JPH01177334A - フェロボロンの製造方法 - Google Patents
フェロボロンの製造方法Info
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- JPH01177334A JPH01177334A JP33686087A JP33686087A JPH01177334A JP H01177334 A JPH01177334 A JP H01177334A JP 33686087 A JP33686087 A JP 33686087A JP 33686087 A JP33686087 A JP 33686087A JP H01177334 A JPH01177334 A JP H01177334A
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- JP
- Japan
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- furnace
- boron
- ferroboron
- amount
- yield
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は電気炉法によるフェロボロンの製造方法に関
するものである。
するものである。
[従来技術]
近年アモルファス合金特にFe−B−3i系のアモルフ
ァス合金がトランス用鉄心として注目を浴びており、そ
のボロン源としてフェロボロンが用いられている。この
フェロボロンの安価な製造法として電気炉炭素還元法が
行われている。
ァス合金がトランス用鉄心として注目を浴びており、そ
のボロン源としてフェロボロンが用いられている。この
フェロボロンの安価な製造法として電気炉炭素還元法が
行われている。
電気炉法によるフェロボロンの製造方法に関する従来技
術としては特公昭34−9108、 特 公 昭40−
18841、特公昭51−37613、特公昭60−1
03151があるが、これらの方法ではいずれも長期に
わたっての安定操業が困難であること、またボロン収率
が低いことなどの問題があり、満足すべき方法ではない
。
術としては特公昭34−9108、 特 公 昭40−
18841、特公昭51−37613、特公昭60−1
03151があるが、これらの方法ではいずれも長期に
わたっての安定操業が困難であること、またボロン収率
が低いことなどの問題があり、満足すべき方法ではない
。
すなわち特公昭34−9108の方法は鉄および酸化硼
素、硼酸等の硼素化合物ならびに木炭、コークス等の炭
素質の物質を5メツシユ以下の粉末とし、かつ炭素質還
元材の量を、原料中の酸素を還元するのに必要な量に対
して過剰に添加することを特徴としているが、この方法
では還元材の過剰配合により炉内で84C等の難溶性物
質が生成し、これが炉床部に堆積し炉床が上昇するため
長期安定操業が不可能である。
素、硼酸等の硼素化合物ならびに木炭、コークス等の炭
素質の物質を5メツシユ以下の粉末とし、かつ炭素質還
元材の量を、原料中の酸素を還元するのに必要な量に対
して過剰に添加することを特徴としているが、この方法
では還元材の過剰配合により炉内で84C等の難溶性物
質が生成し、これが炉床部に堆積し炉床が上昇するため
長期安定操業が不可能である。
公開40−18841は鉄源として鉄鉱石を用い、炭素
量をその脱酸素に要する理論値より少なくすることによ
って易溶性のスラグを副生し、さらに、硼素化合物が溶
融して他の原料と分離することを防止するため、原料を
全て5mm以下に粉砕し、少量の水を加えて混合し20
0℃に加熱した後電気炉に投入することを特徴としてい
る。しかしながら、本方法では原料の事前処理が必要で
あり、この処理費がかかることの他、炉内でスラグを生
成させるためにボロンのスラグへの損失が避けられず、
炭材配合率も理論必要量の50X以下と極めて小さいの
でボロンの高収率は期待出来ない、また還元反応は固−
液反応となり、固−固反応に比べて反応速度が低下し、
単位製品重量当たりの消費電力が高くなることも明らか
で、工業生産に適した技術とはいい難い。
量をその脱酸素に要する理論値より少なくすることによ
って易溶性のスラグを副生し、さらに、硼素化合物が溶
融して他の原料と分離することを防止するため、原料を
