JPH01272646A - 射出成形用オレフィン樹脂組成物 - Google Patents

射出成形用オレフィン樹脂組成物

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JPH01272646A
JPH01272646A JP63277262A JP27726288A JPH01272646A JP H01272646 A JPH01272646 A JP H01272646A JP 63277262 A JP63277262 A JP 63277262A JP 27726288 A JP27726288 A JP 27726288A JP H01272646 A JPH01272646 A JP H01272646A
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白木 武
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村岡 教治
Kunie Hiroshige
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、射出成形用オレフィン樹脂組成物に関するも
ので、より詳細には超高分子量ポリエチレンを含有し、
射出成形が可能で、優れた摺動性、耐摩耗性と改善され
た耐熱性及び剛性との組合せを有する射出成形用オレフ
ィン樹脂組成物に関する。
(従来の技術) 超高分子量ポリエチレンは、汎用のポリエチレンに比べ
耐衝撃性、耐摩耗性、耐藁品性、引張強度等に優れてお
り、エンジニアリングプラスチックとしてその用途が拡
がりつつある。しかしながら、超高分子量ポリエチレン
は汎用のポリエチレンに比較して溶融粘度が極めて高(
流動性が悪いため、通常の押出成形や射出成形によって
成形することは非常に難しく、その殆どは圧縮成形によ
って成形されており、一部ロット等が極めて低速で押出
成形されているのが現状であった。
(発明が解決しようとする問題点) かかる溶融流動性に劣る超高分子量ポリエチレンを通常
の射出成形法によって成形すると、金型キャビティ内に
樹脂が充填される過程で剪断破壊流を生じ、成形品は雲
母状に層状剥離を起こし、超高分子量ポリエチレンの優
れた特性を発揮する成形品が得られないばかりか、むし
ろ汎用のポリエチレン成形品にも劣るという結果になる
のが常であった。
本発明者等は先に、135℃デカリン溶媒中で測定した
極限粘度が10〜40dl/gである超高分子量ポリエ
チレンと、前記極限粘度が超高分子量ポリエチレンより
も低い低分子量乃至高分子量ポリエチレンとを含有し、
超高分子量ポリエチレンは両者の合計量当り15乃至4
0重量%の量で存在し、且つ全体で測定して3.5〜1
5dl/gの極限粘度[η]Cと4.5kg−car以
下の溶融トルクTとを有するオレフィン樹脂組成物は、
超高分子量ポリエチレンが有する優れた摺動性、iit
摩耗性、耐衝撃性、耐薬品性、引張強度等を実質上保持
しながら、汎用の射出成形機を用いて容易に成形し得る
ことを見出した。
本発明者等は、このオレフィン樹脂組成物に。
一定量の微粒子無機充填剤を配合するときには。
前記オレフィン樹脂組成物の最大の特徴である摺動特性
の(1)摩耗係数、(2)動摩擦係数、(3)限界Pv
値を実質上損うことなしに、耐熱性、剛性及び成形性を
向上させ得ることを見出した。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、135℃デカリン溶媒中で測定した極
限粘度がlO〜40 dl/gである超高分子量ポリエ
チレンと、前記極限粘度が超高分子量ポリエチレンより
も低い低分子量乃至高分子量ポリエチレンとを含有し、
超高分子量ポリエチレンンは両者の合計量当りI5乃至
40重量%の量で存在し、且つ全体で測定して3.5〜
15dl/gの極限粘度[η] eと4.5kg−cm
以下の溶融トルクTとを有する該オレフィン樹脂組成物
と、該オレフィン樹脂組成物当り5乃至70重量%の微
