JPH0123589B2 - - Google Patents
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- JPH0123589B2 JPH0123589B2 JP20403481A JP20403481A JPH0123589B2 JP H0123589 B2 JPH0123589 B2 JP H0123589B2 JP 20403481 A JP20403481 A JP 20403481A JP 20403481 A JP20403481 A JP 20403481A JP H0123589 B2 JPH0123589 B2 JP H0123589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- diorganopolysiloxane
- viscosity
- smoothness
- thread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 229920005645 diorganopolysiloxane polymer Polymers 0.000 claims 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims 1
- 210000004177 elastic tissue Anatomy 0.000 claims 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 claims 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 claims 1
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリウレタン弾性繊維用油剤に関する
ものであり、更に詳しくは弾性糸同士の粘着性が
小さく解舒性にすぐれ、しかも摩擦抵抗が弾性糸
の走行速度に無関係に常に小さいポリウレタン弾
性繊維を得るための油剤に関するものである。 ポリウレタン弾性繊維は他の衣料用繊維に比べ
てヤング率が低く、非常に伸びやすいので、整
経、編立等の後加工工程におけるガイド等との摩
擦抵抗は特に小さくしなければならない。また糸
同士の粘着性が大きいので粘着防止性を有する油
剤を付与しなければチーズ上で糸が互いに粘着し
て解舒性が悪くなり、後加工工程で糸切れが多発
する欠点を有している。したがつて、糸の摩擦抵
抗を低下させ(いわゆる平滑性を良くし)、更に
解舒性を向上させることが重要であり、そのため
にポリウレタン弾性繊維は他の合成繊維に比べる
とかなり多量の油剤を紡糸工程で付着させるのが
常である。特に近年、ポリウレタン弾性繊維は
400〜800m/分という大きな速度で使用されるこ
とから、高速走行時における摩擦抵抗を特に小さ
くすることが要望されている。ところが油剤付着
率が高いと、糸が接触する編機のガイドや編針等
に油剤やスカム(油剤成分によつて抽出された糸
中のオリゴマーや油剤中の固体または高粘度成分
が固体またはペースト状になつて分離したもの)
が多量に付着するから、製品汚損や風綿吸着によ
る目詰り等を生じる欠点があり、たびたび掃除す
る必要が生じる。またチーズやビームから油剤の
しみ出しを起こして、器具、機械等を汚染する欠
点も有している。 従来、糸の粘着性と摩擦抵抗を小さくするた
め、平滑剤としてタルクを用いたり、鉱物油を主
体とし、これに種々の高級脂肪酸エステル、高級
アルコールのエチレンオキシド付加物、高級脂肪
酸のエチレンオキシド付加物、金属石けん、変性
シリコーン等を配合した配合油剤を用いることが
試みられている。しかし、これらの方法も充分な
粘着防止効果が得られなかつたり、平滑剤が紡糸
機、整経機、編機等に重大な摩耗を生じさせた
り、整経、編立の工程でスカムを発生し、糸切
れ、製品品位低下等を惹起する等の欠点を有して
いる。 本発明者等はこのような現状にかんがみ、少量
の油剤付着率ですぐれた効果を発揮するポリウレ
