JPH0118143B2 - - Google Patents

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JPH0118143B2
JPH0118143B2 JP6369280A JP6369280A JPH0118143B2 JP H0118143 B2 JPH0118143 B2 JP H0118143B2 JP 6369280 A JP6369280 A JP 6369280A JP 6369280 A JP6369280 A JP 6369280A JP H0118143 B2 JPH0118143 B2 JP H0118143B2
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JP
Japan
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steel
strength
corrosion resistance
hot workability
amount
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JP6369280A
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JPS56158851A (en
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Takeshi Aizawa
Yoshinobu Motokura
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Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は化学、海水、原子力等各種プラントや
食品、機械、船舶機械等に用いられる耐食性、加
工性に優れた高強度オーステナイト系ステンレス
鋼に関するものである。 オーステナイト系ステンレス鋼は耐食性、耐熱
性、加工性、機械的性質が優れているため広く使
用されている。最近機械、構造物の大型化が進
み、構造用ステンレス鋼の強度向上が強く求めら
れるようになつてきた。この要求に対して強度を
向上させたオーステナイト系ステンレス鋼として
は、SUS304にNを0.15%程度添加した
SUS304N1、さらにこのSUS304N1にNb0.1%程
度添加したSUS304N2、さらに22Cr―13Ni―
5Mn―0.3N鋼、20Cr―6Ni―9Mn―0.3M鋼が知
られている。 これらの鋼の固溶化熱処理後の強度は前2者の
SUS304N1、SUS304N2の耐力が35Kg/mm2程度、
引張強さが75Kg/mm2程度と必ずしも十分な強度を
有していなく、後2者の鋼については耐力が45
Kg/mm2程度、引張強さが80Kg/mm2以上とほぼ満足で
きる強度を有している。しかしながら後2者の鋼
はNを0.3%と多量に含有しているため、応力腐
食割れ感受性がSUS304に比べ大きく高強度構造
用オーステナイト系ステンレス鋼としては大きな
欠点となつている。さらにMn含有量が多いため
熱間加工性が劣るという欠点がある。 また、直接に高強度を狙つたものではないが、
高い強度を有する鋼としては25Cr―13Ni―0.3N
―1Mo鋼、17Cr―8Ni―8Mn―4Si―0.15N鋼が
知られている。しかしこれらは、耐力が40Kg/mm2
程度、引張り強さが78Kg/mm2程度と今一歩要求強
度に達しないものである。さらに前者の鋼は高
Cr鋼であり、後者の鋼は高Si鋼であるため共に
熱間加工性が劣るという欠点を有している。 本発明はかかる従来鋼の欠点を克服したもので
本発明者等が種々研究を重ねた結果、オーステナ
イト系ステンレス鋼の強度を上げるためN量を単
に増加させると、応力腐食割れ感受性が増大する
という欠点が生ずる。そこで、Nに加えてさらに
Si量を増加し、Si、Nの組合せにより80Kg/mm2
引張り強さが得られる鋼の熱間加工性を調べた。
その結果は第1図に示したようにSi含有量の増加
につれて捻回値は上昇し、Si1.2%でほぼ満足し
得る値を示し、Si1.5%でほぼ一定となつており、
NにSiを組合せて用いた場合に加工性を向上する
ことがわかつた。さらに前記と同一組成の鋼につ
いて耐応力腐食割れ性について調べた。その結果
は第2図に示したように、これについてはSi量が
増加しN量が低くなるにしたがつて向上すること
がわかつた。 上述の結果に基づいて、Nに加えてSi量を増加
し、SiおよびNの固溶化作用を活用する新しいタ
イプの高強度オーステナイト系ステンレス鋼を開
発したもので、Nの固溶強化力のみを利用した従
来の高強度鋼に比べ、同一強度でありながら加工
性が向上し、しかも応力腐食割れ感受性の増大を
抑制することが可能であることを見い出したもの
