JPH01313449A - 2,2―ビス(4―ヒドロキシフェニル)プロパンの製造方法 - Google Patents

2,2―ビス(4―ヒドロキシフェニル)プロパンの製造方法

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JPH01313449A
JPH01313449A JP63146315A JP14631588A JPH01313449A JP H01313449 A JPH01313449 A JP H01313449A JP 63146315 A JP63146315 A JP 63146315A JP 14631588 A JP14631588 A JP 14631588A JP H01313449 A JPH01313449 A JP H01313449A
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睦生 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンの製造方法に関し、より詳しく言うと1本発明は
、ポリカーボネート等の原料などに有用な2.2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称、ビスフェ
ノールA)の製造方法に関する。
[従来の技術および ゛  発明が解決しようとする課題] 従来、フェノールと一般式C、H,で表される不飽和炭
化水素とを反応させてビスフェノールA、すなわち2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)゛ プロパンを製
造する方法として、イオン交換樹脂を触媒として使用す
る方法(西独国特許第1.161,284号)、あるい
は、三フッ化ホウ素や三塩化アルミニウム等のルイス酸
を触媒として使用する方法(米国特許第2,884,4
62号)などが知られている。
しかしながら、前記のイオン交換樹脂を使用する方法に
おいては、イオン交換樹脂の触媒としての劣化が著しい
などの問題点かあり、一方、前記の三フッ化ホウ素や三
塩化アルミニウム等のルイス酸を使用する方法において
は、ビスフェノールAへの選択率が低く、また反応後に
、使用したルイス酸を分解除去する必要かあり、そうす
ると触媒を再使用すること舒できないなどの問題点かあ
った。
一方、本出願人は、先に、ランタノイド元素のハロゲン
化物なルイス酸触媒として用いて、イソラテン等のアル
ケンとフェノールとの反応によりp −tert−ツチ
ルフェノール等のアルキルフェノールを製造する方法を
提案した(特開昭63−107747号)。
しかし、ランタノイド元素のハロゲン化物をアルキンま
たはジエンとフェノールとの反応の触媒として用いた例
は知られていない。
本発明の目的は、前記問題点を解決し、ビスフェノール
Aすなわち、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンへの選択率か高く、かつ再使用のために容易に
回収することのてきる触媒系を用いて、フェノールと一
般弐C,H,で表される不飽和炭化水素との反応により
効率よく2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンを製造することのできる実用上有利な2.2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの製造方法を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記課題を解決すべく、まず、フェノー
ルとプロピン(メチルアセチレン)またはl、2−プロ
パジエン(アレン)との反応による2、2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパンの合成に有効な新規な触
媒の開発を試みた。
そのような触媒の開発に際して、本発明者らは、ランタ
ノイド系列元素のうちの特定の元素のハロゲン化物、特
に3価の元素のハロゲン化物がルイス酸としての性質を
有し、しかも水と反応して加水分解をすることがなく、
再使用のために回収することが容易であることに注目し
、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの
合成反応の触媒としてランタノイド系列元素のうちの特
定の元素のハロゲン化物を用いたところ、これらのハロ
ゲン化物のみでは触媒として有効ではなかった。ところ
が、驚くべきことに、これらのハロゲン化物をハロゲン
化水素の存在下で用いると、前記の反応に高い選択性を
示す有効な触媒となり、しかも前記反応に使用した後に
も、前記ハロゲン化物は水と反応して加水分解すること
がなく、回収か容易であり、回収後のハロゲン化物を触
媒として再使用することができるなどの、新しくて興味
深い知見を見出した。
そして、本発明者らは、それらの知見に基づいて本発明
を完成するに至ったのである。
すなわち本発明は、フェノールと一般式C3H4で表さ
れる不飽和炭化水素とを、3価のランタニド、  系列
元素のハロゲン化物およびハロゲン化水素の存在下に反
