JPH01294833A - アルミニウム合金粉末及びその焼結体の製造方法 - Google Patents
アルミニウム合金粉末及びその焼結体の製造方法Info
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- JPH01294833A JPH01294833A JP63126473A JP12647388A JPH01294833A JP H01294833 A JPH01294833 A JP H01294833A JP 63126473 A JP63126473 A JP 63126473A JP 12647388 A JP12647388 A JP 12647388A JP H01294833 A JPH01294833 A JP H01294833A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
(産業上の利用分野)
本発明はアルミニウム合金粉末焼結体の製造方法に係り
、特に高耐摩耗性を必要とする摺動部材。 機械部品等に使用可能なアルミニウム合金粉末焼結体の
製造方法に関する。 (従来の技術及び解決しようとする課題)アルミニウム
合金粉末焼結体は、軽量という特性を有すること、粉末
を出発材料とするために第二成分の添加が可能であるこ
と、金型の寸法精度及び製品の形状によって最終製品を
安価に得られること等のメリットがあることから、摺動
部材や機械部品、特に弱電関連部品の分野等で期待され
ている。 しかし、アルミニウム粉末の表面には安定な酸化皮膜が
存在しているため、アルミニウム合金粉末の焼結は難し
いと云われている。 この点、大気中で焼結してアルミニウム合金粉末焼結体
を得る方法が提案されている(特許第1291784号
)。この方法は、純アルミニウム粉末とアルミニウム合
金粉末とを所定量混合した後、これら混合粉末を予め潤
滑剤が塗布された金型に充填し、プレスすることにより
真密度比98%以上のプリフォームを成形し、次いで大
気中で焼結する方法である。ここで潤滑剤を金型に予め
塗布するのは、プリフォームの真密度比を98%以上に
上げるためであり、潤滑剤を粉末と混合してしまうと、
プリフォーム内に外気とつながる開放気孔がないので脱
ガスを行うことができないためである。しかし、このよ
うな金型潤滑方式では生産性が非常に劣るという問題が
ある。またプリフォームの真密度比を98%以上に」二
げる理由は、プリフォームの焼結を大気中で実施するた
め、系内に開放気孔が存在するとプレス成形による粉末
表面の酸化皮膜の破壊によって得られた新生活性面が再
度酸化され、結果として焼結が抑制されるためである。 大気中で焼結するのは雰囲気焼結炉や真空焼結炉を使用
することによる生産性の低下を回避するためと云われて
いるが、近年は焼結炉の発達により不活性雰囲気や真空
中での焼結が容易になってきており、必ずしも利点とは
云えない状況になってきている。更に真密度比を98%
以上に上げるには製品の大きさによっては大型プレスが
必要となるという制約がある。 一方、近年、金属溶湯の急冷凝固法の発達により、多量
のSiを添加した高力耐摩耗性アルミニウム合金粉末が
開発されており、また、この急冷凝固粉末にSiC等の
セラミック及び黒鉛等の固体潤滑剤を添加することによ
り耐摩耗性のより一層の向上を図った複合材の研究、開
発も盛んに行われており、その成果が発表されている(
例、特開昭60−50137号、同59−59855号
)。 しかし乍ら、前述の如く、アルミニウム合金粉末の表面
には安定な酸化皮膜が存在するため、急冷凝固法から得
られた高Si系アルミニウム合金粉末等のような硬質粉
末は熱間で大きな塑性変形を与えないと粉末表面の酸化
皮膜が破壊されず。 結果的に粉末間に十分な結合力を与えることができない
。 このため、それら急冷凝固粉末からアルミニウム合金製
品を得ようとする場合には、熱間押出し法や焼結鍛造法
等の熱間塑性加工を伴う手法が採られている。 しかし、熱間押出し法では、押出し棒から切削加工及び
冷間・熱間鍛造などが必要であり、材料歩留が悪いこと
や加工コストが高い等の問題がある。特にアルミニウム
合金粉末にセラミックス粒子等を添加すると熱間押出し
中に割れが入ったり、切削、鍛造が非常に困難になる。 一方、焼結鍛造法によれば最終形状品に近いものが得ら
れ、特にセラミックス粒子等との複合化材料を得ようと
する場合、有利な方法の1つである。しかし、プリフォ
ームの鍛造を熱間で行うため、型の焼付きやメタルの塑
性流動等による型寿命の低下及び寸法精度を出しにくい
等の問題があり、最終的には切削加工に頼らざるを得な
い。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、耐摩耗性に優れたアルミニウム合金
製品を生産性よく、しかも安価に且つ寸法精度よく製造
し得る方法を提供することを目的とするものである。 (課題を解決しようとする手段) 前記従来技術の問題点を解決するために、本発明者等は
鋭意研究を重ねた。その結果、マトリックスとなるアル
ミニウム合金は、軟質粉である純アルミニウム粉末を主
体とし、この純アルミニウム粉末とアルミニウム合金粉
末とを焼結過程で合金化させることに着目し、しかも特
定粒度の粉末を用いることにより粉末の流動性を改善す
ることを試みた。その際、該混合粉末に潤滑剤を1.0
