JPH0118680B2 - - Google Patents
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- JPH0118680B2 JPH0118680B2 JP54171848A JP17184879A JPH0118680B2 JP H0118680 B2 JPH0118680 B2 JP H0118680B2 JP 54171848 A JP54171848 A JP 54171848A JP 17184879 A JP17184879 A JP 17184879A JP H0118680 B2 JPH0118680 B2 JP H0118680B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- step motor
- vehicle speed
- throttle valve
- microcomputer
- circuit
- Prior art date
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- Flow Control (AREA)
- Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、ステツプモータによつて圧力流体
管路に設けた可変絞り弁の開度を制御することに
より、車速の変化に対応して操舵力を制御するよ
うになされた速度感応型動力舵取装置における安
全制御装置に関し、さらに詳しくはステツプモー
タの監視・制御によつて高速走行時の安全を確保
するようにした装置に関する。 (従来の技術) この種の速度感応型動力舵取装置として、本願
出願人は実願昭53−167828号の考案を提案した。
この流量制御システムは第1図に示す如く、油圧
ポンプ7とパワーステアリングユニツト10との
間に、並列配置した可変絞り弁8と固定絞り弁9
とを設け、可変絞り弁8の制御をステツプモータ
6で行う。すなわち油圧ポンプ7の吐出圧力流体
の流量を、ステツプモータ6で制御される可変絞
り弁8と固定絞り弁9とにより制御して操舵力を
変化させるものである。図中11は油圧ポンプ7
の流量制御弁であつて、油圧ポンプ7の吐出流量
が過剰になつたときに、過剰分の圧力流体を油タ
ンク13に戻流させる。12はパワーステアリン
グユニツト10の圧力保障用リリーフ弁であつ
て、該ユニツト10の流体圧が過剰となつたとき
に、その過剰分の圧力流体を油タンク13に戻流
させるものであつて、これらの詳細は前記実願昭
53−167828号の明細書に述べてあるので、ここで
は説明を省略する。 ステツプモータ6の制御装置は第2図に示す如
く、例えば自動車のトランスミツシヨンの出力軸
の回転速度を検出し、車速に対応して変化する電
気信号を発する車速センサ1の出力を、ワンシヨ
ツト回路及びD―A変換器(デジタル―アナログ
変換器)等からなるF―V変換器(周波数―電圧
変換器)2に入力して車速に比例した電圧に変換
し、原点復帰回路3を経てシユミツト回路群4に
入力する。各シユミツト回路は、予め設定された
電圧V1、V2……VoとF―V変換器2に出力を受
けた原点復帰回路3の出力とを比較する。排他的
OR回路群、OR回路及び増巾器群からなる分配
回路5は、シユミツト回路の出力を受けてステツ
プモータ6の複数の励磁コイルA,B,Cのうち
いずれを励磁するかを決定する。すなわち車速セ
ンサ1の出力の変化に対応してステツプモータ6
の回転角を制御し、前記可変絞り弁8の絞り量を
制御するようになつており、その詳細は前記明細
書に記述してあるので詳細な説明は省略する。 第3図は、ステツプモータ6のロータ軸6aに
直接可変絞り弁8を形成した場合の一例を示す図
であつて、該ロータ軸6aにはさらに戻しばね6
b等の機械的位置決め手段を設けてあり、前記励
磁コイルA,B,Cの総てが非励磁の状態で、ば
ね6bにより可変絞り弁8の絞り開口面積が最小
となる位置にロータ軸6aを位置決めする。また
イグニツシヨンキースイツチ(図示せず)をオン
とすると、原点復帰回路3の出力電圧は0Vから
最大電圧まで所定の傾きで上昇し、可変絞り弁8
の絞り開口面積が最大となる制御原点位置にロー
タ軸6aを回転させる。以後原点復帰回路3の出
力電圧は上記最大電圧からF―V変換器2の出力
電圧を減算した値となり、この減算された電圧が
与えられる前記制御回路によつて可変絞り弁8の
絞り量を車速の変化に対応して段階的に変化させ
る。図中6cはロータである。なお図示の場合
は、ステツプモータ6を油圧ポンプ7のハウジン
グに直接的に装着して示してある。 (発明が解決しようとする問題点) 以上により実願昭53−167828号の考案は、車速
の変化に対応してステツプモータの回転角を制御
し、自動車の停車中又は低速走行時の操舵力を軽
減し、高速走行時には車速に対応した操舵反力を
ハンドル軸に作用させて、特に高速走行中のハン
ドルのふらつき、或は軽すぎる操舵抵抗により運
転者に与える不安感等を除去するものである。 しかし、ステツプモータの故障や誤動作、ある
いはステツプモータのドライバー回路の故障が発
生した場合、車速に応じた操舵力補助が与えられ
ず、操舵不安定になるという可能性があるという
欠点があつた。 この発明は、ステツプモータの系に異常が発生
すると同時に、可変絞りを高速走行に安全な操舵
力が得られる位置に操作して、高速走行時におけ
る操舵不安定感の発生要因を除去することを目的
とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明が提供する操舵不安感の除去手段は、ス
テツプモータ系の異常検出を、その励磁コイルの
コイル端電圧の読み込みによつて行い、異常検出
時にはステツプモータへの電源供給を断つことに
よつて、戻しばねの作用により可変絞り弁の開口
面積を最小とし、これにより、高速走行時に安全
な操舵力が得られる状態とした安全制御装置であ
る。 (作用) 上記手段によれば、高速走行時にステツプモー
タの系に異常が発生しても操舵力が軽くなり過ぎ
ることを防止でき、高速走行時の不安定感をなく
すことができる。 (実施例) 実施例について説明すれば、油圧ポンプ7とパ
ワーステアリングユニツト10との間に、圧力流
体の流量を制御する可変絞り弁8と固定絞り弁9
とを並列配置で設け、車速センサ1の車速に比例
した周波数のパルス信号を基準として回転角を制
御されるステツプモータ6により前記可変絞り弁