応させることを特徴とする2、2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンの製造方法である。
本発明において、前記反応の原料として使用するフェノ
ールは、通常、純粋であるのが好ましいが、本発明の目
的に支障のない範囲で不純物を含有していても良い。
また、このフェノールは、通常、無水物もしくは充分に
脱水した状態で前記反応に使用することが望ましい。
本発明において、前記反応における他の原料として使用
する前記一般弐C,H,で表される不飽和炭化水素とし
ては、プロピン(すなわち、メチルアセチレン)、1,
2−プロパジエン(すなわち、アレン)、あるいはこれ
らの任意の割合の混合物を挙げることができる。
使用するこれらのプロピンおよび1.2−プロパジエン
は、通常、それぞれ純粋なものが好ましいが、本発明の
目的に支障のない範囲で他の炭化水素等の不純物を含有
するものであってもよい。
なお、これらの一般弐C3H4で表される不飽和炭化水
素は、通常、無水物もしくは充分に脱水された状態で前
記反応に使用するのが望ましい。
本発明において、前記反応における触媒の成分として用
いる3価のランタニド系列元素のハロゲン化物としては
、前記3価のランタニド系列元素のフッ化物、塩化物、
臭化物、ヨウ化物、あるいは、これらの任意の組成の混
合物もしくは複合ハロゲン化物などを挙げることができ
る。
すなわち、本発明においては、前記3価のランタニド系
列元素のハロゲン化物として、前記各種の3価のランタ
ニド系列元素の中から選ばれる一種または二種以上の元
素と、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素の中から選ばれ
る一種または二種以上の元素とからなる各種のハロゲン
化物もしくは複合ハロゲン化物、あるいは、それらの任
意の割合の混合物を挙げることかできる。
また、これらのハロゲン化物は、本発明の目的に支障の
ない範囲で、他の元素を、その陽イオン成分および/ま
たは陰イオン成分等として有するものてあってもよく、
さらには所望により、担体に担持して使用してもよく、
あるいは他の成分と混合もしくは複合して使用すること
もできる。
なお、これらのハロゲン化物の中ても、通常は、塩化物
が好適に使用される。
本発明の方法においては、前記3価のランタニド系列元
素のハロゲン化物の中でも、3価のランタニド系列元素
の三ハロゲン化物が好ましくは、特に3価のランタニド
系列元素の三塩化物などが好ましい。
これらの3価のランタニド系列元素の三ハロゲン化物の
具体例としては、たとえば、三フッ化テルビウム、三フ
ッ化ジスプロシウム、三フッ化ホルミウム、三フッ化エ
ルビウム、三フッ化ツリウム、三フッ化イッテルビウム
、三フッ化ルテチウム、三塩化テルビウム、三塩化ジス
プロシウム、三塩化ホルミウム、三塩化エルビウム、三
塩化ツリウム、三塩化イッテルビウム、三塩化ルテチウ
ム、三臭化テルビウム、三臭化ジスプロシウム、三臭化
ホルミウム、三臭化エルビウム、三臭化ツリウム、三臭
化イッテルビウム、三臭化ルテチウム、三ヨウ化テルビ
ウム、三ヨウ化ジスプロシウム、三ヨウ化ホルミウム、
三ヨウ化エルビウム。
三ヨウ化ツリウム、三ヨウ化イッテルビウム、三ヨウ化
ルテチウムなどを挙げることができる。
これらの中でも、たとえば、三塩化テルビウム、三塩化
ジスプロシウム、三塩化ホルミウム、三塩化エルビウム
、三塩化ツリウム、三塩化イッテルビウム、三塩化ルテ
チウムなどが化学的安定性の点で好ましく、特に、三塩
化イッテルビウム、三塩化エルビウム、三塩化ジスプロ
シウムなどが好ましい。
なお、これらの三ハロゲン化物は、一種単独で使用して
もよく、二種以上を併用しても良く、あるいは、他の希
土類元素たとえばイツトリウム、ランタン、セリウム、
プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユーロピウム、
ガドリニウム等のハロゲン化物との混合物として使用し
てもよく、さらには、本発明の目的に支障のない範囲で
、他の化合物との混合物等として使用することもできる
本発明の方法においては、前2記3価のランタニド系列
元素のハロゲン化物もしくはこれらを含有する触媒成分
は、通常、無水物もしくは加熱処理等により充分に脱水
した状態で前記反応の触媒成分として使用することが望
ましい。
本発明における前記ハロゲン化水素としては、フッ化水
素、塩化水素、臭化水素およびヨウ化水素を挙げること
ができる。
これらのハロゲン化水素は、一種単独で使用してもよく
、あるいは、二種以上を併用しても良い。
なお、これらのハロゲン化水素は、通常、無水物として
、あるいは充分に脱水した状態で使用するのが望ましい
本発明の方法においては、フェノールと一般式C3H4
で表される不飽和炭化水素とを、前記3価のランタニド
系列元素のハロゲン化物およびハロゲン化水素の存在下
に反応させることにより2゜2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパンを合成する。
前記反応における、一般弐C,l(、で表される不飽和
炭化水素とフェノールとの使用割合は、化学量論量であ
れば特に制限はないが、実際には、使用するフェノール
1モルに対して前記不飽和炭化水素が、0.05〜0.
