JPH0128054B2 - - Google Patents
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- JPH0128054B2 JPH0128054B2 JP55074916A JP7491680A JPH0128054B2 JP H0128054 B2 JPH0128054 B2 JP H0128054B2 JP 55074916 A JP55074916 A JP 55074916A JP 7491680 A JP7491680 A JP 7491680A JP H0128054 B2 JPH0128054 B2 JP H0128054B2
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
本発明は高屈折率樹脂に関し、特に優れた重合
成型性を有する高屈折率樹脂の製造方法を提供す
るものである。 従来、無機ガラスに代る合成樹脂については
種々研究され提案されているが、無機ガラスに比
べて合成樹脂例えばジエチレングリコールビスア
リルカーボネートの重合体の屈折率は1.49と低
い。 近年、合成樹脂の屈折率を更に向上させ、例え
ば光学レンズへの応用の試みが特開昭55−13747
や特開昭54−77686でなされている。しかしなが
ら、前記の合成樹脂の原料となる単量体は、ほと
んどビニル化合物、アクリレート又はメタクリレ
ートである。 一方、ジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネートの重合体は屈折率が1.49と低いが、単量体
がアリル化合物であるために重合速度が遅く、そ
のため重合がゆつくりと進むので注型重合体の表
面状態が優れていて、重合成型性が大変良好であ
る。他方、前記した高屈折率樹脂の場合は、屈折
率が1.57〜1.61と向上しているが、原料の単量体
がビニル化合物、ジメタクリレート、ジアクリレ
ート、メタクリレート又はアクリレートであるた
めに重合速度が速く、そのために注型重合体の表
面状態が悪く、重合成型性が劣つている。かかる
架橋構造を有する注型重合体の場合は、重合体の
表面状態が悪いことはレンズなどの光学素子とし
て致命的な欠点であり商品価値がないばかりか、
製品の生産性も低下する。 本発明者等は、上記欠点を補う高屈折率樹脂の
製造方法につき、長年鋭意研究を重ねてきた結
果、下記する一般式(1)で示される特定の単量体が
優れた重合成型性を有する高屈折率樹脂原料とし
て極めて有用であることを見い出し、本発明を完
成させるに至つた。 即ち、本発明は一般式()で示される1種以
上の第1単量体の5〜90重量%と、 (式中Rは水素、塩素、臭素、メトキシ基を表わ
し、aは1又は2を表わす) 単独重合体の屈折率が1.56以上で、且つ芳香環
を有し1官能性のラジカル重合可能な1種以上の
第2単量体の95〜10重量%とをラジカル重合開始
剤の存在下に共重合することを特徴とする高屈折
率樹脂の製造方法を提供するものである。 本発明によれば、屈折率が1.58と高いばかりで
なく、注型重合物の透明性が抜群にすぐれてい
て、しかも注型重合物の表面状態が非常に優れた
樹脂をうることができる。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で用いる一般式()で示される第1単
量体は公知のものが使用できるが、好適に使用で
きる代表的なものを例示すると次のとおりであ
る。例えばケイ皮酸アリル、オルソ−クロロケイ
皮酸アリル、メタ−クロロケイ皮酸アリル、パラ
−クロロケイ皮酸アリル、ブロムケイ皮酸アリ
ル、ヨードケイ皮酸アリル、ジクロルケイ皮酸ア
リル、ジブロムケイ皮酸アリル、(o.m.p)メト
キシケイ皮酸アリル等及びこれらの混合物等であ
る。 また、本発明で用いる単独重合体の屈折率が
1.56以上である芳香環を有し1官能性のラジカル
重合可能な第2単量体は、特に限定されず公知の
ものを使用できるが、好適に使用できる代表的な
ものを例示すると次のとおりである。例えば、ク
ロルスチレン、ブロムスチレン、ヨードスチレ
ン、ジクロルスチレン、ジブロムスチレン、トリ
クロルスチレン、テトラクロルスチレン、スチレ
ン、ビニルトルエン、メトキシスチレン等のスチ
レン誘導体類;フエニルメタクリレート、フエニ
ルアクリレート、クロルフエニルメタクリレー
ト、ジクロルフエニルメタクリレート、ブロムフ
エニルメタクリレート、ジブロムフエニルアクリ
レート、メトキシフエニルメタクリレート、ベン
ジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、ク