〜11.5%添加し、そのうち特にアミド系潤滑剤を1
wt%前後添加し、金型を用いて圧粉成形して真密度比
70%以上のプリフォームを作製した後、不活性雰囲気
又は真空中で焼結することにより、効率よくアルミニウ
ム合金焼結体が得られることが判明した。そこで、この
知見に基づいて更に粉末の性状、混合粉末組成、プロセ
ス条件等々について詳細に実験研究を重ね、ここに本発
明をなすに至ったものである。 すなわち1本発明に係るアルミニウム合金粉末焼結体の
製造方法は、要するに、それぞれアトマイズ法により得
られた純アルミニウム粉末85〜95wt%とアルミニ
ウム合金粉末5〜15wt%との混合粉末、或いはこれ
に硬質粒子を3〜20wt%添加した混合粉末に、潤滑
剤としてアミド系潤滑剤を0.5〜1.5wt%添加し
、或いは更に固体潤滑剤を0.5〜10wt%添加した
後、該混合粉末を圧粉成形して真密度比70%以上のプ
リフォームを製造し、次いで該プリフォームを450〜
600℃の真空又は不活性ガス雰囲気中で焼結すること
を特徴とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 比較的高強度なアルミニウム合金品を得ようとする場合
、通常はAA規格に準する合金溶湯を鋳造して得ること
が多い、しかし、アルミニウム合金の軽量であるという
特性を活かすと共に、これと第2成分との複合化により
自己潤滑性や低熱膨張係数等の特性を付加しようとする
場合には、鋳造では困難である。また、材料歩留や寸法
精度の点は精密鋳造の飛躍的な発達により向上はしてい
るものの、精密鋳造法はコスト高となっている。 このため、近年はアルミニウム合金を粉末冶金的手法に
より製造する試みが多くなされている。 しかし・前述の如く、アルミニウム合金の粉末冶金の場
合は、その粉末の表面に酸化皮膜が存在するため、通常
の圧粉成形〜焼結では強固な粉末間の結合が得られない
。そのため、−船釣にアルミニウム合金の粉末冶金には
熱間押出し法や焼結鍛造法といった熱間で粉末を塑性変
形させ強固な結合体をつくる方法が採られているのであ
る。しかし乍ら、熱間押出し法や焼結鍛造法はいずれも
問題があることは既述のとおりである。 これに対し、本発明法では、軟質粉である純アルミニウ
ム粉末に硬質粉であるアルミニウム合金粉末を添加し圧
粉成形してアルミニウム粉末に塑性変形を与えて粉末表
面の酸化皮膜を破壊し、更に純アルミニウム粉末とアル
ミニウム合金粉末とに合金成分の濃度勾配をつけてやる
ことにより、合金元素の拡散が促進され、マトリックス
の合金化を図ると、強固な焼結体が得られるのである。 また、添加する合金粉末組成によっては焼結時に液相を
生成し、マトリックスの合金化及び焼結を促進すること
が可能となる。 次に本発明における各種条件の限定理由を説明する。 本発明法に用いる純アルミニウム粉末とアルミニウム合
金粉末は、いずれもアトマイズ法により製造したものが
利用できる。 純アルミニウム粉末は、粒度が50メツシュ以下で32
5メツシュ以上のものであるのが好ましい。粒度が50
メツシュ以上であると粉末の充填という点からプリフォ
ームの成形性が悪くなり、また325メツシュ以下では
金型充填時の流動性を悪くし、生産性が劣る。 アルミニウム合金粉末は、組成上特に限定されないが、
純アルミニウム粉末と混合し、圧粉成形〜焼結後、マト
リックスとの合金化により硬化、強化させることができ
る組成のものであること、また大気アトマイズ法により
容易に製造できるものであることが望ましい。例えば、
望ましい組成として、Si:6.0〜30.0%、Cu
:5.0〜30.0%及びMg: 5 、 0〜10.
0%を含み、残部が実質的にAlからなるアルミニウム
合金を挙げることができる。この場合、Si、Cu及び
M g カ下限以下であると焼結によるマトリックスの
合金化を図ることができても、硬化、強化にはあまり寄
与せず、またそれぞれ上限以上ではアトマイズしにくく
なる。また、アルミニウム合金粉末は、プリフォームの
充填密度を上げるために、100メツシュ以下のものを
用いるのが望ましい。 純アルミニウム粉末とアルミニウム合金粉末との混合粉
末は、純アルミニウム粉末85〜95wt%とアルミニ
ウム合金粉末5〜15wt%からなる組成とする必要が
ある。純アルミニウム粉末の量が85wt%未満では成
形性が悪化し、結果的に高密度の焼結体が得られない。 また、成形性が悪くなることにより、ラミネーションク
ラックの発生や、コーナ一部の欠損を生じる原因となる
。95wt%を超えると合金成分の量が少なくなり1合
金化は促進されるものの強度向上が不充分となるので好
ましくない。 更に、本発明では、上記純アルミニウム粉末とアルミニ
ウム合金粉末との混合粉末に、必要に応じて硬質粒子を
所定量添加することができる。 このような硬質粒子としては、S I C、S i3
NいAl、O,、Sin、、ZrO2、Z r O2・
S x O2(ジルコン)、46〜50%Al、O,−
29〜30%ZrO2−18〜20%S io、混合物
(昭和電工製人造合成研削材AZ)などを−例とする高
強度の各種炭化物、窒化物、酸化物の粒子を用いること
ができる。特に球状Al203等の球状のものは相手材
を傷つけることがないので好ましい。これら硬質粒子は
1種又は2種以上を上記添加量で添加することができる
。 硬質粒子の添加量は3〜20wt%の範囲とする。 添加量が3wt%未満では耐摩耗性が改善されず、硬質
