JPH0138855B2 - - Google Patents
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- JPH0138855B2 JPH0138855B2 JP59124752A JP12475284A JPH0138855B2 JP H0138855 B2 JPH0138855 B2 JP H0138855B2 JP 59124752 A JP59124752 A JP 59124752A JP 12475284 A JP12475284 A JP 12475284A JP H0138855 B2 JPH0138855 B2 JP H0138855B2
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- Japan
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- rolling
- hot
- rolled steel
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/04—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips to produce plates or strips for drawing, e.g. for deep-drawing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は成形性のすぐれた加工用熱延鋼板の製
造方法に関する。 (従来の技術) 従来の、加工用鋼板としては成形性がすぐれて
いる冷延鋼板が一般に使用されているが、最近コ
スト低減などの理由により成形性のすぐれた加工
用熱延鋼板が要望されるようになつた。 冷延鋼板と比較して最も問題となる従来の熱延
鋼板の成形特性は深絞り性が劣ることである。こ
の深絞り性は鋼板の板面に平行に結晶学的な
{111}面が多い程、また一方{100}面が少ない
程良好であり、そして、深絞り性の良否はランク
フオード値(値)により判定される。 従来の熱延鋼板の製造方法では、Ar3変態点の
温度(以下Ar3(℃)とする)以上で圧延するの
が常識であるが、この場合、r→αの変態時に集
合組織がランダム化し、そこでこの従来方法によ
り製造した熱延鋼板の深絞り性は冷延鋼板に比較
して著しく劣る。又最近Ar3(℃)以下の温度域
での温間圧延によつて熱延鋼板を製造する試みも
なされているが(例えば、「鉄と鋼」63(1977)、
S240)、この方法により製造した熱延鋼板は一般
に板面に平行な{100}軸密度が高く従つて深絞
り特性はよくない。 一方、鋼中の炭素当量に等しいかそれ以上の
Ti,NbあるいはZrを添加した鋼を750℃以下の
仕上温度で熱延するという方法で製造した熱延鋼
板は、その板厚中心部で{111}/{100}の軸密
度比が7前後となり、従来の熱延鋼板と比較する
とすぐれた深絞り性を示すことが明らかにされて
いるが、上記方法でも、尚値が1.1以上の深絞
り性の良好な熱延鋼板を得るのは難しい。その主
な理由として従来の熱延鋼板の製造法では何れも
集合組織が板厚方向で大きく異なり、中心部で
{111}/{100}の軸密度比が7前後と高い前記
方法による熱延鋼板でも表面近傍ではその軸密度
比がかなり低く、深絞り性のすぐれた冷延鋼板の
ように表面近傍でも軸密度比が高くて板厚方向に
ほぼ同等の集合組織になつていないことが挙げら
れる。 (発明が解決しようとする問題点と発明の構成) 本発明は、従来法によつて製造される熱延鋼板
が良好な深絞り特性を有しないという欠点を解決
しようとするもので、深絞り性に有利な(111)
方位を圧延面に平行に多く含む集合組織を板厚内
で比較的均一に形成することを可能にする技術で
あり、その要旨とするところはC:0.05%以下、
N:0.01%以下で、かつ該C及びNの含有量がTi
及びNbの一方或いは両方の含有量と0.6(Ti/48
+Nb/93)≦C/12+N/14≦1.2(Ti/48+
Nb/93)の関係のある鋼を、1150℃以下の温度
に加熱し、Ar3(℃)+100℃以下Ar3(℃)以上の
温度範囲で合計圧下率が35%以上の圧延を行つた
後、500℃以上Ar3(℃)以下の温度範囲で、合計
圧下率が50%以上の潤滑圧延を行い、その後の冷
却、捲取あるいは焼鈍過程において再結晶させる
ことを特徴とする成形性のすぐれた熱延鋼板の製
造方法である。なお、500℃以上Ar3(℃)以下の
温度範囲での潤滑圧延を、摩擦係数0.2以下の状
態で行うことが出来る。 (問題点を解決するための手段) 以下本発明の製造方法を詳細に説明する。尚以
