JPH01301766A - 絶縁電線並びにその製造方法 - Google Patents

絶縁電線並びにその製造方法

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JPH01301766A
JPH01301766A JP1866989A JP1866989A JPH01301766A JP H01301766 A JPH01301766 A JP H01301766A JP 1866989 A JP1866989 A JP 1866989A JP 1866989 A JP1866989 A JP 1866989A JP H01301766 A JPH01301766 A JP H01301766A
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benzotriazole
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増井 龍之助
Hiroyuki Oura
宏之 大浦
Sumio Matsuno
純男 松野
Chikashi Takeya
竹谷 千加士
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベンゾトリアゾール防錆溶液を用いて、銅撚
線表面の変色が長期にわたって防止される絶縁電線およ
び電カケープルの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、銅線および銅撚線の保管中、又は絶縁電線の製造
工程中および保管中において、銅線表面や撚線導体表面
が変色することかあり、その対策として種々の製造工程
で銅線、銅撚線などに銅層防錆溶液が塗布されている。
一方、屋外用配電線として塩化ビニル絶縁電線(OW)
、ポリエチレン絶縁電線(○E)、架橋ポリエチレン絶
縁電線(OC)などか多用されているが、架線後、数年
にして銅線表面に黒色酸化銅皮膜か生成し、稀に硬銅撚
線がナイフカッ1へ状に異常断線する、いわゆる、応力
腐食割れを起こすことがあり、電力保安上、重要な問題
となっている。
この応力腐食割れは、端末から電線内部に侵入した雨水
が電線の空隙に溜水し、濃縮されて腐食性溜水となって
銅線表面に厚い黒色酸化銅皮膜を形成し、その皮膜のク
ランク部に露出する下地銅を選択的に溶解するという腐
食要因と、硬銅撚線の加工時に生ずる曲り応力および電
線のトラム巻き時に生ずる曲げ応力に抗して架線時に生
しる応力などの応力要因との相互作用で起るものとされ
ている。
このような長期の腐食環境で発生ずる応力腐食割れに対
して、ベンゾトリアゾールをアルコールなどの揮発性溶
剤単独なものに溶解した溶液を硬銅撚線に塗布しても十
分な耐食性皮膜か形成されないため、長期の耐食効果か
期待できない問題がある。
そのため解決手段として、■銅用防錆成分を添加した絶
縁層を用いる方法、■硬銅1然綿内に水密コンパウンド
を充填する方法、■ベンゾトリアゾール誘導体を流動パ
ラフィン、ポリブテン、シリコーン油などに熔解したも
のを硬銅撚線上に塗布する方法などが掃案されている。
しかしながら、■については、絶縁層からの防錆剤の溶
出に難があり、長期間銅の変色を防止させることが困芹
で、絶縁層の絶縁抵抗が低下する好ましくない問題があ
る。■については、製造コストか高く、水密コンパウン
ドの除去作業が煩わしく、除去が十分でないときは接続
部の通電特性が低下する問題がある。■については、そ
の使用によって絶縁体と硬銅1然線との密着性が低下し
、引抜き強度か不足するという問題かある。
〔発明か解決しようとする問題点〕
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、硬銅撚
線に防錆溶液を塗布することにより、銅線や硬銅撚線の
表面上に強固な耐食性皮膜を形成し、硬銅撚線内部に腐
食性雨水が侵入しても、長期にわたって銅色を維持し、
且つ絶縁体と硬銅撚線との密着性が良好な絶縁電線およ
び電力ゲーブルの製造方法を提供することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の構成は、硬銅撚線の表面にベンゾトリアゾール
0.1〜10重量%、リン酸系可塑剤2〜70重量%、
残部が溶剤からなる防錆溶液を塗布した後、前記硬銅撚
線の外周に絶縁被覆層を形成させることを特徴とするも
のである。
以下、本発明の構成について更に詳細に説明する。
本発明に使用する防錆/8液において、ベンゾトリアゾ
ールの添加量を01〜10重量%とするのは、10重量
%以ト添加しても耐食性皮膜がより以上形成されないた
めに、防錆効果が飽和に達し、過剰量は析出するので好
ましくない。
逆に、0.1重量%以下の添加量では、十分な耐食性皮
膜が形成されないため、防錆効果か得られない。ベンゾ
トリアゾールの好ましい添加量は1〜5重量%である。
リン酸系可塑剤の使用量を2〜70重量%とするのは、
70重量%以上では塗布後、撚線導体」二に粘つきが残
ると共に引抜き試験か好ましくなく、ベンゾトリアゾー
ルが十分に溶解できない。逆に、1重量%以下では、形
成する耐食性皮膜に対する保護作用に欠けるため、十分
な防錆効果が得られにくい。
使用する溶剤はメタノールなどのアルコール系溶剤が好
ましい。
使用するリン酸系可塑剤は、トリメチル・ホスフェート
、トリブチル・ホスフェート、I・リ−(2−エチルへ
キシル)ホスフェ−1〜、2−エチルヘキシル・ジフェ
ニル・ホスフェート、I・リブトキシエチル・ホスフェ
−1−1I・ジフェニル・ホスフェ−1〜、クレジル・
ジフェニル・ホスフェ−1−、イソテシル・ジフェニル
・ボスフェート、トリクレジル・ホスフェ−1・、1〜
リトリル・ホスフェート、トリキシレニル・ホスフェー
ト、アルキル・アリル・ホスフェートなどで、これらの
群の1種以上が使用できる。
使用する溶剤はベンゾトリアゾールとリン酸系可塑剤と
の溶解混合を容易にし、目−つリン酸系可塑剤のもつ粘
つきを調整するために用いられるが、かかる溶剤として