粒子を添加する意味がない。一方、20wt%を超えて
添加するとアルミニウム粉末同志の接触を妨げ、焼結性
を損なうので望ましくない。なお。 2種以上を添加するときは合計で2〜20wt%の範囲
とするのが望ましい、硬質粒子を均一に分散させるには
V型混合機を用いて充分撹拌すればよい。 硬質粒子の粒径は3〜50μ閣の範囲が望ましく、5〜
30μmが好ましい、、3μm以下では粒子費用面の活
性化エネルギーが増大し、粒子同志が凝集して基地中に
分散しにくくなり、混合手段として高エネルギーボール
ミル等のコスト高の方法が必要となるので好ましくない
。また50μmを超えると硬質粒子がアルミニウム粉末
の接触を妨げるようになり、結果としてプリフォームの
成形性及び焼結性を悪くするので好ましくない。 上記混合粉末に添加する潤滑剤としては、特に有効なの
はアミド系潤滑剤であり、0.5〜1.5wt%添加す
るのが良い。従来は、ステアリン酸亜鉛が用いられてい
たが、これでは焼成後もZnOの形で潤滑成分が残留し
、焼結体の特性を低下させる欠点があった。これに対し
、アミド系潤滑剤を所定量用いることによりそのような
不都合を解消したものである。アミド系潤滑剤は粉末を
圧粉成形する際、粉末と型との摩擦の低減及び粉末粒子
相互の滑りを良くする効果を有し、焼結前に温度が上昇
するとすべて分解消失して残渣が残らないので都合が良
い。しかし、アミド系潤滑剤が0゜5wt%未満では離
型時に潤滑の硬化が得られず、プリフォームに傷がつい
たり、ラミネーション・クラックによる割れが生じ、ま
た1、5wt%を超えると粉末の流動性を著しく悪くし
、生産性が劣るので、好ましくない。アミド系潤滑剤と
しては、焼結温度以下で分解する金属塩(例、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸アルミ
ニウムなど)を含まないものであり、例えば、次の分子
式 (R” C□? H3mステアリル残基)を有するエチ
レンビスステアロアマイドがある。 なお、C−C結合が若干具なる組成のものも可能である
。 また、上記アミド系潤滑剤と共に、固定潤滑剤を0.5
〜10wt%添加することもできる。固体潤滑剤は焼結
後もそのままの形で存在し、得られた焼結体に自己潤滑
性を持たせる効果を有する。 添加量がQ、5wt%未満では耐摩耗性が改善されず、
固体潤滑剤を添加するメリットがなく、また10wt%
を超えて添加すると粉末成形が困難になるので望ましく
ない。固体潤滑剤としては黒鉛チョップを使用でき、サ
イズは50〜500μrg8度のものでよい。 次いで、上記のように調整した混合粉末を冷間で成形し
て真密度比70%以上のプリフォームを製造する。真密
度比が70%未満であるとプリフォームのコーナ部が欠
ける等、ハンドリング上の問題が生じるので好ましくな
い。 このようにして得られたプリフォームを更に450〜6
00℃の真空又は不活性ガス雰囲気中で焼結する。大気
中では圧粉成形時に粉末表面の酸化皮膜の破壊により得
られた新生活性面が再度酸化され、焼結の進行を阻害す
る。このため、真空又は不活性ガス雰囲気中で焼結する
ことが必要である。真空の場合、真空度は0.1Tor
r以下、望ましくは0.0ITorr以下にするのがよ
い。不活性ガス雰囲気の場合は、Ar、N2のような不
活性ガスで露点が一10℃以下、望ましくは一20℃以
下になるように不活性雰囲気をコントロールするとよい
。 焼結温度が450’Cより低いと焼結の進行が遅く、ま
たアルミニウム酸化物表面の吸着水や結晶水を完全に除
去することができない。一方、6゜0℃よりも高いと焼
結は進行するものの、組織の粗大化が生じ、機械的性質
の劣化が生ずるので好ましくない。 なお、焼結過程で温度が400〜450℃に達した時点
で保持し、アミド系潤滑剤を充分分解消失させると強固
な焼結体が得られる。焼結後は。 強度、硬度の向上及び寸法出しのために、サイジング及
びサイジング後再焼結を行うことが可能である。再焼結
は系内が完全に緻密化していないので、真空又は不活性
ガス雰囲気中で行うのが好ましい、また再焼結温度は焼
結温度と同じく450〜600℃でよい。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す6 失立件上 大気アトマイズ法により製造した純アルミニウム粉末に
、同じく大気アトマイズ法により得られたAl−20%
5i−10%Cu−10%Mgの組成のAl合金粉末又
はA Q−’6%5i−30%Cu−10%Mgの組成
のAl合金粉末を5〜15wt%の範囲で添加、混合し
た混合粉末に、アミド系潤滑剤をlvt%添加した後、
面圧4 ton/c+++”で引張試験片形状に圧粉成
形してプリフォームを得た。 得られたプリフォームの真密度比は90〜93%であっ
た。 次いで、これらのプリフォームを0.0ITorr以下
の真空中で590℃X1hrの条件で焼結した。 得られた焼結体に530〜500 ’cX lhrの溶
体化処理を施した後、水冷し、175℃X8hr及び1
80’CX8hrの時効処理を施し、引張試験を実施し
た。その結果を第1表及び第2表に示す。 各表より、いずれの組成のAl合金粉末を添加した場合
の焼結体も、引張強さ20.5〜31.5kgf/mm
”を示し、高い強度を有するアルミニウム合金焼結体が
得られることがわかる。 また、325メツシュ以下の微粒子を含まないものと含