全て5mm以下に粉砕し、少量の水を加えて混合し20
0℃に加熱した後電気炉に投入することを特徴としてい
る。しかしながら、本方法では原料の事前処理が必要で
あり、この処理費がかかることの他、炉内でスラグを生
成させるためにボロンのスラグへの損失が避けられず、
炭材配合率も理論必要量の50X以下と極めて小さいの
でボロンの高収率は期待出来ない、また還元反応は固−
液反応となり、固−固反応に比べて反応速度が低下し、
単位製品重量当たりの消費電力が高くなることも明らか
で、工業生産に適した技術とはいい難い。
特公昭51−37613の方法は炉床部での難溶性物質
の堆積を防止するため、原料中に石灰分を配合すること
を提唱しているが、硼酸は炉内で石灰分と容易にスラグ
を生成するので、ボロンのスラグへの損失は避けらす、
又生成するスラグの顕熱による単位製品重量当たりの消
費電力の増加も避けられない。
の堆積を防止するため、原料中に石灰分を配合すること
を提唱しているが、硼酸は炉内で石灰分と容易にスラグ
を生成するので、ボロンのスラグへの損失は避けらす、
又生成するスラグの顕熱による単位製品重量当たりの消
費電力の増加も避けられない。
特公昭60−103151は炉床部に生成する難溶性の
堆積物を積極的に利用しようとしたもので、操業開始時
に反応性不良の還元材を主体とする操業により難溶性の
堆積物を生成せしめ、そのあと炉底が適正温度に至った
ところで木炭を主体とする反応性良好な還元材を理論必
要量の90%以下の弱還元性操業に転換することにより
難溶性の堆積物の成長を抑制して適正な層厚を保持する
ことにより長期安定操業を可能とし、併せてTi、A1
等の不純物の低い高純度製品が得られるとしている。
堆積物を積極的に利用しようとしたもので、操業開始時
に反応性不良の還元材を主体とする操業により難溶性の
堆積物を生成せしめ、そのあと炉底が適正温度に至った
ところで木炭を主体とする反応性良好な還元材を理論必
要量の90%以下の弱還元性操業に転換することにより
難溶性の堆積物の成長を抑制して適正な層厚を保持する
ことにより長期安定操業を可能とし、併せてTi、A1
等の不純物の低い高純度製品が得られるとしている。
しかしながら、この方法はこの特許発明者も述べている
通り、難溶性堆積物は一定の堆積量を越えるとその成長
を抑制することは困難で、その消長をコントロールする
こととは容易ではない、加えて堆積層上で弱還元性操業
を行えば、炉内は還元材の不足から硼素源が低融点のス
ラグとなって炉内温度が下がり、ボロン収率の低下、消
費電力の増加となる。また、熱不足による反応不良から
、むしろ難溶性物質を増加させる虞がある。このような
本方法によって 長期の安定操業が困難であることは明
らかである。また、弱還元操業では電極の炭素分が加炭
され易く電極消耗量が大幅に増加してコストを高めるの
で有利な操業法とはいえない。
通り、難溶性堆積物は一定の堆積量を越えるとその成長
を抑制することは困難で、その消長をコントロールする
こととは容易ではない、加えて堆積層上で弱還元性操業
を行えば、炉内は還元材の不足から硼素源が低融点のス
ラグとなって炉内温度が下がり、ボロン収率の低下、消
費電力の増加となる。また、熱不足による反応不良から
、むしろ難溶性物質を増加させる虞がある。このような
本方法によって 長期の安定操業が困難であることは明
らかである。また、弱還元操業では電極の炭素分が加炭
され易く電極消耗量が大幅に増加してコストを高めるの
で有利な操業法とはいえない。
[発明が解決しようとする問題点コ
前述の通り、従来の電気炉によるフェロボロンの生産は
、炭材を理論値以上に過剰配合すれば炉床部に難溶性物
質の生成、堆積となって安定した操業が不可能となり、
反面、炭材の配合量を必要以上に抑制すれば、金属化率
低下によるボロン収率の低下、製品単位重量当たりの電
力消費量の増加、さらには熱不足となって難溶性物質の
分解反応が起こらず、上記の炭材の過剰配合の場合と同
様に炉床部に難溶性物質を堆積させて不安定な操業にな
るという問題点がある。
、炭材を理論値以上に過剰配合すれば炉床部に難溶性物
質の生成、堆積となって安定した操業が不可能となり、
反面、炭材の配合量を必要以上に抑制すれば、金属化率
低下によるボロン収率の低下、製品単位重量当たりの電
力消費量の増加、さらには熱不足となって難溶性物質の