ロルベンジルメタクリレート、クロルベンジルア
クリレート、ブロムベンジルメタクリレート、ブ
ロムベンジルアクリレート、ジブロムベンジルメ
タクリレート、ジクロルベンジルメタクリレー
ト、ジブロムベンジルアクリレート、トリブロム
ベンジルメタクリレート、ペンタブロムフエニル
メタクリレート、トリブロムフエニルメタクリレ
ート、ペンタクロルフエニルメタクリレート、ト
リクロルフエニルメタクリレート、ペンタブロム
フエニルアクリレート、トリクロルフエニルアク
リレート等のアクリレート及びメタクリレート
類;その他1−ビニルナフタレン、2−ビニルナ
フタレン、α−ナフチルメタクリレート、β−ナ
フチルメタクリレート、α−ナフチルアクリレー
ト、β−ナフチルアクリレート等のナフタレン誘
導体等及びこれらの混合物等である。 無機ガラスに代る高屈折率樹脂の用途は、光学
レンズのみならず、プリズム、防塵ガラス、風防
ガラス等の分野があり、各々の分野によつて要求
される物性値が異なる。それ故に、前記第1単量
体と第2単量体の種類及び両成分の組成比は、要
求される機械的性質、屈折率等に応じて予め決定
するのがよい。前記第1単量体の第2単量体に対
する使用量は一概に限定できないが、5〜90重%
好ましくは10〜80重量%の範囲で用いるのが最も
一般的である。ただ、第2単量体の使用が5重量
%未満の場合には、重合成型性の改良が十分でな
い。 前記第1単量体及び第2単量体からなる得られ
る本発明の樹脂は、透明で高屈折率の性質を示す
が、樹脂の用途によつて、更に加工性等の性質を
向上させたいときは、多官能性のラジカル重合可
能な第3単量体を添加して用いるのが好適であ
る。該第3単量体としては公知のものが使用でき
るが、好適に使用できるものを例示すると次のと
おりである。例えば、エチレングリコールジメタ
クリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジメタクリレート、テトラエチレン
グリコールジメタクリレート、プロピレングリコ
ールジメタクリレート、プロピレングリコールジ
アクリレート、1,4−ブタンジホルジメタクリ
レートなどで示される脂肪族の多価アルコールの
ジメタクリレート又はジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリメタクリレート類;2,2ビ
ス(4−メタクリロキシフエニル)プロパン、
2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシフエニ
ル)プロパン、2,2ビス(4−メタクリロキシ
ジエトキシフエニル)プロパン、2,2ビス(4
−メタクリロキシ−3−クロルフエニル)プロパ
ン、2,2ビス(4−アクリロキシ−3−クロル
フエニル)プロパン、2,2ビス(4−メタクリ
ロキシ−3,5−ジクロルフエニル)プロパン、
2,2ビス(4−メタクリロキシ−3−ブロムフ
エニル)プロパン、2,2ビス(4−メタクリロ
キシ−3,5−ジブロムフエニル)プロパン、
2,2−ビス(4−アクリロキシ−3,5−ジブ
ロムフエニル)プロパン、2,2ビス(4−メタ
クリロキシエトキシ−3−クロルフエニル)プロ
パン、2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシ
−3−ブロムフエニル)プロパン、2,2ビス
(4−メタクリロキシエトキシ−3,5−ジブロ
ムフエニル)プロパン、2,2ビス(4−メタク
リロキシエトキシ−3,5−ジクロルフエニル)
プロパン、2,2ビス(4−アクリロキシエトキ
シ−3,5−ジブロムフエニル)プロパン、ジメ
タクリロキシジフエニルメタン、ジメタクリロキ
シジ(4−クロロフエニル)メタン、1,4−ジ
メタクリロキシベンゼン、1,4−ジメタクリロ
キシエトキシベンゼン、1,4−ジメタクリロキ
シ−2,3,5,6−テトラブロムベンゼン、
1,4−ジメタクリロキシエトキシ−2,3,
5,6−テトラクロルベンゼン、1,4−ジメタ
クリロキシエトキシ−2,3,5,6−テトラブ
ロムベンゼン、テレフタール酸−ジ(2−メタク
リロキシエチル)、テトラブロムテレフタール酸
ジ(2−メタクリロキシエチル)、テトラブロム
フタール酸ジ(2−メタクリロキシエチル)、1,
5−ジメタクリロキシナフタレン、2,2′−プロ
パンビス〔3(4−フエノキシ)−1,2−ヒドロ
キシプロパン−1−メタクリレート〕等及びこれ
らの混合物等である。 該第3単量体の前記第1単量体と第2単量体に
対する使用量は一概に限定できず、必要物性に応
じて決められるが、多くなりすぎると得られる樹
脂の屈折率が低下するため、1〜50重量%好まし
