JPH0131272Y2 - - Google Patents

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JPH0131272Y2
JPH0131272Y2 JP15342283U JP15342283U JPH0131272Y2 JP H0131272 Y2 JPH0131272 Y2 JP H0131272Y2 JP 15342283 U JP15342283 U JP 15342283U JP 15342283 U JP15342283 U JP 15342283U JP H0131272 Y2 JPH0131272 Y2 JP H0131272Y2
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clay
cloth
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less
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、粘土人形の衣裳の改良に関するもの
である。
人形は単に幼児の愛玩用としてばかりでなく、
年配者にとつても制作対象あるいは美術品として
の観賞的対象として愛好者が広範囲に広がつてお
り、なかでも粘土人形はその表現が豊かで、また
制作が容易なことから愛好者が急速に増加してい
る。そして、粘土人形自体の制作については種々
の新しい工夫もなされているが、人形の衣裳につ
いては重要な役割を果すにもかかわらず、比較的
軽視されており、衣裳も粘土で制作して乾燥した
後、着色したり、あるいは布を縫製して人形に着
せたりなどしているにすぎない。
しかしながら、衣裳を粘土で制作する場合に
は、布のように薄いものを作ること自体が非常に
困難であるばかりでなく、布の風合、布目を粘土
で表現することは不可能に近く、無理して制作す
る場合には多大の時間と非常な根気と労力を要
し、さらにはできたとしても壊れ易い欠点があつ
た。一方、布による衣裳は、第一には制作者が表
現したい色彩、模様などの布地を探しだすことが
容易でないのみならず、縫製が容易でなく、さら
に少し触れただけで形がくずれてしまい、形を固
定することはむずかしく、形を整え直すのに苦労
せねばならず、また無地の布に水彩絵の具などで
模様を描こうとしても色がにじんで彩色の失敗が
多く、特殊の絵の具を使わねばならないなどの欠
点があつた。
本考案は、かかる現状に鑑み、粒度が177μ以
下で吸油量が70Vol/W%以下の岩石粉75〜93%
と繊維長が10mm以下の繊維粉2〜8%と水溶性糊
料2〜10%とからなる固形成分と水とが混練され
て粘度が7000〜50000cpsとなる如く調整されてい
る泥漿状粘土を布に付着、含浸し、整形乾燥によ
り保形せしめることにより、粘土のみでは制作が
不可能に近い薄いものを容易に得ることができる
のみならず、布の風合、布目をも簡単に表現する
ことができ、さらに保形前には適宜の形状に容易
に整形することができ、しかも保形後は形が壊れ
ない強さを有するほか適宜の色彩、模様に絵の具
で彩色することのできる人形用衣裳の提供を可能
ならしめたものにして、以下本考案を図示の実施
例に従つて詳細に説明することとする。
図において、1は布2を泥漿状粘土の固形成分
3にて被覆保形せしめた人形用衣裳であり、この
泥漿状粘土の固形成分3は岩石粉、繊維粉、水溶
性糊料および水からなる泥漿状粘土を乾燥するこ
とにより得られる。
ここで使用する岩石粉は、粒度が177μ(JIS Z
8801標準ふるいの呼び寸法による)以下であつ
て、吸油量が70Vol/W%以下の岩石粉である。
粒度が177μを越える場合には泥漿状粘土の布へ
の付着性が悪くなり、また仕上りも悪くなるの
で、望ましくない。また、吸油量の試験方法は
JIS K 5101顔料試験方法19吸油量によるが、こ
の試験方法による吸油量が70Vol/W%以下であ
ることが必要であつて、これを越える場合には仕
上りが悪くなる。この理由の一つとしては、次の
理由が挙げられる。すなわち、吸油量が大きくな
ることは多孔の指数でもあり、70Vol/W%を越
える岩石粉(微小中空粉粒体)は脆弱となり、わ
ずかな外力により粒子が破砕して折角きれいに彩