8の絞り量を車速の変化に対応して制御する流量
制御装置(第1図、第2図及び第3図参照)にお
いて、車速センサ1とステツプモータ6との間
に、第4図に示すように車速センサ1の出力パル
ス信号を検出し、かつリセツト端子にCR微分回
路18を接続されて、所定のプログラムに従つて
作動するマイクロコンピユータ14と、該コンピ
ユータ14の出力信号でオンオフされて、ステツ
プモータ6の各励磁コイルA,B,C,Dの励磁
回路を開閉するトランジスタ群を備えたドライバ
ー回路15を介装する。17はマイクロコンピユ
ータ14の他の出力端子OB0の出力信号を受け
て、ステツプモータ6の励磁コイルA,B,C,
Dを開閉するスイツチング回路であつて、16は
マイクロコンピユータ14のさらに他の出力端子
OB1に接続した異常表示器である。また、本発明
のステツプモータの監視手段として各励磁コイル
A,B,C,Dのコイル端電圧をマイクロコンピ
ユータ14の各入力端子IB0,IB1,……IB3に読
込むための回路19を設ける。 車速センサ1は、例えば前記実願昭53−167828
号の考案に開示されているように、自動車のトラ
ンスミツシヨンの出力軸、或は速度計等に関係し
て車速に比例した周波数のパルス信号を出力する
ものであればよい。 マイクロコンピユータ14は、1チツプのマイ
クロコンピユータであつて、1個のパツケージ内
に、中央処理装置CPU、リードオンリメモリ
ROM、ランダムアクセスメモリRAM、及び所
定数のインプツトIA0,INT,IB0……IB3、アウ
トプツトOA0,OA1……OA3,OB0,OB1等が収
められた一般市販のものでよく、前記ROM、
RAMに後述のプログラムが組込まれている。 ドライバー回路15は、マイクロコンピユータ
14の各出力ポートOA0,OA1……OA3の接続さ
れたトランジスタ群よりなる。 マイクロコンピユータ14のROMに収められ
るプログラムのフローチヤートを第7図イに示
し、各々のルーチンの詳細については第7図ロ〜
ヘに示してある。以下第4図、第7図に従つて動
作の説明を行う。 イグニツシヨンキースイツチが入れられると
第4図に示す電子回路が動作可能の状態になる
が、マイクロコンピユータ14のリセツト端子
RESETに接続されたCR微分回路18によつて
リセツト端子に一瞬論理レベル1の信号が与え
られる。その結果マイクロコンピユータ14の
各出力ポートOA0,OA1,OA2,OA3,OB0,
OB1はすべてオフの状態にされ、同時にROM
番地の0番地より命令の実行が開始される。 この状態では、ステツプモータ6のドライバ
ー回路15の各トランジスタはオフ状態である
ので、ステツプモータ6の励磁コイルA,B,
C,Dには電流が流れず、従つてステツプモー
タ6はロータ軸6aに取付けられた戻しばね6
bによつて第1図の可変絞り弁8が最大に絞り
込まれた(絞り開口面積最小)回転位置に停止
している。 まずイニシヤライズルーチンが実行される。
ここではマイクロコンピユータ14内のRAM
エリア、出力ポートを初期状態にするが、出力
ポートOB0は論理レベル1にされ、スイツチン
グ回路17のトランジスタがオンにされる。 次にステツプモータ6を第1図及び第3図の
可変絞り弁8が最大に開放された回転位置、す
なわち制御開始の原点位置に回転させるルーチ
ンを実行する。その詳細は第7図ロに示してあ
る。このとき、マイクロコンピユータ14の出
力ポートOA0〜OA3から表1に示すごとく出力
される。
管路に設けた可変絞り弁の開度を制御することに
より、車速の変化に対応して操舵力を制御するよ
うになされた速度感応型動力舵取装置における安
全制御装置に関し、さらに詳しくはステツプモー
タの監視・制御によつて高速走行時の安全を確保
するようにした装置に関する。 (従来の技術) この種の速度感応型動力舵取装置として、本願
出願人は実願昭53−167828号の考案を提案した。
この流量制御システムは第1図に示す如く、油圧
ポンプ7とパワーステアリングユニツト10との
間に、並列配置した可変絞り弁8と固定絞り弁9
とを設け、可変絞り弁8の制御をステツプモータ
6で行う。すなわち油圧ポンプ7の吐出圧力流体
の流量を、ステツプモータ6で制御される可変絞
り弁8と固定絞り弁9とにより制御して操舵力を
変化させるものである。図中11は油圧ポンプ7
の流量制御弁であつて、油圧ポンプ7の吐出流量
が過剰になつたときに、過剰分の圧力流体を油タ
ンク13に戻流させる。12はパワーステアリン
グユニツト10の圧力保障用リリーフ弁であつ
て、該ユニツト10の流体圧が過剰となつたとき
に、その過剰分の圧力流体を油タンク13に戻流
させるものであつて、これらの詳細は前記実願昭
53−167828号の明細書に述べてあるので、ここで
は説明を省略する。 ステツプモータ6の制御装置は第2図に示す如
く、例えば自動車のトランスミツシヨンの出力軸
の回転速度を検出し、車速に対応して変化する電
気信号を発する車速センサ1の出力を、ワンシヨ
ツト回路及びD―A変換器(デジタル―アナログ
変換器)等からなるF―V変換器(周波数―電圧
変換器)2に入力して車速に比例した電圧に変換
し、原点復帰回路3を経てシユミツト回路群4に
入力する。各シユミツト回路は、予め設定された
電圧V1、V2……VoとF―V変換器2に出力を受
けた原点復帰回路3の出力とを比較する。排他的
OR回路群、OR回路及び増巾器群からなる分配
回路5は、シユミツト回路の出力を受けてステツ
プモータ6の複数の励磁コイルA,B,Cのうち
いずれを励磁するかを決定する。すなわち車速セ
ンサ1の出力の変化に対応してステツプモータ6
の回転角を制御し、前記可変絞り弁8の絞り量を
制御するようになつており、その詳細は前記明細
書に記述してあるので詳細な説明は省略する。 第3図は、ステツプモータ6のロータ軸6aに
直接可変絞り弁8を形成した場合の一例を示す図
であつて、該ロータ軸6aにはさらに戻しばね6
b等の機械的位置決め手段を設けてあり、前記励
磁コイルA,B,Cの総てが非励磁の状態で、ば
ね6bにより可変絞り弁8の絞り開口面積が最小
となる位置にロータ軸6aを位置決めする。また
イグニツシヨンキースイツチ(図示せず)をオン
とすると、原点復帰回路3の出力電圧は0Vから
最大電圧まで所定の傾きで上昇し、可変絞り弁8
の絞り開口面積が最大となる制御原点位置にロー
タ軸6aを回転させる。以後原点復帰回路3の出
力電圧は上記最大電圧からF―V変換器2の出力