5モル、好ましくは0.1〜0.25モルの胤囲内とな
る割合であるのが適当である。
不飽和炭化水素のフェノールに対する前記割合が小さす
ぎると、未反応のフェノールの量が多くなり、一方、大
きすぎると不飽和炭化水素同士の反応が起こったり、あ
るいは未反応の不飽和炭化水素の量が多くなることがあ
る。
前記反応において使用するハロゲン化水素と一般式Cニ
ジで表される不飽和炭化水素との割合は、使用するフェ
ノールと前記不飽和炭化水素との割合、使用する3価の
ランタニド系列元素のハロゲン化物の種類や使用量、反
応温度、使用する反応方式等の他の条件によって異なる
ので一概に規定することかできないが、使用する前記不
飽和炭化水素1モルに対して前記ハロゲン化水素が、通
常、0.1〜10モル、好ましくは0.8〜1.5モル
の範囲内となる割合とするのが適当である。
このハロゲン化水素の使用割合が小さすぎると、充分な
反応成績が得られないことがあり、−方、大きすぎると
使用したハロゲン化水素の過剰分はもはや反応成績の向
上に貢献しないので無駄であり、かえって前記ハロゲン
化水素の回収処理等の後処理工程の効率が低くなること
がある。
本発明においては、前記ハロゲン化水素は、前記反応の
触媒成分の一方として作用すると考えられるが、その使
用割合は前記の如く少量で本発明の目的を達成すること
ができるのである。
本発明においては、前記反応に用いる反応方式としては
、特に制限はなく、前記反応は、回分法、連続流通法、
半連続法もしくは半回分法等のいずれの方式によっても
行うことができる。
また、前記反応は、気相接触反応、あるいは、気液相接
触反応等のいずれの状態でも行うことができるのである
が、通常は、たとえば、反応原料であるフェノールを液
状態で使用し、前記3価のランタニド系列元素のハロゲ
ン化物の存在下に、前記不飽和炭化水素およびハロゲン
化水素を気体状態で反応系に導入する気液相接触反応等
が好適である。
なお、前記反応は、通常、特に溶媒を用いることなく行
うことができるが、所望により、前記反応に支障のない
溶媒を適宜に使用して行うこともできる。
また、前記反応は、所望により、窒素、アルゴン、ヘリ
ウム等の反応に支障のない不活性ガスの存在下で行うこ
ともできる。
前記反応を前記の如き気液相接触反応で行う場合、たと
えば、攪拌機を用いたり、導入する気体を液中にバブリ
ングするなどして反応系を適宜に攪拌して反応を行う方
法が好適に採用される。
その際、反応系に導入する前記不飽和炭化水素やハロゲ
ン化水素等の気体は、その一部もしくは全部を、適宜、
連続的に供給してもよく、断続的、  に供給してもよ
く、あるいは、予め反応器中に導入しておいてもよく、
いずれであってもよい。
前記反応において触媒成分として使用する前記3価のラ
ンタニド系列元素のハロゲン化物と一般式C、II 、
で表される不飽和炭化水素との割合は、使用する前記3
価のランタニド系列元素の種類、使用するフェノールと
前記不飽和炭化水素との割合、使用するハロゲン化水素
の種類や使用量、反応温度等の他の条件によって異なり
、また用いる反応方式によっても異なるので一概に規定
することができないのであるが、前記反応を回分法もし
くは半回分法で行う場合には、使用する前記不飽和炭化
水素1モル当たりの前記3価のランタニド系列元素のハ
ロゲン化物の使用量は、通常、0、O1〜0.1モル、
好ましくは0.02〜0.03モルの範囲内になる割合
にするのが適当である。
前記反応を回分法もしくは半回分法で行う場合、その反
応時間は、使用する触媒成分の種類やその他の成分に対
する割合、反応温度等の他の条件によって異なるので一
様に規定できないが、通常、1〜4時間、好ましくは2
〜3時間程度の範囲内にするのが適当である。
前記反応を連続流通法で行う場合には、前記反応は、反
応系に供給する反応原料の供給速度に対する前記3価の
ランタニド系列元素のハロゲン化物の使用量との割合す
なわち接触時間を、通常、前記回分法における反応時間
に相当する接触時間の範囲内程度に設定することによっ
て好適に行うことがてきる。
前記反応の反応温度としては、使用する触媒成分の種類
やその他の成分に対する割合等の他の条件によって異な
るので一概に規定することができないのであるが、通常
、50〜100℃、好ましくは50〜70′℃程度の範
