JPH01183623A - 非含水型軟質レンズおよびその製造方法 - Google Patents

非含水型軟質レンズおよびその製造方法

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JPH01183623A
JPH01183623A JP63006929A JP692988A JPH01183623A JP H01183623 A JPH01183623 A JP H01183623A JP 63006929 A JP63006929 A JP 63006929A JP 692988 A JP692988 A JP 692988A JP H01183623 A JPH01183623 A JP H01183623A
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伊藤 徹男
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住江 太郎
Takao Shimizu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ソフトコンタクトレンズや眼内レンズなどの
非含水型軟質レンズおよびその製造方法に関し、詳しく
は優れた機械的強度を有する実質的に非含水性である非
含水型軟質レンズおよびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、軟質レンズとしては、ポリ−(2−ヒトつキンエ
チルメタクリレート)などの含水性ポリマーを材料とす
る含水型ソフトコンタクトレンズおよびポリ (メタ)
アクリル酸エステルからなる非含水型ソフトコンタクト
レンズが知られている(特公昭59−33887号公報
)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、−船釣に、含水型ソフトコンタクトレン
ズは、細菌などの繁殖を防止するために頻繁に煮沸消毒
をしなければならず、取扱いが容易でない。これに対し
、ポリ (メタ)アクリル酸エステルからなる非含水型
ソフトコンタクトレンズは、その飽和吸水率が約3%で
あってそのような欠点はないが、機械的強度が低いとい
う欠点がある。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、実質的に非含水
性であって煮沸消毒が不要であり、機械的強度に侵れ、
さらにレンズとして良好な透明性および形状安定性を有
する非含水型軟質レンズおよびその製造方法を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明の非含水型軟質レンズは、(A)不飽
和カルボン酸成分 5〜20モル%(B)アルキル基の
炭素数が4〜10であるアクリル酸アルキルエステル成
分 15〜90モル%(C)アルキル基の炭素数が4〜
10であるメタクリル酸アルキルエステル成分 3〜7
5モル%(D)アルキル基が炭素数1〜3の直鎖状であ
るアクリル酸アルキルエステル成分 0〜20モル% および (E)架橋性モノマー成分0.1〜10モル%からなる
共重合体よりなることを特徴とする。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の非含水型軟質レンズ(以下、単に「軟質レンズ
」という)を構成する共重合体における第1の成分は、
不飽和カルボン酸成分(以下「成分(A)」という)で
あり、これは5〜20モル%、好ましくは5〜15モル
%の割合で含有される。この成分(^)は、軟質レンズ
の機械的強度を向上させるために必須の成分であり、少
量で顕著な効果を示すが、その割合が5モル%未満では
軟質レンズとして要求される機械的強度を得ることがで
きず、20モル%を超えると硬度が増大して軟質レンズ
としての柔軟性を失うと共に、吸水性を帯びるようにな
って実質的に非含水性でなくなるので好ましくない。ま
た、本発明の軟質レンズの飽和吸水率は少なくとも5%
以下であることが必要である。
上記成分(^)を与えるモノマーの具体例としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸などの不飽和モノ
またはジカルボン酸を挙げることができ、これらは単独
でも2種以上を混合して使用することもできる。
本発明の軟質レンズを構成する共重合体における第2の
成分は、アルキル基の炭素数が4〜10であるアクリル
酸アルキルエステル成分(以下「成分(B)」という)
であり、これは15〜90モル%、好ましくは25〜8