電圧を減算した値となり、この減算された電圧が
与えられる前記制御回路によつて可変絞り弁8の
絞り量を車速の変化に対応して段階的に変化させ
る。図中6cはロータである。なお図示の場合
は、ステツプモータ6を油圧ポンプ7のハウジン
グに直接的に装着して示してある。 (発明が解決しようとする問題点) 以上により実願昭53−167828号の考案は、車速
の変化に対応してステツプモータの回転角を制御
し、自動車の停車中又は低速走行時の操舵力を軽
減し、高速走行時には車速に対応した操舵反力を
ハンドル軸に作用させて、特に高速走行中のハン
ドルのふらつき、或は軽すぎる操舵抵抗により運
転者に与える不安感等を除去するものである。 しかし、ステツプモータの故障や誤動作、ある
いはステツプモータのドライバー回路の故障が発
生した場合、車速に応じた操舵力補助が与えられ
ず、操舵不安定になるという可能性があるという
欠点があつた。 この発明は、ステツプモータの系に異常が発生
すると同時に、可変絞りを高速走行に安全な操舵
力が得られる位置に操作して、高速走行時におけ
る操舵不安定感の発生要因を除去することを目的
とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明が提供する操舵不安感の除去手段は、ス
テツプモータ系の異常検出を、その励磁コイルの
コイル端電圧の読み込みによつて行い、異常検出
時にはステツプモータへの電源供給を断つことに
よつて、戻しばねの作用により可変絞り弁の開口
面積を最小とし、これにより、高速走行時に安全
な操舵力が得られる状態とした安全制御装置であ
る。 (作用) 上記手段によれば、高速走行時にステツプモー
タの系に異常が発生しても操舵力が軽くなり過ぎ
ることを防止でき、高速走行時の不安定感をなく
すことができる。 (実施例) 実施例について説明すれば、油圧ポンプ7とパ
ワーステアリングユニツト10との間に、圧力流
体の流量を制御する可変絞り弁8と固定絞り弁9
とを並列配置で設け、車速センサ1の車速に比例
した周波数のパルス信号を基準として回転角を制
御されるステツプモータ6により前記可変絞り弁
8の絞り量を車速の変化に対応して制御する流量
制御装置(第1図、第2図及び第3図参照)にお
いて、車速センサ1とステツプモータ6との間
に、第4図に示すように車速センサ1の出力パル
ス信号を検出し、かつリセツト端子にCR微分回
路18を接続されて、所定のプログラムに従つて
作動するマイクロコンピユータ14と、該コンピ
ユータ14の出力信号でオンオフされて、ステツ
プモータ6の各励磁コイルA,B,C,Dの励磁
回路を開閉するトランジスタ群を備えたドライバ
ー回路15を介装する。17はマイクロコンピユ
ータ14の他の出力端子OB0の出力信号を受け
て、ステツプモータ6の励磁コイルA,B,C,
Dを開閉するスイツチング回路であつて、16は
マイクロコンピユータ14のさらに他の出力端子
OB1に接続した異常表示器である。また、本発明
のステツプモータの監視手段として各励磁コイル
A,B,C,Dのコイル端電圧をマイクロコンピ
ユータ14の各入力端子IB0,IB1,……IB3に読
込むための回路19を設ける。 車速センサ1は、例えば前記実願昭53−167828
号の考案に開示されているように、自動車のトラ
ンスミツシヨンの出力軸、或は速度計等に関係し
て車速に比例した周波数のパルス信号を出力する
ものであればよい。 マイクロコンピユータ14は、1チツプのマイ
クロコンピユータであつて、1個のパツケージ内
に、中央処理装置CPU、リードオンリメモリ
ROM、ランダムアクセスメモリRAM、及び所
定数のインプツトIA0,INT,IB0……IB3、アウ
トプツトOA0,OA1……OA3,OB0,OB1等が収
められた一般市販のものでよく、前記ROM、
RAMに後述のプログラムが組込まれている。 ドライバー回路15は、マイクロコンピユータ
14の各出力ポートOA0,OA1……OA3の接続さ
れたトランジスタ群よりなる。 マイクロコンピユータ14のROMに収められ
るプログラムのフローチヤートを第7図イに示
し、各々のルーチンの詳細については第7図ロ〜
ヘに示してある。以下第4図、第7図に従つて動
作の説明を行う。 イグニツシヨンキースイツチが入れられると
第4図に示す電子回路が動作可能の状態になる
が、マイクロコンピユータ14のリセツト端子
RESETに接続されたCR微分回路18によつて
リセツト端子に一瞬論理レベル1の信号が与え
られる。その結果マイクロコンピユータ14の
各出力ポートOA0,OA1,OA2,OA3,OB0,
OB1はすべてオフの状態にされ、同時にROM
番地の0番地より命令の実行が開始される。 この状態では、ステツプモータ6のドライバ
ー回路15の各トランジスタはオフ状態である
ので、ステツプモータ6の励磁コイルA,B,
C,Dには電流が流れず、従つてステツプモー
タ6はロータ軸6aに取付けられた戻しばね6
bによつて第1図の可変絞り弁8が最大に絞り
込まれた(絞り開口面積最小)回転位置に停止
している。 まずイニシヤライズルーチンが実行される。
ここではマイクロコンピユータ14内のRAM
エリア、出力ポートを初期状態にするが、出力
ポートOB0は論理レベル1にされ、スイツチン
グ回路17のトランジスタがオンにされる。 次にステツプモータ6を第1図及び第3図の
可変絞り弁8が最大に開放された回転位置、す
なわち制御開始の原点位置に回転させるルーチ
ンを実行する。その詳細は第7図ロに示してあ
る。このとき、マイクロコンピユータ14の出
力ポートOA0〜OA3から表1に示すごとく出力
される。
【表】
上表はステツプモータ6が2―2励磁8ステ
ツプの例である。従つてドライバー回路15の
各トランジスタが、表1に従つてオン・オフす
ることになり、ステツプモータ6は、ロータ軸
6aに取付けられた戻しばね6bに抗して回転
し可変絞り弁8を最大の開放状態にする。すな
わち第7図ロのステツプモータの制御原点への
回転動作が完了する。 第7図ロのイニシヤライズルーチン中のステ
ツプモータ駆動SUB(サブルーチン)は、第7
図ホに示してある。すなわちステツプモータ駆
動サブルーチンの実行は、この回転方向を前回
制御コードにより正転か逆転かを判断する。表
1は逆転の場合である。 次にステツプモータ6の励磁コイル端電圧
が、マイクロコンピユータ14の入力ポート
IB3、IB2……IB0に読み込まれているが、これ
は、本発明のステツプモータ異常を判断する比