下の説明中の%は重量%である。 本発明方法において、C/12+N/14≦1.2(Ti/48
+ Nb/93)の条件式により鋼の成分を限定した理由 は、この条件を満足することにより再結晶後に
{111}/{100}の軸密度比が高くなるためであ
る。金属学的には、該条件を満足する鋼はTi,
Nbにより炭・窒化物が形成され、該形成によつ
て固溶C及びNが減少し、これが深絞り性に有利
な集合組織の形成を助長したと考えられる。 又、0.6(Ti/48+Nb/93)≦C/12+N/14の条件
式 により鋼の成分を限定した理由は、この条件以
上、TiおよびNbを添加しても(111)/(100)
の軸密度比を高める効果が飽和する傾向にあり、
合金コストも高くなるので実用的でないためであ
る。 又C量を0.05%以下、N量を0.01%以下に限定
したのは、これ以上C,Nが添加されると加工性
が悪くなるばかりでなく、上記の条件式を満すた
めのTi,Nbの必要量が多くなり高価になるため
である。 なお、本発明鋼の他の成分としては、加工用熱
延鋼板として通常含まれる成分、すなわちMn≦
0.5%、Si≦0.5%、P<0.03%、S<0.02%、Al
<0.1%などが添加される。又、Bの0.005%以下
の添加は本発明の趣旨を損うものではないが、そ
れ以上の添加は加工性に悪影響を及ぼすと共に、
コスト高になる。 加熱温度を1150℃以下と限定した理由は、Ti
及びNbによる炭・窒化物の析出を促進させるた
めと初期粒径を小さくするためで、この対策によ
り、深絞り性を向上させることが可能なことが確
められた。 次に圧延条件の限定は次の理由による。 Ar3(℃)〔Ar3(℃)=916−507・C(%)+27・
Si(%)−64・Mn(%)によつて定義する〕以上、
Ar3(℃)+100℃以下の温度域で合計圧下率35%
以上の圧下を加えることはオーステナイト粒の細
粒化を実行し、深絞り性を向上させるためであ
り、Ar3(℃)+100℃以上の温度域及び圧下率が
35%未満の圧延では十分な細粒化が達成できず、
深絞り性の向上には寄与しない。 一方、Ar3(℃)以下の圧延条件であるが、本
発明者たちが行つた最近の実験で、Ar3(℃)以
下で圧延する際、熱延鋼板の板厚方向のひずみ分
布を均一化することにより再結晶処理後の熱延鋼
板の板厚中心部の集合組織と表面近傍部の集合組
織との相違が小さくなり深絞り性が向上すること
が確められた。そして板厚方向のひずみ分布を均
一にするには摩擦係数を小さくする潤滑圧延が最
も効果的であり、従つて潤滑油を施しつつ圧延す
ることとした。尚先進率の測定値より逆算した結
果では摩擦係数がおおむね0.2以下になると上記
の深絞り性向上の効果が顕著に現われることも判
つた。 次に圧延の仕上温度の下限を500℃に限定した
のは、圧延時の変形抵抗が大きくなつて圧延力を
大きくしなければならず実用的でないからであ
る。 一方500℃以上Ar3(℃)以下の温度範囲での潤
滑圧延の合計圧下率を50%以上に限定したのは圧
延直後に十分な圧延集合組織が形成されていない
と再結晶処理後に{100}の軸密度が比較的高く、
良深絞り性が得られないためである。 なお、上記温度範囲での圧延は、必要により無
潤滑圧延を組合わせてもよい。例えば、連続熱間
仕上圧延での噛込みを考慮して、上記温度範囲の
初期パス圧延を無潤滑で圧延することも出来る。 再結晶処理については上記の圧延後のランアウ
トテーブルにおける冷却過程を含めた捲取工程で
再結晶をさせてもよいし、また、捲取り後再結晶
温度以上に加熱して再結晶を起させてもよい。後
者の場合、必要に応じ加熱に先立ち多少の冷間圧
延を行うことは、本発明の趣旨を損うものではな
く、特性向上に寄与することがある。 (実施例) 次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 表1に示す化学成分の鋼を転炉で溶製し、通常
行われている工程により製造されたスラブを加熱
炉に装入し、次に連続熱間圧延により表2の条件
により圧延した後、同じく表2に示した条件で捲
取つた。その中の一部の材料はその後820℃×2
分の連続焼鈍を行つた。 尚、表2には、実測の先進率より逆算して求め
た摩擦係数のうち、Ar3(℃)以下で圧延の際の
最大値及び値も示した。 又、表面と中心層の{111}及び{100}の軸密
度を表3に示す。 次に、得られた結果の説明をする。比較材A,
Bは共に圧延条件が本発明方法に準じているにも
かかわらず、0.6(Ti/48+Nb/93)≦C/12+N/14
≦ 1.2(Ti/48+Nb/93)の成分規定よりはずれる
ため、良深絞り特性を示さない。又、Ar3(℃)
以下で無潤滑状態の圧延を受けた材料(圧延材No.