粒子無機充填剤とを含有することを特徴とする射出成形
用オレフィン樹脂組成物が提供される。
(作 用) 本発明の組成物において、超高分子量ポリエチレンは、
低い摩耗係数、低い動摩擦係数及び高い限界PV値等の
優れた摺動特性を有し且つ耐衝撃性、引張り強度、耐薬
品性等にも優れていることから、必須不可欠の成分であ
るにの超高分子量ポリエチレンは135℃デカリン溶媒
中で測定した極限粘度(以下極限粘度とはこの測定法に
よるものを意味する)[η] UがlO〜40 dl/
g、特に15〜35 dl/gの範囲にあることも重要
である。[η]Uが上記範囲よりも小さいと摺動特性や
機械的性質が上記範囲内にあるものに比して劣るように
なり、一方[η]Uが上記範囲よりも大きくなると、以
下に述べる成分との組合せで用いた場合にさえ、射出成
形性が低下し、成形品としたときの外観不良、フローマ
ークの発生等が生じ、且つ層状剥離等が発生し易くなる
等耐摩耗性に劣る。
本発明で用いる極限粘度が超高分子量ポリエチレンより
も低い低分子量乃至高分子量ポリエチレンは、超高分子
量ポリエチレンに射出成形性を与えるために必須不可欠
の成分である。組成物全体の極限粘度及び溶融トルクを
本発明で規定した範囲内とするには、後で詳述する方法
で求めた極限粘度[q] 7が一般に0.1〜5 di
/g、特に0.5〜3 di/gの範囲にあるのがよい
。[Q]、が上記範囲よりも小さいと射出成形品の表面
にブリードする等の不都合を生じ易く、一方上記範囲を
越えて大きくなると、溶融流動性が低下して、組成物全
体の成形性が低下する傾向がある。
本発明では、上記超高分子量ポリエチレンと低分子量乃
至高分子量ポリエチレンとを、一定の条件のもとに組成
物とすることにより、この組成物に優れた射出成形能を
付与しながら、しかも低い摩擦係数及び摩耗係数並びに
高い限界Pv値を有するようにすることができる。先ず
、オレフィン樹脂組成物全体当り超高分子量ポリエチレ
ンはl5乃至40重量%、特に20乃至35重量%の量
で存在するべきである。超高分子量ポリエチレンの量が
上記範囲よりも少ない場合には、上記範囲内にあるもの
に比して摩擦係数や耐摩耗性等が劣るようになる。また
、この量が上記範囲よりも多いと、成形性が低下し、層
状剥離を生じる等耐摩耗性が低下する。
次に、このオレフィン樹脂組成物は、全体として3.5
〜15dl/g、特に4.0〜1odl/gの極限粘度
[η1cを有するべきである。即ち、この[η] Cが
上記範囲よりも低いと、上記範囲内にあるものに比して
、動摩擦係数、耐摩耗性が劣るようになり、上記範囲よ
りも高いと、成形性が低下し、耐摩耗性も低下するよう
になる。本明細書の溶融トルクTとは、 JsAキュラ
ストメーター(命中機械工業KK製)を用いて、温度2
40℃、圧力5 kg/cm”、振巾±3°、振動数6
 CPMの条件で測定された値であり、溶融トルクTが
4.5kg−amを越えるものは通常のスクリューに喰
い込まず、汎用の射出成形機では射出成形不能であるこ
とから、■は4.5 kg−cm以下であるべきである
本発明の組成物は、上記オレフィン樹脂組成物に、微粒
子無機充填剤を配合したものから成る。
即ち、上記オレフィン樹脂組成物に、該組成物当り5乃
至70重量%、好適には】0乃至30重量%の微粒子無
機充填剤を配合することにより、射出成形品の耐熱性及
び剛性の向上や、射出成形性の向上が、前記オレフィン
樹脂組成物が本来有する摺動特性を損うことなしに可能
となる。
一般に、プラスチック成形品には、増量の目的で、或い
は耐衝撃性、耐熱性、耐摩耗性、電気絶縁性等の向上の
目的で充填剤を配合することが広く行われている。しか
しながら、本発明における超高分子量ポリエチレン−低
分子量乃至高分子量ポリエチレン組成物と微粒子無機充
填剤との組合せでは、熱変形温度で言って約40℃以上
にも達する耐熱性向上と、曲げ弾性率で言って約2倍に
も達する剛性の向上とが得られ、しかもこれらの特性の
予想外の向上は、上記オレフィン組成物を有するfil
低摩耗係数、 (2)低動摩擦係数及び(3)高限界P
