JPH01277323A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH01277323A
JPH01277323A JP63107214A JP10721488A JPH01277323A JP H01277323 A JPH01277323 A JP H01277323A JP 63107214 A JP63107214 A JP 63107214A JP 10721488 A JP10721488 A JP 10721488A JP H01277323 A JPH01277323 A JP H01277323A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1 イ、産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート、磁気ディス:  り
等の磁気記録媒体に関するものである。
・  口、従来技術 最近、磁気テープ等の磁気記録媒体の高密度化、・  
高S/N化に伴い、より粒子径の小さな磁性粉が1  
用いられるようになっている。
)一般に、磁気記録媒体のS/N比は、記録・再生に関
係する記録材料中の磁性粉の粒子数の平方根に比例する
と言われているため、同一重量の磁性粉を塗布した場合
、粒子径の小さい磁性粉を用いる程S/N向上に有利に
なる。また、磁性粉を微粒子化し、そのBET値を高め
ると、磁性層の表面がそれだけ平滑となり、スペーシン
グロスが少なくなることから、高い電磁変換特性を得る
上で有利である。金属磁性粉を用いると、更に高密度記
録が可能であり、性能が一層向上する。
即ち、この金属磁性粉は、飽和磁化、保磁力が大きく、
高密度記録材料としての性質は優れている。しかし、そ
の反面表面活性が高いため次のような主な2つの問題点
を有する ■金属磁性粉の空気中での耐酸化安定性金属磁性粉を空
気中に放置しておくと、酸化の進行により磁気特性の劣
化が徐々に起こる。
■バインダーに対する分散性 金属磁性粉をバインダーに分散させる際、表面活性が高
いため分散性が悪く、分散させるのが困難で、極端な場
合には塗料中でバインダー用樹脂をゲル化してしまう。
特に、近年のビデオテープの用途は、ポータプル化に伴
い多岐にわたり、その使用条件はさまざまである。従っ
て、ビデオテープには高い耐蝕性が要求されることにな
る。
ハ0発明の目的 本発明の目的は、高密度記録が可能で、S/N比等の電
磁変換特性に優れ、磁性粉の分散性、耐蝕性、角形比等
が良好で、耐久性に優れた磁気記録媒体を提供すること
である。
二8発明の構成及びその作用効果 本発明は、結合剤とこの結合剤中に分散された金属磁性
粉とが磁性層に含有されている磁気記録媒体において、 (a)、前記金属磁性粉の比表面積が45rrr/g以
上であり、 (b)、鉄原子とニッケル原子とアルミニウム原子と珪
素原子とが前記金属磁性粉に含有され、(C)、前記鉄
原子の含有量が90原子%以上、前記ニッケル原子の含
有量が1原子%以上、10原子%未満(より好ましくは
3原子%以上、9原子%以下)、前記アルミニウム原子
の含有量が0.1原子%以上、5原子%未満(より好ま
しくは0.5原子%以上、4原子%以下)、前記珪素原
子の含有量が0.1原子%以上、5原子%未満、(より
好ましくは0.5原子%以上、4原子%以下)、前記亜
鉛原子の含有量及び/又は前記マンガン原子の含有量(
但し、亜鉛原子とマンガン原子との双方を含有する場合
はこの合計量)が0.1原子%以上、5原子%以下(よ
り好ましくは0.5原子%以上、4原子%以下)であり
、(d)、前記金属磁性粉の表面域に存在する鉄原子と
ニッケル原子とアルミニウム原子と珪素原子と亜鉛原子
及び/又はマンガン原子との存在比(鉄原子:ニッケル
原子ニアルミニウム原子:珪素原子:亜鉛原子及び/又
はマンガン原子)が原子数比で100  : (4以下
)  : (10〜60)=(10〜70):(20〜
80)である(より好ましくは100 : (2以下)
 :  (20〜50):(20〜60):(30〜7