くは5〜45重量%の範囲で用いるのが最も一般的
である。この場合第1単量体の使用量は全単量体
の少くとも10重量%を用いる。 本発明における高屈折率樹脂は、前記単量体を
ラジカル重合開始剤の存在下に重合して得られ
る。 該ラジカル重合開始剤は特に限定されず公知の
ものが使用できる。即ち、ジイソプロピルパーオ
キシジカーボネート、アゾビスイソブチロニトリ
ル、過酢化ベンゾイル等通常のラジカル重合開始
剤である。該ラジカル重合開始剤の使用量は、重
合形成、重合条件、共重合成分の単量体の種類等
によつて異なり一概に限定できないが、一般に
は、全単量体に対して0.01〜10重量%の範囲で用
いるのが最も好適である。 本発明における前記第1単量体と第2単量体お
よび/又は第3単量体との共重合方法は特に限定
的でなく、公知の重合方法を採用できる。代表的
な重合方法を例示すると注型重合方法である。例
えばエラストマーガスケツト又はスペーサーで保
持されているモールド間に、ラジカル重合開始剤
を含む前記共重合成分単量体の混合物を注入し、
空気炉中で硬化させた後取り出すとよい。予め重
合開始剤の存在下に共重合成分単量体の混合物を
予備的に重合させて、該混合物の粘度をあげたの
ち注型重合することもできる。重合条件のうち、
特に温度は得られる高屈折率樹脂の性状に影響を
与える。一般に比較的低温下でゆつくりと重合を
開始し、重合終了時に高温下に硬化させる所謂2
段重合を実施するのが好適である。例えば室温〜
70℃程度でゆつくりと重合させた後、80〜120℃
程度の高温で重合終結させると好ましい。特に得
られる高屈折率樹脂の厚みの厚いものを目的とす
る場合は、低温での重合時間を長くしたり、前記
の予備重合を行うのが好ましい。しかしながら、
該重合時間が長すぎると、特に高温下での重合時
間が長すぎると該樹脂が着色例えば黄色或いは黄
褐色を帯びる場合があるので必要以上の重合時間
を選定するのは好ましくない。一般に2〜40時間
で共重合が完結するように条件を選ぶのが好まし
い。該重合時間は各種の条件によつて異なるの
で、予めこれらの条件に応じた最適の時間を決定
するのが好適である。勿論、前記共重合に際し、
離型剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色防止
剤、帯電防止剤、ケイ光染料、その他各種安定剤
等の添加は必要に応じて選択して使用することが
できる。 本発明を更に具体的に説明するため、以下に実
施例及びそれに対応する比較例を示した。これか
ら、特に、本発明の一般式()で示される第1
単量体を用いることによつて透明度のよい高屈折
率の樹脂が得られることが容易に理解されよう。
勿論、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 なお、実施例、比較例において得られる高屈折
率樹脂は、下記の試験法により諸物性を測定し
た。 (1) 屈折率 アツベの屈折計を用いて、20℃における屈折
率を測定した。接触液にはモノブロムナフタリ
ンを使用した。 (2) 光透過率 ヘイズメーター(東洋精機製作所)を用いて
厚さ2mmの試験片について測定した。 (3) 表面状態 注型重合物の表面(表裏)を肉眼で観察し
た。 実施例 1 ケイ皮酸アリルにクロルスチレン(オルソ体64
重量%、パラ体36重量%の混合物)を第1表に示
す組成で添加し、ラジカル重合開始剤としてジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネートを3.0重量
部添加しよく混合した。この混合液を直径73mmの
ガラス板とエチレン−酢酸ビニル共重合体からな
るガスケツトで構成された鋳型の中で注入し、注
型重合を行つた。重合は空気加熱炉を用いて、最
初30℃で10時間重合したのち、徐々に温度を上げ
て10時間で50℃にした。その後1時間で70℃に温
度をあげて、更に70℃で10時間重合した。重合終
了後鋳型を空気炉からとり出し、放冷後重合体を
鋳型のガラスからはがした。重合体の諸物性を測
定して第1表に示した。
成型性を有する高屈折率樹脂の製造方法を提供す
るものである。 従来、無機ガラスに代る合成樹脂については
種々研究され提案されているが、無機ガラスに比
べて合成樹脂例えばジエチレングリコールビスア
リルカーボネートの重合体の屈折率は1.49と低
い。 近年、合成樹脂の屈折率を更に向上させ、例え
ば光学レンズへの応用の試みが特開昭55−13747
や特開昭54−77686でなされている。しかしなが
ら、前記の合成樹脂の原料となる単量体は、ほと
んどビニル化合物、アクリレート又はメタクリレ