0モル%の割合で含有される。この成分(B) は、以
下に述べる成分(C)のメタクリル酸アルキルエステル
と共に本発明の軟質レンズの主成分をなすものであるが
、その割合が15モル%未満では、得られる軟質レンズ
の柔軟性が債なわれる傾向があり、90モル%以上では
軟質レンズの機械的強度が低下するようになる。
上記成分(B)を与えるモノマーの具体例としては、n
−ブチルアクリレート、5eC−ブチルアクリレート、
t−ブチルアクリレート、n−ペンチルアクリレート、
n−へキシルアクリレート、n−へブチルアクリレート
、t−アミルアクリレート、2−エチルへキシルアクリ
レート、n−7ニルアクリレート、n−オクチルアクリ
レート、n−テ゛ンルアクリレート、シクロヘキンルア
クリレート、フェノキシアクリレート、ベンジルアクリ
レート、テトラヒドロフルフリルアクリレートなどを挙
げることができる。特に、n−ブチルアクリレート、5
eC−ブチルアクリレート、n−ペンチルアクリレート
、n−へキシルアクリレート、n−へブチルアクリレー
ト、n−オクチルアクリレート、2−エチルへキシルア
クリレートなどを用いることが好ましい。これらは単独
でも2種以上を混合して使用することもできる。
本発明の軟質レンズを構成する共重合体における第3の
成分は、アルキル基の炭素数が4〜10であるメタクリ
ル酸アルキルエステル成分(以下「成分(C)」という
)であり、この成分(C) は3〜75モル%、好まし
くは10〜70モル%の割合で含有される。この成分(
C)  も軟質レンズの機械的強度を向上させるために
必須の成分であるが、その割合が3モル%未満では機械
的強度が不十分となり、75モル%を超えると軟質レン
ズの弾性が不十分となる。
上記成分(C)を与えるモノマーの具体例としては、n
−ブチルメタクリレート、5ec−ブチルメタクリレ−
+−11−ブチルメタクリレート、n −ペンチルメタ
クリレート、n−へキシルメタクリレート、n−へブチ
ルメタクリレート、t−アミルメタクリレート、2−エ
チルへキシルメタクリレート、n−ノニルメタクリレー
ト、n−オクチルメタクリレート、n−デシルメタクリ
レート、シクロへキシルメタクリレート、フェノキシメ
タクリレート、ベンジルメタクリレート、テトラヒドロ
フルフリルメタクリレートなどを挙げることができる。
特にn−ブチルメタクリレート、5ec=ブチルメタク
リレート、n−ペンチルメタクリレート、n−へキシル
メタクリレート、n−へブチルメタクリレート、n−オ
クチルメタクリレート、2−エチルへキシルメタクリレ
ートなどを用いることが好ましい。これらは単独でも2
種以上を混合して使用することもできる。
本発明の軟質レンズを構成する共重合体における第4の
成分は、アルキル基が炭素数1〜3の直鎖状であるアク
リル酸アルキルエステル成分(以下「成分(D)」とい
う)であり、この成分(D) は0〜20モル%、好ま
しくは0〜10モル%の割合で含有される。この成分(
D)の割合が20モル%を超えると、得られる軟質レン
ズは弾性の不十分なものとなる。
上記成分(D)を与えるモノマーの具体例としては、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピル
アクリレートなどを挙げることができる。これらは単独
でも2種以上を混合して使用することもできる。
本発明の軟質レンズを構成する共重合体における第5の
成分は、架橋性モノマー成分(以下「成分(E)」とい
う)であり、この成分(E) は0.1〜10モル%、
好ましくは1〜5モル%の割合で含有される。成分<8
>の割合が0.1モル%未満では得られる軟質レンズの
形状安定性が悪くなり、10モル%を超えると軟質レン
ズが脆くなる。
上記成分(E)を与えるモノマーの具体例としては、ジ
ビニルベンゼン、ジビニルトルエン、lI4−ペンタジ
ェン、1.5−ヘキサジエンなどのジビニル化合物EL
  1,3−フロパンジオール、1.2−プロパンジオ
ール、1.4−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオ
ール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメ
チロールプロパンなどのポリオールのジまたはトリ(メ
タ)アクリル酸エステル類、2−(2−ヒドロキシ−1
,1−ジメチルエチル)−5−ヒドロキシメチル−5−
エチル−1,3−ジオキサンジ(メタ)アクリレート、
トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート
