JPH0139349B2 - - Google Patents
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- JPH0139349B2 JPH0139349B2 JP55138114A JP13811480A JPH0139349B2 JP H0139349 B2 JPH0139349 B2 JP H0139349B2 JP 55138114 A JP55138114 A JP 55138114A JP 13811480 A JP13811480 A JP 13811480A JP H0139349 B2 JPH0139349 B2 JP H0139349B2
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- mold
- silicone resin
- film
- resin
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Description
従来、基材上にポリエステル樹脂を塗布した後
に凹凸模様を有する賦型フイルムを重ね合わせ
て、前記ポリエステル樹脂を硬化させ、しかる後
に前記凹凸模様を有する賦型フイルムを剥離する
ことにより凹凸表面を有するポリエステル化粧板
を製造する方法が知られている。本発明は前記の
如くして凹凸表面を有するポリエステル化粧板を
製造するために用いる賦型フイルムを製造する方
法を提供するものであり、極めて効率的かつ容易
に製造する方法を提供するものである。 前記の如き方法で凹凸表面を有するポリエステ
ル化粧板を製造する方法においては、使用する賦
型フイルムはポリエステル化粧板作成時の脱気作
業を効率よくする為に透明なものである必要があ
るが、本発明はそのような必要性を満足すること
をその目的の一つとしている。 更に前記凹凸模様を有する賦型フイルムは化粧
板の製造に当つては100回程度は繰り返して使用
可能であるが、多量の化粧板を製造するためには
あるいは別々の工場や別々の機械で同一の化粧板
を製造するためには、全く同一の賦型フイルムを
多数枚必要とするので、賦型フイルムの量産化が
容易かつ迅速でできるようにすることが必要であ
る。 本発明はそのような必要性を満足することをそ
の目的の一つとしている。 従来より化粧板の表面に凹凸模様を形成させる
ために原稿からシリコン樹脂等の型取材料を用い
て直接型取りし、それをエンンボス板として化粧
板を製造する方法は特公昭51−1739号公報、特公
昭50−6484号公報、特公昭49−34750号公報等に
記載されている。 上記公報に記載されている方法は、いずれも、
常温硬化型のシリコン樹脂を用いて原稿から直接
型取りしたもの自体を化粧板製造用の型として用
いているものである。しかしながら、このような
方法では、常温硬化型のシリコン樹脂の硬化時間
は約10〜24時間を必要とする為に、例えば100枚
の型を作成するためには約100日間もかかつてし
まうことになり、作業効率は極端に悪いものとな
つてしまうという欠点を有している。 更に前記公報に記載された方法では、透明なシ
リコン樹脂を用いてはおらず、従つてシリコンの
膜厚が極めて薄い部分では、ある程度の量の光は
透過してもシリコンの膜厚が厚い部分では、光は
透過せず、ポリエステル化粧板の作成において充
分な脱気が不可能に近いばかりでなく、見当を合
せる必要のある場合には見当を合わせにくいとい
う欠点を有している。 そこで本発明者等は、以上の如き欠点を解消す
る賦型フイルムの製造方法として、特願昭54−
140717号(特開昭56−63413号公報)を出願した。 かかる方法により、前述した種々の欠点は解消
されたが、新たな問題として、製造された賦型フ
イルムを用いて、ポリエステル化粧板を作成する
際、くり返し賦型フイルムを使用すると、除々に
劣化し、多数回のくり返し使用に耐えられないと
いう問題を有していることが確認された。すなわ
ちポリエステル化粧板作成時に、賦型フイルムの