タン弾性繊維用油剤を開発するべく鋭意研究の結
果、本発明に到達した。すなわち、本発明は25℃
における粘度が100センチストークス以下のジオ
ルガノポリシロキサン(A)および5000〜15000セン
チストークスのジオルガノポリシロキサン(B)を必
須成分として含有し、両成分の配合割合が重量比
で(A):(B)=85〜95:15〜5であり、かつ両成分の
合計配合量が全油剤成分に対し40重量%以上であ
ることを特徴とするポリウレタン弾性繊維用油剤
である。 以下、本発明の油剤を更に詳細に説明する。本
発明の油剤は主たる有効成分として次の2種のジ
オルガノポリシロキサンを特定割合で含有する。 (A) 粘度(25℃)100センチストークス以下のジ
オルガノポリシロキサン (B) 粘度(25℃)5000〜15000センチストークス
のジオルガノポリシロキサン ジオルガノポリシロキサンとしては、通常ジメ
チルポリシロキサンが用いられるが、メチル基の
1部は他のアルキル基、フエニル基、アミノアル
キル基、ビニル基、エポキシ含有基等の1価の有
機基で置換されていてもよい。また末端にヒドロ
キシル基、アルコキシル基等を有するポリシロキ
サンであつてもよい。更にまた、メチル基の少割
合は水素で置き換えられてもよい。 ジオルガノポリシロキサン(A)と(B)との配合割合
は重量比で(A):(B)=85〜95:15〜5である。ジオ
ルガノポリシロキサン(B)の割合が上記範囲を越え
て多くなると油剤の粘度が上昇し、均一付与が困
難となる。また少な過ぎると静摩擦係数が大きく
なり、チーズ表面の糸のぬめり感がなくなると共
に繊維の平滑性が低下する欠点を生じる。本発明
におけるジオルガノポリシロキサン(A)および(B)は
分子量のみ異なり構造的には全く同一または近似
するため両者任意の割合に混合可能なことが大き
な特徴である。すなわち、ジオルガノポリシロキ
サン(A)と通常ポリウレタン繊維用に用いられるポ
リエーテル変性シリコーンとの併用等においては
両者の相溶性が悪く、均一油剤とするために適当
な媒体つまりつなぎ油を必要とする。しかしなが
ら、つなぎ油の多くは有機溶剤であり、繊維中の
オリゴマーを溶出し易いことからスカム発生の原
因となるばかりか、場合により酸化窒素ガスによ
る繊維の着色を助長する欠点を生じる。本願発明
においてはつなぎ油の使用は必要でなく、混合比
率を変えることにより油剤粘度および平滑性を自
由に変えることが可能であり、つなぎ油使用によ
る欠点も解決することができる。 次に本発明の油剤における各有効成分の作用に
ついて説明する。ジオルガノポリシロキサン(A)は
高速での平滑性に特に有効であり、すなわち糸の
走行速度が200m/分以上の高速になつたときに
優れた平滑性(摩擦抵抗が小さい)を示す。この
ものの平滑作用は粘度100センチストークス以下
であれば粘度の大小によつてはあまり変化しな
い。しかし特に好ましくは3〜50センチストーク
スである。 一方、ジオルガノポリシロキサン(B)は糸の高速
走行時での摩擦抵抗は大きくなるが、逆に走行速
度の小さい低速摩擦に対しては優れた効果を有す
る。 これらのジオルガノポリシロキサンは粘度に関
係なく糸中のオリゴマーとは相溶性がなく、また
各種添加剤とも相溶性が小さく、したがつてジオ
ルガノポリシロキサンを高濃度で使用しても後加
工工程におけるスカム発生量は著しく抑制するこ
とができる。 通常、ポリウレタン弾性繊維の後加工工程、た
とえば編立、整経、リワインド等の工程における
糸条の走行速度は1m/分程度の低速の場合から
400m/分以上の高速の場合まであり、極めて多
様である。ところが糸条の平滑性には速度依存性
があり、低速で平滑性が良好な糸が高速でも良好
であるとは限らない。したがつて、ポリウレタン
弾性糸に付着させる油剤としては、低速から高速
までのあらゆる速度における平滑性を向上させる
能力を持つものであることが望まれる。本発明に
おいて用いるジオルガノポリシロキサン(A)は高速
で、一方ジオルガノポリシロキサン(B)は低速で各
各平滑性を向上させる能力を持ち、各々の成分
比、油剤中に占める含有率を適宜変化させること