である。 しかし、Si量を増加した場合Nの固溶限界を低
下させ、鋼塊凝固時に気泡が発生する危険性が高
まる。そこで本発明者等はさらに研究を重ねた結
果、適量のMnを含有させるとともに、さらに凝
固時の偏析デルタフエライト量が2%以下となる
ようにCr、Ni量を調整することにより解決し得
ることを見い出したものである。 さらに、上記組成の鋼に0.2%のNbを含有させ
た場合の強度、熱間加工性について調べた結果、
第3図に示したように引張り強さはSUS304に比
べ大巾に向上し、捻回値についても若干向上する
ことがわかり、適量のNb含有は本発明鋼の組成
範囲で、結晶粒を微細化し強度を高めると同時に
熱間加工性を改善することを見つけたものであ
る。本発明鋼はこれらの諸知見をもとにして開発
したN、Siの固溶強化作用と、Nbの結晶粒微細
化による強化作用とを組合わせて利用した高強度
オーステナイト系ステンレス鋼である。 そして、本発明においては第2発明鋼として
Mo、Cu、Vを少量含有させることにより耐食性
をさらに向上させたものである。 以上のように本発明鋼は耐食性、加工性に優れ
た高強度オーステナイト系ステンレス鋼で、海
水、化学、原子力等の過酷な使用環境で使用され
る各種大型プラントの強度部材などに適したもの
である。 以下に本発明鋼について詳述する。 第1発明鋼は、重量比にしてC0.04〜0.07%、
Si1.2〜3.0%、Mn2.3〜5.5%、Ni8.4〜15%、
Cr16〜22%、N0.23〜0.40%、Nb0.05〜1.0%を含
有したもので、第2発明鋼は第1発明鋼にMo0.2
〜3.0%、Cu0.2〜3.0%、V0.05〜0.50%のうち1
種ないし2種以上を含有させ第1発明鋼の耐食性
をさらに向上させたものである。 以下に本発明鋼の成分限定理由について説明す
る。 CはNと同様に素地を強化する重要な元素であ
り、炭化物による素地強化には0.04%未満では少
ない。反面Cは耐食性を著しく損う元素でもある
が、本発明鋼はNbを0.05〜1.0%含有させたもの
であり、Cを0.04%以上含有させても耐食性の低
下は殆んど表われない。しかしながら、0.07%を
越えて含有させると耐食性、熱間加工性を損うの
で上限を0.07%とした。 Nは本発明鋼においては最も重要な強化元素で
あり、かつ耐孔食性を著しく向上させる強力なオ
ーステナイト形成元素であり、これらの性能を発
揮させるには0.23%以上含有させる必要があり下
限を0.23%とした、反面Nは応力腐食割れ感受性
を増大させる元素でもあり、さらに0.40%を越え
て含有させると熱間加工性を著しく損うので上限
を0.40%とした。 Siは地質に固溶してそれを強化させる主要な元
素の一つであり、Si1%の含有はN0.08%含有に
相当する強化能力を有する。さらにSiは耐食性、
耐応力腐食割れ感受性をも改善する元素であり、
十分な強度と優れた熱間加工性を得るためにはSi
を1.2%以上含有させる必要があり下限を1.2%と
した。しかし、3.0%を越えて含有させるとNの
固溶限界を著しく低下させ、かつ、オーステナイ
トバランスを損うので上限を3.0%とした。 Crはステンレス鋼の基本元素であり、優れた
耐食性を得るためには少なくとも16%以上の含有
が必要である。しかし、Cr量の増加とともにフ
エライト量が増加し、22%を越えて含有させると
オーステナイトバランスを損うので上限を22%と
した。 Niはオーステナイト系ステンレス鋼の基本元
素であり、優れた耐食性とオーステナイト組織を
得るためには8.4%以上の含有が必要である。し
かし15%を越えて含有させると熱間加工性を損
い、かつNの固溶限を低下させるので上限を15%
とした。 Mnは本発明鋼においてSi、Cr、Ni量に応じて
Nの固溶限を高めるために含有させる主要な元素
である。 本発明鋼のN、Si含有量では少なくとも2.3%
以上の含有が必要である。しかし5.5%を越えて
含有させると熱間加工性を損うので上限を5.5%
とした。 Nbは結晶粒を微細化して、強度、熱間加工性
を向上させる元素で、これら効果を発揮させるに
は0.05%以上の含有が必要である。しかし1.0%
を越えて含有させると炭窒化物の析出量が増加し
逆に加工性を損うのでその上限を1.0%とした。 Mo、Cu、Vはいずれも本発明鋼の耐食性をさ
らに改善する元素であり、その効果を発揮させる
にはMoは0.2%以上、Cuは0.2%以上、Vは0.05
%以上の含有が必要である。しかし、Moを3.0%
を越え、Vを0.50%越えて含有させるとオーステ
ナイトバランスを損い、Cuは3.0%越えて含有さ
せると強度を大きく低下させるのでその上限は
Mo3.0%、Cu3.0%、V0.50%とした。 つぎに本発明鋼の特徴を従来鋼と比べ実施例で
もつて明らかにする。 第1表は、これらの供試鋼の化学成分を示すも
のである。
【表】 第1表においてA1〜A6は従来鋼で、A1は
