JPH0124384Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0124384Y2 JPH0124384Y2 JP1983020328U JP2032883U JPH0124384Y2 JP H0124384 Y2 JPH0124384 Y2 JP H0124384Y2 JP 1983020328 U JP1983020328 U JP 1983020328U JP 2032883 U JP2032883 U JP 2032883U JP H0124384 Y2 JPH0124384 Y2 JP H0124384Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liner
- discharge
- casing
- discharge valve
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compressor (AREA)
- Electromagnetic Pumps, Or The Like (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は振動圧縮機、特に両端部が閉塞された
円筒状のケーシング内で永久磁石とポールピース
との間に形成された環状の間隙に交番電力で付勢
される駆動コイルがケーシングの軸方向往復移動
自在に配置され、前記駆動コイルと実質的に一体
化されたピストンを振動自在に遊嵌するためのシ
リンダ部を有する部材がケーシングに一体的に設
けられ、前記シリンダ部を有する部材には、吐出
弁と、該吐出弁を閉弁する方向に付勢する押圧コ
イルばねと、前記吐出弁を案内するライナとを収
納する吐出弁室が前記シリンダ部のシリンダ室と
同心に形成されるとともに、前記吐出弁室の側方
で該吐出弁室に連通する高圧室が形成される振動
圧縮機に関する。
円筒状のケーシング内で永久磁石とポールピース
との間に形成された環状の間隙に交番電力で付勢
される駆動コイルがケーシングの軸方向往復移動
自在に配置され、前記駆動コイルと実質的に一体
化されたピストンを振動自在に遊嵌するためのシ
リンダ部を有する部材がケーシングに一体的に設
けられ、前記シリンダ部を有する部材には、吐出
弁と、該吐出弁を閉弁する方向に付勢する押圧コ
イルばねと、前記吐出弁を案内するライナとを収
納する吐出弁室が前記シリンダ部のシリンダ室と
同心に形成されるとともに、前記吐出弁室の側方
で該吐出弁室に連通する高圧室が形成される振動
圧縮機に関する。
従来この種の振動圧縮機では、吐出弁室と高圧
室とを連通するためにライナに小孔を穿設してい
る。ところが、ライナは吐出弁を案内するために
耐摩耗性の高い硬質の高炭鋼などによつて形成さ
れるので、前記小孔の穿設作業が面倒である。
室とを連通するためにライナに小孔を穿設してい
る。ところが、ライナは吐出弁を案内するために
耐摩耗性の高い硬質の高炭鋼などによつて形成さ
れるので、前記小孔の穿設作業が面倒である。
本考案は、そのような従来の技術的課題を解決
し、ライナの面倒な加工作業を不要とした振動圧
縮機を提供することを目的とする。
し、ライナの面倒な加工作業を不要とした振動圧
縮機を提供することを目的とする。
そして上記目的を達成するために本考案は、前
記形式の振動圧縮機において、ライナが、両端を
開放した中空円筒状に形成されるとともに、その
軸線方向全長に亘るスリツトを有して吐出弁室の
内周壁に圧接嵌合され、その吐出弁室の内周壁に
は、前記ライナの外周面をその全周に亘つて囲繞
する環状溝が凹設され、その環状溝が高圧室に連
通されることを特徴とする。
記形式の振動圧縮機において、ライナが、両端を
開放した中空円筒状に形成されるとともに、その
軸線方向全長に亘るスリツトを有して吐出弁室の
内周壁に圧接嵌合され、その吐出弁室の内周壁に
は、前記ライナの外周面をその全周に亘つて囲繞
する環状溝が凹設され、その環状溝が高圧室に連
通されることを特徴とする。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、たとえば家庭用
あるいは車載用電気冷蔵庫の圧縮機として用いら
れる振動圧縮機のケーシング1内には、該ケーシ
ング1の軸線方向中央部に関して対称に、一対の
ピストン2,3が配置され、これらのピストン
2,3がそれぞれ対応する駆動コイル4,5への
交番電力の供給により、相互に逆方向に往復運動
し、流体たとえば冷媒の吸引、吐出が行なわれ
る。
明すると、先ず第1図において、たとえば家庭用
あるいは車載用電気冷蔵庫の圧縮機として用いら
れる振動圧縮機のケーシング1内には、該ケーシ
ング1の軸線方向中央部に関して対称に、一対の
ピストン2,3が配置され、これらのピストン
2,3がそれぞれ対応する駆動コイル4,5への
交番電力の供給により、相互に逆方向に往復運動
し、流体たとえば冷媒の吸引、吐出が行なわれ
る。
ケーシング1は、円筒体6の両端に一対の閉塞
部材7,8を嵌合固着して構成される。両閉塞部
材7,8は、基本的に円筒状であつて、各端部に
半径方向外方に張出した鍔部9,10をそれぞれ
一体的に備え、これらの鍔部9,10が円筒体6
の両端に嵌合固着される。すなわち、円筒体6の
両端には薄肉部11,12がそれぞれ設けられて
おり、これらの薄肉部11,12に前記各閉塞部
材7,8の鍔部9,10がそれぞれ嵌入され、薄
肉部11,12を図示のようにかしめて折曲げる
ことにより、ケーシング1が構成される。また前
述のようにかしめた部分を溶接して、閉塞部材
7,8と円筒体6との固着状態がさらに確実にさ
れる。
部材7,8を嵌合固着して構成される。両閉塞部
材7,8は、基本的に円筒状であつて、各端部に
半径方向外方に張出した鍔部9,10をそれぞれ
一体的に備え、これらの鍔部9,10が円筒体6
の両端に嵌合固着される。すなわち、円筒体6の
両端には薄肉部11,12がそれぞれ設けられて
おり、これらの薄肉部11,12に前記各閉塞部
材7,8の鍔部9,10がそれぞれ嵌入され、薄
肉部11,12を図示のようにかしめて折曲げる
ことにより、ケーシング1が構成される。また前
述のようにかしめた部分を溶接して、閉塞部材
7,8と円筒体6との固着状態がさらに確実にさ
れる。
このように、円筒体6の両端に同一形状の閉塞
部材7,8を嵌合固着してケーシング1を構成す
るようにしたので、ケーシング1の構造が極めて
単純化され、組立能率も向上する。
部材7,8を嵌合固着してケーシング1を構成す
るようにしたので、ケーシング1の構造が極めて
単純化され、組立能率も向上する。
