JPH0122380B2 - - Google Patents
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- JPH0122380B2 JPH0122380B2 JP25948685A JP25948685A JPH0122380B2 JP H0122380 B2 JPH0122380 B2 JP H0122380B2 JP 25948685 A JP25948685 A JP 25948685A JP 25948685 A JP25948685 A JP 25948685A JP H0122380 B2 JPH0122380 B2 JP H0122380B2
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は糊剤を糸条に低率付与する装置に関す
るものであり、更に詳しくは水溶性被膜形成能を
有する熱可塑性重合体よりなる糊剤(以下、糊剤
と略称する)を糸条に低率付与するための装置に
関するものである。
るものであり、更に詳しくは水溶性被膜形成能を
有する熱可塑性重合体よりなる糊剤(以下、糊剤
と略称する)を糸条に低率付与するための装置に
関するものである。
従来の技術
従来、糸条へのサイジング工程に於いては、例
えば、澱粉、カルボキシメチルセルローズ、ポリ
ビニルアルコール、あるいは水溶性アクリル樹脂
等の水溶性糊剤が使用されていた。このような水
溶性糊剤は、製織工程への糸条捲取りビームの供
給に先立つて加熱乾燥処理を施し、完全に固化さ
せる必要があり、このため、在来の製織準備工程
に於いては、加熱乾燥工程乃至は加熱乾燥装置の
配設が不可欠の要件とされていた。斯かる加熱乾
燥工程乃至は加熱乾燥装置の採用は、当然のこと
ながら省エネルギー効果の促進およびフロア・ス
ペースの節減に対して悪影響を与える。
えば、澱粉、カルボキシメチルセルローズ、ポリ
ビニルアルコール、あるいは水溶性アクリル樹脂
等の水溶性糊剤が使用されていた。このような水
溶性糊剤は、製織工程への糸条捲取りビームの供
給に先立つて加熱乾燥処理を施し、完全に固化さ
せる必要があり、このため、在来の製織準備工程
に於いては、加熱乾燥工程乃至は加熱乾燥装置の
配設が不可欠の要件とされていた。斯かる加熱乾
燥工程乃至は加熱乾燥装置の採用は、当然のこと
ながら省エネルギー効果の促進およびフロア・ス
ペースの節減に対して悪影響を与える。
水溶性糊剤の使用に付随する上記の如き障害を
回避するため、近時、水溶性被膜の形成能を有す
る熱可塑性重合体、例えばパラフインワツクスを
主成分として、これに適量のアクリル酸メチル、
ステアリルメタアクリレート、ステアリン酸、メ
タアクリル酸、スチレン等を重合せしめた熱可塑
性重合体から製造された溶融可能な糊剤が使用さ
れつつある。
回避するため、近時、水溶性被膜の形成能を有す
る熱可塑性重合体、例えばパラフインワツクスを
主成分として、これに適量のアクリル酸メチル、
ステアリルメタアクリレート、ステアリン酸、メ
タアクリル酸、スチレン等を重合せしめた熱可塑
性重合体から製造された溶融可能な糊剤が使用さ
れつつある。
発明が解決しようとする問題点
上記の如き水溶性被膜の形成能を有する熱可塑
性重合体よりなる糊剤を使用することによつて、
水溶性糊剤の使用に起因する種々の不都合を解消
することができるが、糸条への糊剤の供給装置と
して、例えば特公昭52−10942号公報に記載され
ているような開放型糊槽を使用すると、加熱ロー
ラの糊剤担持面に対する糸条、例えば経糸の接触
状態が不安定になり、糊剤の付着量にバラツキが
発生したり、加熱により糊剤が酸化されたりする
という新たな問題点が発生する。
性重合体よりなる糊剤を使用することによつて、
水溶性糊剤の使用に起因する種々の不都合を解消
することができるが、糸条への糊剤の供給装置と
して、例えば特公昭52−10942号公報に記載され
ているような開放型糊槽を使用すると、加熱ロー