シリコン樹脂中に、ポリエステル樹脂の架橋剤で
あるスチレンモノマー、及び反応開始剤である有
機過酸化物が浸透してゆき、シリコン樹脂内部で
架橋反応および有機過酸化物による酸化反応が起
こり、シリコン樹脂が劣化し、従つて多数回にく
返し使用に耐えられないことが判明した。特に、
シリコン樹脂を使用した賦型フイルムは、作業
性、コストの面から、シリコン樹脂は出来るだけ
薄くし、かつ強度を持たせるため、前記したよう
に、透明なプラスチツクフイルムで裏打ちされて
おり、従つて、シリコン樹脂中に浸透したスチレ
ンモノマー及び有機過酸化物は、かかるフイルム
により大気中に逃げきれず、劣化しやすい。そこ
で、裏打ち材としてスチレンモノマー等を逃がし
易いガラス繊維を用いたものも試作されたが、作
業性が悪く、かつ通気性が良すぎるため、ポリエ
ステル樹脂が、大気中の酸素により重合阻害をう
け、ポリエステル樹脂の艶ムラ、未硬化の原因と
なつてしまう欠点を有することが判明した。本発
明者等は、かかる欠点を解消する為、鋭意研究し
た結果、特願和54−140717号を更に改良した本発
明を完成するに至つたものである。すなわち、本
発明は、ポリエステル化粧板作成時に、賦型フイ
ルムのシリコン樹脂中へ入り近んだ有機過酸化物
をキヤツチすることにより、有機過酸化物によつ
て起こるシリコン樹脂内部でのスチレンの架橋反
応及び酸化反応を防ぐことによりシリコン樹脂の
劣化を防止し、賦型フイルムの型持ちを良くし、
くり返し、使用回数を増やすものである。 以下本発明を説明すると、本発明は、表面に凹
凸を有する母型に酸化防止剤が添加された透明な
加熱硬化型シリコン樹脂を流し込み、更にその上
に透明なプラスチツクフイルムを重ね合わせた後
加熱することにより、前記シリコン樹脂を硬化さ
せると共に、前記シリコン樹脂と前記透明なプラ
スチツクフイルムを一体化させるか、又は前記母
型に透明な加熱硬化型シリコン樹脂を流し込み、
更にその上に前記シリコン樹脂と接着性を有し、
かつ酸化防止剤が添加された樹脂によりプライマ
ー層が設けてある透明なプラスチツクフイルムを
重ね合わせた後加熱することにより、前記シリコ
ン樹脂を硬化させると共に、前記シリコン樹脂と
前記透明なプラスチツクフイルムを一体化させ、
しかる後前記一体化させたシリコン樹脂と透明な
プラスチツクフイルムを前記した母型から脱型さ
せることを特徴とする賦型フイルムの製造方法で
ある。 以下本発明を、図面を参照にしながら、更に詳
細に説明する。 尚、本発明において表面に凹凸を有する母型と
は、天然木、突板、布地等任意の原稿そのものか
あるいは、加熱により損傷されやすい原稿の場合
には、かかる原稿より常温硬化型シリコン樹脂に
て型取りして第1の型を作成し、該第1の型より
シリコン樹脂と剥離可能な樹脂を用いて型取りし
て第2の型とし、この第2の型でも良い。以下後
者を例にとり、本発明を詳細に説明する。すなわ
ち、本発明においては、第1図に示す如く表面に
凹凸を有する原稿1の上に常温硬化型シリコン樹
脂2を流し込み、常温で硬化させる。 常温硬化型のシリコン樹脂2としては縮合重合
反応により硬化するものや付加重合反応により硬
化するもの等があるがいずれでもよい。 常温硬化型のシリコン樹脂2を硬化させた後第
2図に示すように脱型して第1の型2′を得る。 次に第3図に示すように第1の型2′上に、シ
リコン樹脂と剥離可能な樹脂3を流し込み硬化さ
せる。シリコン樹脂と剥離可能な樹脂3としては
不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂等の無溶剤のものを用い、
型取り用として調整したものを用いれば良いが、
シリコン樹脂は、第1の型2′のシリコンと離型
剤無しでは剥離困難なため望ましくない。離型剤
を使用すると、原稿の再現性が失なわれるのみで
はなく、離型剤を塗布する工程が必要となり作業
能率が低下する等の欠点を生ずる。 シリコン樹脂と剥離可能な樹脂3を硬化させた
後第4図に示す如く脱型して第2の型3′とする。
この第2の型3′は後述する如くシリコン樹脂を