0)である) ことを特徴とする磁気記録媒体に係るものである。
本発明によれば、磁性粉として比表面積が45ホ/g以
上の金属磁性粉を用いているので、高密度記録が可能で
あって、S/N比等に優れた媒体を提供できる。金属磁
性粉゛の比表面積は50rrf/g以上・70nf/g
以下とすると、−層好ましい。
ここで、金属磁性粉に含有される各金属元素の含有量比
及び磁性粉表面域における各金属元素の存在比を共に特
定していることが重要である。
即ち、鉄原子の含有量が90原子%以上でNiを上記割
合とされているので、電磁変換特性が良好である。また
、珪素原子を上記割合で含有させているので、磁性粉の
焼結を防止できる。更に、アルミニウム原子を上記割合
で含有させているので、磁性粉の耐蝕性が向上する。ま
た、亜鉛原子、マンガン原子を上記範囲で含有させてい
ることにより、磁性粉の結晶成長が良好となる。即ち、
亜鉛原子の含有により結晶の針状成長が促進され、マン
ガン原子の含有により結晶を太く短くして角形比を向上
させられる。
また、金属磁性粉の表面域における鉄原子とニッケル原
子との存在比が100 : (4以下)とされているの
で、錆易いニッケル原子が表面域に露出せず、磁性粉の
耐錆性、耐蝕性が向上し、Fe−Ni系金属磁性粉本来
の高い電磁変換特性を享受できる。また、金属磁性粉の
表面域における鉄原子と他のアルミニウム原子、珪素原
子、亜鉛原子及び/又はマンガン原子との存在比も上記
範囲に限定しているので、金属磁性粉全体での含有量比
に比べて上記表面域での鉄原子の存在比を著しく小さく
できる。従って、アルミニウム原子等の耐蝕性を十分に
発揮できるので、磁性粉の酸化を抑制でき、また粒子の
分散性も向上する。
このように、金属磁性粉の耐酸化性、分散性を向上させ
ることにより、比表面域45rrf/g以上という高微
粒子化された金属磁性粉の高い電磁変換特性を発揮させ
つつ、媒体の耐久性を向上させ得る。
本発明の金属磁性粉は、例えば以下のようにして製造で
きる。
即ち、a−FeOOH,1−FeOOH等の鉄水和物或
いはcr  F ex Ox 、7−F ex o、、
Fe5Oa等の鉄酸化物を高温下にHl等で還元すれば
よい。
例えば第一鉄塩化合物(例えばFeSO4、FeC1z
等)にアルカリ成分(例えばNa OH等)を反応させ
た後にα−FeOOHを生成させ、このα−FeOOH
を高温で還元(例えばHzによる)するか、若しくはα
−Fe00Bをα−Fe、O,に変換したのちに高温で
還元(例えばH2による)することにより金属磁性粉を
つくることができるが、この各種段階で、必要に応じて
A2化合物、Ni化合物、Si化合物を添加して製造す
ることができる。更に同じように亜鉛化合物とマグネシ
ウム化合物の少な(とも一方を添加することができる。
他のFe以外の元素の化合物も同様である。
本発明において、上記の「表面域」とは、「磁性粉の表
面領域としてE S CA (electromspe
ctroscopy for che+5ical a
nalysis)による分析深度(具体的には表面から
内部に向かって約100Å以下)」と定義することがで
きる。金属磁性粉は酸化鉄を水素等で還元した乾式還元
法によるものが挙げられる。
なお、上記の比表面積はBET値で表され、単位重量あ
たりの表面積をいい、平均粒子径とは全く異なった物理
量であり、例えば平均粒子径は同一であっても、比表面
積が大きなものと、比表面積が小さいものが存在する。
比表面積の測定は、例えばまず、粉末を250°C前後
で30〜60分加熱処理しながら脱気して、該粉末に吸
着されているものを除去し、その後、測定装置に導入し
て、窒素の初期圧力を0.5kg/n(に設定し、窒素
により液体窒素温度(−195°C)で吸着測定を行う
(一般にB、E、T法と称されている比表面積の測定方
法。詳しくはJ、^me、chen+、soc、 60
309 (193B)を参照)。この比表面積(BET
値)の測定装置には、温浸電池■ならびに温浸アイオニ
クス■の共同製造゛による「粉粒体測定装置(カンタ−