むものにつき純アルミニウム粉末の流動性を調べたとこ
ろ、第3表に示す結果が得られた。 純アルミニウム粉末としては50メツシュ以下、325
メツシュ以上の粒度に整粒したものが流動性が良好であ
る。
、特に高耐摩耗性を必要とする摺動部材。 機械部品等に使用可能なアルミニウム合金粉末焼結体の
製造方法に関する。 (従来の技術及び解決しようとする課題)アルミニウム
合金粉末焼結体は、軽量という特性を有すること、粉末
を出発材料とするために第二成分の添加が可能であるこ
と、金型の寸法精度及び製品の形状によって最終製品を
安価に得られること等のメリットがあることから、摺動
部材や機械部品、特に弱電関連部品の分野等で期待され
ている。 しかし、アルミニウム粉末の表面には安定な酸化皮膜が
存在しているため、アルミニウム合金粉末の焼結は難し
いと云われている。 この点、大気中で焼結してアルミニウム合金粉末焼結体
を得る方法が提案されている(特許第1291784号
)。この方法は、純アルミニウム粉末とアルミニウム合
金粉末とを所定量混合した後、これら混合粉末を予め潤
滑剤が塗布された金型に充填し、プレスすることにより
真密度比98%以上のプリフォームを成形し、次いで大
気中で焼結する方法である。ここで潤滑剤を金型に予め
塗布するのは、プリフォームの真密度比を98%以上に
上げるためであり、潤滑剤を粉末と混合してしまうと、
プリフォーム内に外気とつながる開放気孔がないので脱
ガスを行うことができないためである。しかし、このよ
うな金型潤滑方式では生産性が非常に劣るという問題が
ある。またプリフォームの真密度比を98%以上に」二
げる理由は、プリフォームの焼結を大気中で実施するた
め、系内に開放気孔が存在するとプレス成形による粉末
表面の酸化皮膜の破壊によって得られた新生活性面が再
度酸化され、結果として焼結が抑制されるためである。 大気中で焼結するのは雰囲気焼結炉や真空焼結炉を使用
することによる生産性の低下を回避するためと云われて
いるが、近年は焼結炉の発達により不活性雰囲気や真空
中での焼結が容易になってきており、必ずしも利点とは
云えない状況になってきている。更に真密度比を98%
以上に上げるには製品の大きさによっては大型プレスが
必要となるという制約がある。 一方、近年、金属溶湯の急冷凝固法の発達により、多量
のSiを添加した高力耐摩耗性アルミニウム合金粉末が
開発されており、また、この急冷凝固粉末にSiC等の
セラミック及び黒鉛等の固体潤滑剤を添加することによ
り耐摩耗性のより一層の向上を図った複合材の研究、開
発も盛んに行われており、その成果が発表されている(
例、特開昭60−50137号、同59−59855号
)。 しかし乍ら、前述の如く、アルミニウム合金粉末の表面
には安定な酸化皮膜が存在するため、急冷凝固法から得
られた高Si系アルミニウム合金粉末等のような硬質粉
末は熱間で大きな塑性変形を与えないと粉末表面の酸化
皮膜が破壊されず。 結果的に粉末間に十分な結合力を与えることができない
。 このため、それら急冷凝固粉末からアルミニウム合金製
品を得ようとする場合には、熱間押出し法や焼結鍛造法
等の熱間塑性加工を伴う手法が採られている。 しかし、熱間押出し法では、押出し棒から切削加工及び
冷間・熱間鍛造などが必要であり、材料歩留が悪いこと
や加工コストが高い等の問題がある。特にアルミニウム
合金粉末にセラミックス粒子等を添加すると熱間押出し
中に割れが入ったり、切削、鍛造が非常に困難になる。 一方、焼結鍛造法によれば最終形状品に近いものが得ら
れ、特にセラミックス粒子等との複合化材料を得ようと
する場合、有利な方法の1つである。しかし、プリフォ
ームの鍛造を熱間で行うため、型の焼付きやメタルの塑
性流動等による型寿命の低下及び寸法精度を出しにくい
等の問題があり、最終的には切削加工に頼らざるを得な
い。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、耐摩耗性に優れたアルミニウム合金
製品を生産性よく、しかも安価に且つ寸法精度よく製造
し得る方法を提供することを目的とするものである。 (課題を解決しようとする手段) 前記従来技術の問題点を解決するために、本発明者等は
鋭意研究を重ねた。その結果、マトリックスとなるアル
ミニウム合金は、軟質粉である純アルミニウム粉末を主
体とし、この純アルミニウム粉末とアルミニウム合金粉
末とを焼結過程で合金化させることに着目し、しかも特
定粒度の粉末を用いることにより粉末の流動性を改善す
ることを試みた。その際、該混合粉末に潤滑剤を1.0
〜11.5%添加し、そのうち特にアミド系潤滑剤を1
wt%前後添加し、金型を用いて圧粉成形して真密度比
70%以上のプリフォームを作製した後、不活性雰囲気
又は真空中で焼結することにより、効率よくアルミニウ
ム合金焼結体が得られることが判明した。そこで、この
知見に基づいて更に粉末の性状、混合粉末組成、プロセ
ス条件等々について詳細に実験研究を重ね、ここに本発
明をなすに至ったものである。 すなわち1本発明に係るアルミニウム合金粉末焼結体の
製造方法は、要するに、それぞれアトマイズ法により得
られた純アルミニウム粉末85〜95wt%とアルミニ
ウム合金粉末5〜15wt%との混合粉末、或いはこれ
に硬質粒子を3〜20wt%添加した混合粉末に、潤滑
剤としてアミド系潤滑剤を0.5〜1.5wt%添加し
、或いは更に固体潤滑剤を0.5〜10wt%添加した