ラの糊剤担持面に対する糸条、例えば経糸の接触
状態が不安定になり、糊剤の付着量にバラツキが
発生したり、加熱により糊剤が酸化されたりする
という新たな問題点が発生する。
本発明の主要な目的は、常温下もしくは冷却に
糊剤を固形化すると共に、糸条への糊剤の付与条
件を安定させ得る糊剤の低率付与装置を提供する
ことにある。
糊剤を固形化すると共に、糸条への糊剤の付与条
件を安定させ得る糊剤の低率付与装置を提供する
ことにある。
問題点を解決するための手段
斯かる目的に鑑みて本発明は、水溶性被膜の形
成能を有する熱可塑性重合体よりなる糊剤を溶融
するための加熱装置を内蔵してなるタンク1と定
量送り出しポンプ2からなる糊剤の供給装置3
と、該糊剤供給装置に保温ジヤケツト付きパイプ
4を介して接続された密封型糊剤供給ノズル5
と、該糊剤供給ノズルのノズル上縁5aに沿つて
摺接状態で対向配置された、予熱装置と弾性表面
6aとを具えたアプリケーターロール6と、該ア
プリケーターロールに母線方向を一致せしめて摺
接し、アプリケーターロール6よりも高速で、且
つ糸条の走行速度と略同一の周速で回転する加熱
装置内蔵型のコーテイングロール7と、該コーテ
イングロールに母線方向を一致せしめて上下動自
在に摺動し、コーテイングロール7と略同一の周
速で回転する弾性表面8aを具えたバツクロール
8と、前記コーテイングロール7とバツクアツプ
ロール8との間に形成されるニツプラインの下流
側に配置され、糸条9の走行速度よりも低速で回
転する糸溝10a付きの再加熱ロール10とによ
つて構成された糊剤を糸条9に低率付与する装置
を要旨とするものである。
成能を有する熱可塑性重合体よりなる糊剤を溶融
するための加熱装置を内蔵してなるタンク1と定
量送り出しポンプ2からなる糊剤の供給装置3
と、該糊剤供給装置に保温ジヤケツト付きパイプ
4を介して接続された密封型糊剤供給ノズル5
と、該糊剤供給ノズルのノズル上縁5aに沿つて
摺接状態で対向配置された、予熱装置と弾性表面
6aとを具えたアプリケーターロール6と、該ア
プリケーターロールに母線方向を一致せしめて摺
接し、アプリケーターロール6よりも高速で、且
つ糸条の走行速度と略同一の周速で回転する加熱
装置内蔵型のコーテイングロール7と、該コーテ
イングロールに母線方向を一致せしめて上下動自
在に摺動し、コーテイングロール7と略同一の周
速で回転する弾性表面8aを具えたバツクロール
8と、前記コーテイングロール7とバツクアツプ
ロール8との間に形成されるニツプラインの下流
側に配置され、糸条9の走行速度よりも低速で回
転する糸溝10a付きの再加熱ロール10とによ
つて構成された糊剤を糸条9に低率付与する装置
を要旨とするものである。
作 用
糊剤は、糸条9への送り出し直前迄、密封型糊
剤供給ノズル5および糊剤の供給装置3内に空気
と遮断された状態で封入されているから、大気中
での加熱による酸化を効果的に防止することがで
きる。また、コーテイングロール7と弾性表面8
aを有するバツクアツプロール8とを、アプリケ
ーターロール6よりも高速で、且つ、糸条9の走
行速度と略同一の速度で摺接回転させると共に、
コーテイングロール7に低速のアプリケーターロ
ール6を摺接させることによつて、糸条9への塗
布域に向かつて送り出される糊剤に、糸条9への
低率付与に好適な、均一な厚みを有する薄膜状の
転移形態を維持させる。更にコーテイングロール
7とバツクアツプロール8とのニツプラインから
送り出された糸条9は、該糸条の走行速度よりも
低速で回転する再加熱ロール10の側胴部に形成
された糸溝10a内に導かれ、再加熱されること
によつて糊剤を再溶融し、該糸条9への糊剤の含
浸もしくは塗布形態を一層均一化させる。この結
果、糸条9の毛羽が押さえられ、糸条9の表面の
平滑性が向上する。
剤供給ノズル5および糊剤の供給装置3内に空気
と遮断された状態で封入されているから、大気中
での加熱による酸化を効果的に防止することがで