ソープ)」を使用することができる。比表面積ならびに
その測定方法についての一般的な説明は「粒体の測定」
(J、M、DALLAVALLE、CLYDEORRJ
r  共著、弁用その他訳:産業図書社刊)に詳しく述
べられており、また「化学便覧」 (応用編、1170
〜1171頁、日本化学会編、丸善■昭和41年4月3
0日発行)にも記載されている(なお前記「化学便覧」
では、比表面積を単に表面積(rrf/gr)と記載し
ているが、本明細書における比表面積と同一のものであ
る。)。
本発明で使用可能な結合剤としては、平均分子量が約1
0000〜200000のもので、例えばウレタン樹脂
、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、塩化ビ壬ルーアクリロニトリル共
重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体
(セルロースアセテートブチレート、セルロースダイア
セテート、セルローストリアセテート、セルロースプロ
ピオネート、ニトロセルロース等)、スチレンープタジ
エン共重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成ゴム系、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹
脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポ
リマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシ
アネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子
量グリコール/高分子量ジオール/イソシアネートの混
合物、及びこれらの混合物等が例示される。
前記した樹脂は、−5O,M、−COOM。
PO(OM’ )t  (但しMは水素又はリチウム、
カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属、M′は水素、
リチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属又は
炭化水素残基)等の親水性極性基を含有した樹脂である
のがよい。即ち、こうした樹脂は分子内の極性基によっ
て、金属磁性粉とのなじみが向上し、これによって磁性
粉の分散性を更に良くし、かつ金属磁性粉の凝集も防止
して塗液安定性を一層向上させることができ、ひいては
媒体の耐久性をも向上させ得る。
使用する結合剤、特に塩化ビニル系共重合体は塩化ビニ
ルモノマー、スルホン酸若しくはリン酸のアルカリ塩を
含有した共重合性モノマー及び必要に応じ他の共重合性
モノマーを共重合することによって得ることができる。
この共重合体はビニル合成によるものであるので合成が
容易であり、かつ共重合成分を種々選ぶことができ、共
重合体の特性を最適に調整することができる。
上記したスルホン酸若しくはリン酸の塩の金属はアルカ
リ金属(特にナトリウム、カリウム、リチウム)であり
、特にカリウムが溶解性、反応性、収率等の点で好まし
い。
スルホン酸塩を含有する上記の共重合性モノマーとして
は、 CH,=CH3O,M CH! = CHCHz S 03 MCHt =C(
CH3)CH2SOs MCHz = CHCHt O
COCH(CHz COOR)osM CHt = C)(CHz OCHz CH(OH)C
H,So、M cHz  =c (CH3)coocg  H,30,
McHz  =CHC00C,H,So、MCHz  
=CHC0NHC(CH3)z  CHz  SO3M
が挙げられる。
またリン酸塩としては、 CH2=CHCHg octt、CH(O)()CHg
 −0−PO,MYI CHt −CHCoNHC(CH3)z CHz−0−
PO3MY” PO,MX’ CI(、=CHCHg O(c)lz CHz O)m
PO,MX” 上記に於いてMはアルカリ金属、Rは炭化原子数1〜2
