JPH0747567B2 - ビスブロモベンゼン類のアミノ化方法 - Google Patents

ビスブロモベンゼン類のアミノ化方法

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JPH0747567B2
JPH0747567B2 JP61178728A JP17872886A JPH0747567B2 JP H0747567 B2 JPH0747567 B2 JP H0747567B2 JP 61178728 A JP61178728 A JP 61178728A JP 17872886 A JP17872886 A JP 17872886A JP H0747567 B2 JPH0747567 B2 JP H0747567B2
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斉 中島
明典 横山
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旭化成工業株式会社
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の有効利用分野) 本発明はビスブロモベンゼン類をアミノ化して耐熱性樹
脂、ワニスなどの中間原料であるビスアニリン類および
/または4−アミノ−4′−ブロモビスベンゼン化合物
を合成する方法に関するものである。
(従来の技術) ビスアニリン類の1つである4,4′−ジアミノビフエニ
ルエーテルはp−ニトロフエノールナトリウム塩ならび
にp−クロロニトロベンゼンから合成する方法が公知で
ある(CMC,フアインケミカル年鑑,1983年版,373頁)。
また、4,4′−スルフオニルジアニリンの製造方法とし
てはp−クロロニトロベンゼンから出発して合成する方
法が公知である(米国特許第2,385,899号)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、公知のビスアニリン類の合成法はそれぞ
れ複雑な多段反応を経由しており、副生物も多く、純度
の高いビスアニリン類を製造することが困難である。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは純度の高いビスアニリン類を簡単な方法で
合成する方法について検討した結果、式(I)で表わさ
れるビスブロモベンゼン類を出発原料とし、これに銅及
び銅化合物から選ばれた少なくとも1種の触媒を用いて
30℃以上、アンモニアの臨界温度未満の温度でアミノ化
する方法を見出した。
(発明の構成) すなわち本発明は式(I)で表わされるビスブロモベン
ゼン粘を、銅及び銅化合物から選ばれた少なくとも1種
を触媒とし、30℃以上、アンモニアの臨界温度132.4℃
未満の温度下でアンモニアを用いて液相中でアミノ化す
る方法である。
(式(I)中、XはO,S,CO,又はSO2を表わす) 本発明のアミノ化反応においては、ビスブロモベンゼン
類の臭素1g原子当り2モルのアンモニアが消費される。
反応には理論量以上のアンモニアを使用すれば充分であ
るが、選択性の点から該ビスブロモベンゼン類当り、液
相中のアンモニアのモル比を10以上2000以下とすること
が好ましく、20以上500以下とすることがさらに好まし
い。
本発明では、出発原料であるビスブロモベンゼン類(式
(I))におけるXがOの場合、すなわち4,4′−ジブ
ロモビフエニルエーテルの場合、4,4−ジアミノビフエ
ニルエーテルおよび/または4−アミノ−4′−ブロモ
ビフエニルエーテルが得られる。4,4′−ジブロモビフ
エニルエーテルは4−アミノ−4′−ブロモビフエニル
エーテルを経て、4,4′−ジアミノビフエニルエーテル
へ逐次的にアミノ化されるので、アミノ化の条件、温
度、溶媒使用の有無、種類、使用量などを適宜選択する
ことにより、4,4′−ジアミノビフエニルエーテルと4
−アミノ−4′−ジアミノビフエニルエーテルの生成比
率を適宜選択できる。同様にXがSの場合、すなわち、