きる。また、コーテイングロール7と弾性表面8
aを有するバツクアツプロール8とを、アプリケ
ーターロール6よりも高速で、且つ、糸条9の走
行速度と略同一の速度で摺接回転させると共に、
コーテイングロール7に低速のアプリケーターロ
ール6を摺接させることによつて、糸条9への塗
布域に向かつて送り出される糊剤に、糸条9への
低率付与に好適な、均一な厚みを有する薄膜状の
転移形態を維持させる。更にコーテイングロール
7とバツクアツプロール8とのニツプラインから
送り出された糸条9は、該糸条の走行速度よりも
低速で回転する再加熱ロール10の側胴部に形成
された糸溝10a内に導かれ、再加熱されること
によつて糊剤を再溶融し、該糸条9への糊剤の含
浸もしくは塗布形態を一層均一化させる。この結
果、糸条9の毛羽が押さえられ、糸条9の表面の
平滑性が向上する。
実施例
第1図は本発明装置を例示する側面図である。
尚、本発明に於ける「糊剤」とは、水溶性被膜の
形成能を有する熱可塑性重合体からなる糊、ワツ
クス、ホツトメルト、あるいはオイルの総称であ
る。また「糸条」には公知の短繊維糸や長繊維糸
の外、炭素繊維糸や芳香族繊維糸等が包含され
る。図示するように糊剤の供給装置3は、水溶性
被膜の形成能を有する熱可塑性重合体よりなる糊
剤を溶融するための加熱装置、例えば加熱ドラ
ム、加熱グリル、あるいは加熱撹拌機構(何れも
図示省略)を内蔵してなるタンク1と、定量送り
出しポンプ2から構成されている。糊剤の溶融に
際してはタンク1内にチツ素ガス等の不活性ガス
を導入して糊剤の酸化を防止する。該糊剤供給装
置3は、糊剤のホツトメルト性が温度によつて変
化することを考慮して、糊剤供給用のパイプライ
ンをその全域に亘つて均一な温度に維持する必要
がある。このため前記タンク1は保温ジヤケツト
4aで囲繞されたパイプ4を介して密封型糊剤供
給ノズル5に接続されている。尚、本発明に於け
る密封型糊剤供給ノズルは、ジエツトコーターも
しくはフアウンテンダイと呼称される完全密封型
の糊剤供給ノズルの外、第2図に例示するような
アプリケーターロール6の軸線方向に沿つてトラ
バースする糊剤の供給ノズル11と、該供給ノズ
ルの糊剤吐出口12に対向配置され、アプリケー
ターロール6の表面に糊剤の堰止め域を形成する
ドクターロール13とからなる準密封型の糊剤供
給ノズルをも包含するものと理解されるべきであ
る。密封型糊剤供給ノズル5は、加熱・押し出し
ポンプと加熱源(何れも図示省略)とを内蔵して
なる糊剤吐出ノズルであつて、後記アプリケータ
ーロール6の母線方向に沿つて延びるノズル本体
の上縁5aには、スリツト状の糊剤吐出溝5bが
開口している。
尚、本発明に於ける「糊剤」とは、水溶性被膜の
形成能を有する熱可塑性重合体からなる糊、ワツ
クス、ホツトメルト、あるいはオイルの総称であ
る。また「糸条」には公知の短繊維糸や長繊維糸
の外、炭素繊維糸や芳香族繊維糸等が包含され
る。図示するように糊剤の供給装置3は、水溶性
被膜の形成能を有する熱可塑性重合体よりなる糊
剤を溶融するための加熱装置、例えば加熱ドラ
ム、加熱グリル、あるいは加熱撹拌機構(何れも
図示省略)を内蔵してなるタンク1と、定量送り
出しポンプ2から構成されている。糊剤の溶融に
際してはタンク1内にチツ素ガス等の不活性ガス
を導入して糊剤の酸化を防止する。該糊剤供給装
置3は、糊剤のホツトメルト性が温度によつて変
化することを考慮して、糊剤供給用のパイプライ
ンをその全域に亘つて均一な温度に維持する必要
がある。このため前記タンク1は保温ジヤケツト
4aで囲繞されたパイプ4を介して密封型糊剤供
給ノズル5に接続されている。尚、本発明に於け
る密封型糊剤供給ノズルは、ジエツトコーターも
しくはフアウンテンダイと呼称される完全密封型
の糊剤供給ノズルの外、第2図に例示するような
アプリケーターロール6の軸線方向に沿つてトラ
バースする糊剤の供給ノズル11と、該供給ノズ
ルの糊剤吐出口12に対向配置され、アプリケー