により、広範な走行速度における摩擦抵抗を低下
させることに成功したものである。 通常油剤の粘度はオイリングに便利でかつ均一
付与し得る値通常50センチストークス以下に調整
するために配合成分の粘度、配合割合を上記範囲
内で適宜調節する。更に粘度調節や付着量調節の
ための稀釈剤や、帯電防止剤等適宜配合すること
もできるが、ジオルガノポリシロキサン(A)と(B)と
の合計量が全油剤に対し通常40重量%以上であ
り、好ましくは50重量%以上である。使用し得る
稀釈剤としては、たとえば鉱物油(好ましくはレ
ツドウツド粘度(25℃)60秒以下)、炭素数12以
上の脂肪族アルコール、炭素数2以上の飽和脂肪
酸と炭素数1以上の飽和脂肪族アルコールとから
得られる炭素数12以上のエステル、炭素数7〜20
の1〜3価の芳香族カルボン酸と炭素数1以上の
飽和脂肪族アルコールのエステル、炭素数12以上
のエーテルまたはポリエーテル(エーテル結合の
数6以下)等が例示される。また、上記脂肪族ア
ルコール、脂肪酸におけるアルキル基の水素原子
を弗素原子で置換したフルオロ化合物を用いるこ
ともできる。更にジオルガノポリシロキサン(B)の
1部としてまたは付加的配合剤の1部としてポリ
エーテル変性シリコーンを配合することもでき
る。 以下、実施例により本発明を説明する。なお、
実施例中の部および%はことわらない限り重量基
準である。また実施例中における解舒性とはチー
ズの最内層の糸を駆動ローラおよび捲取りローラ
ーを用いて安定に捲取るために最小限必要な伸長
の割合である。平滑性(A)はレーダー法によつて測
定した。ただし、摩擦体はクロム梨地メツキした
金属製のものであり、その回転時の表面速度は
0.9m/分である。測定試料にかけた荷重は糸1
本当り0.1gである。平滑性(B)は編針の摩擦面に
対する糸の摩擦係数で評価することができる。測
定は計測器工業社F―Meter R―1182で行ない、
その測定原理は次のとおりである。 即ち、糸を編針に摩擦角αで掛け一方向に糸を
走行させ、この時の編針の通過前後で糸張力を測
定し、これより次式により摩擦係数を求める。な
お、速度はOm/分から500m/分まで変えられ
るものである。 f=1/α(lnt1−lnt2) t2=入力側の糸張力(g) t1=出力側の糸張力(g) α=ラジアンで表わした摩擦角 ln=自然対数 f=摩擦係数 スカムテストは次の方法によつて評価される。
10m/分で解舒され、30m/分まで捲取られてい
る糸にカミソリの刃をあてたとき、カミソリに付
着する白色の粘着性物質の量を肉眼で判定した。 実施例 1 メチレンビス(4―フエニルイソシアネート)
10部と分子量1500のポリテトラメチレングリコー
ル30部とを80℃で60分間反応させてプレポリマー
を得、これをジメチルホルムアミド90部に溶解
し、0℃に保ちながらジメチルホルムアミド30部
に溶解した1,2―プロピレンジアミン1.4部と
反応させた。得られた粘稠重合体溶液(20℃にお
ける粘度1200ポイズ)を孔径0.15mm、孔数30の紡
糸口金を通して250℃に加熱された気流中に紡出
し、形成された糸条を溶媒含有率が1%になつた
ところで機械的仮撚により収束した後、油剤を付
与し、200m/分で捲取つて重量500gのチーズを
得た。 油剤組成を種々変更して得られたポリウレタン
弾性糸とそのチーズについて品質を調べた結果を
第1表に示した。表から明らかな様に、本発明の
油剤を用いた場合は低い油剤付着率でも充分な効
果(優れた解舒性、平滑性)を示し、スカム発生
や油剤浸出もなかつたが、類似組成の油剤による
比較例ではこのようにすべての点で良好な結果を
示すものではなかつた。 【表】
ものであり、更に詳しくは弾性糸同士の粘着性が
小さく解舒性にすぐれ、しかも摩擦抵抗が弾性糸
の走行速度に無関係に常に小さいポリウレタン弾
性繊維を得るための油剤に関するものである。 ポリウレタン弾性繊維は他の衣料用繊維に比べ
てヤング率が低く、非常に伸びやすいので、整
経、編立等の後加工工程におけるガイド等との摩
擦抵抗は特に小さくしなければならない。また糸
