JPH0133495B2 - - Google Patents
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- JPH0133495B2 JPH0133495B2 JP61177784A JP17778486A JPH0133495B2 JP H0133495 B2 JPH0133495 B2 JP H0133495B2 JP 61177784 A JP61177784 A JP 61177784A JP 17778486 A JP17778486 A JP 17778486A JP H0133495 B2 JPH0133495 B2 JP H0133495B2
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- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- D21H19/36—Coatings with pigments
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- D21H19/46—Non-macromolecular organic compounds
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- D21H17/20—Macromolecular organic compounds
- D21H17/21—Macromolecular organic compounds of natural origin; Derivatives thereof
- D21H17/24—Polysaccharides
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Description
〈産業上の利用分野〉
本発明は、L―アスコルビン酸と鉄()化合
物を含む組成物において、該組成物と植物性ガム
質物とを混合することにより、該水系組成物の粘
度調整範囲の拡大と塗工時における接着強度の増
大とを同時に期待でき、しかも被塗工物に殺菌、
防臭特性を効果的に付与し得る塗工または含浸用
水系組成物とその加工物に関するものである。 〈従来の技術〉 L―アスコルビン酸と鉄()化合物とからな
る組成物が殺菌性および防臭性を有することか
ら、かかる特性を有効利用したケースとして、例
えば前者(殺菌性)の利用に、加熱殺菌を不可能
とする加工食品類やサラダ用原料野菜類の殺菌、
あるいは生鮮食料品や水産物製品例えば鮮度の落
ち易い野菜、果実、肉類、魚介類等の殺菌を兼ね
た鮮度保持、防腐、保存等がある。また後者(防
臭性)の利用例として、前記組成物を活性炭含有
担持剤に添着、または組成物そのものを紙布に含
有させる等した防臭剤としての用途がある。 しかして上記組成物の特性および用途について
は、いちはやく本発明者がその研究成果として提
案したところであつて、関連公報に特開昭59―
59604号、特開昭59―143576号、特開昭59―
132937号、および特開昭60―66753号等がある。 〈発明が解決しようとする問題点〉 しかるところ、前記L―アスコルビン酸と鉄
()化合物を含む組成物は、その実用特に支持
体に塗工または含浸させる時に、塗液(含々浸
液:以下同じ)調成上不可欠要件とする粘度調整
巾が例えばBF粘度で約4〜80cpsのように狭く、
しかも保水性が殆んどないために、上記組成物の
実用時における取扱上は勿論、塗工または含浸過
程において便利さを欠く場合の多いことが判明し
た。 すなわちこのことは、粘度調整巾の狭い前記2
成分系組成物を支持体に塗工または含浸させる時
に、支持体塗工面の性状如何によつては組成物と
支持体の塗工面または含浸面との接着強度の不足
により、塗工または含浸後において前記組成物の
粉落ちを起し易いものとなる。このためかかる欠
陥を解消するため、公知の高分子接着剤例えばラ
テツクス、ポリビニルアルコール、スターチの類
を前記組成物に混用することも考えられるが、該
