JPH0130464B2 - - Google Patents
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- JPH0130464B2 JPH0130464B2 JP57057596A JP5759682A JPH0130464B2 JP H0130464 B2 JPH0130464 B2 JP H0130464B2 JP 57057596 A JP57057596 A JP 57057596A JP 5759682 A JP5759682 A JP 5759682A JP H0130464 B2 JPH0130464 B2 JP H0130464B2
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- Dairy Products (AREA)
- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
Description
本発明はソフトな食感とマイルドな風味を呈
し、且つ保形性の良好な発泡チーズ(膨化チーズ
ともいう)を製造する方法に関する。 近年、我国における食生活の多様化に伴いチー
ズ製品も可成り普及してきているが、反面チーズ
の付着性による食用時での口中におけるステイツ
キイな食感及びチーズ特有の臭いが一部消費者に
嫌われる原因ともなつている。 このような嗜好上の問題から、ソフトな食感と
チーズ臭の少ないマイルドな風味を呈するチーズ
製品の提供が要望されている。 従来、チーズのソフト化としてチーズを発泡膨
化することが試みられており、例えば、特開昭50
−95452号、特開昭56−1847号及び特公昭56−
1848号にみられるごとく、チーズに不活性ガスを
加圧下に通気して膨化させる技術が提案されてい
る。 しかしながら、これらの公知の技術ではチーズ
を精々200%程度にしか体積膨脹させ得ないので
チーズの風味及び食感を改善することができず、
しかも特開昭50−95452号にみられるごとくオイ
ルオフを防止したり発泡構造を保持するにはアル
カリ金属ラクトアルブミンホスフエートのような
物質の添加が必要となる。 本発明者はチーズのソフト化に採用されている
不活性ガスの通気による発泡(膨化)条件と、チ
ーズの食感、発泡チーズの保形性及びチーズ臭の
低減等に与える影響を検討した結果、チーズを加
温下で1次発泡させ、次いで真空下で2次発泡さ
せて少くとも300%、好ましくは350〜550%の体
積膨脹を行わせると食感及び風味が共に著しく改
善され且つ保形性も良好な発泡チーズが得られる
との知見を得て、本発明をなすに至つた。 以下本発明を詳しく説明する。 本発明の特徴は、ナチユラルチーズを基質とす
るチーズを加熱溶融したものに不活性ガスを通気
して1次発泡させ、次いで発泡させたチーズをそ
の粘度を約1000乃至2000ポイズに調整した後真空
下に保持して2次発泡させて少くとも300%、好
ましくは350乃至550%体積膨脹させることにあ
る。 本発明では、まず、ナチユラルチーズの1種も
しくは2種以上を粉砕、混合し、これに溶融塩
(例えばクエン酸ソーダ、リン酸ソーダ)を添加
して加熱溶融させる。 この溶融したチーズに好ましくは75〜85℃の温
度下で高速撹拌(約750〜1500rpm)しながら不
活性ガス、例えば窒素ガス、炭酸ガスを通気して
チーズを1次発泡させる。この際不活性ガスの通
気は1.0〜3.0Kg/cm2(ゲージ圧)、好ましくは2.0
Kg/cm2の低い圧力下で30〜60秒程度行つてチーズ
の体積膨脹を約120〜約150%にする。 この1次発泡の体積膨脹(発泡率)が120%よ
り低いことは通気した不活性ガス量が以後の真空
下での2次発泡に不足していることであり、最終
製品の体積膨脹を300%以上にするために2次発
泡率を高くすることが必要となり、その結果チー
ズ内の気泡径が大きくなつて製品の保形性を低下
させることになる。また、一方1次発泡での体積
膨脹を150%より高くするにはガス通気に際して
の圧力を高くしなければならず、真空下での2次
発泡に当つてチーズを常圧に戻すときチーズ内に
形成された微細気泡が相互衝突して気泡の凝集が
粗大化を生じてやはり製品の保形性を低下させる
結果になる。 因みに、上記1次発泡に際してチーズの粘度が
ガスの通気により発生する気泡の数や大きさを決
める要因となるものであつて、本発明者の実験結
果によると加熱溶融したチーズの粘度が100〜300
ポイズにおいて不活性ガスを1.0〜3.0Kg/cm2の圧
力下で高速撹拌ながら(750〜1500rpm)通気す
ると径の小さい気泡が多数均一に形成されること
が分つた。 そして、チーズの粘度を上記範囲に保つにはチ