色して仕上げても色のない斑点模様を生じて美観
が非常に悪くなる。なお、吸油量は10Vol/W%
以上を示す程度の細粒であるか、または多孔性で
あることが望ましく、彩色上、色のりが良く、乾
燥も早い。望ましい岩石粉としてはタルク、炭酸
カルシウム、カオリンクレイ、シラスを焼成した
微小中空粉粒体、真珠岩、黒曜石を焼成したパー
ライトなどがあり、使用量は泥漿状粘土における
固形成分の75〜93%であることが望ましい。ま
た、後に着色しうるように白い方が望ましいが、
これに限らない。
繊維粉としては、木材パルプ粉、合成繊維粉、
化学繊維粉などが使用され、これらの繊維粉は泥
漿状粘土の布への付着力を向上せしめると共に、
布へ付着した泥漿状粘土の乾燥後におけるヒビ割
れを防止する。しかし、繊維長が10mmを越える長
さの場合には、泥漿状粘土の製造時における混合
のさいに繊維同志が絡み合うばかりでなく、特に
布に泥漿状粘土を塗布したり、過剰の泥漿状粘土
を取除くさいなどに繊維が絡み合つて毛ダマとな
り、仕上りが悪くなる。特に、繊維粉の使用量が
多い場合には、この傾向が強くなる。繊維粉の使
用量は泥漿状粘土における固形成分の2〜8%が
望ましい。繊維粉が2%未満の場合には泥漿状粘
土の布への付着が悪くなり、また乾燥後には岩石
粉の脱落が生じ、ヒビ割れも生じ易くなり、これ
に反し、繊維粉が8%を越える場合には毛ダマが
生じ、泥漿状粘土の布への塗布作業性が悪くな
る。繊維粉の使用量は好ましくは4〜7%であ
る。
水溶性糊料は、CMC(カルボキシ・メチル・セ
ルロースのソーダ塩)、MC(メチルセルロース)、
PVA(ポリビニルアルコール)等の合成糊料が好
適である。水溶性糊料の種類、使用量は、泥漿状
粘土の粘度によつて異なるが、その使用量は泥漿
状粘土における固形成分の2〜10%好ましくは3
〜7%である。
本考案の泥漿状粘土は主として以上の岩石粉、
繊維粉、糊料の3成分よりなるが、さらに次の添
加剤、すなわち高分子水性分散液、界面活性剤、
消泡剤、防腐剤、防カビ剤などを加えると、品質
が良くなる。
高分子水性分散液は、ポリアクリル酸エステ
ル、スチレン・アクリル系共重合体、ポリ酢酸ビ
ニル、エチレン、酢酸ビニル共重合体、ブタジエ
ン系共重合体などの水性分散液であつて、使用量
は固形成分換算で2〜5%(泥漿状粘土の固形成
分当り)が望ましい。この高分子水性分散液の添
加によつて岩石粉の布への付着がさらに強化され
るほか、泥漿状粘土を塗布した衣裳等の装飾品を
乾燥後に湿気の多い所に置くと、高分子水性分散
液の添加がない場合には幾分吸湿して柔らかくな
るが、高分子水性分散液が添加されている場合に
はこのような欠点が生じない。なお、使用量が2
%未満では上記の効果は少ないが、8%を越える
とベタツキが生じ、制作性が悪くなる。
界面活性剤としては、ノニオン性またはアニオ
ン性の界面活性剤が望ましく、この使用によつて
繊維粉への水の浸透性が良くなつて泥漿状粘土製
造時における繊維粉の分散が良くなり、また品質
が良くなる。また、水の添加量を少なくしても流
動性が良くなり、布への塗布作業性が良くなる。
消泡剤の添加により、泥漿状粘土の製造時にお
ける混練による泡のだきこみを防止し、泥漿状粘
土の布への塗布時における泡の付着による仕上り
の悪化を防止することができる。
防腐剤、防カビ剤の添加により、腐敗の恐れの
ある泥漿状粘土の長期保存が可能となり、酸化チ
タン等の顔料の添加により色を変えることができ
る。
次に、上記の泥漿状粘土成分を水と共に混練し
て泥漿状粘土を製造するのであるが、先ず岩石粉
と繊維粉と水とを混練した後に水溶性糊料を加え
て混練して所望の粘度に調整することが望まし
い。水の使用量は泥漿状粘土に対し55〜80%、望
ましくは60〜67%であつて、55%未満では泥漿状
粘土が固すぎて布への塗布作業性が悪くなり、仕
上りも悪くなる。一方、80%を越える場合には布
に塗布したときに布のこしがなくなり、衣裳のフ
レアーもつけにくいなど制作作業性が悪くなる。
泥漿状粘土の粘度は7000〜50000cps、好ましくは
10000〜35000cpsである。7000cps未満の場合には
泥漿状粘土を布に塗布したとき布にこしがなくな
り、制作作業性が悪くなるのに対し、50000cpsを