用いて型取りをする行程に用いるので、第2の型
を作成するのに用いる樹脂を選択するに当つて
は、スズやアミン等の後工程を用いるシリコンの
触媒毒となるものを含有しないものを選択するこ
とが望ましい。またこれらの樹脂に任意の充填材
を混入させておいたり、合板や繊維質等で裏打ち
して強固な第2の型3′としても良い。 次に第5図に示すように、酸化防止剤が添加さ
れた透明な加熱硬化型のシリコン樹脂4を流し込
み、更にその上に透明なプラスチツクフイルム6
を重ね合わせる。 前記シリコン樹脂4と透明なプラスチツクフイ
ルム6とを重ね合わせた後加熱してこれらを接着
一体化させると共に、加熱硬化型シリコン樹脂4
を硬化させる。 透明な加熱硬化型のシリコン樹脂4としては、
付加重合反応により硬化するものが知られてお
り、これらを使用すれば良い。透明な加熱硬化型
のシリコン樹脂4の塗布量は凹凸形状等によつて
異なるが、100〜500μ程度の厚さになるようにす
れば、透明なプラスチツクフイルム6によつて支
持されているので充分である。 添加される酸化防止剤としては、シリコン樹脂
の硬化阻害等の問題から、フエノール系のものが
適しており、分散性の良い、分子量が比較的小さ
い、200前後のものが好ましい。具体的に例を挙
げると、2.6−ジ−tert−ブチル−P−クレゾー
ル、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフエ
ノール等がある。また添加量としては、シリコン
樹脂に対し、0.03〜0.06%が好ましく、また、別
法のプライマー層中に添加する場合には、プライ
マーに対し、3%以下か、ポリエステル樹脂への
硬化阻害の点から望ましい。 透明なプラスチツクフイルム6としては、ポリ
エステルフイルム、ナイロンフイルム、ビニロン
フイルム、ポリオレフイン系フイルム等透明性を
有するフイルムを適宜用いることができる。透明
なプラスチツクフイルム6と加熱硬化型シリコン
樹脂とは組み合わせによつては接着性が悪いもの
もあるので、接着性を持たせるために、別法とし
て第6図に示すように、透明なプラスチツクフイ
ルム6に接着性を持たせる樹脂を塗布してプライ
マー層5を設けておくことが望ましい。プライマ
ー層5としてはアルキルチタネート変性シリコ
ン、アルキルシラン変性シリコン等所望のものを
用いることができる。 最後に第7図に示すように一体化させたシリコ
ン樹脂4と透明なプラスチツクフイルム6とを第
2の型3′から脱型させて硬化したシリコン樹脂
層4′を有する賦型フイルム7とする。第8、9
図はこのようにして得られた賦型フイルム7を示
す。 本発明は以上の如くして賦型フイルム7が得ら
れるので種々の効果を有する。すなわち、多数枚
の賦型フイルムを構成するシリコン樹脂は、加熱
硬化型のものを用いているため、硬化時間は1時
間程度で充分である。 従つて従来100枚の賦型フイルムを作成するの
に約100日間も要していたのが、本発明によれば
10日以内で充分に製造可能となる。 更に本発明においては透明なシリコン樹脂と透
明なプラスチツク樹脂を用いて賦型フイルムとす
るので、透明な賦型フイルムとなり、化粧板作成
時の見当合わせや脱気作業が極めて容易となる。 更に本発明によれば、賦型フイルムを構成する
透明なシリコン樹脂は、透明なプラスチツクフイ
ルムに支持されている為、高価なシリコン樹脂の
使用は200〜500g/m2と少量で済ませることが可
能である。 更に本発明によれば、従来のポリエステル化粧
板を製造するラインにおいて従来の賦型フイルム
と同様に用いることができる。 更に本発明によれば、透明な加熱硬化型シリコ
ン樹脂内に、又は、透明なプラスチツクフイルム
上に設けられたプライマー層内に、酸化防止剤が
添加されているため、ポリエステル樹脂の架橋剤
であるスチレンモノマー及び反応開始剤である有
機過酸化物よるシリコン樹脂の劣化を防止するこ
とができ、従つて本発明の賦型フイルムは、型持
ちが良く、かつ、くり返し使用に耐えることがで