ーズを75〜85℃程度の温度で溶融したものに不活
性ガスを通気するとよいことが分つた。 次に、本発明では上述のようにして1次発泡さ
せたチーズの粘度を真空下での2次発泡に先立つ
て約1000乃至約2000ポイズに調整する。このチー
ズの粘度の調整は引続いて行う真空下での2次発
泡に際しての発泡率に影響するものであり、本発
明が意図するソフトな食感、マイルドな風味及び
良好な保形性を示す発泡率(体積膨脹)である少
くとも300%、好ましくは350〜550%を得るには
上記範囲の粘度が必要となる。 チーズの粘度と真空下での発泡率との関係を調
べた結果を表1に示す。
し、且つ保形性の良好な発泡チーズ(膨化チーズ
ともいう)を製造する方法に関する。 近年、我国における食生活の多様化に伴いチー
ズ製品も可成り普及してきているが、反面チーズ
の付着性による食用時での口中におけるステイツ
キイな食感及びチーズ特有の臭いが一部消費者に
嫌われる原因ともなつている。 このような嗜好上の問題から、ソフトな食感と
チーズ臭の少ないマイルドな風味を呈するチーズ
製品の提供が要望されている。 従来、チーズのソフト化としてチーズを発泡膨
化することが試みられており、例えば、特開昭50
−95452号、特開昭56−1847号及び特公昭56−
1848号にみられるごとく、チーズに不活性ガスを
加圧下に通気して膨化させる技術が提案されてい
る。 しかしながら、これらの公知の技術ではチーズ
を精々200%程度にしか体積膨脹させ得ないので
チーズの風味及び食感を改善することができず、
しかも特開昭50−95452号にみられるごとくオイ
ルオフを防止したり発泡構造を保持するにはアル
カリ金属ラクトアルブミンホスフエートのような
物質の添加が必要となる。 本発明者はチーズのソフト化に採用されている
不活性ガスの通気による発泡(膨化)条件と、チ
ーズの食感、発泡チーズの保形性及びチーズ臭の
低減等に与える影響を検討した結果、チーズを加
温下で1次発泡させ、次いで真空下で2次発泡さ
せて少くとも300%、好ましくは350〜550%の体
積膨脹を行わせると食感及び風味が共に著しく改
善され且つ保形性も良好な発泡チーズが得られる
との知見を得て、本発明をなすに至つた。 以下本発明を詳しく説明する。 本発明の特徴は、ナチユラルチーズを基質とす
るチーズを加熱溶融したものに不活性ガスを通気
して1次発泡させ、次いで発泡させたチーズをそ
の粘度を約1000乃至2000ポイズに調整した後真空
下に保持して2次発泡させて少くとも300%、好
ましくは350乃至550%体積膨脹させることにあ
る。 本発明では、まず、ナチユラルチーズの1種も
しくは2種以上を粉砕、混合し、これに溶融塩
(例えばクエン酸ソーダ、リン酸ソーダ)を添加
して加熱溶融させる。 この溶融したチーズに好ましくは75〜85℃の温
度下で高速撹拌(約750〜1500rpm)しながら不
活性ガス、例えば窒素ガス、炭酸ガスを通気して
チーズを1次発泡させる。この際不活性ガスの通
気は1.0〜3.0Kg/cm2(ゲージ圧)、好ましくは2.0
Kg/cm2の低い圧力下で30〜60秒程度行つてチーズ
の体積膨脹を約120〜約150%にする。 この1次発泡の体積膨脹(発泡率)が120%よ
り低いことは通気した不活性ガス量が以後の真空
下での2次発泡に不足していることであり、最終
製品の体積膨脹を300%以上にするために2次発
泡率を高くすることが必要となり、その結果チー
ズ内の気泡径が大きくなつて製品の保形性を低下
させることになる。また、一方1次発泡での体積
膨脹を150%より高くするにはガス通気に際して
の圧力を高くしなければならず、真空下での2次
発泡に当つてチーズを常圧に戻すときチーズ内に
形成された微細気泡が相互衝突して気泡の凝集が
粗大化を生じてやはり製品の保形性を低下させる
結果になる。 因みに、上記1次発泡に際してチーズの粘度が
ガスの通気により発生する気泡の数や大きさを決
める要因となるものであつて、本発明者の実験結
果によると加熱溶融したチーズの粘度が100〜300
ポイズにおいて不活性ガスを1.0〜3.0Kg/cm2の圧
力下で高速撹拌ながら(750〜1500rpm)通気す
ると径の小さい気泡が多数均一に形成されること
が分つた。 そして、チーズの粘度を上記範囲に保つにはチ
ーズを75〜85℃程度の温度で溶融したものに不活
性ガスを通気するとよいことが分つた。 次に、本発明では上述のようにして1次発泡さ
せたチーズの粘度を真空下での2次発泡に先立つ
て約1000乃至約2000ポイズに調整する。このチー
ズの粘度の調整は引続いて行う真空下での2次発
泡に際しての発泡率に影響するものであり、本発
明が意図するソフトな食感、マイルドな風味及び
良好な保形性を示す発泡率(体積膨脹)である少