v値という優れた摺動特性を実質上損うことなしに可能
となるのである。
更に、特定のすレフイン樹脂組成物に微粒子無機充填剤
を配合することにより、射出成形品の寸法安定性が向上
し、また射出成形品に発生し易い所謂「ヒケ」や「ソリ
」が減少して、成形品の外観特性や機械的精度が向上し
、更に成形サイクルを短縮し得る等、成形性の点で顕著
な利点も得られる。
充填剤の配合量が前記範囲にあることも重要であり、前
記範囲よりも少ないと、範囲内にあるものに比して、耐
熱性、剛性及び成形性の改善の程度が少なく、上記範囲
よりも多いと、溶融流動性が低下して射出成形性が悪く
なり、また成形品の摺動特性も低下するようになる。
(発明の好適態様) オレフィン:′組成物 本発明に用いる超高分子量ポリエチレン及び低分子量乃
至高分子量ポリエチレンは、エチレンの単独重合体又は
エチレンを主成分とするエチLノンと他のα−オレフィ
ン、例えばプロピレン、l−ブテン、l−ペンテン、l
−ヘキセン、1−オクテン、l−デセン、1−ドデセン
、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテ
ン等との共重合体である。
本発明に用いるオレフィン樹脂組成物は、前述した超高
分子量ポリエチレンと低分子量乃至高分子量ポリエチレ
ンとを上記置割合いで配合し、溶融混練することによっ
ても製造することができるが、両成分の均質な組成物を
形成するという見地から、多段重合法で製造することが
特に望ましい。即ち、高活性固体状チタン系触媒成分及
び有機アルミニウム化合物触媒成分から成るチーグラー
型触媒の存在下に且つ水素の非存在下にエチレンを主体
とするオレフィンを重合させて超高分子量ポリエチレン
を生成させ、次いで水素の存在下に該オレフィンを重合
させて低分子量乃至高分子量ポリエチレンを生成させる
。高活性固体状チタン系触媒はマグネシウム、チタン及
びハロゲンを必須成分とするものが好ましい。
使用される特定のチーグラー型触媒は、基本的には固体
状チタン触媒成分と有機アルミニウム化合物触媒成分か
ら形成される特定の性状の触媒である。該固体状チタン
触媒成分としては、たとえば粒度分布が狭く、平均粒径
が0.01乃至5μ程度であって、微小球体が数個固着
したような高活性微粉末状触媒成分を用いるのが好適で
ある。かかる性状を有する高活性微粉末状チタン触媒成
分は、例えば特開昭56−81)号公報で開示の固体状
チタン触媒成分において、液状状態のマグネシウム化合
物と液状状態のチタン化合物を接触させて固体生成物を
析出させる際に析出条件を厳密に調整することによって
製造することができる。
例えば、該公報開示の方法において、塩化マグネシウム
と高級アルコールとを溶解した炭化水素溶液と、四塩化
チタンとを低温で混合し、次いで50乃至100℃程度
に昇温して固体生成物を析出させる際に、塩化マグネシ
ウム1モルに対し、0、旧乃至0.2モル程度の微量の
モノカルボン酸エステルを共存させるとともに強力な撹
拌条件下に該析出を行うものである。さらに必要ならば
四塩化チタンで洗浄してもよい。かくして、活性、粒子
状共に満足すべき固体触媒成分を得ることができる。か
かる触媒成分は、例えばチタンを約l乃至約6重量%程
度含有し、ハロゲン/チタン(原子比)が約5乃至約9
0.マグネシウム/チタン(原子比)が約4乃至約50
の範囲にある。
また、上記の如くして調製した該固体状チタン触媒成分
のスラリーを高速で剪断処理することにより得られる粒
度分布が狭く、平均粒径が通常0、Ol乃至5μ、好ま
しくは0.05乃至3μの範囲の微小球体も高活性微粉
末状チタン触媒成分として好適に用いられる。高速剪断
処理の方法としては、具体的にはたとえば不活性ガス雰
囲気中で固体状チタン触媒成分のスラリーを市販のホモ
ミキサーを用いて適宜時間処理する方法が採用されてい
る。その際触媒性能の低下防止を目的として、あらかじ
めチタンと当モル量の有機アルミニウム化合物を添加し
ておく方法を採用することもてきる。さらに、処理後の