ターロール6の表面に糊剤の堰止め域を形成する
ドクターロール13とからなる準密封型の糊剤供
給ノズルをも包含するものと理解されるべきであ
る。密封型糊剤供給ノズル5は、加熱・押し出し
ポンプと加熱源(何れも図示省略)とを内蔵して
なる糊剤吐出ノズルであつて、後記アプリケータ
ーロール6の母線方向に沿つて延びるノズル本体
の上縁5aには、スリツト状の糊剤吐出溝5bが
開口している。
上記密封型糊剤供給ノズル5の上方には、前記
ノズル本体の上縁5aに沿つて摺接状態でアプリ
ケーターロール6が配設されている。アプリケー
ターロール6は、ゴムや合成樹脂等の弾性材料か
ら製作された円筒状の表層部材を金属製内筒の表
面に捲回固着したものであつて、その弾性表面6
aは、前記ノズル本体の上縁5aと母線の方向を
略一致させた状態で糊剤供給ノズル5に対向配置
されている。該アプリケーターロール6には、内
蔵型の加熱装置あるいは外部熱源〔例えば、参照
番号7で示すコーテイングロール〕からの熱伝達
を利用して、糊剤供給ノズル5から供給された糊
剤を加熱するための予熱装置(何れも図示省略)
が設けられている。一方、アプリケーターロール
6の斜め上方には、該アプリケーターロール6に
母線の方向を一致させた状態で摺接するように加
熱装置内蔵型のコーテイングロール7が回転自在
に支持されている。そして該コーテイングロール
7の上方には、コーテイングロール7と母線の方
向を一致させた状態で上下動自在に支持され、且
つ、前記アプリケーターロール6と同様の弾性材
料製の表層部材8aで周壁面を囲繞されたバツク
アツプロール8が回転自在に支持されている。
ノズル本体の上縁5aに沿つて摺接状態でアプリ
ケーターロール6が配設されている。アプリケー
ターロール6は、ゴムや合成樹脂等の弾性材料か
ら製作された円筒状の表層部材を金属製内筒の表
面に捲回固着したものであつて、その弾性表面6
aは、前記ノズル本体の上縁5aと母線の方向を
略一致させた状態で糊剤供給ノズル5に対向配置
されている。該アプリケーターロール6には、内
蔵型の加熱装置あるいは外部熱源〔例えば、参照
番号7で示すコーテイングロール〕からの熱伝達
を利用して、糊剤供給ノズル5から供給された糊
剤を加熱するための予熱装置(何れも図示省略)
が設けられている。一方、アプリケーターロール
6の斜め上方には、該アプリケーターロール6に
母線の方向を一致させた状態で摺接するように加
熱装置内蔵型のコーテイングロール7が回転自在
に支持されている。そして該コーテイングロール
7の上方には、コーテイングロール7と母線の方
向を一致させた状態で上下動自在に支持され、且
つ、前記アプリケーターロール6と同様の弾性材
料製の表層部材8aで周壁面を囲繞されたバツク
アツプロール8が回転自在に支持されている。
前記アプリケーターロール6、コーテイングロ
ール7、およびバツクアツプロール8は、上記の
摺接配置形態を採ることによつて、ノズル本体の
上縁5aに設けられた糊剤吐出溝5bから吐出さ
れたホツトメルト状糊剤の移送経路を形成してい
るが、糊剤付与装置の運転に際しては糸条9への
糊剤の付与量を可及的に減少せしめることが望ま
しく、このためアプリケーターロール6からコー
テイングロール7へ転移する際の糊剤の被膜厚み
を減少させる目的で、コーテイングロール7およ
びバツクアツプロール8の周速がアプリケーター
ロール6の周速以上に、且つ、糸条9の走行速度
と略同一の速度となるようにそれぞれのロールの
回転速度が調整されている。
ール7、およびバツクアツプロール8は、上記の
摺接配置形態を採ることによつて、ノズル本体の
上縁5aに設けられた糊剤吐出溝5bから吐出さ
れたホツトメルト状糊剤の移送経路を形成してい
るが、糊剤付与装置の運転に際しては糸条9への
糊剤の付与量を可及的に減少せしめることが望ま
しく、このためアプリケーターロール6からコー
テイングロール7へ転移する際の糊剤の被膜厚み
を減少させる目的で、コーテイングロール7およ
