JPH0137106B2 - - Google Patents

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JPH0137106B2
JPH0137106B2 JP56199518A JP19951881A JPH0137106B2 JP H0137106 B2 JPH0137106 B2 JP H0137106B2 JP 56199518 A JP56199518 A JP 56199518A JP 19951881 A JP19951881 A JP 19951881A JP H0137106 B2 JPH0137106 B2 JP H0137106B2
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JP
Japan
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xanthan gum
viscosity
modified
aqueous solution
gum
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JP56199518A
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JPS58101662A (ja
Inventor
Keiji Ootsu
Chikae Yokogawa
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Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、変性キサンタンガムを添加してなる
畜肉及び魚肉加工食品に関するものである。 ここでいう畜肉及び魚肉加工食品とは、食塩を
含有し、工程中ホモゲナイズ等高せん断力のかか
らない骨付きハム、ボンレスハム、ロースハム、
プレスハム等のハム類、ドライあるいはドメスチ
ツクソーセージ等の畜肉又は魚肉ソーセージ類、
蒲鉾、竹輪等の魚肉練製品類をいう。勿論、これ
らに類似する大豆蛋白、小麦蛋白等植物性蛋白を
含む加工食品をも意味する。 キサンタンガムは、キサントモナス属に属する
キサンタンガム生産菌、例えばキサントモナス・
カンペストリスの発酵によつて製造される細胞外
多糖類である。キサンタンガムは水によく溶解
し、低い濃度で粘稠な水溶液を形成する特性を有
する。この水溶液は、永く放置しても安定であつ
て、酵素によつても分解されにくく、PHが変化し
ても、また温度が変化しても、粘度の変化が少な
く、高い擬塑性を示す。このような点で、キサン
タンガムは、従来の天然又は加工ガムでは類を見
ないものである。そのため、キサンタンガムは増
粘剤として広汎な用途が期待される。 ところが、従来のキサンタンガムには欠点があ
り、食塩が存在すると、キサンタンガムが急激に
水に溶解し難くなる。 一般に、畜肉及び魚肉加工食品は食塩を含有し
ており、水に対する食塩含量は5〜15%である。
このため、畜肉及び魚肉加工食品に従来のキサン
タンガム粉末を加えて、乳化した油や水の分離を
防止し、保形性をもたせようとしても、キサンタ
ンガム粉末は完全には溶解せず、その機能を充分
に発揮することができなかつた。そこで、高塩食
品に対するキサンタンガムの溶解性が大きな問題
となり、この点を改良する必要があつた。本発明
はこのような必要に応じて生まれたものである。 本発明者は、従来のキサンタンガムをそのまま
使用するのではなくて、これに適当な物理的処理
を施して、キサンタンガムを変性し、キサンタン
ガムの粘性特性を変化させることを試みた。その
結果、キサンタンガムの粘度および流動性指数が
特定の値を示すものになると、キサンタンガムが
畜肉及び魚肉加工食品に極めて溶解しやすくな
り、早期に適当な粘性を表わすことを見出した。
例えば、従来のキサンタンガムを水溶液とし、こ
れを高圧ホモゲナイザーに入れてせん断力を加え
たのち、これにアセトン又はイソプロピルアルコ
ール等の有機溶媒を加えて沈澱させ、沈澱物を分
離してこれを粉末とし、この粉末を取出すと、そ
の粉末は粘度及び流動性指数が従来のものとは大
きく異なつていることを確認した。すなわち、25
℃で溶解した0.5重量%のキサンタンガム水溶液