ケーシング1内における軸線方向中央部には、
基本的に厚肉円板状の仕切部材13が円筒体6の
内面に固定され、それによつてケーシング1内が
一対の低圧室14,15に仕切られる。
基本的に厚肉円板状の仕切部材13が円筒体6の
内面に固定され、それによつてケーシング1内が
一対の低圧室14,15に仕切られる。
両低圧室14,15において、円筒体6の両端
部寄りの内面には、永久磁石16,17がそれぞ
れリング状に固定される。また両閉塞部材7,8
には、永久磁石16,17との間に環状の間隙1
8,19を形成してリング状のポールピース2
0,21がそれぞれ固定あるいは一体的に成形さ
れる。各間隙18,19には駆動コイル4,5が
ケーシング1の軸線方向に往復動自在にそれぞれ
配置される。これらの駆動コイル4,5は支持部
材22,23にそれぞれ巻回されており、各支持
部材22,23はケーシング1の軸線と同心の円
筒状ピストン2,3にそれぞれ固着される。
部寄りの内面には、永久磁石16,17がそれぞ
れリング状に固定される。また両閉塞部材7,8
には、永久磁石16,17との間に環状の間隙1
8,19を形成してリング状のポールピース2
0,21がそれぞれ固定あるいは一体的に成形さ
れる。各間隙18,19には駆動コイル4,5が
ケーシング1の軸線方向に往復動自在にそれぞれ
配置される。これらの駆動コイル4,5は支持部
材22,23にそれぞれ巻回されており、各支持
部材22,23はケーシング1の軸線と同心の円
筒状ピストン2,3にそれぞれ固着される。
一方の支持部材22は、基本的に円板状であつ
てピストン2に固着される基部24と、周方向に
間隔をあけて該基部24の周縁部に固着されピス
トン2の軸線と平行に延びる複数の支持部25と
から成り、前記各支持部25の一端部に駆動コイ
ル4が巻回される。他方の支持部材23は、基部
26と支持部27とを有して前記一方の支持部材
22と同様に形成され、支持部27の一端部に駆
動コイル5が巻回され、基部26がピストン3に
固着される。このようにして各駆動コイル4,5
とそれらに対応するピストン2,3とが実質的に
一体化される。
てピストン2に固着される基部24と、周方向に
間隔をあけて該基部24の周縁部に固着されピス
トン2の軸線と平行に延びる複数の支持部25と
から成り、前記各支持部25の一端部に駆動コイ
ル4が巻回される。他方の支持部材23は、基部
26と支持部27とを有して前記一方の支持部材
22と同様に形成され、支持部27の一端部に駆
動コイル5が巻回され、基部26がピストン3に
固着される。このようにして各駆動コイル4,5
とそれらに対応するピストン2,3とが実質的に
一体化される。
各支持部材22,23における支持部25,2
7の他端部には、駆動コイル4,5の移動方向と
直角にブレード板28,29がそれぞれ設けられ
る。これらのブレード板28,29は駆動コイル
4,5およびそれと一体的なピストン2,3が往
復運動するときに、各低圧室14,15内に潤滑
油を飛散させる機能を果す。
7の他端部には、駆動コイル4,5の移動方向と
直角にブレード板28,29がそれぞれ設けられ
る。これらのブレード板28,29は駆動コイル
4,5およびそれと一体的なピストン2,3が往
復運動するときに、各低圧室14,15内に潤滑
油を飛散させる機能を果す。
ケーシング1の両端における閉塞部材7,8の
内方端面には、電気絶縁性材料から成る絶縁板3
1,32を介して導電性材料から成る受け板3
3,34がそれぞれ当接される。また各支持部材
22,23における基部24,26の閉塞部材
7,8にそれぞれ対向する面には、電気絶縁性材
料から成る絶縁板35,36を介して導電性材料
から成る受け板37,38が当接される。相互に
対向する両受け板33,37および34,38間
には共振コイルばね39,40がそれぞれ介装さ
れる。
内方端面には、電気絶縁性材料から成る絶縁板3
1,32を介して導電性材料から成る受け板3
3,34がそれぞれ当接される。また各支持部材
22,23における基部24,26の閉塞部材
7,8にそれぞれ対向する面には、電気絶縁性材
料から成る絶縁板35,36を介して導電性材料
から成る受け板37,38が当接される。相互に
対向する両受け板33,37および34,38間
には共振コイルばね39,40がそれぞれ介装さ
れる。
支持部材22,23における基部24,26の
仕切部材13に対向する面には、電気絶縁性材料
から成る絶縁板41,42を介して導電性材料か
ら成る受け板43,44がそれぞれ当接され、仕
切部材13の両面には、電気絶縁性材料から成る
絶縁板45,46を介して導電性材料から成る受
け板47,48がそれぞれ当接される。相互に対
向する両受け板43,47および44,48間に
は共振コイルばね49,50がそれぞれ介装され
る。
仕切部材13に対向する面には、電気絶縁性材料
から成る絶縁板41,42を介して導電性材料か
ら成る受け板43,44がそれぞれ当接され、仕
切部材13の両面には、電気絶縁性材料から成る
絶縁板45,46を介して導電性材料から成る受
け板47,48がそれぞれ当接される。相互に対
向する両受け板43,47および44,48間に
は共振コイルばね49,50がそれぞれ介装され
る。
このようにして、駆動コイル4の往復運動は一
対の共振コイルばね39,49によつて増幅さ
れ、また駆動コイル5の往復運動は一対の共振コ
イルばね40,50によつて増幅される。各駆動
コイル4,5とともに増幅された往復運動をする
ピストン2,3は仕切部材13に一体的に設けら
れたシリンダ部51,52に摺動自在にそれぞれ
遊嵌される。
対の共振コイルばね39,49によつて増幅さ
れ、また駆動コイル5の往復運動は一対の共振コ
イルばね40,50によつて増幅される。各駆動
コイル4,5とともに増幅された往復運動をする
ピストン2,3は仕切部材13に一体的に設けら
れたシリンダ部51,52に摺動自在にそれぞれ
遊嵌される。
第2図を併せて参照して、仕切部材13には、
ケーシング1と同心の貫通孔53が穿設されてお
り、この貫通孔53にその両端から一対の円筒状
シリンダ体54,55を嵌着することにより、仕
切部材13の両低圧室14,15に臨む部分にシ
リンダ部51,52がそれぞれ一体的に設けられ
る。すなわち、貫通孔53の途中には、軸線方向
両外方に臨んで2つのアンダーカツト付段部5
6,57がそれぞれ形成されており、これらの段
部56,57にたとえば鉛や銅などのメタルフロ
ー材58,59を当てて円筒状のシリンダ体5
4,55が貫通孔53に押圧嵌入される。これに
より、メタルフロー材58,59は前記両段部5