接着剤は適用する組成物が強酸性(後記)である
ため、ラテツクスを凝固させ、PVA、スターチ
の類をゲル化させる等して所望する目的を達し得
ない。 しかし上記接着剤とは別に溶剤系高分子接着剤
または類似接着剤の使用で実験的に満足される場
合があるとしても、工業的実施に際しては、この
種の溶剤系接着剤の使用は、常用される水系塗料
用コーターには不適という難点がある。 かかる見地から上記問題の解決方が特に緊急の
課題となるに至つた。 〈問題点を解決するための手段〉 本発明者は上記課題を最も合理的かつ効果的に
解消するため鋭意研究を進めた結果、従来のL―
アスコルビン酸と鉄()化合物を含む組成物と
を組合わせた組成物に植物性ガム質物を混用する
ことによつて得られた水溶液が、支持体に塗工ま
たは含浸用塗液として必要な粘度調整巾の拡大
と、塗工または含浸時の接着強度の増大とを併せ
期待できることを多数次の実験によつてつきと
め、本発明を完成した。 すなわち本発明は、L―アスコルビン酸と鉄
()化合物中から選ばれた少なくとも1種類の
鉄()化合物を含む組成物において、該組成物
に植物性ガム質物を混合したことを要旨とする塗
工または含浸用水系組成物に係る第1の発明と、
L―アスコルビン酸と鉄()化合物中から選ば
れた少なくとも1種類の鉄()化合物を含む組
成物において、該組成物と一定量の植物性ガム質
物とを混合した水系組成物を支持体に塗工または
含浸したことを要旨とする加工物に係る第2の発
明とに関するものである。 本発明の目的は、上記水系組成物の粘度調整巾
(範囲)が大きく保水性に富み、かつ良好な殺菌、
防臭性を有して接着強度にすぐれた塗工または含
浸用として好適な組成物と該組成物を適用した加
工物を提供することにある。 ここに使用する鉄()化合物としては、硫酸
第一鉄、塩化第一鉄、硝酸第一鉄等の鉄塩類の少
なくとも1種類を任意に採択して満足され、水溶
液として使用される。 しかして、本発明で所要する水系組成物を調成
するには、下記方法のうちのいずれか一法に準拠
して行えばよい。 L―アスコルビン酸と鉄()化合物を含む
混合固形物(含粉体:以下同じ)と植物性ガム
質物の固形物とを同時に水に溶解する。 L―アスコルビン酸と鉄()化合物を含む
混合水溶液に植物性ガム質物の固形物を溶解す
る。 L―アスコルビン酸と鉄()化合物を含む
混合水溶液と植物性ガム質物の水溶液とを混合
する。 植物性ガム質物の水溶液に、L―アスコルビ
ン酸と鉄()化合物を含む混合物(いずれも
固形物)を別々にまたは混合して溶解する。 上記水系組成物において、植物性ガム質物の含
有量は、L―アスコルビン酸と鉄()化合物と
の合計使用量に対して1〜2000重量%(固形分換
算:以下同じ)好ましくは5〜200重量%である
ことが肝要で、その使用量が1重量%未満である
と、得られる前記水系組成物の粘度巾が狭く、塗
液調成に際し所望する粘度調整ができず、従つて
支持体への塗工または含浸はできても均一塗膜が
得られないばかりでなく、接着強度の不足によ
り、塗工または含浸後において組成物の粉落ちを
起して不適である。またその使用量が上限2000重
量%以上であると、前記の欠点は解消されるが、
塗液の高濃度によつて支持体への所望する均一塗
工または含浸ができないばかりでなく、前記2成
分系組成物(L―アスコルビン酸+鉄()化合
物を含む混合物)濃度の過少により殺菌、防臭特
性の付与が困難となり、実用的でない。 このため本発明においては、前記組成物中に占
める植物性ガム質物の含有量を、L―アスコルビ
ン酸と鉄()化合物との合計使用量に対し、1
〜2000重量%好ましくは5〜200重量%とした。 そしてこの時の水系組成物の液濃度は、0.3〜
50重量%好ましくは1〜35重量%とするが、該液
中に占めるL―アスコルビン酸と鉄()化合物
との合計含有量は0.1〜30重量%好ましくは1.0〜
20重量%であることが重要で、塗工または含浸後
において支持体に所望する殺菌、防臭特性を付与
する上で最良の範囲である。この含有率が0.1重