6)は(100)面強度が高く、深絞り性も劣る。
圧延材No.3はAr3(℃)〜500℃領域で50%以上の
圧下を受けなかつたので、十分な圧延集合組織が
形成されず、再結晶後の集合組織も比較的(111)
面強度が弱く良深絞り性を示さない。高温加熱材
(圧延材No.4,9)は低温加熱材に比べると値
が低い。Ar3(℃)+100℃≧T≧Ar3(℃)の温度
域で30%しか圧下しなかつた圧延材No.8は加工組
織形成前の粒径が比較的大きかつたため、再結晶
集合組織の(111)面強度が本発明方法による鋼
に比べると小さい。 しかし、本発明の条件を満足した圧延材は表面
層並びに中心層の(111)面強度が高く、(100)
面強度が低く、値も1.2以上の優れた深絞り性
を示す。 (発明の効果) 本発明方法によれば、従来方法による熱延鋼板
に比べて板厚中心ばかりでなく板の表面近傍にお
いても板面に平行な{111}/{100}の軸密度比
が極めて高い集合組織を有し、かつ値も1.2以
上と高く、深絞り用冷延鋼板に匹敵する特性をも
つ鋼板の製造が可能である。その上潤滑圧延の効
果で本発明方法により製造した熱延鋼板は表面品
質が冷延鋼板に近く、冷延材の代替材として使用
できるという利点もある。
造方法に関する。 (従来の技術) 従来の、加工用鋼板としては成形性がすぐれて
いる冷延鋼板が一般に使用されているが、最近コ
スト低減などの理由により成形性のすぐれた加工
用熱延鋼板が要望されるようになつた。 冷延鋼板と比較して最も問題となる従来の熱延
鋼板の成形特性は深絞り性が劣ることである。こ
の深絞り性は鋼板の板面に平行に結晶学的な
{111}面が多い程、また一方{100}面が少ない
程良好であり、そして、深絞り性の良否はランク
フオード値(値)により判定される。 従来の熱延鋼板の製造方法では、Ar3変態点の
温度(以下Ar3(℃)とする)以上で圧延するの
が常識であるが、この場合、r→αの変態時に集
合組織がランダム化し、そこでこの従来方法によ
り製造した熱延鋼板の深絞り性は冷延鋼板に比較
して著しく劣る。又最近Ar3(℃)以下の温度域
での温間圧延によつて熱延鋼板を製造する試みも
なされているが(例えば、「鉄と鋼」63(1977)、
S240)、この方法により製造した熱延鋼板は一般
に板面に平行な{100}軸密度が高く従つて深絞
り特性はよくない。 一方、鋼中の炭素当量に等しいかそれ以上の
Ti,NbあるいはZrを添加した鋼を750℃以下の
仕上温度で熱延するという方法で製造した熱延鋼
板は、その板厚中心部で{111}/{100}の軸密
度比が7前後となり、従来の熱延鋼板と比較する
とすぐれた深絞り性を示すことが明らかにされて
いるが、上記方法でも、尚値が1.1以上の深絞
り性の良好な熱延鋼板を得るのは難しい。その主
な理由として従来の熱延鋼板の製造法では何れも
集合組織が板厚方向で大きく異なり、中心部で
{111}/{100}の軸密度比が7前後と高い前記
方法による熱延鋼板でも表面近傍ではその軸密度
比がかなり低く、深絞り性のすぐれた冷延鋼板の