分解反応が起こらず、上記の炭材の過剰配合の場合と同
様に炉床部に難溶性物質を堆積させて不安定な操業にな
るという問題点がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、炉床部に
難溶性物質を堆積させることなくボロンの収率を高め、
製品単位重量当たりの電力消費量を低減させるフェロボ
ロンの製造方法を提供しようとするものである。
難溶性物質を堆積させることなくボロンの収率を高め、
製品単位重量当たりの電力消費量を低減させるフェロボ
ロンの製造方法を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明によるフェロボロンの製造方法は、電気炉法によ
るフェロボロンの製造方法において、出湯口の下に深さ
100mm乃至500mmの湯溜層を設けた 直流式ジロー炉を用い、酸化硼素、硼酸等の硼素源を還
元する炭材の配合量を、前記硼素源を還元するための理
論必要量の91%乃至100%とすることを特徴とする
。
るフェロボロンの製造方法において、出湯口の下に深さ
100mm乃至500mmの湯溜層を設けた 直流式ジロー炉を用い、酸化硼素、硼酸等の硼素源を還
元する炭材の配合量を、前記硼素源を還元するための理
論必要量の91%乃至100%とすることを特徴とする
。
[作用]
フェロボロンのように高融点物置を溶融還元する電気炉
として直流ジロー式電気炉を選択した理由について述べ
る。炭系質還元材を用いた酸化硼素の還元反応として次
の■乃至■の反応式が知られている。
として直流ジロー式電気炉を選択した理由について述べ
る。炭系質還元材を用いた酸化硼素の還元反応として次
の■乃至■の反応式が知られている。
2/3B203+7/3C=1/3B4C+2COΔF
=173900−83.61T・・・■2/3B20s
+2C=4/3B+2CO。
=173900−83.61T・・・■2/3B20s
+2C=4/3B+2CO。
ΔF=179407−85.017 ・・・■2/3
B203 +284C=2/3B+2CO。
B203 +284C=2/3B+2CO。
ΔF=196168−89.57T ・・・■■、■
式の反応は炉内でほぼ同時に進行していると考えられる
が、熱不足の場合は0式で生成した難溶性物質のB4C
は0式の分解反応を起こさず炉内に堆積する。したがっ
て、炉内に難溶性物質を堆積させないためには電気炉は
熱集中型で、操業の容易な直流ジロー式電気炉を用いる
ことが望ましい。
式の反応は炉内でほぼ同時に進行していると考えられる
が、熱不足の場合は0式で生成した難溶性物質のB4C
は0式の分解反応を起こさず炉内に堆積する。したがっ
て、炉内に難溶性物質を堆積させないためには電気炉は
熱集中型で、操業の容易な直流ジロー式電気炉を用いる
ことが望ましい。
出湯口の下に設けた深さ100mm乃至500mmの湯
溜りにより難溶性物質のB4Cの浮上、排出が円滑に行
われ、その深さは操業中安定しており、ジロー炉の炉底
電極が侵食される虞はない。
溜りにより難溶性物質のB4Cの浮上、排出が円滑に行
われ、その深さは操業中安定しており、ジロー炉の炉底
電極が侵食される虞はない。
また、炭材の配合量は過剰になると、上記■、0式に示
される通り難溶性物質のB4Cの生成または、B4Cを
分解するB2O3の減少により84Cの炉床への堆積が
進行する。一方、これが不足すると8203の還元が不
十分で、ボロンの収率が低下する。この兼合いの中で試
験を重ねた結果、硼素源を還元する炭材の配合量を、硼
素源を還元するための理論必要量の91%乃至100%
とした。
される通り難溶性物質のB4Cの生成または、B4Cを
分解するB2O3の減少により84Cの炉床への堆積が
進行する。一方、これが不足すると8203の還元が不
十分で、ボロンの収率が低下する。この兼合いの中で試
験を重ねた結果、硼素源を還元する炭材の配合量を、硼
素源を還元するための理論必要量の91%乃至100%
とした。
[実施例]
最初に、電気炉法によるフェロボロンの製造方法で、出
湯口の下に湯溜りを設けた直流ジロー炉を用いることが
最適であることを見出した経緯について説明する。
湯口の下に湯溜りを設けた直流ジロー炉を用いることが
最適であることを見出した経緯について説明する。
第1表は500KVA試験電気炉で連続20ch目標の
操業結果であり、装入原料の還元材配合量は硼酸に対す