ートである。 一方、ジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネートの重合体は屈折率が1.49と低いが、単量体
がアリル化合物であるために重合速度が遅く、そ
のため重合がゆつくりと進むので注型重合体の表
面状態が優れていて、重合成型性が大変良好であ
る。他方、前記した高屈折率樹脂の場合は、屈折
率が1.57〜1.61と向上しているが、原料の単量体
がビニル化合物、ジメタクリレート、ジアクリレ
ート、メタクリレート又はアクリレートであるた
めに重合速度が速く、そのために注型重合体の表
面状態が悪く、重合成型性が劣つている。かかる
架橋構造を有する注型重合体の場合は、重合体の
表面状態が悪いことはレンズなどの光学素子とし
て致命的な欠点であり商品価値がないばかりか、
製品の生産性も低下する。 本発明者等は、上記欠点を補う高屈折率樹脂の
製造方法につき、長年鋭意研究を重ねてきた結
果、下記する一般式(1)で示される特定の単量体が
優れた重合成型性を有する高屈折率樹脂原料とし
て極めて有用であることを見い出し、本発明を完
成させるに至つた。 即ち、本発明は一般式()で示される1種以
上の第1単量体の5〜90重量%と、 (式中Rは水素、塩素、臭素、メトキシ基を表わ
し、aは1又は2を表わす) 単独重合体の屈折率が1.56以上で、且つ芳香環
を有し1官能性のラジカル重合可能な1種以上の
第2単量体の95〜10重量%とをラジカル重合開始
剤の存在下に共重合することを特徴とする高屈折
率樹脂の製造方法を提供するものである。 本発明によれば、屈折率が1.58と高いばかりで
なく、注型重合物の透明性が抜群にすぐれてい
て、しかも注型重合物の表面状態が非常に優れた
樹脂をうることができる。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で用いる一般式()で示される第1単
量体は公知のものが使用できるが、好適に使用で
きる代表的なものを例示すると次のとおりであ
る。例えばケイ皮酸アリル、オルソ−クロロケイ
皮酸アリル、メタ−クロロケイ皮酸アリル、パラ
−クロロケイ皮酸アリル、ブロムケイ皮酸アリ
ル、ヨードケイ皮酸アリル、ジクロルケイ皮酸ア
リル、ジブロムケイ皮酸アリル、(o.m.p)メト
キシケイ皮酸アリル等及びこれらの混合物等であ
る。 また、本発明で用いる単独重合体の屈折率が
1.56以上である芳香環を有し1官能性のラジカル
重合可能な第2単量体は、特に限定されず公知の
ものを使用できるが、好適に使用できる代表的な
ものを例示すると次のとおりである。例えば、ク
ロルスチレン、ブロムスチレン、ヨードスチレ
ン、ジクロルスチレン、ジブロムスチレン、トリ
クロルスチレン、テトラクロルスチレン、スチレ
ン、ビニルトルエン、メトキシスチレン等のスチ
レン誘導体類;フエニルメタクリレート、フエニ
ルアクリレート、クロルフエニルメタクリレー
ト、ジクロルフエニルメタクリレート、ブロムフ
エニルメタクリレート、ジブロムフエニルアクリ
レート、メトキシフエニルメタクリレート、ベン
ジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、ク
ロルベンジルメタクリレート、クロルベンジルア
クリレート、ブロムベンジルメタクリレート、ブ
ロムベンジルアクリレート、ジブロムベンジルメ
タクリレート、ジクロルベンジルメタクリレー
ト、ジブロムベンジルアクリレート、トリブロム
ベンジルメタクリレート、ペンタブロムフエニル
メタクリレート、トリブロムフエニルメタクリレ
ート、ペンタクロルフエニルメタクリレート、ト
リクロルフエニルメタクリレート、ペンタブロム
フエニルアクリレート、トリクロルフエニルアク
リレート等のアクリレート及びメタクリレート
類;その他1−ビニルナフタレン、2−ビニルナ
フタレン、α−ナフチルメタクリレート、β−ナ
フチルメタクリレート、α−ナフチルアクリレー
ト、β−ナフチルアクリレート等のナフタレン誘
導体等及びこれらの混合物等である。 無機ガラスに代る高屈折率樹脂の用途は、光学
レンズのみならず、プリズム、防塵ガラス、風防
ガラス等の分野があり、各々の分野によつて要求
される物性値が異なる。それ故に、前記第1単量
体と第2単量体の種類及び両成分の組成比は、要
求される機械的性質、屈折率等に応じて予め決定
するのがよい。前記第1単量体の第2単量体に対
する使用量は一概に限定できないが、5〜90重%
好ましくは10〜80重量%の範囲で用いるのが最も
一般的である。ただ、第2単量体の使用が5重量
%未満の場合には、重合成型性の改良が十分でな
い。 前記第1単量体及び第2単量体からなる得られ
る本発明の樹脂は、透明で高屈折率の性質を示す