、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレー
トのε−カプロラクトン付加物、(メタ)アクリル酸と
トリメチロールプロパンと無水フタル酸との反応生成物
、(メタ)アクリル酸とプロピレンオキシドと無水フタ
ル酸との反応生成物、(メタ)アクリル酸と1.4−ブ
タンジオールマタは1,6−ヘキサンジオールとの反応
生成物、(メタ)アクリル酸とプロピレングリコール、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコールなどのグリコールと無水フタル酸との反
応生成物などを挙げることができる。
特に、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1
.4−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオールなど
のジメタクリル酸エステルを好ましいものとして挙げる
ことができる。これらは単独でもあるいは2種以上を混
合して使用することもできる。
なお、本発明の軟質レンズには上記モノマーと共重合可
能なモノマー、例えばスチレン、N−ビニルピロリドン
などを共重合させてもよい。
本発明の軟質レンズは、例えば、 (1)上記成分(A)〜成分(E)に相当するモノマー
混合物を軟質レンズのための成形型中で直接重合する方
法、 (2)後記する成分(a)〜成分(d)からなるモノマ
ー混合物を軟質レンズのための成形型中で重合させてレ
ンズ状の硬質共重合体を得、このレンズ状の硬質共重合
体を特定のアルコールに接触させることにより処理する
方法、 (3)後記する成分(a)〜成分(d)からなるモノマ
ー混合物を重合させて硬質共重合体を得、この硬質共重
合体を加工してレンズ形状の硬質共重合体を得、この軟
質レンズ状の硬質共重合体を特定のアルコールに接触さ
せることにより処理する方法 などによって製造することができる。
上記(1)または(2)の方法においては、目的とする
軟質レンズの形状に応じて精密な成形型を多種類かつ多
数必要とするため、経済的あるいは作業性の面で有利で
はなく、従って一般に上記(3)の方法を用いるのが好
ましい。
この(3) の方法においては、まず、成分(a)  
不飽和カルボン酸15〜90モル%、好ましくは25〜
80モル% 成分ら) アルキル基の炭素数が1〜10であるアクリ
ル酸アルキルエステル0〜40モル%、AH:しくは0
〜20モル% 成分(C)  アルキル基の炭素数が4〜10であるメ
タクリル酸アルキルエステル 3〜75モル%、好まし
くは10〜70モル% 成分[d)  架橋性モノマー 0.1〜10モ)し%
、好ましくは1〜5モル% を有するモノマー混合物を重合して得られる硬質共重合
体からなるレンズ形状のレンズ基体を形成し、次いでこ
のレンズ基体を炭素数4〜10の直鎖状アルコールに接
触させることによりエステル化処理および必要に応じて
エステル交換処理を行い、これによって目的とする成分
(A)〜成分(E)からなる共重合体による軟質レンズ
を製造する。
ここで、成分(a)の具体例としては、前記成分(A)
を与えるモノマーとして例示された不飽和カルボン酸を
、成分ら)の具体例としては、前記成分(B)および(
D)を与えるモノマーとして例示されたアルキル基の炭
素数が1〜10であるアクリル酸アルキルエステルを、
成分(C)の具体例としては、前記成分(C)を与える
モノマーとして例示されたアルキル基の炭素数が4〜1
0であるメタクリル酸アルキルエステルを、成分(d)
の具体例としては、前記成分(ε)を与えるモノマーと
して例示された架橋性モノマーを、それぞれ挙げること
ができる。
上記(3)の方法の実施においては、上記各成分(a)
〜成分(d)の種類を選定して上記の範囲内の割合で重
合させ、ガラス転移温度が約50℃以上の硬質共重合体
を得、これをアルコールによるエステル化処理および必
要に応じてエステル交換処理に供することにより、ガラ
ス転移温度が20℃以下、好ましくは0℃以下の共重合
体に変換させる。
上記モノマー混合物の重合は、通常のラジカル重合によ
り行うことができる。この重合の方法としては、ベンゾ
イルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニl−1,1
ルなどの熱重合開始剤の存在下で段階的に昇温させて重
合する方法、あるいはベンゾイン、ベンゾフェノン、ベ
ンゾインメチルエーテル、ミヒラーズケトンなどの光重
合開始剤の存在下で紫外線を照射して重合する方法を例
示することができる。この熱重合開始剤または光重合開
始剤の割合は、全モノマー100重量部当り、通常0.