る理論必要量の95%で一定とした。また、築炉はいず
れも炉床に湯溜り部は設けなかった。
操業結果であり、装入原料の還元材配合量は硼酸に対す
る理論必要量の95%で一定とした。また、築炉はいず
れも炉床に湯溜り部は設けなかった。
第1表
3相エル−炉では操業6ch目で炉床上昇による出湯不
良となり操業中断となった。この炉帯を解体し炉床上昇
を調査した結果、難溶性物質の炉床堆積は240+am
であった。このことから3相エル−炉の熱集中は上記0
式の反応進行に不十分であることが判明した。
良となり操業中断となった。この炉帯を解体し炉床上昇
を調査した結果、難溶性物質の炉床堆積は240+am
であった。このことから3相エル−炉の熱集中は上記0
式の反応進行に不十分であることが判明した。
交流ジロー炉では3相エル−炉に比べて良好な結果とな
り、目標の20chを達成することが出来た。しかし、
炉体の解体結果では90mmの炉床上昇となっていた。
り、目標の20chを達成することが出来た。しかし、
炉体の解体結果では90mmの炉床上昇となっていた。
交流ジロー炉は3相エル−炉に比べてかなり熱集中炉で
あり、フェロボロン用電気炉として連続操業は可能であ
るが、炉床上昇に対しては満足すべきものではない。
あり、フェロボロン用電気炉として連続操業は可能であ
るが、炉床上昇に対しては満足すべきものではない。
次いで交流ジロー炉と直流ジロー炉で炉床上昇の比較試
験を以下のように小型試験炉を用いて実施し、直流ジロ
ー炉が適しているこを確認した。
験を以下のように小型試験炉を用いて実施し、直流ジロ
ー炉が適しているこを確認した。
第2表は交流ジロー炉と直流ジロー炉の切り替え可能な
75KVA試験炉で行った10ch操業の結果で、装入
原料は上記500KVA試験電気炉の場合と同様とした
。
75KVA試験炉で行った10ch操業の結果で、装入
原料は上記500KVA試験電気炉の場合と同様とした
。
第 2 表
目標の10chは操業はいずれも可能であったが、交流
ジロー炉は500KVA試験電気炉と同様に炉床上昇が
認められなたが、直流ジロー炉では炉床上昇が全くなく
、逆に20mm炉床が下がっていた。
ジロー炉は500KVA試験電気炉と同様に炉床上昇が
認められなたが、直流ジロー炉では炉床上昇が全くなく
、逆に20mm炉床が下がっていた。
上述の電気炉形式比較試験において直流ジロー炉の場合
、操業中に炉底が侵食されることが明らかとなった。ジ
ロー炉では炉底が侵食されると、通常は行う必要のない
炉底電極の取り替え作業により操業が中断され、また場
合によっては大事故につながる炉底からの湯漏れの虞が
ある。この解決策として炉底電極の設置位置を湯口レベ
ルより低くして湯溜り部を設けた試験を500KVA直
流ジロー炉で実施した。この試験における装入原料は上
記0式の反応で、難溶融性物質である 84Cを分解す
ために必要なり203が不足しないように、上記■、■
式の反応を抑制する意味で硼酸に対する炭材配合量を理
論必要量の95%から91%に下げて行った。湯溜り深
さは200mmでスタートしたが、5日後の40ch目
で280mmとなり、その後5日間操業したが変化なく
横這いとなった。この深さは炉内精練温度にバランスし
たものであり、大型炉になれば熱容量が増えるので若干
深くなることは容易に推定されるが、それ以上に炉底が
侵食されることはないと考えられる。
、操業中に炉底が侵食されることが明らかとなった。ジ
ロー炉では炉底が侵食されると、通常は行う必要のない
炉底電極の取り替え作業により操業が中断され、また場
合によっては大事故につながる炉底からの湯漏れの虞が
ある。この解決策として炉底電極の設置位置を湯口レベ
ルより低くして湯溜り部を設けた試験を500KVA直
流ジロー炉で実施した。この試験における装入原料は上
記0式の反応で、難溶融性物質である 84Cを分解す
ために必要なり203が不足しないように、上記■、■
式の反応を抑制する意味で硼酸に対する炭材配合量を理
論必要量の95%から91%に下げて行った。湯溜り深
さは200mmでスタートしたが、5日後の40ch目
で280mmとなり、その後5日間操業したが変化なく
横這いとなった。この深さは炉内精練温度にバランスし
たものであり、大型炉になれば熱容量が増えるので若干
深くなることは容易に推定されるが、それ以上に炉底が
侵食されることはないと考えられる。