量%未満であると、塗液濃度の稀薄により支持体
への塗工等はできても、前記2成分(L―アスコ
ルビン酸+鉄()化合物)の含有量の過少によ
つて所望の殺菌、防臭特性を兼備させることがで
きない。またその含有量が30重量%(上限)以上
になると、前記の欠点は解消されるが2成分系組
成物の溶解が困難となるため、水系組成物の所定
濃度(0.3〜50重量%)の保持が至難となり、塗
工等の処理を含めて不適である。 このように本発明は、前記水系組成物を構成す
る成分の混合量を前記の如く一定の混合率(範
囲)となるように混用したために所望する前記目
的を最も効果的に達成でき、本発明の特徴として
挙げられる。 上記水系組成物の塗工用支持体としては、紙、
不織布、合成樹脂フイルムの類を、また含浸用に
は紙、不織布の類を任意に使用して満足される。 〈作用〉 本発明は前記したようにL―アスコルビン酸と
鉄()化合物を含む組成物の合計使用量(固形
分換算)に対し植物性ガム質物(固形分)の一定
量を混用したために、鉄()化合物は悪臭源
(成分)と錯体を形成して悪臭源を効果的に除去
すると同時にスーパーオキシドラジカル(O2)
を発生して殺菌性を示すのと相俟つて植物性ガム
物質の混用により、該組成物(水溶液)の保水性
を増大せしめて液粘度の調整巾(範囲)が拡大す
るので、塗液の支持体への塗工または含浸を容易
ならしめ、しかも塗工、含浸時における塗液の接
着強度を増大せしめる。 〈発明の効果〉 本発明は次のような特異の効果を発揮する。 本発明は、L―アスコルビン酸と鉄()化
合物中から選ばれた少なくとも1種類の鉄
()化合物を含む組成物において、該組成物
を構成するL―アスコルビン酸と鉄()化合
物の合計使用量(固形分換算)に対し植物性ガ
ム質物(固形分)の一定量を混用した組成物で
あるから、その水溶液は保水性の増大に伴なう
液粘度の調整巾(範囲)の拡大が可能となり、
同時にチキソトロピー性も付与されるので、液
の取扱上は勿論塗液調整を容易ならしめるとい
う効果がある。 またこの発明は、前述の如くこれが悪臭源と
接触すると、鉄()化合物が悪臭源(成分)
と錯体を形成する一方、L―アスコルビン酸の
混用によつてスーパーオキシドラジカル(O2)
を発生して殺菌性が付与され、しかも植物性ガ
ム質物が混用されているために、塗液の支持体
への塗工または含浸時における接着強度の増大
を図ることができる。 従つて本発明は、その塗液を支持体に塗工ま
たは含浸させることにより接着強度が大きく、
しかも支持体に殺菌、脱臭性を同時に付与でき
るので、要殺菌、要脱臭(含防臭)および要鮮
度保持用等として多目的用途に適し、その適用
分野は広範で実用上に益する効果は顕著であ
る。 〈実施例〉 実施例 1 L―アスコルビン酸と硫酸第1鉄の合計使用量
が100gとなるように、前者の10gと後者の90g
とを容量1000mlのフラスコに秤取し、これに水
300gを添加撹拌して水溶液中に占める前記L―
アスコルビン酸と硫酸第一鉄との合計重量(固形
分換算:以下同じ)が25重量%となるように調成
した組成物(水溶液)を得、該組成物のBF粘度
および保水性を常温下で測定した。その結果を第
1表に示す。 実施例 2 実施例1において、水溶液中に占めるL―アス
コルビン酸と硫酸第一鉄の合計重量が25重量%と
なるように調成後この水溶液300gにローカスト
ビーンガムの5重量%(固形分換算:以下同じ)
濃度の水溶液75gを添加撹拌して所望する組成物
(水溶液)を得た。該組成物のBF粘度および保水
性を常温下で測定し第1表記載の結果を得た。 実施例 3 実施例2において、ローカストビーンガム水溶
液の添加量75gに代えて150gとした以外は実施
例2と同様にして所望する組成物(水溶液)を得
た。このBF粘度および保水性を測定し第1表記
載の結果を得た。 実施例 4 実施例3において、ローカストビーンガム水溶
液の添加量150gに代えて300gとした以外は実施
例3と同様にして所望する組成物(水溶液)を得
た。このBF粘度および保水性を測定し第1表記
載の結果を得た。 実施例 5 実施例1において、得られた組成物(水溶液)