6,57と各シリンダ体54,55の外周に形成
されたアンダーカツト付段部との間で挾圧され、
シリンダ体54,55の外周面と貫通孔53の内
周面間にメタルフロー材58,59がそれぞれ流
入して固着およびシール機能が果される。
ケーシング1と同心の貫通孔53が穿設されてお
り、この貫通孔53にその両端から一対の円筒状
シリンダ体54,55を嵌着することにより、仕
切部材13の両低圧室14,15に臨む部分にシ
リンダ部51,52がそれぞれ一体的に設けられ
る。すなわち、貫通孔53の途中には、軸線方向
両外方に臨んで2つのアンダーカツト付段部5
6,57がそれぞれ形成されており、これらの段
部56,57にたとえば鉛や銅などのメタルフロ
ー材58,59を当てて円筒状のシリンダ体5
4,55が貫通孔53に押圧嵌入される。これに
より、メタルフロー材58,59は前記両段部5
6,57と各シリンダ体54,55の外周に形成
されたアンダーカツト付段部との間で挾圧され、
シリンダ体54,55の外周面と貫通孔53の内
周面間にメタルフロー材58,59がそれぞれ流
入して固着およびシール機能が果される。
シリンダ体54,55の相互に対向する端部外
周には、環状の切欠き部60,61がそれぞれ形
成されており、シリンダ体54,55間には両端
を前記切欠き部60,61にそれぞれ嵌入させ
て、両端開放の中空円筒状ライナ62が介装され
る。こうして両シリンダ体54,55の端部間に
は吐出弁室63が両シリンダ部51,52に共通
に形成される。この吐出弁室63には、各シリン
ダ体54,55の端面に形成された弁座64,6
5にそれぞれ着座可能であつてライナ62によつ
て案内される一対の吐出弁66,67と、両吐出
弁66,67間に介装され両吐出弁66,67を
対応する弁座64,65に向けて付勢する押圧コ
イルばね68とが収納される。
周には、環状の切欠き部60,61がそれぞれ形
成されており、シリンダ体54,55間には両端
を前記切欠き部60,61にそれぞれ嵌入させ
て、両端開放の中空円筒状ライナ62が介装され
る。こうして両シリンダ体54,55の端部間に
は吐出弁室63が両シリンダ部51,52に共通
に形成される。この吐出弁室63には、各シリン
ダ体54,55の端面に形成された弁座64,6
5にそれぞれ着座可能であつてライナ62によつ
て案内される一対の吐出弁66,67と、両吐出
弁66,67間に介装され両吐出弁66,67を
対応する弁座64,65に向けて付勢する押圧コ
イルばね68とが収納される。
吐出弁室63において、各吐出弁66,67
は、対応するピストン2,3がシリンダ部51,
52のシリンダ室69,70内で外方に移動して
吸引動作をするときに押圧コイルばね68のばね
力によつて弁座64,65に着座して閉弁し、そ
れとは逆にピストン2,3がシリンダ室69,7
0内で内方に移動して吐出動作をするときに押圧
コイルばね68のばね力に抗して弁座64,65
から離反して開弁し、シリンダ室69,70を吐
出弁室63に連通させる。
は、対応するピストン2,3がシリンダ部51,
52のシリンダ室69,70内で外方に移動して
吸引動作をするときに押圧コイルばね68のばね
力によつて弁座64,65に着座して閉弁し、そ
れとは逆にピストン2,3がシリンダ室69,7
0内で内方に移動して吐出動作をするときに押圧
コイルばね68のばね力に抗して弁座64,65
から離反して開弁し、シリンダ室69,70を吐
出弁室63に連通させる。
一方、各シリンダ室69,70におけるピスト
ン2,3の先端部には、底部に連通孔71,72
を備える有底円筒状の保持部材73,74が、各
ピストン2,3の先端との間に吸入弁室75,7
6を形成してそれぞれ固着される。これらの吸入
弁室75,76内には、各ピストン2,3の先端
面に形成された弁座77,78に着座可能な吸入
弁79,80がピストン2,3の軸線方向に移動
自在にそれぞれ保持される。
ン2,3の先端部には、底部に連通孔71,72
を備える有底円筒状の保持部材73,74が、各
ピストン2,3の先端との間に吸入弁室75,7
6を形成してそれぞれ固着される。これらの吸入
弁室75,76内には、各ピストン2,3の先端
面に形成された弁座77,78に着座可能な吸入
弁79,80がピストン2,3の軸線方向に移動
自在にそれぞれ保持される。
各吸入弁室75,76において、ピストン2,
3がシリンダ室69,70内を外方に移動して吸
引動作するときには吸入弁79,80が弁座7
7,78から離反してピストン2,3内を吸入弁
室75,76に連通させ、したがつて吸入弁室7
5,76および連通孔71,72を介してピスト
ン2,3内をシリンダ室69,70に連通させ
る。これとは逆に、ピストン2,3がシリンダ室
69,70内を内方に移動して吐出動作するとき
には、吸入弁79,80が弁座77,78に着座
して閉弁する。
3がシリンダ室69,70内を外方に移動して吸
引動作するときには吸入弁79,80が弁座7
7,78から離反してピストン2,3内を吸入弁
室75,76に連通させ、したがつて吸入弁室7
5,76および連通孔71,72を介してピスト
ン2,3内をシリンダ室69,70に連通させ
る。これとは逆に、ピストン2,3がシリンダ室
69,70内を内方に移動して吐出動作するとき
には、吸入弁79,80が弁座77,78に着座
して閉弁する。
さらに、第3図を併せて参照して、仕切部材1
3の側部には、側方に開放した穴81が穿設され
ており、この穴81は仕切部材13が円筒体6の
内面に固定されたときに円筒体6の内面で閉塞さ
れて吸入室82を形成する。この吸入室82内に
は、含油可能な有孔性金属あるいは金網83が装
入される。また円筒体6には吸入室82内に連通
して吸入管84が接続されており、この吸入管8
4からは電気冷蔵庫用冷媒などの流体とともに小
量の潤滑油が吸入室82内に吸入される。仕切部
材13には、吸入室82の底部付近に開口し、か
つ仕切部材13の両側の低圧室14,15にそれ
ぞれ連通する一対の吸引孔85,86がそれぞれ
穿設されている。したがつて前記吸入された流体
は吸入室82から吸引孔85,86に分配されて
両低圧室14,15にそれぞれ流入する。また吸
入室82内に導入された潤滑油は有孔性金属や金
網83内に毛細現象によつて拡散し、さらに流体
に伴われて吸引孔85,86から低圧室14,1
5に分配される。このような潤滑油は各低圧室1
4,15内において各ピストン2,3とシリンダ
室69,70の内面との潤滑作用を果す。しかも
有孔性金属や金網83に拡散して含まれた潤滑油
は流体に同伴される際に霧状となるのでピストン
2,3の外面に均一に分散して供給されることに