囲内にするのが適当である。
この反応温度か低すぎると、充分な反応速度にならない
ことかあり、一方、高すぎると生成物の分解反応等の副
反応を無視することができなくなり、その結果、選択率
か低下したり、触媒が劣化する傾向にある。
前記反応の反応圧力としては、特に制限はなく、減圧、
常圧、あるいは加圧のいずれであっても良いのであるか
、通常、常圧θ〜I Kg/c■2(ゲージ圧)、好ま
しくは常圧0〜0.5 Kg/cm”(ゲージ圧)程度
の範囲内に設定するのが適当である。
以上のようにして、所望とする2、2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパンすなわちビスフェノールAを
合成することができる。
合成された2、2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンは、公知の分離・精製法等の後処理方法を適宜施
すことにより、得られた反応混合物から分離され、所望
の純度の製品として回収することかできる。
この後処理方法の工程として、本発明の方法においては
、反応終了後、反応系もしくは反応混合物に水を添加す
る。この水の添加により、触媒もしくは触媒成分として
用いた3価のランタニド系列元素のハロゲン化物の助触
媒機能を失活させるとともに、このハロゲン化物と残留
するハロゲン化水素等の水溶性成分とを溶解・抽出して
水相を形成せしめる。この水相と得られた2、2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等からなる油相と
を相分離等によって適宜に分離するという簡便な方法が
好適に採用される。
前記の如く、触媒成分の失活および分離に水を用いても
、本発明の方法において前記反応の触媒成分として用い
た3価のランタニド系列元素のハロゲン化物は、従来の
方法において触媒もしくは触媒成分として使用される塩
化アルミニウムやフッ化ホウ素等のルイス酸のように不
可逆的に加水分解されることがなく、回収された前記3
価のランタニド系列元素のハロゲン化物の水溶液に加熱
もしくは減圧処理を施して水分を除去することにより、
3価のランタニド系列元素のハロゲン化物として容易に
回収することができ、回収したハロゲン化物を再び反応
の触媒成分として使用することができる。
また、使用したハロゲン化水素および未反応の反応原料
も、適宜分離・回収して再び反応に使用することができ
る。
以上のようにして得られた2、2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンは、たとえば、ポリカーボネート
等のポリマーの原料をはじめとする各種の用途に好適に
利用することができる。
[実施例] (実施例1) 脱水フェノールioo g、塩化イッテルビウム六水塩
(ybc見、・5n2o) 1 gを容積300mJL
の三つロフラスコに入れ、塩化水素ガスを導入しながら
30分ごとにフラスコ内をメチルアセチレンで置換し、
攪拌した。
反応は90℃の温度にて3時間かけて行い、得られた反
応液は液体クロマトグラフィーにより分析した。
結果を、第1表に示した。
(実施例2) −塩化イッテルビウム六水塩(ybci、・6HtO)
 1 gを容積300mJlの三つロフラスコに入れ、
1 smHg以下で150℃に加熱し、脱水した。放冷
後脱水フェノール100gを加えた他は実施例1と同様
に反応させた。
結果を、第1表に示した。
(実施例3) 3価のランタニド系列元素のハロゲン化物として塩化エ
ルビウム六水塩(ErC見3・6H20) 1 gを用
いた他は、実施例2と同様の条件で反応させた。
結果を、第1表に示した。
(実施例4) 3価のランタニド系列元素のハロゲン化物として塩化ジ
スプロシウム六水塩(DyCJ13・6H20)を用い
た他は、実施例2と同様の条件で反応させた。
結果を、第1表に示した。
(実施例5) 3価のランタニド系列元素のハロゲン化物として第2表
に表示の組成(1)に対応する希土類金属組成を有する
塩化重希土類混合物の水和物を用いた他は、実施例2と
同様の条件で反応させた。
結果を、第1表に示した。
(実施例6) 3価のランタニド系列元素のハロゲン化物として、第2
表に表示の組成(2)に対応する希土類金属組成を有す