くとも300%、好ましくは350〜550%を得るには
上記範囲の粘度が必要となる。 チーズの粘度と真空下での発泡率との関係を調
べた結果を表1に示す。
【表】
表1にみられるように、チーズの粘度が1000ポ
イズより低くなるに伴つて発泡率が高くなつて保
形性が劣化し、一方粘度が2000ポイズを越えて高
くなりすぎるともはや所望の発泡は得られなくな
る。 2次発泡に際してのチーズの上記粘度調整は、
例えば、上記発泡させたチーズを50℃以下、好ま
しくは40乃至45℃程度の温度まで冷却することに
よりなし得る。なお、チーズを上記温度に冷却す
ると、真空下での発泡時にチーズ内の水分の急激
な蒸発に起因する、チーズ内に形成された気泡の
内圧変化に伴う気泡の破壊を防止することができ
る。 本発明では上述のようにして粘度を調整したチ
ーズを次いで真空室に収容して真空下で2次発泡
させる。この際真空度を5〜10Torrに達せしめ
この真空度に約10〜15分間保持することが好まし
い。この真空下での2次発泡によりチーズは約
350〜約550%の体積膨脹(発泡率)をする。 上述のようにして2次発泡して得られるチーズ
は食感がソフトで且つ風味がマイルドであり、保
形性も良好である。又、この発泡チーズは保存後
の収縮率も低い。 次に、本発明における2次発泡に際してのチー
ズの2次発泡率(体積膨脹)と製品の保存後の収
縮率及び食感と保形性との関係を下記試験方法に
より調べた結果を表2に示す。 試験方法: チーズを常法にしたがつて75〜85℃で溶融した
ものに750rpmの高速撹拌下で窒素ガスを1.5Kg/
cm2の圧で注入して発泡率150%の1次発泡チーズ
を形成し、該チーズの品温をコントロールするこ
とにより種々の粘度にしたものを一定量宛深しぼ
り容器に注入して真空チヤンバーに収容して真空
度が5〜10Torrになるまで排気を行い、上記真
空度に10分間保持した後、真空を解放し、それぞ
れの発泡率、収縮率及び食感と風味を調べた。
イズより低くなるに伴つて発泡率が高くなつて保
形性が劣化し、一方粘度が2000ポイズを越えて高
くなりすぎるともはや所望の発泡は得られなくな
る。 2次発泡に際してのチーズの上記粘度調整は、
例えば、上記発泡させたチーズを50℃以下、好ま
しくは40乃至45℃程度の温度まで冷却することに
よりなし得る。なお、チーズを上記温度に冷却す
ると、真空下での発泡時にチーズ内の水分の急激
な蒸発に起因する、チーズ内に形成された気泡の
内圧変化に伴う気泡の破壊を防止することができ
る。 本発明では上述のようにして粘度を調整したチ
ーズを次いで真空室に収容して真空下で2次発泡
させる。この際真空度を5〜10Torrに達せしめ
この真空度に約10〜15分間保持することが好まし
い。この真空下での2次発泡によりチーズは約
350〜約550%の体積膨脹(発泡率)をする。 上述のようにして2次発泡して得られるチーズ
は食感がソフトで且つ風味がマイルドであり、保
形性も良好である。又、この発泡チーズは保存後
の収縮率も低い。 次に、本発明における2次発泡に際してのチー
ズの2次発泡率(体積膨脹)と製品の保存後の収
縮率及び食感と保形性との関係を下記試験方法に
より調べた結果を表2に示す。 試験方法: チーズを常法にしたがつて75〜85℃で溶融した
ものに750rpmの高速撹拌下で窒素ガスを1.5Kg/
cm2の圧で注入して発泡率150%の1次発泡チーズ
を形成し、該チーズの品温をコントロールするこ
とにより種々の粘度にしたものを一定量宛深しぼ
り容器に注入して真空チヤンバーに収容して真空
度が5〜10Torrになるまで排気を行い、上記真
空度に10分間保持した後、真空を解放し、それぞ
れの発泡率、収縮率及び食感と風味を調べた。
【表】
【表】
2次発泡後の
グラム容積
(註) 1) 2次発泡率=
グラム容積
(註) 1) 2次発泡率=
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ナチユラルチーズを基質とするチーズを加熱
溶融したものに不活性ガスを通気して1次発泡さ
せ、次いで発泡させたチーズをその粘度を約1000
乃至約2000ポイズに調整した後真空下に保持して
2次発泡させて少くとも300%の体積膨脹にする
ことを特徴とする発泡チーズの製造法。 2 不活性ガスの通気を75乃至85℃の温度下に行
う特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 不活性ガスの通気を、溶融したチーズの高速
撹拌下に1.0乃至3.0Kg/cm2の圧力で行う特許請求
の範囲第1項又は第2項記載の製造法。 4 1次発泡によりチーズを約120乃至約150%の
体積膨脹にする特許請求の範囲第1項乃至第3項