0個のアルキル基、Yl はH,M又はCH! = C
HCHz OCHz CH、(OH) CHz−1Y2
はH,M又は CHg =CHC0NHC(CH3)t CH,−1X
lは 0H又はOM、X”は C)i z  = CHCHz  O(C1(z  C
Hz  O) m−1OH又はOMである。またnは1
−100、mは1〜100の正数である。
また必要に応じ共重合させる共重合性上ツマ−としては
、公知の重合性モノマーがあり、例えば種々のビニルエ
ステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、スチレン、アクリル酸、メタクリル酸、種
々のアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、エチ
レン、プロピレン、イソブチン、ブタジェン、イソプレ
ン、ビニルエーテル、アリールエーテル、アリールエス
テル、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸
、マレイン酸エステル等が例示される。
本発明に使用する上記結合剤は乳化重合、溶液重合、懸
濁重合、塊状重合等の重合法により重合される。いずれ
の方法においても必要に応じて分子量調節剤、重合開始
剤、モノマーの分割添加あるいは連続添加などの公知の
技術が応用できる。
本発明において用いられる上記結合剤中の前記酸性基の
塩含有モノマー量は0.01〜30モル%であるのが好
ましい。該塩含有モノマー量が多すぎると、溶剤への溶
解性が悪くまたゲル化が起こりやすい。また塩含有モノ
マー量が少なすぎると所望の特性が得られなくなる。
上記の塩化ビニル系共重合体は更に、エポキシ基又は水
酸基を含有しているのが好ましい。ところで、従来の塩
ビ系共重合体(例えばU、C1C。
社製のVAGH)は以下の共重合成分からなっていた。
OH:共重合ユニットを示す。
しかし、ここでCH,Co−0−の基は、硬化剤等との
架橋反応には寄与しに(いものと考えられる。そこで、
CH3COに代えて、 等のエポキシ基を含有させるのが好ましい。例えば次の
ユニットをもつ共重合体が挙げられる。
(X:スルホ基又はホスホ基のアルカリ金属塩を含んだ
モノマーユニット部分) 特に、少なくともウレタン樹脂を使用するのがよく、更
に塩化ビニル系共重合体、エポキシ樹脂(特にフェノキ
シ樹脂)、ポリエステル系樹脂又はニトロセルロース樹
脂(以下、他の樹脂と称する。)を併用するのがよい、
この場合、ウレタン樹脂と他の樹脂との配合比としては
、他の樹脂が90〜10重量部、より好ましくは80〜
20重量部であるのが望ましい、上記配合比が90重量
部を越えると塗膜が脆くなりすぎ塗膜の耐久性が著しく
劣化し、また支持体との接着性も悪くなる。また上記配
合比が10重量部未満であると、磁性粉の粉落ちが起こ
り易くなる。
磁性層中にカーボンブラックを併有させると、走行性向
上、電磁変換特性向上の点で更に有利であり、分散性も
多少向上し、磁性層中の残留溶媒量もより少なくなる。
こうしたカーボンブラックとして、遮光用カーボンブラ
ックを用いれば、光遮蔽の度合を高めることができる。
遮光用カーボンブラックとしては、例えばコロンビアカ
ーボン社製のラーベン2000(比表面積190ボ/g
、粒径1Bmμ) 、2100.1170.1000、
三菱化成■製の#100 、#75、#40、#35、
#30等が使用可能である。
また、導電性カーボンブラックとしては、例えばコロン
ビアカーボン社のコンダクテックス(Conducte
x ) 975  (BET値(以下BETと略)25
0ボ/g、DBP吸油量(以下DBPと略)170ml
/100gr、粒径24mμ)、コンダクテックス90
0  (BET125 rf/g、粒径27mμ)、コ
ンダクテックス40−220  (粒径20mam)、
コンダクテックスSC(BET220 m/gr、 D
BP115 ml/100gr、粒径20mμ)、キャ
ボット社製のパルカン(Cabot Vulcan) 
X C−72(比表面積254rrr/g、粒径30m
