JPH013192A - フラン化合物及びそれを有効成分とする油脂酸化防止剤 - Google Patents

フラン化合物及びそれを有効成分とする油脂酸化防止剤

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JPH013192A
JPH013192A JP62-155311A JP15531187A JPH013192A JP H013192 A JPH013192 A JP H013192A JP 15531187 A JP15531187 A JP 15531187A JP H013192 A JPH013192 A JP H013192A
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宏 渡辺
丘島 晴雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、油脂酸化防止作用を有するフラン化合物に関
し、更にまたその様な化合物を有効成分とする油脂の酸
化防止剤に関するものであり、人或いは動物に使用され
る食品、化粧品或いは医薬品添加物等の油脂の酸化が開
運と成る分野に利用される。
[従来の技術及びその問題点] 従来、人或いは動物に摂取される天然油脂の酸化防止に
はBHT或いはBHA等の合成化合物及び天然のトコフ
ェロール(dl−トコフェロールを含む)等が使われて
きたが、近時、より自然に近いものの使用を、との観点
から後者が重要視されつつある。又、助剤効果を期待し
てクエン酸、アスコルビン酸などを共存させ有効な場合
も有るが、酸性物質であること(溶解性の問題)、水性
で使用されるアスコルビン酸は金属イオンの混在の下で
プロオキシダントとして酸化を促進すること等の問題点
が有り、必ずしも全てを充たすものではなかった [問題点を解決するための手段] 本発明者等は、油脂類の酸化防止に就いて長年にわたり
鋭意研究を進めていたところ、一般式 及び一般式 CH−〇A を有する化合物が、優れた油脂酸化防止作用を有するこ
とを見出して本発明を完成した。
上記一般式(I)及び(II)において、R□は水素原
子、炭素数1〜24の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基
、同アルケニル基、グリコリル基、又はコレステリール
基を示し、R2は炭素数1〜24の直鎖状又は分岐鎖状
のアルキル基、同アルケニル基、グリコリル基、コレス
テリール基又は基 を示し、Aは水素原子、−p(=o) (OH)2、−
 P (=0) (OH) −0−(CH2)z −B
又は基を示し、X及びYは同一か異なって水素原子又は
メチル基を示し、Bは−Nl(2又は−N(CH,)3
を示す。m及びnは2〜14の整数を示す。
式(I)及び式(II)を有する化合物の一部は天然に
存在することが知られた化合物である[RoL、クラス
等、リビット9巻1004頁(1974) ; 同誌1
0巻695頁(1975) ; 同誌17巻828頁(
1977);渡辺等、ケミカルアント ファーマシュー
チ力ルブレチン32巻328】頁(1984)等〕が、
生物学的に、又工学的にその作用は知られていない。
本発明者等は、前記式(I)及び(II)を有する化合
物を合成し、種々の状態における油脂の酸化防止作用を
検討し、その有効性を発見した。
本発明に係る化合物群は、前記のようにフランを有する
脂肪酸(以下、FAと略する)である。FAは前記文献
にも明らかなごとく、淡水魚中に広く分布し、更に鱈、
鮭等の海産魚類にもコレステロールエステル、トリグリ
セリドとして少量ながら含まれており、これらの魚類及
びその油(鱈肝油等)は永年にわたって賞味されてきて
おり、安全性、味、香り等の点で問題は無い。
FAは天然の脂肪酸と炭素鎖長がほぼ同じであり、カル
ボン酸を同じ位置に持つことにより水の存否にかかわら
すあらゆる状態で油脂との親和性が極めて良い。更にフ
ラン環の位置が不飽和脂肪酸の二重結合の占める位置と
ほぼ同様のところであり、酸化反応に際し相互作用を起
こすに好都合である。こうして化合物(II)は乳化状
態、ミセル又はリポソーム中に積極的に混和し顕著な抗
酸化作用を示すのみならす、一般に使われるトコフェロ
ール等の抗酸化剤の作用を著しく助長する。FAはジフ
ェニルビクリルヒドラジル(DPPH)とは反応しない
こと、リノール酸ハイドロパー万モサイドに加えるとP
Ovを減少することから、この酸はラジカル連鎖反応を
停止だせて作用するのではなく、ハイドロパーオキサイ
ドを分解して抗酸化作用を示すものである。
前記一般式(I)のエステル類は遊離の酸から常法によ
って合成される。また遊離の酸は公知の方法に従って合
成されるC M、S、F。
リーケンジー等、ケミカストリーアンドフイジックスオ
ブ リピッド、20巻 1頁(1978) ; C,H
