JPH0122988Y2 - - Google Patents

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JPH0122988Y2
JPH0122988Y2 JP8816384U JP8816384U JPH0122988Y2 JP H0122988 Y2 JPH0122988 Y2 JP H0122988Y2 JP 8816384 U JP8816384 U JP 8816384U JP 8816384 U JP8816384 U JP 8816384U JP H0122988 Y2 JPH0122988 Y2 JP H0122988Y2
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piston
adjuster
clutch
drum
coil spring
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JP8816384U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ドラムブレーキにおける、ドラム
内周面とライニングのスキマを、特定の温度以下
の低い温度範囲では、一定量の調整代を設けて作
動し、特定の温度以上の高い温度範囲では、一定
量の調整代を減少して調整するように形成したド
ラムブレーキのスキマ自動調整装置に関する。
従来の技術 従来例における技術としては、実公昭47−1640
号公報に開示されている〓ブレーキライニング等
の摩耗により生じたシユー隙間の増大を自動調整
する油圧シリンダーに関する〓ものに代表される
技術がある。此等従来使用されているドラムブレ
ーキにおける、ドラム内周面とライニングとのス
キマの自動調整装置は、ドラム内周面とライニン
グのスキマが許容値を越えて増大し、ホイールシ
リンダーにおけるピストンの往行程が増すと、ピ
ストンの作動に伴つて機械的に働き、ドラム温度
や、ホイールシリンダーの作動油温度とは無関係
に、ドラム内周面とライニングとのスキマを減少
させるように形成されている。
考案が解決しようとする問題点 従来例におけるドラムブレーキのスキマ自動調
整装置では、ホイールシリンダーに内蔵されるス
キマ自動調整機構を形成する各部に、温度要素が
全く関与していないため、一定以上のスキマさえ
生ずれば自動的にスキマ調整する。従つて、ブレ
ーキの作動頻度が高く、ドラム温度や、ホイール
シリンダー内の作動油温度が高い状態で調整され
たスキマは、常温状態では必要値以下のスキマと
なり、制動解除時においても、なおドラム内周面
とライニングが接触している、いわゆる引きずり
の現象を生ずる問題点を有している。
問題点を解決するための手段 この考案は上述の問題点を解決した、ホイール
シリンダー内の作動油温度が特定の温度値以下に
ある間は、自動的に一定量のスキマを調整し作動
油温度が特定の温度値以上の高い温度範囲にある
間は、スキマ調整機構を中止するドラムブレーキ
のスキマ自動調整装置を提供することを目的とす
るものである。
実施例 この考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図はスキマ自動調整機構を内蔵したホイー
ルシリンダーの断面図、第2図はドラムブレーキ
の一部を欠除した平面図である。第2図におい
て、1はドラム、2はライニング、3はブレーキ
シユー、4はアンカーピン、5はホイールシリン
ダーである。ドラムブレーキは、ドラム1の内側
に対をなす2個のブレーキシユー3を対称に設
け、一端部をアンカーピン4でそれぞれ回転自在
に固定し、他方の端間にホイールシリンダー5を
設けて形成し、ホイールシリンダー5の作動によ
り、対をなすブレーキシユー3を押し拡き、ブレ
ーキシユー3に設けたライニング2をドラム内周
面に押しつけて制動力を生ずるように形成されて
いる。また制動解除時に、ホイールシリンダー5
が除圧されると、対をなすブレーキシユー3に橋
渡し状に設けたリターンスプリング6の引張力で
ブレーキシユー3が復元し、ライニング2とドラ
ム1の内周面間に必要なスキマを生ずるように形
成されている。ホイールシリンダー5は、制動時
における、ブレーキシユー3を押し拡いて制動力
を生ずる押圧力を発生する、と同時にドラム1と
ライニング2の間に生ずる過剰スキマを調整する
スキマ自動調整機能を有するように形成されてい
る。第1図において、7はホイールシリンダー5
を形成するシリンダー本体である。
シリンダー本体7の内側には、軸方向中央部の
内周面に、厚肉筒状に形成した固定案内子8を圧