tI)、パルカンP(BET143m2/gr、、D 
B P 118 m l /100gr 、粒径20m
μ)、ラーベン1040.420 、ブラックパールズ
2000 (粒径15mμ)、三菱化成■製の#44等
がある。
また、本発明で使用可能な他のカーボンブラックとして
は、コロンビアン・カーボン社製のコンダクテックス(
Conductex ) −3C,(BET220rr
f/g、 DBP115 ml/100 g、粒径20
mμ)、キャボット社製のパルカン(Vulcan) 
9 (B E T140 nf/g、、DB P114
 ml/100 g、粒径19mμ)、旭カーボン社製
の#80 (B E T117 if/ g 。
DB P113 ml/100 g、粒径23m、cr
)、電気化学社製のH3100(BET32rrf/g
、 DBP180m1!/100g、粒径53mμ)、
三菱化成社製の#22B (BET55rrf/g、 
DB P131 mff1/100 g。
粒径40mμ)、#20B (BET56rrr/gS
DBP115 m l /100 g 、粒径40m 
u ) 、#3500 (B ET47nf/ g 、
 D B P 187 m l /100 g、粒径4
0mμ)があり、その他にも、三菱化成社製のCF−9
、#4000、MA−600、キャボット社製のブラッ
ク・パールズ(Black Pearls) L%モナ
ーク(Monarck ) 800 、ブラック・パー
ルズ700、ブラック・バールズ1000、ブラック・
パールズ880、ブラック・パールズ900、ブラック
・バールズ1300、ブラック・バールズ2000、ス
ターリング(Sterling)v1コロンビアン・カ
ーボン社製のラーベン(Raven )410、シーベ
ン3200.ラーベン430、ラーベン450、ラーベ
ン825、ラーベン1255、ラーベン1035、ラー
ベン1000、ラーベン5000、ケッチエンブラック
FC等が挙げられる。
更に、本発明において、結合剤を含有する磁性塗料には
更にポリイソシアネート系硬化剤を添加することにより
、耐久性を向上することができる。
このようなポリイソシアネート系硬化剤としては、例え
ば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサンジイソシアネート等の2官能イ
ソシアネート、コロネートしく日本ポリウレタン工業■
製)、デスモジュールL(バイエル社製)等の3官能イ
ソシアネート、または両末端にイソシアネート基を含有
するウレタンプレポリマーなどの従来から硬化剤として
使用されているものや、また硬化剤として使用可能であ
るポリイソシアネートであればいずれも使用できる。ま
た、そのポリイソシアネート系硬化剤の量は全結合剤量
の5〜80重量部用いる。
本発明の磁気記録媒体は、例えば第1図に示すように、
ポリエチレンテレフタレート等の非磁性支持体1上に磁
性層2を有し、必要あればこの磁性層2とは反対側の面
にBCC50設けられている構成のものである。また、
第2図に示すように第1図の磁気記録媒体の磁性層2上
にオーバーコートN (QC層)4を設けてもよい。 
また、第1図、第2図の磁気記録媒体は、磁性層2と支
持体1との間に下引き層(図示せず)を設けたものであ
ってよく、或いは下引き層を設けなくても良い、また支
持体にコロナ放電処理を施してもよい。
磁性層2には、上記した金属磁性粉、結合剤以外にも、
潤滑剤として、脂肪酸及び/又は脂肪酸エステルを含有
せしめることができる。これにより、両者の各特長を発
揮させながら、単独使用の場合に生ずる欠陥を相殺し、
潤滑効果を向上させ、静止画像耐久性、走行安定性、S
/N比等を高めることができる。この場合、脂肪酸の添
加量は、磁性粉100重量部に対して0.2〜10重量
部がよく、0.5〜8.0重量部が更によい。この範囲
を外れて脂肪酸が少なくなると磁性粉の分散性が低下し
、媒体の走行性も低下し易く、また多くなると脂肪酸が
しみ出したり、出力低下が生じ易(なる、また、脂肪酸
エステルの添加量は、磁性粉100重量部に対して0.