01〜1重量部とされる。
このようにして得られた硬質共重合体を切削し、研磨す
ることにより、目的とする軟質レンズと同一形状の硬質
のレンズ基体を製作する。
この硬質共重合体よりなるレンズ基体を、炭素数4〜I
Oの直鎮状アルコールに接触させてエステル化処理およ
び必要に応じてエステル交接処理することによって軟質
化し、目的とする軟質レンズを得る。
レンズ基体のエステル化処理および必要に応じて行うエ
ステル交換処理は、レンズ基体を前記アルコールと接触
させて行うが、レンズ基体をアルコールに接触させる前
に、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの有機溶媒に浸漬して予備膨潤させる工程および
/または前記アルコールとこれらの有機溶媒との混合溶
液に浸漬して反応させることが好ましい。
ここに用いられる炭素数4〜10の直鎖状アルコールの
具体例としては、n−ブチルアルコール、n−ペンチル
アルコール、n−ヘキシルアルコール、n−ヘプチルア
ルコール、n−オクチルアルコール、n−ノニルアルコ
ール、n−デシルアルコールなどを挙げることができる
。これらは単独でもあるいは2種以上を混合して使用す
ることもできる。
エステル化処理および必要に応じて行うエステル交換処
理は、通常20〜200℃の温度で、1〜100時間の
反応時間で十分である。この反応では、酸触媒を使用す
ることが好ましく、酸触媒は通常のエステル化触媒、す
なわち濃硫酸、メタンスルホン酸などでよく、アルコー
ルまたはアルコール有機溶媒の混合液にふける酸触媒の
濃度は0.2〜10重量%の範囲が望ましい。
ここで、成分(a)のうち不飽和カルボン酸に由来する
モノマー単位は、炭素数4〜10の直鎖状アルコールの
有するアルキル基によってエステル化され、そのエステ
ル化率95%未満であるが、機械的強度を向上させるた
めにはエステル化率を低く抑え、50〜85%となるよ
うにエステル化条件を調節することが望ましい。
不飽和カルボン酸のエステル化率が95%以上であると
、得られる軟質レンズの機械的強度は低下する。
また、成分(b)のアクリル酸エステルに由来する炭素
数が1〜IOの直鎖状アルキル基は、炭素数4〜]0の
Ua状アルコールの存するアルキル基とエステル交換さ
れ、そのエステル交換率は通常50〜95%である。
エステル化処理および必要に応じて行うエステル交換処
理の反応を促進するためには、反応によって生じる水分
または低級アルコールを、反応中に除去することが好ま
しい。
以上の反応により、レンズ基体は軟質化されて軟質レン
ズとなるが、この軟質レンズ中には、反応に用いた触媒
、炭素数4〜IOの直鎖状のアルコール、炭素数1〜3
のアルコール、水分などが含まれているので、これらを
除去することが必要であり、そのためには、ソックスレ
ー抽出装置などを用いて洗浄するのが好ましい。この洗
浄に用いられる溶媒としては沸点150℃以下の有機溶
媒、例えばジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲ
ン化炭化水素、アセトン、メチルエチルケトンなどのケ
トン、メチルアルコール、エチルアルコールなどのアル
コールを用いることが好ましい。
なお、ソックスレー抽出装置を用いて洗浄する場合には
、洗浄溶媒の沸騰温度で1〜100時間、好ましくは2
〜48時間を還流させて洗浄すればよい。
洗浄後の軟質レンズは、減圧乾燥語中20〜150℃、
好ましくは、40〜120℃で1〜27時間乾燥する。
このようにして得られた軟質レンズに対し、更に水によ