400gにローカストビーンガム粉末、10gを添加
撹拌して所望する組成物(水溶液)を得た。この
BF粘度および保水性を測定し第1表記載の結果
を得た。 実施例 6 実施例5において、得られた組成物(水溶液)
400gに3倍相当重量の水1200gを添加撹拌(稀
釈)後該稀釈液にローカストビーンガム粉末50g
を添加撹拌した以外は実施例5と同様にして所望
する組成物(水溶液)を得た。このBF粘度およ
び保水性を測定し第1表記載の結果を得た。 実施例 7〜22 実施例1において、得られた組成物(水溶液)
300gにグアーガム、ローカストビーンガム、ア
ラビアゴム、トラカントガム(含一部変性物)等
の各水溶液を添加(濃度、添加量:第2表参照)
撹拌して所望する組成物(水溶液)を得た後各組
成物のBF粘度および保水性を測定し第2表記載
の結果を得た。 実施例 23〜26 実施例1において、得られた組成物(水溶液)
300gにグアーガム粉末を添加し、添加量別に撹
拌して複数の組成物(水溶液)を得た後これを塗
液として組成物別に市販板紙にロツド塗工(常
法)し得られた各塗工紙について次の脱臭試験を
行ない第3表記載の結果を得た。 脱臭試験:― (イ) 環境分析用のにおい袋(ガスクロ工業社製、
容量3)に空気を注入し、これに適量のアン
モニア蒸気を注入して均一に分散させた後検知
管(北沢産業社製)を介してアンモニア濃度を
測定する。 (ロ) 前記供試体を5mm×30mmに裁断して一定数量
(40個)の供試片を得る。 しかる後前記アンモニア含有の袋(イ)に供試片(ロ)
の全量を投入し、シリコンゴム栓を施した後24時
間放置後袋内のアンモニア濃度を検知管を介して
測定する。
物を含む組成物において、該組成物と植物性ガム
質物とを混合することにより、該水系組成物の粘
度調整範囲の拡大と塗工時における接着強度の増
大とを同時に期待でき、しかも被塗工物に殺菌、
防臭特性を効果的に付与し得る塗工または含浸用
水系組成物とその加工物に関するものである。 〈従来の技術〉 L―アスコルビン酸と鉄()化合物とからな
る組成物が殺菌性および防臭性を有することか
ら、かかる特性を有効利用したケースとして、例
えば前者(殺菌性)の利用に、加熱殺菌を不可能
とする加工食品類やサラダ用原料野菜類の殺菌、
あるいは生鮮食料品や水産物製品例えば鮮度の落
ち易い野菜、果実、肉類、魚介類等の殺菌を兼ね
た鮮度保持、防腐、保存等がある。また後者(防
臭性)の利用例として、前記組成物を活性炭含有
担持剤に添着、または組成物そのものを紙布に含
有させる等した防臭剤としての用途がある。 しかして上記組成物の特性および用途について
は、いちはやく本発明者がその研究成果として提
案したところであつて、関連公報に特開昭59―
59604号、特開昭59―143576号、特開昭59―
132937号、および特開昭60―66753号等がある。 〈発明が解決しようとする問題点〉 しかるところ、前記L―アスコルビン酸と鉄
()化合物を含む組成物は、その実用特に支持
体に塗工または含浸させる時に、塗液(含々浸
液:以下同じ)調成上不可欠要件とする粘度調整
巾が例えばBF粘度で約4〜80cpsのように狭く、
しかも保水性が殆んどないために、上記組成物の
実用時における取扱上は勿論、塗工または含浸過
程において便利さを欠く場合の多いことが判明し
た。 すなわちこのことは、粘度調整巾の狭い前記2
成分系組成物を支持体に塗工または含浸させる時
に、支持体塗工面の性状如何によつては組成物と
支持体の塗工面または含浸面との接着強度の不足
により、塗工または含浸後において前記組成物の
粉落ちを起し易いものとなる。このためかかる欠
陥を解消するため、公知の高分子接着剤例えばラ
テツクス、ポリビニルアルコール、スターチの類
を前記組成物に混用することも考えられるが、該
接着剤は適用する組成物が強酸性(後記)である
ため、ラテツクスを凝固させ、PVA、スターチ
の類をゲル化させる等して所望する目的を達し得
ない。 しかし上記接着剤とは別に溶剤系高分子接着剤
または類似接着剤の使用で実験的に満足される場