スラリーを篩いで濾過し、粗粒を除去する方法を採用す
ることもできる。これらの方法によって、前記微小粒径
の高活性微小粉末状チタン触媒成分が得られる。
有機アルミニウム化合物触媒成分としては、例えばトリ
エチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムのよ
うなトリアルキルアルミニウム、ジエチルアルミニウム
クロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリドのような
シアルミニウムクロリド、エチルアルミニウムセスキク
ロリドのようなアルキルアルミニウムセスキクロリド、
あるいはこれらの混合物が好適に用いられる。
該超高分子ポリエチレンを生成させる重合工程では、触
媒として高活性チタン触媒成分(Al を例えば媒体I
I2当たりのチタン原子として約o、ooi乃至約20
ミリグラム原子、とくに約0.005乃至約20ミリグ
ラム原子、有機アルミニウム化合物触媒成分(B)を、
Al/Ti  (原子比)が約o、i乃至約1000、
とくに約1乃至約500となるような割合で使用するの
がよい。前記超高分子量ポリエレンを生成させる重合工
程の温度は通常約−20乃至約120℃、好ましくは約
O乃至約100℃、とくに好ましくは約5乃至約95℃
の範囲である。また、重合反応の際の圧力は、前記温度
で液相重合又は気相重合が可能な圧力範囲であり、例え
ば大気圧乃至約100 kg/c+s”、好ましくは大
気圧乃至約50 kg/c+a”の範囲である。また−
重合工程における重合時間は、超高分子ポリエチレンの
生成量が該高活性チタン触媒成分中のチタン1ミリグラ
ム原子当り約i 000g以上、好ましくは約2000
g以上となるように設定すればよい。また、該重合工程
において、前記超高分子量ポリエチレンを生成させるた
めには、該重合反応を水素の不存在下に実施するのが好
ましい、さらには、該重合反応を実施後、重合体を不活
性媒体雰囲気下で一旦単離し、保存しておくことも可能
である。
該超高分子量ポリエチレンを生成させる重合工程におい
て使用することのできる不活性媒体としては、例えばプ
ロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、デカン、灯油などの脂肪族炭化水素二ジクロペン
タン、シクロヘキサンなどの脂環族炭化水素:ベンゼン
、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素二ジクロル
エタン、メチレンクロリド、クロルベンゼンなどのハロ
ゲン化炭化水素:あるいはこれらの混合物などを挙げる
ことができる。とくに脂肪族炭化水素の使用が望ましい
本発明のオレフィン樹脂組成物の製造には、前記超高分
子量ポリオレフィンを生成させる重合工程以外の他の重
合工程においては水素の存在下に残余のオレフィンの重
合反応が実施される。
前記超高分子量ポリオレフィン生成重合工程以外の重合
工程における水素の供給割合は当該各重合工程に供給さ
れるオレフィン1モルに対して通常は0.Ol乃至50
モル、好ましくは0.05乃至30モルの範囲である。
前記超高分子量ポリオレフィン生成重合工程以外の重合
工程における重合槽内の重合生成液中の各触媒成分の濃
度は1重合容積II!、当り、前記処理した触媒をチタ
ン原子に換算して約0.001乃至約0.1ミリグラム
原子、好ましくは約0.005乃至約G、1ミリグラム
原子とし、重合系のAl/Ti (原子比)が約1乃至
1000、好ましくは約2乃至約500となるように調
製するのが好ましい。そのために必要に応じ、有機アル
ミニウム化合物触媒成分+8)を追加使用することがで
きる。重合系には、他に分子量、分子量分布等を調節す
る目的で水素・電子供与体、ハロゲン化炭化水素などを
共存させてもよい。
重合温度はスラリー重合、気相重合が可能な温度範囲で
、かつ約40℃以上、より好ましくは約50乃至約10
0℃の範囲が好ましい、また、重合圧力は、例えば大気
圧乃至約100 kg/cm”、とくには大気圧乃至約