る抽出操作を施してもよい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこ
れらによって限定されるものではな51゜実施例1 アクリルM52モル%、メタクリル酸10モル%、n−
ブチルアクリレ−15モル%、n−ブチルメタクリレー
ト20モル%および架橋性モノマーとしてエチレングリ
コールジメタクリレート3モル%を混合し、光重合開始
剤としてベンゾインメチルエーテルを前記モノマー10
0重量部に対して0.1重量部添加し、これを直径20
m、長さ300印のコンタクトレンズ用重合型の中に充
填し、窒素霊囲気下、室温において紫外線を12時間照
射して重合させた。
重合後、得られた硬質共重合体を切削し、研暦してコン
タクトレンズ形状のレンズ基体とし、このレンズ基体を
トルエン中で加温して予備膨潤させた。このレンズ基体
を、1重量%のメタンスルホン酸を含有するn−ブチル
アルコールに浸漬して還流温度で30時間反応させて共
重合体中のアクリル酸およびメタクリル酸をエステル化
した。
反応後、ソックスレー抽出装置を用いてアセトンで24
時間抽出し、減圧乾燥器中100℃で24時間乾燥し、
非含水型ソフトコンタクトレンズを得た。
上記の反応におけるアクリル酸およびメタクリル酸のn
−ブチルアルコールによるエステル化率をエステル化処
理前後のレンズ基体の重量変化から求めたところ、それ
ぞれ約85%および約73%であった。
従って、エステル化処理後の共重合体組成は、アクリル
酸8.9モル%、メタクリル酸2.7モル%、n〜ブチ
ルアクリレ−)58.1モル%、n−ブチルメタクリレ
ート27.3モル%およびエチレングリコールジメタク
リレート3モル%であった。
この非含水型ソフトコンタクトレンズと同様にして、厚
さ0.4閣の円板状ソフトスライスを性能測定用試料と
して別途作製し、これを用いて折り曲げ強度および可視
光線透過率を測定した。
折り曲げ強度の測定は、スライスを折り曲げて2枚のガ
ラス板に挟み、各々重さ1kgのおもりを次々に載置し
て行き、破損したときの載置重量を調べることによって
行った。また可視光線透過率はダブルビーム分光光度計
(日立製作新製r200−20型」)で測定した。結果
を第1表に示す。
比較例1 アクリル酸62モル%、n−ブチルアクリレート15モ
ル%、n−ブチルメタクリレ−)20モル%およびエチ
レングリコールジメタクリレート3モル%を混合し、ベ
ンゾインメチルエーテルを前記モノマー100重量部に
対して0.1重量部添加し、実施例1と同様に重合し、
切削し、研磨してレンズ基体を得た。このレンズ基体を
、実施例1と同様にトルエン中で予備膨潤し、n−ブチ
ルアルコールに浸漬して4重里%のメタンスルホン酸ヲ
加え、還流温度で48時間反応させて共重合体中のアク
リル酸をエステル化した。反応終了後、実施例1と同様
にして洗浄および乾燥して非含水型ソフトコンタクトレ
ンズおよび円板状ソフトスライスを得た。
上記の反応におけるアクリル酸のn−ブチルアルコール
によるエステル化率を実施例1と同様にして求めたとこ
ろ、約98%であった。従って、エステル化処理後の共
重合体組成は、アクリル酸1.2モル%、n−ブチルア
クリレ−)75.8%ル%、n−ブチルメタクリレ−)
20モル%、エチレングリコールジメタクリレート3モ
ル%であった。
また、円板状ソフトスライスを用いて実施例1と同様に
して折り曲げ強度、可視光線透過率を測定した。結果を
第1表に示す。
実施例2 アクリル酸62モル%、メククリル酸10モル%、n−
へキシルメタクリレート25モル%およびエチレングリ
コールジメタクリレート3モル%を混合し、ベンゾイン
メチルエーテルを前記モノマー100重量部に対して0