ように表面近傍でも軸密度比が高くて板厚方向に
ほぼ同等の集合組織になつていないことが挙げら
れる。 (発明が解決しようとする問題点と発明の構成) 本発明は、従来法によつて製造される熱延鋼板
が良好な深絞り特性を有しないという欠点を解決
しようとするもので、深絞り性に有利な(111)
方位を圧延面に平行に多く含む集合組織を板厚内
で比較的均一に形成することを可能にする技術で
あり、その要旨とするところはC:0.05%以下、
N:0.01%以下で、かつ該C及びNの含有量がTi
及びNbの一方或いは両方の含有量と0.6(Ti/48
+Nb/93)≦C/12+N/14≦1.2(Ti/48+
Nb/93)の関係のある鋼を、1150℃以下の温度
に加熱し、Ar3(℃)+100℃以下Ar3(℃)以上の
温度範囲で合計圧下率が35%以上の圧延を行つた
後、500℃以上Ar3(℃)以下の温度範囲で、合計
圧下率が50%以上の潤滑圧延を行い、その後の冷
却、捲取あるいは焼鈍過程において再結晶させる
ことを特徴とする成形性のすぐれた熱延鋼板の製
造方法である。なお、500℃以上Ar3(℃)以下の
温度範囲での潤滑圧延を、摩擦係数0.2以下の状
態で行うことが出来る。 (問題点を解決するための手段) 以下本発明の製造方法を詳細に説明する。尚以
下の説明中の%は重量%である。 本発明方法において、C/12+N/14≦1.2(Ti/48
+ Nb/93)の条件式により鋼の成分を限定した理由 は、この条件を満足することにより再結晶後に
{111}/{100}の軸密度比が高くなるためであ
る。金属学的には、該条件を満足する鋼はTi,
Nbにより炭・窒化物が形成され、該形成によつ
て固溶C及びNが減少し、これが深絞り性に有利
な集合組織の形成を助長したと考えられる。 又、0.6(Ti/48+Nb/93)≦C/12+N/14の条件
式 により鋼の成分を限定した理由は、この条件以
上、TiおよびNbを添加しても(111)/(100)
の軸密度比を高める効果が飽和する傾向にあり、
合金コストも高くなるので実用的でないためであ
る。 又C量を0.05%以下、N量を0.01%以下に限定
したのは、これ以上C,Nが添加されると加工性
が悪くなるばかりでなく、上記の条件式を満すた
めのTi,Nbの必要量が多くなり高価になるため
である。 なお、本発明鋼の他の成分としては、加工用熱
延鋼板として通常含まれる成分、すなわちMn≦
0.5%、Si≦0.5%、P<0.03%、S<0.02%、Al
<0.1%などが添加される。又、Bの0.005%以下
の添加は本発明の趣旨を損うものではないが、そ
れ以上の添加は加工性に悪影響を及ぼすと共に、
コスト高になる。 加熱温度を1150℃以下と限定した理由は、Ti
及びNbによる炭・窒化物の析出を促進させるた
めと初期粒径を小さくするためで、この対策によ
り、深絞り性を向上させることが可能なことが確
められた。 次に圧延条件の限定は次の理由による。 Ar3(℃)〔Ar3(℃)=916−507・C(%)+27・