きる。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 天然木突板を、サンダー処理、仕上げ塗装した
後、付加重合反応により硬化する透明な加熱硬化
型シリコン(商品名 信越シリコンKE−
106LTV信越化学工業)に、酸化防止剤(商品名
ヨシノツクスBHT吉富製薬社)を0.03%添加
し、よく分散させたものを300μ程度の厚みにな
るように流し、その上より、予めプライマー(商
品名 プライマーA、信越化学工業に、前記した
酸化防止剤を1%添加したもの)処理を施したビ
ニロンフイルムを重ね合わせ、フイルム上よりロ
ーラーにて均一にならした後、70℃雰囲気中オー
ブンに3時間入れてシリコンを硬化させた後、オ
ーブンより取り出して原稿突板より離型して賦型
フイルムを得た。。 また、比較として、前記した酸化防止剤を全く
使用しない賦型フイルムも同様にして作成した この2種の賦型フイルムによりポリエステル化
粧板(ポリ板)を作成し型持ち性を比較した。
に凹凸模様を有する賦型フイルムを重ね合わせ
て、前記ポリエステル樹脂を硬化させ、しかる後
に前記凹凸模様を有する賦型フイルムを剥離する
ことにより凹凸表面を有するポリエステル化粧板
を製造する方法が知られている。本発明は前記の
如くして凹凸表面を有するポリエステル化粧板を
製造するために用いる賦型フイルムを製造する方
法を提供するものであり、極めて効率的かつ容易
に製造する方法を提供するものである。 前記の如き方法で凹凸表面を有するポリエステ
ル化粧板を製造する方法においては、使用する賦
型フイルムはポリエステル化粧板作成時の脱気作
業を効率よくする為に透明なものである必要があ
るが、本発明はそのような必要性を満足すること
をその目的の一つとしている。 更に前記凹凸模様を有する賦型フイルムは化粧
板の製造に当つては100回程度は繰り返して使用
可能であるが、多量の化粧板を製造するためには
あるいは別々の工場や別々の機械で同一の化粧板
を製造するためには、全く同一の賦型フイルムを
多数枚必要とするので、賦型フイルムの量産化が
容易かつ迅速でできるようにすることが必要であ
る。 本発明はそのような必要性を満足することをそ
の目的の一つとしている。 従来より化粧板の表面に凹凸模様を形成させる
ために原稿からシリコン樹脂等の型取材料を用い
て直接型取りし、それをエンンボス板として化粧
板を製造する方法は特公昭51−1739号公報、特公
昭50−6484号公報、特公昭49−34750号公報等に
記載されている。 上記公報に記載されている方法は、いずれも、
常温硬化型のシリコン樹脂を用いて原稿から直接
型取りしたもの自体を化粧板製造用の型として用
いているものである。しかしながら、このような
方法では、常温硬化型のシリコン樹脂の硬化時間
は約10〜24時間を必要とする為に、例えば100枚
の型を作成するためには約100日間もかかつてし
まうことになり、作業効率は極端に悪いものとな
つてしまうという欠点を有している。 更に前記公報に記載された方法では、透明なシ
リコン樹脂を用いてはおらず、従つてシリコンの
膜厚が極めて薄い部分では、ある程度の量の光は
透過してもシリコンの膜厚が厚い部分では、光は
透過せず、ポリエステル化粧板の作成において充
分な脱気が不可能に近いばかりでなく、見当を合
せる必要のある場合には見当を合わせにくいとい
う欠点を有している。 そこで本発明者等は、以上の如き欠点を解消す
る賦型フイルムの製造方法として、特願昭54−
140717号(特開昭56−63413号公報)を出願した。 かかる方法により、前述した種々の欠点は解消
されたが、新たな問題として、製造された賦型フ
イルムを用いて、ポリエステル化粧板を作成する
際、くり返し賦型フイルムを使用すると、除々に
劣化し、多数回のくり返し使用に耐えられないと
いう問題を有していることが確認された。すなわ
ちポリエステル化粧板作成時に、賦型フイルムの
シリコン樹脂中に、ポリエステル樹脂の架橋剤で
あるスチレンモノマー、及び反応開始剤である有
機過酸化物が浸透してゆき、シリコン樹脂内部で