後、該混合粉末を圧粉成形して真密度比70%以上のプ
リフォームを製造し、次いで該プリフォームを450〜
600℃の真空又は不活性ガス雰囲気中で焼結すること
を特徴とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 比較的高強度なアルミニウム合金品を得ようとする場合
、通常はAA規格に準する合金溶湯を鋳造して得ること
が多い、しかし、アルミニウム合金の軽量であるという
特性を活かすと共に、これと第2成分との複合化により
自己潤滑性や低熱膨張係数等の特性を付加しようとする
場合には、鋳造では困難である。また、材料歩留や寸法
精度の点は精密鋳造の飛躍的な発達により向上はしてい
るものの、精密鋳造法はコスト高となっている。 このため、近年はアルミニウム合金を粉末冶金的手法に
より製造する試みが多くなされている。 しかし・前述の如く、アルミニウム合金の粉末冶金の場
合は、その粉末の表面に酸化皮膜が存在するため、通常
の圧粉成形〜焼結では強固な粉末間の結合が得られない
。そのため、−船釣にアルミニウム合金の粉末冶金には
熱間押出し法や焼結鍛造法といった熱間で粉末を塑性変
形させ強固な結合体をつくる方法が採られているのであ
る。しかし乍ら、熱間押出し法や焼結鍛造法はいずれも
問題があることは既述のとおりである。 これに対し、本発明法では、軟質粉である純アルミニウ
ム粉末に硬質粉であるアルミニウム合金粉末を添加し圧
粉成形してアルミニウム粉末に塑性変形を与えて粉末表
面の酸化皮膜を破壊し、更に純アルミニウム粉末とアル
ミニウム合金粉末とに合金成分の濃度勾配をつけてやる
ことにより、合金元素の拡散が促進され、マトリックス
の合金化を図ると、強固な焼結体が得られるのである。 また、添加する合金粉末組成によっては焼結時に液相を
生成し、マトリックスの合金化及び焼結を促進すること
が可能となる。 次に本発明における各種条件の限定理由を説明する。 本発明法に用いる純アルミニウム粉末とアルミニウム合
金粉末は、いずれもアトマイズ法により製造したものが
利用できる。 純アルミニウム粉末は、粒度が50メツシュ以下で32
5メツシュ以上のものであるのが好ましい。粒度が50
メツシュ以上であると粉末の充填という点からプリフォ
ームの成形性が悪くなり、また325メツシュ以下では
金型充填時の流動性を悪くし、生産性が劣る。 アルミニウム合金粉末は、組成上特に限定されないが、
純アルミニウム粉末と混合し、圧粉成形〜焼結後、マト
リックスとの合金化により硬化、強化させることができ
る組成のものであること、また大気アトマイズ法により
容易に製造できるものであることが望ましい。例えば、
望ましい組成として、Si:6.0〜30.0%、Cu
:5.0〜30.0%及びMg: 5 、 0〜10.
0%を含み、残部が実質的にAlからなるアルミニウム
合金を挙げることができる。この場合、Si、Cu及び
M g カ下限以下であると焼結によるマトリックスの
合金化を図ることができても、硬化、強化にはあまり寄
与せず、またそれぞれ上限以上ではアトマイズしにくく
なる。また、アルミニウム合金粉末は、プリフォームの
充填密度を上げるために、100メツシュ以下のものを
用いるのが望ましい。 純アルミニウム粉末とアルミニウム合金粉末との混合粉
末は、純アルミニウム粉末85〜95wt%とアルミニ
ウム合金粉末5〜15wt%からなる組成とする必要が
ある。純アルミニウム粉末の量が85wt%未満では成
形性が悪化し、結果的に高密度の焼結体が得られない。 また、成形性が悪くなることにより、ラミネーションク
ラックの発生や、コーナ一部の欠損を生じる原因となる
。95wt%を超えると合金成分の量が少なくなり1合
金化は促進されるものの強度向上が不充分となるので好
ましくない。 更に、本発明では、上記純アルミニウム粉末とアルミニ
ウム合金粉末との混合粉末に、必要に応じて硬質粒子を
所定量添加することができる。 このような硬質粒子としては、S I C、S i3
NいAl、O,、Sin、、ZrO2、Z r O2・
S x O2(ジルコン)、46〜50%Al、O,−
29〜30%ZrO2−18〜20%S io、混合物
(昭和電工製人造合成研削材AZ)などを−例とする高
強度の各種炭化物、窒化物、酸化物の粒子を用いること
ができる。特に球状Al203等の球状のものは相手材
を傷つけることがないので好ましい。これら硬質粒子は
1種又は2種以上を上記添加量で添加することができる
。 硬質粒子の添加量は3〜20wt%の範囲とする。 添加量が3wt%未満では耐摩耗性が改善されず、硬質
粒子を添加する意味がない。一方、20wt%を超えて
添加するとアルミニウム粉末同志の接触を妨げ、焼結性
を損なうので望ましくない。なお。 2種以上を添加するときは合計で2〜20wt%の範囲
とするのが望ましい、硬質粒子を均一に分散させるには
V型混合機を用いて充分撹拌すればよい。 硬質粒子の粒径は3〜50μ閣の範囲が望ましく、5〜
30μmが好ましい、、3μm以下では粒子費用面の活
性化エネルギーが増大し、粒子同志が凝集して基地中に
分散しにくくなり、混合手段として高エネルギーボール
ミル等のコスト高の方法が必要となるので好ましくない
。また50μmを超えると硬質粒子がアルミニウム粉末
の接触を妨げるようになり、結果としてプリフォームの
成形性及び焼結性を悪くするので好ましくない。 上記混合粉末に添加する潤滑剤としては、特に有効なの