同士の粘着性が大きいので粘着防止性を有する油
剤を付与しなければチーズ上で糸が互いに粘着し
て解舒性が悪くなり、後加工工程で糸切れが多発
する欠点を有している。したがつて、糸の摩擦抵
抗を低下させ(いわゆる平滑性を良くし)、更に
解舒性を向上させることが重要であり、そのため
にポリウレタン弾性繊維は他の合成繊維に比べる
とかなり多量の油剤を紡糸工程で付着させるのが
常である。特に近年、ポリウレタン弾性繊維は
400〜800m/分という大きな速度で使用されるこ
とから、高速走行時における摩擦抵抗を特に小さ
くすることが要望されている。ところが油剤付着
率が高いと、糸が接触する編機のガイドや編針等
に油剤やスカム(油剤成分によつて抽出された糸
中のオリゴマーや油剤中の固体または高粘度成分
が固体またはペースト状になつて分離したもの)
が多量に付着するから、製品汚損や風綿吸着によ
る目詰り等を生じる欠点があり、たびたび掃除す
る必要が生じる。またチーズやビームから油剤の
しみ出しを起こして、器具、機械等を汚染する欠
点も有している。 従来、糸の粘着性と摩擦抵抗を小さくするた
め、平滑剤としてタルクを用いたり、鉱物油を主
体とし、これに種々の高級脂肪酸エステル、高級
アルコールのエチレンオキシド付加物、高級脂肪
酸のエチレンオキシド付加物、金属石けん、変性
シリコーン等を配合した配合油剤を用いることが
試みられている。しかし、これらの方法も充分な
粘着防止効果が得られなかつたり、平滑剤が紡糸
機、整経機、編機等に重大な摩耗を生じさせた
り、整経、編立の工程でスカムを発生し、糸切
れ、製品品位低下等を惹起する等の欠点を有して
いる。 本発明者等はこのような現状にかんがみ、少量
の油剤付着率ですぐれた効果を発揮するポリウレ
タン弾性繊維用油剤を開発するべく鋭意研究の結
果、本発明に到達した。すなわち、本発明は25℃
における粘度が100センチストークス以下のジオ
ルガノポリシロキサン(A)および5000〜15000セン
チストークスのジオルガノポリシロキサン(B)を必
須成分として含有し、両成分の配合割合が重量比
で(A):(B)=85〜95:15〜5であり、かつ両成分の
合計配合量が全油剤成分に対し40重量%以上であ
ることを特徴とするポリウレタン弾性繊維用油剤
である。 以下、本発明の油剤を更に詳細に説明する。本
発明の油剤は主たる有効成分として次の2種のジ
オルガノポリシロキサンを特定割合で含有する。 (A) 粘度(25℃)100センチストークス以下のジ
オルガノポリシロキサン (B) 粘度(25℃)5000〜15000センチストークス
のジオルガノポリシロキサン ジオルガノポリシロキサンとしては、通常ジメ
チルポリシロキサンが用いられるが、メチル基の
1部は他のアルキル基、フエニル基、アミノアル
キル基、ビニル基、エポキシ含有基等の1価の有
機基で置換されていてもよい。また末端にヒドロ
キシル基、アルコキシル基等を有するポリシロキ
サンであつてもよい。更にまた、メチル基の少割
合は水素で置き換えられてもよい。 ジオルガノポリシロキサン(A)と(B)との配合割合
は重量比で(A):(B)=85〜95:15〜5である。ジオ
ルガノポリシロキサン(B)の割合が上記範囲を越え
て多くなると油剤の粘度が上昇し、均一付与が困
難となる。また少な過ぎると静摩擦係数が大きく
なり、チーズ表面の糸のぬめり感がなくなると共
に繊維の平滑性が低下する欠点を生じる。本発明
におけるジオルガノポリシロキサン(A)および(B)は
分子量のみ異なり構造的には全く同一または近似
するため両者任意の割合に混合可能なことが大き
な特徴である。すなわち、ジオルガノポリシロキ
サン(A)と通常ポリウレタン繊維用に用いられるポ
リエーテル変性シリコーンとの併用等においては
両者の相溶性が悪く、均一油剤とするために適当
な媒体つまりつなぎ油を必要とする。しかしなが
ら、つなぎ油の多くは有機溶剤であり、繊維中の
オリゴマーを溶出し易いことからスカム発生の原
因となるばかりか、場合により酸化窒素ガスによ
る繊維の着色を助長する欠点を生じる。本願発明