は、メタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコ
ール系溶剤が好ましいが、特に限定されるものでない。
なお、本発明ではベンゾI・リアゾールのほか、ベンゾ
1−リアゾールモノエタノールアミン塩、ベンゾトリア
ゾールジエチルアミン塩、ベンゾI・リアゾールシクロ
ヘキシルアミン塩、ヘンゾトリアゾールモルボリン塩、
ベンゾトリアゾールジイソプロビルアミン塩、メチルヘ
ンゾトリアゾールシクロヘキソルアミン塩などのベンゾ
トリアゾール誘導体も同量で使用することができる。
〔実施例〕
以下、本発明にかかる実施例と比較例および従来例とを
対比して説明する。
外径2.0mmφの硬銅素線19木を同心撚りに撚り合
せた後、その外周に第1表に示すそれぞれの配合の防錆
溶液を塗布し、更にその外周にポリエチレン絶縁体を押
出被覆して60mm2屋外用ポリエチレン絶縁電線を製
造した。得られた各絶縁電線について、以下に示す耐食
性試験(注1、注2、注3)および導体引抜き試験(注
4)を行なった。その結果を第1表の配合例(配合は重
量%)の下段に合わせて示す。
(注1)絶縁電線から]、Ocm長の試料を金ノコで切
断し、絶縁体を剥いだ導体素線を濃度1100ppの硫
化す1−リウム水溶液に室温で30秒間浸漬した後取り
出して、導体素線表面の変色状態を目視し、耐食性良否
の判定をした。
(注2)絶縁電線から10cm長の試料を金ノコで切断
し、絶縁体を!J1iiiIlシて硬汁I撚線を取り出
し、導体素線の表面に付着する防錆溶液を溶剤で洗い落
した後、濃度1ooppmの硫化す1〜リウム水溶液に
室温で30秒間浸漬した後取り出して、導体素線表面の
変色状態を目視し、耐食性良否の判定をした。
(注1)(注2)の判定基準は、○印を変色のないもの
、Δ印を僅かに変色のあるもの、X印を明瞭に変色のあ
るものとして評価した。
(注3)絶縁電線から30cm長の試料を金ノコで切断
し、これを濃度+、ooppmのアンモニヤ水溶液に1
72浸漬し、60°Cで8時間、室温で16時間のヒー
トサイクルを1週間続けては新しいアンモニヤ水溶液と
取り替える腐食環境に、8週間浸漬させた後、試料を取
り出して絶縁体を剥離し、導体−にに生成する酸化銅の
平均皮膜厚を求め、その値から耐食性の良否の判断をし
た。
判定基準は、○印を皮膜厚0.2μm未満のもの、Δ印
を皮膜厚0.2〜0.3μmの範囲にあるもの、X印を
皮膜厚03μmを超えるものとして評価した。
(注4)絶縁電線から3m長の試料を金ノコで切断し、
片端1m端の絶縁体を10cm剥離し、他端を固定し、
片端の絶縁体に荷重1ton(引抜き荷重)を加えたと
きの、絶縁体の引抜き具合を観察し、導体と絶縁体との
密着性良否の判断をした。
又、更に高い密着性を判断するために片端から30cm
のところで絶縁体を剥取り、前記と同様の引抜き荷重を
加えて絶縁体の滑りを観察した。
判定基準は、○印を引抜きにくいもの、△印を僅かなが
ら引抜けるもの、X印を大きく引抜けるものとして評価
した。
結果かられかるように、実施例1〜6はいずれの試験に
おいても良好な結果を示すが、比較例1ではベンゾトリ
アゾールの添加量か少ないため、銅と十分な耐食性皮膜
が形成されない。
比較例2はクレジル・ジフェニル・ボスフェートの配合
量が多いため、導体と絶縁体との密着性が低下し、導体
引抜き試験か好ましくない。
比較例3ばクレジル・ジフェニル・ホスフェ−1・の配
合量が少ないため、銅との耐食性皮膜上への保護皮膜的
な役割が不足する。比較例4.5.6と実施例3.4.
5とを対比して考察する脂、比較例のシリコーン油、流
動パラフィン、電気絶縁油などの使用と、実施例のリン
酸系可塑剤の使用とでは、耐食性試験(注1、注2、注
3)において、結果に大きな差があることがわかる。こ
の理由は、実施例では銅との耐食性皮膜が良好に形成さ
れるものと推測される。特に、シリコーン油を使用する
比較例4では、導体と絶縁体との密着性が大きく低下す
る。従来例1. 2. 3ではシリコーン油、流動パラ
フィン、ポリブテンを多く使用して銅線上に保護皮膜を
形成させるか、そのため導体と絶縁体との密着性が低下
し、導体引抜き試験か好ましくなく、絶縁電線として使
用するとき、問題が生しるものと推測される。実施例と
従来例とを耐食性試験(注2)について対比して考察す
ると、実施例では銅との耐食性皮膜か良好に形成される
ので、硫化ナトリウム水78液に浸漬しても形成する耐
食性皮膜によって、そのきびしい腐食環境に対して、ず
くれた抵抗を示すが、従来例ではヘンヅトリアゾール誘
導体をシリコーン油、流動パラフィン、ポリブテンなど
の中に分散包接させた非水性の防錆油を使用するので、
銅との防食性皮膜の形成が極めて困難であるため、銅線
表面に塗布し01着させた防錆油を溶剤で除去して、硫
化ナトリウム水ン容液に’/3 ン貞すると、その腐食
環境に対する抵抗性を欠くので、明瞭に黒変するものと
推測される。
尚、片端から300「のところで絶縁体を剥離した密着
性試験では、第1表で詳しく示してないが可塑剤の量が
4 Q w t%をこえると急激に低下することが分っ
た。
又、上記試験後続縁体と接する12木のj然素線表面に
付着したベンヅI・リアゾールと可塑剤の混和物の量(
i’il剤揮散後の実着量)を測定したところ、3.O
X ]O−4g/cm2以下ては30cm−1ton 
の引抜きに耐えこれをこえると面1えられないことが分
った。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る製造方法によれば、
撚線導体−1−にずくれた耐食4イ1皮膜と保護皮膜と
をもつ絶縁、電線が得られるので、従来、絶縁電線又は
電カケープルの製造工程中および電線保管中に撚線導体
が変色する問題も十分防止することができると共に、屋
外用絶縁電線では架線した後、その端末部から腐食性雨
水の侵入があっても、応力腐食割れを起す最もないので
、その効果か大である。
出願人    タック電線株式会社 代理人  弁理士 水 l」 孝 −