が、樹脂の用途によつて、更に加工性等の性質を
向上させたいときは、多官能性のラジカル重合可
能な第3単量体を添加して用いるのが好適であ
る。該第3単量体としては公知のものが使用でき
るが、好適に使用できるものを例示すると次のと
おりである。例えば、エチレングリコールジメタ
クリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジメタクリレート、テトラエチレン
グリコールジメタクリレート、プロピレングリコ
ールジメタクリレート、プロピレングリコールジ
アクリレート、1,4−ブタンジホルジメタクリ
レートなどで示される脂肪族の多価アルコールの
ジメタクリレート又はジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリメタクリレート類;2,2ビ
ス(4−メタクリロキシフエニル)プロパン、
2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシフエニ
ル)プロパン、2,2ビス(4−メタクリロキシ
ジエトキシフエニル)プロパン、2,2ビス(4
−メタクリロキシ−3−クロルフエニル)プロパ
ン、2,2ビス(4−アクリロキシ−3−クロル
フエニル)プロパン、2,2ビス(4−メタクリ
ロキシ−3,5−ジクロルフエニル)プロパン、
2,2ビス(4−メタクリロキシ−3−ブロムフ
エニル)プロパン、2,2ビス(4−メタクリロ
キシ−3,5−ジブロムフエニル)プロパン、
2,2−ビス(4−アクリロキシ−3,5−ジブ
ロムフエニル)プロパン、2,2ビス(4−メタ
クリロキシエトキシ−3−クロルフエニル)プロ
パン、2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシ
−3−ブロムフエニル)プロパン、2,2ビス
(4−メタクリロキシエトキシ−3,5−ジブロ
ムフエニル)プロパン、2,2ビス(4−メタク
リロキシエトキシ−3,5−ジクロルフエニル)
プロパン、2,2ビス(4−アクリロキシエトキ
シ−3,5−ジブロムフエニル)プロパン、ジメ
タクリロキシジフエニルメタン、ジメタクリロキ
シジ(4−クロロフエニル)メタン、1,4−ジ
メタクリロキシベンゼン、1,4−ジメタクリロ
キシエトキシベンゼン、1,4−ジメタクリロキ
シ−2,3,5,6−テトラブロムベンゼン、
1,4−ジメタクリロキシエトキシ−2,3,
5,6−テトラクロルベンゼン、1,4−ジメタ
クリロキシエトキシ−2,3,5,6−テトラブ
ロムベンゼン、テレフタール酸−ジ(2−メタク
リロキシエチル)、テトラブロムテレフタール酸
ジ(2−メタクリロキシエチル)、テトラブロム
フタール酸ジ(2−メタクリロキシエチル)、1,
5−ジメタクリロキシナフタレン、2,2′−プロ
パンビス〔3(4−フエノキシ)−1,2−ヒドロ
キシプロパン−1−メタクリレート〕等及びこれ
らの混合物等である。 該第3単量体の前記第1単量体と第2単量体に
対する使用量は一概に限定できず、必要物性に応
じて決められるが、多くなりすぎると得られる樹
脂の屈折率が低下するため、1〜50重量%好まし
くは5〜45重量%の範囲で用いるのが最も一般的
である。この場合第1単量体の使用量は全単量体
の少くとも10重量%を用いる。 本発明における高屈折率樹脂は、前記単量体を
ラジカル重合開始剤の存在下に重合して得られ
る。 該ラジカル重合開始剤は特に限定されず公知の
ものが使用できる。即ち、ジイソプロピルパーオ
キシジカーボネート、アゾビスイソブチロニトリ
ル、過酢化ベンゾイル等通常のラジカル重合開始
剤である。該ラジカル重合開始剤の使用量は、重
合形成、重合条件、共重合成分の単量体の種類等
によつて異なり一概に限定できないが、一般に
は、全単量体に対して0.01〜10重量%の範囲で用
いるのが最も好適である。 本発明における前記第1単量体と第2単量体お
よび/又は第3単量体との共重合方法は特に限定
的でなく、公知の重合方法を採用できる。代表的
な重合方法を例示すると注型重合方法である。例
えばエラストマーガスケツト又はスペーサーで保
持されているモールド間に、ラジカル重合開始剤
を含む前記共重合成分単量体の混合物を注入し、
空気炉中で硬化させた後取り出すとよい。予め重
合開始剤の存在下に共重合成分単量体の混合物を
予備的に重合させて、該混合物の粘度をあげたの
ち注型重合することもできる。重合条件のうち、
特に温度は得られる高屈折率樹脂の性状に影響を
与える。一般に比較的低温下でゆつくりと重合を
開始し、重合終了時に高温下に硬化させる所謂2
段重合を実施するのが好適である。例えば室温〜
70℃程度でゆつくりと重合させた後、80〜120℃