較手段を構成するためである。例えば、出力ポ
ートOA3〜OA0から制御指令信号として1001を
出力したときにIB3〜IB0で読んで得た監視信
号が0110であれば、マイクロコンピユータ14
とドライバー回路15の接続や、ドライバー回
路15の動作、ステツプモータ6のコイルやバ
ツテリーとステツプモータの接続等が正常と、
マイクロコンピユータ14内に構成された比較
手段によつて判断されるからである。もし異常
があれば、第7図イの異常処理ルーチンへ移行
する。 上記までの処理は十分に高速で行われる。車
両は未だ停止状態にあり、可変絞り弁8はその
開口度を最大とされているので、パワーステア
リングユニツト10では最大の操舵力補助が与
えられる。 次に第7図イに示す如く割込可能にし、この
発明の目的とは別の目的に供せられるルーチン
に入るが、これは必ずしも必要ではない。 車速センサ1の出力は、第4図示の如くマイ
クロコンピユータ14の割込端子INTと入力
端子IA0に接続されている。この例ではマイク
ロコンピユータ14は、パルス信号の立上りエ
ツジで割込みを受けつけるものとする。従つて
車速センサ1からの信号が入ると、その立上り
のタイミングで割込ルーチンへ飛ぶ。 まず車速測定ルーチンに入るが、その詳細は
第7図ハに示されている。カウンタVは、マイ
クロコンピユータ14のRAM内に準備され、
まずRAMのそのエリアが0クリアされる。そ
して次に車速センサ1の出力が接続されたマイ
クロコンピユータ14の入力端子IA0が、論理
レベル1か0かがチエツクされる。今の場合、
車速センサ1の信号が入つたばかりであるの
で、図のNOの方向に流れてカウンタVに1が
加えられる。続いてカウンタVが規定値以上で
あるかが調べられる。これは一つのループに必
要以上に留めないためのもので、規定値以上の
ときこのルーチンから抜け出す。 そして再び車速センサ1の信号の1又は0が
調べられ、信号が1の間はカウンタVに1を加
えるループが繰り返される。車速センサ1の信
号が0になるとこのルーチンより抜け出して車
速比較ルーチンに入る。この結果、カウンタV
には、車速に逆比例の数値、すなわち車速が大
のときカウンタVの値小、車速が小のときカウ
ンタVの値大の数値が入る。なおカウンタVに
車速に比例した数値を入れるように構成しても
よいことはいうまでもない。 車速比較ルーチンでは、第1図中の可変絞り
弁8の絞り量を切り換える予め操舵特性に合し
て定められた速度に達する毎にステツプモータ
6を制御し可変絞り弁の絞り量を切り換える。 第7図ニに車速比較ルーチンの詳細を示して
ある。信号は各々の速度比較のステツプの条件
(速度A以下、B以下、C以下……X以下)の
合つたところでYESの方向に流れ、速度X以
上でNOの方向に流れる。 そして各ステツプに続くルーチンは同動作で
あるので、次に速度A以下の場合について説明
する。 まず速度A以下であることがRAMエリアに
記憶され、ステツプモータ6の現在の制御位置
と、速度A以下のとき制御せねばならない制御
位置とが同一であるかがチエツクされる。もし
同一であれば改めて制御する必要がないので
YESの方向に流れ、後述するカウンタLが0
クリアされ、続いてコイル端電圧テストサブル
ーチン(第7図ホ)が呼び出されて実行され
る。この説明は前記項で行つてある。 次にNOの方向に流れた場合は、ステツプモ
ータ6の現在の制御位置と、速度A以下のとき
制御せねばならない位置との位置関係が、ステ
ツプモータ6の1ステツプ分かどうかのチエツ
クがなされる。つまりマイクロコンピユータ1
4の制御速度は、車速の変化に対して十分に速
く行われるので、これが2ステツプ以上になる
ことは、正常時にはあり得ない。例えば走行中
に車速センサ1が破損したり、速度計のフレキ
シブルシヤフト(車速センサ駆動系)が破損し
た場合等のように、車速の変化に比べて相当速
い変化が起こつた場合に異常が発生する。従つ
てこのステツプにより異常事態の発見ができ、
後述のように適切な処置がとられる。特に高速
走行時に前記異常事態が発生した場合、従来方
式であるとハンドルが急に軽くなる方向に制御
されて危険であつたが、この発明ではこの欠点
が完全に克服される。 このステツプが正常であると、次にループカ
ウンタLが調べられる。このカウンタLも
RAMエリアに準備されているもので、ステツ
プモータ6の制御が早くなりすぎぬように設け
たものである。つまりこのステツプへ入つてく
ることは、ステツプモータ6を回転させる必要
のあることを意味するが、速度比較ルーチンへ
入つてくる時間間隔は車速の変化する時間に比
べてあまりにも短かく、この間隔で制御すると
必要以上に短かい間隔でステツプモータ6を制
御することになり、可変絞り弁8を切り換える
速度の近傍に車速があるときにチヤタリングを
起こし、動作が不安定になつてしまう。これを
避けるためにループカウンタLを設け、連続的
に規定回数の信号がこのステツプに来た場合に
のみステツプモータ6を制御することにしてい
る。 従つて未だ規定回数に達していない場合は、
カウンタLに1を加えて割込ルーチンより抜け
出し、元のルーチンに戻る。 一方、規定回数に達した場合は、安定してこ
の速度圏(速度A以下)にあることになるの
で、カウンタLを0クリアし、ステツプモータ
6の回転する方向をRAMエリアの所定位置に
セツトし、ステツプモータ駆動サブルーチンに
移行し、次に割込ルーチンより抜け出し元のル
ーチンに戻る。その結果、ステツプモータ6が
1ステツプ回転させられる。 元のルーチンへ戻つた後も、再び車速センサ
1のパルス信号がマイクロコンピユータ14に
入力されると、再び割込ルーチンに入り上に述
べたところが実行される。 いま前記の作動において異常が発生すると異
常処理ルーチンへ飛ぶ。異常処理ルーチンは、
第7図ヘに示される。異常処理ルーチンでは、
まず割込み不可にされ、再び割込み要求があつ
ても割込ルーチンに飛ばなくされる。次にステ
ツプモータ6がオフされるが、この手段は、ド
ライバー回路15のトランジスタを全てオフに
する出力ポートOA0〜OA3を0000にすることに
より実行できるが、異常事態の種類によつて
は、ドライバー回路15のトランジスタが導通
状態になつて破損する場合もあるので、スイツ
チング回路17のトランジスタをオフにする、
すなわち出力ポートOB0を0にする手段を採つ
てもよい。 これらはシステムの設計思想により選択すれば
よく、勿論前者の手段をとる場合は、スイツチン