50 kg/cn+”の範囲が推奨できる。そして重合
体の生成量が、チタン触媒成分中のチタン1ミリグラム
原子当り約1000g以上、とくに好ましくは約500
0g以上となるような重合時間を設定するのがよい。
上記多段重合法で得られるオレフィン樹脂組成物中に含
まれる低分子量乃至高分子量ポリエチレンの極限粘度[
η] hを直接束めることはできないが、超高分子量ポ
リエチレンの密度をDu、組成比W1、低分子量乃至高
分子量ポリエチレンの密度をり。、組成比をW2、組成
物の密度をDCとすると、 の関係式が成立するので、この式(1)から低分子量乃
至高分子量ポリエチレンの密度りわが求められ、この密
度りいからDhとl対lの対応のあるMFR(メルトフ
ローレート)及びMFRからこれから1対1の対応関係
にある[η]l、が求められる。
尚、前述した調製法では、−段目で超高分子ポリエチレ
ンへの重合を行い、二段目以降で低分子量乃至高分子量
ポリエチレンへの重合を行っているが、逆の順序の重合
も可能であることが理解されるべきである。
飲扛王ヱ員五]1 本発明において使用する微粒子無機充填剤としては、乾
式性非晶質シリカ(エアロジル)、湿式性非晶質シリカ
(ホワイトカーボン)、結晶性シリカ(クリストバライ
ト、りオルツ)、ケイソウ土等のシリカ類;アルミナ(
α−アルミナ)、水酸化アルミニウム乃至アルミナゲル
(ギブサイト、ベーマイト)等のアルミナ類;合成ケイ
酸アルミずニウム(非晶質)や天然ケイ酸アルミニウム
(カオリン、焼成カオリン)等のケイ酸アルミニウム:
天然ケイ酸マグネシウム(タルク)や合成ケイ酸マグネ
シウム、合成塩基性ケイ酸マグネシウム:天然又は合成
のスメクタイト族粘土鉱物(ベントナイト、モンモリロ
ナイト);合成アルミノケイ酸塩(ゼオライト):炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム等のアル
カリ土類金属塩−酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム等が挙げられる。
本発明に用いる微粒子無機充填剤は、一般に0.1乃至
30um、特に0.5乃至10gmのメジアン径(コー
ルタ−カウンター法)を有することが望ましい。
特に望ましい微粒子無機充填剤は滑沢剤として知られて
いるもの、例えばタルク、酸化マグネシウム、ケイ酸ア
ルミニウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム等であ
る。
粧弐惣 本発明の組成物では、オレフィン樹脂組成物中に前記微
粒子無機充填剤が可及的に微細に且つ一様に分散されて
いることが必要である。このような微細分散は、前記オ
レフィン樹脂組成物と微粒子無機充填剤とを、−軸又は
二軸の押出混練機に供給し、溶融混練することにより達
成される。勿論、この混練に際して公知のオレフィン樹
脂用配合剤、例えば酸化防止剤、離型剤、顔料等を公知
の処方に従って配合することができる。
ブレンド物の成形は、汎用の射出成形機を用いて行うこ
とができるのが顕著な利点である。射出成形条件は、特
に限定されないが、一般に200乃至290℃のシリン
ダー温度及び1000乃至4000 kg/cn+2の
射出圧で行うのがよい。射出成形は、勿論、−段或いは
多段で行うことも可能である。
本発明の組成物は、摺動性能が要求される各種機械部品
、例えば各種軸受、ギア、カム、摺動子、ローラー、リ
ール、シリンダー、ピストン、等の用途に有用である。
(発明の効果) イ本発明の組成物では、超高分子量ポリエチレンと低分
子量乃至高分子量ポリエチレンとの特定の組成物を母材
としていることにより、超高分子ポリエチレンが本来有
する特性を保全しながら、機械的部品等への精度の高い
加工が可能となるばかりではなく、この組成物に微粒子
無機充填剤を一定の量比で配合することにより、前記オ
レフィン樹脂組成物の有する低い摩耗係数、低い動摩擦
係数、及び高い限界Pv値を実質上損うことなしに、熱
変形温度を向上させ、曲げ弾性率を向上させ、「ヒケ]