程度の高温で重合終結させると好ましい。特に得
られる高屈折率樹脂の厚みの厚いものを目的とす
る場合は、低温での重合時間を長くしたり、前記
の予備重合を行うのが好ましい。しかしながら、
該重合時間が長すぎると、特に高温下での重合時
間が長すぎると該樹脂が着色例えば黄色或いは黄
褐色を帯びる場合があるので必要以上の重合時間
を選定するのは好ましくない。一般に2〜40時間
で共重合が完結するように条件を選ぶのが好まし
い。該重合時間は各種の条件によつて異なるの
で、予めこれらの条件に応じた最適の時間を決定
するのが好適である。勿論、前記共重合に際し、
離型剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色防止
剤、帯電防止剤、ケイ光染料、その他各種安定剤
等の添加は必要に応じて選択して使用することが
できる。 本発明を更に具体的に説明するため、以下に実
施例及びそれに対応する比較例を示した。これか
ら、特に、本発明の一般式()で示される第1
単量体を用いることによつて透明度のよい高屈折
率の樹脂が得られることが容易に理解されよう。
勿論、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 なお、実施例、比較例において得られる高屈折
率樹脂は、下記の試験法により諸物性を測定し
た。 (1) 屈折率 アツベの屈折計を用いて、20℃における屈折
率を測定した。接触液にはモノブロムナフタリ
ンを使用した。 (2) 光透過率 ヘイズメーター(東洋精機製作所)を用いて
厚さ2mmの試験片について測定した。 (3) 表面状態 注型重合物の表面(表裏)を肉眼で観察し
た。 実施例 1 ケイ皮酸アリルにクロルスチレン(オルソ体64
重量%、パラ体36重量%の混合物)を第1表に示
す組成で添加し、ラジカル重合開始剤としてジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネートを3.0重量
部添加しよく混合した。この混合液を直径73mmの
ガラス板とエチレン−酢酸ビニル共重合体からな
るガスケツトで構成された鋳型の中で注入し、注
型重合を行つた。重合は空気加熱炉を用いて、最
初30℃で10時間重合したのち、徐々に温度を上げ
て10時間で50℃にした。その後1時間で70℃に温
度をあげて、更に70℃で10時間重合した。重合終
了後鋳型を空気炉からとり出し、放冷後重合体を
鋳型のガラスからはがした。重合体の諸物性を測
定して第1表に示した。
【表】
比較例 1
実施例1において、ケイ皮酸アリルを用いず、
クロルスチレンのみを重合させた場合、重合終了
後、注型重合物をガラス板よりとりはずす時に、
注型重合物が破壊する(詳しいことは不明だが、
重合歪によるためと推測)。更に注型重合物の表
面も凹凸が激しく、とても実用的に用いられない
成型物であつた。 比較例 2 実施例1のケイ皮酸アリルの代りに2,2−ビ
ス(4−メタクリロキシエトキシフエニル)プロ
パンを用い、クロルスチレンと30/70(重量%)
の組成割合で、開始剤ジイソプロピルパーオキシ
ジカーボネートを0.1重量部添加し、同様に注型
重合を行つた。 得られた樹脂の屈折率(n20 D)は1.594であつた
が、表面状態は表裏とも全体に凹凸がみられ不良
であつた。 比較例 3 ケイ皮酸メチル50重量部、クロルスチレン(オ
ルソ体64重量%、パラ体36重量%の混合物)50重
量部、ラジカル開始剤としてジイソプロピルパー
オキシジカーボネート3.0重量部をよく混合した
後、実施例1と同様に注型重合を行つた。 重合処理後も鋳型内の内容物は液状であつて、
重合しないことが判明した。 実施例 2 実施例1と同様に、ケイ皮酸アリルとクロルス
チレンの組成を第2表に示す如く変化させ、重合
開始剤として過酸化ベンゾイルを2重量部(但し
第2表のNo.5は4重量部使用した)添加し、ナイ
ロン製のガスケツトを用いて、80℃の温度で14時
間注型重合した。結果を第2表に示した。いずれ
も透明な、注型重合物の表面状態が平滑で良好な
高屈折率の樹脂が得られた。
クロルスチレンのみを重合させた場合、重合終了
後、注型重合物をガラス板よりとりはずす時に、
注型重合物が破壊する(詳しいことは不明だが、
重合歪によるためと推測)。更に注型重合物の表
面も凹凸が激しく、とても実用的に用いられない
成型物であつた。 比較例 2 実施例1のケイ皮酸アリルの代りに2,2−ビ
ス(4−メタクリロキシエトキシフエニル)プロ
パンを用い、クロルスチレンと30/70(重量%)
の組成割合で、開始剤ジイソプロピルパーオキシ
ジカーボネートを0.1重量部添加し、同様に注型