グ回路17は不要であり、第4図に破線で示すよ
うに直接給電する回路構成でよい。 そして次に安全を確保する制御手段として、異
常表示出力ポートOB1を1にして他のルーチンに
移行する。 この結果、ステツプモータ6への電気エネルギ
の供給が断たれるので、該モータ6は、ロータ軸
6aを付勢する戻しばね6bにより可変絞り8を
最小絞り開口面積となる状態とする位置に回転す
る。従つてパワーステアリングユニツト10の操
舵力補助を最小とし、高速走行時にハンドルが軽
くなり過ぎるような不都合を完全に解消し、安全
性を飛躍的に向上させる。 以上は、車速センサ1を1個だけ設けた場合に
ついての作動を説明したが、車速センサ1は、第
5図に示すように2個の車速センサ1及び1′を
設けてもよい。各車速センサ1および1′は、同
一個所、または異なつた個所に車速の検出可能に
取付け、互に信号発生の位相がずれるように設け
る。 第8図は2個の車速センサ1及び1′を前記の
ように取付けた場合の動作を示す図であつて、い
ずれか一方の車速センサ1又は1′がオンになる
とマイクロコンピユータ14に割込みがかかり割
込ルーチンへ飛んで来るが、ここで2つの車速セ
ンサ1及び1′から交互に信号が入つてくるかが
調べられる。交互でなければ、車速センサ1又は
1′の一方や破損していることになるので異常処
理ルーチンに飛ぶ。交互に信号が入力されている
と正常であるので、今入つて来た信号が測定用の
センサであれば、前記〜項で述べたことと同
様に実行される。 このように2個の車速センサ1及び1′を設け
ると、始動以前に、車速センサのいずれか、或い
は車速センサに達する系の破損・故障等に対して
も検出可能となる。 第6図は、ステツプモータの監視手段として、
ステツプモータ6のロータ軸6aに直結して回転
センサ20を取付けた例であつて、ロータリーエ
ンコーダやその他考えられる手段を採用してもよ
い。 これはステツプモータ6の回転位置の指示に対
して正しいか否かを調べるために設ける。これは
第7図ホのステツプモータコイル端電圧入力の代
りに、この回転センサ20の出力をマイクロコン
ピユータ14に読み込み、マイクロコンピユータ
14内の比較手段にステツプモータ6の異常の有
無を判断させるものである。このときはコイル端
電圧を読み込む場合に比べて、ステツプモータ6
の脱調や、機械的な故障をも検出できる。 また第7図ニの〓印を付したカウンタLによる
計数手段の代りに、従来と同様にヒステリシス量
を持たすこともできる。 これは第9図に示すように、カウンタVに定数
を加え、規定値以上であるかを判断し、YESで
あればステツプモータを逆転セツトし、NOであ
れば、カウンタVから定数を引き、規定値以下で
あればステツプモータを正転セツトする。 また第10図に示すように、マイクロコンピユ
ータ14に、抵抗R0,R1……Roによつてプルア
ツプされた適数のモード選択入力端子IC0,IC1…
…ICoを設け、予め定めたいくつかの流量特性を、
ユーザーやエンドユーザーがフイーリングに合わ
せて、選択スイツチS0,S1…Soによつて任意に選
択できるようにしたモード選択回路21を設ける
こともできる。そのときのフローチヤートを第1
1図に示す。すなわち第7図ニの車速比較ルーチ
ンに組合わせればよい。 また、この発明は必ずしも上記実施例のように
マイクロコンピユータを使用する必要はないが、
マイクロコンピユータによつて、ステツプモータ
の駆動制御、ステツプモータの異常検出及び安全
な操舵力を与える制御等を行うと、電源電圧の変
動や温度変化による影響を受けることなく、安全
制御を信頼性高く行なうことができる。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、ステツ
プモータの各励磁コイルのコイル端電圧を読み込
むことによつて、ステツプモータを監視する一
方、この読み込んだコイル端電圧信号とステツプ
モータに与えた車速に対応する制御指令信号との
比較結果から、ステツプモータの異常を検出した
時は、ステツプモータへの電源供給を断つととも
に、戻しばねの作用により、可変絞り弁を、高速
走行に安全な操舵力が得られる位置、つまり開口
面積が最小となる位置に絞り込むようにしたか
ら、高速走行中の異常発生時においても、操舵力
が軽くなり過ぎる事態が有効に防止される。 したがつて、従来未解決であつた高速走行時の
操舵不安感が完全に解消されて、高速走行時にお
けるハンドルの切りすぎも防ぐことができ、これ
により、停車中・低速走行時から中速・高速時ま
での全域に亘つて、速度感応型動力舵取装置の安
全性と安定性が得られる。 また、本発明の安全制御装置としては、マイク
ロコンピユータを使用することができるから、市
販のものをそのまま採用することにより、コスト
の大幅な低廉化を図ることができ、しかも、1チ
ツプタイプのマイクロコンピユータでよいので取
付けスペースも小さくてよい。
ツプの例である。従つてドライバー回路15の
各トランジスタが、表1に従つてオン・オフす
ることになり、ステツプモータ6は、ロータ軸
6aに取付けられた戻しばね6bに抗して回転
し可変絞り弁8を最大の開放状態にする。すな
わち第7図ロのステツプモータの制御原点への
回転動作が完了する。 第7図ロのイニシヤライズルーチン中のステ
ツプモータ駆動SUB(サブルーチン)は、第7
図ホに示してある。すなわちステツプモータ駆
動サブルーチンの実行は、この回転方向を前回
制御コードにより正転か逆転かを判断する。表
1は逆転の場合である。 次にステツプモータ6の励磁コイル端電圧
が、マイクロコンピユータ14の入力ポート
IB3、IB2……IB0に読み込まれているが、これ
は、本発明のステツプモータ異常を判断する比
較手段を構成するためである。例えば、出力ポ
ートOA3〜OA0から制御指令信号として1001を
出力したときにIB3〜IB0で読んで得た監視信
号が0110であれば、マイクロコンピユータ14
とドライバー回路15の接続や、ドライバー回
路15の動作、ステツプモータ6のコイルやバ
ツテリーとステツプモータの接続等が正常と、
マイクロコンピユータ14内に構成された比較
手段によつて判断されるからである。もし異常
があれば、第7図イの異常処理ルーチンへ移行
する。 上記までの処理は十分に高速で行われる。車
両は未だ停止状態にあり、可変絞り弁8はその
開口度を最大とされているので、パワーステア
リングユニツト10では最大の操舵力補助が与
えられる。 次に第7図イに示す如く割込可能にし、この