.1重量部添加し、実施例1と同様に重合し、切削し、
研磨してレンズ基体を得た。このレンズ基体を実施例1
と同様にトルエン中で予備膨潤し、n−ヘキシルアルコ
ールに浸漬して2重量%のメタンスルホン酸を加え、還
流温度で48時間反応させて共重合体中のアクリル酸お
よびメタクリル酸をエステル化した。反応終了後、実施
例1と同様にしで洗浄および乾燥して非含水型ソフトコ
ンタクトレンズおよび円板状ソフトスライスを得た。
上記の反応におけるアクリル酸およびメタクリル酸のn
−ヘキシルアルコールによるエステル化率を実施例1と
同様にして求めたところ、それぞれ約90%および約7
6%であった。従って、エステル化処理後の共重合体組
成は、アクリル酸6.2モル%、メタクリル酸2.4モ
ル%、n−へキシルアクリレ−)55.8モル%、n−
へキシルアクリレー)32.6モル%およびエチレング
リコールジメタクリレート3モル%であった。
また、円板状ソフトスライスを用いて実施例1と同様に
して折り曲げ強度、可視光線i! a 率を測定した。
結果を第1表に示す。
比較例2 アクリル酸72モル%、n−へキシルメタクリレート2
5モル%およびエチレングリコールジメタクリレート3
モル%を混合し、ベンゾインメチルエーテルを前記モノ
マー100重量部に対して0.1重量部添加し、実施例
1と同様に重合し、切削し、研磨してレンズ基体を得た
。このレンズ基体を実施例1と同様にトルエン中で予備
膨潤し、n−ヘキシルアルコールに浸漬して4重重%の
メタンスルホン酸を加え、還流温度で48時間反応させ
て共重合体中のアクリル酸をエステル化した。反応終了
後、実施例1と同様にして洗浄および乾燥して非含水型
ソフトコンタクトレンズおよび円板状ソフトスライスを
得た。
上記の反応におけるアクリル酸のn−ヘキシルアルコー
ルによるエステル化率を実施例1と同様にして求めたと
ころ、約98%であった。従って、エステル化処理後の
共重合体組成は、アクリル酸1.4モル%、n−へキシ
ルアクリレ−) 70.6モル%、n−へキシルメタク
リレート25モル%ふよびエチレングリコールジメタク
リレート3モル%であった。
また、円板状ソフトスライスを用いて実施例1と同様に
して折り曲げ強度、可視光線透過率を測定した。結果を
第1表に示す。
実施例3 アクリル酸27モル%、メタクリル酸20モル%、メチ
ルアクリレート25モル%、n−ブチルメタクリレ−)
25モル%およびエチレングリコールジメタクリレート
3モル%を混合し、ベンゾインメチルエーテルを前記モ
ノマー100重量部に対して0.1重量部添加し、実施
例1と同様に重合し、切削し、研磨してレンズ基体を得
た。このレンズ基体を実施例1と同様にトルエン中で予
備膨潤し、n−ブチルアルコールに浸漬して0.5重量
%のメタンスルホン酸を加え、還流温度で400時間反
応せて共重合体中のアクリル酸およびメタクリル酸をエ
ステル化し、メチルアクリレートをエステル交換した。
反応終了後、実施例1と同様にして洗浄および乾燥して
非含水型ソフトコンタクトレンズおよび円板状ソフトス
ライスを得た。
上記の反応におけるアクリル酸およびメタクリル酸のn
−ブチルアルコールによるエステル化率およびメチルア
クリレートのn−ブチルアルコールによるエステル交換
率を実施例1と同様にして求めたところ、エステル化率
はそれぞれ約78%および66%、エステル交換率は6
0%であった。従って、エステル化およびエステル交換
処理後の共重合体組成物は、アクリル酸5.9モル%、
メタクリル96.8モル%、メチルアクリレート10モ
ル%、n−ブチルアクリレート36.1モル%、n−ブ