入固定し、さらに作動油導入孔9を設けて形成す
る。固定案内子8の内周面にはヘリカル歯形10
を設け、調整子11の外周面に形成したヘリカル
ギヤー12と噛合うように形成する。調整子11
は巾厚リング状に形成した一方のリング端面にツ
メ歯形13を設け、リング状に形成した一方のリ
ング端面にツメ車14を設けたクラツチ15とラ
チエツト噛合を形成させる。
調整子11に形成したツメ歯形13とクラツチ
15のリング端面に設けたツメ車14は、第3図
に示すように、三角歯の相対する底角をα,γ、
に形成し、両者の関係をα<∂、π/4<α+∂
<π/2に形成する。従つて第3図では調整子1
1はクラツチ15に対して右回転し易く、左回転
は、左回転より大きい回転力を必要とするように
形成されている。またクラツチ15はピストン1
6の内側端面に固定し、ピストン16と一体に動
くように形成する。
またピストン16の内側端面中央部に、鋼板を
折曲げて、鍔付有底筒状に形成したバネ受け基台
17を螺着固定して設けると共に、該バネ受け基
台17の外周側に同心状に、押圧台18を設けて
形成する。押圧台18は筒状に形成した筒状体1
9の一方端に外側に向いて伸延する円形鍔20を
設け、他方端に筒状の内側に向いて伸延する円形
内鍔21を設けて形成する。また押圧基台18
は、バネ受け基台17の鍔部背面と、円形内鍔2
1間に通常のバネ鋼で形成した圧縮コイルバネ2
2を挾接すると同時に、円形鍔20の背面で、調
整子11のツメ歯形13と反対の端面を押圧する
ように形成する。さらに圧縮コイルバネ22と同
心に、同一コイル径を有する調圧コイルバネ23
を、ピストン16の端面に開口する有底リング溝
24に挿入して設け、出口端を円形内鍔21を挾
んで圧縮コイルバネ22と対向するように設けて
形成する。該調圧コイルバネ23は、特定の温度
で形状を回復するいわゆる形状記憶合金例えばニ
ツケル・チタン系合金で形成する。またピストン
16には外側端面中央部に開口する螺子孔25を
形成し、調整ボルト26を螺子嵌合するように形
成する。調整ボルト26は、頭部に平行溝27を
形成してブレーキシユー3のウエブを挿入し、平
行溝27の底面にブレーキシユー3のウエブ端縁
を当接し、ピストン16の押圧力をブレーキシユ
ー3に伝達すると共に、調整ボルト26が回動し
ないように形成する。
作 用 この考案に係るスキマ自動調整装置は、調圧コ
イルバネ23が形状を回復する特定の値以下の低
い温度範囲では、ドラム1の内周面とブレーキシ
ユー3のライニングとのスキマが増加し、制動時
におけるブレーキシユー3の押開き量が増加する
と、ピストン16の往行程が増加する。ピストン
16の往行程が増すと、圧縮コイルバネ22で押
圧され、ピストン16と同一の往行程を移動する
調整子11の回転が増加する。ピストン16は制
動中のため調整ボルト26と高い面圧力をもつて
螺子嵌合して回転しない。そのため、調整子11
は圧縮コイルスプリング22の押圧力に打勝つて
現に噛合つているクラツチ15のツメ車14の山
を越えて新しい噛合を形成する。この状態でシリ
ンダー本体1内が除圧されると、クラツチ15の
ツメ車14の一山に相当する中心角だけ螺子孔2
5と調整ボルト26のネジ部にすべりを生じ、そ
の中心角に相当するピツチだけ調整ボルト26が
突出しスキマを減少する。
次にドラムブレーキの温度が上昇し、ドラム1
の温度およびホイールシリンダー5内の作動油温
度が上昇し、ホイールシリンダー5内の作動油温
度が特定の温度に達すると、調圧コイルバネ23
の形状が回復して弾性力を復元する。この復元し
た調圧コイルバネ23の弾性力は、対向する圧縮
コイルバネ22の圧縮力を減少させ、調整子11
とクラツチ15のラチエツト噛合面の面圧を低下
させる。このラチエツト噛合面の面圧の低下は、
一度調整子11が、クラツチ15のツメ車14と
形成した新しい噛合状態を、ホイールシリンダー
5内の除圧時に、元の噛合状態に戻すように働く
つまり特定の温度以上の高温度範囲では、調圧コ
イルバネ23の形状の回復により、調整子11と
クラツチ15のラチエツト噛合面の面圧を下げ
て、ラチエツト機能を喪失させスキマの調整を行
わないようにする。すなわちドラム1の内周面と
ブレーキシユー3のライニングの間のスキマを大
きい値の範囲で残存させることができる。どの値
の温度を特定温度に定めるか、また調整子11と
クラツチ15のラチエツト噛合面の面圧、つまり
圧縮コイルバネ22と調圧コイルバネ23をどの
ように定めるかは、ドラムブレーキの種類、ドラ
ム1の温度および荷重による変形量等を考慮して
選定する。