発明の目的とは別の目的に供せられるルーチン
に入るが、これは必ずしも必要ではない。 車速センサ1の出力は、第4図示の如くマイ
クロコンピユータ14の割込端子INTと入力
端子IA0に接続されている。この例ではマイク
ロコンピユータ14は、パルス信号の立上りエ
ツジで割込みを受けつけるものとする。従つて
車速センサ1からの信号が入ると、その立上り
のタイミングで割込ルーチンへ飛ぶ。 まず車速測定ルーチンに入るが、その詳細は
第7図ハに示されている。カウンタVは、マイ
クロコンピユータ14のRAM内に準備され、
まずRAMのそのエリアが0クリアされる。そ
して次に車速センサ1の出力が接続されたマイ
クロコンピユータ14の入力端子IA0が、論理
レベル1か0かがチエツクされる。今の場合、
車速センサ1の信号が入つたばかりであるの
で、図のNOの方向に流れてカウンタVに1が
加えられる。続いてカウンタVが規定値以上で
あるかが調べられる。これは一つのループに必
要以上に留めないためのもので、規定値以上の
ときこのルーチンから抜け出す。 そして再び車速センサ1の信号の1又は0が
調べられ、信号が1の間はカウンタVに1を加
えるループが繰り返される。車速センサ1の信
号が0になるとこのルーチンより抜け出して車
速比較ルーチンに入る。この結果、カウンタV
には、車速に逆比例の数値、すなわち車速が大
のときカウンタVの値小、車速が小のときカウ
ンタVの値大の数値が入る。なおカウンタVに
車速に比例した数値を入れるように構成しても
よいことはいうまでもない。 車速比較ルーチンでは、第1図中の可変絞り
弁8の絞り量を切り換える予め操舵特性に合し
て定められた速度に達する毎にステツプモータ
6を制御し可変絞り弁の絞り量を切り換える。 第7図ニに車速比較ルーチンの詳細を示して
ある。信号は各々の速度比較のステツプの条件
(速度A以下、B以下、C以下……X以下)の
合つたところでYESの方向に流れ、速度X以
上でNOの方向に流れる。 そして各ステツプに続くルーチンは同動作で
あるので、次に速度A以下の場合について説明
する。 まず速度A以下であることがRAMエリアに
記憶され、ステツプモータ6の現在の制御位置
と、速度A以下のとき制御せねばならない制御
位置とが同一であるかがチエツクされる。もし
同一であれば改めて制御する必要がないので
YESの方向に流れ、後述するカウンタLが0
クリアされ、続いてコイル端電圧テストサブル
ーチン(第7図ホ)が呼び出されて実行され
る。この説明は前記項で行つてある。 次にNOの方向に流れた場合は、ステツプモ
ータ6の現在の制御位置と、速度A以下のとき
制御せねばならない位置との位置関係が、ステ
ツプモータ6の1ステツプ分かどうかのチエツ
クがなされる。つまりマイクロコンピユータ1
4の制御速度は、車速の変化に対して十分に速
く行われるので、これが2ステツプ以上になる
ことは、正常時にはあり得ない。例えば走行中
に車速センサ1が破損したり、速度計のフレキ
シブルシヤフト(車速センサ駆動系)が破損し
た場合等のように、車速の変化に比べて相当速
い変化が起こつた場合に異常が発生する。従つ
てこのステツプにより異常事態の発見ができ、
後述のように適切な処置がとられる。特に高速
走行時に前記異常事態が発生した場合、従来方
式であるとハンドルが急に軽くなる方向に制御
されて危険であつたが、この発明ではこの欠点
が完全に克服される。 このステツプが正常であると、次にループカ
ウンタLが調べられる。このカウンタLも
RAMエリアに準備されているもので、ステツ
プモータ6の制御が早くなりすぎぬように設け
たものである。つまりこのステツプへ入つてく
ることは、ステツプモータ6を回転させる必要
のあることを意味するが、速度比較ルーチンへ
入つてくる時間間隔は車速の変化する時間に比
べてあまりにも短かく、この間隔で制御すると
必要以上に短かい間隔でステツプモータ6を制
御することになり、可変絞り弁8を切り換える
速度の近傍に車速があるときにチヤタリングを
起こし、動作が不安定になつてしまう。これを
避けるためにループカウンタLを設け、連続的
に規定回数の信号がこのステツプに来た場合に
のみステツプモータ6を制御することにしてい
る。 従つて未だ規定回数に達していない場合は、
カウンタLに1を加えて割込ルーチンより抜け
出し、元のルーチンに戻る。 一方、規定回数に達した場合は、安定してこ
の速度圏(速度A以下)にあることになるの
で、カウンタLを0クリアし、ステツプモータ
6の回転する方向をRAMエリアの所定位置に
セツトし、ステツプモータ駆動サブルーチンに
移行し、次に割込ルーチンより抜け出し元のル
ーチンに戻る。その結果、ステツプモータ6が
1ステツプ回転させられる。 元のルーチンへ戻つた後も、再び車速センサ
1のパルス信号がマイクロコンピユータ14に
入力されると、再び割込ルーチンに入り上に述
べたところが実行される。 いま前記の作動において異常が発生すると異
常処理ルーチンへ飛ぶ。異常処理ルーチンは、
第7図ヘに示される。異常処理ルーチンでは、
まず割込み不可にされ、再び割込み要求があつ
ても割込ルーチンに飛ばなくされる。次にステ
ツプモータ6がオフされるが、この手段は、ド
ライバー回路15のトランジスタを全てオフに
する出力ポートOA0〜OA3を0000にすることに
より実行できるが、異常事態の種類によつて
は、ドライバー回路15のトランジスタが導通
状態になつて破損する場合もあるので、スイツ
チング回路17のトランジスタをオフにする、
すなわち出力ポートOB0を0にする手段を採つ
てもよい。 これらはシステムの設計思想により選択すれば
よく、勿論前者の手段をとる場合は、スイツチン
グ回路17は不要であり、第4図に破線で示すよ
うに直接給電する回路構成でよい。 そして次に安全を確保する制御手段として、異
常表示出力ポートOB1を1にして他のルーチンに
移行する。 この結果、ステツプモータ6への電気エネルギ
の供給が断たれるので、該モータ6は、ロータ軸
6aを付勢する戻しばね6bにより可変絞り8を
最小絞り開口面積となる状態とする位置に回転す
る。従つてパワーステアリングユニツト10の操
舵力補助を最小とし、高速走行時にハンドルが軽
くなり過ぎるような不都合を完全に解消し、安全
性を飛躍的に向上させる。 以上は、車速センサ1を1個だけ設けた場合に
ついての作動を説明したが、車速センサ1は、第
5図に示すように2個の車速センサ1及び1′を
設けてもよい。各車速センサ1および1′は、同