のいずれかに記載の製造法。 5 1次発泡させたチーズを約40乃至約45℃の温
度に冷却してその粘度を調整する特許請求の範囲
第1項乃至第4項のいずれかに記載の製造法。 6 粘度を調整したチーズを真空下に保持して真
空度5乃至10Torrに達せしめることにより350乃
至550%の体積膨脹にする特許請求の範囲第1項
乃至第5項のいずれかに記載の製造法。 7 チーズを5乃至10Torrの真空度に10〜15分
間保持する特許請求の範囲第6項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57057596A JPS58175437A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | 発泡チ−ズの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57057596A JPS58175437A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | 発泡チ−ズの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58175437A JPS58175437A (ja) | 1983-10-14 |
| JPH0130464B2 true JPH0130464B2 (ja) | 1989-06-20 |
Family
ID=13060225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57057596A Granted JPS58175437A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | 発泡チ−ズの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58175437A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012019760A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Snow Brand Milk Products Co Ltd | プロセスチーズ類とその製造方法及び製造装置 |
| JP2012019761A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Snow Brand Milk Products Co Ltd | プロセスチーズ類とその製造方法及び製造装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62138137A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-20 | Kazuo Hara | 含気泡チ−ズ類及び含気泡チ−ズ類と食品類の混合物の製造方法 |
| JPH0292238A (ja) * | 1988-09-29 | 1990-04-03 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | ホイップチーズの製造法 |
| MXPA01007220A (es) * | 1999-01-15 | 2002-04-24 | Cadbury Schweppes Plc | Procedimiento para la produccion de un producto alimenticio expandido. |
-
1982
- 1982-04-07 JP JP57057596A patent/JPS58175437A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012019760A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Snow Brand Milk Products Co Ltd | プロセスチーズ類とその製造方法及び製造装置 |
| JP2012019761A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Snow Brand Milk Products Co Ltd | プロセスチーズ類とその製造方法及び製造装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58175437A (ja) | 1983-10-14 |
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