次いで同一炉で装入原料の硼酸に対する炭材配合量を理
論必要量の95%配合した試験を20ch実施した。こ
の試験においても炉床上昇は全くなく、余分なり4Cは
出湯とともに炉外に排出され、湯溜り深さは280■で
推移した。一方、この湯溜りを設けることによって第3
表に示す通り製品品位のバラツキの減少および消費電力
の低減が認められた。
論必要量の95%配合した試験を20ch実施した。こ
の試験においても炉床上昇は全くなく、余分なり4Cは
出湯とともに炉外に排出され、湯溜り深さは280■で
推移した。一方、この湯溜りを設けることによって第3
表に示す通り製品品位のバラツキの減少および消費電力
の低減が認められた。
第 3 表
湯溜りの有効深さを100mm乃至500mmとするこ
とが最適であるとした理由は次の通りである。
とが最適であるとした理由は次の通りである。
出湯口の下に湯溜りがない場合は、炉内で還元材過剰で
B4Cが生成した場合、出湯後に炉床部にフェロボロン
溶湯が殆どない状態では前記84Cが溶解しないので炉
床堆積物になることは容易に推定されるところであり、
出湯直後の炉床にフェロボロン溶湯が残留していれば、
そのB4Cは比重差から流動性のある溶湯上にあって、
出湯時にそのフェロボロン溶湯の流れにのって炉外に排
出されることも試験操業で確認されているところである
。出湯口の下に300mmの湯溜りを設けた900kw
炉の試験操業においる出湯直後の炉床深さの測定では出
湯口の下の炉床深さは350+++aと深くなっていた
が残湯深さは250t+*であった。したがって湯溜り
の有効深さは差し引き100mm+以上必要であると判
断された。また、上限については熱バランス的に決まる
ものであるが、1ケ月間の操業結果では370mmでバ
ランスしており、さらに、フェロボロンが殆ど遊離しな
い層を130mm設けて炉底電極を保護することを考え
、上限深さを500mmとした。炭材の配合量を硼素源
を還元するための理論必要量の91%乃至100%とし
た理由は、次のようにボロン収率の検討結果によるもの
である。上記0式の反応で生成した難溶性のB4Cを0
式の反応で酸化分解するために炭材配合量を少なめに設
定すれば、ボロン収率の低下をきたし、逆にボロン収率
を高めるために必要以上の炭材を配合すれば硼酸の不足
で0式の反応を起こすことなく、B4Cをの形で炉内に
堆積するか、または出湯中に排出されても精製工程で不
純物として除去されるので結局はボロン収率が低下する
。
B4Cが生成した場合、出湯後に炉床部にフェロボロン
溶湯が殆どない状態では前記84Cが溶解しないので炉
床堆積物になることは容易に推定されるところであり、
出湯直後の炉床にフェロボロン溶湯が残留していれば、
そのB4Cは比重差から流動性のある溶湯上にあって、
出湯時にそのフェロボロン溶湯の流れにのって炉外に排
出されることも試験操業で確認されているところである
。出湯口の下に300mmの湯溜りを設けた900kw
炉の試験操業においる出湯直後の炉床深さの測定では出
湯口の下の炉床深さは350+++aと深くなっていた
が残湯深さは250t+*であった。したがって湯溜り
の有効深さは差し引き100mm+以上必要であると判
断された。また、上限については熱バランス的に決まる
ものであるが、1ケ月間の操業結果では370mmでバ
ランスしており、さらに、フェロボロンが殆ど遊離しな
い層を130mm設けて炉底電極を保護することを考え
、上限深さを500mmとした。炭材の配合量を硼素源
を還元するための理論必要量の91%乃至100%とし
た理由は、次のようにボロン収率の検討結果によるもの
である。上記0式の反応で生成した難溶性のB4Cを0
式の反応で酸化分解するために炭材配合量を少なめに設
定すれば、ボロン収率の低下をきたし、逆にボロン収率
を高めるために必要以上の炭材を配合すれば硼酸の不足
で0式の反応を起こすことなく、B4Cをの形で炉内に
堆積するか、または出湯中に排出されても精製工程で不
純物として除去されるので結局はボロン収率が低下する
。
従って難溶性物質であるB4Cを炉内に堆積させること
なく、高いボロン収率を得る適正な炭材量がおのずと存
在する0本発明者らは上記の考え方に立って種々の実験
を行った結果、この炭材量は原料中の酸素の総和を還元
するために必要な理論炭材量に対する実際の配合炭材量