においてはつなぎ油の使用は必要でなく、混合比
率を変えることにより油剤粘度および平滑性を自
由に変えることが可能であり、つなぎ油使用によ
る欠点も解決することができる。 次に本発明の油剤における各有効成分の作用に
ついて説明する。ジオルガノポリシロキサン(A)は
高速での平滑性に特に有効であり、すなわち糸の
走行速度が200m/分以上の高速になつたときに
優れた平滑性(摩擦抵抗が小さい)を示す。この
ものの平滑作用は粘度100センチストークス以下
であれば粘度の大小によつてはあまり変化しな
い。しかし特に好ましくは3〜50センチストーク
スである。 一方、ジオルガノポリシロキサン(B)は糸の高速
走行時での摩擦抵抗は大きくなるが、逆に走行速
度の小さい低速摩擦に対しては優れた効果を有す
る。 これらのジオルガノポリシロキサンは粘度に関
係なく糸中のオリゴマーとは相溶性がなく、また
各種添加剤とも相溶性が小さく、したがつてジオ
ルガノポリシロキサンを高濃度で使用しても後加
工工程におけるスカム発生量は著しく抑制するこ
とができる。 通常、ポリウレタン弾性繊維の後加工工程、た
とえば編立、整経、リワインド等の工程における
糸条の走行速度は1m/分程度の低速の場合から
400m/分以上の高速の場合まであり、極めて多
様である。ところが糸条の平滑性には速度依存性
があり、低速で平滑性が良好な糸が高速でも良好
であるとは限らない。したがつて、ポリウレタン
弾性糸に付着させる油剤としては、低速から高速
までのあらゆる速度における平滑性を向上させる
能力を持つものであることが望まれる。本発明に
おいて用いるジオルガノポリシロキサン(A)は高速
で、一方ジオルガノポリシロキサン(B)は低速で各
各平滑性を向上させる能力を持ち、各々の成分
比、油剤中に占める含有率を適宜変化させること
により、広範な走行速度における摩擦抵抗を低下
させることに成功したものである。 通常油剤の粘度はオイリングに便利でかつ均一
付与し得る値通常50センチストークス以下に調整
するために配合成分の粘度、配合割合を上記範囲
内で適宜調節する。更に粘度調節や付着量調節の
ための稀釈剤や、帯電防止剤等適宜配合すること
もできるが、ジオルガノポリシロキサン(A)と(B)と
の合計量が全油剤に対し通常40重量%以上であ
り、好ましくは50重量%以上である。使用し得る
稀釈剤としては、たとえば鉱物油(好ましくはレ
ツドウツド粘度(25℃)60秒以下)、炭素数12以
上の脂肪族アルコール、炭素数2以上の飽和脂肪
酸と炭素数1以上の飽和脂肪族アルコールとから
得られる炭素数12以上のエステル、炭素数7〜20
の1〜3価の芳香族カルボン酸と炭素数1以上の
飽和脂肪族アルコールのエステル、炭素数12以上
のエーテルまたはポリエーテル(エーテル結合の
数6以下)等が例示される。また、上記脂肪族ア
ルコール、脂肪酸におけるアルキル基の水素原子
を弗素原子で置換したフルオロ化合物を用いるこ
ともできる。更にジオルガノポリシロキサン(B)の
1部としてまたは付加的配合剤の1部としてポリ
エーテル変性シリコーンを配合することもでき
る。 以下、実施例により本発明を説明する。なお、
実施例中の部および%はことわらない限り重量基
準である。また実施例中における解舒性とはチー
ズの最内層の糸を駆動ローラおよび捲取りローラ
ーを用いて安定に捲取るために最小限必要な伸長
の割合である。平滑性(A)はレーダー法によつて測
定した。ただし、摩擦体はクロム梨地メツキした
金属製のものであり、その回転時の表面速度は
0.9m/分である。測定試料にかけた荷重は糸1
本当り0.1gである。平滑性(B)は編針の摩擦面に
対する糸の摩擦係数で評価することができる。測
定は計測器工業社F―Meter R―1182で行ない、
その測定原理は次のとおりである。 即ち、糸を編針に摩擦角αで掛け一方向に糸を
走行させ、この時の編針の通過前後で糸張力を測
定し、これより次式により摩擦係数を求める。な
お、速度はOm/分から500m/分まで変えられ
