
    熱応動素子において、上記溶体化温度は800〜110
    0℃の範囲内であることを特徴とする高温熱応動素子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN119634751A (zh) * 2023-09-15 2025-03-18 中国科学院金属研究所 一种提高4D打印TiNi基形状记忆合金超弹性能的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928548A (ja) * 1982-08-06 1984-02-15 Kazuhiro Otsuka 超弾性、非可逆形状記憶性Ni−Ti基合金材とその製造方法

Patent Citations (1)

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