4,4′−ジブロモビフエニルスルフイドの場合、4,4′−
ジアミノビフエニルスルフイドおよび/または4−アミ
ノ、4′−ブロモビフエニルスルフイドが同様に得ら
れ、XがCOの場合、すなわち、4,4′−ジブロモベンゾ
フエノンの場合、4,4′−ジアミノベンゾフエノンおよ
び/または4−アミノ−4′−ブロモベンゾフエノンが
同様に得られ、XがSO2の場合、すなわち、4,4′−ジブ
ロモビフエニルスルフオンの場合、4,4′−ジアミノビ
フエニルスルフオンおよび/または4−アミノ−4′−
ブロモビフエニルスルフオンが同様に得られる。
本発明のアミノ化は30℃以上、アンモニアの臨界温度未
満、すなわち132.4℃未満の温度条件下で行う。30℃以
上で反応が速やかに進行し、アンモニアの臨界温度未満
では副反応が少ないので、前記温度範囲が好ましい。特
に好ましい温度範囲は50℃以上115℃以下である。
本発明の方法において、銅ならびに銅化合物は、アミノ
化反応の触媒として効果があり、銅化合物を例示する
と、臭化物などのハロゲン化物、硫酸塩などの無機酸
塩、サク酸塩などの有機酸塩、酸化物、水酸化物、銅化
合物のアンモニアなどとの錯体がある。銅化合物は一価
の銅化合物が好ましく、臭化第一銅が特に好ましい。
銅、銅化合物の使用量は、ビスブロモベンゼン類1グラ
ムモルに対し銅元素換算0.001〜5グラム原子が好まし
く、0.005〜1.5グラム原子がさらに好ましい。本発明の
方法における銅、銅化合物の1種以上を担体に担持して
もよい。担体を用いる場合、担体としてはアルミナ、シ
リカなどが好ましい。
また、本発明においては、本発明に基づいて得られるビ
スアニリン類を実質的に溶解しない不活性有機溶媒を共
存させることが好ましい。この効果を4,4′−ジブロモ
ビフエニルエーテルについて例示的に説明する。4,4′
−ジアミノビフエニルエーテルを実質的に溶解しない不
活性有機溶媒共存下でアミノ化を実施すると、4,4′−
ジアミノビフエニルエーテルを4−アミノ−4′−ブロ
モビフエニルエーテルと4,4′−ジアミノビフエニルエ
ーテルから固液分離操作により簡単に分離できる。4−
アミノ−4′−ブロモビフエニルエーテルと4,4′−ジ
ブロモビフエニルエーテルの混合物は、たとえば、蒸留
法、抽出法などの公知の方法により容易に分離できる
し、混合したままアミノ化反応工程に戻してもよい。4,
4−ジアミノビフエニルエーテルを4−アミノ−4′−
ブロモビフエニルエーテルと4,4′−ジブロモビフエニ
ルエーテルから分離するためには、4,4′−ジアミノビ
フエニルエーテルを実質的に溶解しない不活性有機溶媒
をアミノ化反応工程後に加えてもよいが、4−アミノ−
4′−ジブロモビフエニルエーテルと4,4′−ジブロモ
ビフエニルエーテルをアミノ化反応工程に戻す場合など
は、アミノ化反応段階から加えておいた方が工程が簡単
になり、分離回収面からも好ましい。
本発明の方法における生成ビスアニリン類を実質的に溶
解しない不活性有機溶媒は、ビスブロモベンゼン類の溶
媒であり、かつ4−アミノ−4′−ブロモビフエニル化
合物も溶解する溶媒を指す。ビスアニリン類を実質的に
溶解しない不活性有機溶媒としては、極性ならびに水素
結合性の低く、アミノ化反応条件下で不活性な有機溶媒
が適切であり、たとえば飽和炭化水素、好ましくは非環
式飽和炭化水素、フル素化飽和炭化水素などである。具
体例を挙げると、ブタン,ペンタン,ヘキサン,ヘプタ
ン,オクタン,ノナン,デカン,ウンデカン,ドデカ
ン,トリデカン,テトラデカン,ヘキサデカン,テトラ
デカフルオロヘキサン,テトラデカフルオロメチルシク
ロヘキサンの1種あるいは2種以上の混合物があり、ペ
ンタン,ヘキサン,ヘプタン,オクタン,ノナン,デカ
ン,ウンデカン,ドデカン,トリデカン,テトラデカ
ン,テトラデカフルオロヘキサン,テトラデカフルオロ
メチルシクロヘキサンの1種あるいは2種以上が好まし
い。
なお、本発明の方法において、反応圧力は10〜115Kg/cm