合があるとしても、工業的実施に際しては、この
種の溶剤系接着剤の使用は、常用される水系塗料
用コーターには不適という難点がある。 かかる見地から上記問題の解決方が特に緊急の
課題となるに至つた。 〈問題点を解決するための手段〉 本発明者は上記課題を最も合理的かつ効果的に
解消するため鋭意研究を進めた結果、従来のL―
アスコルビン酸と鉄()化合物を含む組成物と
を組合わせた組成物に植物性ガム質物を混用する
ことによつて得られた水溶液が、支持体に塗工ま
たは含浸用塗液として必要な粘度調整巾の拡大
と、塗工または含浸時の接着強度の増大とを併せ
期待できることを多数次の実験によつてつきと
め、本発明を完成した。 すなわち本発明は、L―アスコルビン酸と鉄
()化合物中から選ばれた少なくとも1種類の
鉄()化合物を含む組成物において、該組成物
に植物性ガム質物を混合したことを要旨とする塗
工または含浸用水系組成物に係る第1の発明と、
L―アスコルビン酸と鉄()化合物中から選ば
れた少なくとも1種類の鉄()化合物を含む組
成物において、該組成物と一定量の植物性ガム質
物とを混合した水系組成物を支持体に塗工または
含浸したことを要旨とする加工物に係る第2の発
明とに関するものである。 本発明の目的は、上記水系組成物の粘度調整巾
(範囲)が大きく保水性に富み、かつ良好な殺菌、
防臭性を有して接着強度にすぐれた塗工または含
浸用として好適な組成物と該組成物を適用した加
工物を提供することにある。 ここに使用する鉄()化合物としては、硫酸
第一鉄、塩化第一鉄、硝酸第一鉄等の鉄塩類の少
なくとも1種類を任意に採択して満足され、水溶
液として使用される。 しかして、本発明で所要する水系組成物を調成
するには、下記方法のうちのいずれか一法に準拠
して行えばよい。 L―アスコルビン酸と鉄()化合物を含む
混合固形物(含粉体:以下同じ)と植物性ガム
質物の固形物とを同時に水に溶解する。 L―アスコルビン酸と鉄()化合物を含む
混合水溶液に植物性ガム質物の固形物を溶解す
る。 L―アスコルビン酸と鉄()化合物を含む
混合水溶液と植物性ガム質物の水溶液とを混合
する。 植物性ガム質物の水溶液に、L―アスコルビ
ン酸と鉄()化合物を含む混合物(いずれも
固形物)を別々にまたは混合して溶解する。 上記水系組成物において、植物性ガム質物の含
有量は、L―アスコルビン酸と鉄()化合物と
の合計使用量に対して1〜2000重量%(固形分換
算:以下同じ)好ましくは5〜200重量%である
ことが肝要で、その使用量が1重量%未満である
と、得られる前記水系組成物の粘度巾が狭く、塗
液調成に際し所望する粘度調整ができず、従つて
支持体への塗工または含浸はできても均一塗膜が
得られないばかりでなく、接着強度の不足によ
り、塗工または含浸後において組成物の粉落ちを
起して不適である。またその使用量が上限2000重
量%以上であると、前記の欠点は解消されるが、
塗液の高濃度によつて支持体への所望する均一塗
工または含浸ができないばかりでなく、前記2成
分系組成物(L―アスコルビン酸+鉄()化合
物を含む混合物)濃度の過少により殺菌、防臭特
性の付与が困難となり、実用的でない。 このため本発明においては、前記組成物中に占
める植物性ガム質物の含有量を、L―アスコルビ
ン酸と鉄()化合物との合計使用量に対し、1
〜2000重量%好ましくは5〜200重量%とした。 そしてこの時の水系組成物の液濃度は、0.3〜
50重量%好ましくは1〜35重量%とするが、該液
中に占めるL―アスコルビン酸と鉄()化合物
との合計含有量は0.1〜30重量%好ましくは1.0〜
20重量%であることが重要で、塗工または含浸後
において支持体に所望する殺菌、防臭特性を付与
する上で最良の範囲である。この含有率が0.1重
量%未満であると、塗液濃度の稀薄により支持体
への塗工等はできても、前記2成分(L―アスコ
ルビン酸+鉄()化合物)の含有量の過少によ
つて所望の殺菌、防臭特性を兼備させることがで
きない。またその含有量が30重量%(上限)以上
になると、前記の欠点は解消されるが2成分系組
