JPH0124515Y2 - - Google Patents

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JPH0124515Y2
JPH0124515Y2 JP1985094612U JP9461285U JPH0124515Y2 JP H0124515 Y2 JPH0124515 Y2 JP H0124515Y2 JP 1985094612 U JP1985094612 U JP 1985094612U JP 9461285 U JP9461285 U JP 9461285U JP H0124515 Y2 JPH0124515 Y2 JP H0124515Y2
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alcohol
heat generating
solid
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heat
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、低級アルコールを蒸散可能な形態で
固形化した固形アルコールを適用して無点火状態
で発熱させる装置の改良に関する。 [従来の技術] 従来、メチルアルコールなどのアルコール蒸気
を常温で発散させ、この発散するアルコール蒸気
を空気の存在下に白金などの触媒に接触させて酸
化し、熱を生じさせる装置が存在する。 この従来装置に於いて、アルコール蒸気の発生
源としては、ステアリン酸ソーダ、パルチミン酸
ソーダなどの高級脂肪酸塩によりゲル化された固
形アルコールが使用されてきた。 [考案が解決しようとする問題点] 上記した従来装置では、第3図に示すように、
高級脂肪酸塩によりなる固形アルコール13は受
器11内にてその含有するアルコール蒸気a′を表
面から発散させる。この発散過程に於いて、アル
コール液の消失部分では高級脂肪酸塩の固体被膜
13Aが層をなして生じることになり、含有され
るアルコール液部13Bは固体被膜13A…の各
層内部に存在する形態の固形アルコール13′に
変化する。このためこの固形アルコール13′で
はアルコールの蒸散は固体被膜13A…が障害と
なり経時的にその量が大きく変化することにな
る。 また上記したアルコールの蒸散量の不安定性
は、直接的に当該装置での発熱量に影響すること
になる。従つて、従来装置は発熱装置としては極
めて不完全なものであつたということができる。 本考案は上記従来装置での欠点を解消し、発熱
量が比較的高くかつ長時間に亘つて安定した熱量
を生じさせる無点火発熱装置を使用に際して安全
でまた極めて簡単な構成で提供することを目的と
する。 [問題点を解決するための手段] 本考案では上記の目的を達成するため無点火発
熱装置について次の構成を採用した。即ち、低級
アルコールを蒸散させる固形アルコールと、この
固形アルコールからのアルコール蒸気が接触する
ように配設された触媒体と、この触媒体と連設さ
れた発熱板とによりなる装置に於いて、前記固形
アルコールが、低級アルコールをジベンジリデン
−D−ソルビトールによりゲル化してなるもので
ある構成を特徴とする。 [作用] 上記したように本考案の無点火発熱装置ではそ
の配設される固形アルコールはメチルアルコー
ル、エチルアルコールなどをジベンジリデン−D
−ソルビトール(C6H10(=CHC6H5))によりゲ
ル化してなるものであ。このゲル化剤としてのジ
ベンジリデン−D−ソルビトールの性状は白色粉
末状であり、本考案での固形アルコールはこの白
色粉末をアルコール液に1〜5重量%の割合で添
加して加熱溶解し、その後強制冷却することによ
つて得られるものである。 この本考案での固形アルコールでは、その含有
するアルコールの蒸散は空気流が作用する場合に
あつても適当に抑制されると共に、そのアルコー
ル蒸気の発散量が長時間安定化したものとなる。 [実施例] 次に本考案の実施例を説明する。 実施例での無点火発熱装置1を第1図に斜視図
で示す。 この発熱装置1はケース2と、このケース2の
頂面上に配設された発熱板7と、ケース2内であ
つてこの発熱板7の下方に連設された触媒体9
と、ケース2内であつてこの触媒体9の下方位置
にアルコール蒸気が発散できるように配された固
形アルコール12とによりなる。 さらに詳しくは、ケース2の側壁上には収容す
る固形アルコール12の上縁近傍位置に吸気孔4
…としての網目孔を有する網材3を張設してあ
り、またこのケース2の上部には、上下に沿つて
側壁に及ぶ長透孔である排気孔5…が穿たれてな
り、またその頂面には発熱板7を嵌設できる開口
部6を有する。 発熱板7はこの開口部6内に嵌設されるが、こ
の開口部6の径方向に突設された突縁6′上に係
止固定されている。 このように係止固定されている発熱板7の下面
には支持杆8…の一端が夫々接合され、これらの
各支持杆8…の他端には支持枠8′が接合されて
おり、この支持枠8′により触媒体9が支持され
ている。 この触媒体9は、上下方向に沿つて貫通状に形
成された多数の通気孔10…を有するハニカム形
状を呈し、このハニカム形状の各面上に白金の薄
層が触媒として形成されることによつてなる。 またケース2の底部2′は開閉自在であり、こ
の底部2の上面上には触媒体9の下方位置にある
ように上部が開放された受器11が配設され、こ
の受器11内に固形アルコール12が収容配置さ
れている。 上記した構成の発熱装置1に於いて、固形アル
コール12の表面からはアルコール蒸気aがケー
ス2内に存在する空気中に発散され、この発散さ
れたアルコール蒸気aは触媒体9面に接触するこ