架橋反応および有機過酸化物による酸化反応が起
こり、シリコン樹脂が劣化し、従つて多数回にく
返し使用に耐えられないことが判明した。特に、
シリコン樹脂を使用した賦型フイルムは、作業
性、コストの面から、シリコン樹脂は出来るだけ
薄くし、かつ強度を持たせるため、前記したよう
に、透明なプラスチツクフイルムで裏打ちされて
おり、従つて、シリコン樹脂中に浸透したスチレ
ンモノマー及び有機過酸化物は、かかるフイルム
により大気中に逃げきれず、劣化しやすい。そこ
で、裏打ち材としてスチレンモノマー等を逃がし
易いガラス繊維を用いたものも試作されたが、作
業性が悪く、かつ通気性が良すぎるため、ポリエ
ステル樹脂が、大気中の酸素により重合阻害をう
け、ポリエステル樹脂の艶ムラ、未硬化の原因と
なつてしまう欠点を有することが判明した。本発
明者等は、かかる欠点を解消する為、鋭意研究し
た結果、特願和54−140717号を更に改良した本発
明を完成するに至つたものである。すなわち、本
発明は、ポリエステル化粧板作成時に、賦型フイ
ルムのシリコン樹脂中へ入り近んだ有機過酸化物
をキヤツチすることにより、有機過酸化物によつ
て起こるシリコン樹脂内部でのスチレンの架橋反
応及び酸化反応を防ぐことによりシリコン樹脂の
劣化を防止し、賦型フイルムの型持ちを良くし、
くり返し、使用回数を増やすものである。 以下本発明を説明すると、本発明は、表面に凹
凸を有する母型に酸化防止剤が添加された透明な
加熱硬化型シリコン樹脂を流し込み、更にその上
に透明なプラスチツクフイルムを重ね合わせた後
加熱することにより、前記シリコン樹脂を硬化さ
せると共に、前記シリコン樹脂と前記透明なプラ
スチツクフイルムを一体化させるか、又は前記母
型に透明な加熱硬化型シリコン樹脂を流し込み、
更にその上に前記シリコン樹脂と接着性を有し、
かつ酸化防止剤が添加された樹脂によりプライマ
ー層が設けてある透明なプラスチツクフイルムを
重ね合わせた後加熱することにより、前記シリコ
ン樹脂を硬化させると共に、前記シリコン樹脂と
前記透明なプラスチツクフイルムを一体化させ、
しかる後前記一体化させたシリコン樹脂と透明な
プラスチツクフイルムを前記した母型から脱型さ
せることを特徴とする賦型フイルムの製造方法で
ある。 以下本発明を、図面を参照にしながら、更に詳
細に説明する。 尚、本発明において表面に凹凸を有する母型と
は、天然木、突板、布地等任意の原稿そのものか
あるいは、加熱により損傷されやすい原稿の場合
には、かかる原稿より常温硬化型シリコン樹脂に
て型取りして第1の型を作成し、該第1の型より
シリコン樹脂と剥離可能な樹脂を用いて型取りし
て第2の型とし、この第2の型でも良い。以下後
者を例にとり、本発明を詳細に説明する。すなわ
ち、本発明においては、第1図に示す如く表面に
凹凸を有する原稿1の上に常温硬化型シリコン樹
脂2を流し込み、常温で硬化させる。 常温硬化型のシリコン樹脂2としては縮合重合
反応により硬化するものや付加重合反応により硬
化するもの等があるがいずれでもよい。 常温硬化型のシリコン樹脂2を硬化させた後第
2図に示すように脱型して第1の型2′を得る。 次に第3図に示すように第1の型2′上に、シ
リコン樹脂と剥離可能な樹脂3を流し込み硬化さ
せる。シリコン樹脂と剥離可能な樹脂3としては
不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂等の無溶剤のものを用い、
型取り用として調整したものを用いれば良いが、
シリコン樹脂は、第1の型2′のシリコンと離型
剤無しでは剥離困難なため望ましくない。離型剤
を使用すると、原稿の再現性が失なわれるのみで
はなく、離型剤を塗布する工程が必要となり作業
能率が低下する等の欠点を生ずる。 シリコン樹脂と剥離可能な樹脂3を硬化させた
後第4図に示す如く脱型して第2の型3′とする。
この第2の型3′は後述する如くシリコン樹脂を
用いて型取りをする行程に用いるので、第2の型
を作成するのに用いる樹脂を選択するに当つて
は、スズやアミン等の後工程を用いるシリコンの