なる。さらに吸入管84から吸入室82に吸引さ
れる流体は吸入室82内で膨張するので、吸入音
が効果的に低減される。したがたつて吸入室82
は潤滑油の分配器としての機能と、消音器として
の機能とを有することになる。
3の側部には、側方に開放した穴81が穿設され
ており、この穴81は仕切部材13が円筒体6の
内面に固定されたときに円筒体6の内面で閉塞さ
れて吸入室82を形成する。この吸入室82内に
は、含油可能な有孔性金属あるいは金網83が装
入される。また円筒体6には吸入室82内に連通
して吸入管84が接続されており、この吸入管8
4からは電気冷蔵庫用冷媒などの流体とともに小
量の潤滑油が吸入室82内に吸入される。仕切部
材13には、吸入室82の底部付近に開口し、か
つ仕切部材13の両側の低圧室14,15にそれ
ぞれ連通する一対の吸引孔85,86がそれぞれ
穿設されている。したがつて前記吸入された流体
は吸入室82から吸引孔85,86に分配されて
両低圧室14,15にそれぞれ流入する。また吸
入室82内に導入された潤滑油は有孔性金属や金
網83内に毛細現象によつて拡散し、さらに流体
に伴われて吸引孔85,86から低圧室14,1
5に分配される。このような潤滑油は各低圧室1
4,15内において各ピストン2,3とシリンダ
室69,70の内面との潤滑作用を果す。しかも
有孔性金属や金網83に拡散して含まれた潤滑油
は流体に同伴される際に霧状となるのでピストン
2,3の外面に均一に分散して供給されることに
なる。さらに吸入管84から吸入室82に吸引さ
れる流体は吸入室82内で膨張するので、吸入音
が効果的に低減される。したがたつて吸入室82
は潤滑油の分配器としての機能と、消音器として
の機能とを有することになる。
仕切部材13における貫通孔53の吐出弁室6
3に対応する内周面にはその全周に亘つて環状溝
87が凹設される。一方、ライナ62は、硬質の
鋼板を対向端間にスリツト88が残るように円筒
状に曲げて構成され、その外径が自由な状態では
貫通孔53の内径よりも膨張する弾性を付与され
る。したがつて、ライナ62は貫通孔53内でど
のように配置されても、貫通孔53の内面に圧接
して振動することがなく、また吐出弁室63と環
状溝87とをスリツト88を介して連通すること
ができる。ライナ62の材質は、吐出弁66,6
7を案内するために耐摩耗性に優れた硬質である
ことが要求されるが、上述のようにスリツト88
を形成しかつ仕切部材13に環状溝87を形成す
ることにより、吐出弁室63からの流体を導くた
めの孔をライナに設け、しかもその孔を仕切部材
13に穿設した吐出孔に対応させるようにライナ
を配置する煩雑な作業が不要となる。
3に対応する内周面にはその全周に亘つて環状溝
87が凹設される。一方、ライナ62は、硬質の
鋼板を対向端間にスリツト88が残るように円筒
状に曲げて構成され、その外径が自由な状態では
貫通孔53の内径よりも膨張する弾性を付与され
る。したがつて、ライナ62は貫通孔53内でど
のように配置されても、貫通孔53の内面に圧接
して振動することがなく、また吐出弁室63と環
状溝87とをスリツト88を介して連通すること
ができる。ライナ62の材質は、吐出弁66,6
7を案内するために耐摩耗性に優れた硬質である
ことが要求されるが、上述のようにスリツト88
を形成しかつ仕切部材13に環状溝87を形成す
ることにより、吐出弁室63からの流体を導くた
めの孔をライナに設け、しかもその孔を仕切部材
13に穿設した吐出孔に対応させるようにライナ
を配置する煩雑な作業が不要となる。
再び第2図を参照して仕切部材13には、一端
が環状溝87に連通しかつ他端が高圧室89に連
通する小径の吐出孔90が穿設される。前記高圧
室89は、右側の低圧室15に向けて開口しかつ
ケーシング1の軸線と平行に仕切部材13に穿設
した穴91を蓋部材92で閉塞して形成される。
この蓋部材92は基本的に厚肉の円板状であつ
て、穴91のアンダーカツト付段部との間にメタ
ルフロー材93を介在して穴91に圧入固定され
る。
が環状溝87に連通しかつ他端が高圧室89に連
通する小径の吐出孔90が穿設される。前記高圧
室89は、右側の低圧室15に向けて開口しかつ
ケーシング1の軸線と平行に仕切部材13に穿設
した穴91を蓋部材92で閉塞して形成される。
この蓋部材92は基本的に厚肉の円板状であつ
て、穴91のアンダーカツト付段部との間にメタ
ルフロー材93を介在して穴91に圧入固定され
る。
吐出弁室63からスリツト88、環状溝87お
とび吐出孔90を介して高圧室89内に流入する
流体は小径の吐出孔90から高圧室89に流入す
る際に膨張し、それによつて吐出音が低減され
る。
とび吐出孔90を介して高圧室89内に流入する
流体は小径の吐出孔90から高圧室89に流入す
る際に膨張し、それによつて吐出音が低減され
る。
高圧室89を塞ぐ蓋部材92には高圧室89内
に連通する吐出管94の一端部が接続され、この
吐出管94は右側の低圧室15を円筒体6の内面
に沿つて延設され、閉塞部材8に設けられた案内
管95内を経て外部に引き出され、電気冷蔵庫の
コンデンサなどに接続される。案内管95は、閉
塞部材8に形成された透孔96に挿入された後、
その一端部97をろう付溶接によつて閉塞部材8
に全周にわたつて固定される。また、低圧室15
を気密に保つ必要があるので、案内管95の他端
部98と吐出管94もろう付溶接によつて全周に
わたつて固定される。
に連通する吐出管94の一端部が接続され、この
吐出管94は右側の低圧室15を円筒体6の内面
に沿つて延設され、閉塞部材8に設けられた案内
管95内を経て外部に引き出され、電気冷蔵庫の
コンデンサなどに接続される。案内管95は、閉
塞部材8に形成された透孔96に挿入された後、
その一端部97をろう付溶接によつて閉塞部材8
に全周にわたつて固定される。また、低圧室15
を気密に保つ必要があるので、案内管95の他端
部98と吐出管94もろう付溶接によつて全周に
わたつて固定される。
ところが、案内管95を設ける位置は第1図で
明らかなように永久磁石17に近接している。そ
のため、閉塞部材8を円筒体6に嵌合固着した後
に案内管95の一端部97を閉塞部材8にろう付
溶接したのでは、そのろう付溶接による熱が閉塞
部材8および円筒体6を経て永久磁石17に伝達
され、永久磁石17に熱影響が及ぼされる。そこ
で、案内管97は閉塞部材8を円筒体6に嵌合固
着する前に、透孔96に挿入してろう付溶接され
る。次いで案内管95内に吐出管94を挿通しな
がら閉塞部材8を円筒体6に嵌合固着した後、案
内管95の他端部98と吐出管94とをろう付溶