びバツクアツプロール8の周速がアプリケーター
ロール6の周速以上に、且つ、糸条9の走行速度
と略同一の速度となるようにそれぞれのロールの
回転速度が調整されている。
斯くして、上記糊剤の吐出溝5bから吐出され
たホツトメルト状と糊剤は、アプリケーターロー
ル6の弾性表面6aからコーテイングロール7と
バツクアツプロール8の弾性表面8aとの摺接域
に向かつて転移する間に、これらのロールの周速
の差および調整されたロール間隙によつて、被膜
厚みを減少せしめる。従つて、糸条9、例えばコ
ーテイングロール7とバツクアツプロール8との
摺接係合線(所謂、ニツプライン)をこれらのロ
ールと略同一の走行速度を維持して通過する経糸
9には、後続の製織工程に於いて毛羽の発生や糸
条の形態安定性の低下等のトラブルが発生するこ
とのない範囲で最少限度の糊剤が供給される。糸
条9への糊剤の付与量は、上記ロール6,7,8
の周速差、吐出溝5bからの糊剤の供給量、アプ
リケーターロール6とコーテイングロール7との
隙間等を変化させることによつて調整することが
できる。
たホツトメルト状と糊剤は、アプリケーターロー
ル6の弾性表面6aからコーテイングロール7と
バツクアツプロール8の弾性表面8aとの摺接域
に向かつて転移する間に、これらのロールの周速
の差および調整されたロール間隙によつて、被膜
厚みを減少せしめる。従つて、糸条9、例えばコ
ーテイングロール7とバツクアツプロール8との
摺接係合線(所謂、ニツプライン)をこれらのロ
ールと略同一の走行速度を維持して通過する経糸
9には、後続の製織工程に於いて毛羽の発生や糸
条の形態安定性の低下等のトラブルが発生するこ
とのない範囲で最少限度の糊剤が供給される。糸
条9への糊剤の付与量は、上記ロール6,7,8
の周速差、吐出溝5bからの糊剤の供給量、アプ
リケーターロール6とコーテイングロール7との
隙間等を変化させることによつて調整することが
できる。
尚、本発明の実施に際し、応用例としてバツク
アツプロール8の使用を省略する場合もある。こ
のときは、コーテイングロール7の周面に糸条9
の張力が働くように適当な案内装置によつて糸状
9の走行経路を調整する。
アツプロール8の使用を省略する場合もある。こ
のときは、コーテイングロール7の周面に糸条9
の張力が働くように適当な案内装置によつて糸状
9の走行経路を調整する。
更に本発明装置に於いては、前記コーテイング
ロール7とバツクアツプロール8との間に形成さ
れるニツプラインの下流側に、側胴部に多数の糸
溝10aを形成してなる再加熱ロール10を配置
し、該再加熱ロールを糸条9の走行速度よりも低
速回転させ、コーテイングロール7とバツクアツ
プロール8とのニツプラインを通過した糊剤付与
糸条9を再加熱ロール10の糸溝10a内に1本
ずつ導入し、再加熱による糊剤の再溶融を利用し
て、糸条9に一層均一な糊剤の付着・合浸形態を
取得せしめている。この結果、糸条9の毛羽が押
さえられ、糸条9の表面の平滑性が向上する。ま
た、アプリケーターロール6とコーテイングロー
ル7の表面温度は、糊剤の温度を糊剤の吐出溝5
bからバツクアツプロール8に至る移動の全域に
亘つて薄膜状展延に好適な範囲に維持するため、
少なくとも糊剤の溶融温度以上となるように調整
されている。かくして糸条9への付与時に、糊剤
は80℃乃至150℃の温度と20cps乃至6000cpsの粘
度を維持することができる。
ロール7とバツクアツプロール8との間に形成さ
れるニツプラインの下流側に、側胴部に多数の糸
溝10aを形成してなる再加熱ロール10を配置
し、該再加熱ロールを糸条9の走行速度よりも低
速回転させ、コーテイングロール7とバツクアツ
プロール8とのニツプラインを通過した糊剤付与
糸条9を再加熱ロール10の糸溝10a内に1本
ずつ導入し、再加熱による糊剤の再溶融を利用し
て、糸条9に一層均一な糊剤の付着・合浸形態を
取得せしめている。この結果、糸条9の毛羽が押
さえられ、糸条9の表面の平滑性が向上する。ま