及び「ソリ」を解消させる等、耐熱性、剛性及び成形性
の顕著な向上が得られた。
(実施例) 本発明の組成物を実施例によって具体的に説明する。
なお、実施例に用いたオレフィン樹脂組成物の製造を以
下に示す。
オレフ ン 2 [触媒調整] 無水塩化マグネシウム47.6g (0,5mol )
 、デカン口、25βおよび2−エチルヘキシルアルコ
ール0.2342 (1,5n+ol )を、130℃
で2時間加熱反応を行い均一溶液とした後、安息香酸エ
チル7.4 ml (50ml1al)を添加したにの
均一溶液を一5℃に保持した。1.5βのTlCl4に
1時間にわたって撹拌子滴下した。使用した反応器はガ
ラス製3I2のセパラブルフラスコで攪拌速度は950
rp+mとした。適下後90℃に昇温し、90℃で2時
間の反応を行った0反応終了後、固体部を濾過にて採取
し、更にヘキサンにて十分に洗浄し、高活性微粉末状チ
タン触媒成分を得た。該触媒成分は、3.8 wt%の
チタン原子を含んでいた。
[重 合] 内容積22C1!の重合槽2基を直列に連結した連続2
段重合装置を使用して連続重合を行った。
該連続2段重合装置の第1段目の重合槽(以下、重合槽
lと略記する)にn−ヘキサン130Bを加え、40℃
に昇温した。n−ヘキサン35氾/hr、トリエチルア
ルミニウム45mM、/hr、チタン触媒をチタン原子
として1.0ミリグラム原子/hrおよびエチレンガス
を6.0 Nm 3/hrの速度で重合槽1に連続的に
導入した。ポンプを用いて重合槽lの重合混合液スラリ
ーを後段の重合槽(以下重合槽2と略記する)に送液し
、重合槽1のレベルをl 30I2に保った。その際の
重合槽lの重合圧力は4.8 Kg/cm”Gであった
重合槽2には、重合槽lから送られてくる重合混合液ス
ラリーの他にn−ヘキサン25I2/hr、エチレンガ
ス18Nm’/hrの速度で連続的に導入した。また、
水素ガスを適量加えて重合槽2の気相部の組成(モル比
)をエチレン1000に対して、水素30になるように
調節した。重合反応によって生成したスラリーを重合槽
2の下部よりタイマー弁を用いて間欠的に抜出し、重合
槽2のレベルを120ffに保った。重合槽2の重合温
度は65℃、重合圧力は4.1 Kg/cm2Gであっ
た。得られたポリマーと溶媒は遠心分離機によって分離
し、N2気流下で乾燥を行った。
得られたポリオレフィン組成物の各成分の[η]および
含有率、および組成物の[η]、溶融トルクTを以下の
方法で測定した。
[r1]:135℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度 [η] C=s、s di/g 溶融トルク(T):JSRキュラストメーター(命中機
械工業製)を用い、温度240℃、圧力5 Kg/cm
2、振幅±3°、振動数6 (:PMで測定した溶融状
態の試料のトルクである。
T = 1.3 Kg−cm 本発明においては実施例1に記載した条件で射出成形し
た試験片を用いて、以下に示した方法に従って物性の評
価を行った。
熱変形温度(’C):ヒートディストーションテスター
(東洋精機製)を用い、ASnlD648に準じる。
テストピース :  12.7  X  12.7  
X  127mm荷重:  4.64kg/cm” 曲げ弾性率(kg/CII+2)  : ASTM 0
790に準じる。
テストピース :2  X  12.7  X  63
.5n+m動摩擦係数:松原式摩擦摩耗試験機(東洋ボ
ールドウィン製)を用いて、圧縮荷重7.5kg/cm
”、すべり速度12m/minの条件下30分間行い摩
擦係数を求めた。相手材はSUS 304 、摺動面粗
度は6sに加工して用いた。
テストピース:射出成型角板f130X 120 x 
2n+mlを用いた。
溶融限界pv値(kg/cm2・III/win) :
松原式摩[摩耗試験機(東洋ボールドウィン製)を用い
て、すべり速度12m/min 、圧縮荷重を2.5k
g/C1)”から2.5kg/cm2 とびに40kg
/cn+”迄段階的に大きくし、各条件下30分持続し