る塩化重希土類混合物の水和物を用いた他は、実施例2
と同様の条件で反応させた。
結果を、第1表に示した。
第2表 (単位:重量%) (比較例1) 脱水フェノール100 gを容積3001文の三つロフ
ラスコに入れ、塩化水素ガスを導入しながら30分ごと
にフラスコ内をメチルアセチレンで置換し、攪拌した。
反応は90°Cの温度にて3時間かけて行い、反応液は
液体クロマトグラフィーにより分析した。・結果は第−
表に示す。
(比較例2) 第3表に示す組成(3)の塩化軽希土類混合物の水和物
(LnCjLi・n1120)を用いた他は、実施例2
と同様の条件で反応させた。
結果を、第1表に示した。
(木頁、以下余白) 第3表 (単位:重量%) (比較例3) 脱水フェノール100gを容積300m1の三つロフラ
スコに入れ三フッ化ホウ素エチルエーテル錯体(BFJ
(CJsb)670mgを加え、30分ごとにメチルア
セチレンで置換し、攪拌した。
反応は、90℃の温度にて1時間かけて行い、得られた
反応液は液体クロマトグラフィーにより分析した。
結果を、第1表に示した。
(比較例4) 脱水フェノール100g、  ZnC0w 1gを容積
300■立の三つロフラスコに入れ、塩化水素ガスを導
入しながら、30分ご′とにフラスコ内をメチルアセチ
レンで置換し、攪拌した。反応は温度90℃、3時間行
い、反応液は液体クロマトクラフィーにより分析した。
結果を、第1表に示した。
第1表に示す結果から、本発明の方法は、たとえば次に
示すような利点および特長などを有することかわかる。
■ 実施例1(触媒として、塩化水素と塩化イッテルビ
ウム六水塩とを用いた場合)では、フェノールの転化率
が14.4%、ビスフェノールAの選択率が71.8%
であるのに対し、比較例1(触媒として塩化水素を用い
た場合)ては、フェノールの転化率が5.6%、ビスフ
ェノールAの選択率が62.7%であり、塩化水素のみ
の場合よりも塩化水素と塩化イッテルビウム六水塩を用
いた場合の方か、反応成績が良い。
■ 実施例2(触媒として、塩化水素と塩化イッテルビ
ウム無水塩を用いた場合)では、フエ゛ ノールの転化
率が26.1%、ビスフェノールAの選択率が71.8
%であり、実施例1よりもさらに反応成績が良い。
■ 実施例2(触媒として、塩化水素および塩化イッテ
ルビウム無水塩を用いた場合)、実施例3(触媒として
塩化水素および塩化エルビウム無水塩を用いた場合)、
および実施例4(触媒として塩化水素および塩化ジスプ
ロ?ウム無水塩を用いた場合)を比較すると、重希土に
なればなるほど触媒効果の大きいことがわかる。(Y系
希土類な重希土から順に並べるとLu、’ Yb、 T
m、E「、110、Dy、Tbとなる) ■ 実施例5および実施例6(触媒として塩化水素およ
び塩化重希土混合物を用いる場合)では、含まれる重希
土の割合か多いほど反応成績が良い。
■ 比較例2(触媒として、塩化水素および塩化軽希土
類混合物を用いる場合)では、フェノールの転化率が低
く、触媒作用が認められない。
■ 比較例3では、触媒濃度は実施例2と同しであり、
反応時間はその3分の1の1時間であるにもかかわらず
フェノールの転化率は同じである。
これは、三フッ化ホウ素エチルエーテル錯体が、塩化イ
ッテルビウムおよび塩化水素からなる触媒よりも活性が
高いことを示している。
しかし、ビスフェノールAの選択率は46.0%と実施
例2の71.8%より著しく劣ワている。
すなわち、三フッ化ホウ素エチルエーテル錯体は、ビス
フェノールAの製造触媒としては、塩化イッテルビウム
およq塩化水素からなる触媒より劣っている。
■ 比較例4では、触媒濃度が、実施例2の約3倍ある
にもかかわらず、フェノールの転化率は、実施例2より
も劣り、さらにビスフェノールAの選択率も劣っている
すなわち塩化亜鉛および塩化水素からなる触媒は、ビス
フェノールAの製造触媒としては、塩化イッテルビウム
および塩化水素からなる触媒よりも劣っている。
■[塩化イッテルビウムおよび塩化水素からなる触媒と
従来のルイス酸触媒の比較] 従来のルイス酸触媒としては、三フッ化ホウ素エチルエ
ーテル錯体、塩化亜鉛の他、塩化アルミニウムがある。
上述のように三フッ化ホウ素エチルエーテル錯体および
塩化亜鉛は、ビスフェノールAを選択的に効率よく合成