重合を行つた。 得られた樹脂の屈折率(n20 D)は1.594であつた
が、表面状態は表裏とも全体に凹凸がみられ不良
であつた。 比較例 3 ケイ皮酸メチル50重量部、クロルスチレン(オ
ルソ体64重量%、パラ体36重量%の混合物)50重
量部、ラジカル開始剤としてジイソプロピルパー
オキシジカーボネート3.0重量部をよく混合した
後、実施例1と同様に注型重合を行つた。 重合処理後も鋳型内の内容物は液状であつて、
重合しないことが判明した。 実施例 2 実施例1と同様に、ケイ皮酸アリルとクロルス
チレンの組成を第2表に示す如く変化させ、重合
開始剤として過酸化ベンゾイルを2重量部(但し
第2表のNo.5は4重量部使用した)添加し、ナイ
ロン製のガスケツトを用いて、80℃の温度で14時
間注型重合した。結果を第2表に示した。いずれ
も透明な、注型重合物の表面状態が平滑で良好な
高屈折率の樹脂が得られた。
【表】
実施例 3
実施例1(第1表No.2)において、ケイ皮酸ア
リルの代りに第3表に示す単量体を用いた以外
は、全て実施例1(第1表No.2)と同様に実施し
た。結果を第3表に示した。いずれも透明で高屈
折率で加工性も良好な樹脂が得られた。
リルの代りに第3表に示す単量体を用いた以外
は、全て実施例1(第1表No.2)と同様に実施し
た。結果を第3表に示した。いずれも透明で高屈
折率で加工性も良好な樹脂が得られた。
【表】
実施例 4
実施例1(第1表No.3)において、クロルスチ
レンの代りに第4表に示す単量体を用いラジカル
重合開始剤としてジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネートを第4表に示す量を用い、注型重合し
た。重合は初め30℃で4時間重合したのち、徐々
に温度をあげて10時間で50℃にした。その後1時
間で70℃に温度をあげて、更に70℃で4時間重合
した。その他は実施例1(第1表No.3)と全く同
様に実施した。結果を第4表に示した。
レンの代りに第4表に示す単量体を用いラジカル
重合開始剤としてジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネートを第4表に示す量を用い、注型重合し
た。重合は初め30℃で4時間重合したのち、徐々
に温度をあげて10時間で50℃にした。その後1時
間で70℃に温度をあげて、更に70℃で4時間重合
した。その他は実施例1(第1表No.3)と全く同
様に実施した。結果を第4表に示した。
【表】
実施例 5
ケイ皮酸アリル、クロルスチレン及び第3単量
体を第5表に示す組成で用い、ラジカル重合開始
剤としてジイソプロピルパーオキシジカーボネー
トを0.3重量部添加しよく混合した。この混合液
をエチレン−酢酸ビニル共重合体からなるガスケ
ツトと直径73mmのガラスで構成された鋳型の中へ
注入し、注型重合を行つた。重合は、最初30℃で
10時間重合したのち、徐々に温度をあげて4時間
で50℃にした。更に、70℃で1時間重合したの
ち、100℃で30分後重合した。結果を第5表に示
した。
体を第5表に示す組成で用い、ラジカル重合開始
剤としてジイソプロピルパーオキシジカーボネー
トを0.3重量部添加しよく混合した。この混合液
をエチレン−酢酸ビニル共重合体からなるガスケ
ツトと直径73mmのガラスで構成された鋳型の中へ
注入し、注型重合を行つた。重合は、最初30℃で
10時間重合したのち、徐々に温度をあげて4時間
で50℃にした。更に、70℃で1時間重合したの
ち、100℃で30分後重合した。結果を第5表に示
した。
【表】
【表】
実施例 6
実施例5と同様にケイ皮酸アリル、クロルスチ
レン及び第3単量体を第6表に示す組成で用い、
ラジカル重合開始剤としてジイソプロピルパーオ
キシジカーボネートを0.5重量部添加してよく混
合した。重合は最初30℃で4時間重合したのち、
徐々に温度をあげて10時間で50℃にした。更に1
時間で70℃に上昇させたのち、70℃で1時間重合
した。その他は実施例5と全く同様に実施した。
結果を第6表に示した。
レン及び第3単量体を第6表に示す組成で用い、
ラジカル重合開始剤としてジイソプロピルパーオ
キシジカーボネートを0.5重量部添加してよく混
合した。重合は最初30℃で4時間重合したのち、
徐々に温度をあげて10時間で50℃にした。更に1
時間で70℃に上昇させたのち、70℃で1時間重合
した。その他は実施例5と全く同様に実施した。
結果を第6表に示した。
【表】
パン
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 〔A〕 一般式(1)で示される1種以上の第1単