,ラーン等、ジャーナルオフオルガニック ケミストリ
ー44巻3420頁(1979) ; R。
ショーデル等、ヘルベチカ キミ力アクタ68巻162
4頁(1985))。
前記一般式(1,I )を有する化合物の一部は、A置
換クリセロールに必要とするFA2分子を脱水縮合させ
ることによって1.2位FA置換グリセロA化合物を合
成することができる。また、他の化合物は同様にして得
られる5n−II化合物を原料として、ホスホリパーゼ
A2の酵素反応によりリゾ体とし、遊離の一0f−1と
なった2位に求める脂肪酸を再度脱水縮合させることに
よって得られる。
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 ジー9−(3、4−ジメチル−5−ペンチル
−2−フリル)ノナノイルホスファチジルコリンの合成 L−d−グリセロホスホリルコリン・塩化カドミウム塩
3.4mmolを150耐の無水クロロボルムに溶かし
、8.5mmolの9−(3,4−ジメチル−5−ペン
チル−2−フリル)ノナン酸と10mmolのジメチル
アミノピリジン及び27mmolのDCCを加え、18
時間放置して反応を完結した。シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製したものはTLCで単一であり、無
水塩酸メタノールでメタツリシスして得られたフラン脂
肪酸メチルエステルのガスクロマトグラフィーによる定
量値はリン酸1に対してほぼ2であった。
実施例2 9−(3,4−ジメチル−5−ベンチルー2
−フリル)ノナノイル−9,12−オクタデカジニノイ
ルーホスファチジルコリンの合成 実施例1で得られた化合物0.012mmolを5ml
のエーテル−エタノール(19:1)に溶がし、O,1
mlのホスホリパーゼA2酵素液(1mg酵素450単
位/1ml 0.2mol  トリス塩酸、 pH7,
5)と、0.05m1の0.2mol塩化カドミウムを
加え、5秒間ソニックし、37℃で16時間反応させる
。水層を取りエーテルで洗った後、水をとばしエタノー
ルを加えて移行させ、遠心分離によって沈殿物を除去し
た後、エタノールを留去し、エーテルで洗浄した後、再
度エタノールに溶がしエーテルを加えて沈殿物を集める
得られた化合物はグリセリル基の2位が遊離となったリ
ゾ体である。これを5mlの無水クロロホルム中0.0
2mmolのリノール酸と0.02mmolのジメチル
アミノピリジンと0.06mmolのDCCにより2位
のアシル化を行なった。シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製する。このものはTLCで単一スポットを
示し、ホスホリパーゼA2酵素処理によりほぼ1mo1
当量のリノール酸を遊離する。メタツリシスして得られ
たFAとリノール酸の各エステルの量比はほぼl:1で
あり所期の化合物であることを示す。
実施例3 マススペクトル 実施例1の方法に従ってジー8−(5−へキシル−2−
フリル)オクタノイル−ホスファチジルコリンをどうせ
いした後、ホスホリパーゼCを作用させてグリセリル基
の3位を遊離とした後、t−ブチルジメチルシリルクロ
リドを反応させてt−ブチルトリメチルシリルエーテル
としてマススペクトルを測定し7’−(70+++eV
)。
M/e: 701(N−57)、351(acyl+7
4)、281,277(acyl)、207,165(
フラン環、base peak)、731.2−ジ−バ
ルミトイル−グリセロ−3−t−ブチルトリメチルシリ
ルエーテルのマススペクトルM/ e :  625(
M−57)、313(acyl+74)、239(ac
yl)/ 11一 実施例4 リノール酸メチル油に対する抗酸化作用 1gのリノール酸メチルエステルに0.01gのメチル
8−(5−へ≦シルー2−フリル)7rクタノエート(
FAとする)を加えた時の抗酸化作用を同量のα−トコ
フェロール(TOとする)と比較した場合、 POV、
 COV (45℃恒温器中遮光状態)値共、初期値は
好結果を示した。
実施例5 サフラワー油に対する抗酸化作用サフラワー
油に対するメチル8−(5−へキシル−2−フリル)オ
クタノエート(FA)の作用を見た結果は以下の通りで
ありその有効性が判る。
サフラワー油は、HPLCによりODCカラム蛍光測定
により0.026%のα−トコフェロールを含有してい
たので、その増強効果を見たものである。
サフフラワー油2g、試料0.02gを添加。
45°C1恒温器、遮光。
実施例6 リノール酸の水性ミセル状態における抗酸化
作用 リノール酸の水性ミセル状態に対するg−(3゜4−ジ
メチル−5−ベンチルー2−フリル)ノナン酸(FA)
、の抗酸化作用について、ラジカル反応で生成する共役
ジエンを234nmの0.0.で測定すると共に、リノ