一個所、または異なつた個所に車速の検出可能に
取付け、互に信号発生の位相がずれるように設け
る。 第8図は2個の車速センサ1及び1′を前記の
ように取付けた場合の動作を示す図であつて、い
ずれか一方の車速センサ1又は1′がオンになる
とマイクロコンピユータ14に割込みがかかり割
込ルーチンへ飛んで来るが、ここで2つの車速セ
ンサ1及び1′から交互に信号が入つてくるかが
調べられる。交互でなければ、車速センサ1又は
1′の一方や破損していることになるので異常処
理ルーチンに飛ぶ。交互に信号が入力されている
と正常であるので、今入つて来た信号が測定用の
センサであれば、前記〜項で述べたことと同
様に実行される。 このように2個の車速センサ1及び1′を設け
ると、始動以前に、車速センサのいずれか、或い
は車速センサに達する系の破損・故障等に対して
も検出可能となる。 第6図は、ステツプモータの監視手段として、
ステツプモータ6のロータ軸6aに直結して回転
センサ20を取付けた例であつて、ロータリーエ
ンコーダやその他考えられる手段を採用してもよ
い。 これはステツプモータ6の回転位置の指示に対
して正しいか否かを調べるために設ける。これは
第7図ホのステツプモータコイル端電圧入力の代
りに、この回転センサ20の出力をマイクロコン
ピユータ14に読み込み、マイクロコンピユータ
14内の比較手段にステツプモータ6の異常の有
無を判断させるものである。このときはコイル端
電圧を読み込む場合に比べて、ステツプモータ6
の脱調や、機械的な故障をも検出できる。 また第7図ニの〓印を付したカウンタLによる
計数手段の代りに、従来と同様にヒステリシス量
を持たすこともできる。 これは第9図に示すように、カウンタVに定数
を加え、規定値以上であるかを判断し、YESで
あればステツプモータを逆転セツトし、NOであ
れば、カウンタVから定数を引き、規定値以下で
あればステツプモータを正転セツトする。 また第10図に示すように、マイクロコンピユ
ータ14に、抵抗R0,R1……Roによつてプルア
ツプされた適数のモード選択入力端子IC0,IC1…
…ICoを設け、予め定めたいくつかの流量特性を、
ユーザーやエンドユーザーがフイーリングに合わ
せて、選択スイツチS0,S1…Soによつて任意に選
択できるようにしたモード選択回路21を設ける
こともできる。そのときのフローチヤートを第1
1図に示す。すなわち第7図ニの車速比較ルーチ
ンに組合わせればよい。 また、この発明は必ずしも上記実施例のように
マイクロコンピユータを使用する必要はないが、
マイクロコンピユータによつて、ステツプモータ
の駆動制御、ステツプモータの異常検出及び安全
な操舵力を与える制御等を行うと、電源電圧の変
動や温度変化による影響を受けることなく、安全
制御を信頼性高く行なうことができる。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、ステツ
プモータの各励磁コイルのコイル端電圧を読み込
むことによつて、ステツプモータを監視する一
方、この読み込んだコイル端電圧信号とステツプ
モータに与えた車速に対応する制御指令信号との
比較結果から、ステツプモータの異常を検出した
時は、ステツプモータへの電源供給を断つととも
に、戻しばねの作用により、可変絞り弁を、高速
走行に安全な操舵力が得られる位置、つまり開口
面積が最小となる位置に絞り込むようにしたか
ら、高速走行中の異常発生時においても、操舵力
が軽くなり過ぎる事態が有効に防止される。 したがつて、従来未解決であつた高速走行時の
操舵不安感が完全に解消されて、高速走行時にお
けるハンドルの切りすぎも防ぐことができ、これ
により、停車中・低速走行時から中速・高速時ま
での全域に亘つて、速度感応型動力舵取装置の安
全性と安定性が得られる。 また、本発明の安全制御装置としては、マイク
ロコンピユータを使用することができるから、市
販のものをそのまま採用することにより、コスト
の大幅な低廉化を図ることができ、しかも、1チ
ツプタイプのマイクロコンピユータでよいので取
付けスペースも小さくてよい。
第1図は流量制御装置のシステム構成を示す油
圧回路図、第2図は従来のステツプモータ制御装
置を示すブロツク回路図、第3図はステツプモー
タの構成を示す一部の断面図、第4図はこの発明
の電子回路図、第5図及び第6図はそれぞれ他の
実施例の要部のみを示す電子回路図、第7図イ〜
ヘは、それぞれマイクロコンピユータに組込まれ
るルーチンのフローチヤート、第8図及び第9図
はそれぞれ他の実施例のフローチヤート、第10
図はさらに他の実施例の要部のみを示す電子回路
図、第11図は第10図におけるフローチヤート
である。 1,1′…車速センサ、6…ステツプモータ、
7…油圧ポンプ、8…可変絞り、9…固定絞り、
10…パワーステアリングユニツト、14…マイ
クロコンピユータ、15…ドライバー回路、16
…異常表示器、17…スイツチング回路、18…
CR微分回路、19…コイル端電圧読込回路、2
0…回転センサ、21…モード選択回路。
圧回路図、第2図は従来のステツプモータ制御装
置を示すブロツク回路図、第3図はステツプモー
タの構成を示す一部の断面図、第4図はこの発明
の電子回路図、第5図及び第6図はそれぞれ他の
実施例の要部のみを示す電子回路図、第7図イ〜
ヘは、それぞれマイクロコンピユータに組込まれ
るルーチンのフローチヤート、第8図及び第9図
はそれぞれ他の実施例のフローチヤート、第10
図はさらに他の実施例の要部のみを示す電子回路
図、第11図は第10図におけるフローチヤート
である。 1,1′…車速センサ、6…ステツプモータ、
7…油圧ポンプ、8…可変絞り、9…固定絞り、
10…パワーステアリングユニツト、14…マイ
クロコンピユータ、15…ドライバー回路、16
…異常表示器、17…スイツチング回路、18…
CR微分回路、19…コイル端電圧読込回路、2
0…回転センサ、21…モード選択回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車速の変化に対応して圧力流体管路に設けた
可変絞り弁の開度をステツプモータで制御し、車
速に応じてその操舵力が制御される速度感応型動
力舵取装置において、 ステツプモータの監視手段と、ステツプモータ
の異常の有無を判断する比較手段と、ステツプモ
ータを制御する制御手段とを具備してなり、 前記監視手段が、ステツプモータの各励磁コイ