接する。このときには案内管95の他端部98が
永久磁石17から離反した位置にあるので、ろう
付溶接による熱影響が永久磁石17に及ぶことは
ない。
明らかなように永久磁石17に近接している。そ
のため、閉塞部材8を円筒体6に嵌合固着した後
に案内管95の一端部97を閉塞部材8にろう付
溶接したのでは、そのろう付溶接による熱が閉塞
部材8および円筒体6を経て永久磁石17に伝達
され、永久磁石17に熱影響が及ぼされる。そこ
で、案内管97は閉塞部材8を円筒体6に嵌合固
着する前に、透孔96に挿入してろう付溶接され
る。次いで案内管95内に吐出管94を挿通しな
がら閉塞部材8を円筒体6に嵌合固着した後、案
内管95の他端部98と吐出管94とをろう付溶
接する。このときには案内管95の他端部98が
永久磁石17から離反した位置にあるので、ろう
付溶接による熱影響が永久磁石17に及ぶことは
ない。
ケーシング1の両端部すなわち両閉塞部材7,
8には、各低圧室14,15内を気密に保ちなが
らソケツト接続端子99,100を接続するため
の密封端子101,102が挿入固定される。す
なわち、両閉塞部材7,8には円筒体6と同心の
貫通孔103,104が穿設されており、これら
の貫通孔103,104の途中でケーシング1の
内方に臨んで形成された段部105,106の円
形屈曲縁107,108に密封端子101,10
2がプロジエクシヨン溶接によつてそれぞれ固着
される。
8には、各低圧室14,15内を気密に保ちなが
らソケツト接続端子99,100を接続するため
の密封端子101,102が挿入固定される。す
なわち、両閉塞部材7,8には円筒体6と同心の
貫通孔103,104が穿設されており、これら
の貫通孔103,104の途中でケーシング1の
内方に臨んで形成された段部105,106の円
形屈曲縁107,108に密封端子101,10
2がプロジエクシヨン溶接によつてそれぞれ固着
される。
密封端子101は円筒部109と円錐部部11
0とを有して導電性材料から成る保持枠111
に、非導電材料たとえばガラス体112を介して
端子棒113を同心に保持して構成される。この
密封端子101は、保持枠111における円錐部
110の外表面を屈曲縁107に全周にわたつて
線接触させた状態で閉塞部材7および保持枠11
1間に電位差を生じさせることにより、プロジエ
クシヨン溶接される。この際、保持枠111にお
ける円筒部109の外周面と貫通孔103の内周
面とは近接しており、前記屈曲縁107でのプロ
ジエクシヨン溶接が阻害されるおそれがある。そ
こで、密封端子101を貫通孔103に挿入する
にあたつて円筒部109の外周面と貫通孔103
の内周面との間には電気絶縁性材料から成る円筒
状絶縁体114が介在される。それによつて密封
端子101の円錐部110が屈曲縁107との線
接触部において確実にプロジエクシヨン溶接され
る。このようにして低圧室14の気密性が保持さ
れる。
0とを有して導電性材料から成る保持枠111
に、非導電材料たとえばガラス体112を介して
端子棒113を同心に保持して構成される。この
密封端子101は、保持枠111における円錐部
110の外表面を屈曲縁107に全周にわたつて
線接触させた状態で閉塞部材7および保持枠11
1間に電位差を生じさせることにより、プロジエ
クシヨン溶接される。この際、保持枠111にお
ける円筒部109の外周面と貫通孔103の内周
面とは近接しており、前記屈曲縁107でのプロ
ジエクシヨン溶接が阻害されるおそれがある。そ
こで、密封端子101を貫通孔103に挿入する
にあたつて円筒部109の外周面と貫通孔103
の内周面との間には電気絶縁性材料から成る円筒
状絶縁体114が介在される。それによつて密封
端子101の円錐部110が屈曲縁107との線
接触部において確実にプロジエクシヨン溶接され
る。このようにして低圧室14の気密性が保持さ
れる。
しかも密封端子101の端子棒113は絶縁板
31を貫通して受け板33に固着された円筒状接
続部材115に嵌入される。それによつて端子棒
113が接続部材115を介して受け板33に電
気的に接続される。
31を貫通して受け板33に固着された円筒状接
続部材115に嵌入される。それによつて端子棒
113が接続部材115を介して受け板33に電
気的に接続される。
他方の密封端子102は、上述の密封端子10
1と同様に、円筒部116と円錐部117とから
成る保持枠118にガラス体119を介して端子
棒120を保持して成り、円筒部116と貫通孔
104の内面との間に円筒状絶縁体121を介装
した状態で、屈曲縁108と円錐部117とがプ
ロジエクシヨン溶接により固着され、端子棒12
0が円筒状接続部材136に嵌入される。このよ
うにして、貫通孔103,104の途中は、密封
端子101,102によつて気密的に閉塞され、
それらの密封端子101,102から端子棒11
3,120がそれぞれ突出される。これらの端子
棒113,120には、ソケツト接続端子99,
100がそれぞれ嵌合される。
1と同様に、円筒部116と円錐部117とから
成る保持枠118にガラス体119を介して端子
棒120を保持して成り、円筒部116と貫通孔
104の内面との間に円筒状絶縁体121を介装
した状態で、屈曲縁108と円錐部117とがプ
ロジエクシヨン溶接により固着され、端子棒12
0が円筒状接続部材136に嵌入される。このよ
うにして、貫通孔103,104の途中は、密封
端子101,102によつて気密的に閉塞され、
それらの密封端子101,102から端子棒11
3,120がそれぞれ突出される。これらの端子
棒113,120には、ソケツト接続端子99,
100がそれぞれ嵌合される。
ソケツト接続端子99,100は、前記端子棒
113,120を受け入れるためのめす型端子部
122,123を電気絶縁材料たとえば合成樹脂
から成る絶縁層124,125で被覆して成り、
各絶縁層124,125の外表面には、先端開放
部から後方に向うにつれて半径方向外方に傾斜し
かつ後方端に段部126,127が形成された複
数の抜け止め爪128,129が周方向に間隔を
あけて突設される。一方閉塞部材7,8における
貫通孔103,104の途中には、密封端子10
1,102から軸線方向に間隔をあけた位置で、
各密封端子101,102側に臨んで段差を成す
係止面130,131がそれぞれ形成される。
113,120を受け入れるためのめす型端子部
122,123を電気絶縁材料たとえば合成樹脂
から成る絶縁層124,125で被覆して成り、
各絶縁層124,125の外表面には、先端開放
部から後方に向うにつれて半径方向外方に傾斜し
かつ後方端に段部126,127が形成された複