触媒毒となるものを含有しないものを選択するこ
とが望ましい。またこれらの樹脂に任意の充填材
を混入させておいたり、合板や繊維質等で裏打ち
して強固な第2の型3′としても良い。 次に第5図に示すように、酸化防止剤が添加さ
れた透明な加熱硬化型のシリコン樹脂4を流し込
み、更にその上に透明なプラスチツクフイルム6
を重ね合わせる。 前記シリコン樹脂4と透明なプラスチツクフイ
ルム6とを重ね合わせた後加熱してこれらを接着
一体化させると共に、加熱硬化型シリコン樹脂4
を硬化させる。 透明な加熱硬化型のシリコン樹脂4としては、
付加重合反応により硬化するものが知られてお
り、これらを使用すれば良い。透明な加熱硬化型
のシリコン樹脂4の塗布量は凹凸形状等によつて
異なるが、100〜500μ程度の厚さになるようにす
れば、透明なプラスチツクフイルム6によつて支
持されているので充分である。 添加される酸化防止剤としては、シリコン樹脂
の硬化阻害等の問題から、フエノール系のものが
適しており、分散性の良い、分子量が比較的小さ
い、200前後のものが好ましい。具体的に例を挙
げると、2.6−ジ−tert−ブチル−P−クレゾー
ル、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフエ
ノール等がある。また添加量としては、シリコン
樹脂に対し、0.03〜0.06%が好ましく、また、別
法のプライマー層中に添加する場合には、プライ
マーに対し、3%以下か、ポリエステル樹脂への
硬化阻害の点から望ましい。 透明なプラスチツクフイルム6としては、ポリ
エステルフイルム、ナイロンフイルム、ビニロン
フイルム、ポリオレフイン系フイルム等透明性を
有するフイルムを適宜用いることができる。透明
なプラスチツクフイルム6と加熱硬化型シリコン
樹脂とは組み合わせによつては接着性が悪いもの
もあるので、接着性を持たせるために、別法とし
て第6図に示すように、透明なプラスチツクフイ
ルム6に接着性を持たせる樹脂を塗布してプライ
マー層5を設けておくことが望ましい。プライマ
ー層5としてはアルキルチタネート変性シリコ
ン、アルキルシラン変性シリコン等所望のものを
用いることができる。 最後に第7図に示すように一体化させたシリコ
ン樹脂4と透明なプラスチツクフイルム6とを第
2の型3′から脱型させて硬化したシリコン樹脂
層4′を有する賦型フイルム7とする。第8、9
図はこのようにして得られた賦型フイルム7を示
す。 本発明は以上の如くして賦型フイルム7が得ら
れるので種々の効果を有する。すなわち、多数枚
の賦型フイルムを構成するシリコン樹脂は、加熱
硬化型のものを用いているため、硬化時間は1時
間程度で充分である。 従つて従来100枚の賦型フイルムを作成するの
に約100日間も要していたのが、本発明によれば
10日以内で充分に製造可能となる。 更に本発明においては透明なシリコン樹脂と透
明なプラスチツク樹脂を用いて賦型フイルムとす
るので、透明な賦型フイルムとなり、化粧板作成
時の見当合わせや脱気作業が極めて容易となる。 更に本発明によれば、賦型フイルムを構成する
透明なシリコン樹脂は、透明なプラスチツクフイ
ルムに支持されている為、高価なシリコン樹脂の
使用は200〜500g/m2と少量で済ませることが可
能である。 更に本発明によれば、従来のポリエステル化粧
板を製造するラインにおいて従来の賦型フイルム
と同様に用いることができる。 更に本発明によれば、透明な加熱硬化型シリコ
ン樹脂内に、又は、透明なプラスチツクフイルム
上に設けられたプライマー層内に、酸化防止剤が
添加されているため、ポリエステル樹脂の架橋剤
であるスチレンモノマー及び反応開始剤である有
機過酸化物よるシリコン樹脂の劣化を防止するこ
とができ、従つて本発明の賦型フイルムは、型持
ちが良く、かつ、くり返し使用に耐えることがで
きる。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 天然木突板を、サンダー処理、仕上げ塗装した