成物の溶解が困難となるため、水系組成物の所定
濃度(0.3〜50重量%)の保持が至難となり、塗
工等の処理を含めて不適である。 このように本発明は、前記水系組成物を構成す
る成分の混合量を前記の如く一定の混合率(範
囲)となるように混用したために所望する前記目
的を最も効果的に達成でき、本発明の特徴として
挙げられる。 上記水系組成物の塗工用支持体としては、紙、
不織布、合成樹脂フイルムの類を、また含浸用に
は紙、不織布の類を任意に使用して満足される。 〈作用〉 本発明は前記したようにL―アスコルビン酸と
鉄()化合物を含む組成物の合計使用量(固形
分換算)に対し植物性ガム質物(固形分)の一定
量を混用したために、鉄()化合物は悪臭源
(成分)と錯体を形成して悪臭源を効果的に除去
すると同時にスーパーオキシドラジカル(O2)
を発生して殺菌性を示すのと相俟つて植物性ガム
物質の混用により、該組成物(水溶液)の保水性
を増大せしめて液粘度の調整巾(範囲)が拡大す
るので、塗液の支持体への塗工または含浸を容易
ならしめ、しかも塗工、含浸時における塗液の接
着強度を増大せしめる。 〈発明の効果〉 本発明は次のような特異の効果を発揮する。 本発明は、L―アスコルビン酸と鉄()化
合物中から選ばれた少なくとも1種類の鉄
()化合物を含む組成物において、該組成物
を構成するL―アスコルビン酸と鉄()化合
物の合計使用量(固形分換算)に対し植物性ガ
ム質物(固形分)の一定量を混用した組成物で
あるから、その水溶液は保水性の増大に伴なう
液粘度の調整巾(範囲)の拡大が可能となり、
同時にチキソトロピー性も付与されるので、液
の取扱上は勿論塗液調整を容易ならしめるとい
う効果がある。 またこの発明は、前述の如くこれが悪臭源と
接触すると、鉄()化合物が悪臭源(成分)
と錯体を形成する一方、L―アスコルビン酸の
混用によつてスーパーオキシドラジカル(O2)
を発生して殺菌性が付与され、しかも植物性ガ
ム質物が混用されているために、塗液の支持体
への塗工または含浸時における接着強度の増大
を図ることができる。 従つて本発明は、その塗液を支持体に塗工ま
たは含浸させることにより接着強度が大きく、
しかも支持体に殺菌、脱臭性を同時に付与でき
るので、要殺菌、要脱臭(含防臭)および要鮮
度保持用等として多目的用途に適し、その適用
分野は広範で実用上に益する効果は顕著であ
る。 〈実施例〉 実施例 1 L―アスコルビン酸と硫酸第1鉄の合計使用量
が100gとなるように、前者の10gと後者の90g
とを容量1000mlのフラスコに秤取し、これに水
300gを添加撹拌して水溶液中に占める前記L―
アスコルビン酸と硫酸第一鉄との合計重量(固形
分換算:以下同じ)が25重量%となるように調成
した組成物(水溶液)を得、該組成物のBF粘度
および保水性を常温下で測定した。その結果を第
1表に示す。 実施例 2 実施例1において、水溶液中に占めるL―アス
コルビン酸と硫酸第一鉄の合計重量が25重量%と
なるように調成後この水溶液300gにローカスト
ビーンガムの5重量%(固形分換算:以下同じ)
濃度の水溶液75gを添加撹拌して所望する組成物
(水溶液)を得た。該組成物のBF粘度および保水
性を常温下で測定し第1表記載の結果を得た。 実施例 3 実施例2において、ローカストビーンガム水溶
液の添加量75gに代えて150gとした以外は実施
例2と同様にして所望する組成物(水溶液)を得
た。このBF粘度および保水性を測定し第1表記
載の結果を得た。 実施例 4 実施例3において、ローカストビーンガム水溶
液の添加量150gに代えて300gとした以外は実施
例3と同様にして所望する組成物(水溶液)を得
た。このBF粘度および保水性を測定し第1表記
載の結果を得た。 実施例 5 実施例1において、得られた組成物(水溶液)
400gにローカストビーンガム粉末、10gを添加
撹拌して所望する組成物(水溶液)を得た。この
BF粘度および保水性を測定し第1表記載の結果
を得た。 実施例 6 実施例5において、得られた組成物(水溶液)