た、アプリケーターロール6とコーテイングロー
ル7の表面温度は、糊剤の温度を糊剤の吐出溝5
bからバツクアツプロール8に至る移動の全域に
亘つて薄膜状展延に好適な範囲に維持するため、
少なくとも糊剤の溶融温度以上となるように調整
されている。かくして糸条9への付与時に、糊剤
は80℃乃至150℃の温度と20cps乃至6000cpsの粘
度を維持することができる。
発明の効果
以上の説明から理解されるように、本発明装置
を使用することによつて、糊剤は、密封型糊剤供
給ノズル5のノズル本体上縁5aに設けられた糊
剤の吐出溝5bから送り出される迄、密封型糊剤
供給ノズル5および糊剤供給装置3内に空気と遮
断された状態で封入されているから、大気中での
加熱による酸化から効果的に保護される。従つ
て、在来の開放型糊槽で問題となつていた酸化に
よる糊剤の劣化に対して本発明装置は注目すべき
抑制効果を発揮することができる。また、コーテ
イングロール7と、弾性表面8aを有するバツク
アツプロール8とを、糸条9と略同一の周速で、
且つ弾性表面6aを有するアプリケーターロール
6よりも高速で摺接回転させると共に、コーテイ
ングロール7に低速のアプリケーターロール6を
摺接させることによつて、糸条9への塗布域に向
かつて送り出される糊剤に、糸条9への低率付与
に好適な、均一厚みを有する薄膜状の転移形態を
取得せしめることができる。更に、コーテイング
ロール7とバツクアツプロール8とのニツプライ
ンから送り出された前記糸条9を、該糸条の走行
速度よりも低速で回転する再加熱ロール10の側
胴部に形成された糸溝10a内に1本ずつ導入
し、該糸溝内で再加熱することによつて、糊剤を
再溶融し、該糸条9への糊剤の含浸もしくは付着
形態を一層均一化すると共に糸毛羽の発生を押さ
えて糸条9の表面を平滑にしている。斯くして、
本発明は、糊剤加熱乾燥工程の省略による省エネ
ルギー効果、高速化、糸条への糊剤の供給量の節
減による省資源効果、ならびに糊剤の均一付与に
よる製品の品質向上効果に於いて、在来装置の水
準を大幅に上廻る効果を発揮し得るものである。
を使用することによつて、糊剤は、密封型糊剤供
給ノズル5のノズル本体上縁5aに設けられた糊
剤の吐出溝5bから送り出される迄、密封型糊剤
供給ノズル5および糊剤供給装置3内に空気と遮
断された状態で封入されているから、大気中での
加熱による酸化から効果的に保護される。従つ
て、在来の開放型糊槽で問題となつていた酸化に
よる糊剤の劣化に対して本発明装置は注目すべき
抑制効果を発揮することができる。また、コーテ
イングロール7と、弾性表面8aを有するバツク
アツプロール8とを、糸条9と略同一の周速で、
且つ弾性表面6aを有するアプリケーターロール
6よりも高速で摺接回転させると共に、コーテイ
ングロール7に低速のアプリケーターロール6を
摺接させることによつて、糸条9への塗布域に向
かつて送り出される糊剤に、糸条9への低率付与
に好適な、均一厚みを有する薄膜状の転移形態を
取得せしめることができる。更に、コーテイング
ロール7とバツクアツプロール8とのニツプライ
ンから送り出された前記糸条9を、該糸条の走行
速度よりも低速で回転する再加熱ロール10の側
胴部に形成された糸溝10a内に1本ずつ導入
し、該糸溝内で再加熱することによつて、糊剤を
再溶融し、該糸条9への糊剤の含浸もしくは付着
形態を一層均一化すると共に糸毛羽の発生を押さ
えて糸条9の表面を平滑にしている。斯くして、
本発明は、糊剤加熱乾燥工程の省略による省エネ
ルギー効果、高速化、糸条への糊剤の供給量の節
減による省資源効果、ならびに糊剤の均一付与に
よる製品の品質向上効果に於いて、在来装置の水
準を大幅に上廻る効果を発揮し得るものである。
第1図は本発明装置を例示する側面図である。
また第2図は本発明装置に使用される準密封型コ
ーテイングヘツドの側面図である。 1……タンク、2……定量送り出しポンプ、3
……糊剤の供給装置、4……保温ジヤケツト付き