の比(以下、これをFC当量率という)が91%乃至1
00%の範囲にあることが望ましいことを知見した。第
1図はボロン収率とFC当量率との関係を表すグラフ図
で、硼酸源として0.5mm以下の無水硼酸、炭材とし
て微粉炭または木炭を使用した結果である。
なく、高いボロン収率を得る適正な炭材量がおのずと存
在する0本発明者らは上記の考え方に立って種々の実験
を行った結果、この炭材量は原料中の酸素の総和を還元
するために必要な理論炭材量に対する実際の配合炭材量
の比(以下、これをFC当量率という)が91%乃至1
00%の範囲にあることが望ましいことを知見した。第
1図はボロン収率とFC当量率との関係を表すグラフ図
で、硼酸源として0.5mm以下の無水硼酸、炭材とし
て微粉炭または木炭を使用した結果である。
即ち、本発明者らが推定した通り、ボロン収率はFC当
量率に対して極大値があり、FC当量率が88%以上か
ら顕著にボロン収率が高くなり、100%以上になると
大幅に低下する傾向を示しているが、安定した高ボロン
収率を得るためのFC当量率は91%乃至100%であ
る。一方、ボロン収率の向上は製品単位重量当たりの消
費電力の低減効果をもたらす。第2図は上記第1図の結
果を得た実験による製品単位重量当たりの消費電力とF
C当量率との関係で、FC当量率91%乃至100%で
低い消費電力になっている。
量率に対して極大値があり、FC当量率が88%以上か
ら顕著にボロン収率が高くなり、100%以上になると
大幅に低下する傾向を示しているが、安定した高ボロン
収率を得るためのFC当量率は91%乃至100%であ
る。一方、ボロン収率の向上は製品単位重量当たりの消
費電力の低減効果をもたらす。第2図は上記第1図の結
果を得た実験による製品単位重量当たりの消費電力とF
C当量率との関係で、FC当量率91%乃至100%で
低い消費電力になっている。
次に、本発明の実施例にもとすく具体的な数値を挙げる
。 900kw直流ジロー炉で30日間の連続操業を行
った結果で、第4表に示す通りである。なお、このとき
湯溜り深さは操業7日で370mmとなり、以降横這い
となった。
。 900kw直流ジロー炉で30日間の連続操業を行
った結果で、第4表に示す通りである。なお、このとき
湯溜り深さは操業7日で370mmとなり、以降横這い
となった。
第4表
[発明の効果コ
本発明のフェロボロンの製造方法によれば、出湯口の下
に湯溜りを設けた直流式ジロー炉を用い、硼素源の還元
材を理論必要量以下とするので、炉床部に難溶性物質を
堆積させることなくボロンの収率を高め、製品単位重量
当たりの電力消費量を低減させることが出来る。
に湯溜りを設けた直流式ジロー炉を用い、硼素源の還元
材を理論必要量以下とするので、炉床部に難溶性物質を
堆積させることなくボロンの収率を高め、製品単位重量
当たりの電力消費量を低減させることが出来る。
第1図はFC当量率に対するボロン収率を表すグラフ図
、第2図はFC当量率に対する製品単位重量当たりの電
力消費量を表すグラフ図である。
、第2図はFC当量率に対する製品単位重量当たりの電
力消費量を表すグラフ図である。
Claims (1)
- 電気炉法によるフェロボロンの製造方法において、出
湯口の下に深さ100mm乃至500mmの湯溜層を設
けた直流式ジロー炉を用い、酸化硼素、硼酸等の硼素源
を還元する炭材の配合量を、前記硼素源を還元するため
の理論必要量の91%乃至100%とすることを特徴と
するフェロボロンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33686087A JPH01177334A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | フェロボロンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33686087A JPH01177334A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | フェロボロンの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01177334A true JPH01177334A (ja) | 1989-07-13 |
Family