はアミド系潤滑剤であり、0.5〜1.5wt%添加す
るのが良い。従来は、ステアリン酸亜鉛が用いられてい
たが、これでは焼成後もZnOの形で潤滑成分が残留し
、焼結体の特性を低下させる欠点があった。これに対し
、アミド系潤滑剤を所定量用いることによりそのような
不都合を解消したものである。アミド系潤滑剤は粉末を
圧粉成形する際、粉末と型との摩擦の低減及び粉末粒子
相互の滑りを良くする効果を有し、焼結前に温度が上昇
するとすべて分解消失して残渣が残らないので都合が良
い。しかし、アミド系潤滑剤が0゜5wt%未満では離
型時に潤滑の硬化が得られず、プリフォームに傷がつい
たり、ラミネーション・クラックによる割れが生じ、ま
た1、5wt%を超えると粉末の流動性を著しく悪くし
、生産性が劣るので、好ましくない。アミド系潤滑剤と
しては、焼結温度以下で分解する金属塩(例、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸アルミ
ニウムなど)を含まないものであり、例えば、次の分子
式 (R” C□? H3mステアリル残基)を有するエチ
レンビスステアロアマイドがある。 なお、C−C結合が若干具なる組成のものも可能である
。 また、上記アミド系潤滑剤と共に、固定潤滑剤を0.5
〜10wt%添加することもできる。固体潤滑剤は焼結
後もそのままの形で存在し、得られた焼結体に自己潤滑
性を持たせる効果を有する。 添加量がQ、5wt%未満では耐摩耗性が改善されず、
固体潤滑剤を添加するメリットがなく、また10wt%
を超えて添加すると粉末成形が困難になるので望ましく
ない。固体潤滑剤としては黒鉛チョップを使用でき、サ
イズは50〜500μrg8度のものでよい。 次いで、上記のように調整した混合粉末を冷間で成形し
て真密度比70%以上のプリフォームを製造する。真密
度比が70%未満であるとプリフォームのコーナ部が欠
ける等、ハンドリング上の問題が生じるので好ましくな
い。 このようにして得られたプリフォームを更に450〜6
00℃の真空又は不活性ガス雰囲気中で焼結する。大気
中では圧粉成形時に粉末表面の酸化皮膜の破壊により得
られた新生活性面が再度酸化され、焼結の進行を阻害す
る。このため、真空又は不活性ガス雰囲気中で焼結する
ことが必要である。真空の場合、真空度は0.1Tor
r以下、望ましくは0.0ITorr以下にするのがよ
い。不活性ガス雰囲気の場合は、Ar、N2のような不
活性ガスで露点が一10℃以下、望ましくは一20℃以
下になるように不活性雰囲気をコントロールするとよい
。 焼結温度が450’Cより低いと焼結の進行が遅く、ま
たアルミニウム酸化物表面の吸着水や結晶水を完全に除
去することができない。一方、6゜0℃よりも高いと焼
結は進行するものの、組織の粗大化が生じ、機械的性質
の劣化が生ずるので好ましくない。 なお、焼結過程で温度が400〜450℃に達した時点
で保持し、アミド系潤滑剤を充分分解消失させると強固
な焼結体が得られる。焼結後は。 強度、硬度の向上及び寸法出しのために、サイジング及
びサイジング後再焼結を行うことが可能である。再焼結
は系内が完全に緻密化していないので、真空又は不活性
ガス雰囲気中で行うのが好ましい、また再焼結温度は焼
結温度と同じく450〜600℃でよい。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す6 失立件上 大気アトマイズ法により製造した純アルミニウム粉末に
、同じく大気アトマイズ法により得られたAl−20%
5i−10%Cu−10%Mgの組成のAl合金粉末又
はA Q−’6%5i−30%Cu−10%Mgの組成
のAl合金粉末を5〜15wt%の範囲で添加、混合し
た混合粉末に、アミド系潤滑剤をlvt%添加した後、
面圧4 ton/c+++”で引張試験片形状に圧粉成
形してプリフォームを得た。 得られたプリフォームの真密度比は90〜93%であっ
た。 次いで、これらのプリフォームを0.0ITorr以下
の真空中で590℃X1hrの条件で焼結した。 得られた焼結体に530〜500 ’cX lhrの溶
体化処理を施した後、水冷し、175℃X8hr及び1
80’CX8hrの時効処理を施し、引張試験を実施し
た。その結果を第1表及び第2表に示す。 各表より、いずれの組成のAl合金粉末を添加した場合
の焼結体も、引張強さ20.5〜31.5kgf/mm
”を示し、高い強度を有するアルミニウム合金焼結体が
得られることがわかる。 また、325メツシュ以下の微粒子を含まないものと含
むものにつき純アルミニウム粉末の流動性を調べたとこ
ろ、第3表に示す結果が得られた。 純アルミニウム粉末としては50メツシュ以下、325
メツシュ以上の粒度に整粒したものが流動性が良好であ
る。
第1表 /1−20%5i−10%Cu−10%Mg添
加第2表 1−6%5L−30%Cu−10%Mg添加
流動性指標である。 ′!SjM舅1 大気アトマイズ法により製造した純アルミニウム粉末に
、同じく大気アトマイズ法により得られたAl−20%
5i−10%Cu−10%Mgの組成のAl合金粉末を
5wt%添加、混合した混合粉末に、潤滑剤としてアミ
ド系潤滑剤1tzt%を添加し、更に固体潤滑剤として
黒鉛チョップ0.5〜10をwt%添加し、面圧4 t
on/cm”でプリフォームを冷間成形にて作成した。 得られたプリフォームの真密度比は87〜93%であっ