るものである。 f=1/α(lnt1−lnt2) t2=入力側の糸張力(g) t1=出力側の糸張力(g) α=ラジアンで表わした摩擦角 ln=自然対数 f=摩擦係数 スカムテストは次の方法によつて評価される。
10m/分で解舒され、30m/分まで捲取られてい
る糸にカミソリの刃をあてたとき、カミソリに付
着する白色の粘着性物質の量を肉眼で判定した。 実施例 1 メチレンビス(4―フエニルイソシアネート)
10部と分子量1500のポリテトラメチレングリコー
ル30部とを80℃で60分間反応させてプレポリマー
を得、これをジメチルホルムアミド90部に溶解
し、0℃に保ちながらジメチルホルムアミド30部
に溶解した1,2―プロピレンジアミン1.4部と
反応させた。得られた粘稠重合体溶液(20℃にお
ける粘度1200ポイズ)を孔径0.15mm、孔数30の紡
糸口金を通して250℃に加熱された気流中に紡出
し、形成された糸条を溶媒含有率が1%になつた
ところで機械的仮撚により収束した後、油剤を付
与し、200m/分で捲取つて重量500gのチーズを
得た。 油剤組成を種々変更して得られたポリウレタン
弾性糸とそのチーズについて品質を調べた結果を
第1表に示した。表から明らかな様に、本発明の
油剤を用いた場合は低い油剤付着率でも充分な効
果(優れた解舒性、平滑性)を示し、スカム発生
や油剤浸出もなかつたが、類似組成の油剤による
比較例ではこのようにすべての点で良好な結果を
示すものではなかつた。 【表】
Claims (1)
- 1 25℃における粘度が100センチストークス以
下のジオルガノポリシロキサン(A)および5000〜
15000センチストークスのジオルガノポリシロキ
サン(B)を必須成分として含有し、両成分の配合割
合が重量比で(A):(B)=85〜95:15〜5であり、か
つ両成分の合計配合量が全油剤成分に対し40重量
%以上であることを特徴とするポリウレタン弾性
繊維用油剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20403481A JPS58104283A (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | ポリウレタン弾性繊維用油剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20403481A JPS58104283A (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | ポリウレタン弾性繊維用油剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58104283A JPS58104283A (ja) | 1983-06-21 |
| JPH0123589B2 true JPH0123589B2 (ja) | 1989-05-08 |
Family
ID=16483651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20403481A Granted JPS58104283A (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | ポリウレタン弾性繊維用油剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58104283A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100570255B1 (ko) * | 2002-05-21 | 2006-04-12 | 아사히 가세이 셍이 가부시키가이샤 | 폴리우레탄 탄성 섬유 |
-
1981
- 1981-12-16 JP JP20403481A patent/JPS58104283A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58104283A (ja) | 1983-06-21 |
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