ID=18303325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33686087A Pending JPH01177334A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | フェロボロンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01177334A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007026192A1 (en) * | 2005-08-31 | 2007-03-08 | Genel Metalurji Ve Bor Uç Ürünleri Üretim Iç Ve Dis Ticaret Anonim Sirketi | Production of ferroboron in direct current electrical arc furnace |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5137613A (ja) * | 1974-08-01 | 1976-03-30 | Wurlitzer Co | |
| JPS5217492A (en) * | 1975-07-30 | 1977-02-09 | Squibb & Sons Inc | Production of 33heterothioo7 thioureidocephalosporins |
| JPS602649A (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-08 | Nippon Denko Kk | 電炉法によるフエロボロンの製造方法 |
| JPS6151020A (ja) * | 1984-05-29 | 1986-03-13 | ダブリユ.エル.ゴア アンド アソシエイツ インコ−ポレイテイド | ポリウレタンプレポリマ− |
| JPS6151021A (ja) * | 1984-08-16 | 1986-03-13 | Takeda Chem Ind Ltd | 連通気泡を有する硬質ウレタンフオ−ム |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP33686087A patent/JPH01177334A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5137613A (ja) * | 1974-08-01 | 1976-03-30 | Wurlitzer Co | |
| JPS5217492A (en) * | 1975-07-30 | 1977-02-09 | Squibb & Sons Inc | Production of 33heterothioo7 thioureidocephalosporins |
| JPS602649A (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-08 | Nippon Denko Kk | 電炉法によるフエロボロンの製造方法 |
| JPS6151020A (ja) * | 1984-05-29 | 1986-03-13 | ダブリユ.エル.ゴア アンド アソシエイツ インコ−ポレイテイド | ポリウレタンプレポリマ− |
| JPS6151021A (ja) * | 1984-08-16 | 1986-03-13 | Takeda Chem Ind Ltd | 連通気泡を有する硬質ウレタンフオ−ム |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007026192A1 (en) * | 2005-08-31 | 2007-03-08 | Genel Metalurji Ve Bor Uç Ürünleri Üretim Iç Ve Dis Ticaret Anonim Sirketi | Production of ferroboron in direct current electrical arc furnace |
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