た。 次いで、これらのプリフォームを0 、 OI Tor
r以下の真空中で590℃X1hrの条件で焼結した。 得られた焼結体を用いて大越式摩耗試験機により摩耗試
験を実施して比摩耗量を測定し、耐摩耗性を評価した。 その結果を第1図に示す。なお、摩耗試験条件としては
、相手材にFe12を用い、摩耗距離60011.最終
荷重2 、1 kgfとした。 比較のため、耐摩耗性AC8A合金によるデータも併記
する。また、潤滑剤を使用しない例も併記した。 同図より1本発明のアルミニウム合金焼結体は、耐摩耗
性AC8A合金と同等の耐摩耗性を有している。 去JLfL灸 実施例2において、更に硬質粒子としてSiCを3%、
10%、15%、20%添加した混合粉((純アルミニ
ウム粉末9!5wt%+Al合金粉5%+1%)+アミ
ド系潤滑剤1wt%十硬質粒子)を用い。 同様の条件で焼結体を得て、焼結体の比摩耗量を測定し
た。その結果は第2図に示すように、本発明材は比較1
Ac8A合金に比べて低、高摩擦速度域で優れた耐摩耗
性を有し、中摩擦速度域では同等の耐摩耗性を有してい
る。 失胤銖生 実施例2において、更に硬質粒子としてS io2、S
i3N4、ZrO,、Afl、03、AZを5vt%添
加した混合粉((純アルミニウム粉末95wt%+Af
1合金粉5wt%)+アミド系潤滑剤1vt%十硬質粒
子5vt%)を用い、同様の条件で焼結体を得て、焼結
体の比摩耗量を測定した。その結果は第3図に示すよう
に、本発明材は無添加材(アルミ混合粉単味)よりも優
れた耐摩耗性を有している。 寒施叢l 実施例2において、更に硬質粒子として5iC1Aα、
03.AZを5wt%を添加した混合粉(く純アルミニ
ウム粉末95wt%+Al合金粉5wt%)+アミド系
潤滑剤1wt%十固体潤滑剤2wt%十硬質粒子5wt
%)を用い、同様の条件で焼結体を得て、焼結体の比摩
耗量を測定した。その結果は第4図に示すように1本発
明材は無添加材(アルミ混合粉単味)よりも優れた耐摩
耗性を有している。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、純アルミニウム
粉末を主体とし、これにアルミニウム合金粉末を添加混
合し、潤滑剤としてアミド系潤滑剤又は固体潤滑剤等を
添加し、特定のプロセス条件で圧粉成形、焼結するので
、耐摩耗性に優れたアルミニウム合金粉末焼結体を高歩
留で寸法精度よく、しかも安価に製造することができる
。また、硬質粒子を添加すると更に耐摩耗性を向上する
ことができる。
加第2表 1−6%5L−30%Cu−10%Mg添加
流動性指標である。 ′!SjM舅1 大気アトマイズ法により製造した純アルミニウム粉末に
、同じく大気アトマイズ法により得られたAl−20%
5i−10%Cu−10%Mgの組成のAl合金粉末を
5wt%添加、混合した混合粉末に、潤滑剤としてアミ
ド系潤滑剤1tzt%を添加し、更に固体潤滑剤として
黒鉛チョップ0.5〜10をwt%添加し、面圧4 t
on/cm”でプリフォームを冷間成形にて作成した。 得られたプリフォームの真密度比は87〜93%であっ
た。 次いで、これらのプリフォームを0 、 OI Tor
r以下の真空中で590℃X1hrの条件で焼結した。 得られた焼結体を用いて大越式摩耗試験機により摩耗試
験を実施して比摩耗量を測定し、耐摩耗性を評価した。 その結果を第1図に示す。なお、摩耗試験条件としては
、相手材にFe12を用い、摩耗距離60011.最終
荷重2 、1 kgfとした。 比較のため、耐摩耗性AC8A合金によるデータも併記
する。また、潤滑剤を使用しない例も併記した。 同図より1本発明のアルミニウム合金焼結体は、耐摩耗
性AC8A合金と同等の耐摩耗性を有している。 去JLfL灸 実施例2において、更に硬質粒子としてSiCを3%、
10%、15%、20%添加した混合粉((純アルミニ
ウム粉末9!5wt%+Al合金粉5%+1%)+アミ
ド系潤滑剤1wt%十硬質粒子)を用い。 同様の条件で焼結体を得て、焼結体の比摩耗量を測定し
た。その結果は第2図に示すように、本発明材は比較1
Ac8A合金に比べて低、高摩擦速度域で優れた耐摩耗
性を有し、中摩擦速度域では同等の耐摩耗性を有してい
る。 失胤銖生 実施例2において、更に硬質粒子としてS io2、S
i3N4、ZrO,、Afl、03、AZを5vt%添
加した混合粉((純アルミニウム粉末95wt%+Af
1合金粉5wt%)+アミド系潤滑剤1vt%十硬質粒
子5vt%)を用い、同様の条件で焼結体を得て、焼結
体の比摩耗量を測定した。その結果は第3図に示すよう
に、本発明材は無添加材(アルミ混合粉単味)よりも優
れた耐摩耗性を有している。 寒施叢l 実施例2において、更に硬質粒子として5iC1Aα、
03.AZを5wt%を添加した混合粉(く純アルミニ
ウム粉末95wt%+Al合金粉5wt%)+アミド系
潤滑剤1wt%十固体潤滑剤2wt%十硬質粒子5wt
%)を用い、同様の条件で焼結体を得て、焼結体の比摩
耗量を測定した。その結果は第4図に示すように1本発
明材は無添加材(アルミ混合粉単味)よりも優れた耐摩
耗性を有している。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、純アルミニウム
粉末を主体とし、これにアルミニウム合金粉末を添加混
合し、潤滑剤としてアミド系潤滑剤又は固体潤滑剤等を