を基準に取り、25℃においてE型粘度計を用い、
ずり速度10sec-1で測定した場合、従来のキサン
タンガムでは粘度が260cps〜300cpsであり流動性
指数nが2.61〜2.78であるのに対し、上のように
して変性されたキサンタンガムでは、粘度は
50cps〜240cps、又nが1.25ないし2.50になつて
いることを確認した。 そして、本発明者は、上述のようにして変性さ
れたキサンタンガムは、これを粉末のまま畜肉及
び魚肉加工食品に加えても、容易に透明に溶解
し、早期に適当な粘性を表わすに至ることを見出
した。 また、このようにして得られた変性キサンタン
ガムは、その他の点で畜肉及び魚肉加工食品に悪
影響を及ぼすものでないことを確認した。本発明
は、上述のような知見と確認とに基づいてなされ
たものである。 キサンタンガムを特別に処理して食品の製造に
用いることは知られている(特開昭56−85256号
公報)。この公報によれば、水と油の混合物に従
来のキサンタンガムを加え、これに高せん断力を
与えエマルジヨン化する場合、エマルジヨンがセ
ミゲル化あるいはクラバー化するが、キサンタン
ガムの水溶液をホモゲナイザーに通すことによつ
て得られるキサンタンガムでは、これを水と油の
混合物に加え、高せん断力によりエマルジヨン化
してもセミゲル化あるいはクラバー化しなくなる
というのである。 即ち、上記公報は、キサンタンガムを加えたの
ち、これに高せん断力を加えてエマルジヨン化す
べき食品を対象としている。 従つて、上記公報はホモゲナイズ処理等の高せ
ん断力のかからない畜肉及び魚肉加工食品へのキ
サンタンガムの使用や食塩水溶液に対するキサン
タンガムの溶解性改善について、またキサンタン
ガムの粘性特性について何の教示も与えていな
い。 本発明は、0.5%水溶液をE型粘度計を用い、
ずり速度10sec-1で25℃で測定したときの粘度が
50cpsないし240cpsである変性キサンタンガムを
添加してなる畜肉及び魚肉加工食品に関するもの
である。 本発明では、変性は物理的な処理によつて行な
われるものである。物理的な処理とは、例えば高
いせん断力を与えることや、超音波処理などであ
る。変性の際には、キサンタンガムを水溶液とす
る。この水溶液はキサントモナス属の微生物の培
養液であつてもよく、またこの培養液から精製し
て乾燥した粉末を水に溶解したものであつてもよ
い。本発明で使用される変性キサンタンガムは、
例えば、従来のキサンタンガムの0.1ないし3%
水溶液、好ましくは0.5ないし2%水溶液を圧力
式ホモゲナイザー(マントンゴーリンモデル
15M)に入れ、50Kg/cm2以上の、好ましくは200
〜600Kg/cm2の高い圧力下で、1もしくは2回以
上ホモゲナイザーを通過させたのち、これにアセ
トン又はイソプロピルアルコール等の有機溶媒を
添加し、沈澱物を取り出し、これを乾燥し又は必
要により粉砕することにより得られる。 超音波処理によるときは、例えばトミー精工モ
デルUR−200P、200Wの超音波処理機を用いて、
20KHz、0〜4℃で適当な時間処理することによ
り得られる。また、コロイドミルを通すことによ
つても得られる。 変性キサンタンガムの粉末を25℃で溶解して
0.5重量%の水溶液にし、25℃でその粘度をE型
粘度計、ずり速度10sec-1で測定したときの値は
50cpsないし240cpsとなり、またその流動性指数
nの値を測定すると、この粉末の流動性指数nの
値は1.25ないし2.50という小さなものとなつてい
る。従来のキサンタンガムでは、0.5重量%の水
溶液のとき、その粘度は260cps以上であり、また
流動性指数nは前述のように2.61以上であつた。
従つて、変性されたキサンタンガムは、粘度及び
流動性指数nの値において、従来のものと大きく
異なつている。 ここで云う流動性指数nは、一般に高分子物の
非ニユートン流体の流動挙動を示すHerschel−
Bukleyの式 D=K(S−S0n (工業化学雑誌 第67巻 第10号 1964、
P1624) に用いられている指数nである。この指数nは、
簡単に云えば、ニユートン流動からの隔りを表わ
しており、1に近づく程ニユートン流動に近づく
ものである。上式において、Sはずり応力(ダイ
ン/cm2)、S0は降伏値(ダイン/cm2)、Kは粘性定