ール酸の残存量をガスクロマトグラフィーで測定した。
α−トコフェロールとの共同作用は特に有力であった。
100m1のリン酸緩衝液pH6,9に70mgのリノ
ール酸、 0.5gのTνeen 20を加えミセル状
態にし、各試薬を加えて24〜26°Cで反応を行なっ
た。残存リノール酸量はエーテル抽出後トリメチルシリ
ルジアゾメタンでメチル化し、ガスクロマトグラフィー
で定量した。
234nmの0.D、の経時変化と残存リノール酸実施
例7 合成ホスファチジルコリン リポソームに対する
FA誘導体の抗酸化作用−一一一吸光度測定 実施例2におけると同様にして合成されたステアロイル
ーリルイルーホスファチジルコリン30μmolをクロ
ロホルムに溶がし、1mo1%の試料と、ラジカル開始
剤として7.5μmolの2,2′−アゾビス−(2,
4−ジメチルニトリル) (AMI/N)を加え、常温
で溶媒を減圧留去しフラスコ器壁にフィルム状にコート
した後、3m]の0.1N NaC1溶液を加えて振と
うしリポソームとした後、50°Cに温めて攪拌しなが
ら反応を行なった。経時的に50μmの反応液を取り4
 mlのエタノールを加え233nmの吸光度を測定し
た。
F3: 9−(3,4−ジメチル−5−ベンチルー2−
フリル)ノナノイル 18:2 :リルオイル P:ホスホリル C:コリン 実施例8 大豆レシチンリポソームの自動酸化に対する
FA誘導体(式(II)化合物)の抗酸化作用−−−一
吸光度測定 実施例7と全く同様に行なった。大豆レシチンの平均分
子量は775とした。
実施例9 合成ホスファチジルコリン リポソームの自
動酸化に対するフランカルボン酸(FA)とトコフェロ
ール(TO)の効果実施例7と全く同様に反応を行なっ
た。
実施例10  合成ホスファチジルコリンリポソームの
自動酸化における酸素吸収に対するFAの効果 実施例7と同じ反応条件で反応を行なったが、反応温度
は37℃を維持させた、溶存酸素量はYSI mode
l 53酸素モニターにより測定を行なった。残存酸素
量(%)で示す。
FA、TOは実施例9におけるものと同意義を示す。
[発明の効果] フランカルボン酸化合物はエステル型として油脂そのも
のに直接添加して酸化防止作用が見られる。一般に天然
油脂はトコフェロール等のフェノール性抗酸化剤を含む
か或いは意図的に添加しており、この様な状態にフラン
カルボン酸化合物を加えた場合、より効果が増強ごおる
。一方、水と共存する状態の乳化状油脂、即ち水性ミセ
ル或いはリポソーム状の油脂の場合、極性グループを有
する型で安定性を保っているが、フランカルボン酸化合
物を酸化防止剤として使用するには遊離の酸として、更
により好ましくはリポソーム状にたいしては一般式(I
I)で示されるようなグリセライドの型として積極的に
混和させることにより、有効性をより効果あらしめるこ
とができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するフラン化合物。 (式中、R_2は炭素数1〜24の直鎖状又は分岐鎖状
    のアルキル基、同アルケニル基、グリコリル基、コレス
    テリール基又は基▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、A′は−P(=O)(OH)_2、−P(=O
    )(OH)−O−(CH_2)_2−Bを示し、X及び
    Yは同一か異なって水素原子又はメチル基を示し、Bは
    −NH_2又は一N(CH_3)_3を示す。m及びn
    は2〜14の整数を示す。) 2、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するフラン化合物を有効成分とする油脂酸化防止剤
    。 (式中、R_1は水素原子、炭素数1〜24の直鎖状又
    は分岐鎖状のアルキル基、同アルケニル基、グリコリル
    基、又はコレステリール基を示し、R_2は炭素数1〜
    24の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基、同アルケニル
    基、グリコリル基、コレステリール基又は基 ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、Aは水素原子、−P(=O)(OH)_2、−
    P(=O)(OH)−O−(CH_2)_2−B又は基
    ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、X及びYは同一か異なって水素原子又はメチル
    基を示し、Bは−NH_2又は−N(CH_3)_3を
    示す。m及びnは2〜14の整数を示す。)
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