チルメタクリレート38.2モル%およびエチレングリ
コールジメタクリレート3モル%であった。
また、円板状ソフトスライスを用いて実施例1と同様に
して折り曲げ強度、可視光線透過率を測定した。結果を
第1表に示す。
実施例4 アクリル酸20モル%、メタクリル酸40モル%、ブチ
ルアクリレート5モル%、ヘキシルメタクリレ−)32
モル%およびエチレングリコールジメタクリレート3モ
ル%を混合し、ベンゾインメチルエーテルを前記モノマ
ー100重量部に対して0.1重量部添加し、実施例1
と同様に重合し、切削し、研磨してレンズ基体を得た。
このレンズ基体を実施例1と同様にトルエン中で予備膨
潤し、n−ブチルアルコールに浸漬して2重量%のメタ
ンスルホン酸を加え、還流温度で24時間反応させて共
重合体中のアクリル酸およびメタクリル酸をエステル化
した。反応終了後、実施例1と同様にして洗浄および乾
燥して非含水型ソフトコンタクトレンズおよび円板状ソ
フトスライスを得た。
上記の反応におけるアクリル酸およびメタクリル酸のn
−ブチルアルコールによるエステル化率を実施例1と同
様にして求めたところ、エステル化率はそれぞれ約85
%および75%であった。従って、エステル化処理後の
共重合体組成は、アクリル酸3モル%、メタクリル酸1
0モル%、n−ブチルアクリレート22モル%、n−ブ
チルメタクリレ−)30モル%、ヘキシルメタクリレー
ト32モル%およびエチレングリコールジメタクリレー
ト3モル%であった。
また、円板状ソフトスライスを用いて実施例1と同様に
して折り曲げ強度、可視光線透過率を測定した。結果を
第1表に示す。
第1表 〔発明の効果〕 以上のように、本発明の軟質レンズは特定成分組成の共
重合体よりなるものであるため、実質的に非含水性であ
って煮沸消毒が不要であり、機械的強度に優れ、さらに
コンタクトレンズや眼内レンズとして良好な透明性およ
び形状安定性を有する。また本発明によれば、優れた軟
質レンズをきわめて容易に製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(A)不飽和カルボン酸成分5〜20モル% (B)アルキル基の炭素数が4〜10であるアクリル酸
    アルキルエステル成分15〜90モル% (C)アルキル基の炭素数が4〜10であるメタクリル
    酸アルキルエステル成分3〜75モル% (D)アルキル基が炭素数1〜3の直鎖状であるアクリ
    ル酸アルキルエステル成分0〜20モル% および (E)架橋性モノマー成分0.1〜10モル%からなる
    共重合体よりなることを特徴とする非含水型軟質レンズ
    。 2)(a)不飽和カルボン酸15〜90モル% (b)アルキル基の炭素数が1〜10であるアクリル酸
    アルキルエステル0〜40モル%(c)アルキル基の炭
    素数が4〜10であるメタクリル酸アルキルエステル3
    〜75モル%。 (d)架橋性モノマー0.1〜10モル% からなるモノマー混合物を重合して得られる硬質共重合
    体からなるレンズ基体を形成し、次いでこのレンズ基体
    を炭素数4〜10の直鎖状アルコールに接触させること
    によりエステル化処理もしくはエステル化処理およびエ
    ステル交換処理を行い、不飽和カルボン酸のエステル化
    率が95%未満でエステル化反応を停止させることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のレンズの製造方法
    。
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