数、Dはずり速度(sec-1)である。本発明でい
う流動性指数nは、E型粘度計でずり速度が
2sec-1から100sec-1の範囲で測定される値であ
る。 変性キサンタンガムは、これをグアガムやロー
ガストビーンガム等のガム質と混合した場合、従
来のキサンタンガムと同様な相互作用を示すの
で、畜肉及び魚肉加工食品の種類や目的に応じ
て、これらのガムと併用することができる。 畜肉及び魚肉加工食品の製造において使用され
る変性キサンタンガムの添加時期は各原料の混練
時であり、粉末のまま0.001%〜2.0%(W/W)、
好ましくは0.1〜1.0%(W/W)添加し、よく混
合する。 次に、従来のキサンタンガムから本発明で用い
られる変性キサンタンガムが得られる工程を実験
例によつて示すと、次のとおりである。 実験例 1 2の水を撹拌しながら、これに従来のキサン
タンガム10gを徐々に添加し、30分間撹拌を続け
てキサンタンガムを溶解した。次いで、この水溶
液を400Kg/cm2の圧力下で、マントンゴーリン製
ホモゲナイザー(モデル15M)に2回通した。こ
の通過液を3分の1の容積になるまで減圧濃縮し
たのち、アセトンが70容量%になるようにアセト
ンを加えると、キサンタンガムの沈澱を生じた。
この沈澱をアセトンで3回洗滌して、真空乾燥し
た。乾燥物を粉砕し、未変性キサンタンガムと同
程度の粉末度(80メツシユパス)に調製し、8.5
gの変性キサンタンガムを得た。 こうして得られた変性キサンタンガムと、未変
性キサンタンガムとについて、色々な物性を比較
した。その結果を表にして示すと、第1表ないし
第7表のとおりとなる。
【表】 粘度ηは、キサンタンガムを25℃の蒸溜水に溶
解し、0.5重量%水溶液として、E型粘度計(東
京計器KK製)を用い、25℃でそれぞれのずり速
度で測定して得られた値である。極限粘度〔η〕
(ml/g)は、ガム溶液濃度0.005から0.015%
(2%食塩含有)の範囲において、E型粘度計を
用いてずり速度76.8sec-1、25℃で測定して得ら
れた値である。
【表】
【表】 第3表の値は、25℃で溶解した0.5%の水溶液
を室温に放置したのち、10sec-1のずり速度で測
定したものである。これによつて経時変化の少な
いことがわかる。
【表】 上記の値は、キサンタンガム0.3重量%の水溶
液についてのもので、加熱は120℃にて30分間行
つた。
【表】 上記の値は、0.3重量%のキサンタンガム水溶
液に酢酸1重量%及び食塩2重量%を添加した後
(PH2.86)、120℃で30分間加熱したときの値であ
る。
【表】 酵素としては、長瀬産業(株)のセルラーゼを用
い、37℃で作用させた。粘度はB型粘度計を用
い、30rpm、37℃の条件下で測定した。
【表】 キサンタンガムとローカストビーンガムとの配
合比を1対1とし、4℃で測定した。 第1表によると、変性キサンタンガムは未変性
キサンタンガムに比べて粘度が低くて、擬塑性は
ニユートン流動に一層近くなつており、見掛け分
子量が小さく、第2表によると比旋光度も異なつ
ている。従つて、変性キサンタンガムは未変性キ
サンタンガムとは別のものと考えられる。他方、
第3表によると、変性キサンタンガムは、従来の
キサンタンガムと同様に経時的に安定であり、第
4表ないし第6表によると、それぞれ熱安定性、
耐塩性、耐酸性、耐酵素性において変りがなく、
第7表によると、ガラクトマンナンとの相乗性も
従来のキサンタンガムと類似の傾向を持つてい
る。 とりわけ、変性キサンタンガムは5重量%以上
の食塩が含まれている水溶液に添加されるとき、
食塩水溶液に容易に溶解し、沈澱物やフイツシユ
アイなどのない均質溶液を生ずる。この点で変性
キサンタンガムは従来のキサンタンガムと非常に
異なつている。第8表は、変性キサンタンガムと
従来のキサンタンガムとの食塩水溶液への溶解性
を比較したものである。
【表】 上記の値は、ガム濃度が全体として0.4重量%
になるようにし、粘度はB型粘度計を用いて25℃
で30rpmの回転数で測定した値を示した。 上表中液・液混合は、0.8重量%のガム濃度の
水溶液と各濃度の食塩水とを等量混合し、一夜放
置したのち、粘度を測定したものである。また、
粉末混合は、各食塩濃度の水溶液に0.4重量%の
ガムを粉末で加え、25℃で15分間撹拌し、一夜放