とにより酸化されて熱を起生する。この起生熱に
よりケース2内では上昇気流が生じて吸気孔4…
から外部空気による流入気流b…を得る。この流
入気流b…により固形アルコール12からのアル
コール蒸気aの発散が安定的に促進される。 このアルコール蒸気aは流入気流b…と共に触
媒体9面さらには各通気孔10…内に流入して触
媒部分に接触して酸化され熱dを起生する。この
起生熱dは熱気流Cさらには支持杆8を介して発
熱板7に伝導される。またこの熱気流C…は排気
孔5…から排出される。 上述した本考案に係る発熱装置1での発熱過程
に於いて、固形アルコール12には、第2図に示
すように、アルコール蒸気aの発散に従つてゲル
化剤であるジベンジリデン−D−ソルビトールに
よる固体被膜12Aが生じるが、この固体被膜1
2Aでは残留するアルコール液部12Bが常に隣
接して浸出する形態12′で推移して変化するよ
うに観察され、従つて含有されるアルコールの蒸
散が安定的になされるものであると考えられる。 次に本考案に係る発熱装置1による各種のテス
ト結果を説明する。 次の第1表には、縦、横、高さ33×33×20(mm)
に切断して得られれた固形アルコール(なお、ジ
ベンジリデン−D−ソルビトールの添加量は2重
量%であり、メチルアルコール含有量が97重量%
である。)についてのNo.(1)〜(4)試料に関し、常温
下に於ける、各試料中の含有アルコールの消費量
及び発熱板7上での110℃以上継続時間を示す。
なお、温度は熱電対を発熱板7面中央位置に貼り
付けることによつて測定した。
【表】 上掲の第1表に示すように、本考案に係る発熱
装置では、含有アルコールについて平均約80重量
%に及ぶ消費が得られ、また発熱板7に於ける
110℃以上の継続時間が単位固形アルコール当り
平均約8.5時間に及ぶものであることを確認する
ことができる。 次に、発熱状態に関し、本考案に係る発熱装置
による場合と従来の発熱装置による場合とを比較
した結果を第2表に示す。
【表】 この表に示した結果のテスト条件は前記第1表
に示したテストでの条件と同じくした。第2表中
(イ)及び(ロ)は本考案に係る発熱装置によるもので、
(イ)はベンジリデン−D−ソルビトールの添加量が
2重量%で、(ロ)は同2.5重量%で夫々調製した固
形アルコール(メチルアルコールを97重量%含
有)が適用された場合の結果であり、また(ハ)は従
来装置によるもので、ステアリン酸ソーダ及びパ
ルチミン酸ソーダの高級脂肪酸塩により固化した
固形アルコール(メタノール90重量%含有)が適
用された場合の結果である。 第2表による結果から含有アルコールの消費量
及び発熱板7に於ける110℃以上継続時間に関し、
本考案に係る発熱装置による場合優れた結果を得
ることができることを確認することができる。ま
た標準偏差値は夫々4例行つたテスト結果の110
℃継続時間値のバラツキを示すものであり、本考
案による場合そのバラツキが少なく安定してい
る。 次に本考案に係る発熱装置と従来の発熱装置と
に於ける発熱温度特性の比較図を第4図に示す。
この図中のXは本考案に係る発熱温度の特性曲線
の一例であり、Y及びZは従来の発熱装置による
発熱温度の特性曲線の例である。なお、この場合
のテストは第2表に係るテスト条件と同一であ
る。 この第4図から、従来装置による発熱温度特性
は各テストごとにバラツキが大きく、かつ発熱温
度の定温性が悪いのに対し、本考案の装置ではい
ずれのテストに於いても特性曲線Xに、ほぼ一致
しており、またその定温性も約7時間に亘つて高
温に維持されることを確認することができる。 [考案の効果] 上述したように、本考案によれば、その発熱状
態が高温(約150℃)かつ一定温度にて長時間に
亘り維持されるものであるから、料理用ホツトプ
レート、蛟取剤蒸散用発熱器などへの有効利用を
可能とし、また使用する固形アルコールでのアル
コール消費量が高いことから経済的であるなどの
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図…本考案に係る無点火発熱装置の縦断面
図、第2図…同固形アルコールの蒸散過程を説明
する縦断面図、第3図…従来装置に於ける固形ア
ルコールの蒸散過程を説明する縦断面図、第4図
…発熱温度の特性曲線を示すグラフ。 図面符号の説明、1……発熱装置、7……発熱
板、9……触媒体、12……固形アルコール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低級アルコールを蒸散させる固形アルコール
    と、この固形アルコールからのアルコール蒸気が
    接触するように配設された触媒体と、この触媒体
    と連設された発熱板とによりなる装置に於いて、
    前記固形アルコールが、低級アルコールをジベン
    ジリデン−D−ソルビトールによりゲル化してな
    るものである構成を特徴とする無点火発熱装置。
JP1985094612U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPH0124515Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985094612U JPH0124515Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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JPS622972U JPS622972U (ja) 1987-01-09
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