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硬銅撚線の表面にベンゾトリアゾール0.1〜1
    0重量%、リン酸系可塑剤2〜70重量%、残部が溶剤
    から成る防錆溶液を塗布した後、前記硬銅撚線の外周に
    絶縁被覆層を形成させることを特徴とする絶縁電線の製
    造方法。
  2. (2)絶縁体と接する撚素線の表面にベンゾトリアゾー
    ル又はその誘導体とリン酸系可塑剤との比が、0.1:
    2〜10:40の範囲である混和物を3.0×10^−
    ^4g/cm^2以下の実着量で塗布されてなることを
    特徴とする絶縁電線。
JP1866989A 1988-02-27 1989-01-27 絶縁電線並びにその製造方法 Expired - Lifetime JPH0730470B2 (ja)

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JP63-45278 1988-02-27
JP4527888 1988-02-27

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JPH01301766A true JPH01301766A (ja) 1989-12-05
JPH0730470B2 JPH0730470B2 (ja) 1995-04-05

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53142942A (en) * 1977-05-20 1978-12-13 Chiyoda Kagaku Kenkyusho Metal anticorrosive
JPS6135317U (ja) * 1984-08-07 1986-03-04 三菱電機株式会社 電線
JPS6176691A (ja) * 1984-09-20 1986-04-19 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 架空配電線用防錆剤混和物

Patent Citations (3)

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JPS6176691A (ja) * 1984-09-20 1986-04-19 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 架空配電線用防錆剤混和物

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