添加し、特定のプロセス条件で圧粉成形、焼結するので
、耐摩耗性に優れたアルミニウム合金粉末焼結体を高歩
留で寸法精度よく、しかも安価に製造することができる
。また、硬質粒子を添加すると更に耐摩耗性を向上する
ことができる。
第1図〜第4図はそれぞれ実施例で得られたアルミニウ
ム合金粉末焼結体の摩耗特性(比摩耗量と摩耗速度の関
係)を示す図である。 特許出願人 昭和電工株式会社
ム合金粉末焼結体の摩耗特性(比摩耗量と摩耗速度の関
係)を示す図である。 特許出願人 昭和電工株式会社
Claims (7)
- (1)アトマイズ法により得られた純アルミニウム粉末
85〜95wt%と、同じくアトマイズ法により得られ
たアルミニウム合金粉末5〜15wt%との混合粉末に
潤滑剤を1.0〜11.5wt%を添加し、該混合粉末
を圧粉成形して真密度比70%以上のプリフォームを製
造し、次いで該プリフォームを450〜600℃の真空
又は不活性ガス雰囲気中で焼結することを特徴とするア
ルミニウム合金粉末焼結体の製造方法。 - (2)潤滑剤として、アミド系潤滑剤を0.5〜1.5
wt%と、固体潤滑剤を0.5〜10wt%添加する請
求項1に記載の方法。 - (3)前記混合粉末に硬質粒子を3〜20wt%添加す
る請求項1又は2に記載の方法。 - (4)前記純アルミニウム粉末はアルミニウム溶湯を大
気アトマイズしたもので、50メッシュ以下、325メ
ッシュ以上の粒度を有するものである請求項1、2又は
3に記載の方法。 - (5)前記アルミニウム合金粉末は、重量%で(以下、
同じ)、Si:6.0〜30.0%、Cu:5.0〜3
0.0%及びMg:5.0〜10.0%を含み、残部が
実質的にAlからなる組成のアルミニウム合金溶湯をア
トマイズしたものであり、その粒度が100メッシュ以
下のものである請求項1、2又は3に記載の方法。 - (6)前記固体潤滑剤が黒鉛チョップである請求項2又
は3に記載の方法。 - (7)前記硬質粒子はSiC、SiO_2、Si_3N
_4、ZrO_2、Al_2O_3、ZrO_2・Si
O_2及び46〜50%Al_2O_3−29〜30%
ZrO_2−18〜20%SiO_2混合物のうちの1
種又は2種以上の粒子からなり、且つ粒径が3〜50μ
mのものである請求項3に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63126473A JPH0625386B2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | アルミニウム合金粉末及びその焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63126473A JPH0625386B2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | アルミニウム合金粉末及びその焼結体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01294833A true JPH01294833A (ja) | 1989-11-28 |
| JPH0625386B2 JPH0625386B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=14936089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63126473A Expired - Fee Related JPH0625386B2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | アルミニウム合金粉末及びその焼結体の製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0625386B2 (ja) |
Cited By (12)
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|---|---|---|---|---|
| US5176740A (en) * | 1989-12-29 | 1993-01-05 | Showa Denko K.K. | Aluminum-alloy powder, sintered aluminum-alloy, and method for producing the sintered aluminum-alloy |
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| WO2023136285A1 (ja) | 2022-01-14 | 2023-07-20 | 三菱マテリアル株式会社 | アルミニウム粉末製品、その製造方法、および積層造形物 |
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1988
- 1988-05-24 JP JP63126473A patent/JPH0625386B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0625386B2 (ja) | 1994-04-06 |
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