効 果 この考案は、上述の実施例に基づいて実用新案
登録請求の範囲のように構成したので、調整コイ
ルバネが形状を回復する特定の温度以上の高温度
の範囲では、スキマの調整を行わず高温域で調整
されたスキマでも、常温時において、いわゆる引
ずり現象を起すことを防止することが可能とな
る。また、調整子の噛合面圧の低減に、圧縮コイ
ルバネと対向して形状記憶合金の調圧コイルバネ
を使用したので、特定の温度における切替が単時
間に行われ、いわゆる噛合ズレを生ずるおそれが
少く、精度の高い実用的なドラムブレーキのスキ
マ自動調整装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はホイールシリンダーの断面図、第2図
はドラムブレーキの一部を欠除した平面図、第3
図はラチエツト噛合面の説明図である。 1……ドラム、2……ライニング、3……ブレ
ーキシユー、4……ホイールシリンダー、6……
リターンスプリング、8……固定案内子、11…
…調整子、13……ツメ歯形、14……ツメ車、
15……クラツチ、16……ピストン、22……
圧縮コイルバネ、23……調圧コイルバネ、25
……螺子孔、26……調整ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドラムブレーキにおけるブレーキシユー内拡用
    ホイールシリンダーの軸方向中央部内周面に固定
    され厚肉筒状に形成し内周面にヘリカル歯形を形
    成した固定案内子と、固定回転子のヘリカル歯形
    と噛合うヘリカルギヤーを外周面に形成しピスト
    ンの移動によつて回転する調整子と、ピストンと
    一体に回動し調整子とラチエツト噛合をなすクラ
    ツチとを設けてなり、クラツチのラチエツト噛合
    によつてピストンを回転させ、ピストンに螺子嵌
    合し、ブレーキシユーと係合する調整ボルトを突
    出してスキマを調整するスキマ自動調整装置にお
    いて、調整子11とクラツチ15のラチエツト噛
    合面おけるツメ歯形13とツメ車14を山形歯に
    形成し、相対する底角に角度差を設けて形成する
    と共に山形歯の頂角を3/4πより小さくπ/2
    より大きい値に形成し、調整子11のラチエツト
    噛合面と反対する端面を、ピストン16の内側端
    面に底面を固定した鍔付有底筒状のバネ受基台1
    7と、当該バネ受基台17の外側に同心状に設け
    筒状の開口端に外方に伸延する円形鍔20と内方
    に伸延する円形内鍔21を設けた押圧基台18と
    を設け、バネ受基台17と押圧基台18間に圧縮
    コイルバネ22を設けると共に押圧基台18とピ
    ストン16の端面間に作動油温度の上昇によつて
    弾性力を復元し、作動油温度の下降によつて弾性
    力を喪失する形状記憶合金で形成した調圧コイル
    バネ23を設けて押圧することを特徴とするドラ
    ムブレーキのスキマ自動調整装置。
JP8816384U 1984-06-15 1984-06-15 ドラムブレ−キのスキマ自動調整装置 Granted JPS614041U (ja)

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JP8816384U JPS614041U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 ドラムブレ−キのスキマ自動調整装置

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JP8816384U JPS614041U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 ドラムブレ−キのスキマ自動調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS614041U JPS614041U (ja) 1986-01-11
JPH0122988Y2 true JPH0122988Y2 (ja) 1989-07-13

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JP8816384U Granted JPS614041U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 ドラムブレ−キのスキマ自動調整装置

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