パイプ、5……密封型糊剤供給ノズル、5a……
ノズル上縁、6……アプリケーターロール、7…
…コーテイングロール、8……バツクアツプロー
ル、9……糸条、10……再加熱ロール、10a
……再加熱ロールの糸溝。
また第2図は本発明装置に使用される準密封型コ
ーテイングヘツドの側面図である。 1……タンク、2……定量送り出しポンプ、3
……糊剤の供給装置、4……保温ジヤケツト付き
パイプ、5……密封型糊剤供給ノズル、5a……
ノズル上縁、6……アプリケーターロール、7…
…コーテイングロール、8……バツクアツプロー
ル、9……糸条、10……再加熱ロール、10a
……再加熱ロールの糸溝。
Claims (1)
- 1 水溶性被膜の形成能を有する熱可塑性重合体
よりなる糊剤を溶融するための加熱装置を内蔵し
てなるタンクと定量送り出しポンプとからなる糊
剤の供給装置と、該糊剤供給装置に保温ジヤケツ
ト付きパイプを介して接続された密封型糊剤供給
ノズルと、該糊剤供給ノズルのノズル上縁に沿つ
て摺接状態で対向配置された、予熱装置と弾性表
面とを有するアプリケーターロールと、該アプリ
ケーターロールに母線方向を一致せしめて摺接
し、アプリケーターロールよりも高速で、且つ、
糸条の走行速度と略同一の周速で回転する加熱装
置内蔵型のコーテイングロールと、該コーテイン
グロールに母線方向を一致せしめて上下動自在に
摺接し、コーテイングロールと略同一の周速で回
転する弾性表面を具えたバツクアツプロールと、
前記コーテイングロールとバツクアツプロールと
の間に形成されるニツプラインの下流側に配置さ
れ、糸条の走行速度よりも低速で回転する糸溝付
きの再加熱ロールとによつて構成されていること
を特徴とする糊剤を糸条に低率付与する装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25948685A JPS62125068A (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | 糊剤を糸条に低率付与する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25948685A JPS62125068A (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | 糊剤を糸条に低率付与する装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62125068A JPS62125068A (ja) | 1987-06-06 |
| JPH0122380B2 true JPH0122380B2 (ja) | 1989-04-26 |
Family
ID=17334750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25948685A Granted JPS62125068A (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | 糊剤を糸条に低率付与する装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62125068A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6342961A (ja) * | 1986-08-05 | 1988-02-24 | 三菱レイヨン株式会社 | 糊材を糸条に低率付与する装置 |
-
1985
- 1985-11-19 JP JP25948685A patent/JPS62125068A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62125068A (ja) | 1987-06-06 |
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