2Gが好ましく、20〜80Kg/cm2Gがさらに好ましい。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例) 実施例1 4,4′−ジブロモビフエニルエーテル5g、臭化第一銅0.2
g、液化アンモニア40mlを容積200mlの撹拌機付オートク
レーブに入れ、撹拌しながら、100℃、圧力60Kg/cm2G
に5時間保つた。次に常温常圧に戻して反応物を取出
し、アセトン抽出層をGPCで分析した。4,4′−ジブロモ
ビフエニルエーテルの70%が変化し、4,4′−ジアミノ
ビフエニルエーテルが収率40モル%、4−アミノ−4′
−ブロモビフエニルエーテルが収率27%で得られた。
実施例2 4,4′−ジブロモビフエニルケトン5g、臭化第一銅0.5
g、液化アンモニア40mlを容積200mlの撹拌機付オートク
レーブに入れ、撹拌しながら110℃発生圧下に8時間保
つた。4,4′−ジアミノビフエニルケトンが8%、4−
アミノ−4′−ブロモビフエニルケトンが21%得られ
た。
実施例3 4,4′−ジブロモビフエニルスルホン5g、臭化第一銅0.5
g、液化アンモニア40mlを容積200mlの撹拌機付オートク
レーブに入れ、撹拌しながら115℃発生圧下に10時間保
つた。4,4′−ジアミノビフエニルスルホンが4%、4
−アミノ,4′−ブロモビフエニルスルホンが9%得られ
た。
実施例4 4,4′−ジブロモビフエニルエーテル5g、臭化第一銅0.3
g、液化アンモニア40ml、n−ヘキサン20mlを200mlの撹
拌機付オートクレーブに入れ、撹拌しながら110℃発生
圧下に10時間保つた。4,4′−ジアミノビフエニルエー
テルが、7モル%、4−アミノ−4′−ブロモビフエニ
ルエーテルが25モル%得られた。
(発明の効果) 本発明の方法により各種ビスアニリン類を対応するビス
ブロモベンゼン類から同一の方法により一段で合成でき
る。云い換えると一基のオートクレーブにより各種ビス
アニリン類の切換え生産を容易に実施できる。
本発明の方法は、実質的に無水状態でアミノ化反応を実
施するので、反応が選択的に進行する上、装置の腐食の
心配がないので、高価な材料を必要としない。
本発明の方法は、実質的に無水状態で実施されるので、
アミノ化物の分離回収ならびに触媒の回収再使用ともに
容易である。
本発明の方法において、ビスアニリン類を実質的に溶解
しない不活性有機溶媒を共存させる場合は、さらに、ビ
スアニリン類を、対応する4−アミノ−4′−ブロモビ
フエニル類とビスブロモベンゼン類より簡単に分離でき
る。ビスアニリン類、4−アミノ−4′−ブロモビフエ
ニル類とも高純度であることが望まれており、両者を併
産する場合はもちろん、一方を主として生産する場合
も、両者の完全な分離が強く望まれている。この点で高
温での熱安定性がよくない両者に対し、蒸留などの高温
条件下での分離、精製を必要としない本発明の方法の効
果は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B01J 23/72 27/122 C07B 61/00 300

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I)で表わされるビスブロモベンゼン
    類を、銅及び銅化合物から選ばれた少なくとも1種を触
    媒とし、30℃以上、アンモニアの臨界温度132.4℃未満
    の温度下でアンモニアを用いて液相中でアミノ化する方
    法 (式(I)中、XはO,S,CO,又はSO2を表わす)
  2. 【請求項2】式(II)で表わされる生成ビスアニリン類
    を実質的に溶解しない不活性有機溶媒の存在下で行う特
    許請求の範囲第1項記載の方法 (式(II)中、XはO,S,CO,又はSO2を表わす)
JP61178728A 1986-07-31 1986-07-31 ビスブロモベンゼン類のアミノ化方法 Expired - Lifetime JPH0747567B2 (ja)

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