数の抜け止め爪128,129が周方向に間隔を
あけて突設される。一方閉塞部材7,8における
貫通孔103,104の途中には、密封端子10
1,102から軸線方向に間隔をあけた位置で、
各密封端子101,102側に臨んで段差を成す
係止面130,131がそれぞれ形成される。
各ソケツト接続端子99,100は抜け止め爪
128,129を撓ませながら貫通孔103,1
04に挿入され、それによつてめす型端子部12
2,123に端子棒113,120が嵌入して電
気的に接続される。この際、各抜け止め爪12
8,129は係止面130,131にそれぞれ係
合され、したがつてソケツト接続端子99,10
0が貫通孔103,104から抜け出ることが阻
止される。
128,129を撓ませながら貫通孔103,1
04に挿入され、それによつてめす型端子部12
2,123に端子棒113,120が嵌入して電
気的に接続される。この際、各抜け止め爪12
8,129は係止面130,131にそれぞれ係
合され、したがつてソケツト接続端子99,10
0が貫通孔103,104から抜け出ることが阻
止される。
ソケツト接続端子99,100間には、交流電
源132およびスイツチ133が直列に接続され
る。また仕切部材13にはケーシング1の軸線と
平行に挿通孔134が穿設されており、この挿通
孔134には受け板47,48を接続する被覆接
続線135が挿通される。さらに、受け板37は
駆動コイル4の一端に接続され、駆動コイル4の
他端は受け板43に接続され、受け板44は駆動
コイル5の一端に接続され、駆動コイル5の他端
は受け板38に接続される。
源132およびスイツチ133が直列に接続され
る。また仕切部材13にはケーシング1の軸線と
平行に挿通孔134が穿設されており、この挿通
孔134には受け板47,48を接続する被覆接
続線135が挿通される。さらに、受け板37は
駆動コイル4の一端に接続され、駆動コイル4の
他端は受け板43に接続され、受け板44は駆動
コイル5の一端に接続され、駆動コイル5の他端
は受け板38に接続される。
このようにして交流電源132からめす型端子
部122、端子棒113、接続部材115、受け
板33、共振コイルばね39、受け板37、駆動
コイル4、受け板43、共振コイルばね49、受
け板47、被覆接続線135、受け板48、共振
コイルばね50、受け板44、駆動コイル5、受
け板38、共振コイルばね40、受け板34、接
続部材136、端子棒120、めす型端子棒12
3、およびスイツチ133を順次経由して交流電
源132に戻る電気的閉回路が構成される。
部122、端子棒113、接続部材115、受け
板33、共振コイルばね39、受け板37、駆動
コイル4、受け板43、共振コイルばね49、受
け板47、被覆接続線135、受け板48、共振
コイルばね50、受け板44、駆動コイル5、受
け板38、共振コイルばね40、受け板34、接
続部材136、端子棒120、めす型端子棒12
3、およびスイツチ133を順次経由して交流電
源132に戻る電気的閉回路が構成される。
ここで、永久磁石16,17の着磁方向を説明
すると、第4図に示すようになる。すなわち、一
方の駆動コイル4に対応する永久磁石16の駆動
コイル4に対向する内面側をN極とすると、他方
の駆動コイル5に対応する永久磁石17の駆動コ
イル5に対向する内面側はS極とされる。これと
は逆に永久磁石16の内面側をS極として永久磁
石17の内面側をN極としてもよく、いずれにし
ても両永久磁石16,17の着磁方向を相互に逆
方向にし、しかも駆動コイル4,5の巻き方向は
同一方向とされる。
すると、第4図に示すようになる。すなわち、一
方の駆動コイル4に対応する永久磁石16の駆動
コイル4に対向する内面側をN極とすると、他方
の駆動コイル5に対応する永久磁石17の駆動コ
イル5に対向する内面側はS極とされる。これと
は逆に永久磁石16の内面側をS極として永久磁
石17の内面側をN極としてもよく、いずれにし
ても両永久磁石16,17の着磁方向を相互に逆
方向にし、しかも駆動コイル4,5の巻き方向は
同一方向とされる。
このようにすると、スイツチ133を導通して
両駆動コイル4,5に交番電流を流すと、交番電
流の半周期では駆動コイル4,5に実線矢符で示
すような相互に近接する方向の磁力Fが作用し、
次の半周期には両駆動コイル4,5に破線矢符で
示すような相互に離反する方向の磁力Fが作用す
る。こうして、直列に接続された両駆動コイル
4,5を交番電力で付勢することにより、駆動コ
イル4およびピストン2、ならびに駆動コイル5
およびピストン3が相互に逆方向に往復運動す
る。
両駆動コイル4,5に交番電流を流すと、交番電
流の半周期では駆動コイル4,5に実線矢符で示
すような相互に近接する方向の磁力Fが作用し、
次の半周期には両駆動コイル4,5に破線矢符で
示すような相互に離反する方向の磁力Fが作用す
る。こうして、直列に接続された両駆動コイル
4,5を交番電力で付勢することにより、駆動コ
イル4およびピストン2、ならびに駆動コイル5
およびピストン3が相互に逆方向に往復運動す
る。
次にこの実施例の作用について説明すると、ス
イツチ133を導通して駆動コイル4,5を交番
電力で付勢することにより、ピストン2,3は相
互に逆方向に往復運動して、流体の吸入、吐出作
用を行なう。この際、両ピストン2,3の運動方
向は相互に逆であるが、一方が吐出作用を行なつ
ているときには他方も吐出作用を行なつている。
そしてピストン2,3の運動による振動方向が相
互に逆であるので、振動が相互に打ち消される。
したがつて、ケーシング1に及ぼされる振動が極
めて軽微となり、ケーシング1を電気冷蔵庫など
に直接装着することが可能となり、ケーシングの
振動が外部に及ぼされることを防止するために従
来必要とされている容器を省略することができ、
小型化が可能となる。またケーシング1を外気に
て直接冷却することができる利点もある。さらに
振動系統を2分割としたので、比較的小容量の2
つの振動系統を組合せて大容量化を図ることがで
き、共振コイルばね39,40,49,50の長
寿命化を図ることができる。
イツチ133を導通して駆動コイル4,5を交番
電力で付勢することにより、ピストン2,3は相
互に逆方向に往復運動して、流体の吸入、吐出作
用を行なう。この際、両ピストン2,3の運動方
向は相互に逆であるが、一方が吐出作用を行なつ
ているときには他方も吐出作用を行なつている。
そしてピストン2,3の運動による振動方向が相
互に逆であるので、振動が相互に打ち消される。
したがつて、ケーシング1に及ぼされる振動が極