置したのち、粘度を測定したものである。上表中
の粘度発現率は、粉末混合のときの粘度を、液・
液混合のときの粘度で割つた値を、百分率で表わ
したものである。粘度発現率の値が大きいほど、
よく溶解することになるが、変性キサンタンガム
の場合には、粘度発現率が96%以上であるのに対
し、従来のキサンタンガムの場合には、粘度発現
率が食塩濃度3%で既に38.2%に低下しており、
殆んど溶解していないことになる。 実験例 2 従来のキサンタンガムをマントンゴーリン製ホ
モゲナイザー(モデル15M)に通し、その際圧力
や処理回数を種々に変えて、種々の粘度、流動性
指数を持つた変性キサンタンガムを調製した。ま
た、別に従来のキサンタンガムに超音波を与え
て、種々の粘度、流動性指数を持つた変性キサン
タンガムを調製した。20重量%の食塩水溶液へ上
述のようにして得られた変性キサンタンガムの粉
末を0.5重量%の割合で添加し、25℃で30分間撹
拌し、一夜放置してのち、溶液の粘度をB型粘度
計を用いて、25℃で30rpmの回転数の下で粘度を
測定した。そのときの粘度、及び溶液2cm四方あ
たりに存在するフイツシユアイの個数を測定し
た。
【表】 上表中、実験番号1は従来のキサンタンガム
(未変性)を用いた場合であり、実験番号2ない
し8はホモゲナイザーにより調製した変性キサン
タンガムを用いた場合を示し、実験番号9ないし
11は、超音波処理によりとくに粘度の少ないもの
を作り、これを用いた場合を示している。この表
中の水溶液での粘度は、各実験に供したキサンタ
ンガムの25℃で溶解した0.5重量%水溶液を、E
型粘度計で、ずり速度10sec-1、25℃で測定した
値であり、流動性指数nは0.5重量%水溶液での
値を示した。 第9表からわかるように、0.5重量%水溶液で
の粘度が240cps以上のものでは、食塩水溶液に充
分溶解せず、従つて食塩水溶液での粘度の発現が
低く、また多くのフイツシユアイが見られるが、
粘度が240cps以下のものでは、フイツシユアイを
作ることなく完全に溶解し、粘度を発現してい
る。しかし、粘度が50cps以下になると、実用的
な粘度を発現しなくなり、好ましくない。 以下実施例により本発明を説明する。 実施例 1 処 方A 豚 肉 570g 豚 脂 120g 処 方B 冷 水 216g コーンスターチ 60g グルタミン酸ソーダ 3.5g 乳化剤 3.5g 変性又は未変性キサンタンガム 3.5g 香辛料 7.5g 食 塩 16g 処方Aの原料をミンチにし、処方Bの混合物
(処方B中の対水食塩含量7.4%)と混合し、ケー
シングに詰めて80℃で30分加熱してソーセージを
試作した。その結果、変性キサンタンガムを添加
したソーセージは乳化が良好で油や水の分離がな
かつたが、未変性キサンタンガムを添加したソー
セージでは油や水の分離が見られた。 実施例 2 スケトウタラすり身 740g 食 塩 20g グルタミン酸ソーダ 7.5g 砂 糖 7.5g コーンスターチ 37g 水 187g 変性又は未変性キサンタンガム 1g 上記処方の原料(対水食塩含量10.7%)を約30
分間らいかいし、ケーシングし、90℃の温湯で30
分間加熱したのち冷水で急冷して蒲鉾を試作し
た。その結果、変性キサンタンガムで作つた蒲鉾
は離水がなく、保形性がよく、なめらかな食感で
あつた。一方、未変性キサンタンガムで作つた蒲
鉾は離水があり、なめらかさがなく、ボソつく食
感を呈した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 0.5%水溶液をE型粘度計を用い、ずり速度
    10sec-1で25℃で測定したときの粘度が50cpsない
    し240cpsである変性キサンタンガムを添加してな
    る畜肉及び魚肉加工食品。
JP56199518A 1981-12-10 1981-12-10 変性キサンタンガムを用いた畜肉及び魚肉加工食品 Granted JPS58101662A (ja)

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JPS58101662A JPS58101662A (ja) 1983-06-16
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