越える場合には泥漿状粘土がべたつくばかりでな
く、布への均一な塗布がむずかしくなるので制作
作業性が悪くなるほか、仕上りも悪く絵の具で彩
色する場合に色むらが生ずる。
なお、泥漿状粘土とするに際し、高分子水性分
散液を使用する場合には、岩石粉と繊維粉と水と
を混練した後、高分子水性分散液を加えて混練
し、次いで糊料を加えて混練して粘度を調整する
と良い。同様に界面活性剤、消泡剤、防腐剤、防
カビ剤などを使用する場合でも最後に糊料を加え
て粘度を調整すると良い。
泥漿状粘土は、布2を浸漬し、過剰分を除去す
るか、布2に塗布するなどにより、布2の少なく
とも一面に塗着、含浸せられるが、この状態では
多量の水分の存在のために任意の形に容易に整形
することができる。人形本体への装着には接着剤
による貼着のほか粘土等による貼着、糸条等によ
る締付け、その他の各種の手段を採用することが
できる。乾燥により、泥漿状粘土の固形成分3は
布2に強固に固定せられ、全体として所望の形状
に保形される。乾燥後は、そのまゝでも良いが、
絵の具等で彩色すれば、色がにじむことなく、き
れいに彩色することができる。
以上の説明から明らかなように、本考案に係る
人形用衣裳は、泥漿状粘土として最適の組成、粘
度を有する泥漿状粘土を布に付着、含浸し、整形
乾燥せしめて布を泥漿状粘土の固形成分にて保形
せしめたので、粘土のみでは制作が不可能に近い
薄いものを容易に得ることが可能となり、しかも
表現の困難な布の風合、布目をも簡単、かつ正確
に表現することができ、さらに保形前には所望の
形状に容易に整形することができ、また人形本体
への装着も簡単であるほか、保形後には整形状態
を確実に維持するとともに、粘土のみでは得られ
ない丈夫さを有し、また適宜の色彩、模様に絵の
具等で彩色することができるなど、表現が豊かで
制作が容易な粘土造形に最適の人形用衣裳として
優れた作用効果を奏しうるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかかる人形用衣裳の実施例を示
すものにして、第1図は粘土人形本体に装着した
状態を示す斜面図、第2図は部分斜面図、第3図
は拡大断面図である。 1:人形用衣裳、2:布、3:泥漿状粘土の固
形成分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粒度が177μ以下で吸油量が70Vol/W%以下の
    岩石粉75〜93%と繊維長が10mm以下の繊維粉2〜
    8%と水溶性糊料2〜10%とからなる固形成分と
    水とが混練されて粘度が7000〜50000cpsとなる如
    く調整されている泥漿状粘土を布に付着含浸し、
    整形乾燥により保形せしめたことを特徴とする人
    形用衣裳。
JP15342283U 1983-10-04 1983-10-04 人形用衣裳 Granted JPS6061091U (ja)

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JP15342283U JPS6061091U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 人形用衣裳

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JP15342283U JPS6061091U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 人形用衣裳

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Publication Number Publication Date
JPS6061091U JPS6061091U (ja) 1985-04-27
JPH0131272Y2 true JPH0131272Y2 (ja) 1989-09-25

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JPS6061091U (ja) 1985-04-27

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