後、付加重合反応により硬化する透明な加熱硬化
型シリコン(商品名 信越シリコンKE−
106LTV信越化学工業)に、酸化防止剤(商品名
ヨシノツクスBHT吉富製薬社)を0.03%添加
し、よく分散させたものを300μ程度の厚みにな
るように流し、その上より、予めプライマー(商
品名 プライマーA、信越化学工業に、前記した
酸化防止剤を1%添加したもの)処理を施したビ
ニロンフイルムを重ね合わせ、フイルム上よりロ
ーラーにて均一にならした後、70℃雰囲気中オー
ブンに3時間入れてシリコンを硬化させた後、オ
ーブンより取り出して原稿突板より離型して賦型
フイルムを得た。。 また、比較として、前記した酸化防止剤を全く
使用しない賦型フイルムも同様にして作成した この2種の賦型フイルムによりポリエステル化
粧板(ポリ板)を作成し型持ち性を比較した。
【表】
【表】
り荒れてしまうために起こる、シリコンの白
化もシリコン自体の劣化によるものである。)
上記の結果から明らかなように酸化防止剤を添
加することにより型持ち性能が大巾に上昇した。 実施例 2 天然木突板をサンダー処理、仕上げ塗装をした
後常温硬化型シリコン樹脂にて肉厚約5m/mに
て型取りし第一の型を作成した。しかる後に該第
一の型上に常温硬化型の型取り用ウレタン樹脂に
て肉厚約10m/mにて型取りし第二の型を作成し
た。該第二の型上にあらかじめ脱泡処理を施こし
た。 実施例1にて使用した酸化防止剤を0.03%添加
した付加重合反応により硬化する透明な加熱硬化
型シリコン(商品名 信越シリコンKE−
106LTV信越化学工業)を300g/m2流し、その
上よりあらかじめプライマー(前記酸化防止剤を
1%添加した商品名プライマーG−790独ヘキス
ト社製)処理を施した100μ厚のポリエステルフ
イルムを重ね合せ、フイルム上よりローラにて均
一にならした後に100℃雰囲気中オーブンに1時
間入れてシリコンを硬化させた後、オーブンより
取り出して第二の型より離型してポリエステルフ
イルム裏打ち透明シリコン賦型フイルムを得た。 実施例1と同様、比較として、前記した酸化防
止剤を全く使用しない賦型フイルムも同様にして
作成し、型持ち性を比較したところ、実施例1と
同様の結果が得られた。
化もシリコン自体の劣化によるものである。)
上記の結果から明らかなように酸化防止剤を添
加することにより型持ち性能が大巾に上昇した。 実施例 2 天然木突板をサンダー処理、仕上げ塗装をした
後常温硬化型シリコン樹脂にて肉厚約5m/mに
て型取りし第一の型を作成した。しかる後に該第
一の型上に常温硬化型の型取り用ウレタン樹脂に
て肉厚約10m/mにて型取りし第二の型を作成し
た。該第二の型上にあらかじめ脱泡処理を施こし
た。 実施例1にて使用した酸化防止剤を0.03%添加
した付加重合反応により硬化する透明な加熱硬化
型シリコン(商品名 信越シリコンKE−
106LTV信越化学工業)を300g/m2流し、その
上よりあらかじめプライマー(前記酸化防止剤を
1%添加した商品名プライマーG−790独ヘキス
ト社製)処理を施した100μ厚のポリエステルフ
イルムを重ね合せ、フイルム上よりローラにて均
一にならした後に100℃雰囲気中オーブンに1時
間入れてシリコンを硬化させた後、オーブンより
取り出して第二の型より離型してポリエステルフ
イルム裏打ち透明シリコン賦型フイルムを得た。 実施例1と同様、比較として、前記した酸化防
止剤を全く使用しない賦型フイルムも同様にして
作成し、型持ち性を比較したところ、実施例1と
同様の結果が得られた。
第1図〜第7図は本発明の賦型フイルムを製造
するための各工程を説明するための説明図であ
り、第1図及び第2図の第1の型の製造工程、第
3図及び第4図は第二の型の製造工程、第5図〜
第7図は賦型フイルムの製造工程の説明図をそれ
ぞれ示し、第8図及び第9図は本発明の賦型フイ
ルムの断面説明図を示す。 1……原稿、2……常温硬化型のシリコン樹
脂、2′……第1の型、3……シリコン樹脂と剥
離可能な樹脂、3′……第2の型、4……透明な