400gに3倍相当重量の水1200gを添加撹拌(稀
釈)後該稀釈液にローカストビーンガム粉末50g
を添加撹拌した以外は実施例5と同様にして所望
する組成物(水溶液)を得た。このBF粘度およ
び保水性を測定し第1表記載の結果を得た。 実施例 7〜22 実施例1において、得られた組成物(水溶液)
300gにグアーガム、ローカストビーンガム、ア
ラビアゴム、トラカントガム(含一部変性物)等
の各水溶液を添加(濃度、添加量:第2表参照)
撹拌して所望する組成物(水溶液)を得た後各組
成物のBF粘度および保水性を測定し第2表記載
の結果を得た。 実施例 23〜26 実施例1において、得られた組成物(水溶液)
300gにグアーガム粉末を添加し、添加量別に撹
拌して複数の組成物(水溶液)を得た後これを塗
液として組成物別に市販板紙にロツド塗工(常
法)し得られた各塗工紙について次の脱臭試験を
行ない第3表記載の結果を得た。 脱臭試験:― (イ) 環境分析用のにおい袋(ガスクロ工業社製、
容量3)に空気を注入し、これに適量のアン
モニア蒸気を注入して均一に分散させた後検知
管(北沢産業社製)を介してアンモニア濃度を
測定する。 (ロ) 前記供試体を5mm×30mmに裁断して一定数量
(40個)の供試片を得る。 しかる後前記アンモニア含有の袋(イ)に供試片(ロ)
の全量を投入し、シリコンゴム栓を施した後24時
間放置後袋内のアンモニア濃度を検知管を介して
測定する。
【表】
【表】
上記第1表から明らかなように、L―アスコル
ビン酸と硫酸第一鉄の水溶液にローカストビーン
ガム水溶液または非水溶液(粉末)を混用した組
成物(水溶液)について行つた粘度および保水性
がともにローカストビーンガム無添加の場合に比
し遥かにすぐれていることが判る。
ビン酸と硫酸第一鉄の水溶液にローカストビーン
ガム水溶液または非水溶液(粉末)を混用した組
成物(水溶液)について行つた粘度および保水性
がともにローカストビーンガム無添加の場合に比
し遥かにすぐれていることが判る。
【表】
【表】
上表(第2表)から明らかなように、L―アス
コルビン酸と硫酸第一鉄含有の水溶液に濃度およ
び添加量を異にする各種植物性ガム質物水溶液を
混用した組成物(水溶液)を対象として行つた粘
度および保水性がいずれも植物性ガム質物無添加
の場合に比し遥かにすぐれていることが知られ
る。
コルビン酸と硫酸第一鉄含有の水溶液に濃度およ
び添加量を異にする各種植物性ガム質物水溶液を
混用した組成物(水溶液)を対象として行つた粘
度および保水性がいずれも植物性ガム質物無添加
の場合に比し遥かにすぐれていることが知られ
る。
【表】
【表】
上表(第3表)から明らかなように、L―アス
コルビン酸と硫酸第一鉄含有の水溶液に植物性ガ
ム質物(グアーガム)の添加量を異にした組成物
(水溶液)を塗液としてその塗工量が同じとなる
ように支持体(紙)に塗工した該塗工紙を所定の
方法によつて臭気含有雰囲気中で処理した場合の
脱臭率がグアーガム無添加の場合と同等であり、
L―アスコルビン酸と鉄()化合物の有する本
来の殺菌、脱臭効果を何等阻害しないことが判
る。
コルビン酸と硫酸第一鉄含有の水溶液に植物性ガ
ム質物(グアーガム)の添加量を異にした組成物
(水溶液)を塗液としてその塗工量が同じとなる
ように支持体(紙)に塗工した該塗工紙を所定の
方法によつて臭気含有雰囲気中で処理した場合の
脱臭率がグアーガム無添加の場合と同等であり、
L―アスコルビン酸と鉄()化合物の有する本
来の殺菌、脱臭効果を何等阻害しないことが判
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 L―アスコルビン酸と鉄()化合物中から
選ばれた少なくとも1種類の鉄()化合物を含
む組成物において、該組成物と植物性ガム質物と
を混合したことを特徴とする塗工または含浸用水
系組成物。 2 植物性ガム質物が、グアーガム、ローカスト
ビーンガム、アラビアゴム、トラカントガム、タ
マリンドガムおよびそれらの変性物中から選ばれ
た少なくとも1種類からなる特許請求の範囲第1