めて軽微となり、ケーシング1を電気冷蔵庫など
に直接装着することが可能となり、ケーシングの
振動が外部に及ぼされることを防止するために従
来必要とされている容器を省略することができ、
小型化が可能となる。またケーシング1を外気に
て直接冷却することができる利点もある。さらに
振動系統を2分割としたので、比較的小容量の2
つの振動系統を組合せて大容量化を図ることがで
き、共振コイルばね39,40,49,50の長
寿命化を図ることができる。
両ピストン2,3の相互に逆方向の運動によ
り、吸入管84から吸入室82に吸入される流体
は吸入室82における膨張による消音作用につい
て吸引音に低減され、吸引孔85,86に分配さ
れて両低圧室14,15に導入される。両低圧室
14,15内における下部には、吸入室82から
導入される流体に同伴した潤滑油137が貯留さ
れており、この潤滑油137は支持部材22,2
3と一体的に往復運動するブレード板28,29
によつて低圧室14,15内に飛散される。この
飛散された潤滑油は、ピストン2,3の外面に均
一に付着し、それによつてピストン2,3とシリ
ンダ室69,70の内面との潤滑作用が果され、
両ピストン2,3の円滑な運動が維持される。
り、吸入管84から吸入室82に吸入される流体
は吸入室82における膨張による消音作用につい
て吸引音に低減され、吸引孔85,86に分配さ
れて両低圧室14,15に導入される。両低圧室
14,15内における下部には、吸入室82から
導入される流体に同伴した潤滑油137が貯留さ
れており、この潤滑油137は支持部材22,2
3と一体的に往復運動するブレード板28,29
によつて低圧室14,15内に飛散される。この
飛散された潤滑油は、ピストン2,3の外面に均
一に付着し、それによつてピストン2,3とシリ
ンダ室69,70の内面との潤滑作用が果され、
両ピストン2,3の円滑な運動が維持される。
低圧室14,15内の流体は、ピストン2,3
の吸入運動時にピストン2,3内および吸入弁7
9,80を経てシリンダ室69,70に導入さ
れ、さらにピストン2,3の吐出運動時に吐出弁
66,67を経て吐出弁室63に導入される。吐
出弁室63に吐出された流体は吐出孔90を介し
て高圧室89に流入する際に膨張してその吐出音
が低減され、さらに吐出管94を経て電気冷蔵庫
のコンデンサなどに導かれる。
の吸入運動時にピストン2,3内および吸入弁7
9,80を経てシリンダ室69,70に導入さ
れ、さらにピストン2,3の吐出運動時に吐出弁
66,67を経て吐出弁室63に導入される。吐
出弁室63に吐出された流体は吐出孔90を介し
て高圧室89に流入する際に膨張してその吐出音
が低減され、さらに吐出管94を経て電気冷蔵庫
のコンデンサなどに導かれる。
なお第5図に示すように、永久磁石16,17
の着磁方向を同一として駆動コイル4,5の巻き
方向を相互に逆方向とするようにしてもよい。こ
のようにしても、交番電流の半周期において駆動
コイル4,5に実線矢符で示すように相互に近接
する方向の磁力Fを作用させ、次の半周期に破線
矢符で示すように相互に逆方向の磁力Fを作用さ
せることができる。
の着磁方向を同一として駆動コイル4,5の巻き
方向を相互に逆方向とするようにしてもよい。こ
のようにしても、交番電流の半周期において駆動
コイル4,5に実線矢符で示すように相互に近接
する方向の磁力Fを作用させ、次の半周期に破線
矢符で示すように相互に逆方向の磁力Fを作用さ
せることができる。
また駆動コイル4,5を並列に接続して両駆動
コイル4,5を相互に逆方向に往復移動させるこ
ともできる。
コイル4,5を相互に逆方向に往復移動させるこ
ともできる。
以上のように本考案によれば、両端部が閉塞さ
れた円筒状のケーシング1内で永久磁石16,1
7とポールピース20,21との間に形成された
環状の間隙18,19に、交番電力で付勢される
駆動コイル4,5がケーシング1の軸方向往復移
動自在に配置され、前記駆動コイル4,5と実質
的に一体化されたピストン2,3を摺動自在に遊
嵌するためのシリンダ部51,52を有する部材
13がケーシング1に一体的に設けられ、前記シ
リンダ部51,52を有する部材13には、吐出
弁66,67と、該吐出弁66,67を閉弁する
方向に付勢する押圧コイルばね6と、前記吐出弁
66,67を案内するライナ62とを収納する吐
出弁室63が前記シリンダ部51,52のシリン
ダ室69,70と同心に形成されるとともに、前
記吐出弁66,67の側方で該吐出弁室63に連
通する高圧室89が形成される振動圧縮機におい
て、前記ライナ62は、両端を開放した中空円筒
状に形成されるとともに、その軸線方向全長に亘
スリツト88を有して前記吐出弁室63の内周壁
に圧接嵌合され、その吐出弁室63の内周壁に
は、前記ライナ62の外周面をその全周に亘つて
囲繞する環状溝87が凹設され、その環状溝87
は前記高圧室89に連通されるので、弾性収縮変
形させたライナ62を吐出弁室63の内周壁に単
に嵌装するだけでライナ62のセツトを完了する
ことができ、しかもそのライナ62のセツトと同
時にライナ62内部をスリツト88および環状溝
87を介して高圧室89に連通させることができ
て、全体として組立が簡単である。またライナ6
2に弾性を付与するためのスリツト88を流体通
路にそのまま利用できるので、ライナ62に面倒
な小孔の穿設加工を施す必要はなく、その上、そ
のライナ62をどのように吐出弁室63に挿入し
てもライナ62内部と環状溝87との間をスリツ
ト88を介して常に確実に連通させることができ
るから、ライナ62に対する回転方向の位置決め
手段が全く不要であり、以上の結果、全体として
構造が極めて簡単でコストの低減に寄与し得る。
さらにスリツト88は環状溝87の幅一杯に該溝
87に対し広く開口するので、ライナ62内外を
通過する流体が大きな絞り抵抗を受ける惧れがな
く、圧縮機の効率アツプに寄与し得る。
れた円筒状のケーシング1内で永久磁石16,1
7とポールピース20,21との間に形成された
環状の間隙18,19に、交番電力で付勢される
駆動コイル4,5がケーシング1の軸方向往復移
動自在に配置され、前記駆動コイル4,5と実質
的に一体化されたピストン2,3を摺動自在に遊
嵌するためのシリンダ部51,52を有する部材
13がケーシング1に一体的に設けられ、前記シ
リンダ部51,52を有する部材13には、吐出
弁66,67と、該吐出弁66,67を閉弁する
方向に付勢する押圧コイルばね6と、前記吐出弁
66,67を案内するライナ62とを収納する吐
出弁室63が前記シリンダ部51,52のシリン
ダ室69,70と同心に形成されるとともに、前