量体の5〜90重量%と、 (式中のRは水素、塩素、臭素、メトキシ基を
表わし、aは1又は2を表わす) 〔B〕 単独重合体の屈折率が1.56以上で、且つ芳
香環を有する1官能性のラジカル重合可能な1
種以上の第2単量体の95〜10重量%とを、 ラジカル重合開始剤の存在下に共重合すること
を特徴とする高屈折率樹脂の製法。 2 一般式(1)で示される第1単量体がケイ皮酸ア
リルである特許請求の範囲第1項に記載の高屈折
率樹脂の製法。 3 前記第2単量体がクロルスチレンである特許
請求の範囲第1項に記載の高屈折率樹脂の製法。 4 〔A〕 一般式(1)で示される1種以上の第1単
量体の5〜90重量%(第1単量体及び第2単量
体の合計量当り)で且つ全単量当り10重量%以
上と、 (式中のR、aは前記と同じ) 〔B〕 単独重合体の屈折率が1.56以上で、且つ芳
香環を有する1官能性のラジカル重合可能な1
種以上の第2単量体の95〜10重量%(第1単量
体及び第2単量体の合計量当り)と、 〔C〕 多官能性のラジカル重合可能な第3単量体
の全単量体当り1〜50重量%とを、 ラジカル重合開始剤の存在下に共重合すること
を特徴とする高屈折率樹脂の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7491680A JPS572311A (en) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | Preparation of resin having high refractive index |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7491680A JPS572311A (en) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | Preparation of resin having high refractive index |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS572311A JPS572311A (en) | 1982-01-07 |
| JPH0128054B2 true JPH0128054B2 (ja) | 1989-05-31 |
Family
ID=13561179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7491680A Granted JPS572311A (en) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | Preparation of resin having high refractive index |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS572311A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6119656A (ja) * | 1984-07-07 | 1986-01-28 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 光学機器用成形材料 |
| EP0293250A3 (en) * | 1987-05-29 | 1990-08-29 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing a plastic sheet and packing for use in the method |
| JP7535857B2 (ja) * | 2020-02-04 | 2024-08-19 | Psジャパン株式会社 | スチレン系共重合樹脂 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53101088A (en) * | 1977-02-16 | 1978-09-04 | Mitsubishi Electric Corp | Composition of light-focussing synthetic resin |
-
1980
- 1980-06-05 JP JP7491680A patent/JPS572311A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS572311A (en) | 1982-01-07 |
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