て樹脂が摩擦熱で溶融す るpv値(荷重×速度)を求めた。相手材はSUS 3
04 、摺動面粗度は6Sに加工して用いた6 テストピース :射出成形角板(130x 120  
X 2mm1を用いた。
摩擦摩耗試験:松原式摩擦摩耗試験m(東洋ボールドウ
ィン製)を用いて圧縮荷重3.4kg/cm”、すべり
速度30 m1m1nの条件下168時間行い、摩耗係
数(x 10−t。
cm3/kg−ml を求めた。相手材はSUS 30
4、摺動面粗度は6Sに加工して用いた。
テストピースは射出成形角板(130X120 X 2
mm1 を用いた。
成形収縮率(%):射出成形角板(130x120 x
2mmlを用いて縦、横の寸法を測定し、金型寸法を基
準にした製品収縮率を測定した。
これらの結果を表1に示す。
実施例1 [77] Cが5.5dI2/g、密度が0.968g
/ec 、溶融トルクが1.3kg−cmの前記オレフ
ィン樹脂組成物100重量部と、無機充填剤として平均
粒径が1.75μ■のタルク(ハイフィラー# 500
0PJ :松材産業(株)製)10重量部とをヘンシェ
ルミキサーで混合し、単軸押出機でペレタイズ後、射出
成形機((株)東芝製lS−50)を用いて以下の条件
下で各種試験片を形成した。
射出成形条件 シリンダー温度(’C)  : 200/230/27
(1/270射出圧力(kg/cm”l : 1次/2
次= 1200/800スクリユ一回転数(rpml 
 : 97全型温度(℃):水冷(27℃) 実施例2 タルクの充填量を30重量部にした以外は実施例1と同
様に実施した。
比較例1 フィラー未充填の前記オレフィン樹脂組成物を用いた以
外は実施例1と同様に実施した。
比較例2 タルクの充填量を3重量部にした以外は実施例1と同様
に実施した。
比較例3 タルクの充填量を80重量部にし、二軸押出機でペレタ
イズした以外は実施例1と同様に実施した。
タルクの充填量が多過ぎるため摺動特性が著しく低下し
、実用的でないことが判った。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)135℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度が1
    0〜40dl/gである超高分子量ポリエチレンと、前
    記極限粘度が超高分子量ポリエチレンよりも低い低分子
    量乃至高分子量ポリエチレンとを含有し、超高分子量ポ
    リエチレンは両者の合計量当り15乃至40重量%の量
    で存在し、且つ全体で測定して3.5〜15dl/gの
    極限粘度[η]_cと4.5kg・cm以下の溶融トル
    クTとを有する該オレフィン樹脂組成物と、該オレフィ
    ン樹脂組成物当り5乃至70重量%の微粒子無機充填剤
    とを含有することを特徴とする射出成形用オレフィン樹
    脂組成物。
  2. (2)前記オレフィン樹脂組成物が、超高分子量ポリエ
    チレンへの前重合と、超高分子量ポリエチレンの存在下
    での低分子量乃至高分子量ポリエチレンへの後重合とに
    より得られたものである第1項記載の組成物。
  3. (3)微粒子無機充填剤がタルクである第1項記載の組
    成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023098233A (ja) * 2021-12-28 2023-07-10 三井化学株式会社 エチレン系重合体組成物およびその用途

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730201A (ja) * 1990-07-13 1995-01-31 Centre Natl Etud Telecommun (Ptt) 非共鳴光増幅器の面上への反射防止被覆の蒸着と前記被覆厚さの検査とのための方法及び装置

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