1〜lO重量部がよく、0.2〜8.5重量部が更によ
い。この範囲を外れてエステルが少なくなると走行性改
善の効果が乏しく、また多くなるとエステルがしみ出し
たり、出力低下が生じ易くなる。
また、上記の効果をより良好に奏するうえで、脂肪酸と
脂肪酸エステルの重量比率は脂肪酸/脂肪酸エステル=
 10/90〜90/10が好ましい。なお脂肪酸には
分散作用的効果もあり、脂肪酸の使用によって別の低分
子量の分散剤の使用量を低減させ、その分だけ磁気記録
媒体のヤング率を向上せしめることもできると考えられ
る。
脂肪酸は一塩基性であっても二塩基性であってもよい、
炭素原子数6〜30、更には12〜22の脂肪酸が好ま
しい、脂肪酸を例示すると以下の通りである。
(1)カプロン酸 (2)カプリル酸 (3)カプリン酸 (4)ラウリン酸 (5)ミリスチン酸 (6)パルミチン酸 (7)ステアリン酸 (8)イソステアリン酸 (9)リルン酸 (10)リノール酸 (11)オレイン酸 (12)エライジン酸 (13)ベヘン酸 (14)マロン酸 (15)コハク酸 (16)マレイン酸 (17)グルタル酸 (18)アジピン酸 (19)ピメリン酸 (20)アゼライン酸 (21)セバシン酸 (22)  1.12−ドデカンジカルボン酸(23)
オクタンジカルボン酸 上記の脂肪酸エステルの例は次の通りである。
(1)オレイルオレート (2)オレイルステアレート (3)イソセチルステアレート (4)ジオレイルマレエート (5)ブチルステアレート (6)ブチルパルミテート (7)ブチルミリステート (8)オクチルミリステート (9)オクチルパルミテート (10)アミルステアレート (11)アミルパルミテート (12)イソブチルオレエート (13)ステアリルステアレート (14)ラウリルオレート (15)オクチルオレート (16)イソブチルオレート (17)エチルオレート (18)イソトリデシルオレート (19) 2−エチルへキシルステアレート(20) 
2−エチルヘキシルミリステート(21)エチルステア
レート (22) 2−エチルへキシルパルミテート(23)イ
ソプロピルパルミテート (24)イソプロピルミリステート (25)ブチルラウレート (26)セチル−2−エチルへキサレート(27)ジオ
レイルアジペート (28)ジエチルアジペート (29)ジイソブチルアジペート (30)ジイソデシルアジベート また、上述した脂肪酸、脂肪酸エステル以外にも、他の
潤滑剤(例えばシリコーンオイル、カルボン酸変性、エ
ステル変性であってもよい)、グラファイト、フッ化カ
ーボン、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、脂肪
酸アミド、α−オレフィンオキサイド等)等を磁性層に
添加してよい。
また、非磁性研磨剤粒子も磁性層に添加可能である。こ
れには、例えば、α−アルミナ、酸化クロム、酸化チタ
ン、α−酸化鉄、酸化ケイ素、窒化ケイ素、炭化ケイ素
、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マ
グネシウム、窒化ホウ素等が使用される。この研磨材の
平均粒子径は0.6μm以下がよく、0.3μm以下が
更によい。
また、モース硬度は5以上であるのが好ましい。
また、磁性層には更に、グラファイト等の帯電防止剤、
粉レシチン、リン酸エステル等の分散剤を添加すること
ができる。そして、更に、カーボンブラックも併用する
こともできる。
また、バックコート層中に含有せしめる非磁性粒子は、
平均粒径を10mμ〜1000mμの範囲内とするとよ
り好ましい、上記範囲内であれば非磁性粒子が細か(な
りすぎることもなく、添加効果が良好だからである。
非磁性粒子としては、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化ア
ルミニウム、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、
酸化亜鉛、α−FetO,タルク、カオリン、硫酸カル
シウム、窒化ホウ素、フッ化亜鉛、二酸化モリブデン、
炭化カルシウム、硫酸バリウム等からなるものが挙げら
れる。また、その他にも、有機粉末、例えばベンゾグア