するには、塩化イッテルビウムおよび塩化水素からなる
触媒より劣っている。
塩化アルミニウムはフェノールと反応して分解し、これ
を回収して再使用することができない。
これらのことから、塩化イッテルビウムおよび塩化水素
からなる触媒は従来のルイス酸触媒に比べて有用である
と言える。
(本質、以下余白) *1 塩化重希土類混合物 組成(1)・・・ 実施例5の説明参照。
*2 塩化重希土類混合物 組成(2)・・・ 実施例6の説明参照。
*3 塩化軽希土類混合物 組 成・・・・・・ 比較例2の説明参照。
*4UK−1・・・ 構造不明の化合物。
*5  L−IPP二量体 ・・・ 線状イソプロペニルフェノールの二量体。
* 6  Cy −I P P二量体 ・・・ 環状イソプロペニルフェノールの二量体。
*7  UK−2・・・ 構造不明の化合物。
*8  UK−3・・・ 構造不明の化合物。
*9  UK−4・・・ 構造不明の化合物。
*10  生成物組成 ・・−液体クロマトグラフィー
分析結果から求めた。
[発明の効果] 本発明によると、一般弐C3H4で表される不飽和炭化
水素とフェノールとの反応による2、2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンすなわちビスフェノールA
の合成の触媒系として特定の触媒成分を用いているので
、触媒もしくは触媒成分の回収および再使用が容易であ
り、しかも目的とする2、2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンを高い選択率で効率よく得ることがで
きる等の優れた利点を有する実用上有利な2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの製造方法を提供
することができる。
手続補正書 1 事件の表示 昭和63年特許願第146315号 2 発明の名称 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニルプロパンの製造
方法 補正後の「発明の名称J  :2.2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパンの製造方法3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所     東京都千代田区丸の白玉丁目1番1号名
称     出光石油化学株式会社 代表者    水郷 睦  。
4 代理人 住所     東京都新宿区西新宿八丁目9番5号セン
トラル西新宿3階 → 8 補正の内容 (1)  明細書の第15ページ第12行に記載の[し
たり、触媒が劣化]を削除する。
(2)  明細書の第27ページに記載の「第1表」を
別紙第1ページのとおりに補正する。
(3)  明細書の第28ページ第9行に記載の「線状
インプロペニルフェノール」を「イソプロペニルフェノ
ール」に補正する。
以上 2  ・

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フェノールと一般式C_3H_4で表される不飽
    和炭化水素とを、3価のランタニド系列元素のハロゲン
    化物およびハロゲン化水素の存在下に反応させることを
    特徴とする2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
    ロパンの製造方法。
  2. (2)前記3価のランタニド系列元素のハロゲン化物が
    テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム
    、ツリウム、イッテルビウムおよびルテチウムからなる
    群の中から選ばれた一種または二種以上の希土類金属の
    ハロゲン化物である前記請求項1に記載の2,2−ビス
    (4−ヒドロキシフェニル)プロパンの製造方法。
JP63146315A 1988-06-14 1988-06-14 2,2―ビス(4―ヒドロキシフェニル)プロパンの製造方法 Granted JPH01313449A (ja)

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