項記載の塗工または含浸用水系組成物。 3 植物性ガム質物の使用量が、L―アスコルビ
ン酸と鉄()化合物中から選ばれた少なくとも
1種類の鉄()化合物との合計使用量に対し1
〜2000重量%からなる特許請求の範囲第1項また
は第2項記載の塗工または含浸用水系組成物。 4 L―アスコルビン酸と鉄()化合物中から
選ばれた少なくとも1種類の鉄()化合物を含
む組成物において、該組成物に一定量の植物性ガ
ム質物を混合した水系組成物を支持体に塗工また
は含浸したことを特徴とする加工物。 5 水系組成物中のL―アスコルビン酸と鉄
()化合物との合計使用量が、該水系組成物に
対し0.1〜30重量%からなる特許請求の範囲第4
項記載の加工物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61177784A JPS6335637A (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 塗工または含浸用水系組成物とその加工物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61177784A JPS6335637A (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 塗工または含浸用水系組成物とその加工物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6335637A JPS6335637A (ja) | 1988-02-16 |
| JPH0133495B2 true JPH0133495B2 (ja) | 1989-07-13 |
Family
ID=16037043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61177784A Granted JPS6335637A (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 塗工または含浸用水系組成物とその加工物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6335637A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2555418B2 (ja) * | 1988-07-08 | 1996-11-20 | 株式会社トクヤマ | 多糖類組成物 |
| JPH0343465A (ja) * | 1989-07-11 | 1991-02-25 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 建築物内装用塗料 |
| GB9221751D0 (en) * | 1992-10-16 | 1992-12-02 | Unilever Plc | Packaging materials |
| AU7333996A (en) * | 1996-10-18 | 1998-05-15 | Zaidan Hojin Shiniryozaidan | Mixed bactericidal fluid |
| US6849158B2 (en) | 2002-12-20 | 2005-02-01 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Process for manufacturing a cellulosic paper product exhibiting reduced malodor |
-
1986
- 1986-07-30 JP JP61177784A patent/JPS6335637A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6335637A (ja) | 1988-02-16 |
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