ルのコイル端電圧を読み込むコイル端電圧読込回
路であり、 前記比較手段が、前記監視手段の読み込んだコ
イル端電圧信号と、ステツプモータのドライバー
回路に与えた車速に対応する制御指令信号とを比
較し、その結果に論理的矛盾があるときステツプ
モータ異常と判断する手段であり、 前記制御手段が、前記比較手段のステツプモー
タ異常判断時に、ステツプモータへの電源供給を
断つ手段であり、 該ステツプモータが、前記励磁コイルのすべて
が非励磁のとき、戻しばねの作用によつて、前記
可変絞り弁の開口面積を最小とする構造である ことを特徴とする安全制御装置。 2 比較手段と、制御手段を、マイクロコンピユ
ータによつて構成した特許請求の範囲第1項記載
の安全制御装置。 3 ステツプモータの異常判断時に異常表示を行
う特許請求の範囲第1項または第2項記載の安全
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17184879A JPS5697110A (en) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | Step motor controller in flow controller for speed sensing type power steering device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17184879A JPS5697110A (en) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | Step motor controller in flow controller for speed sensing type power steering device |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15081887A Division JPS6322767A (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 | 速度感応型動力舵取装置における操舵感覚の選択装置 |
| JP15081787A Division JPS6311479A (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 | 速度感応型動力舵取装置における安全制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5697110A JPS5697110A (en) | 1981-08-05 |
| JPH0118680B2 true JPH0118680B2 (ja) | 1989-04-06 |
Family
ID=15930885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17184879A Granted JPS5697110A (en) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | Step motor controller in flow controller for speed sensing type power steering device |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5697110A (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5839565A (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-08 | Jidosha Kiki Co Ltd | 動力舵取装置の操舵力制御装置 |
| JPS5948264A (ja) * | 1982-09-09 | 1984-03-19 | Mazda Motor Corp | パワ−ステアリング制御装置 |
| JPS5992257A (ja) * | 1982-11-16 | 1984-05-28 | Toyoda Mach Works Ltd | 動力舵取装置の操舵力制御装置 |
| JPS59120571A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-12 | Kayaba Ind Co Ltd | 車速感応型パワ−ステアリングの制御装置 |
| JPS59120572A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-12 | Kayaba Ind Co Ltd | パワ−ステアリングの異常検出装置 |
| JPS6047710A (ja) * | 1983-08-24 | 1985-03-15 | Mitsubishi Motors Corp | 自動車の懸架制御装置 |
| JPH064419B2 (ja) * | 1984-07-04 | 1994-01-19 | 光洋精工株式会社 | パワーステアリング装置の絞り開度制御方法 |
| JPH037264Y2 (ja) * | 1985-06-03 | 1991-02-22 | ||
| JPH037263Y2 (ja) * | 1985-06-04 | 1991-02-22 | ||
| JPH01190298A (ja) * | 1988-01-22 | 1989-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子機器 |
| JPH0443423Y2 (ja) * | 1990-09-06 | 1992-10-14 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6057037B2 (ja) * | 1976-08-31 | 1985-12-12 | 株式会社東芝 | 原子炉制御棒の位置制御装置 |
-
1979
- 1979-12-29 JP JP17184879A patent/JPS5697110A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5697110A (en) | 1981-08-05 |
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