加熱硬化型シリコン樹脂、5……プライマー層、
6……透明なプラスチツクフイルム、7……賦型
フイルム。
するための各工程を説明するための説明図であ
り、第1図及び第2図の第1の型の製造工程、第
3図及び第4図は第二の型の製造工程、第5図〜
第7図は賦型フイルムの製造工程の説明図をそれ
ぞれ示し、第8図及び第9図は本発明の賦型フイ
ルムの断面説明図を示す。 1……原稿、2……常温硬化型のシリコン樹
脂、2′……第1の型、3……シリコン樹脂と剥
離可能な樹脂、3′……第2の型、4……透明な
加熱硬化型シリコン樹脂、5……プライマー層、
6……透明なプラスチツクフイルム、7……賦型
フイルム。
Claims (1)
- 1 表面に凹凸を有する原稿の表面に常温硬化型
シリコン樹脂を流し込み、硬化後、型取りして第
1の型を作成し、前記第1の型の凹凸面に、第1
の型と剥離可能な無溶剤型樹脂を流し込み、硬化
後、型取りして第2の型を作成し、次いで第2の
型の凹凸面に酸化防止剤が添加された透明な加熱
硬化型シリコン樹脂を100〜500μの厚さに流し込
み、該流し込んだシリコン樹脂上に透明なプラス
チツクフイルムを重ね合わせた後、前記シリコン
樹脂を加熱硬化させると共に、前記シリコン樹脂
と透明なプラスチツクフイルムを一体化させ、し
かる後一体化させたシリコン樹脂と透明なプラス
チツクフイルムを第2の型から脱型させることを
特徴とするポリエステル化粧板用賦型フイルムの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55138114A JPS5763255A (en) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | Manufacture of incorporated film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55138114A JPS5763255A (en) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | Manufacture of incorporated film |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5763255A JPS5763255A (en) | 1982-04-16 |
| JPH0139349B2 true JPH0139349B2 (ja) | 1989-08-21 |
Family
ID=15214278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55138114A Granted JPS5763255A (en) | 1980-10-02 | 1980-10-02 | Manufacture of incorporated film |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5763255A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4934750A (ja) * | 1972-07-31 | 1974-03-30 | ||
| JPS5442306B2 (ja) * | 1973-03-08 | 1979-12-13 | ||
| JPS511739A (ja) * | 1974-06-26 | 1976-01-08 | Shoichi Hasebe | Kuriitoyobobinnozanshihaijosochi |
-
1980
- 1980-10-02 JP JP55138114A patent/JPS5763255A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5763255A (en) | 1982-04-16 |
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