Si(%)−64・Mn(%)によつて定義する〕以上、
Ar3(℃)+100℃以下の温度域で合計圧下率35%
以上の圧下を加えることはオーステナイト粒の細
粒化を実行し、深絞り性を向上させるためであ
り、Ar3(℃)+100℃以上の温度域及び圧下率が
35%未満の圧延では十分な細粒化が達成できず、
深絞り性の向上には寄与しない。 一方、Ar3(℃)以下の圧延条件であるが、本
発明者たちが行つた最近の実験で、Ar3(℃)以
下で圧延する際、熱延鋼板の板厚方向のひずみ分
布を均一化することにより再結晶処理後の熱延鋼
板の板厚中心部の集合組織と表面近傍部の集合組
織との相違が小さくなり深絞り性が向上すること
が確められた。そして板厚方向のひずみ分布を均
一にするには摩擦係数を小さくする潤滑圧延が最
も効果的であり、従つて潤滑油を施しつつ圧延す
ることとした。尚先進率の測定値より逆算した結
果では摩擦係数がおおむね0.2以下になると上記
の深絞り性向上の効果が顕著に現われることも判
つた。 次に圧延の仕上温度の下限を500℃に限定した
のは、圧延時の変形抵抗が大きくなつて圧延力を
大きくしなければならず実用的でないからであ
る。 一方500℃以上Ar3(℃)以下の温度範囲での潤
滑圧延の合計圧下率を50%以上に限定したのは圧
延直後に十分な圧延集合組織が形成されていない
と再結晶処理後に{100}の軸密度が比較的高く、
良深絞り性が得られないためである。 なお、上記温度範囲での圧延は、必要により無
潤滑圧延を組合わせてもよい。例えば、連続熱間
仕上圧延での噛込みを考慮して、上記温度範囲の
初期パス圧延を無潤滑で圧延することも出来る。 再結晶処理については上記の圧延後のランアウ
トテーブルにおける冷却過程を含めた捲取工程で
再結晶をさせてもよいし、また、捲取り後再結晶
温度以上に加熱して再結晶を起させてもよい。後
者の場合、必要に応じ加熱に先立ち多少の冷間圧
延を行うことは、本発明の趣旨を損うものではな
く、特性向上に寄与することがある。 (実施例) 次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 表1に示す化学成分の鋼を転炉で溶製し、通常
行われている工程により製造されたスラブを加熱
炉に装入し、次に連続熱間圧延により表2の条件
により圧延した後、同じく表2に示した条件で捲
取つた。その中の一部の材料はその後820℃×2
分の連続焼鈍を行つた。 尚、表2には、実測の先進率より逆算して求め
た摩擦係数のうち、Ar3(℃)以下で圧延の際の
最大値及び値も示した。 又、表面と中心層の{111}及び{100}の軸密
度を表3に示す。 次に、得られた結果の説明をする。比較材A,
Bは共に圧延条件が本発明方法に準じているにも
かかわらず、0.6(Ti/48+Nb/93)≦C/12+N/14
≦ 1.2(Ti/48+Nb/93)の成分規定よりはずれる
ため、良深絞り特性を示さない。又、Ar3(℃)
以下で無潤滑状態の圧延を受けた材料(圧延材No.