ナミン系樹脂、メラミン系樹脂、フタロシアニン系顔料
等も使用可能であり、有機粉末と前記の無機粉末とも併
用することもできる。
更に、上述の非磁性粒子と共にカーボンブラックを併用
することがより好ましい。これにより媒体の走行性を更
に安定せしめ、前記した非磁性粒子の作用と相まって媒
体の耐久性を更に向上せしめることが可能である。
ホ、実施例 以下、本発明の詳細な説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。なお、下記
の実施例においてr部」はすべて重量部である。
〈ビデオテープの調製〉 まず、支持体である厚さ10μmのポリエチレンテレフ
タレートベースフィルム上に磁性層ヲ次の要領で形成し
た。
即ち、所定の合金金属磁性粉を使用し、第3図に示す各
成分を分散させた後、この磁性塗料を1μmフィルター
で濾過し、多官能イソシアネート5部を添加し、支持体
上に2.5μmに塗布してスーパーカレンダーをかけ、
第3図に表示した各種組成を有する磁性層とした。
しかる後、次の組成のBC層用塗料を磁性層の反対側の
面に乾燥厚さ0.4μmになるように塗布した。
カーボンブラック             40部硫
酸バリウム              10部ニトロ
セルロース            25部N−230
1(日本ポリウレタン製)25部コロネートL(”) 
   10部 シクロヘキサノン            400部メ
チルエチルケトン          250部トルエ
ン                250部このよう
にして所定厚さの磁性層、BC層を有する幅広の磁性フ
ィルムを得、これを巻き取った。
このフィルムを8m幅に断裁し、第3図の各ビデオテー
プとした(各実施例の番号に対応する。)。
但し、第3図の第21Ill!以後の「部」は重量部を
表す。
但し、第3図においては、「可変」とした指標について
は、後述するように数値を変化させて各実施例につき特
性実験を行った。
但し、第4図〜第10図において、金属磁性粉中の各構
成元素の含有量比はX線元素分析により測定した。また
、磁性粉の表面域における各構成元素の存在比はESC
Aにより、表面から内部に向かって約100Å以下の分
析深度で測定した。
災旌斑上 金属磁性粉の比表面積を第4図に示すように変化させ、
ビデオテープのルミS/Nの値を測定した。ルミS/N
の値の変化は第4図に示す通りである。
ルミS/N: カラービデオノイズメーターrShibasoku 9
25、D/IJにより測定した。バイパスフィルターは
10 k Hz、ローパスフィルターは4.2μmで行
った。VTRは8ffIIIIビデオデツキを使用した
1隻±1 鉄原子の含有量を第5図に示すように変化させ、ビデオ
テープのルミS/Nを測定した。結果は第5図に示す通
りである。
1旌I1.■ 金属磁性粉中のニッケル原子の含有量(実施例■)及び
磁性粉表面域でのニッケル原子の存在比(実施例■)を
第6図のように変化させ、ビデオテープのルミS/Nの
値を測定した。結果は第6図に示す通りである。
また、第6図に示す試料a、b、c、dについて粉落ち
、磁気ヘッドの目詰まりを測定したところ、以下の結果
が得られた。
粉落ち、磁気ヘッドの目詰まり: 40℃、80%にて200時間連続して試料テープをビ
デオデツキで走行させて、粉落ち、磁気ヘッドの目詰ま
りを測定した。
◎ 非常に良好 O良好 Δ やや良好 X 不良 a・・・・・・・・・O b・・・・・・・・・◎ C・・・・・・・・・◎ d・・・・・・・・・× 1隻■ヱー■ 金属磁性粉中のアルミニウム原子の含有量(実施例■)
及び磁性粉表面域でのアルミニウム原子の存在比(実施
例■)を第7図に示すように変化させ、保存後の飽和磁
化残存率について測定した。
結果は第7図に示す通りである。
飽和磁化の残存率: 試料テープを60°C180%RHの雰囲気中で1週間
放置後に測定した飽和磁化が、放置前に測定した飽和磁
化の何%に相当するかをもって示した。
実1」ハ乙−に 金属磁性粉中の珪素原子の含有量及び磁性粉表面域での
珪素原子の存在比を第8図に示すように変化させ、角形
比、ルミS/Hについて測定した。