SUS304、A2はSUS304N1、A3はSUS304N2A4
は22Cr―13Ni―5Mn―0.3N―2Mo―0.2V鋼、A5
は17Cr―8Ni―8Mn―4Si―0.2N鋼、A6は25Cr―
13Ni―0.3N―1Mo鋼である。 B1〜B5は本発明鋼で、B1〜B3は第1発明鋼、
B4、B5は第2発明鋼で、B6、B7は比較鋼であ
る。 第2表は第1表の固溶体化熱処理を施したA1
〜A6鋼、B1〜B7鋼の強度、熱間加工性および耐
食性を示したものである。 強度については、JIS4号試験片を用いて耐力、
引張り強さ、伸びを測定した。 加工性については80%の熱間据え込み試験にて
評価し、試験個数10ケとし、割れ発生率を示した
ものである。 耐食性については、JIS試験法に基づいて耐孔
食性、耐応力腐食割れ性、耐硫酸性について評価
した。耐孔食性は40℃の4%FeCl溶液中に24Hr
浸漬した場合の腐食減量を示したもので、耐応力
腐食割れ性感受性は沸騰した42%MgCl溶液中に
浸漬した場合、応力25Kg/mm2下で破断までの時間
(分)を示したもので、耐硫酸性については沸騰
した5%H2SO4溶液中に6Hr浸漬した場合の腐食
減量を示したものである。
【表】 第2表から知られるように、従来鋼であるA1
鋼は耐食性、熱間加工性については優れているが
強度については耐力24Kg/mm2、引張り強さ61Kg/mm2
と低いものである。A1鋼にNあるいはNとNbを
含有させたA2、A3鋼はA1鋼同様耐食性、熱間加
工性について優れており、強度についても耐力31
Kg/mm2、37Kg/mm2、引張り強さ71Kg/mm2、75Kg/mm2
A1鋼に比べ相当の向上が認められるが高強度オ
ーステナイト系ステンレス鋼としては、いま一つ
強度不足である。 また、A4鋼については耐力48Kg/mm2、引張り強
さ85Kg/mm2と満足し得る強度と、良好な耐食性を
有しているが、熱間加工性については80%の熱間
据え込み試験において20%の割れが発生してい
る。 A5、A6鋼については強度が耐力38〜41Kg/mm2
引張り強さ77〜78Kg/mm2と今一歩不足し熱間加工
性についても80%の熱間据え込み試験で10〜20%
の割れが発生しており、熱間加工性も劣つている
ものである。さらに耐応力腐食性についてもA4
鋼はSUS304であるA1鋼に比べて劣つており、
A4〜A6鋼は高強度耐食構造部材としてはまだ不
満足なものである。 これらに対して本発明鋼であるB1〜B5鋼は
N、Nb、Si、Mnを適宜に含有させるとともに
CrNi量を調整することにより強度については耐
力45Kg/mm2以上、引張り強さ80Kg/mm2以上と高強度
オーステナイト系ステンレス鋼として満足し得る
ものであり、熱間加工性についてはA1〜A3鋼な
みで、耐食性についてはA1〜A3鋼に比べさらに
優れたものである。 これからしても本発明鋼が強度のみならず熱間
加工性、耐食性についても非常に優れていること
がわかる。 上述の如く本発明鋼はN、Si、Mnを適宜に含
有させるとともにCr、Ni量を調整することによ
りSUS304のもつ熱間加工性、耐食性を損うこと
なく高強度を得ることに成功したもので海水、化
学、原子力等の過酷な使用環境で使用される各種
大型プラントの高強度耐食構造部材として極めて
高い実用性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱間加工性に及ぼすSi、Nの影響を示
した線図、第2図は耐応力腐食割れ性に及ぼす
SiNの影響を示す線図、第3図は強度と熱間加工
性に及ぼすNbの影響を示す線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比にしてC0.04〜0.07%、Si1.2〜3.0%、
    Mn2.3〜5.5%、Ni8.4〜15%、Cr16〜22%、
    N0.23〜0.40%、Nb0.05〜1.0%を含有し、残部
    Feならびに不純物元素からなることを特徴とす
    る高強度オーステナイト系ステンレス鋼。 2 重量比にしてC0.04〜0.07%、Si1.2〜3.0%、
    Mn2.3〜5.5%、Ni8.4〜15%、Cr16〜22%、
    N0.23〜0.40%、Nb0.05〜1.0%を含有し、さらに
    Mo0.2〜3.0%、Cu0.2〜3.0%、V0.05〜0.50%の
    うち1種ないし2種以上を含有し、残部Feなら
    びに不純物元素からなることを特徴とする高強度
    オーステナイト系ステンレス鋼。
JP6369280A 1980-05-14 1980-05-14 High-strength austenite stainless steel Granted JPS56158851A (en)

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