記吐出弁66,67の側方で該吐出弁室63に連
通する高圧室89が形成される振動圧縮機におい
て、前記ライナ62は、両端を開放した中空円筒
状に形成されるとともに、その軸線方向全長に亘
スリツト88を有して前記吐出弁室63の内周壁
に圧接嵌合され、その吐出弁室63の内周壁に
は、前記ライナ62の外周面をその全周に亘つて
囲繞する環状溝87が凹設され、その環状溝87
は前記高圧室89に連通されるので、弾性収縮変
形させたライナ62を吐出弁室63の内周壁に単
に嵌装するだけでライナ62のセツトを完了する
ことができ、しかもそのライナ62のセツトと同
時にライナ62内部をスリツト88および環状溝
87を介して高圧室89に連通させることができ
て、全体として組立が簡単である。またライナ6
2に弾性を付与するためのスリツト88を流体通
路にそのまま利用できるので、ライナ62に面倒
な小孔の穿設加工を施す必要はなく、その上、そ
のライナ62をどのように吐出弁室63に挿入し
てもライナ62内部と環状溝87との間をスリツ
ト88を介して常に確実に連通させることができ
るから、ライナ62に対する回転方向の位置決め
手段が全く不要であり、以上の結果、全体として
構造が極めて簡単でコストの低減に寄与し得る。
さらにスリツト88は環状溝87の幅一杯に該溝
87に対し広く開口するので、ライナ62内外を
通過する流体が大きな絞り抵抗を受ける惧れがな
く、圧縮機の効率アツプに寄与し得る。
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は本考案の一実施例の全体縦断面図、第2図は
第1図の仕切部材13とその付近を拡大して示す
縦断面図、第3図は第2図の−線断面図、第
4図は第1図の永久磁石16,17の着磁方向お
よび駆動コイル4,5の巻き方向を簡略化して示
す回路図、第5図は永久磁石16,17の着磁方
向および駆動コイル4,5の巻き方向の他の例を
簡略化して示す回路図である。 1……ケーシング、2,3……ピストン、4,
5……駆動コイル、16,17……永久磁石、1
8,19……間隙、20,21……ポールピー
ス、39,40,49,50……共振コイルば
ね、51,52……シリンダ部、62……ライ
ナ、63……吐出弁室、66,67……吐出弁、
68……押圧コイルばね、69,70……シリン
ダ室、87……環状溝、88……スリツト、90
……吐出孔。
図は本考案の一実施例の全体縦断面図、第2図は
第1図の仕切部材13とその付近を拡大して示す
縦断面図、第3図は第2図の−線断面図、第
4図は第1図の永久磁石16,17の着磁方向お
よび駆動コイル4,5の巻き方向を簡略化して示
す回路図、第5図は永久磁石16,17の着磁方
向および駆動コイル4,5の巻き方向の他の例を
簡略化して示す回路図である。 1……ケーシング、2,3……ピストン、4,
5……駆動コイル、16,17……永久磁石、1
8,19……間隙、20,21……ポールピー
ス、39,40,49,50……共振コイルば
ね、51,52……シリンダ部、62……ライ
ナ、63……吐出弁室、66,67……吐出弁、
68……押圧コイルばね、69,70……シリン
ダ室、87……環状溝、88……スリツト、90
……吐出孔。
Claims (1)
- 両端部が閉塞された円筒状のケーシング1内で
永久磁石16,17とポールピース20,21と
の間に形成された環状の間隙18,19に、交番
電力で付勢される駆動コイル4,5がケーシング
1の軸方向往復移動自在に配置され、前記駆動コ
イル4,5と実質的に一体化されたピストン2,
3を摺動自在に遊嵌するためのシリンダ部51,
52を有する部材13がケーシング1に一体的に
設けられ、前記シリンダ部51,52を有する部
材13には、吐出弁66,67と、該吐出弁6
6,67を閉弁する方向に付勢する押圧コイルば
ね68と、前記吐出弁66,67を案内するライ
ナ62とを収納する吐出弁室63が前記シリンダ
部51,52のシリンダ室69,70と同心に形
成されるとともに、前記吐出弁66,67の側方
で該吐出弁室63に連通する高圧室89が形成さ
れる振動圧縮機において、前記ライナ62は、両
端を開放した中空円筒状に形成されるとともに、
その軸線方向全長に亘るスリツト88を有して前
記吐出弁室63の内周壁に圧接嵌合され、その吐
出弁室63の内周壁には、前記ライナ62の外周
面をその全周に亘つて囲繞する環状溝87が凹設
され、その環状溝87は前記高圧室89に連通さ
れることを特徴とする、振動圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2032883U JPS59126189U (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | 振動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2032883U JPS59126189U (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | 振動圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59126189U JPS59126189U (ja) | 1984-08-24 |
| JPH0124384Y2 true JPH0124384Y2 (ja) | 1989-07-24 |
Family
ID=30151458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2032883U Granted JPS59126189U (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | 振動圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59126189U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5726061Y2 (ja) * | 1978-05-08 | 1982-06-07 |
-
1983
- 1983-02-15 JP JP2032883U patent/JPS59126189U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59126189U (ja) | 1984-08-24 |
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