結果は第8図に示す通りである。
角形比; 振動試料型磁束計(東英工業製)を用い、Hm5KOe
でB r / B mを求めた。
尖旌■■−X上 金属磁性粉中の亜鉛原子の含有量及び磁性粉表面域での
亜鉛原子の存在比を第9図に示すように変化させ、角形
比について測定した。結果は第9図に示す通りである。
また、第σ図に示す試料a、b、c、dについて粉落ち
、磁気ヘッドの目詰まりを測定したところ、以下の結果
が得られた。
粉落ち、磁気ヘッドの目詰まり: 40℃、80%にて200時間連続して試料テープをビ
デオデツキで走行させて、粉落ち、磁気ヘッドの目詰ま
りを測定した。
◎ 非常に良好 0 良好 Δ やや良好 × 不良 a・・・・・・・−0 b・・・・・・・・・◎ C・・・・・・・・・◎ d−・・・・・・・・× 裏施炭距、X工 金属磁性粉中のマンガン原子の含有量及び磁性粉表面域
でのマンガン原子の存在比を第10図に示すように変化
させ、角形比について測定した。
結果は第10図に示す通りである。
〈結論〉 上記に示す結果から、本発明に基づいて磁気テープを構
成することによって、テープ性能が著しく向上すること
が解る。即ち、BET値45rrf/g以上の金属磁性
粉を用いること、金属磁性粉の各構成元素の含有量を限
定すること、磁性粉表面域での各構成元素の存在比を限
定することは重要である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は磁気記録媒体の例を示す部分拡大断面
図である。 第3図は磁性層の組成変化を示す図である。 第4図は金属磁性粉の比表面積とビデオテープのルミS
/Nとの相関を示すグラフである。 第5図は磁性粉中の鉄原子の含有量とルミS/Nとの相
関を示すグラフである。 第6図は金属磁性粉中のニッケル原子の含有量及び表面
域での存在比とルミS/Nとの相関を、示すグラフであ
る。 第7図は金属磁性粉中のアルミニウム原子の金工し 有量及び表面域での存在算と保存後の飽和磁化残存率と
の相関を示すグラフである。 第8図は金属磁性粉中の珪素原子の含有量及び表面域で
の存在比と角形比、ルミS/Nとの相関を示すグラフで
ある。 第9図は金属磁性粉中の亜鉛原子の含有量及び表面域で
の存在比と角形比との相関を示すグラフである。 第10図は金属磁性粉中のマンガン原子の含有量及び表
面域での存在比と角形比との相関をl示すグラフである
。 なお、図面に示す符号において、 1・・・・・・・・・非磁性支持体 2・・・・・・・・・磁性層 3・・・・・・・・・バックコート層(BC層)4・・
・・・・・・・オーバーコート層(00層)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、結合剤とこの結合剤中に分散された金属磁性粉とが
    磁性層に含有されている磁気記録媒体において、 (a)、前記金属磁性粉の比表面積が45m^2/g以
    上であり、 (b)、鉄原子とニッケル原子とアルミニウム原子と珪
    素原子とが前記金属磁性粉に含有され、更に亜鉛原子と
    マンガン原子との少なくとも 一方が前記金属磁性粉に含有され、 (c)、前記鉄原子の含有量が90原子%以上、前記ニ
    ッケル原子の含有量が1原子%以上、10原子%未満、
    前記アルミニウム原子の含有量が0.1原子%以上、5
    原子%未満、前記珪素原子の含有量が0.1原子%以上
    、5原子%未満、前記亜鉛原子の含有量及び/又は前記
    マンガン原子の含有量(但し、亜鉛原子とマンガン原子
    との双方を含有する場合はこの合計量)が0.1原子%
    以上、5原子%以下であり、 (d)、前記金属磁性粉の表面域に存在する鉄原子とニ
    ッケル原子とアルミニウム原子と珪素原子と亜鉛原子及
    び/又はマンガン原子との存在比(鉄原子:ニッケル原
    子:アルミニウム原子:珪素原子:亜鉛原子及び/又は
    マンガン原子)が原子数比で100:(4以下):(1
    0〜60):(10〜70):(20〜80)である ことを特徴とする磁気記録媒体。
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