6)は(100)面強度が高く、深絞り性も劣る。
圧延材No.3はAr3(℃)〜500℃領域で50%以上の
圧下を受けなかつたので、十分な圧延集合組織が
形成されず、再結晶後の集合組織も比較的(111)
面強度が弱く良深絞り性を示さない。高温加熱材
(圧延材No.4,9)は低温加熱材に比べると値
が低い。Ar3(℃)+100℃≧T≧Ar3(℃)の温度
域で30%しか圧下しなかつた圧延材No.8は加工組
織形成前の粒径が比較的大きかつたため、再結晶
集合組織の(111)面強度が本発明方法による鋼
に比べると小さい。 しかし、本発明の条件を満足した圧延材は表面
層並びに中心層の(111)面強度が高く、(100)
面強度が低く、値も1.2以上の優れた深絞り性
を示す。 (発明の効果) 本発明方法によれば、従来方法による熱延鋼板
に比べて板厚中心ばかりでなく板の表面近傍にお
いても板面に平行な{111}/{100}の軸密度比
が極めて高い集合組織を有し、かつ値も1.2以
上と高く、深絞り用冷延鋼板に匹敵する特性をも
つ鋼板の製造が可能である。その上潤滑圧延の効
果で本発明方法により製造した熱延鋼板は表面品
質が冷延鋼板に近く、冷延材の代替材として使用
できるという利点もある。
【表】
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 C:0.05%以下、N:0.01%以下で、かつ該
C及びNの含有量がTi及びNbの一方或いは両方
の含有量と0.6(Ti/48+Nb/93)≦C/12+N/
14≦1.2(Ti/48+Nb/93)の関係のある鋼を、
1150℃以下の温度に加熱し(Ar3(℃)+100℃以
下、Ar3(℃)以上の温度範囲で合計圧下率が35
%以上の圧延を行つた後、500℃以上Ar3(℃)以
下の温度範囲で、合計圧下率が50%以上の潤滑圧
延を行い、その後の冷却、捲取あるいは焼鈍過程
において再結晶させることを特徴とする成形性の
すぐれた熱延鋼板の製造方法。 2 500℃以上Ar3(℃)、以下の温度範囲で摩擦
係数が0.2以下の状態で潤滑圧延する特許請求の
範囲第1項記載の成形性のすぐれた熱延鋼板の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12475284A JPS613844A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 成形性のすぐれた熱延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12475284A JPS613844A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 成形性のすぐれた熱延鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS613844A JPS613844A (ja) | 1986-01-09 |
| JPH0138855B2 true JPH0138855B2 (ja) | 1989-08-16 |
Family
ID=14893237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12475284A Granted JPS613844A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 成形性のすぐれた熱延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS613844A (ja) |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61204320A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-10 | Kawasaki Steel Corp | 耐リジング性に優れる加工用アズロ−ルド薄鋼板の製造方法 |
| JPS61204322A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-10 | Kawasaki Steel Corp | 面内異方性が小さく耐リジング性に優れる加工用アズロ−ルド薄鋼板の製造方法 |
| JPS61204328A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-10 | Kawasaki Steel Corp | 耐リジング性と耐食性に優れる加工用アズロ−ルド薄鋼板の製造方法 |
| JPS61204323A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-10 | Kawasaki Steel Corp | 面内異方性が小さく耐リジング性に優れる加工用アズロ−ルド薄鋼板の製造方法 |
| JPS6213534A (ja) * | 1985-03-06 | 1987-01-22 | Kawasaki Steel Corp | 耐リジング性と張り出し成形性に優れる加工用アズロ−ルド薄鋼板の製造方法 |
| JPS62139849A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-23 | Kobe Steel Ltd | 加工性にすぐれた軟質熱延鋼板 |
| JPH0617517B2 (ja) * | 1986-02-08 | 1994-03-09 | 日新製鋼株式会社 | プレス加工性に優れた冷延鋼板の製造法 |
| JPS62253733A (ja) * | 1986-04-26 | 1987-11-05 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 深絞り性に優れた薄鋼板の製造方法 |
| JPH01208418A (ja) * | 1988-02-16 | 1989-08-22 | Kobe Steel Ltd | 深絞り性にすぐれる熱延薄鋼板の製造方法 |
| JPH0668129B2 (ja) * | 1988-07-13 | 1994-08-31 | 川崎製鉄株式会社 | 深絞り性に優れた熱延鋼板の製造方法 |
| JPH0670254B2 (ja) * | 1988-07-22 | 1994-09-07 | 川崎製鉄株式会社 | 深絞り性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
| JPH0670255B2 (ja) * | 1988-11-21 | 1994-09-07 | 川崎製鉄株式会社 | 表面性状に優れた深絞り用熱延鋼板の製造方法 |
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Family Cites Families (4)
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-
1984
- 1984-06-18 JP JP12475284A patent/JPS613844A/ja active Granted
Also Published As
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